JP2014206582A - 偏波無依存型光偏向器 - Google Patents

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豊田 誠治
Seiji Toyoda
誠治 豊田
純 宮津
Jun Miyatsu
純 宮津
雄三 佐々木
Yuzo Sasaki
雄三 佐々木
小林 潤也
Junya Kobayashi
潤也 小林
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  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】偏向器に対して異なる偏波の入射光を入射しても、偏光方向の向きも大きさも等しい出射光を得る。
【解決手段】電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第1の電極対を有する第1の偏向器と、電気光学結晶からなり、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第2の電極対を有する第2の偏向器と、前記第1の偏向器と前記第2の偏向器との間の前記光軸上に挿入された半波長板とを備えた。前記第1の偏向器における光路長と前記第2の偏向器における光路長とが等しく、前記第1の電極対に印加する電圧と前記第2の電極対に印加する電圧とが等しい。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏波無依存型光偏向器に関し、より詳細には、電気光学効果を有するKTN結晶またはKLTN結晶を用いた光偏向器の偏波無依存化に関する。
光の進行方向を変える光偏向器のうち、KTN(KTa1−xNb)結晶、またはKTN結晶にリチウムを添加したKLTN(K1−yLiTa1−xNb)結晶(以下、合わせてKTN結晶という)を用いた光偏向器は、ガルバノミラー、ポリゴンミラー、MEMSミラー等と異なり、可動部を持たない固体素子からなる偏向器である(例えば、特許文献1参照)。
KTN結晶は、低い電圧で屈折率が大きく変わる電気光学効果が大きい物質として知られている。さらに、TiやCr電極を用いると、結晶内に電荷を注入することができ、その電荷が生じる内部電界を利用して、高速、広角な光偏向器を実現することができる。レンズ、プリズム、ミラーといったごく一般的な光学部品であって、光学部品自体の向き、または位置を高速で動かす必要がある装置において、可動部を有する光学部品を、KTN結晶を用いた光学部品に置き換えることにより、可動部を持たない装置を構成することができる(例えば、特許文献2参照)。応用範囲としては、レーザ加工、顕微鏡、プリンタ、ディスプレイ、光通信、センシング、計測などの幅広い分野におよぶ。
ところで、KTN結晶からなる光偏向器(以下、KTN光偏向器という)は、原理的には偏波依存性を示す。このため、従来、直線偏波のレーザ光源とKTN結晶からなる光偏向器とを組み合わせた装置のみが知られていた。従って、より幅広い応用に適用するためには、偏波に依存しない光源にも適用できるように、偏波無依存型光偏向器の実現が望まれていた。
国際公開第06/137408号 特開2012−074597号公報
J. Miyazu et al.: "New beam scanning model for high-speed operation using KTa1-xNbxO3 Crystals", APEX, Vol. 4, Issue 11, pp. 115101-1-111501-3, 2011
KTN光偏向器の高速動作の原理は、最初にKTN結晶にDC電圧を印加(プレチャージ)して、注入された電荷によって残留屈折率分布を形成する。これに対してAC電圧を印加することによって偏向動作を実現する(例えば、非特許文献1参照)。電界に平行な偏波(偏波1)を入射したときのKTN光偏向器の偏向角θは、下式となる。
Figure 2014206582
ここで、nは電圧印加前屈折率、Lは光路長、g11は電気光学定数、εは誘電率、ρは残留電荷、Vは印加電圧、dはKTN結晶厚である。一方、電界に垂直な偏波(偏波2)については、下式で与えられる。
Figure 2014206582
ここで、g12は電気光学定数である。g11とg12とは物性値であって、波長633nmにおいてはg11=0.138m/C、g12=−0.038m/Cである。g11とg12とは符号が逆で、g11の絶対値がg12より約3倍以上大きい。従って、両偏波を同時に入射した場合は、偏向角の大きさが異なり、偏向の向きがお互いに逆向きとなって、大きな偏波依存性を示す。
従って、従来のKTN光偏向器の応用としては、直線偏波を入射し、偏向角が大きくなるように偏波1の動作のみを利用していた。
本発明の目的は、偏波1および偏波2の両方を入射しても、偏光方向の向きも大きさも等しく動作する偏波無依存型光偏向器を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、第1の実施態様は、電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第1の電極対を有する第1の偏向器と、電気光学結晶からなり、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第2の電極対を有する第2の偏向器と、前記第1の偏向器と前記第2の偏向器との間の前記光軸上に挿入された半波長板とを備え、前記第1の偏向器における光路長と前記第2の偏向器における光路長とが等しく、前記第1の電極対に印加する電圧と前記第2の電極対に印加する電圧とが等しいことを特徴とする。
第2の実施態様は、電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直に形成された溝を有する偏向器と、前記溝に挿入された半波長板とを備え、前記偏向器は、前記溝を境界として、入射光を入射する側の対向する面に、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するため第1の電極対を有し、出射光を出射する側の対向する面に、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するため第2の電極対を有し、前記入射光を入射する側の光路長と前記出射光を出射する側の光路長とが等しく、前記第1の電極対に印加する電圧と前記第2の電極対に印加する電圧とが等しいことを特徴とする。
第3の実施態様は、第2の実施態様において、前記入射光を入射する入射端面の一部の領域にARコートが付され、前記入射端面の他の領域にHRコートが付され、前記出射光を出射する出射端面の一部の領域にARコートが付され、前記出射端面の他の領域にHRコートが付されていることを特徴とする。
第4の実施態様は、電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された電極対を有する偏向器と、該偏向器の前記光軸上の一方の端面に接続された1/4波長板であって、前記偏向器の前記光軸上の他方の端面から入射された入射光を反射し、出射光として再び他方の端面から出射するように、前記偏向器と接続された面と対向する面にHRコートが付された1/4波長板とを備えたことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、偏向器に対して異なる偏波の入射光を入射しても、偏光方向の向きも大きさも等しい出射光を得ることができる。また、電気光学結晶と半波長板または1/4波長板とを組み合わせるだけで、偏波無依存型の光偏向器を実現することができ、光偏向器の適用領域を増大させることとができる。
本発明の第1の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す図である。 本発明の第3の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す図である。 本発明の第4の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。KTN結晶は、相転移温度を境に立方晶から正方晶へ相転移する結晶であり、以下の実施形態においては、KTN結晶を立方晶を保つように温度制御を行い、所望の誘電率を保つようにする。
(第1の実施形態)
図1に、本発明の第1の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す。KTN光偏向器10は、第1の偏向器11と半波長板13と第2の偏向器12とが、光軸方向(x軸)に沿って直列に配置されている。第1の偏向器11は、KTN結晶からなり、光軸に対して垂直方向(z軸)に電界を印加するために、対向する面に電極11a,11b(第1の電極対)が形成されている。第2の偏向器12は、KTN結晶からなり、同様に光軸に対して垂直方向(z軸)に電界を印加するために、対向する面に電極12a,12b(第2の電極対)が形成されている。KTN光偏向器10に、入射光14として、電界に平行(z軸方向)な偏波(偏波1)と電界に垂直(y軸方向)な偏波(偏波2)とを入射したときの偏向角を、それぞれ下記に示す。
Figure 2014206582
Figure 2014206582
ここで、Lは第1の偏向器11の光路長、Lは第2の偏向器12の光路長、Vは第1の偏向器11の印加電圧、Vは第2の偏向器12の印加電圧である。偏波1においては、前段の第1の偏向器11においては、偏波の方向は電界の方向と一致するので、(数3)の第1項に従う。偏向しながら第1の偏向器11を透過した光は、半波長板13によって直交する偏波に変換される。後段の第2の偏向器12においては、偏波の方向が電界の方向と直交する偏波になるため(数3)の第2項に従う。
一方、偏波2においては、前段の第1の偏向器11においては、偏波の方向は電界の方向と直交するので、(数4)の第1項に従う。偏向しながら第1の偏向器11を透過した光は、偏波1と同様に半波長板13によって直交する偏波に変換される。後段の第2の偏向器12においては、電界と平行な偏波のため(数4)の第2項に従う。ここで、LとLの長さを等しく、VとVの値を等しくした場合、偏波1と偏波2の偏向角θの値は等しくなり偏波無依存動作を実現することができる。
入射光14の波長を1.3μmとし、第1および第2の偏向器11,12の光路長L,L(KTN結晶のx軸方向の長さ)を4mmとし、KTN結晶の厚さ(z軸方向の長さ)を1mmとする。半波長板13は、波長1.3μmに最適化されている。KTN結晶が立方晶であり、誘電率が17500になるようにペルチェ素子を用いて、第1および第2の偏向器11,12の温度を制御する。上部電極11a,12a同士および下部電極11b,12b同士を外部ラインを用いて接続し、第1および第2の偏向器11,12に同位相の電圧を印加する。最初に、DC電圧VDC=±300Vでプレチャージした後、10kHz〜400kHzまでの周波数において、AC電圧Vpp=600Vを印加する。入射光14として偏波1および偏波2を入射したとき、出射光15は、同一方向に25mradの同一の偏向角を示し、偏波無依存で動作する。
(第2の実施形態)
図2に、本発明の第2の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す。KTN光偏向器20は、KTN結晶1チップの構成とする。KTN光偏向器20の偏向器21は、KTN結晶からなり、結晶基板の中央に、光軸(x軸)に対して垂直に溝26が形成され、半波長板23が挿入されている。光軸に対して垂直方向(z軸)に電界を印加するために、入射光24を入射する側の対向する面に電極21a,21b(第1の電極対)が、出射光25を出射する側の対向する面に電極22a,22b(第2の電極対)が、それぞれ独立に形成されている。すなわち、溝26を境界として、入射光24を入射する側に第1の実施形態の第1の偏向器を形成し、出射光25を出射する側に第1の実施形態の第2の偏向器を形成することに相当する。
半波長板23を隔てて、入射側の光路長と出射側の光路長とは、(数3)および(数4)のL,Lに相当し、電極21a,21bの印加電圧が、(数3)および(数4)のVに相当し、電極22a,22bの印加電圧が、(数3)および(数4)のVに相当する。従って、偏波1と偏波2の偏向角θの値は、(数3)および(数4)と同様に記述することができるため、第1の実施形態のKTN光偏向器と同様に、偏波無依存動作を実現することができる。
入射光24の波長を1.3μmとし、偏向器21のx軸方向の長さを4.1mm、厚さ(z軸方向の長さ)を1mmとする。結晶基板の中央に光軸(x軸)に対して垂直に、幅0.1mmの溝26を形成し、波長1.3μmに最適化された半波長板23を挿入する。電極21a,21bおよび電極22a,22bに挟まれた光路長L,Lは、それぞれ2mmとする。KTN結晶が立方晶であり、誘電率が17500になるようにペルチェ素子を用いて、偏向器21の温度を制御する。上部電極21a,22a同士および下部電極21b,22b同士を外部ラインを用いて接続し、偏向器21に同位相の電圧を印加する。最初に、DC電圧VDC=±300Vでプレチャージした後、10kHz〜400kHzまでの周波数において、AC電圧Vpp=600Vを印加する。入射光24として偏波1および偏波2を入射したとき、出射光25は、同一方向に25mradの同一の偏向角を示し、偏波無依存で動作する。
(第3の実施形態)
図3(a)に、本発明の第3の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す。第2の実施形態のKTN光偏向器においては、単一の光路で、入射光を偏向させていた。第3の実施形態では、内部反射を利用して複数の光路で入射光を偏向させる。偏向器31は、KTN結晶からなり、結晶基板の中央に、光軸(x軸)に対して垂直に溝36が形成され、半波長板33が挿入されている。光軸に対して垂直方向(z軸)に電界を印加するために、入射光34を入射する側の対向する面に電極31a,31bが、出射光35を出射する側の対向する面に電極32a,32bが、それぞれ独立に形成されている。
図3(b)は、入射側から見た入射端面と出射側から見た出射端面を表している。入射光34を入射する一部の領域と出射光35を出射する一部の領域にはARコート37を付し、その他の領域にはHRコート38を付す。ARコート領域から入射された入射光34は、出射端面のHRコートと入射端面のHRコートとの間を複数回往復し、出射端面のARコート領域から出射光35として出射される。
半波長板33を隔てて、入射側の光路長と出射側の光路長とは、(数3)および(数4)のL,Lに相当し、電極31a,31bの印加電圧が、(数3)および(数4)のVに相当し、電極32a,32bの印加電圧が、(数3)および(数4)のVに相当する。従って、偏波1と偏波2の偏向角θの値は、(数3)および(数4)と同様に記述することができるため、第2の実施形態のKTN光偏向器と同様に、偏波無依存動作を実現することができる。
入射光34の波長を1.3μmとし、偏向器31のx軸方向の長さを4.1mm、厚さ(z軸方向の長さ)を1mmとした。結晶基板の中央に光軸(x軸)に対して垂直に、幅0.1mmの溝36を形成し、波長1.3μmに最適化された半波長板33を挿入する。電極31a,31bおよび電極32a,32bに挟まれた光路長L,Lは、それぞれ2mmとする。入射端面および出射端面には、図3(b)に示したように、波長1.3μm用のARコートおよびHRコートを付す。KTN結晶が立方晶であり、誘電率が17500になるようにペルチェ素子を用いて、偏向器31の温度を制御する。上部電極31a,32a同士および下部電極31b,32b同士を外部ラインを用いて接続し、偏向器31に同位相の電圧を印加する。最初に、DC電圧VDC=±300Vでプレチャージした後、10kHz〜400kHzまでの周波数において、AC電圧Vpp=600Vを印加する。入射光34として偏波1および偏波2を入射したとき、出射光35は、同一方向に80mradの同一の偏向角を示し、偏波無依存で動作する。
(第4の実施形態)
図4に、本発明の第4の実施形態にかかるKTN光偏向器の構造を示す。第1〜3の実施形態では、2組の電極対を用いたが、第4の実施形態では、1組の電極対のみで偏波無依存での動作を実現する。KTN光偏向器40は、KTN結晶からなる偏向器41と、偏向器41の光軸上の一方の端面に接続された1/4波長板43とから構成されている。偏向器41は、光軸に対して垂直方向(z軸)に電界を印加するために、対向する面に電極41a,41bが形成されている。1/4波長板43は、偏向器41の光軸上の他方の端面から入射された入射光44を反射し、出射光45として再び他方の端面から出射するように、偏向器41と接続された面と対向する面にHRコート48が付されている。
KTN光偏向器40に、入射光44として、電界に平行(z軸方向)な偏波(偏波1)と電界に垂直(y軸方向)な偏波(偏波2)とを入射したときの偏向角を、それぞれ下記に示す。
Figure 2014206582
Figure 2014206582
ここで、Lは偏向器41の光路長、Vは偏向器41への印加電圧である。偏波1においては、1/4波長板43に到達するまでは、偏向器41において、偏波の方向は電界の方向と一致するので、(数5)の第1項に従う。1/4波長板43を透過してHRコートで反射し、再び1/4波長板43を透過するので、直交する偏波に変換される。折り返した後は、偏波の方向が電界の方向と直交する偏波になるため(数5)の第2項に従う。
一方、偏波2においては、1/4波長板43に到達するまでは、偏向器41において、偏波の方向は電界の方向と直交するので、(数6)の第1項に従う。1/4波長板43を透過して直交する偏波に変換される。折り返した後は、偏波の方向が電界の方向と一致するため(数6)の第2項に従う。従って、偏波1と偏波2の偏向角θの値は等しくなり偏波無依存動作を実現することができる。
入射光44の波長を1.3μmとし、偏向器41のx軸方向の長さを4mm、厚さ(z軸方向の長さ)を1mmとした。波長1.3μmに最適化された半波長板43に、HRコート48を付して、偏向器41に接続する。KTN結晶が立方晶であり、誘電率が17500になるようにペルチェ素子を用いて、偏向器41の温度を制御する。最初に、電極41a,41bに、DC電圧VDC=±300Vでプレチャージした後、10kHz〜400kHzまでの周波数において、AC電圧Vpp=600Vを印加する。入射光44として偏波1および偏波2を入射したとき、出射光45は、同一方向に50mradの同一の偏向角を示し、偏波無依存で動作する。
本発明は、レーザ加工、顕微鏡、プリンタ、ディスプレイ、光通信、センシング、計測などの分野における光学機器に利用することができる。
10,20,30,40 KTN光偏向器
11,12,21,31,41 偏向器
11a,11b,12a,12b,21a,21b,22a,22b,31a,31b,32a,32b,41a,41b 電極
13,23,33,43 半波長板
14,24,34,44 入射光
15,25,35,45 出射光
26,36 溝
37 ARコート
38,48 HRコート

Claims (5)

  1. 電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第1の電極対を有する第1の偏向器と、
    電気光学結晶からなり、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された第2の電極対を有する第2の偏向器と、
    前記第1の偏向器と前記第2の偏向器との間の前記光軸上に挿入された半波長板とを備え、
    前記第1の偏向器における光路長と前記第2の偏向器における光路長とが等しく、前記第1の電極対に印加する電圧と前記第2の電極対に印加する電圧とが等しいことを特徴とする偏波無依存型光偏向器。
  2. 電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直に形成された溝を有する偏向器と、
    前記溝に挿入された半波長板とを備え、
    前記偏向器は、前記溝を境界として、入射光を入射する側の対向する面に、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するため第1の電極対を有し、出射光を出射する側の対向する面に、前記光軸に対して垂直方向に電界を印加するため第2の電極対を有し、
    前記入射光を入射する側の光路長と前記出射光を出射する側の光路長とが等しく、前記第1の電極対に印加する電圧と前記第2の電極対に印加する電圧とが等しいことを特徴とする偏波無依存型光偏向器。
  3. 前記入射光を入射する入射端面の一部の領域にARコートが付され、前記入射端面の他の領域にHRコートが付され、
    前記出射光を出射する出射端面の一部の領域にARコートが付され、前記出射端面の他の領域にHRコートが付されていることを特徴とする請求項2に記載の偏波無依存型光偏向器。
  4. 電気光学結晶からなり、光軸に対して垂直方向に電界を印加するために、対向する面に形成された電極対を有する偏向器と、
    該偏向器の前記光軸上の一方の端面に接続された1/4波長板であって、前記偏向器の前記光軸上の他方の端面から入射された入射光を反射し、出射光として再び他方の端面から出射するように、前記偏向器と接続された面と対向する面にHRコートが付された1/4波長板と
    を備えたことを特徴とする偏波無依存型光偏向器。
  5. 前記電気光学結晶は、KTN(KTa1−xNb(0<x<1))結晶、またはKTN結晶にリチウムを添加したKLTN(K1−yLiTa1−xNbxO(0<x<1、0<y<1))結晶のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の偏波無依存型光偏向器。
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