JP6259343B2 - 脱落防止ねじ - Google Patents

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本発明は、被締結物の下穴に嵌め込まれ、被締結物から脱落しないよう構成した脱落防止ねじに関する。
従来の脱落防止ねじは、特許文献1および図6ないし図8を用い以下に説明する。従来の脱落防止ねじ100は、例えば被締結物の一例である蓋Pを締結物の一例である配電盤Bに固定するねじ部品として広く用いられており、前記蓋Pの下穴Hへ差し込まれることで蓋Pから抜け落ちないよう構成されている。この脱落防止ねじ100は、前記配電盤Bに配設されたタップ穴Tに螺入可能なおねじ111を備えたねじ110と、このねじ110に取り付けられた抜け止め部材120とから構成される。
前記ねじ110は、前記おねじ111と、このおねじ111の外径よりも小径の小径軸部112と、前記おねじ111の外径より大径の頭部113とから構成される。
前記抜け止め部材120は、前記下穴Hの穴径よりも大径に設定された拡径部121と、前記下穴Hの穴径よりも小径かつ前記下穴の長さよりも長い胴部122と、前記拡径部121よりも大径に設定された鍔部123とから構成される。また、抜け止め部材120は、前記胴部122の一端に前記拡径部121を、胴部122の他端に前記鍔部123をそれぞれ一体に備えて成り、前記拡径部121は、その先端が先細りとなるようテーパに形成される。また、この抜け止め部材120は、全長に渡って軸線に延びる貫通穴124を配して成り、この貫通穴124の直径は前記小径軸部112を挿通可能な寸法に設定されている。
さらに、前記抜け止め部材は、その全長に延びるよう配された組み付け溝126を備え、この組み付け溝126は、抜け止め部材120を前記ねじ110に組み付ける部位を成す。つまり、前記組み付け溝126は、前記小径軸部112の外周に押し当てられることで、その溝幅が広がる方向に変形するように構成されているため、前記抜け止め部材120が前記小径軸部112に嵌り込み、前記小径軸部112の径方向および軸方向へ移動自在にとなる。
また、前記抜け止め部材120には、前記拡径部121の一端から前記鍔部123側へ延びるスリット溝125が配されており、このスリット溝125は、図8に示すように約90度毎に計3箇所配設されている。このようにスリット溝125の配設により、前記拡径部121が前記下穴Hへ押し込まれると、その径方向に縮まる方向へ変形する一方、前記下穴Hを通過した直後に復元する。この復元により、前記拡径部121は、その最大径が前記下穴Hの穴径よりも大径となるため、前記下穴Hから容易に抜け落ちることが無い。
このように構成された従来の脱落防止ねじ100は、図6に示すように前記下穴Hに取り付けられることで前記抜け止め部材120が前記下穴Hから簡単に抜け落ちることがない。つまり、従来の脱落防止ねじ100は、前記蓋Pから脱落し難い特徴がある。また、従来の脱落防止ねじ100は、上述の通り前記抜け止め部材120が前記小径軸部112の径方向へ自由に移動できるため、例えば前記下穴Hと前記タップ穴Tとの軸線が多少ズレてもそのズレを前述の自由に移動できる範囲内であれば吸収し、前記おねじ111を前記タップ穴Tに螺入できるという特徴もある。
また、従来の脱落防止ねじ100は、図7に示すように前記タップ穴Tへ螺入され前記蓋Pと前記配電盤Bとが密着状態になると、前記抜け止め部材120の前記鍔部123が前記頭部113と前記蓋Pとの間で挟み込まれる状態となる。つまり、前記抜け止め部材120は、その径方向および軸方向へ移動を規制され、その一端が前記配電盤B側へ入り込むため前記配電盤Bに干渉することになる。この干渉を防止するため、前記配電盤Bには前記タップ穴Tの同軸上に座繰り穴Cが配置されている。
特願2003-322133号公報
しかしながら、従来の脱落防止ねじ100は、図7に示すように前記配電盤Bのタップ穴Tへ螺入され前記蓋Pと前記配電盤Bとが密着状態になると前記蓋Pの下面から前記拡径部121が前記配電盤B側へ入り込む形となる。よって、前記配電盤Bの前記座繰り穴Cの深さを深くしなければならない問題があった。また、従来の脱落防止ねじ100は、前記抜け止め部材120に前記鍔部123を備えているため、上述と同様に前記配電盤Bへ締結されると、前記頭部113と前記蓋Pとの間に前記鍔部123が挟み込まれる。つまり、前記蓋Pの上面から突出する寸法は、前記頭部113の高さおよび前記鍔部123の厚みの合算となり、前記蓋Pの上面から突出する寸法が高くなる問題もあった。さらに、従来の脱落防止ねじ100は、前記組み付け溝126を前記小径軸部112の外周に押し当てこれの溝幅を広げて変形させることで前記抜け止め部材120の取り付けが行われる。つまり、前記抜け止め部材120の取り付けにおいて、前記組み付け溝126の溝幅が前記小径軸部112の直径程度に広がるまで変形させる必要があり、具体的には指等により前記抜け止め部材120をその径方向に押さえ付けなければならず、抜け止め部材120の取り付け作業の効率が悪い問題もあった。
本発明は上記課題に鑑みて創成されたものであり、製造上のコストを低減できる脱落防止ねじの提供を目的とする。この目的を達成するために、本発明は、頭部と軸部とから成るねじの首元に中空状の抜け止め部材を装着して成り、前記抜け止め部材の先端が被締結物の下穴を通過し被締結物の底面から突出することで、前記ねじが前記被締結物から抜け落ちないように構成された脱落防止ねじにおいて、前記抜け止め部材は、その全長に延びる貫通穴と、この貫通穴の延びる方向に配されたスリット溝と、このスリット溝の先端に配され被締結物の底面から突出する拡径部とを備えて成り、前記貫通穴の内周面と前記首元の外周面との間に所定の隙間を有し、前記拡径部が前記下穴を通過する際には、前記下穴の内壁に押圧されて前記隙間を塞ぐ方向に変形する一方、当該下穴を通過した後には元の形状に復元して前記被締結物の底面に引っ掛かるように構成され、前記頭部は、前記抜け止め部材の後端を収納する収納部を備え、前記被締結物の底面から突出する前記抜け止め部材の突出長さが短くなるよう構成されていることを特徴とする。なお、前記抜け止め部材は、その全長に渡って延び前記貫通穴を連通する組み付け溝と、その外周に配され前記貫通穴を連通しない深さの凹溝とを備えて成り、前記軸部へ前記抜け止め部材を装着する際、前記軸部の外周に前記組み付け溝が押し当てられることで、前記凹溝の溝幅が狭まる方向へ変形し、前記組み付け溝の溝幅が広がる方向へ変形し易くなるように構成されていることが望ましい。
本発明の脱落防止ねじは、被締結物に装着された後、前記締結物のタップ穴へ螺入されることより前記抜け止め部材の一端が前記収納部へ進入する。よって、本発明の脱落防止ねじは、前記被締結物の下面から突出する抜け止め部材の寸法を短くできるため、前記締結物の座繰り穴深さを従来に比べて浅く設定できる利点がある。また、本発明の脱落防止ねじは、前述の通り、前記抜け止め部材の一端を前記収納部に内包できるため、前記タップ穴への螺入後において、前記頭部と前記被締結物との間に挟み込まれる部位がなくなり前記抜け止め部材を前記頭部内に配置することができる。よって、本発明の脱落防止ねじは、前記タップ穴への螺入後に前記被締結物の上面から突出する寸法を前記頭部の厚みのみとすることができる利点もある。
さらに、本発明の脱落防止ねじは、前記抜け止め部材に前記凹溝を配設しているため、前記抜け止め部材を小径軸部の外周に押し当てて組み付ける場合、前記抜け止め部材に配された組み付け溝の溝幅が従来よりも小さな力で大きく広がる。よって、抜け止め部材の組み付け作業が従来に比べて容易となる利点もある。
本発明に係る脱落防止ねじを示す一部切欠断面図であり、脱落防止ねじが被締結物に取り付けられ締結物へ螺入される時点を示すものである。 図1から螺入が進み被締結物と締結物との密着時点における脱落防止ねじの一部切欠断面図である。 図1および図2に示す抜け止め部材の側面図である。 他の実施形態を示した脱落防止ねじの一部切欠断面図である。 図4から螺入が進み被締結物と締結物との密着時点における脱落防止ねじの一部切欠断面図である。 従来品の一部切欠断面図である。 図6から螺入が進み蓋と配電盤との密着時点における従来品の一部切欠断面図である。 図6および図7に示す抜け止め部材の側面図である。
まず、図1ないし図5に基づき本発明の一実施形態を説明する。本発明の脱落防止ねじ1は、下穴Hが配設された被締結物W1に取り付けられるものであり、締結物W2のタップ穴Tに螺入可能なおねじ11を備えたねじ10と、このねじ10に取り付けられた抜け止め部材20とから構成される。なお、前記締結物W2には、前記下穴Hよりも大径の座繰り穴Cが設けられている。
前記ねじ10は、前記おねじ11と、このおねじ11の外径よりも小径の小径軸部12と、前記おねじ11の外径よりも大径の頭部13とから構成される。また、前記頭部13には、前記抜け止め部材20の一端を内包可能な収納部13aが配設されている。前記ねじ10は、前記小径軸部12および前記おねじ11がそれぞれ一体の金属で構成される一方、前記頭部13が樹脂で構成されており、異なる材質から成るが一体に回転できるように一体成型になっている。また、前記頭部13の外周には作業者(図示せず)が指で回転を加えやすいように滑り止めのローレット加工が施されている。
前記抜け止め部材20は、その全長が前記小径軸部12の全長よりも短く設定されており、前記下穴Hの穴径よりも大径に設定された拡径部21と、前記下穴Hの穴径よりも小径に設定された胴部22と、前記拡径部21よりも大径に設定された鍔部23とから構成される。また、抜け止め部材20は、前記胴部22の一端に前記拡径部21を、胴部22の他端に前記鍔部23をそれぞれ一体に備えて成り、前記拡径部21の先端が先細りとなるようテーパで形成されている。さらに、この抜け止め部材20は、全長に渡って軸線に延びる貫通穴24が形成されており、この貫通穴24の直径は、前記小径軸部12を挿通可能な寸法に設定され、かつ前記おねじ11の直径よりも若干小径に設定されている。また、前記抜け止め部材20の材質は樹脂に設定されており、力が加わることで容易に変形可能に構成されている。
また、前記抜け止め部材20には、前記拡径部21の一端から前記鍔部23側へ延びるスリット溝25が配されており、このスリット溝25は、図3に示すように約90度毎に計3箇所配設されている。これにより、前記拡径部21が前記下穴Hへ押し込まれることで、前記貫通穴24の径方向へ小さく変形し、前記下穴Hを通過した直後に前記貫通穴24は元の径寸法に復元する。この復元により、前記拡径部21は、その最大径が前記下穴Hの穴径よりも大径の当初寸法に戻るため、前記脱落防止ねじ1が前記下穴Hから容易に抜け落ちることが無い。
前記鍔部23には、図1ないし図3に示すように前記組み付け溝26の対向する位置でかつその外周に凹溝27が1つ配されており、この凹溝27は、後述するスリット溝25に連通しない長さに設定され、前記貫通穴24に到達しない深さに設定されている。これにより、前記組み付け溝26が前記ねじ10の小径軸部12の外周に押し当てられると、前記凹溝27の溝幅が狭くなる方向に変形するため、前記組み付け溝26の溝幅が従来に比べて僅かな力で大きく広がり、前記抜け止め部材20を非常に組み付け易くなる。
また、前記抜け止め部材20は、その全長に延びる方向に組み付け溝26を備えて成る。この組み付け溝26は、抜け止め部材20を前記ねじ10に組み付ける部位を成すものであり、具体的には、前記小径軸部12の外周に押し当てられることでその溝幅が広がる方向に変形する。これは、上述したように力を加えられることで容易に変形する材質であるからだ。よって、前記抜け止め部材20を前記ねじ10の径方向から取り付けることが可能となる。
一方、前記抜け止め部材20は、上述した組み付け溝26を前記小径軸部12の外周に押し当て組み付けるのではなく、前記おねじ11の先端からその軸方向に挿入して組み付けることも可能である。これは、上述の通り前記貫通穴24の穴径が前記おねじ11よりも小径に設定されているものの、前述のように抜け止め部材20が軸方向に挿入されると前記貫通穴24の穴径が一時的に広がるように容易に変形するよう構成されているからだ。また、このように前記抜け止め部材20が軸方向から組み付けられると、一時的に広がった前記貫通穴24の穴径は挿入前の元寸法に復元するため、前記抜け止め部材20は、前記小径軸部12へ取り付けられ、径方向および軸方向へ自由に移動可能となる。
つまり、本発明の脱落防止ねじ1は、前記抜け止め部材20が上述したように力を加えられることで容易に変形可能に構成されているため、前記抜け止め部材20を前記ねじ10へ組み付ける際、前記小径軸部12の外周に押し当てる径方向の組み付け、あるいは、前記おねじ11の一端から組み付ける軸方向の組み付けとどちらの方向からも組み付け可能である特徴がある。
次に、図4および図5に示すものは、他の実施形態を示す脱落防止ねじ1である。この脱落防止ねじ1は、前記貫通穴24を前記おねじ11に螺合可能なめねじ部28としたものである。これにより、前記脱落防止ねじ1は、前記抜け止め部材20を前記おねじ11から螺入することで前記小径軸部12へ取り付けることができる。よって、上述のように前記小径軸部12の外周に押し当てて取り付ける必要が無く、この取り付け方法に比べて前記抜け止め部材20を容易に取り付けることができる。また、このように抜け止め部材20を軸方向から取り付けることが可能となること、および前記小径軸部12に取り付けた状態で前記収納部13aに抜け止め部材20を内包した状態にできることから、図1および図2の脱落防止ねじ1の全長に比べて前記小径軸部12の長さをより短く設定できる利点もある。さらに、このように脱落防止ねじの全長を短く設定できるため、前記おねじ11と前記タップ穴Tとが噛み合っている深さ寸法を同等に設定しても前記締結物W2の厚みをより短く設定できる利点もある。
次に、図1および図2に示す脱落防止ねじ1の作用について説明する。以下の説明では、前記ねじ10に前記抜け止め部材20が組み込まれた脱落防止ねじ1を前記被締結物W1へ取り付けることと、この取り付けた脱落防止ねじ1を締結物W2へ螺入することとに分けて説明する。
まず、前記脱落防止ねじ1の被締結物W1への取り付けは、前記下穴Hに前記おねじ11側から挿入し、前記拡径部21の前記テーパを前記下穴Hの入り口へ当接させる。さらに、前記頭部13を被締結物W1側へ押さえ付けることで前記スリット溝25の溝幅がそれぞれ狭くなる方向へ変形するため、前記拡径部21の先端側がより収縮し前記下穴Hを通過する。この下穴Hの通過直後に先ほど収縮していた前記拡径部21は、元の状態に戻り、図1に示すような前記被締結物W1から抜け落ちない状態となる。
次に、締結物W2への螺入が行われる。この螺入は前記おねじ11を前記タップ穴Tへ押し当てながら前記頭部13を回転させて行われる。これにより、おねじ11は前記タップ穴Tの奥方へ進み、図2に示すように前記被締結物W1の底面が前記締結物W2の上面に密着し、前記頭部13の座面も前記被締結物W1に密着する。このとき、前記鍔部23は、前記収納部13aに入り込む一方、前記拡径部21は、前記座繰り穴Cに収まっている。よって、本発明の脱落防止ねじ1は、前記抜け止め部材20の一端が前記収納部13aに収まるため、前記座繰り穴Cの深さを従来に比べて浅く設定できる。また、同様に前記鍔部23が前記収納部13aに完全に収まるため、従来のように前記鍔部23が前記頭部13と前記被締結物W1との間に挟み込まれることがなく、螺入後の被締結物W1からの突出寸法が従来に比べて減少する。
また、図4および図5に示す他の脱落防止ねじ1の作用について説明する。この脱落防止ねじ1は、前記挿通穴24が上述しためねじ部28で構成されるものである。上述したように前記抜け止め部材20を前記ねじ10へ取り付ける方向が軸方向とした場合、図1および図2に示すものは前記挿通穴24の穴径を押し広げるよう挿通されるものであったが、図4および図5に示す脱落防止ねじ1は、この様な穴径の変形ではなく前記おねじ11にめねじ部28を螺入するものとなる。よって、上述した組み付け溝26からの組み付けである径方向の組み付け方法に比べると、前記抜け止め部材20が変形し難いため、この組み付け時に抜け止め部材20が破損し難い利点がある。
なお、本実施例において、前記ねじ10の材質は、前記小径軸部12および前記おねじ11を金属、前記頭部13を樹脂と異なる材質から構成したが、これに限定されることはなく例えばそれぞれを同一の材質に設定してもよい。また、前記抜け止め部材20の材質は、力を加わえられることで容易に変形可能な材質であればよく、前記樹脂を金属など他の材質に設定してもよい。さらに、前記スリット溝25は、3箇所に配設したが、これに限定されるものではなく、例えば、1箇所や6箇所などであっても良い。また、前記凹溝27は、1つ配置するとしたがこれに限定されるものではなく、組み付けに要する力を低減させるため複数個所に配置しても良い。
1 脱落防止ねじ
10 ねじ
11 軸部
11a おねじ
11b 小径軸部
13 頭部
13a 収納部
20 抜け止め部材
21 拡径部
22 胴部
23 鍔部
24 貫通穴
25 スリット溝
26 組み付け溝
27 凹溝
28 めねじ部
W1 被締結物
H 下穴
W2 締結物
C 座繰り穴
T タップ穴

Claims (2)

  1. 頭部と軸部とから成るねじの首元に中空状の抜け止め部材を装着して成り、前記抜け止め部材の先端が被締結物の下穴を通過し被締結物の底面から突出することで、前記ねじが前記被締結物から抜け落ちないように構成された脱落防止ねじにおいて、
    前記抜け止め部材は、その全長に延びる貫通穴と、この貫通穴の延びる方向に配されたスリット溝と、このスリット溝の先端に配され被締結物の底面から突出する拡径部とを備えて成り、前記貫通穴の内周面と前記首元の外周面との間に所定の隙間を有し、前記拡径部が前記下穴を通過する際には、前記下穴の内壁に押圧されて前記隙間を塞ぐ方向に変形する一方、当該下穴を通過した後には元の形状に復元して前記被締結物の底面に引っ掛かるように構成され、
    前記頭部は、前記抜け止め部材の後端を収納する収納部を備え、前記被締結物の底面から突出する前記抜け止め部材の突出長さが短くなるよう構成されていることを特徴とする脱落防止ねじ。
  2. 前記抜け止め部材は、その全長に渡って延び前記貫通穴を連通する組み付け溝と、その外周に配され前記貫通穴を連通しない深さの凹溝とを備えて成り、
    前記軸部へ前記抜け止め部材を装着する際、前記軸部の外周に前記組み付け溝が押し当てられることで、前記凹溝の溝幅が狭まる方向へ変形し、前記組み付け溝の溝幅が広がる方向へ変形し易くなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の脱落防止ねじ。
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