JP6258715B2 - 内側保護管及び電力ケーブルの中間接続部 - Google Patents

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本発明は、電力ケーブルの中間接続部に用いられる保護ケース及び電力ケーブルの中間接続部に関し、特に二重構造の保護ケースの内側保護管に関する。
一般に、2本の電力ケーブル(例えばCVケーブル)を接続する電力ケーブルの中間接続部は、一方の電力ケーブル(以下「第1の電力ケーブル」)のケーブル導体と他方の電力ケーブル(以下「第2の電力ケーブル」)のケーブル導体とが接続されてなる導体接続部と、導体接続部の外側を囲繞する補強絶縁部と、を含むケーブル接続部本体を備える。特に、補強絶縁部として、内部電極、ゴム絶縁部、ストレスコーン部、外部遮へい層が一体的に成形されたワンピースのゴムブロック絶縁体を用いるゴムブロックジョイント(RBJ:Rubber Block Joint)が多用されている。ゴムブロックジョイントは、施工性に優れるため、工期の短縮、ひいてはコストダウンを図る上で有用である。
また、電力ケーブルの中間接続部の内部への浸水を防止するために、電力ケーブルの中間接続部の最外周(ケーブル接続部本体の外側)には、保護ケースが配置される(例えば特許文献1〜9)。日本では、電力ケーブルの中間接続部をマンホール内に設置する場合が多く、電力ケーブルの中間接続部にかかる負荷は小さい。そのため、保護ケースは、通常、単純構造の銅管などで構成される。一方で、日本以外の国においては、電力ケーブルの中間接続部をケーブルピット内に埋設する場合が多く、電力ケーブルの中間接続部にかかる負荷はマンホール内に設置する場合に比較して大きい。そのため、内側保護管と外側保護管の二重構造を有する保護ケースが好適である。
二重構造の保護ケースにおいて、内側保護管には、電力ケーブルのケーブル遮へい層を接地する際の通電経路として利用でき、遮水性に優れる金属材料が適用される。また、外側保護管には、比較的機械的強度が高く、軽量で取扱性に優れる繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)が適用される。
特開平9−224323号公報 特開平9−275624号公報 特開平7−193965号公報 特許第4002248号公報 特許第5089328号公報 特開2003−87920号公報 特許第3392296号公報 特開2011−83172号公報 特許第4101203号公報
例えば特許文献1に記載されている内面に金属シートを貼り付けた外部ケースを内側保護管として適用すると、第1の電力ケーブルのケーブル遮へい層と第2の電力ケーブルのケーブル遮へい層とを縁切りすることができないので、縁切り部を必要とする電力ケーブルの中間接続部(以下「絶縁ジョイント」)に対応できない。
従来、絶縁ジョイントにおいては、内側保護管として、例えば銅管を長手方向に垂直な平面で横分割し、分割された2つの銅管の間にエポキシ樹脂あるいはFRP等からなる絶縁筒をボルトで締結して介在させたものが用いられている。この場合は、少なくとも銅管と絶縁筒との接合部に遮水処理を施す必要がある。
また、内側保護管において、横分割した銅管のそれぞれに防水混和物を注入するための注入口を設け、ケーブル接続部本体と内側保護管との間に防水混和物を充填する構造も知られている。この場合、現地作業で防水混和物を注入した後、銅管に設けられた注入口に金属製の蓋が半田付けされる。このように、絶縁ジョイントに対応可能な従来の内側保護管は、施工性の面で改善の余地がある。
本発明の目的は、絶縁ジョイントに対応でき、施工性に優れる内側保護管及び電力ケーブルの中間接続部を提供することである。
本発明に係る内側保護管は、第1の電力ケーブルのケーブル導体と第2の電力ケーブルのケーブル導体とが接続されてなる導体接続部と、前記導体接続部を囲繞する補強絶縁部と、を有するケーブル接続部本体を囲繞する二重構造の保護ケースの内側保護管であって、
合成樹脂製の絶縁筒と、
前記絶縁筒の一端部に接続される第1の金属管と、
長手方向に垂直な面に関して前記第1の金属管と対称構造を有し、前記絶縁筒の他端部に接続される第2の金属管と、を有する内側保護管を備え、
前記絶縁筒は、前記ケーブル接続部本体と当該内側保護管との間の空間に防水混和物を注入するための2つの貫通孔を有し、
前記第1の金属管及び前記第2の金属管は、それぞれ、径方向外側に向けて突出する接地端子座を有し、
前記絶縁筒の露出長は、前記第1の金属管及び前記第2の金属管の露出長よりも長いことを特徴とする。
本発明に係る電力ケーブルの中間接続部は、第1の電力ケーブルのケーブル導体と第2の電力ケーブルのケーブル導体とが接続されてなる導体接続部と、前記導体接続部を囲繞する補強絶縁部と、を有するケーブル接続部本体と、
上記の内側保護管と、前記内側保護管を囲繞する外側保護管と、を有する二重構造の保護ケースと、を備え、
前記ケーブル接続部本体と前記保護ケースの間に防水混和物が充填されてなることを特徴とする。
本発明によれば、内側保護管の絶縁筒が縁切り部となるので、絶縁ジョイントに対応できる。また、組み立て作業が容易なので、施工性にも優れる。
本実施の形態に係る電力ケーブル接続部の半断面図である。 ケーブル接続部本体の断面図である。 内側保護管の外観斜視図である。 内側保護管の断面図である。 外側保護管の外観斜視図である。 外側保護管の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る電力ケーブルの中間接続部1の半断面図である。図1に示すように、電力ケーブルの中間接続部1は、ケーブル接続部本体1Aと、ケーブル接続部本体1Aの外側を囲繞する保護ケース1Bと、を備える。保護ケース1Bは、内側保護管30と外側保護管40とを有する二重構造の保護ケースである。
ケーブル接続部本体1Aと保護ケース1Bとの間、及び内側保護管30と外側保護管40との間には防水混和物50(例えばウレタン等の防水コンパウンド)が充填される。保護ケース1B及び防水混和物50により、電力ケーブルの中間接続部1の遮水性が確保される。
図2は、ケーブル接続部本体1Aの断面図である。図2に示すように、ケーブル接続部本体1Aは、第1の電力ケーブル11のケーブル導体111と第2の電力ケーブル12のケーブル導体121とが接続されてなる導体接続部10と、導体接続部10を囲繞する補強絶縁部20と、を有する。
以下において、第1の電力ケーブル11と第2の電力ケーブル12を区別しない場合は、単に「電力ケーブル11、12」と称する。
電力ケーブル11、12は、ゴム又はプラスチックで絶縁された電力ケーブル(例えばCVケーブル)である。電力ケーブル11、12は、それぞれ、内側から順に、ケーブル導体111、121、内部半導電層(図示略)、ケーブル絶縁体112、122、外部半導電層113、123、ケーブル遮へい層114、124、ケーブルシース115、125等を有する。
ケーブル接続部本体1Aにおいては、電力ケーブル11、12の端末部が所定長で段剥ぎされることにより、各層が露出する。ケーブル導体111、121のそれぞれに、例えば銅、アルミニウム、銅合金、又はアルミニウム合金等からなる通電に適した導電性の導体接続管13が圧縮接続されることにより、導体接続部10が構成される。ケーブル導体111、121は、導体接続管13を介して電気的に接続される。
補強絶縁部20は、内部電極21、ゴム絶縁部22、ストレスコーン部23、24、及び外部遮へい層25が一体的に成形されたワンピースのゴムブロック絶縁体である。ゴム絶縁部22は、円筒形状を有し、例えばシリコーンゴム等の弾性材料で構成される。
内部電極21は、例えば半導電性シリコーンゴムで構成され、ゴム絶縁部22の長手方向中央部の内周面に配置される。内部電極21と導体接続管13は電気的に接続されている。内部電極21と導体接続管13は、導体接続管13の外周に半導電テープを巻いて半導電テープと内部電極21とを当接させることで電気的に接続してもよいし、内部電極21と導体接続管13とが直接接するように構成することで電気的に接続してもよい。
ストレスコーン部23、24は、ベルマウス形状を有する筒体で形成され、例えば半導電性シリコーンゴムで構成される。ストレスコーン部23は、第1の電力ケーブル11のケーブル絶縁体112から外部半導電層113に跨がり、端部がゴム絶縁部22の一端部22a(図2では左側端部)よりも外側に延出するように形成される。ストレスコーン部24は、第2の電力ケーブル12のケーブル絶縁体122から外部半導電層123に跨がり、端部がゴム絶縁部22の他端部22b(図2では右側端部)よりも外側に延出するように形成される。
外部遮へい層25は、円筒形状を有し、例えば半導電性シリコーンゴムで構成される。図1では、説明の便宜上、外部遮へい層25の図示を省略した。外部遮へい層25は、ゴム絶縁部22の外周面に配置され、少なくともストレスコーン部23、24の接続部中央部側の端部23a、24a(ストレスコーン部23、24の内径が拡径している側の端部)間の長さよりも長く形成される。これにより、外部遮へい層25の端部が電気的な突起にならないようにしている。
ここでは、外部遮へい層25の一端部25a(図2では左側端部)は、ストレスコーン部23の接続部中央部側の端部23aよりも若干ケーブルシース115側に延長されている。一方、外部遮へい層25の他端部25b(図2では右側端部)は、ゴム絶縁部22の他端部22b(図2では右側端部)まで延長され、図示しない半導電テープ等によってストレスコーン部24と電気的に接続されている。すなわち、外部遮へい層25は、片端縁切り構造を形成している。外部遮へい層25の他端部25bは、ストレスコーン部24に当接する位置まで延長されることによって片端縁切り構造を形成してもよい。
なお、外部遮へい層25の構成はこれに限定されず、補強絶縁部20の縁切り構造の必要性に応じて、両端縁切り構造、片端縁切り構造、または縁切り無し構造にしてもよい。また、外部遮へい層25は、半導電性ゴムに限らず、例えば導電性の塗料で形成してもよい。
内部電極21、ゴム絶縁部22、及びストレスコーン部23、24のそれぞれの内周面は面一に形成される。内部電極21、ストレスコーン部23、24、及び外部遮へい層25(モールド成型の場合)は、モールド成型上、同じ材料(半導電性シリコーンゴム)で形成するのが好ましい。また、ゴム絶縁部22も、これらと同じ種類の導電性を有さない絶縁材料(例えば、絶縁性シリコーンゴム)で形成するのが好ましい。
なお、実施の形態では、補強絶縁部20を形成するゴムブロック絶縁体は、シリコーンゴムで形成した場合について説明したが、例えばエチレンプロピレンゴム(EPゴム)で形成してもよい。
補強絶縁部20は、例えば工場でスパイラルコア等の拡径部材により拡径された状態で保持される。そして、補強絶縁部20は、施工現場で導体接続部10を囲繞するように配置された後、拡径部材を引き抜くことにより、ゴムの自己収縮力により導体接続部10に密着して装着される。これにより、中間接続部1における絶縁性能が確保される。なお、補強絶縁部20は、スパイラルコア等のいわゆる工場拡径タイプに限定されず、拡径治具や拡径装置を用いて施工現場で拡径する、いわゆる現地拡径タイプでもよい。
図3は、内側保護管30の外観斜視図である。図4は、内側保護管30の断面図である。図3、4に示すように、内側保護管30は、絶縁筒33、第1の金属管31、及び第2の金属管32を有する。
絶縁筒33は、合成樹脂材料(FRPは含まれない)で構成される。合成樹脂材料は、FRPに比較して絶縁性が高い上、環境にも優しく、しかも所望の形状に成形するのが極めて容易である。合成樹脂材料としては、エポキシ樹脂よりも密度が低く軽量化しやすいポリエチレン又はポリ塩化ビニルが好適である。
絶縁筒33は、周面に2つの貫通孔331、331を有する。ここでは、2つの貫通孔331、331は、長手方向に離間して形成されている。この貫通孔331、331を介して防水混和物50が注入され、ケーブル接続部本体1Aの周囲に充填される。本実施の形態では、内側保護管30と外側保護管40との間も防水混和物50で充填されるので、貫通孔331、331に遮水処理は施されない。
なお、外側保護管40の構成によっては、内側保護管30の貫通孔331、331に遮水処理を施す必要があるが、絶縁筒33は合成樹脂製なので接着剤で蓋をして容易に閉塞することができる。従来のように、銅管に設けられた注入口に金属製の蓋を半田付けする場合に比較して、作業性が格段に向上する。
絶縁筒33の露出長(すなわち、絶縁筒33の外周において露出する部分の長手方向の長さ)は、第1の金属管31及び第2の金属管32の露出長(すなわち、第1の金属管31の外周において露出する部分の長手方向の長さと、第2の金属管32の外周において露出する部分の長手方向の長さとを合算した長さ)よりも長い。中間接続部1においては、内側保護管30の絶縁筒33の露出長は、導体接続部10の長さよりも長くなる。このように絶縁筒33を長く形成することによって、絶縁筒33に2つの貫通孔331、331を容易に形成することができる。また、第1の金属管31と絶縁筒33の接続部34がケーブルシース115に近い位置となり、第2の金属管32と絶縁筒33の接続部35がケーブルシース125に近い位置となるため、第1の金属管31、第2の金属管32のそれぞれの端部と一緒に接続部34、35の防食処理を行うことができる。
従来のように金属管が長い場合は、金属管と絶縁筒との接続部、及び金属管とケーブルシースとの接続部のそれぞれに防食層を設ける必要があったが、本実施の形態では、絶縁筒33と各ケーブルシース115、125との間にそれぞれまとめて防食層36、37を形成できるので、作業性が格段に向上する。
絶縁筒33は、外周面に少なくとも1つ(例えば3つ)のリング状の補強リブ332を有する。これにより、絶縁筒33を必要以上に厚くすることなく所望の機械的強度を確保することができるので、内側保護管30の軽量化を図ることができる。
第1の金属管31は、例えば通電経路として利用可能な銅管で構成され、絶縁筒33の一端部に接続される。第1の金属管31は、第1の電力ケーブル11のケーブルシース115に取り付けられる第1の内側円筒部311、第1の内側円筒部311に連設され長手方向中央側に向けて拡径する筒状の内側テーパー部312、及び内側テーパー部312に連設され絶縁筒33の一端部に接続される第2の内側円筒部313を有する。ここでは、第1の内側円筒部311は第2の内側円筒部313より小径である。例えば、第2の内側円筒部313の一部が絶縁筒33内に挿入され、ネジ止めによって固定される。
第2の内側円筒部313は、絶縁筒33から露出する部分に、径方向外側に突出する(ここでは長手方向と垂直に外側に突出する)接地端子座314を有する。第1の電力ケーブル11のケーブル遮へい層114を接地する場合、第1の金属管31にケーブル遮へい層114が接続され、接地端子座314に接続された接地線(図示略)が後述する接地線引出部416を介して保護ケース1Bの外部に引き出される。
第2の金属管32は、長手方向に垂直な面に関して第1の金属管31と対称構造を有する。すなわち、第2の金属管32は、例えば銅管で構成され、絶縁筒33の他端部に接続される。第2の金属管32は、第2の電力ケーブル12のケーブルシース125に取り付けられる第1の内側円筒部321、第1の内側円筒部321に連設され長手方向中央側に向けて拡径する筒状の内側テーパー部322、及び内側テーパー部322に連設され絶縁筒33の他端部に接続される第2の内側円筒部323を有する。ここでは、第1の内側円筒部321は第2の内側円筒部323より小径である。例えば、第2の内側円筒部323の一部が絶縁筒33内に挿入され、ネジ止めによって固定される。
第2の内側円筒部323は、絶縁筒33から露出する部分に、径方向外側に突出する(ここでは長手方向と垂直に外側に突出する)接地端子座324を有する。第2の電力ケーブル12のケーブル遮へい層124を接地する場合、第2の金属管32にケーブル遮へい層124が接続され、接地端子座324に接続された接地線(図示略)が後述する接地線引出部426を介して保護ケース1Bの外部に引き出される。
図3、4に示すように、接地端子座314、324の先端部は、長手方向に屈曲して形成されるのが好ましい。これにより、接地端子座314、324の高さが低くなり、外側保護管40との間の空間を小さくすることができるので、保護ケース1Bの小型化を図ることができる。なお、図3、4では、接地端子座314、324の先端部が絶縁筒33側に屈曲しているが、反対側に屈曲していてもよい。
内側保護管30は、予め第1の電力ケーブル11又は第2の電力ケーブル12に挿入され、ケーブル接続部本体1Aが組み立てられた後、ケーブル接続部本体1Aを囲繞するように配置される。そして、例えばテープ巻きによって防食層36、37を形成することで第1の内側円筒部311が第1の電力ケーブル11のケーブルシース115に取り付けられ、第2の内側円筒部321が第2の電力ケーブル12のケーブルシース125に取り付けられる。さらに、貫通孔331、331を介して防水混和物50が注入され、ケーブル接続部本体1Aと内側保護管30の間に防水混和物50が充填される。
このように、本実施の形態の内側保護管30は、合成樹脂製の絶縁筒33と、絶縁筒33の一端部に接続される第1の金属管31と、長手方向に垂直な面に関して第1の金属管31と対称構造を有し、絶縁筒33の他端部に接続される第2の金属管32と、を有する。絶縁筒33は、ケーブル接続部本体1Aと内側保護管30との間の空間に防水混和物50を注入するための貫通孔331を有し、第1の金属管31及び第2の金属管32は、それぞれ、径方向外側に向けて突出する接地端子座314、324を有する。また、絶縁筒33の露出長は、第1の金属管31及び第2の金属管32の露出長よりも長い。
内側保護管30を備える保護ケース1Bによれば、絶縁筒33が縁切り部となるので、絶縁ジョイントに対応できる。また、組み立て作業が容易なので、施工性にも優れる。
図5は、外側保護管40の外観斜視図である。図6は、外側保護管40の断面図である。図5、6に示すように、外側保護管40は、第1の保護筒体41、及び第2の保護筒体42を有する。
第1の保護筒体41は、第1の電力ケーブル11のケーブルシース115に取り付けられる第1の外側円筒部411、第1の外側円筒部411に連設され長手方向中央側に向けて拡径する筒状の外側テーパー部412、外側テーパー部412に連設される第2の外側円筒部413、第2の外側円筒部413の長手方向に沿って形成され第2の外側円筒部413に連通する小径円筒部415、及び第2の外側円筒部413と小径円筒部415の端部に形成され径方向外側に突出する筒状のフランジ部414を有する。
ここでは、第2の外側円筒部413は第1の外側円筒部411より大径である。また、小径円筒部415は第2の外側円筒部413よりも小径である。つまり、第1の保護筒体41の第2の外側円筒部413と小径円筒部415が連設している部分の横断面の形状は、ひょうたん型となる。これに伴い、本実施の形態では、フランジ部414の形状もひょうたん型となっている。
第1の外側円筒部411、外側テーパー部412、第2の外側円筒部413、小径円筒部415、及びフランジ部414からなる部分が、第1の保護筒体41の本体部となる。
第1の保護筒体41は、第1の電力ケーブル11のケーブル遮へい層114を接地するための接地線を引き出す接地線引出部416を有する。接地線引出部416は、端部が本体部(ここでは第2の外側円筒部413に対応する位置)から突出するように、小径円筒部415の長手方向に延設される。
また、第1の保護筒体41は、内側保護管30と外側保護管40との間の空間に防水混和物50を注入するための防水混和物注入部417を有する。防水混和物注入部417は、第1の保護筒体41の本体部(ここでは小径円筒部415)から径方向外側に向けて突出(ここでは長手方向と垂直に外側に向けて突出)するように形成される。
第2の保護筒体42は、長手方向に垂直な面に関して第1の保護筒体41と対称構造を有する。すなわち、第2の保護筒体42は、第2の電力ケーブル12のケーブルシース125に取り付けられる第1の外側円筒部421、第1の外側円筒部421に連設され長手方向中央側に向けて拡径する筒状の外側テーパー部422、外側テーパー部422に連設される第2の外側円筒部423、第2の外側円筒部423の長手方向に沿って形成され第2の外側円筒部423に連通する小径円筒部425、及び第2の外側円筒部423と小径円筒部425の端部に形成され径方向外側に突出する筒状のフランジ部424を有する。
ここでは、第2の外側円筒部423は第1の外側円筒部421より大径である。また、小径円筒部425は第2の外側円筒部423よりも小径である。つまり、第2の保護筒体42の第2の外側円筒部423と小径円筒部425が連設している部分の横断面の形状は、ひょうたん型となる。これに伴い、本実施の形態では、フランジ部424の形状もひょうたん型となっている。
第1の外側円筒部421、外側テーパー部422、第2の外側円筒部423、小径円筒部425、及びフランジ部424からなる部分が、第2の保護筒体42の本体部となる。
第2の保護筒体42は、第2の電力ケーブル12のケーブル遮へい層124を接地するための接地線を引き出す接地線引出部426を有する。接地線引出部426は、端部が本体部(ここでは第2の外側円筒部423に対応する位置)から突出するように、小径円筒部425の長手方向に延設される。
また、第2の保護筒体42は、内側保護管30と外側保護管40との間の空間に防水混和物50を注入するための防水混和物注入部427を有する。防水混和物注入部427は、第2の保護筒体42の本体部(ここでは小径円筒部425)から径方向外側に向けて突出するように形成される。
接地線引出部416、426及び防水混和物注入部417、427の端部には、それぞれ雄ねじ416a、426a、417a、427aが形成されており、雌ねじが形成された蓋体(図示略)によってネジ嵌合により開口部を閉塞可能となっている。接地線を引き出さない場合の接地線引出部416、426の遮水処理、及び防水混和物50を充填した後の防水混和物注入部417、427の遮水処理が、蓋体を取付けるだけで容易、かつ確実に行われる。したがって、テープ巻きによって防食層を形成して遮水処理を行う場合に比較して作業性が格段に向上する。
また、接地線引出部416、426及び防水混和物注入部417、427は、本体部から突出して形成されているので、蓋体を取り付ける作業も極めて容易である。
また、接地線引出部416(または426)から接地線を引き出す場合は、当該接地線と接地線引出部416(または426)との間で、テープ巻きによる防食処理(遮水処理)が必要であるが、接地線引出部416、426は、本体部から突出して形成されているので、単に接地線引出用の孔が空いている場合に比べてテープ巻き(防食処理)の作業性が格段に向上する。
第1の保護筒体41と第2の保護筒体42は、それぞれのフランジ部414、424同士を対向させた状態で水密に接続される。具体的には、フランジ部414、424同士の間にOリングやパッキン等のシール部材43を介在させ、ボルトによって締結される。長手方向に垂直な平面で分割する横分割構造の場合、長手方向に沿う平面で分割する縦分割構造に比較して接合面積が小さくなるので、高い水密性を確保する上で有効であり、また必要なボルト数も少なくて済む。
なお、本実施の形態では、シール部材43は、ゴム製のパッキンである。例えば、シール部材43をOリングで形成する場合は、フランジ部414、424の端面にOリングを収容する溝が設けられ、外側保護管40の外側からシール部材43が見えない状態となる。
第1の保護筒体41及び第2の保護筒体42は、合成樹脂材料(FRPは含まれない)で構成される。合成樹脂材料は、FRPに比較して遮水性が高く、長期的に安定した品質を確保することができるので、信頼性が向上する。
また、合成樹脂材料は、FRPに比較して加工性に優れるため、電力ケーブルの中間接続部1に要求される形状に容易に適合させることができ、小型化にも対応できる。大電流を通電する場合は、通電による発熱を放出しやすい形状とすることもできる。第1の保護筒体41及び第2の保護筒体42を合成樹脂材料で形成することで、接地線引出部416、426及び防水混和物注入部417、427に雄ねじ416a、426a、417a、427aを形成するのも簡単であり、フランジ部414、424の接合面を平坦に仕上げることもできる。したがって、高い水密性を確保することができる。一方、従来のFRP製の保護管(保護ケース)では、FRPの成形上、シール面が凹凸構造になってしまうため、本実施の形態のようにフランジ部同士でシール面を形成した場合、防水性能が劣る。
さらに、合成樹脂材料は、再利用が可能であり、製造時や解体時に廃棄処理される廃材を低減することができるので、FRPに比較して環境に優しく、人体に及ぼす影響も少ない。
合成樹脂材料としては、エポキシ樹脂よりも密度が低く軽量化しやすいポリエチレン又はポリ塩化ビニルが特に好適である。この場合は、ケーブルシース115、125と同様の材質であるので、多機能の配合により防蟻、防鼠、難燃性に対応することも容易である。
第1の保護筒体41は予め第1の電力ケーブル11に挿入され、第2の保護筒体42は予め第2の電力ケーブル12に挿入される。内側保護管30が所定の位置に固定された後、第1の保護筒体41と第2の保護筒体42は、フランジ部414、424を対向させた状態でボルトにより締結される。そして、例えばテープ巻きによって防食層44、45を形成することで、第1の外側円筒部421が第1の電力ケーブル11のケーブルシース115に取り付けられ、第2の外側円筒部421が第2の電力ケーブル12のケーブルシース125に取り付けられる。
防水混和物注入部415、425から防水混和物50が注入され、内側保護管30と外側保護管40との間は防水混和物50で充填される。その後、防水混和物注入部415、425には蓋体がネジ嵌合により水密に取付けられる。
このように、本実施の形態の外側保護管40は、端部にフランジ部414を有する合成樹脂製の第1の保護筒体41と、長手方向に垂直な面に関して第1の保護筒体41と対称構造を有し、端部にフランジ部424を有する合成樹脂製の第2の保護筒体42とが、それぞれのフランジ部414、424を対向させた状態で水密に接続されてなる。第1の保護筒体41及び第2の保護筒体42は、それぞれ第1の電力ケーブル11又は第2の電力ケーブル12のケーブル遮へい層114、124を接地するための接地線を引き出す接地線引出部416、426と、当該外側保護管40の内部に防水混和物50を注入するための防水混和物注入部417、427と、を有する。そして、接地線引出部416、426又は防水混和物注入部417、427の少なくとも一方(実施の形態では両方)が、ネジ嵌合によって閉塞可能となっている。第1の保護筒体41と第2の保護筒体42は、実施の形態のように同一構造(すなわち外側保護管40としては左右対称構造)とする方が生産性の点でコストダウンを図ることができ、好適である。
外側保護管40を備える保護ケース1Bは、外側保護管40が合成樹脂製で横分割構造を有するので、環境及び人体に優しく、施工性にも優れる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、外側保護管40は、実施の形態で説明したものに限定されず、公知の外側保護管(例えばFRP製で縦分割構造のもの)を適用することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力ケーブルの中間接続部
1A ケーブル接続部本体
10 導体接続部
11、12 電力ケーブル
111、121 ケーブル導体
112、122 ケーブル絶縁体
113、123 外部半導電層
114、124 ケーブル遮へい層
115、125 ケーブルシース
13 導体接続管
20 補強絶縁部
21 内部電極
22 ゴム絶縁部
23、24 ストレスコーン部
25 外部遮へい層
1B 保護ケース
30 内側保護管
31 第1の金属管
32 第2の金属管
33 絶縁筒
40 外側保護管
41 第1の保護筒体
42 第2の保護筒体
43 シール部材
50 防水混和物

Claims (7)

  1. 第1の電力ケーブルのケーブル導体と第2の電力ケーブルのケーブル導体とが接続されてなる導体接続部と、前記導体接続部を囲繞する補強絶縁部と、を有するケーブル接続部本体を囲繞する二重構造の保護ケースの内側保護管であって、
    合成樹脂製の絶縁筒と、
    前記絶縁筒の一端部に接続される第1の金属管と、
    長手方向に垂直な面に関して前記第1の金属管と対称構造を有し、前記絶縁筒の他端部に接続される第2の金属管と、を有する内側保護管を備え、
    前記絶縁筒は、前記ケーブル接続部本体と当該内側保護管との間の空間に防水混和物を注入するための2つの貫通孔を有し、
    前記第1の金属管及び前記第2の金属管は、それぞれ、径方向外側に向けて突出する接地端子座を有し、
    前記絶縁筒の露出長は、前記第1の金属管及び前記第2の金属管の露出長よりも長いことを特徴とする内側保護管。
  2. 前記絶縁筒は、外周面に少なくとも1つのリング状の補強リブを有することを特徴とする請求項1に記載の内側保護管。
  3. 前記接地端子座は、先端部が長手方向に屈曲することを特徴とする請求項1又は2に記載の内側保護管。
  4. 前記絶縁筒は、ポリエチレン又はポリ塩化ビニルで構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の内側保護管。
  5. 第1の電力ケーブルのケーブル導体と第2の電力ケーブルのケーブル導体とが接続されてなる導体接続部と、前記導体接続部を囲繞する補強絶縁部と、を有するケーブル接続部本体と、
    請求項1から4の何れか一項に記載の内側保護管と、前記内側保護管を囲繞する外側保護管と、を有する二重構造の保護ケースと、を備え、
    前記ケーブル接続部本体と前記保護ケースの間に防水混和物が充填されてなることを特徴とする電力ケーブルの中間接続部。
  6. 前記補強絶縁部が、ゴムブロック絶縁体であることを特徴とする請求項5に記載の電力ケーブルの中間接続部。
  7. 前記絶縁筒の露出長は、前記導体接続部の長さよりも長いことを特徴とする請求項5又は6に記載の電力ケーブルの中間接続部。
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