JP6258005B2 - 空気調和システム - Google Patents

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本発明に係る実施形態は、空気調和システムに関する。
既設の冷凍サイクルに追加して設置することが可能であり、冷凍サイクルの消費電力を抑える熱交換装置が知られている。
この従来の熱交換装置は、冷凍サイクルの凝縮器と蒸発器とを結ぶ冷媒配管の一部に設置される熱交換器と、熱源から熱媒体を熱交換器へ搬送する搬送装置と、を備えている。
特開平6−101934号公報
従来の熱交換装置は、冷凍サイクルの運転を前提とし、運転中の冷凍サイクルを補助している。
つまり、従来の熱交換装置は、室内と熱源との温度差が大きく、冷凍サイクルを運転しなくても室内の空気調和を行い得る場合であっても、冷凍サイクルの運転に要する電力を無駄にしてしまう。
そこで、本発明は、冷凍サイクルをより効果的に省電力化する空気調和システムを提案する。
前記の課題を解決するため本発明の実施形態に係る空気調和システムは、圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁および利用側熱交換器が配管接続されて冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する熱源機と、自然の水熱源に由来する熱媒体を流通させて被空調室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器を備えた熱交換ユニットと、前記自然の水熱源に由来する熱媒体を前記熱源機の冷媒と熱交換する利用側熱交換器を介在して前記室内熱交換器へ導く流入側管路と、前記熱媒体を前記室内熱交換器へ供給するポンプと、前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記自然の水熱源側へ戻す流出側管路と、前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記流出側管路側に戻さずに前記流入側管路の前記利用側熱交換器の入口側に導く中継管路と、前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記流出側管路側に送るか前記中継管路側に送るかの流路を切り替える流路切替手段と、前記室内熱交換器から出た前記熱媒体が流通する前記流出側管路中に介在し、前記熱源側熱交換器の吸い込み側に配置されて、または前記熱源側熱交換器に接触させて設けられて前記熱源側熱交換器の熱交換効率を高める室外補助熱交換器と、を備えている。
本発明の実施形態に係る空気調和システムを示すブロック図。 本発明の実施形態に係る空気調和システムを示す変形例のブロック図。
本発明に係る空気調和システムの実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る空気調和システムを示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る空気調和システム1は、一般的な冷媒が循環される冷凍サイクルで運転される熱源機2と、自然の水熱源NHの熱媒体HMを流通させて利用する一方で熱源機2を補助的に利用して、熱媒体HMと被空調室内の空気とを熱交換させることで被空調室内の空気調和を行う熱交換ユニット3と、を備えている。
ここでまず、被空調室の外に設置される熱源機2は、水熱源NHの熱媒体HMとの熱交換を行う構成の利用側熱交換器11と、圧縮機15と、四方弁16と、室外空気との熱交換を行う構成の熱源側熱交換器17と、膨張弁18と、室外ファン19と、室外制御部21と、を備えている。
熱源機2の冷凍サイクルは、圧縮機15と、四方弁16を通じて熱源側熱交換器17、膨張弁18および利用側熱交換器11が順次配管接続されている。
先ず、熱源機2の冷凍サイクルについて概説する。
熱源機2は、熱媒体HMの冷却運転時には、図1中に実線矢印で示すように、圧縮機15から吐出するガス冷媒を四方弁16によって熱源側熱交換器17へ案内し、熱源機2に吸い込まれた室外空気と熱交換することで凝縮、液化させる。熱源機2は、次に熱源側熱交換器17から流出する液化した冷媒を、膨張弁18を通して利用側熱交換器11に案内して比較的温度の高い状態の熱媒体HMと熱交換させることで蒸発、気化させ、再び四方弁16によって圧縮機15へ吸い込む。この冷媒の実線矢印の流路(以下、単に「冷却運転流路」という。)によって、熱源側熱交換器17は凝縮器として機能し、利用側熱交換器11は蒸発器として機能する。
一方、熱源機2は、熱媒体HM加熱運転時には、図1中に破線矢印で示すように、圧縮機15から吐出する冷媒を四方弁16によって利用側熱交換器11へ案内し比較的温度の低い状態の熱媒体HMと熱交換させることで凝縮、液化させる。熱源機2は、次に利用側熱交換器11から流出する液化した冷媒を、膨張弁18を通して熱源側熱交換器17に案内し、室外空気と熱交換することで蒸発、気化させ、再び四方弁16によって圧縮機15へ吸い込む。この冷媒の破線矢印の流路(以下、単に「加熱運転流路」という。)によって、利用側熱交換器11は凝縮器として機能し、熱源側熱交換器17は蒸発器として機能する。
室外ファン19は、熱源機2内の通風路に配置された熱源側熱交換器17の通風路下流側に配置されている。室外ファン19は、運転によって熱源機2内に室外空気を吸い込み、熱源側熱交換器17を通過した熱交換後の室外空気を、熱源機2の外へ吹き出させる。
次いで、空気調和システム1は、図1中に実線矢印で示すように、自然の水熱源NHの熱媒体HMを熱交換ユニット3内に配置された室内熱交換器31へ導き、熱媒体HMと被空調室内の空気とを熱交換させ、室内熱交換器31を流通させた後、水熱源NH側に戻す運転状態で被空調室の空気調和を行う。なお、空気調和システム1は、上記運転状態において、自然の水熱源NHから供給される熱媒体HMの温度と被空調室内との差温が被空調室の空気調和に不十分な場合には、自然の水熱源NHの熱媒体HMを熱源機2の利用側熱交換器11部分で冷却もしくは加熱を行い、被空調室の空気調和に必要な所定の温度差となるように、熱源機2と協働して被空調室の空気調和を行う。
また、空気調和システム1は、図1中に破線矢印で示すように、室内熱交換器31を流通させた後の熱媒体HMの温度が、冷房運転時では被空調室内の温度よりある程度低い場合、暖房運転時ではある程度高い場合、或いは、例えば水熱源NHの熱媒体HMの温度が低い場合において、被空調室内の暖房運転を行いたい場合や、水熱源NHの熱媒体HMの温度が高い場合において、被空調室の冷房運を行いたい場合などには、自然の水熱源NHの熱媒体HMを利用側熱交換器11を介在して再び室内熱交換器31を流通させる運転状態で、熱源機2と協働して被空調室の空気調和を行う。
ここで、自然の水熱源NHとは、夏季における雨水、河川水、地下水、湧水など外気温よりも冷たい水、または温泉水や、冬季における地下水などの外気温よりも温かい水を熱媒体HMとして供給可能な熱源である。これらの熱媒体HMは、例えば、貯水槽に一時的に貯留されて空気調和システム1に利用される。
空気調和システム1は、熱交換ユニット3内に配置された自然の水熱源NHに由来する熱媒体HWを流通させて被空調室内の空気と熱交換を行うよう構成した室内熱交換器31と、自然の水熱源NHに由来する熱媒体HMを熱源機2の冷媒と熱交換する利用側熱交換器11を介在して室内熱交換器31へ導く流入側管路32と、自然の水熱源NHの熱媒体HMを室内熱交換器31へ供給するポンプ33、33と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを貯水槽などの自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34と、を備えている。
さらに、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34側に戻さずに流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導くように流出側管路34と流入側管路32を接続する中継管路35と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを自然の水熱源NHへ戻す流出側管路34側に送るか、または中継管路35側に送り利用側熱交換器11を介在して室内熱交換器31へ循環させるかの流路を切り替える流路切替手段36と、を備えている。
また、熱交換ユニット3は、内部に室内ファン37と、室内ファン37の駆動用モータ38と、駆動用モータ38を駆動する室内ファン駆動部39と、室内温度の検知手段(図示せず)、室内熱交換器31の温度の検出手段(図示せず)と、これらの温度手段の検知温度、およびリモコンなどの運転操作手段(図示せず)からの操作信号を受ける室内制御部41と、を備えている。
流路切替手段36は、流入側管路32を開閉させる流入管路元弁45、流出側管路34を開閉させる流出管路元弁46、および中継管路35を開閉させる流路切替弁47より構成されている。
空気調和システム1は、流路切替手段36の各弁の開閉の組み合わせによって、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34側に送るか中継管路35側に送るかに流路が切り替えられる。
具体的には、空気調和システム1は、流入管路元弁45および流出管路元弁46を開き、かつ流路切替弁47を閉じることで流入側管路32から流入する自然の水熱源NHに由来する熱媒体HMを、熱源機3の冷媒と熱交換する利用側熱交換器11を介在して室内熱交換器31へ導き、被空調室の空気と熱交換を行なわせた後、流出側管路34により自然の水熱源NH側へ戻す流路を構成する。
他方、空気調和システム1は、流入管路元弁45および流出管路元弁46を閉じ、かつ流路切替弁47を開くことで流入側管路32から流入した自然の水熱源NHに由来する熱媒体HMを、熱源機2の冷媒と熱交換する利用側熱交換器11を介在して熱交換ユニット3の室内熱交換器31へ導き、熱交換ユニット3に吸い込まれる被空調室の空気と熱交換を行なわせた後、流出側管路34側に戻さずに流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導くことで利用側熱交換器11で熱源機2の冷媒と熱交換を行い、再び室内熱交換器31に送る循環流路を構成する。
熱交換ユニット3は、室内ファン37の運転により被空調室の空気を吸い込み、室内熱交換器31を流通する熱媒体HMと被空調室の空気との熱交換を行う。冷却または加熱された被空調室の空気は、被空調室内に送られ、被空調室内の冷房または暖房を行う。
流入側管路32は、自然の水熱源NHから熱源機2の利用側熱交換器11を経由して室内熱交換器31の入口側へ到達するまでの配管である。
ポンプ33、33は、自然の水熱源NHから熱媒体HMを搬送するため、自然の水熱源NHと熱交換ユニット3部分との水頭圧差に応じて流入側管路32の吸込口や途中部分に適宜の台数が設けられている。
流出側管路34は、熱媒体HMを必ずしも自然の水熱源NHへ戻す必要はないが、環境負荷に配慮して熱交換後の熱媒体HMを適宜の箇所へ導けるよう構成させている。
室内ファン37は、熱交換ユニット3の空気通風路における室内熱交換器31の下流側に配置されている。室内ファン37は、運転によって被空調室内の空気を熱交換ユニット3の空気通風路に吸い込み、室内熱交換器31を通過させ熱交換後の被空気を、被空調室内へ吹き出させる。
室内ファン駆動部39は、室内制御部41の指令に基づいて駆動用モータ38を制御して室内ファン37を駆動させる。
室内制御部41は、室外制御部21と協働して、リモコンなどの運転操作手段により設定された運転条件に応じて空調運転を実行する。室外制御部21と室内制御部41とは、信号線51によって相互に接続されている。室外制御部21は、圧縮機15や室外ファン19の運転を制御し、また、膨張弁18の開度や四方弁16の流路切換を制御する。
また、室内制御部41は、流路切替手段36の流路切り替え、ポンプ33、33の運転停止についても制御する。
例えば、熱媒体HMの温度が室温より大幅に低温の場合、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34側へ送る流路となるよう流路切替手段36を制御し、熱源機2の運転を行わない。この状態でポンプ33、33を運転することにより、流入側管路32を通して供給される水熱源NHからの熱媒体HMは、利用側熱交換器11を通過する際、冷媒との熱交換を行わずに熱交換ユニット3の室内熱交換器31に送られ、室内ファン37の運転により、被空調室の空気と熱交換が行われ、被空調室内の冷房を行う。
また、熱媒体HMの温度が室温より僅かに低温の場合は、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34側へ送る流路となるよう流路切替手段36を制御し、かつ冷房運転する熱源機2と協働する。この状態でポンプ33、33を運転することにより、流入側管路32を通して供給される水熱源NHからの熱媒体HMは、利用側熱交換器11を通過する際、冷媒との熱交換を行い自然の水熱源NHよりも冷たくなった状態で熱交換ユニット3の室内熱交換器31に送られ、室内ファン37の運転により、被空調室の空気と熱交換が行われ、被空調室内の冷房を行う。
さらに、熱媒体HMの温度が室温より高温の場合は、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、流出側管路34側に戻さずに、流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導く中継管路35側に送る流路となるように流路切替手段36を制御し、かつ冷房運転する熱源機2と協働する。この状態で利用側熱交換器11と室内側熱交換器31との間の流入側管路32に設けられたポンプ33を運転することにより、中継管路35側から供給される熱媒体HMは、利用側熱交換器11を通過する際、冷媒との熱交換を行い自然の水熱源NHよりも冷たくなった状態で熱交換ユニット3の室内熱交換器31に送られ、室内ファン37の運転により、被空調室の空気と熱交換が行われ、被空調室内の冷房を行う。
他方、被空調室を暖房する場合は、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、流出側管路34側に戻さずに、流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導く中継管路35側に送る流路となるように流路切替手段36を制御し、かつ暖房運転する熱源機2と協働する。この状態で利用側熱交換器11と室内側熱交換器31との間の流入側管路32に設けられたポンプ33を運転することにより、中継管路35側から供給される熱媒体HMは、利用側熱交換器11を通過する際、冷媒との熱交換を行い暖まった状態で熱交換ユニット3の室内熱交換器31に送られ、室内ファン37の運転により、被空調室の空気と熱交換が行われ、被空調室内の暖房を行う。
次に、実施形態に係る空気調和システム1の変形例を説明する。なお、変形例に係る空気調和システム1Aにおいて、空気調和システム1と同じ構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図2は、本発明の実施形態に係る空気調和システムを示す変形例のブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る空気調和システム1Aは、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34Aの途中に、熱媒体HMが流通する室外補助熱交換器55が設けられている。この室外補助熱交換器55は、熱源機2の熱源側熱交換器17の室外空気の吸い込み側に設けられる。
この室外補助熱交換器55は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34A側へ送る流路となるよう流路切替手段36を制御し、かつ冷房運転する熱源機2と協働する運転状態の場合に、効果を発揮する。
なお、室外補助熱交換器55は、熱源側熱交換器17の吸い込み側に設けられる構成に限るものではなく、熱源側熱交換器17に接触させて配置された構成であってもよい。
例えば、熱媒体HMの温度が室温より僅かに低温の場合は、空気調和システム1は、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを、自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34A側へ送る流路となるよう流路切替手段36を制御し、かつ冷房運転する熱源機2と協働する。この状態でポンプ33、33を運転することにより、流入側管路32を通して供給される水熱源NHからの熱媒体HMは、利用側熱交換器11を通過する際、冷媒との熱交換を行い自然の水熱源NHよりも冷たくなった状態で熱交換ユニット3Aの室内熱交換器31に送られ、室内ファン37の運転により、被空調室の空気と熱交換が行われ、被空調室内の冷房を行う。
室内熱交換器31から出た熱媒体HMは、流出側配管34Aに送られその途中に設けられた室外補助熱交換器55に流通し、運転中の熱源機2の熱源側熱交換器17を通過する以前の外気と熱交換を行い冷却する。室外補助熱交換器55を通過して外気より低温となった空気を熱源側熱交換器17に送り、熱源側熱交換器17を流れる冷媒と熱交換させることで、熱源機2の冷却運転の熱源を補助する。
この運転は、熱源機2が冷却運転されていて、外気よりも流出側配管34Aを流通する熱媒体HMの方が低温の場合には、室外補助熱交換器55は、熱源側熱交換器17に吹きかかる以前の外気を冷却して熱源機2の冷房運転を補助することができ、熱源側熱交換器17の熱交換効率を高めることができる。
なお、室内熱交換器31の上流側の流入側配管32と下流側の流出側配管34Aには、配管接続弁56、56が配置されている。この配管接続弁56、56は、この部分で、配管の接続、分離が可能となっており、熱交換ユニット3Aを室内に据え付け後、この配管接続弁56、56で配管接続することができる。
本実施形態に係る空気調和システム1は、自然の水熱源NHの熱媒体HMを熱源機2の冷媒と熱交換する利用側熱交換器11を介在して、被空調室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器31へ導く流入側管路32と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを自然の水熱源NH側へ戻す流出側管路34と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34側に戻さずに流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導く中継管路35と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34側に送るか中継管路35側に送るかの流路を切り替える流路切替手段36とを備えることによって、熱源機2の運転とは個別に空気調和運転を行うことができる。つまり、空気調和システム1は、被空調室内と自然の水熱源NHとの温度差によっては、熱源機2を運転しなくても被空調室内の空気調和を行い、冷凍サイクルの運転に要する電力を大幅に削減することができる。
また、本実施形態の変形例に係る空気調和システム1Aでは、自然の水熱源NHによって熱源機2の外気と夏交換される熱源側熱交換器17の熱源の補助もできる。これにより、空気調和システム1Aは、冷凍サイクルの運転に要する電力を大幅に削減することができる。
さらに、本実施形態に係る空気調和システム1、1Aは、被空調室内の空気と熱交換して室内熱交換器31から出た自然の水熱源NHの熱媒体HMを、流出側管路34,34A側に戻さずに流入側管路32の利用側熱交換器11の入口側に導く中継管路35と、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34,34A側に送るか中継管路35側に送るかの流路を切り替えを流路切替手段36によって容易に切り替えることができる。
したがって、本実施形態に係る空気調和システム1、1Aによれば、冷凍サイクルをより効果的に省電力化できる。
なお、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34,34A側に送るか中継管路35側に送るかの流路を切り替えを行う流路切替手段36は、流入側管路32を開閉させる流入管路元弁45、流出側管路34,34Aを開閉させる流出管路元弁46、および中継管路35を開閉させる流路切替弁47より構成するものに限定するものではなく、例えば、中継管路35を開閉させる流路切替弁47を流出側管路34,34Aと中継管路35の分岐路部分に介在させた3方切り替え弁で構成させ、室内熱交換器31から出た熱媒体HMを流出側管路34,34A側に送るか中継管路35側に送るかの流路を切り替えるようにしてもよく、また、流入側管路32を開閉させる流入管路元弁45、流出側管路34,34Aを開閉させる流出管路元弁46、および中継管路35を開閉させる流路切替弁47の一部もしくは全部を、流量調整が出来る弁として、内熱交換器31から出た熱媒体HMの一部を中継管路35側に送り、残りを流出側管路34,34A側に送るように調整させるようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、1A 空気調和システム
2 熱源機
3、3A 熱交換ユニット
11 利用側熱交換器
15 圧縮機
16 四方弁
17 熱源側熱交換器
18 膨張弁
19 室外ファン
21 室外制御部
31 室内熱交換器
32 流入側管路
33 ポンプ
34、34A 流出側管路
35 中継管路
36 流路切替手段
37 室内ファン
38 駆動用モータ
39 室内ファン駆動部
41 室内制御部
45 流入管路元弁
46 流出管路元弁
47 流路切替弁
51 信号線
55 室外補助熱交換器
56 配管接続弁

Claims (1)

  1. 圧縮機、熱源側熱交換器、膨張弁および利用側熱交換器が配管接続されて冷媒が循環する冷凍サイクルを構成する熱源機と、
    自然の水熱源に由来する熱媒体を流通させて被空調室内の空気と熱交換を行う室内熱交換器を備えた熱交換ユニットと、
    前記自然の水熱源に由来する熱媒体を前記熱源機の冷媒と熱交換する利用側熱交換器を介在して前記室内熱交換器へ導く流入側管路と、
    前記熱媒体を前記室内熱交換器へ供給するポンプと、
    前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記自然の水熱源側へ戻す流出側管路と、
    前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記流出側管路側に戻さずに前記流入側管路の前記利用側熱交換器の入口側に導く中継管路と、
    前記室内熱交換器から出た前記熱媒体を前記流出側管路側に送るか前記中継管路側に送るかの流路を切り替える流路切替手段と、
    前記室内熱交換器から出た前記熱媒体が流通する前記流出側管路中に介在し、前記熱源側熱交換器の吸い込み側に配置されて、または前記熱源側熱交換器に接触させて設けられて前記熱源側熱交換器の熱交換効率を高める室外補助熱交換器と、を備える空気調和システム。
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