JP6255982B2 - 検証支援プログラム、および検証支援方法 - Google Patents

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本発明は、検証支援プログラム、および検証支援方法に関する。
従来、回路の性能値を模擬するモデル関数に含まれるパラメータを確率変数とし、当該確率変数の値のうち最も回路の性能値が悪くなる値を検索する技術が公知である。例えば、確率変数が張る空間内における所定の良品率に対応する等確率面上または等確率面で囲まれる領域内において性能値が最大値または最小値をとる点を探索して最悪条件とする技術が公知である(例えば、以下特許文献1,2参照。)。また、例えば、システム全体をメモリセル、センスアンプなどの複数の小さいブロックに分割し、ブロックごとに確率変数の値についてモンテカルロシミュレーションを実行することによってシステムレベルの歩留まりを推定する技術が公知である(例えば、以下特許文献3参照。)。
また、従来、SRAM(Static Random Access Memory)に含まれるメモリセルと、センスアンプと、を同時に考慮して歩留まりを計算する技術が公知である(例えば、以下非特許文献1参照。)。
国際公開第2008/102681号 特開2012−103861号公報 特表2010−512645号公報
"An Analytical Model for Performance Yield Of Nanoscale SRAM Accounting for the Sense Amplifier Strobe Signal",Joseph F.Ryan,Sudhanshu Khanna,Benton H.Calhoun,ISLPED 2011,pp.297−302
しかしながら、検証の対象回路に含まれる各部分回路において性能値が同時に最悪となる可能性は低いため、各部分回路の性能値が最悪となる各確率変数の各値に基づき対象回路の性能値を検証すると精度が低い。また、各部分回路について確率変数の各値をモンテカルロシミュレーションによって発生させて対象回路の性能値を検証すると時間がかかる。このように、上述した従来技術では、対象回路の検証を効率よく行うことができないという問題点がある。
1つの側面では、本発明は、検証の効率化を図ることができる検証支援プログラム、および検証支援方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第1組み合わせを探索し、探索によって得られた前記第1組み合わせに基づき導出した前記第2回路の良品率に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせを探索する検証支援プログラム、および検証支援方法が提案される。
本発明の一態様によれば、検証の効率化を図ることができる。
図1は、本発明に係る検証支援装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、SRAMに含まれるメモリセルとSAの回路例を示す説明図である。 図3は、SRAMの性能指標である読み出し時間例を示す説明図である。 図4は、検証支援装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、検証支援装置の機能的構成を示すブロック図である。 図6は、メモリセルの各設計パラメータの設定例を示す説明図である。 図7は、ワーストケース探索例を示す説明図である。 図8は、各組によるサンプリング結果例を示す説明図である。 図9は、センスアンプの各設計パラメータの設定例を示す説明図である。 図10は、検証支援装置による検証支援処理手順例を示すフローチャート(その1)である。 図11は、検証支援装置による検証支援処理手順例を示すフローチャート(その2)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる検証支援プログラム、および検証支援方法の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る検証支援装置による一動作例を示す説明図である。検証支援装置100は、対象回路の性能値が最も悪くなる、検証の対象回路に含まれる第1回路の設計に関する複数の変数の各値の組み合わせと、対象回路に含まれる第2回路の設計に関する複数の変数の各値の組み合わせと、を探索するコンピュータである。例えば、検証の対象回路はSRAMであり、第1回路はセンスアンプであり、第2回路はメモリセルである。センスアンプは、メモリセルのビット線間の電位差を増幅する増幅回路である。
例えば、トランジスタの特性のばらつきが大きくなると、メモリセルが不良になる可能性が高い。トランジスタの特性のばらつきとしては、例えば、チップ間ばらつき、チップ内ばらつきなどの製造ばらつきが挙げられる。チップ内ばらつきとは、トランジスタごとの製造のばらつきである。チップ間ばらつきとは、チップごとの製造のばらつきであり、チップ間ばらつきに関しては、チップ内の全てのトランジスタは同一のばらつきである。トランジスタの微細化により、複数のトランジスタの特性が同様にばらつくチップ間ばらつきより、個々のトランジスタの特性がランダムにばらつくチップ間ばらつきの方が大きくなる傾向がある。SRAMはアナログ回路であり、その性能は回路の各トランジスタの特性のバランスに大きく依存するため、チップ内ばらつきのSRAM歩留まりへの影響が大きい。例えば、図2を用いて後述するようにメモリセルは、6つのトランジスタを有する。ここで、メモリセルの設計パラメータには、例えば、メモリセルに含まれるトランジスタごとにチャネル長L、チャネル幅W、閾値電圧Vthなどがある。また、例えば、図2を用いて後述するようにセンスアンプは、5つのトランジスタを有する。センスアンプの設計パラメータには、例えば、センスアンプに含まれるトランジスタごとにチャネル長L、チャネル幅W、閾値電圧Vthなどがある。ただし、不良となる設計パラメータの値は、仕様に基づいて決定される設計値とは離れた値である。例えば、10[MBit]のSRAMにおいて歩留まりが99[%]の場合、メモリセルの不良率は、(1/100)1/(10・10^6)である。10^6は10の6乗を示す。
そこで、例えば、メモリセルとセンスアンプとの両方を同時に解析するために、モンテカルロシミュレーションによってメモリセルとセンスアンプとの両方の複数の設計パラメータの各値をランダムに多数発生させる技術がある。1つのメモリセルの不良率が10-9程度の場合、十分な精度を得るには10億回以上のシミュレーションが必要となる。これにより、SRAMの性能値が最も悪くなる各設計パラメータの値の組み合わせを精度よく特定可能であるが、ランダムに設計パラメータを発生させる都度、メモリセルとセンスアンプとの両方のアナログ動作のシミュレーションが行われる。例えば、アナログ動作のシミュレーションについては、SPICE(Simulation Program with Integrated Circuit Emphasis)などの回路シミュレータが用いられる。そのため、検証の精度は高くなるが、最悪性能を与える各トランジスタのパラメータ値の組み合わせの特定にかかる時間が膨大になる。ここで、SRAMの性能値は、例えば、メモリセルからの読み出し時間Treadである。読み出し時間Treadは、後述するように、メモリセルのビット線間の電位差がセンスアンプのオフセット電位差VOSになるまでの時間である。
また、SRAM全体において指定された良品率に対応するメモリセルの複数の変数の各値の複数の組み合わせのうち、読み出し時間Treadが最も悪くなる組み合わせを探索する場合がある。ここでの探索方法は、例えば特許文献1,2などに記載の技術である。この場合、複数の変数の各値の組み合わせ候補の各々について組み合わせ候補を用いたメモリセルのアナログ動作のシミュレーションが行われる際、センスアンプの性能値は固定値として扱われる。センスアンプの性能値は、例えば、センスアンプのオフセット電位差VOSである。ここでは、例えば、SRAM全体において指定された良品率に対応するセンスアンプの複数の変数の各値の組み合わせに基づいてセンスアンプのアナログ動作のシミュレーションを行った場合に、最も悪いオフセット電位差が固定値として扱われる。
このように、センスアンプとメモリセルとのいずれもが最悪となった場合における複数の変数の各値の組み合わせが特定される。しかしながら、センスアンプとメモリセルとのいずれにおいてもばらつきが最悪となる状態が発生することは確率的に低い。そのため、いずれにおいてもばらつきが最悪となる各変数の各値を、SRAMを利用した製品の性能検証に流用すると、例えば読み出し時間であれば、各性能検証において遅延マージンが大きくなる。例えばSRAMを利用した高性能なサーバでは、遅延マージンが大きいと、実際の能力よりも製品の性能が落ちることになる。
そこで、本実施の形態では、検証支援装置100は、読み出し時間を算出可能な関数を生成する。そして、検証支援装置100は、該関数で得た該性能値が最悪となるセンスアンプの設計に関する複数の変数の各値を探索し、その値を用いて最後に該性能値が最悪となるセルの設計に関する複数の変数の各値を探索結果により探索する。これにより、センスアンプおよびセルの同時解析と同等精度の解析を効率よく行うことができる。解析の効率とは、精度に対する解析時間である。
まず、図1(1)に示すように、検証支援装置100は、センスアンプの性能値であるオフセット電位差VOSと、メモリセルの良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得する。良品情報とは、直接的または間接的に良品率を示す情報である。本実施の形態では、良品率を、歩留まり、または良品と不良品の境界となる性能値のz得点によって表すが、図1(1)の例では、良品率はz得点σCによって表す。z得点とは、ある確率分布の平均と標準偏差が与えられたとき、その確率分布のあるサンプル値に対して、サンプル値から平均値を引き、標準偏差で割ったもので、サンプル値が平均値から標準偏差いくつ分離れているかを示す値である。取得されるメモリセルの良品率やセンスアンプの良品率については、例えば、SRAM全体の指定される良品率によって定まる。
つぎに、図1(1)に示すように、検証支援装置100は、複数の組の各々について、メモリセルの設計に関する複数の第1変数の各値であって、z得点σCに対応する各値と、組のオフセット電位差と、に基づく読み出し時間Treadを取得する。z得点σCに対応する各値とは、メモリセルの設計に関する複数の第1変数を複数の第1確率変数とした場合に、第1確率変数が張る空間内における組のz得点に対応する等確率面上における複数の第1確率変数の各値である。また、当該z得点σCに対応する各値の組み合わせが複数ある。そして、取得される読み出し時間Treadは、当該組み合わせの各々に基づくメモリセルのアナログ動作のシミュレーションによって得られる各読み出し時間Treadのうち、最も長い読み出し時間Tread worstである。ここで、取得される読み出し時間Treadは、特許文献1,2などに記載されたワーストケース探索によって得られたワーストケースにおける読み出し時間である。ワーストケースとは、変数の各値の組み合わせのうち、指標となる性能値が最も悪い組み合わせである。ワーストケースや第1確率変数が張る空間については、例えば特許文献1,2などに詳細が記載されてあるため、詳細な説明を省略する。また、以降メモリセルのアナログ動作のシミュレーションは、省略してメモリセルのシミュレーションと称する。
そして、図1(2)に示すように、検証支援装置100は、オフセット電位差VOSと、z得点σCとに基づいて読み出し時間Treadを算出可能な関数を、取得した各読み出し時間Treadによって生成する。具体的には、検証支援装置100は、複数の組の各々についての読み出し時間Treadを回帰分析することによって、当該関数を生成する。ここで、図1(2)の例では、生成される関数をf(VOS,σC)と表し、オフセット電位差VOSと、z得点σCとが与えられると、最も長い読み出し時間Tread worstが算出できる。
そして、図1(3)に示すように、検証支援装置100は、センスアンプの設計に関する複数の第2変数の各値であって、センスアンプの良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、第1組み合わせを探索する。センスアンプの良品率の所定範囲とは、例えば、0〜指定されたSRAM全体のz得点までの範囲である。第1組み合わせは、第1組み合わせ候補に基づくオフセット電位差と、第1組み合わせ候補に基づき導出したメモリセルのz得点と、を生成した関数fに与えて算出した読み出し時間Tread worstが所定条件を満たす第1組み合わせ候補である。また、第1組み合わせ候補に基づくオフセット電位差とは、第1組み合わせ候補に基づいてセンスアンプのアナログ動作のシミュレーションを行った場合に得られるオフセット電位差である。また、読み出し時間Tread worstが所定条件を満たす第1組み合わせ候補とは、読み出し時間Tread worstが最も長い第1組み合わせ候補である。図1(3)に示すように、センスアンプの設計に関する複数の第2変数を複数の第2確率変数xとした場合に、第2確率変数が張る空間内における所定範囲内の各z得点に対応する等確率面上における複数の第2確率変数の各値である。図1(3)の例では、第2確率変数としてxとxを示す。図1(3)の例において、円上にある第2確率変数の各値の組み合わせは、z得点の絶対値が同一である。第2確率変数が張る空間については、例えば特許文献1,2などに記載されてあるため、詳細な説明を省略する。また、以降センスアンプのアナログ動作のシミュレーションは、省略してセンスアンプのシミュレーションと称する。
ここでは、検証支援装置100は、特許文献1,2などに記載されたワーストケース探索を利用して、関数fによって得られる読み出し時間Tread worstが最悪となる組み合わせを探索する。このように、関数fを利用することによってセンスアンプの解析において、メモリセルの解析を同時に行わずに間接的に読み出し時間Treadが算出可能となる。
そして、検証支援装置100は、探索によって得られた第1組み合わせに基づき導出したメモリセルの良品率に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、第2組み合わせを探索する。第2組み合わせ候補は、第1組み合わせに基づくオフセット電位差と第2組み合わせ候補とに基づく読み出し時間Treadが所定条件を満たす第2組み合わせ候補である。第1組み合わせに基づくオフセット電位差と第2組み合わせ候補とに基づく読み出し時間Treadとは、オフセット電位差VOSと第2組み合わせ候補とに基づいてメモリセルのシミュレーションを行うことにより得られる読み出し時間である。所定条件を満たす第2組み合わせ候補とは、当該読み出し時間Treadが最も長い読み出し時間Treadである第2組み合わせ候補である。探索によって得られた第1組み合わせに基づき導出したメモリセルの良品率とは、例えば、第1組み合わせに対応するz得点σSと指定されたz得点σTとに基づいて算出されるz得点σCである。図1(4)に示すように、第1確率変数yが張る空間内における導出したz得点σCに対応する等確率面上における複数の第1確率変数yの各値である。図1(4)の例では、第1確率変数yとしてyとyを示す。ここでは、検証支援装置100は、特許文献1,2などに記載されたワーストケース探索を利用して、読み出し時間Treadが最悪となる組み合わせを探索する。
このようにして、センスアンプおよびセルの同時検証と同等精度の検証を効率よく行うことができるため、検証の効率とは、精度に対する解析時間である。
図2は、SRAMに含まれるメモリセルとSAの回路例を示す説明図である。図2に示すように、複数のメモリセルcellと、複数のメモリセルcellの第1のビット線BLTと第2のビット線BLCとの間の電位差を増幅するセンスアンプSAと、を一つのカラムとし、SRAM200は、複数のカラムを有する。
メモリセルcellは、6個のトランジスタTrc1〜Trc6を有する。トランジスタTrc3とトランジスタTrc5とは、ドライバ・トランジスタであり、NMOSである。トランジスタTrc1とトランジスタTrc6とは、アクセス・トランジスタであり、NMOSである。トランジスタTrc2とトランジスタTrc4とは、負荷トランジスタであり、PMOSである。トランジスタTrc1とトランジスタTrc4とのゲートは、共通のワード線に接続される。トランジスタTrc1の一方の端子は、第1のビット線BLTに接続され、トランジスタTrc6の一方の端子は、第2のビット線BLCに接続される。また、メモリセルcellは電源VddとグランドGNDに接続される。なお、グランドGNDの電位を0とする。メモリセルcellの内部ノードn1およびn2は、いずれか一方が電源電位あるいはそれに近い値のとき他方がグランド電位あるいはそれに近い値となり、n1とn2のいずれが電源電位あるいはそれに近い値にあるかによってメモリセルcellは1と0の情報を記憶する。
図2に示すセンスアンプSAは、ラッチ型のセンスアンプであり、CMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor)インバータのたすきがけ構成である。センスアンプSAは、5個のトランジスタTrs1〜Trs5を有する。トランジスタTrs1とトランジスタTrs3とはPMOSである。トランジスタTrs2とトランジスタTrs4とはNMOSである。ノードd1は第1のビット線BLTと接続され、ノードd2は第2のビット線BLCと接続される。
図3は、SRAMの性能指標である読み出し時間例を示す説明図である。読み出し時間Treadは、読み出し開始時刻から第1のビット線BLTの電位v1と第2のビット線BLCの電位v2との電位差の絶対値がオフセット電位差VOSとなる時刻までの時間である。
(検証支援装置100のハードウェア構成例)
図4は、検証支援装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、検証支援装置100は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read Only Memory)402と、RAM403と、ディスクドライブ404と、ディスク405と、を有している。検証支援装置100は、I/F(Inter/Face)406と、入力装置407と、出力装置408と、を有している。また、各部はバス400によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU401は、検証支援装置100の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク405としては、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
I/F406は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワークNETに接続され、このネットワークNETを介して他の装置に接続される。そして、I/F406は、ネットワークNETと内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F406には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
入力装置407は、キーボード、マウス、タッチパネルなど利用者の操作により、各種データの入力を行うインターフェースである。また、入力装置407は、カメラから画像や動画を取り込むこともできる。また、入力装置407は、マイクから音声を取り込むこともできる。出力装置408は、CPU401の指示により、データを出力するインターフェースである。出力装置408には、ディスプレイやプリンタが挙げられる。
(検証支援装置100の機能的構成例)
図5は、検証支援装置の機能的構成を示すブロック図である。検証支援装置100は、制御部501を含む。また、検証支援装置100は、セル回路情報502、SA回路情報503、セル搭載数cn、SA搭載数sn、ばらつきモデル情報504、指定歩留などを入力データとして得て、後述する第1組み合わせや第2組み合わせなどを出力する。
セル回路情報502は、メモリセルcellを示す回路情報であって、例えば、メモリセルcellのシミュレーションを実行可能な情報が含まれる。また、セル回路情報502は、メモリセルcellの設計に関する複数の第1確率変数の各々に基づくメモリセルcellの設計パラメータを設定可能である。また、SA回路情報503は、センスアンプSAを示す回路情報であって、例えば、センスアンプSAのシミュレーションを実行可能な情報が含まれる。また、SA回路情報503は、センスアンプSAの設計に関する複数の第2確率変数の各々に基づくセンスアンプSAの設計パラメータを設定可能である。
セル搭載数cnは、検証対象のSRAM200に含まれるメモリセルcellの数である。SA搭載数snは、検証対象のSRAM200に含まれるセンスアンプSAの数である。指定歩留は、検証対象のSRAM200において許容される歩留まりであり、SRAM200の検証者や設計者などによって定められる値である。ばらつきモデル情報504は、第1確率変数の各々についてz得点を与えて第1確率変数の値が算出可能なモデル式、や第2確率変数の各々についてz得点を与えて第2確率変数の値が算出可能なモデル式を有する。
また、制御部501の処理は、例えば、CPU401がアクセス可能な記憶装置に記憶された検証支援プログラムにコーディングされている。そして、CPU401が記憶装置から検証支援プログラムを読み出して、検証支援プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、各部の処理が実現される。また、各部の処理結果は、例えば、RAM403、ディスク405などの記憶装置に記憶される。また、制御部501は、モデル関数生成部511と、SAワーストケース探索部512と、セルワーストケース探索部513と、を有する。また、制御部501は、SA回路情報503、セル回路情報502を回路シミュレータ514に与えることによって、センスアンプSA、メモリセルcellの各々のシミュレーションを行うことができる。回路シミュレータ514は、例えば、SPICEである。
また、本実施の形態における検証支援処理手順は手順1〜3に分けられる。手順1では、検証支援装置100は、モデル関数の作成処理を行う。つぎに、手順2では、検証支援装置100は、モデル関数によって得られる性能値を指標としたセンスアンプSAのワーストケースの第1探索処理を行う。そして、手順3では、検証支援装置100は、第1探索処理により得られたワーストケースに基づく入力オフセット電位差と、該ワーストケースに基づくメモリセルcellの良品率と、に基づいて、メモリセルcellのワーストケースの第2探索処理を行う。ここで、手順1の詳細については、モデル関数生成部511を用いて説明し、手順2の詳細については、SAワーストケース探索部512を用いて説明し、手順3の詳細については、セルワーストケース探索部513を用いて説明する。
<手順1>
まず、モデル関数生成部511は、対象回路の良品率を示す良品情報を取得する。ここで、検証の対象回路は、SRAM200である。SRAM200の良品率を示す良品情報は、直接的または間接的に良品率を示す情報である。本実施の形態では、良品率を、歩留まり、または歩留まりによって得られる良品と不良品の境界となる性能値のz得点によって表す。そして、モデル関数生成部511は、取得した良品情報が示すSRAM200の良品率と、センスアンプSAの数とメモリセルcellの数とに基づく値と、に基づいてメモリセルcellの良品率の範囲を導出する。センスアンプSAの数とメモリセルcellの数とに基づく値とは、後述するSA当たりセル数である。つぎに、モデル関数生成部511は、センスアンプSAの性能値と、メモリセルcellの良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得する。メモリセルcellの良品率を示す良品情報は、直接的または間接的に良品率を示す情報である。また、複数の組の各々の良品情報が示す良品率は、導出したメモリセルcellの良品率の範囲に含まれる値である。
具体的に、モデル関数生成部511は、指定歩留と、SRAM200に含まれるメモリセルcellの数と、SRAM200に含まれるセンスアンプSAの数と、を取得する。メモリセルcellの数は、セル搭載数cnと称し、センスアンプSAの数をSA搭載数snと称する。つぎに、具体的に、モデル関数生成部511は、指定歩留に基づいて、z得点σTを算出する。より具体的に、モデル関数生成部511は、歩留まりに基づいてz得点を算出可能な関数に、指定歩留1/SA搭載数snを与えることによってz得点σTを算出する。歩留まりに基づいてz得点を算出可能な関数は、歩留σ変換関数と称する。ここでは、歩留σ変換関数に指定歩留1/SA搭載数snを与えることを、歩留σ変換関数(指定歩留1/SA搭載数sn)とも表す。z得点に基づいて歩留まりを算出可能な関数を以下式(1)に示す。z得点に基づいて歩留まりを算出可能な関数は、σ歩留変換関数と称する。歩留σ変換関数は、σ歩留変換関数の逆関数によって表される。例えば、指定歩留が0.998655の場合、z得点は3(単位は標準偏差σ)である。
Figure 0006255982
つぎに、具体的に、モデル関数生成部511は、1センスアンプSA当たりのセル数を算出する。1センスアンプSA当たりのセル数は、SA当たりセル数と称する。モデル関数生成部511は、SA当たりセル数を以下式(2)によって算出する。
SA当たりセル数=セル搭載数cn/SA搭載数sn・・・(2)
そして、具体的に、モデル関数生成部511は、1メモリセルcell当たりのz得点σCの最大値を算出する。1メモリセルcell当たりのz得点σCの最大値は、z得点σC maxと表す。より具体的に、モデル関数生成部511は、z得点σC maxを以下式(3)によって算出する。
σC max=歩留σ変換関数(σ歩留変換関数(σT1/SA当たりセル数)・・・(3)
そして、モデル関数生成部511は、例えば、[0,Vdd/10]の範囲に含まれるオフセット電位差VOSと、[0,σC max]の範囲に含まれるz得点σCと、の複数の組を取得する。
つぎに、モデル関数生成部511は、複数の組の各々について、メモリセルcellの設計に関する複数の第1変数の各値であって、組の良品率に対応する各値と組の性能値とに基づくSRAM200の性能値を取得する。そして、モデル関数生成部511は、オフセット電位差VOSとメモリセルcellの良品率を示す良品情報とに基づいてSRAM200の性能値が算出可能な関数を、取得したSRAM200の各性能値によって生成する。具体的に、モデル関数生成部511は、ワーストケース探索部521と、フィッティング部522と、を有する。
具体的に、ワーストケース探索部521は、複数の組の各々について、組のz得点σCに対応する複数の第1変数の各値の組み合わせ候補と組の性能値とに基づくSRAM200の性能値のうち、所定条件を満たす性能値を探索する。ここで、所定条件を満たす性能値とは、例えば、最も大きい性能値である。ここで、第1変数の各値の組み合わせ候補は複数ある。
ここでは、例えばメモリセルcellの設計に関する複数の第1変数を複数の第1確率変数とする。そして、ワーストケース探索部521は、複数の第1確率変数が張る空間内における組み合わせのz得点に対応する等確率面上または等確率面に囲われた領域内における複数の第1確率変数の各値と、組み合わせの性能値と、によってワーストケース探索を行う。また、例えば、複数の第1確率変数は設計値との差分値であり、複数の第1確率変数が張る空間の原点が設計値である。また、設計値とは、仕様によって定められた値である。ワーストケース探索部521によるワーストケース探索は、上述した例えば特許文献1,2などにおけるメモリセルcellの性能値のワーストケース探索と同様であるため、ここでは簡易的に説明する。
まず、ワーストケース探索部521は、複数の第1確率変数が張る空間内における組み合わせのz得点に対応する等確率面上または等確率面で囲まれる領域内におけるいずれかの複数の第1確率変数の各値を取得する。等確率面とは、z得点が等しい面である。例えば、ワーストケース探索部521は、探索の最初では、設計値あるいは設計者により指定された初期値を第一確率変数の値として取得する。探索の途中では、前段階で更新された値を取得する。
そして、ワーストケース探索部521は、セル回路情報502に設定可能なメモリセルcellの各設計パラメータを算出可能なモデル式に、取得した複数の第1確率変数の各値を代入することによって、メモリセルcellの各設計パラメータを設定する。
図6は、メモリセルの各設計パラメータの設定例を示す説明図である。例えば、トランジスタTrci(i=1〜6)の設計パラメータは、チャネル長Lciとチャネル幅Wciと閾値電圧Vthciとがある。チャネル長Lci dとチャネル幅Wci dと閾値電圧Vthci dとは、それぞれ設計値である。yj(j=1〜18)は、第1確率変数である。SDLci、SDWci、SDvthciはそれぞれチャネル長Lci、チャネル幅Wci、閾値電圧Vthciの標準偏差である(i=1〜6)。例えば、トランジスタTrc1の設計パラメータであるチャネル長Lc1は、第1確率変数y1の値を代入することにより、メモリセルcellを示すセル回路情報502に含まれるチャネル長Lc1を設定する。
図5に示したワーストケース探索部521は、設定後のセル回路情報502と、組のオフセット電位差VOSと、に基づいて、メモリセルcellのシミュレーションを行うことにより、メモリセルcellの性能値を取得する。
図7は、ワーストケース探索例を示す説明図である。図5に示したワーストケース探索部521は、第1確率変数yの各々について、現在の各第1確率変数yの値から所定量変更した場合のメモリセルcellのシミュレーションを行う。所定量は、例えば検証者によって定められた値とする。そして、ワーストケース探索部521は、第1確率変数yの各々について、メモリセルcellの性能値の勾配を計算する。
そして、ワーストケース探索部521は、第1確率変数yの各々について算出した勾配に基づいて、メモリセルcellの性能値が悪化すると推定される複数の第1確率変数yの各値によって設計パラメータを設定する。このように、ワーストケース探索部521は、性能値の算出処理と、勾配を算出する処理と、を繰り返すことによって、ワーストケースを探索する。
図8は、各組によるサンプリング結果例を示す説明図である。テーブル800には、オフセット電位差VOSとz得点σCとの組の各々について、ワーストケースにおける読み出し時間Tread worstが設定されている。図8の例では、オフセット電位差VOSついて[0,Vdd/10]の範囲が、0.02・Vdd、0.04・Vdd、0.06・Vdd、0.08・Vdd、0.10・Vddの5段に区切られている。また、z得点σCについて[0,σC max]の範囲が、0、0.2・σC max、0.4・σC max、0.6・σC max、0.8・σC max、1.0・σC maxの5段階に区切られている。
つぎに、図5に示したフィッティング部522は、組の各々についての読み出し時間Tread worstを用いた回帰分析によって、オフセット電位差VOSとメモリセルcellのz得点σCとに基づいて読み出し時間Tread worstが算出可能なモデル関数fを生成する。モデル関数は、例えば、以下式(4)によって表される。式(4)におけるa,b,cは回帰分析によって得られた係数である。
read worst=a・VOS+b・σC+c・・・(4)
<手順2>
SAワーストケース探索部512は、センスアンプSAの設計に関する複数の第2変数の各値であって、センスアンプSAの良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、所定条件を満たす第1組み合わせを探索する。第1組み合わせは、モデル関数によって得られる読み出し時間Tread worstが所定条件を満たす第1組み合わせ候補である。ここで、モデル関数には、第1組み合わせ候補に基づくオフセット電位差VOSと、第1組み合わせ候補に基づき導出したメモリセルcellのz得点σCと、が与えられる。読み出し時間Tread worstが所定条件を満たす第1組み合わせとは、読み出し時間Tread worstが最も長い第1組み合わせである。ここでの第1組み合わせの探索では、オフセット電位差VOSが最も悪い第2確率変数の組み合わせを探索するのではなく、モデル関数に与えて得られる読み出し時間Tread worstが最も長くなる第2確率変数の組み合わせを探索する。ここで、所定範囲は、[0,σT]である。
例えば、オフセット電位差VOSを算出するためのセンスアンプSAの設計に関する複数の第2変数を第2確率変数とする。SAワーストケース探索部512は、複数の第2確率変数が張る空間内における所定範囲の各々に対応する等確率面上または等確率面に囲われた領域内において、モデル関数によって得られる読み出し時間Tread worstを指標として、ワーストケース探索を行う。SAワーストケース探索部512は、ばらつきモデル情報504に含まれる第2確率変数の各々について第2確率変数を算出可能なモデルによって、所定範囲内のいずれかのz得点σsに対応する第2確率変数の各値を取得する。第2確率変数を算出可能なモデルは、上述した第1確率変数を算出可能なモデルと同様である。
SAワーストケース探索部512は、取得した複数の第2確率変数の各値に基づいてセンスアンプSAの各設計パラメータを設定する。
図9は、センスアンプの各設計パラメータの設定例を示す説明図である。例えば、トランジスタTrsm(m=1〜5)の設計パラメータは、チャネル長Lsmとチャネル幅Wsmと閾値電圧Vthsmとがある。チャネル長Lsm dとチャネル幅Wsm dと閾値電圧Vthsm dとは、それぞれ設計値である。xn(n=1〜15)は、第2確率変数である。SDLsm、SDWsm、SDVthsmはそれぞれチャネル長Lsm、チャネル幅Wsm、閾値電圧Vthsmの標準偏差である(m=1〜5)。例えば、トランジスタTrs1の設計パラメータであるチャネル長Ls1は、第2確率変数x1の値を代入することにより、メモリセルcellを示す回路情報に含まれるチャネル長Ls1を設定する。
図5に示したSAワーストケース探索部512は、設定後のセンスアンプSAを示すSA回路情報503に基づいて、センスアンプSAのシミュレーションを行うことによって、オフセット電位差VOSを導出する。SAワーストケース探索部512は、z得点σsと目標のz得点σTとに基づいてメモリセルcell当たりのz得点σCを算出する。より具体的に、SAワーストケース探索部512は、z得点σCを以下式(5)、(6)によって算出することができる。
σCcol 2=σT 2−σS 2・・・(5)
σC=歩留σ変換関数(σ歩留変換関数(σCcol1/SA当たりセル数)・・・(6)
σCcolは、1カラム当たりのz得点である。SAワーストケース探索部512は、導出したオフセット電位差VOSとz得点σCをモデル関数fに代入することによって、読み出し時間Tread worstを算出する。
また、SAワーストケース探索部512は、第2確率変数xの各々について、現在の各第2確率変数xの値から所定量変更した場合のシミュレーションを行う。そして、SAワーストケース探索部512は、第2確率変数xの各々について、読み出し時間Tread worstの勾配を計算する。
そして、SAワーストケース探索部512は、第2確率変数の各々について算出した勾配に基づいて、読み出し時間Tread worstが悪化すると推定される複数の第2確率変数の各値によって設計パラメータを設定する。このように、SAワーストケース探索部512は、性能値の算出処理と、勾配を算出する処理と、を繰り返すことによって、複数の第2確率変数の各値の第1組み合わせ候補から、第1組み合わせを探索する。上述したように、ワーストケースの探索については、従来技術と同様であるため、詳細な説明を省略する。
<手順3>
セルワーストケース探索部513は、探索によって得られた第1組み合わせに基づいて導出したメモリセルcellの良品率に対応する複数の第1確率変数yの各値の複数の第2組み合わせ候補のうち、第2組み合わせを探索する。第2組み合わせは、第1組み合わせに基づくオフセット電位差VOSと第2組み合わせ候補とに基づくSRAM200の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせ候補である。メモリセルcellの良品率であるz得点σCは、上述した式(5),式(6)によって算出可能である。また、SRAM200の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせ候補とは、SRAM200の性能値が最も悪くなる第2組み合わせ候補である。
具体的に、セルワーストケース探索部513は、上述したように、メモリセルcellの良品率に対応する複数の第1確率変数yの各値の第2組み合わせ候補に基づいてメモリセルcellの各設計パラメータをセル回路情報502に設定する。そして、セルワーストケース探索部513は、第1組み合わせに基づくオフセット電位差VOSと設定後のセル回路情報502とに基づいてメモリセルcellのシミュレーションを行うことによって、読み出し時間Treadを導出する。このようにして、導出した読み出し時間Treadを指標として、セルワーストケース探索部513は、複数の第2組み合わせ候補から、導出した読み出し時間Treadが最も長い第2組み合わせを探索する。第2組み合わせの探索方法については、従来技術であるため、詳細な説明を省略する。
(検証支援装置100による検証支援処理手順例)
図10および図11は、検証支援装置による検証支援処理手順例を示すフローチャートである。まず、検証支援装置100は、セル回路情報502とSA回路情報503とを入力データとして取得する(ステップS1001)。検証支援装置100は、セル搭載数cnとSA搭載数snとを入力データとして取得する(ステップS1002)。検証支援装置100は、ばらつきモデル情報504と指定歩留とを取得する(ステップS1003)。ステップS1001〜ステップS1003については同時に行われてもよいし、順番は特に限定しない。
検証支援装置100は、σT=歩留σ変換関数(指定歩留1/SA搭載数sn)を算出する(ステップS1004)。検証支援装置100は、SA当たりセル数=セル搭載数cn/SA搭載数snを行う(ステップS1005)。検証支援装置100は、σC max=歩留σ変換関数(σ歩留変換関数(σT1/SA当たりセル数)を行う(ステップS1006)。検証支援装置100は、オフセット電位差VOSの範囲[0,Vdd/10]とz得点σCの範囲[0,σC max]とから代表点の組(VOS,σC)の集合Pを取得する(ステップS1007)。
検証支援装置100は、集合Pに含まれる組の各々について、ワーストケース探索を行うことにより、Tread worstを取得する(ステップS1008)。検証支援装置100は、集合Pに含まれる各組と、該組について取得した読み出し時間Tread worstとによって回帰分析し、f(VOS,σC)を生成する(ステップS1009)。
検証支援装置100は、センスアンプSAのz得点σSの範囲[0,σT]に対応する第2確率変数の各値の第1組み合わせ候補から、生成したモデル関数によって算出した読み出し時間Tread worstが最も長い第1組み合わせを探索する(ステップS1101)。上述したように、検証支援装置100は、第1組み合わせ候補に対応するz得点σSに基づいて導出したz得点σCと、第1組み合わせ候補に基づいてセンスアンプSAのシミュレーションを行って得られたオフセット電位差と、をモデル関数fに与える。これにより、検証支援装置100は、読み出し時間Tread worstを算出する。
つぎに、検証支援装置100は、第1組み合わせに基づき導出したz得点σCに対応する第1確率変数の各値の第2組み合わせ候補から第2組み合わせを探索する(ステップS1102)。ここでは、上述したように、第1組み合わせに基づき導出したz得点σCは、第1組み合わせ候補に対応するz得点σSに基づいて導出したz得点σCであり、上述した式(5),(6)などによって算出される。検証支援装置100は、第1組み合わせと、第1組み合わせに基づくオフセット電位差と、第2組み合わせと、第2組み合わせに基づく読み出し時間Tread worstと、を出力し(ステップS1103)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、検証支援装置100は、SRAMの性能値を算出可能な関数を生成し、該関数で得た該性能値が最悪となるセンスアンプの変数の値を探索し、探索結果により該性能値が最悪となるセルの変数の値を探索する。これにより、SRAMの性能値を指標にして、センスアンプの検証を行うことができる。そのため、モンテカルロシミュレーションを利用したセンスアンプおよびメモリセルの同時解析と同等程度の精度で検証を行うことができ、かつモンテカルロシミュレーションよりも検証にかかる時間を短縮できる。したがって、検証の効率化を図ることができる。
また、検証支援装置100は、SRAMの良品率と、SRAMに含まれるセンスアンプの数とメモリセルの数とに基づく値と、に基づいて、取得する複数の組のメモリセルの良品率の範囲を導出する。これにより、指定されたSRAMの良品率を満たすような性能値が得られる関数を生成することができ、検証精度の向上を図ることができる。
また、検証支援装置100は、SRAMの性能値を算出可能な関数を回帰分析によって生成する。これにより、性能値が得られる関数を容易に生成することができる。
また、センスアンプの変数の値を探索する際のセンスアンプの良品率の所定範囲は、SRAMの良品率に基づいて定まる。これにより、SRAMの良品率を満たす各変数の値を探索することができ、検証精度の向上を図ることができる。
また、検証支援装置100は、センスアンプの性能値とメモリセルの良品率との複数の組の各々について、組の良品率に対応する各値と組の性能値とに基づくSRAMの性能値から、所定条件を満たす対象回路の性能値を取得する。これにより、各組における最も悪い性能値によって関数を生成することが可能となり、検証精度の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した検証支援方法は、予め用意された検証支援プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本検証支援プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、検証支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布されてもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、
取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、
前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、
前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第1組み合わせを探索し、
探索によって得られた前記第1組み合わせに基づき導出した前記第2回路の良品率に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせを探索する、
処理を実行させることを特徴とする検証支援プログラム。
(付記2)前記第2回路はメモリセルであり、前記第1回路は前記メモリセルのビット線間を増幅する増幅回路であることを特徴とする付記1に記載の検証支援プログラム。
(付記3)前記対象回路の性能値は、前記対象回路の読み出し時間であり、前記増幅回路の性能値は、前記増幅回路のオフセット電位差であることを特徴とする付記2に記載の検証支援プログラム。
(付記4)前記コンピュータに、
前記良品情報(以下、「第1良品情報」と称する。)と異なる前記対象回路の良品率を示す第2良品情報を取得し、
前記第2良品情報が示す前記良品率と、前記対象回路に含まれる前記第1回路の数と前記対象回路に含まれる前記第2回路の数とに基づく値と、に基づいて前記第2回路の良品率の範囲を導出する処理を実行させ、
前記複数の組を取得する処理では、前記第1回路の性能値と、導出した前記第2回路の良品率の範囲から選択された前記第2回路の良品率を示す前記第1良品情報と、の複数の組を取得することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
(付記5)前記関数を生成する処理では、取得した前記対象回路の各性能値を用いた回帰分析によって生成することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
(付記6)前記コンピュータに、
前記良品情報(以下、「第1良品情報」と称する。)と異なる前記対象回路の良品率を示す第2良品情報を取得する処理を実行させ、
前記所定範囲は、取得した前記第2良品情報が示す前記良品率に基づくことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
(付記7)前記対象回路の性能値を取得する処理では、取得した前記複数の組の各々について、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と前記組の前記性能値とに基づく前記対象回路の性能値から、所定条件を満たす前記対象回路の性能値を取得することを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
(付記8)コンピュータが、
検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、
取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、
前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、
前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第1組み合わせを探索し、
探索によって得られた前記第1組み合わせに基づき導出した前記第2回路の良品率に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせを探索する、
処理を実行することを特徴とする検証支援方法。
(付記9)検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、
取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、
前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、
前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第1組み合わせを探索し、
探索によって得られた前記第1組み合わせに基づき導出した前記第2回路の良品率に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が所定条件を満たす第2組み合わせを探索する、
処理をコンピュータに実行させる検証支援プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
100 検証支援装置
200 SRAM
401 CPU
501 制御部
502 セル回路情報
503 SA回路情報
511 モデル関数生成部
512 SAワーストケース探索部
513 セルワーストケース探索部
514 回路シミュレータ
521 ワーストケース探索部
522 フィッティング部
,y,yj 第1確率変数
,x,xn 第2確率変数
σC,σT,σS,σCcol,σC max z得点
cell メモリセル
SA センスアンプ
BLT 第1のビット線
BLC 第2のビット線
OS オフセット電位差
cn セル搭載数
sn SA搭載数

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、
    取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、
    前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、
    前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が最悪となる第1組み合わせを探索し、
    前記第1回路の良品率の所定範囲と、探索によって得られた前記第1組み合わせの良品率を示す良品情報と、に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が最悪となる第2組み合わせを探索する、
    処理を実行させることを特徴とする検証支援プログラム。
  2. 前記第2回路はメモリセルであり、前記第1回路は前記メモリセルのビット線間を増幅する増幅回路であることを特徴とする請求項1に記載の検証支援プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記第2回路の良品率を示す良品情報(以下、「第1良品情報」と称する。)と異なる前記対象回路の良品率を示す第2良品情報を取得し、
    前記第2良品情報が示す前記良品率と、前記対象回路に含まれる前記第1回路の数と前記対象回路に含まれる前記第2回路の数とに基づく値と、に基づいて前記第2回路の良品率の範囲を導出する処理を実行させ、
    前記複数の組を取得する処理では、前記第1回路の性能値と、導出した前記第2回路の良品率の範囲から選択された前記第2回路の良品率を示す前記第1良品情報と、の複数の組を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の検証支援プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記第2回路の良品率を示す良品情報(以下、「第1良品情報」と称する。)と異なる前記対象回路の良品率を示す第2良品情報を取得する処理を実行させ、
    前記所定範囲は、取得した前記第2良品情報が示す前記良品率に基づくことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
  5. 前記対象回路の性能値を取得する処理では、取得した前記複数の組の各々について、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と前記組の前記性能値とに基づく前記対象回路の性能値から、最悪となる前記対象回路の性能値を取得することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の検証支援プログラム。
  6. コンピュータが、
    検証の対象回路に含まれる第1回路の性能値と、前記対象回路に含まれる前記第1回路と異なる第2回路の良品率を示す良品情報と、の複数の組を取得し、
    取得した前記複数の組の各々について、前記第2回路の設計に関する複数の第1確率変数の各値であって、前記組の前記良品情報が示す前記良品率に対応する各値と、前記組の前記性能値と、に基づく前記対象回路の性能値を取得し、
    前記第1回路の性能値と、前記第2回路の良品率を示す良品情報と、に基づいて前記対象回路の性能値を算出可能な関数を、取得した前記対象回路の各性能値によって生成し、
    前記第1回路の設計に関する複数の第2確率変数の各値であって、前記第1回路の良品率の所定範囲に対応する各値の複数の第1組み合わせ候補から、前記第1組み合わせ候補に基づく前記第1回路の性能値と、前記第1組み合わせ候補に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報と、を生成した前記関数に与えて算出した前記対象回路の性能値が最悪となる第1組み合わせを探索し、
    前記第1回路の良品率の所定範囲と、探索によって得られた前記第1組み合わせの良品率を示す良品情報と、に基づき導出した前記第2回路の良品率を示す良品情報に対応する各値の複数の第2組み合わせ候補から、前記第1組み合わせに基づく前記第1回路の性能値と前記第2組み合わせ候補とに基づく前記対象回路の性能値が最悪となる第2組み合わせを探索する、
    処理を実行することを特徴とする検証支援方法。
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