JP6255155B2 - 給じんシステム及びその運転方法 - Google Patents

給じんシステム及びその運転方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6255155B2
JP6255155B2 JP2012282384A JP2012282384A JP6255155B2 JP 6255155 B2 JP6255155 B2 JP 6255155B2 JP 2012282384 A JP2012282384 A JP 2012282384A JP 2012282384 A JP2012282384 A JP 2012282384A JP 6255155 B2 JP6255155 B2 JP 6255155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
screw feeder
supply system
dust
supply conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012282384A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014126250A (ja
Inventor
畑 正 片
畑 正 片
原 崇 之 井
原 崇 之 井
元 篤 志 橋
元 篤 志 橋
弘 淳 利
弘 淳 利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2012282384A priority Critical patent/JP6255155B2/ja
Publication of JP2014126250A publication Critical patent/JP2014126250A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6255155B2 publication Critical patent/JP6255155B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Incineration Of Waste (AREA)

Description

本発明は、廃棄物を熱処理するための熱処理炉に対して廃棄物を供給するための給じんシステムに係り、特に、流動層タイプのガス化炉に適した給じんシステム及びその運転方法に関する。
近年、地球温暖化対策の一環として、廃棄物が保有する熱量を有効に回収することが求められるようになってきた。
これに対応する方法として、流動層タイプのガス化炉により、廃棄物を比較的低温(500〜600℃)でガス化し、発生した熱分解ガス及び未燃チャーを後流側機器(溶融炉、ボイラー等)の燃料(代替燃料)として有効利用することが知られている。
この方法は、廃棄物中に含まれる不燃物(がれき類、金属類等)を事前にガス化炉で分離・除去できるため、不燃物が後流側機器の運転に悪影響を及ぼすことが無いという利点を有しており、マテリアルリサイクルが困難な高発熱量廃棄物(廃プラスチック、廃タイヤ、廃材、木材チップ等)を代替燃料として利用する際の有効な手段である。
一方、高発熱量廃棄物を後流側機器の代替燃料として捉えると、入熱量を一定とすることが必要となるため、高発熱量廃棄物をガス化炉に安定かつ定量供給することが非常に重要となる。
さらに、流動層タイプのガス化炉では、有害物質等の大気放出を防止するために、炉内が負圧に維持されており、このため、給じんシステムのシール性能の確保が重要な要素となっている。
従来から、給じんシステムにおいてシール性能を確保するために、廃棄物の移送に使用されるスクリューフィーダのマテリアルシールが利用されている。このマテリアルシールは、スクリューフィーダ内の移送中の廃棄物が、スクリューフィーダの内部空間に充填されることで確保されている(特許文献1−3)。
このように、給じんシステムのシール性が、スクリューフィーダにおけるマテリアルシールで確保される構成においては、スクリューフィーダの内部空間に廃棄物が十分に充填されていることが必須である。
このため、スクリューフィーダの上流部に配置された廃棄物の投入手段(投入シュート等)においては、スクリューフィーダへの廃棄物の供給不足、及びこれによるマテリアルシールの消失を防止するために、投入手段の内部に蓄積される廃棄物のレベルを比較的高く維持する必要がある。
また、熱処理炉に対して廃棄物を定量的かつ安定的に供給する上でも、スクリューフィーダへの廃棄物の供給不足を回避しなければならないので、その点からも投入手段内の廃棄物のレベルを比較的高く維持する必要がある。
特開平7−91635号公報 特開2007−46832号公報 特開2003−202107号公報
ところで、廃棄物を投入手段(投入シュート等)からスクリューフィーダに供給する際には、スクリューフィーダの入口部(上流部)において廃棄物が圧密されて過度に充填され、廃棄物の円滑な移送が妨げられることがある。
特に、上述したようにマテリアルシールの消失を防止すべく、投入手段内の廃棄物のレベルを高く維持した場合には、これにより、投入手段内の廃棄物の重量が大きくなるので、スクリューフィーダの入口部における、自重による廃棄物の圧密によって、廃棄物の過充填が発生しやすくなる。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて成されたものであり、スクリューフィーダにおけるマテリアルシールを確実に維持しつつ、熱処理炉に対して廃棄物を安定的に供給できる給じんシステム及びその運転方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、廃棄物を熱処理するための熱処理炉に対して前記廃棄物を供給するための給じんシステムにおいて、前記廃棄物を移送するための供給コンベアと、前記供給コンベアによる前記廃棄物の重量速度を制御するための制御手段と、前記供給コンベアから前記廃棄物が供給される投入シュートと、前記投入シュートから前記廃棄物が供給されるスクリューフィーダと、を備えたことを特徴とする。
ここで、「熱処理炉」とは、焼却処理、ガス化処理、溶融処理等、処理対象物を加熱して処理するための炉を意味する。
また、好ましくは、前記投入シュート内の前記廃棄物の蓄積状態を計測するための投入シュート用計測手段をさらに備える。
また、好ましくは、前記スクリューフィーダ内の前記廃棄物の充填状態を計測するためのスクリューフィーダ用計測手段をさらに備える。
また、好ましくは、前記投入シュートの下部であって前記スクリューフィーダの上流部の近傍に設けられ、前記スクリューフィーダの移送方向に沿って下方に傾斜した廃棄物移送板をさらに備える。
また、好ましくは、前記供給コンベアが、その移送方向に沿って上方に傾斜して設けられている。
また、好ましくは、前記投入シュートの内部に設けられ、ガスシール機能を有するフラップダンパをさらに備える。
また、好ましくは、前記供給コンベアに供給される前記廃棄物を破砕するための破砕機をさらに備える。
また、好ましくは、前記熱処理炉は、流動層タイプのガス化炉である。
上記課題を解決するために、本発明は、廃棄物を熱処理するための熱処理炉に対して前記廃棄物を供給するための給じんシステムの運転方法において、供給コンベアによって前記廃棄物を移送する工程と、前記供給コンベアによる前記廃棄物の重量速度を制御する工程と、前記供給コンベアから前記廃棄物を投入シュートに供給する工程と、前記投入シュートから前記廃棄物をスクリューフィーダに供給する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明による給じんシステムによれば、スクリューフィーダにおけるマテリアルシールを確実に維持しつつ、熱処理炉に対して廃棄物を安定的に供給することができる。
本実施形態による給じんシステムの概略構成を示した模式的な縦断面図。 図1に示した給じんシステムの廃棄物レベル計(投入シュート用計測手段)の設置位置を説明するための模式的な水平断面図。 図1に示した給じんシステムの廃棄物検知センサー(スクリューフィーダ用計測手段)の設置位置を説明するための模式的な平面断面図。
以下、本発明の一実施形態による給じんシステムについて、図面を参照して説明する。
図1に示したように本実施形態による給じんシステム1は、廃棄物Wを熱処理する熱処理炉2に対して当該廃棄物を供給するためのものである。この熱処理炉2は、典型的には流動層タイプのガス化炉である。この流動層タイプのガス化炉は、廃棄物Wを部分燃焼させてガス化するものである。
流動層タイプのガス化炉では、マテリアルリサイクルが困難な高発熱量廃棄物、例えば、廃プラスチック、廃タイヤ、廃材、木材チップ等が主として使用される。
本実施形態による給じんシステム1は、廃棄物Wを破砕して細かくするための破砕機3を備えており、この破砕機3で破砕された廃棄物Wが投入ホッパ4に供給される。なお、破砕機3の破砕粒度は、例えば、200mm以下に設定されている。
また、給じんシステム1は、廃棄物Wを移送するための供給コンベア5を備えており、投入ホッパ4から切り出された廃棄物Wは、供給コンベア5の上流端部に供給される。供給コンベア5は、その移送方向に沿って上方に傾斜して設けられている。
供給コンベア5は、そこに積載された廃棄物Wの重量を測定するロードセル6を備えており、搬送対象物の重量速度の検出が可能となっている。また、供給コンベア5の移送速度は、可変とされている。
給じんシステム1は制御装置7を備えており、この制御装置7は、供給コンベア5のロードセル6による測定結果に基づいて、廃棄物Wの重量速度が一定となるように、供給コンベア5の移送速度を制御する。
また、給じんシステム1は、垂直方向に配置された投入シュート8を備えており、供給コンベア5によって移送された廃棄物Wは、供給コンベア5の下流端部から、この投入シュート8内にその上部開口を介して供給される。投入シュート8の内部には、ガスシール機能を有する一対のフラップダンパ9(9A、9B)が、上下二段に設置されている。
また、給じんシステム1は、水平方向に配向されたスクリューフィーダ10を備えている。投入シュート8の下部開口は、スクリューフィーダ10の上流端部に接続されており、投入シュート8内の廃棄物Wが、スクリューフィーダ10の上流端部に供給される。図3に示したように、スクリューフィーダ10は、水平方向に並置された一対のスクリュー本体11を備えている。
なお、上述したフラップダンパ9は、スクリューフィーダ10の軸線方向に直交する方向の軸線周りに揺動して開閉するように構成されている。
また、投入シュート8の下部であって、スクリューフィーダ10の上流端部の近傍には、スクリューフィーダ10の移送方向に沿って下方に30°〜60°傾斜した廃棄物移送板12が設けられている。なお、廃棄物移送板12は、フラップダンパ9から排出された廃棄物が廃棄物移送板12上に落下するように、フラップダンパ9の開口部の下方に設置している。
さらに、本実施形態による給じんシステム1は、投入シュート用計測手段としての廃棄物レベル計13を備えている。この廃棄物レベル計13は、投入シュート8内の廃棄物Wの蓄積状態を計測するものである。
この廃棄物レベル計13としては、例えば、透過型センサーを使用することができる。より具体的には、図1及び図2に示したように、投入シュート8の下部において、スクリュー本体11の平行方向の投入シュート8の一方の側に透過型センサーの発信器13Aを設置し、同方向の投入シュート8の他方の側に透過型センサーの受信器13Bを設置する。
そして、廃棄物レベル計13の発信器13Aから出力を発信すると、投入シュート8の下部に廃棄物Wが存在する場合には、その出力が廃棄物Wによって遮断され、受信器13Bには届かない。これにより、少なくとも廃棄物レベル計13の設置位置までは、投入シュート8内に廃棄物Wが存在することを確認できる。
一方、廃棄物レベル計13の受信器13Bが、発信器13Aからの出力を受信した場合には、廃棄物レベル計13の設置位置には廃棄物Wが存在しないことが確認できることになる。
また、本実施形態による給じんシステム1は、スクリューフィーダ用計測手段として、廃棄物検知センサー14を備えている。この廃棄物検知センサー14は、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの充填状態を計測するためのものである。
廃棄物検知センサー14としては、例えば、透過型センサーを使用することができる。より具体的には、図1及び図3に示したように、水平方向に並置された一対のスクリュー本体11同士の間に形成された間隙Gを挟んで、当該隙間Gの上方(又は下方)に透過型センサーの発信器14Aを設置し、当該隙間の下方(又は上方)に透過型センサーの受信器14Bを設置する。
そして、廃棄物検知センサー14の発信器14Aから出力を発信すると、一対のスクリュー本体11同士の間に廃棄物Wが存在する場合には、その出力が廃棄物Wによって遮断され、受信器14Bには届かない。これにより、少なくとも廃棄物検知センサー14の設置位置までは、スクリューフィーダ10内に廃棄物Wが存在することが確認できる。
一方、廃棄物検知センサー14の受信器14Bが、発信器14Aからの出力を受信した場合には、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの量が不足していることになる。
次に、本実施形態による給じんシステム1の運転方法について説明する。
まず、破砕機3で200mm以下に破砕された廃棄物Wが、投入ホッパ4にその上部開口から供給され、投入ホッパ4内に一旦貯蔵される。投入ホッパ4に貯蔵された廃棄物Wは、投入ホッパ4の底部を開放することにより、供給コンベア5の上流端部に供給される。
供給コンベア5の上流端部に供給された廃棄物Wは、供給コンベア5によって移送されて、供給コンベア5の下流端部から、投入シュート8の上部開口を介してその内部に供給される。
ここで、供給コンベア5は、制御装置7によって廃棄物Wの重量速度が一定に維持されているので、供給コンベア5から投入シュート8への廃棄物Wの供給量(重量速度)を一定とすることができる。
供給コンベア5における廃棄物Wの重量速度の計算方法及び制御方法は、以下の通りである。
・供給コンベアの所定の区間[L(m)]上の廃棄物重量をWL(kg)
・供給コンベアの搬送速度をU(m/s)
とすると、
重量速度Q(kg/h)は
Q=WL÷L×U÷3600
となる。
また、目標重量速度をQs(kg/h)とすると、
Q<Qsの場合、Uを増加させ、
Q>Qsの場合、Uを減少させる。
供給コンベア5から投入シュート8内に供給された廃棄物Wは、まず、投入シュート8内の上段のフラップダンパ9A上に蓄積される。この上段のフラップダンパ9Aは、所定の時間間隔で開放する。このため、上段のフラップダンパ9A上に蓄積された一定量の廃棄物Wが、上段のフラップダンパ9Aの開放により落下する。
上段のフラップダンパ9Aから落下した廃棄物Wは、下段のフラップダンパ9Bの上に蓄積される。この下段のフラップダンパ9Bは、上段のフラップダンパ9Aとは異なるタイミングで、上段のフラップダンパ9Aと同じ所定の時間間隔で開放する。
このように上段のフラップダンパ9Aと下段のフラップダンパ9Bとで、それぞれの開放のタイミングをずらすことにより、両方のフラップダンパ9A、9Bが同時に開放状態となることがない。これにより、投入シュート8におけるガスシール機能を常時維持することができる。
なお、フラップダンパ9の1サイクルの開閉速度は、30秒〜2分の範囲で固定して設定されている。
下段のフラップダンパ9Bから落下した廃棄物Wは、スクリューフィーダ10の上流端部に上方から供給される。上述したように、スクリューフィーダ10の上流端部の近傍には、スクリューフィーダ10の移送方向に沿って下方に30°〜60°傾斜した廃棄物移送板12が設けられているので、フラップダンパ9から排出された廃棄物Wはいったん廃棄物移送板12上に落下する。廃棄物Wは、この廃棄物移送板12の傾斜面に沿ってスクリューフィーダ10に向けて円滑に供給される。
スクリューフィーダ10に供給された廃棄物Wは、一定速度で回転する一対のスクリュー本体11によって下流に向けて移送され、スクリューフィーダ10の下流端部から排出され、ガス化炉2に供給される。
そして、給じんシステム1の運転中に、廃棄物レベル計13により、投入シュート8内の廃棄物レベルが所定レベル以下となったことが検知されたら、制御装置7がスクリューフィーダ10の回転数を低下させ、或いは回転を停止して、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの不足によるマテリアルシールの消失を防止する。
また、給じんシステム1の運転中に、廃棄物検知センサー14によって、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの量が不足していることが検知されたら、制御装置7は、スクリューフィーダ10の回転数を低下させ、或いは回転を停止して、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの不足によるマテリアルシールの消失を防止する。
なお、上述したように、廃棄物レベル計13によって投入シュート8内の廃棄物レベルを計測し、廃棄物レベルが許容値を下回った場合には、制御装置7によってスクリューフィーダ10の回転数を制御するようにしているので、基本的には、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wが不足して廃棄物検知センサー14が作動することはない。
しかしながら、例えば投入シュート8に設置した廃棄物レベル計13が正常に機能しなかったような場合でも、マテリアルシールの消失を確実に防止する必要があるので、廃棄物Wの流れ方向において廃棄物レベル計13よりも下流側の、スクリューフィーダ10の内部に、廃棄物検知センサー14を設置している。
上記実施形態による給じんシステム1によれば、制御装置7によって供給コンベア5の移送速度を制御して廃棄物Wの重量速度を一定に制御することにより、投入シュート8に対して廃棄物Wを、過不足なく安定的に定量供給できるので、投入シュート8内の廃棄物Wのレベルを、比較的低いレベルにて、精度よく制御することができる。
このため、投入シュート8内に蓄積される廃棄物Wの重量が小さくなり、スクリューフィーダ10の入口部における廃棄物Wの圧密による過充填を防止することができる。
また、給じんシステム1の運転時における投入シュート8内の廃棄物Wのレベルを、従来よりも下げることができるので、フラップダンパ9の設置位置も下げることが可能である。これにより、投入シュート8の高さを低くして、給じんシステム1全体の高さを従来よりも低くすることができる。
また、供給コンベア5を傾斜して設置したので、水平に設置した場合に比べて上下方向の占有空間が小さくなり、これによっても、給じんシステム1全体の高さを低くすることができる。
また、供給コンベア5から投入シュート8に対して、廃棄物Wを安定的に定量供給できるので、スクリューフィーダ10に対しても廃棄物Wを安定的に定量供給可能である。スクリューフィーダ10の回転数を定速としても、熱処理炉2に対して廃棄物Wを定量供給することができる。このため、スクリューフィーダ10の制御が容易となり、マテリアルシールの確保をより一層確実に維持することができる。
また、何らかの不具合により、投入シュート8内の廃棄物Wのレベルが低下した場合でも、廃棄物レベル計13によってレベル低下を検知できるので、スクリューフィーダ10におけるマテリアルシールが消失される前に、スクリューフィーダ10の回転数を低下させ、或いは回転を停止して、マテリアルシールの消失を確実に防止することができる。
また、何らかの不具合により、廃棄物レベル計13の設置位置を超えて、投入シュート8内の廃棄物Wのレベルが低下した場合でも、スクリューフィーダ10内の廃棄物Wの充填状態を、廃棄物検出センサー14によって検出することにより、マテリアルシールが消失される前にスクリューフィーダ10の回転数を低下させて、或いは回転を停止して、マテリアルシールの消失を確実に防止することができる。
なお、上記実施形態の一変形例としては、投入シュート8内のフラップダンパ9を省略することもできる。
上記の通り、制御装置7によって供給コンベア5による廃棄物Wの重量速度を制御することにより、投入シュート8に対して廃棄物Wを安定的に定量供給できるので、スクリューコンベア10に対する廃棄物Wの供給が不足するという事態は回避できる。
このため、スクリューコンベア10におけるシール機能の信頼性が高くなるので、フラップダンパ9による追加的なシール機能を省略することができる。
このようにフラップダンパ9を省略することにより、給じんシステム1における廃棄物Wの流れがより一層連続的となり、廃棄物Wの連続供給性能を高めることができる。
1 給じんシステム
2 熱処理炉(ガス化炉)
3 破砕機
4 投入ホッパ
5 供給コンベア
6 ロードセル
7 制御装置
8 投入シュート
9、9A、9B フラップダンパ
10 スクリューフィーダ
11 スクリュー本体
12 廃棄物移送板
13 廃棄物レベル計(投入シュート用計測手段)
13A 廃棄物レベル計の発信器
13B 廃棄物レベル計の受信器
14 廃棄物検知センサー(スクリューフィーダ用計測手段)
14A 廃棄物検知センサーの発信器
14B 廃棄物検知センサーの受信器
W 廃棄物
G スクリュー本体同士の間の間隙

Claims (8)

  1. 廃棄物を熱処理するための熱処理炉に対して前記廃棄物を供給するための給じんシステムにおいて、
    前記廃棄物を移送するための供給コンベアと、
    前記供給コンベアによる前記廃棄物の重量速度を制御するための制御手段と、
    前記供給コンベアから前記廃棄物が供給される投入シュートと、
    前記投入シュートから前記廃棄物が供給されるスクリューフィーダと、
    前記スクリューフィーダ内の前記廃棄物の蓄積状態を計測するためのスクリューフィーダ用計測手段である廃棄物検知センサーと、を備え、
    前記スクリューフィーダが、水平方向に並置された一対のスクリュー本体を備え、
    前記廃棄物検知センサーが透過型センサーであり、前記一対のスクリュー本体の間に形成された間隙を挟んで、当該間隙の上方または下方に前記透過型センサーの発信器を設置し、当該間隙の下方または上方に前記透過型センサーの受信器を設置する、ことを特徴とする給じんシステム。
  2. 前記投入シュート内の前記廃棄物の蓄積状態を計測するための投入シュート用計測手段をさらに備えた請求項1記載の給じんシステム。
  3. 前記投入シュートの下部であって前記スクリューフィーダの上流部の近傍に設けられ、前記スクリューフィーダの移送方向に沿って下方に傾斜した廃棄物移送板をさらに備えた請求項1または2に記載の給じんシステム。
  4. 前記供給コンベアが、その移送方向に沿って上方に傾斜して設けられている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給じんシステム。
  5. 前記投入シュートの内部に設けられ、ガスシール機能を有するフラップダンパをさらに備えた請求項1乃至4のいずれか一項に記載の給じんシステム。
  6. 前記供給コンベアに供給される前記廃棄物を破砕するための破砕機をさらに備えた請求項1乃至5のいずれか一項に記載の給じんシステム。
  7. 前記熱処理炉は、流動層タイプのガス化炉である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の給じんシステム。
  8. 廃棄物を熱処理するための熱処理炉に対して前記廃棄物を供給するための給じんシステムの運転方法において、
    供給コンベアによって前記廃棄物を移送する工程と、
    前記供給コンベアによる前記廃棄物の重量速度を制御する工程と、
    前記供給コンベアから前記廃棄物を投入シュートに供給する工程と、
    前記投入シュートから前記廃棄物をスクリューフィーダに供給する工程と、
    透過型センサーから成る廃棄物検知センサーによって前記スクリューフィーダ内の前記廃棄物の蓄積状態を計測する工程と、を備え
    前記スクリューフィーダが、水平方向に並置された一対のスクリュー本体を備えており、
    前記一対のスクリュー本体の間に形成された間隙を挟んで当該間隙の上方または下方に配置された前記透過型センサーの発信器から、当該間隙の下方または上方に設置された前記透過型センサーの受信器に向けて出力が発信される、給じんシステムの運転方法。
JP2012282384A 2012-12-26 2012-12-26 給じんシステム及びその運転方法 Active JP6255155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282384A JP6255155B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 給じんシステム及びその運転方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012282384A JP6255155B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 給じんシステム及びその運転方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014126250A JP2014126250A (ja) 2014-07-07
JP6255155B2 true JP6255155B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=51405895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012282384A Active JP6255155B2 (ja) 2012-12-26 2012-12-26 給じんシステム及びその運転方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6255155B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108267017B (zh) * 2016-12-30 2019-11-15 中冶长天国际工程有限责任公司 用于热烧结矿冷却系统的料位控制方法及控制系统
CN109539296A (zh) * 2018-12-27 2019-03-29 铁岭众缘环保设备制造有限公司 一种秸秆燃烧锅炉的自动翻料装置
CN110373229A (zh) * 2019-05-14 2019-10-25 中国计量大学 一种生物质气化炉密封进料装置
CN110160058B (zh) * 2019-06-06 2020-10-30 缪秀红 一种智能化多功能进料的化工废品焚烧炉
JP7353133B2 (ja) * 2019-10-31 2023-09-29 荏原環境プラント株式会社 燃料供給システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL7013421A (ja) * 1970-09-10 1972-03-14 Koninklijke Hoogovens En Staal
JPS5910480B2 (ja) * 1977-11-25 1984-03-09 三菱重工業株式会社 密閉機械式シ−ルド機の充填率制御装置
JPS57180531A (en) * 1981-04-27 1982-11-06 Hitachi Ltd Screw feeder control method
JPS5843318A (ja) * 1981-09-09 1983-03-14 Ebara Corp 排出装置
JPS5932846A (ja) * 1982-08-18 1984-02-22 Kobe Steel Ltd 粉粒体圧密度の検知方法
JPH06117615A (ja) * 1992-09-30 1994-04-28 Ebara Corp 流動床燃焼装置への燃焼物の供給装置
JP3916350B2 (ja) * 1999-10-01 2007-05-16 西松建設株式会社 スクリュウ式排土装置における排土量計測装置
JP2003056822A (ja) * 2001-08-16 2003-02-26 Ebara Corp 流動層ガス化炉の可燃物供給方法及び可燃物供給装置
JP3498084B2 (ja) * 2002-11-25 2004-02-16 バブコック日立株式会社 ごみ焼却設備の給塵装置
JP2005089056A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Sanki Eng Co Ltd 給じん装置
JP2006044873A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Babcock Hitachi Kk ごみ供給装置
JP2006275443A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Kurimoto Ltd 廃棄物供給装置
JP2007255816A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 廃棄物供給装置及び廃棄物処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014126250A (ja) 2014-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6255155B2 (ja) 給じんシステム及びその運転方法
KR101882631B1 (ko) 분체 반송 장치 및 차콜 회수 장치
CN109751614B (zh) 固体燃料供给装置及其运转方法以及燃烧设备
US20140150698A1 (en) Solid fuel gravity feed combustion device, system and method
JP6180218B2 (ja) 固体燃料燃焼装置
KR102092869B1 (ko) 재 배출 시스템
US20090291403A1 (en) Method and apparatus to deliver solid fuel to a combustion zone
JP5660442B2 (ja) セメントキルンの燃料供給方法
JP2006275443A (ja) 廃棄物供給装置
JP2005131511A (ja) 廃棄物供給装置
JP4342133B2 (ja) 処理物の供給装置及び方法
JP2012093007A (ja) 混合燃料の粉砕方法
KR101017500B1 (ko) 열분해 용융설비의 고형물 공급장치
WO2009025378A1 (ja) 廃棄物供給装置、そのシール方法および廃棄物供給方法
JP2019018926A (ja) 粉体供給装置
US20040231574A1 (en) Waste treatment method and treatment facility
JP6236249B2 (ja) 焼却炉への破砕物供給装置
JP2007255816A (ja) 廃棄物供給装置及び廃棄物処理装置
JP2005331235A (ja) 廃棄物供給装置
CN216619877U (zh) 一种生物质粉给料系统
JP6223104B2 (ja) 廃棄物ガス化溶融炉及びその運転方法
CN217584418U (zh) 一种旋转阀给料输送装置
JP2005343656A (ja) 粉粒体供給装置と燃焼装置とその運転方法
JP2007185569A (ja) 竪型ローラミル,竪型ローラミルを用いた粉砕方法
WO2007087861A1 (en) Device for continuous feeding and dosage of refuse-derived fuel to non-pressurized user devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161025

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20161214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6255155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250