JP6254435B2 - 電子装置およびユニット実装構造 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のユニットを実装する電子装置に関する。
近年、電子装置の高密度実装化の需要が高まるに伴い、装置1台あたりに実装することが必要なハードディスク(Hard Disk Drive、HDD)の台数も増加している。また、HDDの実装にあたっては、装置の前面からホットスワップ(活栓挿抜)が、可能であることも求められる。
装置前面からのホットスワップを考慮しながら、多数台のHDDを実装する構造として、図8に示す構造が知られている。図8は、複数のHDD530を実装した装置の構造の一例である。図8において、(a)はその上面図、(b)は前面図、(c)は側面図および(d)は斜視図である。なお、前面は、HDD530の挿抜作業を実施する作業者が位置する面であるものとする。この装置は、図8(d)に示すように、装置の筐体520の奥行方向をY方向、および幅方向をX方向とすると、X、Y方向にHDD530を複数台並べて実装する構造である。具体的に、図8(a)、(d)に示す通り、筐体520は、奥行方向に6台、および幅方向に3台、すなわち、合計18台のHDD530を収納する例である。18台のHDD530は、筐体520の中の図示しないHDDケージに収納されている。
図8に示す構造では、作業者が、複数のHDD530を収納したHDDケージごと筐体520の前面に引き出すことにより、各HDD530を上方(図8に示す太い矢印の方向およびZ方向)に抜き差し可能である。このようにして、図8に示す構造において、奥行方向の2列目以降に実装されたHDD530に対しても、ホットスワップが可能である。
また、関連技術として、特許文献1には、少なくとも3つの保守面を有するユニットを格納する装置が開示されている。この特許文献1に記載された装置は、4本の支柱を含む筐体の中に、電子機器のユニットが格納されている。ユニットの外側は、その重心を通る回転軸を中心として、ユニットを回転支持するとともに外側に軸受けを有する、フレームを備える。ユニットは、フレームの中で回転軸を中心として回転自在に軸支されている。このフレームは、筐体の中に実装されたスライドレ−ルを介して、装置筐体の1方向に出し入れ自由である。すなわち、ユニットは、フレームごと筐体の1方向に引き出され、引き出された状態で回動自在となる。これにより、装置の保守面を増やすことなく、保守員は、装置の1方向から、ユニットの各保守面に対する保守を行うことが可能となる。ユニットは、複数のマザーボードおよび配線基板などが組み合わされた構造である。
また、特許文献2には、HDDを集約して実装するスペースを筐体内に備えるブレードサーバのHDD実装方法が開示されている。この特許文献2に記載されたブレードサーバは、HDD搭載スペースに設置された円状のレール上にHDDを搭載する。HDDは、レール上をスライドして移動可能であり、任意のHDDを筐体前面の開口部に移動することができる。これにより、このブレードサーバは、複数のHDDを搭載しつつ、筐体前面からのHDDの交換を実現している。
特開2005−277086号公報 特開2008−003737号公報
しかしながら、図8に示す構造、特許文献1および特許文献2に開示された技術においては、HDDの実装台数が制限されるという問題がある。
すなわち、図8に示す構造においては、高さ(Z)方向に2台以上のHDD530を並べると、HDD530が抜き出せないので、高さ(Z)方向にはHDD530を1台しか実装できないという制限がある。
また、特許文献1に開示された技術において、ユニットに複数のHDDが収納されるとしても、ホットスワップを可能とするには、HDDは、ユニットの各保守面に並べて実装される必要がある。したがって、HDDの台数は、保守面の面積に制限される。また、フレームの中でユニットが回転するための余地を設ける必要があるので、フレームの体積の割には、搭載できるHDDの台数が制限されてしまう。
また、特許文献2に開示された技術においても、レール301が円状であるので、実装できるHDDの台数は、装置の奥行方向の長さに収容できる台数の2倍と、若干数を加えた台数に制限される。
本発明の一つの目的は、活線挿抜可能な複数台のHDD等の電子デバイスを含むユニットをサーバ等の電子装置に実装する際に、装置前面からの挿抜を可能としつつ、多数のユニットを実装できる電子装置およびユニット実装構造を提供することにある。
上記の目的を達成すべく、本発明に係る電子装置は、以下の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明に係る電子装置は、装置上面に設けられた天板と、装置底面に設けられた底板とを少なくとも有し、前面が開いた装置筐体と、電子デバイスを含む複数のユニットと、前記ユニットを対向する2方向から挿抜可能なケージと、前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するレールと、前記ケージに収容された背反するユニットの間に設けられ、前記ケージを前記レールに対して回転自在に接続する回転軸であるシャフトとを備え、前記レールは、前記装置筐体の開口部に一端を接するように、前記天板と前記底板とに対して、それぞれ1本ずつが固定されるアウターレールと、前記シャフトを支持することができる差込口が設けられたインナーレールとを有し、前記シャフトは、前記ケージを貫通して、前記差込口に差し込まれることによって、前記ケージが前記インナーレールと回動可能に接続され、前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するように、前記アウターレールと前記インナーレールとを咬み合わせる
また、上記の同目的を達成すべく、本発明に係るユニット実装構造は、複数のユニットを対向する2方向から挿抜可能なケージと、前面が開いた装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するレールと、前記ケージに収容された背反するユニットの間に設けられ、前記ケージを前記レールに対して回転自在に接続する回転軸であるシャフトとを備え、前記レールは、前記装置筐体の開口部に一端を接するように、前記装置筐体の上面と前記装置筐体の底面とに対して、それぞれ1本ずつが固定されるアウターレールと、前記シャフトを支持することができる差込口が設けられたインナーレールとを有し、前記シャフトは、前記ケージを貫通して、前記差込口に差し込まれることによって、前記ケージが前記インナーレールと回動可能に接続され、前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するように、前記アウターレールと前記インナーレールを咬み合わせることにより、前記装置筐体に接続される。
本発明には、装置前面からの挿抜を可能としつつ、多数のユニットを実装できるという効果がある。
本発明の第1の実施形態に係る電子装置の構造を概略的に示す透視斜視図である。 第1の実施形態に係る電子装置におけるレール6の構造を概略的に示す図である。 第1の実施形態に係る電子装置の筐体20からHDDケージ21を引き出し、完全に分離させた状態における電子装置の構造を概略的に示す透視斜視図である。 第1の実施形態に係る電子装置がHDDを実装した場合の様子を示す透視斜視図である。 第1の実施形態に係る電子装置がHDDを実装した場合の様子を示す図である。 第1の実施形態に係る電子装置の筐体20からHDDケージ21を引き出し、回転させる様子を示す図である。 第2の実施形態に係る電子装置の構造を概略的に示す透視側面図である。 複数のHDD530を実装した装置の構造の一例である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、搭載するユニットとしてHDDを一例として記載する。しかし、本発明の実施形態において、搭載可能なユニットはHDDに限られない。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電子装置の構造を概略的に示す透視斜視図である。図1を参照すると、本実施形態は、電子装置の外枠本体部分である筐体20、HDDケージ21、本体基板5、レール6、回転軸であるシャフト7、およびHDD基板(ユニット基板)9を有する。
筐体20は、電子装置の前面が開いた箱型の構造である。図3は、第1の実施形態に係る電子装置の筐体20からHDDケージ21を引き出し、完全に分離させた状態における電子装置の構造を概略的に示す透視斜視図である。図3を参照すると、筐体20は、装置上面に設けられた天板1、装置側面に設けられた側板2、装置底面に設けられた底板3、および装置背面に設けられたバックパネル4を有する。なお、側板2は、互いに向かい合った一対の装置側面に平行して設けられる。
HDDケージ21は、複数のHDD(ユニット)を実装(収容)可能である。また、HDDケージ21自体は、筐体20に収容される。また、HDDケージ21は、装置上面に設けられたレール6と、それと対向して装置底面に設けられたレール6とによって、筐体20と接続される。
図1に示すように、HDDケージ21は、レール6を介して筐体20に接続される。
さらに図2を参照して、HDDケージ21と筐体20との間を接続する構造の詳細を説明する。図2は、レール6の構造を概略的に示す図である。図2(a)は斜視図である。図2(b)は、(a)のA−A´拡大断面図である。図2を参照すると、レール6は、アウターレール10と、インナーレール11とを有するスライドレールである。アウターレール10は、筐体20の開口部に一端を接するように、天板1と底板3のそれぞれの内面に、1本ずつが固定される。インナーレール11は、HDDケージ21の上面と底面とにそれぞれ1本ずつが接続される。このうち、HDDケージ21の上面側のアウターレール10とインナーレール11との間には、図2(b)に示すように、後述するHDD基板9と本体基板5とを接続するためのケーブル12が配置される。
図1および図3に示すように、HDDケージ21の上面側および底面側のインナーレール11には、筒状のシャフト7を支持することができる差込口8が設けられる。差込口8の形状は、単なる穴でも、インナーレール11の長さ方向に直交する筒状部材でもよい。シャフト7は、HDDケージ21を貫通して、インナーレール11に設けられた差込口8に差し込まれ固定されることにより、差込口8を介してインナーレール11に固定される。すなわち、筒状であるシャフト7の両端にある開口部は、差込口8に対して、ずれないように固定される。シャフト7は、差込口8からシャフト7の内部へケーブル12を通すことが可能である。シャフト7の内部には、ケーブル12を通すのに必要な空間が確保されていればよい。なお、HDDケージ21の底面側のインナーレール11とシャフト7とは、互いに結合していればよい。なお、ケーブル12は、筐体20およびHDDケージ21の底面側のレール6に沿って配線されてもよい。
HDDケージ21と筐体20との間は、HDDケージ21の上面と、対向する底面とに固定された2本のインナーレール11と、筐体20の開口部に接して天板1と底板3とに固定された2本のアウターレール10とを咬み合わせることにより、接続される。
インナーレール11は、アウターレール10に咬み合わせた状態において、アウターレール10の長手方向にスライド可能である。すなわち、HDDケージ21は、レール6の案内によって、筐体20の前面に引き出される。さらに、引き出されたHDDケージ21は、シャフト7を中心に180度以上回動(回転)可能である。HDDケージ21は、シャフト7に対して回転可能に結合する。
HDD基板9は、シャフト7を挟んで、図1に示す電子装置の前面方向と背面方向とに対向して設けられ、HDDケージ21に固定されている。HDDケージ21にHDDが実装される際には、HDDは、図示しないコネクタ等を介して、HDD基板9に接続される。図3に示すように、HDD基板9は、ケーブル12によって、本体基板5と接続される。HDD基板9からシャフト7の内部にケーブルを通すために、シャフト7の側面には複数の穴が形成されていることが望ましい。本体基板5は、筐体20の何れかの場所に固定される。本実施形態において、本体基板5は、一例として、側板2に固定される。なお、本体基板5は、一つとは限らない。HDDケージ21に実装されるHDDは、HDD基板9を介して、本体基板5と電気的に接続されることにより、本実施形態の電子装置を利用するサーバ等から利用可能となる。
前述したようにケーブル12は、レール6を伝って配線される。図2(b)に詳細に示すように、ケーブル12は、アウターレール10とインナーレール11との間の空間を通すことができる。すなわち、ケーブル12の一端は、本体基板5に接続され、さらに、アウターレール10とインナーレール11との間を通って、HDDケージ21の上部を渡される。そして、ケーブル12の他端は、差込口8からシャフト7内部を通され、さらに、シャフト7に開けられた2つの穴を介して、シャフト7の外に導かれる。ケーブル21の2つに分岐した他端は、シャフト7の外において、それぞれHDD基板9と接続される。
次に、上述した構成を備える本実施形態の動作について詳細に説明する。
以下においては、図4および図5に示すように、HDDを実装した場合を一例として、動作を説明する。図4は、第1の実施形態に係る電子装置がHDDを実装した場合の様子を示す透視斜視図である。図5は、第1の実施形態に係る電子装置がHDDを実装した場合の様子を示す図である。図4および図5において、実装されたHDDの様子をわかりやすくするために、HDDケージ21、およびレール6等のHDD以外の部品は、省略されている。図4および図5に示すように、筐体20(すなわち、その内部に収納されたHDDケージ21)は、複数のHDD30を実装することができる。図4および図5において、HDDケージ21は、装置幅(X)方向に3列、装置奥行(Y)方向に2列、および、装置高さ(Z)方向に3列の、合計18台のHDD30を実装している。装置前面に面するHDD30は、HDDケージ21を引き出さずに、HDD30を直接装置前方からホットスワップが可能である。
以下に、図6を参照して、装置後方に配置された(後列の)HDD210をホットスワップする際の本実施形態の動作を説明する。図6(a)乃至(c)は、それぞれ第1の実施形態に係る電子装置の筐体20からHDDケージ21を引き出し、回転させる様子を示す図である。図6において、HDD210は、後列のHDDを示す。
まず、図6(a)に示すように、HDDケージ21を収納した状態200において、後列のHDD210は、挿抜不可能な状態である。
次に、HDD210をホットスワップしようとする作業者は、HDDケージ21を筐体20から前方に引き出し、HDDケージ21を回転させる(図6(b)はHDDケージ21を引き出して90度回転した状態)。
図6(b)の状態から、さらにHDDケージ21を90度回転させた後、作業者は、HDDケージ21を押し戻すことにより、筐体20に収容する(図6(c)はHDDケージ21を反転した状態)。この結果、図6(a)の状態では後列に配置されていたHDD210は、電子装置前面に面する位置に入れ替わる。作業者が、反転したHDDケージ21を押し込めば、レール6の案内により、反転したHDDケージ21を筐体20に再び収容可能である。このようにして、作業者は、HDD21を装置前面から挿抜可能となる。また、HDD210の収納位置も変えることができる。
なお、HDDケージ21は、必要以上に回転されると、ケーブル12が差込口8の付近で捩じれることになるので、捩じれ作用に対する許容範囲内で回転制限(たとえば、回転角度を180度以内に制限するなど)をかけてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、装置前面からの挿抜を可能としつつ、多数のユニット(HDD)を実装することができる電子装置を提供することができるという効果がある。
なぜなら、本発明の実施形態における電子装置は、複数のユニットを対向する2方向から挿抜可能なケージと、前面が開いた装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するレールと、ケージに収容された背反するユニットの間に設けられ、ケージとレールとを回転自在に接続する回転軸であるシャフトとを備えるからである。
また、本実施形態によれば、上記構成により、装置後方にまとまった空きスペースが確保できるという効果も得られる。この結果、電子装置におけるHDDを実装する領域以外のスペースを有効に活用できるという効果が期待できる。
図8に示すHDDの実装構造を具体例として、この理由を説明する。図8に示す電子装置においても、本実施形態の図5と同数のHDD30が実装されている。上述した通り、図8に示す電子装置においては、高さ(Z)方向に2台以上のHDD530を並べると、HDD530が抜き出せない。したがって、図8におけるデッドスペース600として示したスペースは、何も実装することはできない。また、図8におけるHDD530より下方および装置後方の空きスペースは、DAC(Disk Array Controller)や基板等のHDD以外の実装物を実装するには不十分であることも少なくない。しかし、図5(a)および図5(c)に示すように、本実施形態においては、図8に示す構造に比べて、装置後方により大きな空きスペースが確保できるので、上述したHDD以外の実装物を実装可能となることが期待できる。
また、本実施形態によれば、HDDケージ21の引き出し量も少なく済むという効果もある。すなわち、図5に示す本実施形態は、図8に示す電子装置に比べて、HDDケージ21の奥行(Y)方向の長さが短いので、HDDケージ21の引き出し量を少なくすることができる。この結果、本実施形態においては、レール6の強度確保が、図8に示す電子装置に比べて、容易である。
なお、本実施形態において、HDDケージ21を支えるレール6を2本使用しているが、レールの強度を確保すれば、いずれか1本のレール6によって実施することも可能である。
また、本実施形態においては、図6に示すように、HDDケージ21を横回転させているが、装置を90度回転させて配置した場合であれば、縦回転としても利用可能である。
また、図4乃至図6において、実装可能なHDDの台数は18台としているが、この限りではない。実装可能なHDDの台数は、筐体20のサイズ、およびHDD30のサイズによって異なる。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明し、第1の実施形態と同様な構成を有する第2の実施形態の構成要素には、第1の実施形態で付した参照符号と同一の参照符号を付し、その構成要素について重複する詳細な説明は省略する。
本実施形態では、第1の実施形態におけるHDDケージ21を複数有し、その複数のHDDケージ21を回動可能とする機構が追加されている点が、第1の実施形態と異なる。すなわち、本実施形態は、第1の実施形態におけるHDDの実装領域を増設する構造である。
以下に、本実施形態について、図7を参照して詳細に説明する。図7は、第2の実施形態に係る電子装置の構造を概略的に示す透視側面図である。なお、図7は、実装可能な台数のHDD30を実装した状態を示している。図7を参照すると、本実施形態は、電子装置本体である筐体300、シャフト7A、シャフト7B、HDDケージ21A、HDDケージ21B、アウターレール301、サブインナーレール302、インナーレール303および、サブシャフト310を有する。
アウターレール301、サブインナーレール302、インナーレール303および、サブシャフト310以外の上述した部品は、第1の実施形態における相当する各部と同様の構造である。すなわち、筐体300は、第1の実施形態における筐体20に相当する。シャフト7A、およびシャフト7Bは、第1の実施形態におけるシャフト7に相当する。HDDケージ21A、およびHDDケージ21Bは、第1の実施形態におけるHDDケージ21に相当する。これらの部品の構造は、筐体300、HDDケージ21A、およびHDDケージ21Bに係る基板およびケーブル等の図示しない詳細構造も含めて、第1の実施形態における相当する部品と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるHDDケージ21Aおよび21Bは、概略、第1の実施形態におけるアウターレール10とインナーレール11とに対応する各レールの間に、新たにサブインナーレール302を追加した構造のスライドレールにより、筐体300と接続される。なお、以下の説明において、これらのレールは、第1の実施形態と同様に、HDDケージ21Aおよび21B、並びに筐体300の上面と底面にそれぞれ1本ずつ設けられる。
インナーレール303は、第1の実施形態におけるインナーレール11に対応する。インナーレール303には、シャフト7Aを支持することができる差込口(図示しない)と、シャフト7Bを支持することができる差込口(図示しない)とが、HDDケージ21AおよびHDDケージ21Bを重複せずに並列可能な間隔を空けて設けられる。HDDケージ21Aおよび21Bは、それぞれシャフト7Aおよび7Bを中心に180度以上回動可能な状態で、インナーレール303と接続される。HDDケージ21Aおよび21Bと、インナーレール303とを接続する方法は、第1の実施形態と同様であるので、重複する詳細な説明は省略する。
インナーレール303は、新たに追加される部品であるサブシャフト310によって、サブインナーレール302に接続される。インナーレール303とサブインナーレール302との接続方法は、第1の実施形態におけるHDDケージ21とインナーレール11との接続方法と同様である。すなわち、サブインナーレール302には、筒状のサブシャフト310を支持することができる差込口(図示しない)が設けられる。筒状であるサブシャフト310の両端にある開口部は、当該差込口に対して、ずれないように固定される。第1の実施形態におけるシャフト7と同様に、サブシャフト310も、その内部へ図示しないケーブルを通すことが可能である。すなわち、本実施形態において、筐体300から出るケーブルは、サブインナーレール302の上面、サブシャフト310の内部、インナーレール303の上面、および、シャフト7Aまたはシャフト7Bを経由して、図示しないHDD基板まで配線される。なお、第1の実施形態と同様に、ケーブルは、筐体300、HDDケージ21Aおよび21Bの底面側に配線されてもよい。
サブシャフト310は、インナーレール303を貫通して、サブインナーレール302に設けられた差込口8に差し込まれ、差込口8によって保持される。このとき、サブシャフト310は、インナーレール303に接続されたHDDケージ21Aと、HDDケージ21Bとの間に配置される。このようにして、インナーレール303は、サブシャフト310を中心に180度以上回動可能な状態で、サブインナーレール302と接続される。
アウターレール301は、第1の実施形態におけるアウターレール10に対応する。アウターレール301は、サブインナーレール302と咬み合わせられる点が、第1の実施形態と異なる。サブインナーレール302は、アウターレール301に咬み合わせた状態において、アウターレール301の長手方向にスライド可能である。すなわち、インナーレール303と、HDDケージ21Aおよび21Bは、サブインナーレール302と共に、筐体300の前面に引き出される。
このような構成により、インナーレール303に接続されたHDDケージ21Aおよび21Bは、インナーレール303と共に回転することにより、装置に対する前後の配置を入れ替えることが可能となる。すなわち、図7において装置後方に配置されるHDDケージ21Bは、インナーレール303を180度回転することにより、装置前面に移動可能である。また、HDDケージ21Aおよび21Bは、第1の実施形態と同様に、それぞれが回動可能であるので、後列のHDD30を装置前面に出すことができる。このようにして、本実施形態に係る電子装置に実装されたすべてのHDD30が、装置前方からホットスワップ可能な状態になる。
なお、本実施形態においてHDDケージを2つ実装したが、サブインナーレール302とサブシャフト310とを同様に追加すれば、さらに多くのHDDケージを実装することが可能である。
以上説明した第1の実施形態におけるシャフト7と、第2の実施形態における7A、7B、310は、それぞれ2つのインナーレール11の間あるいは2つのサブインナーレール302の間を貫通して固定されている。しかしながら、各シャフトは必ずしも貫通させる必要はない。各シャフトは、ケーブル12を通し、HDDケージを回転させることができる構成であれば、少なくともHDDケージ21、21Aの上面及び底面付近だけに設けられていてもよい。
また、電子装置に実装されるユニットは、HDDに限らず他の電子部品、電子デバイスでもよい。
1 天板
2 側板
3 底板
4 バックパネル
5 本体基板
6 レール
7、7A,7B シャフト(回転軸)
8 差込口
9 HDD基板(ユニット基板)
10、301 アウターレール
11、303 インナーレール
12 ケーブル
20、300 筐体
21、21A、21B HDDケージ
30 HDD
302 サブインナーレール
310 サブシャフト
520 筐体
530 HDD
600 デッドスペース

Claims (4)

  1. 装置上面に設けられた天板と、装置底面に設けられた底板とを少なくとも有し、前面が開いた装置筐体と、
    電子デバイスを含む複数のユニットと、
    前記ユニットを対向する2方向から挿抜可能なケージと、
    前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するレールと、
    前記ケージに収容された背反するユニットの間に設けられ、前記ケージを前記レールに対して回転自在に接続する回転軸であるシャフトと
    を備え
    前記レールは、
    前記装置筐体の開口部に一端を接するように、前記天板と前記底板とに対して、それぞれ1本ずつが固定されるアウターレールと、
    前記シャフトを支持することができる差込口が設けられたインナーレールと
    を有し、
    前記シャフトは、前記ケージを貫通して、前記差込口に差し込まれることによって、前記ケージが前記インナーレールと回動可能に接続され、
    前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するように、前記アウターレールと前記インナーレールとを咬み合わせる電子装置。
  2. 前記装置筐体のいずれかの場所に固定される本体基板と、
    前記シャフトを挟んで、前記装置筐体の前面方向と背面方向とに対向して設けられ、ケージに固定されるユニット基板とを有し、
    前記ユニット基板と前記本体基板とを、前記アウターレールと前記インナーレールとの間の空間を通して配線されたケーブルによって接続し、
    前記ケージに前記ユニットを実装する際に、前記ユニットと前記ユニット基板とを接続する
    請求項記載の電子装置。
  3. 2つの前記ケージと、前記2つのケージにそれぞれ対応する2つの前記シャフトを有し、
    前記インナーレールは、前記2つのケージを重複せずに並列可能な間隔を空けて設けた2つの前記差込口を有し、
    前記2つのシャフトは、対応する前記ケージを貫通して、前記2つの差込口に1つずつ差し込まれることによって、前記2つのケージが前記インナーレールとそれぞれ回動可能に接続され、
    前記アウターレールと前記インナーレールとの間にさらに設けるサブインナーレールを有し、
    前記インナーレールに接続された2つのケージの間に設けられ、前記インナーレールを貫通して、前記サブインナーレールに設けられた差込口に差し込まれることによって、前記インナーレールと前記サブインナーレールとを回動可能に接続する回転軸であるサブシャフトを有し、
    前記アウターレールは、前記装置筐体と前記インナーレールとをスライド自在に接続するように、前記インナーレールに替えて前記サブインナーレールと咬み合わされる
    請求項または記載の電子装置。
  4. 複数のユニットを対向する2方向から挿抜可能なケージと、
    前面が開いた装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するレールと、
    前記ケージに収容された背反するユニットの間に設けられ、前記ケージを前記レールに対して回転自在に接続する回転軸であるシャフトと
    を備えるユニット実装構造であって、
    前記レールは、
    前記装置筐体の開口部に一端を接するように、前記装置筐体の上面と前記装置筐体の底面とに対して、それぞれ1本ずつが固定されるアウターレールと、
    前記シャフトを支持することができる差込口が設けられたインナーレールと
    を有し、
    前記シャフトは、前記ケージを貫通して、前記差込口に差し込まれることによって、前記ケージが前記インナーレールと回動可能に接続され、
    前記装置筐体と前記ケージとをスライド自在に接続するように、前記アウターレールと前記インナーレールを咬み合わせることにより、
    前記装置筐体に接続されるユニット実装構造
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