JP6253934B2 - 成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラム - Google Patents

成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、体液成分の測定値又はバイタルサインの測定値の評価結果をユーザに知らせることができる成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラムに関する。
糖尿病の患者は、血糖計を用いて日常的に血糖値を測定することにより血糖コントロールを行っている。この種の血糖計として、血糖測定値が正常範囲にあるか否かを示したグラフ等をディスプレイに表示させる技術的思想が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2008−524591号公報
ところで、上述した特許文献1のような血糖計において、例えば、日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012−2013」に記載されている血糖コントロール指標(図22参照)の「優・良」の血糖範囲を正常範囲として用いることが考えられる。
しかしながら、比較的高血糖の患者がこのような血糖計を使用すると、実際の血糖測定値が正常範囲から大きく乖離しているため、「不可」に対応する評価結果が頻繁にディスプレイに表示されることがある。このような表示はユーザにとってストレスになり易く、場合によっては、日常的な血糖測定が中断されることもあり得る。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、ユーザや容態に応じた適切な評価結果を知らせることができる成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る成分測定装置は、体液成分を測定する測定部と、前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データをディスプレイに出力するデータ出力部と、を備え、前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、ことを特徴とする。
本発明に係る成分測定装置によれば、過去の所定数の測定値の平均値と標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成している。これにより、過去の所定数の測定値の平均値と標準偏差とを評価データに反映させることができる。そして、この評価データを用いて今回の測定値が属する範囲の評価区分を決定し、当該評価区分に対応した評価画面データをディスプレイに表示させることができるので、ユーザや容態に応じた適切な評価結果を知らせることができる。また、測定部による体液成分の最初の測定から比較的短い期間で初期設定データに基づいて作成された評価画面データをディスプレイに表示させることができる。さらに、体液成分の測定初期では初期評価データに基づいて作成された評価画面データをディスプレイに表示し、初期評価データが作成されてからある程度の期間が経過したところで、評価データに基づいて作成された評価画面データのディスプレイへの表示に切り替えることができる。さらにまた、評価区分の範囲の幅が第1設定値よりも小さい場合であっても、当該範囲の幅が前記第1設定値となるため、当該範囲の幅が過度に狭くなることを抑えることができる。また、評価区分の範囲の幅が第2設定値よりも大きい場合であっても、当該範囲の幅が前記第2設定値となるため、当該範囲の幅が過度に広くなることを抑えることができる。
上記の成分測定装置において、前記評価データ作成部は、最外に位置する前記評価区分と正常範囲を含む前記評価区分との間の前記評価区分に前記平均値が含まれるように前記評価データを作成してもよい。
このような構成によれば、最外に位置する評価区分に対応した評価画面データがディスプレイに過剰に表示されることを抑えることができる。これにより、ユーザへのストレスを緩和することができると共に、ユーザや容態に応じた適切な評価結果を知らせることができる。
上記の成分測定装置において、前記評価データ作成部は、前記測定部が前記体液成分を前記所定数測定するごとに前記評価データを更新してもよい。
このような構成によれば、定期的に評価データを更新するので、直近の所定数の測定値を評価データに反映させることができる。これにより、ユーザや容態に応じた一層適切な評価結果を知らせることができる。
上記の成分測定装置において、前記画面データ作成部は、前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応する色の背景及び当該評価区分に対応する評価マークのうち少なくともいずれか一方を有する前記評価画面データを作成してもよい。
このような構成によれば、ユーザは、背景及び評価マークのうち少なくともいずれか一方に基づいて評価結果を容易に把握することができる。
上記の成分測定装置において、前記評価画面データには、前記測定部で測定された今回の前記測定値が含まれていてもよい。
このような構成によれば、測定部で測定された今回の測定値が評価画面データに含まれているので、今回の測定値とその評価結果を効率的に知らせることができる。
上記の成分測定装置において、前記データ出力部から出力された前記評価画面データを表示させる前記ディスプレイをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、成分測定装置がディスプレイを備えているので、成分測定装置とは別にディスプレイを用意する必要なく、評価結果をユーザに知らせることができる。
本発明に係る成分測定システムは、体液成分を測定する測定部を有する成分測定装置と、前記成分測定装置と通信可能な端末装置と、前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データを出力するデータ出力部と、を備え、前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成し、前記端末装置は、前記データ出力部から出力された前記評価画面データを表示させるディスプレイを有している、ことを特徴とする。
本発明に係る医療機器は、人体のバイタルサインを測定する測定部と、前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データをディスプレイに出力するデータ出力部と、を備え、前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、ことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、ディスプレイを有するコンピュータを、成分測定装置が測定した体液成分の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算手段、前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成手段、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正手段、前記評価データを用いて前記成分測定装置で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定手段、前記評価区分決定手段で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成手段、前記画面データ作成手段で作成された前記評価画面データを前記ディスプレイに出力するデータ出力手段、として機能させ、前記演算手段は、前記成分測定装置で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、前記評価データ作成手段は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、前記評価区分決定手段は、前記初期評価データに基づいて前記成分測定装置で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、前記評価データ作成手段は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、過去の所定数の測定値の平均値と標準偏差とに基づいて作成された評価データを用いて今回の測定値が属する範囲の評価区分を決定し、当該評価区分に対応した評価画面データをディスプレイに表示させることができるので、ユーザや容態に応じた適切な評価結果を知らせることができる。
本発明の第1実施形態に係る血糖計の斜視図である。 図1に示す血糖計を基端側から見た側面図である。 図1に示すチップの縦断面図である。 前記血糖計の内部構成を示すブロック図である。 図4に示す記憶部の内部構成のブロック図である。 図4に示す制御部の内部構成を説明するためのブロック図である。 図7Aは前記血糖計の空腹時初期評価データの説明図であり、図7Bは前記血糖計の食後初期評価データの説明図である。 図8Aは前記血糖計の空腹時評価データの説明図であり、図8Bは前記血糖計の食後評価データの説明図である。 前記血糖計を用いた血糖測定を説明するためのフローチャートである。 空腹時血糖測定制御を説明するための第1のフローチャートである。 空腹時血糖測定制御を説明するための第2のフローチャートである。 食後血糖測定制御を説明するための第1のフローチャートである。 食後血糖測定制御を説明するための第2のフローチャートである。 空腹時初期評価データ及び空腹時評価データの作成及び補正の具体例を示した説明図である。 図15Aは第1評価区分に対応する評価画面データの説明図であり、図15Bは第2評価区分に対応する評価画面データの説明図であり、図15Cは第3評価区分に対応する評価画面データの説明図であり、図15Dは第4評価区分に対応する評価画面データの説明図であり、図15Eは第5評価区分に対応する評価画面データの説明図である。 食後初期評価データ及び食後評価データの作成及び補正の具体例を示した説明図である。 図17Aは第2実施形態に係る血糖計の空腹時初期評価データの説明図であり、図17Bは当該血糖計の食後初期評価データの説明図である。 図18Aは第2実施形態に係る血糖計の空腹時評価データの説明図であり、図18Bは当該血糖計の食後評価データの説明図である。 本発明の第1実施形態に係る成分測定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る成分測定システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る成分測定システムの構成を示すブロック図である。 日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012−2013」に記載されている血糖コントロール指標を示した図である。
以下、本発明に係る成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラムの好適な実施形態を例示し、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、数値範囲を示す「〜」は、その前後に記載される数値の下限値を含み上限値を含まない意味として使用される。
[第1実施形態に係る血糖計10Aの構成]
図1に示すように、第1実施形態に係る血糖計(成分測定装置、医療機器)10Aには、先端に試験具としてチップ12が装着される。血糖計10Aは、ユーザ(患者)自身が操作して血糖計測を行うパーソナルユースの用途として主に用いられるが、もちろん特段の改造をすることなく医療従事者が使用する医療施設内用途としても使用可能である。先ず、チップ12について説明する。
図3に示すように、チップ12は、有底筒状のベース筒14と、ベース筒14から半径方向に突出するフランジ16と、ベース筒14の底部から突出する錐状のノズル18と、ベース筒14の底部内面に設置された試験紙20とを有する。
ベース筒14には、複数のスリット21が形成されている。ノズル18の中心には、先端の点着部22から試験紙20に連通する直線状の血液導入路24が設けられている。試験紙20の材質としては、例えば、ポリエーテルスルホンが挙げられる。試験紙20に含浸される試薬としては、例えば、グルコースオキシターゼ(GOD)、ペルオキシターゼ(POD)、4−アミノアンチピリン、N−エチルN−(2−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)等の発色剤が挙げられる。また、試薬には所定の緩衝剤が含まれていてもよい。血液導入路24は、血液を毛管現象により吸い上げる程度に十分細径に設定されており、点着部22に接触した血液を試験紙20まで導入する。
このように構成されるチップ12は、いわゆるディスポーザブル品であり個包装体としての図示しないケースに収容され、ケースの基端部はフィルムでシールされている。
続いて、血糖計10Aについて説明する。図1に示すように、血糖計10Aは、片手で把持し易いやや細長い形状であり、先端部は先端方向に向かって細くなると共にやや下側に屈曲して点着操作が容易な形状をなしている。血糖計10Aは、チップ12が装着される先端装着部26と、先端装着部26の近傍上面に設けられてチップ12を取り外すためのイジェクトレバー28とを備える。
血糖計10Aの平面状に形成された上面には、中央に位置するディスプレイ30と、基端側に位置する電源ボタン32及び記憶呼出ボタン34とが設けられている。ディスプレイ30は、いわゆるフルドット液晶タイプであって、血糖測定値及びその評価結果、所定の入力操作確認、及びメンテナンス用コード等をカラー表示することができる。また、ディスプレイ30は、タッチパネル機能を備えている。ディスプレイ30による入力形式は、タッチパネル式以外にもマウス−カーソール式、タッチペン式、タッチパッド式等のポインティングデバイスが利用可能である。
電源ボタン32は電源42(図4参照)のオン・オフをする。記憶呼出ボタン34は、過去に記憶された血糖測定値やその評価結果を呼び出す。なお、記憶呼出ボタン34は、タッチパネル式のポインティングデバイスを用いることによりディスプレイ30上の画像形式ボタンに置き換えてもよい。後述する時間設定ボタン36及び食後ボタン38についても同様である。
図2に示すように、血糖計10Aの基端側の側面には、時間設定ボタン36及び食後ボタン38が設けられている。食後ボタン38は、食後の所定時間(例えば、2時間)内に測定をするときにユーザが食後であることを指示する入力部である。
図4に示すように、血糖計10Aは、制御部40、電源42、時計44、カウンタ46、測定部48及び記憶部50を内部に有する。制御部40は、血糖計10Aの全体を統括的に制御している。制御部40としては、例えば、マイクロコンピュータが用いられ、所定のプログラム58(図5参照)を読み込み各機能部と協働しながらソフトウエア処理を実行する。制御部40の詳細な構成については追って説明する。
電源42には、例えば、ボタン電池が用いられ、電源ボタン32の作用下に電力を制御部40に供給する。時計44は、時間設定ボタン36の操作によって調整され、現在時刻を制御部40に通知する。時計44にはカレンダー機能が設けられていてもよい。時計44の時間設定操作に関する詳細説明は省略する。カウンタ46は、空腹時に測定された血糖測定値の測定回数(カウント値Na)と食後に測定された血糖値の測定回数(カウント値Nb)とを別々にカウントすると共に記憶する。
測定部48は、光学式であって、試験紙20(図3参照)にパルス状に光を出射する発光部52と、呈色した試験紙20で反射した光を受光する受光部54と、受光部54の受光信号をデジタル値に変換して制御部40に供給するA/D変換器56とを有する。なお、測定部48は、このような光学式に限らず、例えば、アンペロメトリー等を利用した電極式であってもよい。
図5に示すように、記憶部50は、プログラム58、ワークメモリ60、血糖測定値メモリ62、初期設定データメモリ64、測定値評価メモリ66及びカウントメモリ68を有する。プログラム58は、制御部40が読み込み実行するソフトウエアである。ワークメモリ60は、プログラム58を実行する際に所定のデータを都度記憶するために用いられる。
血糖測定値メモリ62は、過去に測定部48で測定された空腹時の血糖測定値を測定番号と一緒に記憶すると共に、過去に測定部48で測定された食後の血糖測定値を測定番号と一緒に記憶する。
初期設定データメモリ64は、空腹時初期設定データA0、A1、A2及び食後初期設定データB0、B1、B2を記憶する。空腹時初期設定データA0、A1、A2及び食後初期設定データB0、B1、B2は、例えば、ディスプレイ30を介して入力することにより任意に設定可能である。
測定値評価メモリ66は、空腹時初期評価データ100ea、食後初期評価データ100eb、空腹時評価データ100ua及び食後評価データ100ubを記憶する。空腹時初期評価データ100eaは、空腹時評価データ100uaが作成されるまでの間(血糖測定の初期段階)に空腹時に測定された血糖測定値を評価するためのデータである。食後初期評価データ100ebは、食後評価データ100ubが作成されるまでの間(血糖測定の初期段階)に食後に測定された血糖測定値を評価するためのデータである。空腹時評価データ100uaは、空腹時に測定された血糖測定値を評価するためのデータである。食後評価データ100ubは、食後に測定された血糖測定値を評価するためのデータである。
カウントメモリ68は、カウンタ46から供給される信号(情報)に基づいて空腹時に測定された血糖測定値の総測定回数(総カウント値Nta)と食後に測定された血糖測定値の総測定回数(総カウント値Ntb)とを別々に記憶する。
また、カウントメモリ68は、初期判定カウント値N1及び判定カウント値N2を記憶する。初期判定カウント値N1は、初期評価データ(空腹時初期評価データ100ea及び食後初期評価データ100eb)に反映させる血糖測定値のデータ数を意味し、任意に設定することができる。例えば、1日に6回(空腹時3回、食後3回)血糖値を測定する場合、初期判定カウント値N1を21に設定すれば、1週間分の血糖測定値を初期評価データに反映させることができる。
判定カウント値N2は、評価データ(空腹時評価データ100ua及び食後評価データ100ub)に反映させる血糖測定値のデータ数を意味し、任意に設定することができる。例えば、1日に6回(空腹時3回、食後3回)血糖値を測定する場合、判定カウント値N2を90に設定すれば、30日分の血糖測定値を評価データに反映させることができる。
図5では、煩雑になることを避けるために記憶部50を1つにまとめて示しているが、プログラム58はROM(Read Only Memory)、ワークメモリ60はRAM(Random Access Memory)、血糖測定値メモリ62、初期設定データメモリ64、測定値評価メモリ66及びカウントメモリ68は書き込み可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)にするとよい。
制御部40には、ディスプレイ30、記憶呼出ボタン34、食後ボタン38、電源42、時計44、カウンタ46、記憶部50、発光部52及びA/D変換器56が電気的に接続している(図4参照)。
図6に示すように、制御部40は、血糖測定値演算部70、判定部72、リセット処理部74、評価データ処理部76及びデータ出力部(データ出力手段)77を有する。血糖測定値演算部70は、測定部48の一部を構成し、A/D変換器56から供給される受光信号に基づいて血糖測定値を演算する。判定部72は、測定部48で測定された血糖測定値の測定回数(カウント値Na、Nb又は総カウント値Nta、Ntb)が所定数に達したか否かを判定する。リセット処理部74は、判定部72から供給される信号に基づいてカウンタ46をリセットする。
評価データ処理部76は、標準偏差演算部(標準偏差演算手段)78、平均血糖測定値演算部(平均血糖測定値演算手段)80、評価データ作成部(評価データ作成手段)82、評価データ補正部84、評価区分決定部(評価区分決定手段)86及び画面データ作成部(画面データ作成手段)88を有する。標準偏差演算部78は、測定部48で初期に測定された複数(N1個)の空腹時の血糖測定値の初期標準偏差SDeaと、測定部48で初期に測定された複数(N1個)の食後の血糖測定値の初期標準偏差SDebとを演算する。
また、標準偏差演算部78は、測定部48で測定された所定数(N2個)の空腹時の血糖測定値の標準偏差SDuaと、測定部48で測定された所定数(N2個)の食後の血糖測定値の標準偏差SDubとを演算する。
平均血糖測定値演算部80は、測定部48で過去に測定された所定数(N2個)の空腹時の血糖測定値の平均値(平均血糖測定値Xa)と、測定部48で過去に測定された所定数(N2個)の食後の血糖測定値の平均値(平均血糖測定値Xb)とを演算する。
評価データ作成部82は、空腹時初期設定データA0、A1、A2と初期標準偏差SDeaとに基づいて各々血糖範囲が設定された複数(5つ)の評価区分を含む空腹時初期評価データ100eaを作成する(図7A参照)。
具体的には、空腹時初期評価データ100eaの血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分が0以上80未満、第2評価区分が80以上(A0−2SDea)未満、第3評価区分が(A0−2SDea)以上(A1−1SDea)未満、第4評価区分が(A1−1SDea)以上(A2+1SDea)未満、第5評価区分が(A2+1SDea)以上に設定されている。なお、図7Aでは、理解を容易にするために、空腹時初期評価データ100eaを表形式で示しているが、これに限定されないことは言うまでもない。後述する食後初期評価データ100eb、空腹時評価データ100ua及び食後評価データ100ubについても同様である。
空腹時初期評価データ100eaにおいて、第1〜第5評価区分の各々には、ディスプレイ30に表示させる評価結果(背景色及び評価マーク)が関連付けされている。すなわち、第1評価区分には青色及び第1顔マーク、第2評価区分には緑色及び第2顔マーク、第3評価区分には黄色及び第3顔マーク、第4評価区分には、ピンク色及び第4顔マーク、第5評価区分には赤色及び第5顔マークが関連付けされる。なお、ディスプレイ30に表示させる評価結果は、背景色及び評価マークの少なくともいずれか一方でよい。背景色は、任意の色に設定可能であり、評価マーク(記号)は、顔マークに限らず他の絵や文字等で構成してもよい。
また、評価データ作成部82は、食後初期設定データB0、B1、B2と初期標準偏差SDebとに基づいて各々血糖範囲が設定された複数(5つ)の評価区分を含む食後初期評価データ100ebを作成する(図7B参照)。食後初期評価データ100ebは空腹時初期評価データ100eaと同様に作成される。
さらに、評価データ作成部82は、平均血糖測定値Xaと標準偏差SDuaとに基づいて各々血糖範囲が設定された複数(5つ)の評価区分を含む空腹時評価データ100uaを作成する(図8A参照)。
具体的には、空腹時評価データ100uaの血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分が0以上80未満、第2評価区分が80以上(Xa−2SDua)未満、第3評価区分が(Xa−2SDua)以上(Xa−1SDua)未満、第4評価区分が(Xa−1SDua)以上(Xa+1SDua)未満、第5評価区分は(Xa+1SDua)以上に設定されている。この場合、第4評価区分の血糖範囲の中間値が平均血糖測定値Xaとなる。
空腹時評価データ100uaにおいて、第1〜第5評価区分の各々には、ディスプレイ30に表示させる評価結果(背景色及び評価マーク)が関連付けされている。この評価結果は、上述した空腹時初期評価データ100eaと同様である。
さらにまた、評価データ作成部82は、平均血糖測定値Xbと標準偏差SDubとに基づいて各々血糖範囲が設定された複数(5つ)の評価区分を含む食後評価データ100ubを作成する(図8B参照)。食後評価データ100ubは空腹時評価データ100uaと同様に作成される。
評価データ補正部84は、第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合にその第1設定値が当該血糖範囲の幅となるように評価データを補正する。また、評価データ補正部84は、第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合にその第2設定値が当該血糖範囲の幅となるように評価データを補正する。
評価区分決定部86は、初期評価データ又は評価データを用いて測定部48で測定された今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する。
画面データ作成部88は、評価区分決定部86で決定された評価区分に対応した評価画面データを作成する。具体的には、画面データ作成部88は、例えば、評価区分決定部86で決定された評価区分に対応する色の背景、当該評価区分に対応する評価マーク、評価区分表示部、血糖測定の日時、血糖測定の曜日及び血糖測定値を含んだ評価画面データを作成する(図15A〜図15E参照)。評価区分表示部は、「低」の文字、青色の丸印、緑色の丸印、黄色の丸印、ピンク色の丸印、赤色の丸印及び「高」の文字が、この順番で並べられ、今回の評価区分の背景に対応する色の丸印に目印が付されることにより構成されている。
データ出力部77は、画面データ作成部88で作成された評価画面データをディスプレイ30に出力する。ディスプレイ30は、データ出力部77から出力された評価画面データを表示する。
本実施形態に係る血糖計10Aは、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
先ず、ユーザは、血糖準備を行う(図9のステップS1)。すなわち、図示しない穿刺装置によって、手指から微量の血液を流出させる。そして、電源ボタン32を押すことによって血糖計10Aの電源42を入れ、血糖計10Aの先端装着部26にチップ12を装着する。そして、ユーザは、食後の所定時間内であれば、食後ボタン38を押す。
また、制御部40は、食後ボタン38が押されたか否かを判定する(ステップS2)。制御部40は、食後ボタン38が押されていないと判定した場合(ステップS2:NO)、食後フラグをデフォルトの「0」とする(ステップS3)。一方、制御部40は、食後ボタン38が押されていると判定した場合(ステップS2:YES)、食後フラグを「1」にセットする(ステップS4)。
その後、血糖値を測定する(ステップS5)。具体的には、ユーザは、チップ12の点着部22を血液に点着させる。そうすると、点着部22に点着した血液が血液導入路24を通り試験紙20に導かれて試験紙20が呈色する。そして、発光部52から出射されて試験紙20で反射された光を受光した受光部54の受光信号がA/D変換器56でデジタル値に変換されて血糖測定値演算部70に供給される。続いて、血糖測定値演算部70は、A/D変換器56から供給された受光信号に基づいて血糖測定値を演算する。
次に、制御部40は、食後フラグを参照し(ステップS6)、「0」であれば空腹時血糖測定制御を行い(ステップS7)、「1」であれば食後血糖測定制御を行う(ステップS8)。
空腹時血糖測定制御では、図10及び図11に示すフローチャートの処理を行う。すなわち、先ず、判定部72は、空腹時の総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1以上であるか否かを判定する(図10のステップS10)。ここで、総カウント値Nta及び初期判定カウント値N1はカウントメモリ68を参照して取得される。
総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1よりも小さいと判定部72が判定した場合(ステップS10:NO)、データ出力部77は、血糖測定値をディスプレイ30に出力する。これにより、当該血糖測定値がディスプレイ30に表示される(ステップS11)。従って、ユーザは、最初の血糖測定から自己の血糖測定値を知ることができる。次いで、カウンタ46がカウント値Naを1つ加算し(ステップS12)、制御部40がカウントメモリ68の総カウント値Ntaを1つ増加する(ステップS13)。この時点で、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1以上であると判定部72が判定した場合(ステップS10:YES)、判定部72は、総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1と等しいか否かを判定する(ステップS14)。
総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1と等しいと判定部72が判定した場合(ステップS14:YES)、標準偏差演算部78は、初期標準偏差SDeaを演算する(ステップS15)。すなわち、標準偏差演算部78は、初期(最初の血糖測定から前回まで)の複数(N1個)の血糖測定値の初期標準偏差SDeaを演算する。
次いで、評価データ作成部82は、空腹時初期設定データA0、A1、A2と演算された初期標準偏差SDeaとに基づいて空腹時初期評価データ100eaを作成する(ステップS16)。ここで、空腹時初期設定データA0、A1、A2は、初期設定データメモリ64から参照して取得される。このステップS16では、例えば、図14に示す空腹時初期評価データ102(100ea)が作成される。
この空腹時初期評価データ102は、図7Aに示す空腹時初期評価データ100eaにA0=110、A1=130、A2=160、SDea=5を代入することにより作成される。なお、空腹時初期設定データA0、A1、A2は、日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012−2013」に記載されている血糖コントロール指標の値を用いている(図22参照)。この場合、空腹時初期評価データ102の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上100未満、第3評価区分で100以上125未満、第4評価区分で125以上165未満、第5評価区分で165以上となる。
続いて、制御部40は、ステップS16で作成された空腹時初期評価データ102を測定値評価メモリ66に記憶する(ステップS17)。また、評価区分決定部86は、空腹時初期評価データ102を用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する(ステップS18)。
そして、画面データ作成部88は、評価区分決定部86が決定した評価区分に対応した評価画面データを作成する(ステップS19)。具体的には、例えば、今回の血糖測定値が75mg/dLであった場合には、画面データ作成部88は、第1評価区分に対応する青色の背景、第1顔マーク及び当該血糖測定値を有する評価画面データを作成する(図15A参照)。
例えば、今回の血糖測定値が90mg/dLであった場合には、画面データ作成部88は、第2評価区分に対応する緑色の背景、第2顔マーク及び当該血糖測定値を有する評価画面データを作成する(図15B参照)。
例えば、今回の血糖測定値が112mg/dLであった場合には、画面データ作成部88は、第3評価区分に対応する黄色の背景、第3顔マーク及び当該血糖測定値を有する評価画面データを作成する(図15C参照)。
例えば、今回の血糖測定値が145mg/dLであった場合には、画面データ作成部88は、第4評価区分に対応するピンク色の背景、第4顔マーク及び当該血糖測定値を有する評価画面データを作成する(図15D参照)。
例えば、今回の血糖測定値が170mg/dLであった場合には、画面データ作成部88は、第5評価区分に対応する赤色の背景、第5顔マーク及び当該血糖測定値を有する評価画面データを作成する(図15E参照)。
その後、データ出力部77は、作成された評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS20)。この場合、最初の血糖測定から比較的短い期間で空腹時の血糖測定値の評価結果をディスプレイ30に表示させることができる。続いて、上述したステップS12及びステップS13の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
ところで、上述したステップS14において、総カウント値Ntaが初期判定カウント値N1よりも大きいと判定部72が判定した場合、判定部72は、総カウント値Ntaが加算カウント値(初期判定カウント値N1に判定カウント値N2を加算したカウント値)よりも小さいか否かを判定する(図11のステップS30)。ここで、判定カウント値N2はカウントメモリ68を参照して取得される。
総カウント値Ntaが加算カウント値(N1+N2)よりも小さいと判定部72が判定した場合(ステップS30:YES)、評価区分決定部86は、測定値評価メモリ66に記憶されている空腹時初期評価データ100eaを用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する(ステップS31)。そして、図10のステップS19以降の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
一方、総カウント値Ntaが加算カウント値(N1+N2)以上であると判定部72が判定した場合(ステップS30:NO)、判定部72は、総カウント値Ntaが加算カウント値(N1+N2)と等しいか否かを判定する(ステップS32)。
総カウント値Ntaが加算カウント値(N1+N2)と等しいと判定部72が判定した場合(ステップS32:YES)、標準偏差演算部78は、過去のN2個の血糖測定値の標準偏差SDuaを演算する(ステップS33)。また、平均血糖測定値演算部80は、過去のN2個の血糖測定値の平均値(平均血糖測定値Xa)を演算する(ステップS34)。
次いで、評価データ作成部82は、標準偏差SDuaと平均血糖測定値Xaとに基づいて空腹時評価データ100uaを作成する(ステップS35)。そして、評価データ補正部84は、作成された空腹時評価データ100uaの第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が所定の第1空腹時設定値(10mg/dL)よりも小さい場合及び血糖範囲の幅が所定の第2空腹時設定値(80mg/dL)よりも大きい場合に当該空腹時評価データ100uaを補正する(ステップS36)。
具体的には、評価データ作成部82は、図8Aの空腹時評価データ100uaに演算された平均血糖測定値Xaと標準偏差SDuaとを代入することにより図14に示すような空腹時評価データ100uaを作成する。
すなわち、例えば、Xa=145mg/dL、SDua=30であった場合、空腹時評価データ104(100ua)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上85未満、第3評価区分で85以上115未満、第4評価区分で115以上175未満、第5評価区分で175以上となる。
そして、この場合、第2評価区分の血糖範囲の幅が10mg/dLよりも小さいため、評価データ補正部84は、第2評価区分の血糖範囲の幅が10mg/dLとなるように、第2評価区分の上限値を85mg/dLから90mg/dLに補正する。また、この補正に伴って、評価データ補正部84は、第3評価区分の下限値を85mg/dLから90mg/dLに補正する。これにより、空腹時評価データ104が空腹時評価データ106に補正される。このような補正を行うことによって、第2評価区分の血糖範囲の幅が過度に小さくなることを抑制することができる。
また、例えば、Xa=160mg/dL、SDua=18であった場合、空腹時評価データ108(100ua)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上124未満、第3評価区分で124以上142未満、第4評価区分で142以上178未満、第5評価区分で178以上となる。そして、この場合、第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が第1空腹時設定値(10mg/dL)以上且つ第2空腹時設定値(80mg/dL)以下であるため、評価データ補正部84は、補正を行わない。
さらにまた、例えば、Xa=190mg/dL、SDua=10であった場合、空腹時評価データ110(100ua)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上170未満、第3評価区分で170以上180未満、第4評価区分で180以上200未満、第5評価区分で200以上となる。
そして、この場合、第2評価区分の血糖範囲の幅が80mg/dLよりも大きいため、評価データ補正部84は、第2評価区分の血糖範囲の幅が80mg/dLとなるように、第2評価区分の上限値を170mg/dLから160mg/dLに補正する。また、この補正に伴って、評価データ補正部84は、第3評価区分の下限値を170mg/dLから160mg/dLに補正する。これにより、空腹時評価データ110が空腹時評価データ112に補正される。このような補正を行うことによって、第2評価区分の血糖範囲の幅が過度に大きくなることを抑制することができる。
その後、制御部40は、作成(補正)された空腹時評価データ100uaを空腹時初期評価データ100eaに換えて測定値評価メモリ66に記憶する(ステップS37)。また、評価区分決定部86は、空腹時評価データ100uaを用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する(ステップS38)。
そして、画面データ作成部88は、評価区分決定部86が決定した評価区分に対応した評価画面データを作成する(ステップS39)。このステップS39の処理は、基本的に上述したステップS19の処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
その後、データ出力部77は、作成された評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS40)。よって、ユーザや容態に応じた適切な空腹時の評価結果をユーザに知らせることができる。
続いて、制御部40がカウントメモリ68の総カウント値Ntaを1つ増加する(ステップS41)と共に、リセット処理部74がカウンタ46をリセットする(ステップS42)。この時点で、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
ところで、上述したステップS32において、総カウント値Ntaが加算カウント値(N1+N2)よりも大きいと判定部72が判定した場合、判定部72は、カウンタ46のカウント値Naが判定カウント値N2に達したか否かを判定する(ステップS43)。
カウント値Naが判定カウント値N2に達していないと判定部72が判定した場合(ステップS43:NO)、評価区分決定部86は、測定値評価メモリ66に記憶されている空腹時評価データ100uaを用いて今回の血糖測定値が属する評価区分を決定する(ステップS44)。そして、画面データ作成部88が決定された評価区分に対応した評価画面データを作成し(ステップS45)、データ出力部77が評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS46)。ステップS46の処理の後、上述した図10のステップS12及びステップS13の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
一方、ステップS43において、カウント値Naが判定カウント値N2に達したと判定部72が判定した場合、ステップS33以降の処理が行われ、今回のフローチャートが終了する。これにより、所定数(N2個)の空腹時の血糖測定値が測定されるごとに、空腹時評価データ100uaが更新される。すなわち、直近の所定数の空腹時の血糖測定値が空腹時評価データ100uaに反映されることになるため、ユーザや容態に応じた一層適切な空腹時の評価結果をユーザに知らせることができる。
次に、食後血糖測定制御(図9のステップS8の処理)について、図12及び図13を参照しながら説明する。この食後血糖測定制御では、基本的に、上述した空腹時血糖測定制御と同様の処理が行われる。
すなわち、判定部72は、食後の総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1以上であるか否かを判定する(図12のステップS50)。総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1よりも小さいと判定部72が判定した場合(ステップS50:NO)、ステップS51〜ステップS53の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。このステップS51〜ステップS53の処理は、上述したステップS11〜ステップS13の処理と同様である。
一方、総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1以上であると判定部72が判定した場合(ステップS50:YES)、判定部72は、総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1と等しいか否かを判定する(ステップS54)。
総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1と等しいと判定部72が判定した場合(ステップS54:YES)、標準偏差演算部78が初期標準偏差SDebを演算し(ステップS55)、評価データ作成部82が、食後初期設定データB0、B1、B2と演算された初期標準偏差SDebとに基づいて食後初期評価データ100ebを作成する(ステップS56)。
このステップS56では、例えば、図16に示す食後初期評価データ114(100eb)が作成される。この食後初期評価データ114は、図7Bに示す食後初期評価データ100ebにB0=140、B1=180、B2=220、SDeb=10を代入することにより作成される。なお、食後初期設定データB0、B1、B2は、日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012−2013」に記載されている血糖コントロール指標の値を用いている(図22参照)。この場合、食後初期評価データ114の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上120未満、第3評価区分で120以上170未満、第4評価区分で170以上230未満、第5評価区分で230以上となる。
続いて、制御部40は、ステップS56で作成された食後初期評価データ114を測定値評価メモリ66に記憶し(ステップS57)、評価区分決定部86は、食後初期評価データ114を用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する(ステップS58)。そして、画面データ作成部88が決定された評価区分に対応した評価画面データを作成し(ステップS59)、データ出力部77が評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS60)。よって、最初の血糖測定から比較的短い期間で食後の血糖測定値の評価結果をディスプレイ30に表示させることができる。その後、ステップS52及びステップS53の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
ところで、上述したステップS54において、総カウント値Ntbが初期判定カウント値N1よりも大きいと判定部72が判定した場合、判定部72は、総カウント値Ntbが加算カウント値(初期判定カウント値N1に判定カウント値N2を加算したカウント値)よりも小さいか否かを判定する(図13のステップS70)。
総カウント値Ntbが加算カウント値(N1+N2)よりも小さいと判定部72が判定した場合(ステップS70:YES)、評価区分決定部86が測定値評価メモリ66に記憶されている食後初期評価データ100ebを用いて今回の血糖測定値が属する評価区分を決定した(ステップS71)後、図12のステップS59以降の処理を行い、今回のフローチャートが終了する。
一方、総カウント値Ntbが加算カウント値(N1+N2)以上であると判定部72が判定した場合(ステップS70:NO)、判定部72は、総カウント値Ntbが加算カウント値(N1+N2)と等しいか否かを判定する(ステップS72)。
総カウント値Ntbが加算カウント値(N1+N2)と等しいと判定部72が判定した場合(ステップS72:YES)、標準偏差演算部78が所定数(N2個)の過去の血糖測定値の標準偏差SDubを演算し(ステップS73)、平均血糖測定値演算部80が所定数(N2個)の過去の血糖測定値の平均値(平均血糖測定値Xb)を演算する(ステップS74)。
次いで、評価データ作成部82は、標準偏差SDubと平均血糖測定値Xbとに基づいて食後評価データ100ubを作成する(ステップS75)。そして、評価データ補正部84は、作成された食後評価データ100ubの第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が所定の第1食後設定値(20mg/dL)よりも小さい場合及び血糖範囲の幅が所定の第2食後設定値(140mg/dL)よりも大きい場合に当該食後評価データ100ubを補正する(ステップS76)。
具体的には、評価データ作成部82は、図8Bの食後評価データ100ubに演算された平均血糖測定値Xbと標準偏差SDubとを代入することにより図16に示すような食後評価データ100ubを作成する。
すなわち、例えば、Xb=180mg/dL、SDub=15であった場合、食後評価データ116(100ub)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上150未満、第3評価区分で150以上165未満、第4評価区分で165以上195未満、第5評価区分で195以上となる。
そして、この場合、第3評価区分の血糖範囲の幅が20mg/dLよりも小さいため、評価データ補正部84は、第3評価区分の血糖範囲の幅が20mg/dLとなるように、第3評価区分の上限値を165mg/dLから170mg/dLに補正する。また、この補正に伴って、評価データ補正部84は、第4評価区分の下限値を165mg/dLから170mg/dLに補正する。これにより、食後評価データ116が食後評価データ118に補正される。このような補正を行うことによって、第3評価区分の血糖範囲の幅が過度に小さくなることを抑制することができる。
また、例えば、Xb=220mg/dL、SDub=39であった場合、食後評価データ120(100ub)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上142未満、第3評価区分で142以上181未満、第4評価区分で181以上259未満、第5評価区分で259以上となる。そして、この場合、第2〜第4評価区分の各々において、血糖範囲の幅が第1食後設定値(20mg/dL)以上且つ第2食後設定値(140mg/dL)以下であるため、評価データ補正部84は、補正を行わない。
さらにまた、例えば、Xb=300mg/dL、SDub=25であった場合、食後評価データ122(100ub)の血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分で0以上80未満、第2評価区分で80以上250未満、第3評価区分で250以上275未満、第4評価区分で275以上325未満、第5評価区分で325以上となる。
そして、この場合、第2評価区分の血糖範囲の幅が140mg/dLよりも大きいため、評価データ補正部84は、第2評価区分の血糖範囲の幅が140mg/dLとなるように、第2評価区分の上限値を250mg/dLから220mg/dLに補正する。また、この補正に伴って、評価データ補正部84は、第3評価区分の下限値を250mg/dLから220mg/dLに補正する。これにより、食後評価データ122が食後評価データ124に補正される。このような補正を行うことによって、第2評価区分の血糖範囲の幅が過度に大きくなることを抑制することができる。
その後、制御部40が作成(補正)された食後評価データ100ubを食後初期評価データ100ebに換えて測定値評価メモリ66に記憶し(ステップS77)、評価区分決定部86が食後評価データ100ubを用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定する(ステップS78)。そして、画面データ作成部88が、評価区分決定部86が決定した評価区分に対応した評価画面データを作成し(ステップS79)、データ出力部77が作成された評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS80)。これにより、ユーザや容態に応じた適切な食後の評価結果をユーザに知らせることができる。
続いて、カウントメモリ68が総カウント値Ntbを1つ増加する(ステップS81)と共に、リセット処理部74がカウンタ46をリセットし(ステップS82)、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
ところで、上述したステップS72において、総カウント値Ntbが加算カウント値(N1+N2)よりも大きいと判定部72が判定した場合、判定部72は、カウンタ46のカウント値Nbが判定カウント値N2に達したか否かを判定する(ステップS83)。
カウント値Nbが判定カウント値N2に達していないと判定部72が判定した場合(ステップS83:NO)、評価区分決定部86は、測定値評価メモリ66に記憶されている食後評価データ100ubを用いて今回の血糖測定値が属する評価区分を決定する(ステップS84)。そして、画面データ作成部88が決定された評価区分に対応する評価画面データを作成し(ステップS85)、データ出力部77が評価画面データをディスプレイ30に出力する。これにより、当該評価画面データがディスプレイ30に表示される(ステップS86)。その後、上述したステップS52及びステップS53の処理を行い、今回の血糖測定のフローチャートが終了する。
一方、ステップS83において、カウント値Nbが判定カウント値N2に達したと判定部72が判定した場合、ステップS73以降の処理が行われ、今回のフローチャートが終了する。これにより、所定数(N2個)の食後の血糖測定値が測定されるごとに、食後評価データ100ubが更新される。すなわち、直近の所定数の食後の血糖測定値が食後評価データ100ubに反映されることになるため、ユーザや容態に応じた一層適切な食後の評価結果をユーザに知らせることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、過去の所定数(N2個)の空腹時の平均血糖測定値Xaと標準偏差SDuaとに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む空腹時評価データ100uaを作成している。これにより、平均血糖測定値Xaと標準偏差SDuaとを空腹時評価データ100uaに反映させることができる。そして、この空腹時評価データ100uaを用いて今回の血糖測定値が属する範囲の評価区分を決定し、当該評価区分に対応した評価画面データをディスプレイ30に表示している。よって、ユーザや容態に応じた適切な空腹時の評価結果をユーザに知らせることができる。
また、評価データ作成部82は、最外に位置する第5評価区分と正常血糖範囲を含む第2評価区分との間の第4評価区分に平均血糖測定値Xaが含まれるように空腹時評価データ100uaを作成している。そのため、第5評価区分に対応した評価画面データがディスプレイ30に過剰に表示されることを抑えることができる。これにより、ユーザへのストレスを緩和することができると共に、ユーザや容態に応じた適切な空腹時の評価結果を知らせることができる。よって、ユーザの血糖測定の継続率の向上につながる。
本実施形態によれば、空腹時の血糖測定値の数が所定数に達したと判定部72で判定されるごとに空腹時評価データ100uaを更新しているので、直近の所定数の血糖測定値を空腹時評価データ100uaに反映させることができる。これにより、ユーザや容態に応じた一層適切な空腹時の評価結果をユーザに知らせることができる。
本実施形態では、画面データ作成部88が、評価区分決定部86で決定された評価区分に対応する色の背景及び当該評価区分に対応する評価マークを有する評価画面データを作成している。そのため、ユーザは、背景及び評価マークに基づいて評価結果を容易に把握することができる。また、前記評価画面データには、今回の血糖測定値が含まれているので、今回の測定値とその評価結果を効率的にユーザに知らせることができる。
本実施形態によれば、空腹時評価データ100uaにおける第2〜第4評価区分の各々の血糖範囲の幅が所定の第1空腹時設定値(10mg/dL)よりも小さい場合に第1空腹時設定値が当該血糖範囲の幅となるように空腹時評価データ100uaを補正している。これにより、第2〜第4評価区分の各々の血糖範囲の幅が過度に狭くなることを抑えることができる。
また、空腹時評価データ100uaにおける第2〜第4評価区分の各々の血糖範囲の幅が所定の第2空腹時設定値(80mg/dL)よりも大きい場合に第2空腹時設定値が当該血糖範囲の幅となるように空腹時評価データ100uaを補正している。これにより、第2〜第4評価区分の各々の血糖範囲の幅が過度に広くなることを抑えることができる。
本実施形態では、評価データ作成部82が初期の複数の血糖測定値の初期標準偏差SDeaと空腹時初期設定データA0、A1、A2とに基づいて空腹時初期評価データ100eaを作成し、評価区分決定部86が空腹時初期評価データ100eaを用いて今回の血糖測定値が属する血糖範囲の評価区分を決定している。そのため、最初の血糖測定から比較的短い期間で空腹時初期設定データA0、A1、A2に基づいて作成された評価画面データをディスプレイ30に表示させることができる。このとき、空腹時初期設定データA0、A1、A2を日本糖尿病学会編「糖尿病治療ガイド2012−2013」に記載されている血糖コントロール指標の値を用いているので、血糖測定の初期において、当該指標に基づいた評価結果をユーザに知らせることができる。
また、本実施形態では、空腹時初期評価データ100eaに換えて空腹時評価データ100uaを作成するようにしている。そのため、初期の血糖測定では空腹時初期評価データ100eaに基づいて作成された評価画面データをディスプレイ30に表示し、空腹時初期評価データ100eaが作成されてからある程度の期間が経過したところで、空腹時評価データ100uaに基づいて作成された評価画面データのディスプレイ30への表示に切り替えることができる。
さらに、本実施形態では、血糖計10Aがディスプレイ30を備えているので、血糖計10Aとは別にディスプレイを用意する必要なく、評価結果をユーザに知らせることができる。
このような上記効果は、食後の血糖測定においても同様に奏する。
[第2実施形態に係る血糖計10Bの構成]
次に、本発明の第2実施形態に係る血糖計10Bについて説明する。なお、第2実施形態に係る血糖計10Bにおいて、第1実施形態に係る血糖計10Aと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態の血糖計10Bにおいて、初期設定データメモリ64は、空腹時初期設定データC及び食後初期設定データDを記憶する。空腹時初期設定データCとしてはユーザの空腹時の血糖目標値が用いられ、食後初期設定データDとしてはユーザの食後の血糖目標値が用いられる。これら血糖目標値は、例えば、医者等がユーザ(患者)の現在の血糖測定値に基づいて指定する値を用いることができる。空腹時初期設定データC及び食後初期設定データDは、例えば、ディスプレイ30を介して入力することにより任意に設定可能である。
評価データ作成部82は、空腹時初期設定データCと初期標準偏差SDeaとに基づいて空腹時初期評価データ200eaを作成する(図17A参照)。すなわち、本実施形態では、空腹時初期評価データ200eaの血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分が0以上80未満、第2評価区分が80以上(C−1SDea)未満、第3評価区分が(C−1SDea)以上(C+1SDea)未満、第4評価区分が(C+1SDea)以上(C+2SDea)未満、第5評価区分が(C+2SDea)以上に設定されている。この場合、第3評価区分の血糖範囲の中間値が血糖目標値である空腹時初期設定データCとなる。
また、評価データ作成部82は、食後初期設定データDと初期標準偏差SDebとに基づいて食後初期評価データ200ebを作成する(図17B参照)。この食後初期評価データ200ebは、上述した空腹時初期評価データ200eaと同様に作成される。
さらに、評価データ作成部82は、平均血糖測定値Xaと標準偏差SDuaとに基づいて空腹時評価データ200uaを作成する(図18A参照)。すなわち、本実施形態では、空腹時評価データ200uaの血糖範囲(mg/dL)は、第1評価区分が0以上80未満、第2評価区分が80以上(Xa−1SDua)未満、第3評価区分が(Xa−1SDua)以上(Xa+1SDua)未満、第4評価区分が(Xa+1SDua)以上(Xa+2SDua)未満、第5評価区分が(Xa+2SDua)以上に設定されている。この場合、第3評価区分の血糖範囲の中間値が平均血糖測定値Xaとなる。
さらにまた、評価データ作成部82は、平均血糖測定値Xbと標準偏差SDubとに基づいて食後評価データ200ubを作成する(図18B参照)。この食後評価データ200ubは、上述した空腹時評価データ200uaと同様に作成される。
以上のように構成される血糖計10Bは、上述した第1実施形態で説明したフローチャート(図10〜図13参照)と同様の処理が行われる。
本実施形態は、上述した第1実施形態と同様の効果を奏する。また、血糖目標値である空腹時初期設定データCを用いて空腹時初期評価データ200eaを作成しているので、当該空腹時初期設定データCに基づいた評価結果をユーザに知らせることができる。
さらに、空腹時評価データ200uaにおける第3評価区分の血糖範囲の中間値を過去の所定数(N2個)の平均血糖測定値Xaとしているので、第1実施形態と比較して、第2評価区分に対応した評価画面データがディスプレイ30に表示され易くなる。換言すれば、第5評価区分に対応した評価画面データがディスプレイ30に過度に表示されることが一層抑制されるため、ユーザへのストレスをさらに緩和することができる。
このような上記効果は、食後の血糖測定においても同様に奏する。
[第1実施形態に係る血糖測定システム300Aの構成]
次に、本発明に係る第1実施形態に係る血糖測定システム300Aについて説明する。なお、第1実施形態に係る血糖測定システム300Aにおいて、上述した血糖計10Aと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。
図19に示すように、本実施形態に係る血糖測定システム300Aは、血糖計10Cと、血糖計10Cと通信可能な端末装置304Aとを備えている。血糖計10Cを構成する評価データ処理部76は、血糖計10Aを構成する評価データ処理部76又は血糖計10Bを構成する評価データ処理部76と同様の機能を有する。
血糖計10Cと端末装置304Aとの間は、有線、無線、ネットワーク又はこれらの組み合わせからなる通信手段によって接続されている。血糖計10Cを構成するデータ出力部77は、画面データ作成部88で作成された評価画面データをディスプレイ30及びディスプレイ302のそれぞれに出力する。端末装置304Aは、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末器、パーソナルコンピュータ(PC)又はタブレットPC等で構成することができる。ディスプレイ302は、評価画像データをカラー表示することができる。
以上のように構成される血糖測定システム300Aでは、例えば、端末装置304Aのディスプレイ302を血糖計10Cのディスプレイ30よりも大きく形成することができる。そして、この場合、画面データ作成部88で作成された評価画面データは、血糖計10Cのディスプレイ30と端末装置304Aのディスプレイ302の両方に表示される。そのため、血糖計10Cを小型化した場合であっても、比較的大きいディスプレイ302に評価画面データを表示させることができるので、ユーザや容態に応じた適切な評価結果をユーザに確実に知らせることができる。
[第2実施形態に係る血糖測定システム300Bの構成]
次に、本発明の第2実施形態に係る血糖測定システム300Bについて説明する。なお、第2実施形態に係る血糖測定システム300Bにおいて、上述した血糖測定システム300Aと同一又は同様な機能及び効果を奏する要素には同一の参照符号を付し、詳細な説明を省略する。後述する第3実施形態に係る血糖測定システム300Cについても同様である。
図20に示すように、本実施形態に係る血糖測定システム300Bは、血糖計10Dと端末装置304Bとを備える。具体的には、端末装置304Bは、血糖測定値演算部70、判定部72、リセット処理部74、評価データ処理部76及びデータ出力部77を備えている。すなわち、血糖計10Dには、血糖測定値演算部70、判定部72、リセット処理部74、評価データ処理部76及びデータ出力部77が設けられていない。
このような構成によれば、上述した第1実施形態に係る血糖測定システム300Aと同様の効果を奏することができる。また、血糖測定システム300Bでは、血糖測定値演算部70、判定部72、リセット処理部74、評価データ処理部76及びデータ出力部77を血糖計10Dに設ける必要がないため、血糖計10Dの小型化を図ることができる。換言すれば、血糖計10Dを上述した血糖計10Cよりも小さく構成することが可能となる。
[第3実施形態に係る血糖測定システム300Cの構成]
次に、本発明の第3実施形態に係る血糖測定システム300Cについて説明する。図21に示すように、本実施形態に係る血糖測定システム300Cは、血糖計10Eと端末装置304Cとを備える。具体的には、端末装置304Cは、評価データ処理部76及びデータ出力部77を備えている。すなわち、血糖計10Eには、評価データ処理部76及びデータ出力部77が設けられていない。
このような構成によれば、上述した第1実施形態に係る血糖測定システム300Aと同様の効果を奏することができる。また、血糖測定システム300Cでは、評価データ処理部76及びデータ出力部77を血糖計10Eに設ける必要がないため血糖計10Eの小型化を図ることができる。
上述した血糖測定システム300A〜300Cを構成する血糖計10C〜10Eは、ディスプレイ30が省略されていてもよい。この場合、例えば、端末装置304A〜304Cにディスプレイ30の機能を持たせれば、端末装置304A〜304Cを介して血糖計10C〜10Eに所定情報を入力することができる。
上述した実施形態では、体液として血液を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、リンパ液、髄液、唾液等であってもよい。さらに、体液(血液)中の測定目的とする成分として、ブドウ糖(血糖値)を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、コレステロール、尿酸、クレアチニン、乳酸、ヘモグロビン(潜血)、各種アルコール類、各種糖類、各種タンパク質、各種ビタミン類、ナトリウム等の各種無機イオン、PCBやダイオキシン等の環境ホルモンであってもよい。さらにまた、上述した実施形態では、所定成分の量を測定するものとして説明したが、所定成分の性質を測定するものであってもよく、また、所定成分の量及び性質の双方を測定するものであってもよい。
上記の実施形態では、体液中の所定成分を測定する成分測定装置を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、体液成分以外の人体のバイタルサインを測定する医療機器にも適用可能である。バイタルサインとしては心拍数・呼吸(数)・血圧・体温、血流量、酸素飽和度、心電等を含む。また、ここでいう医療機器とはいわゆるパーソナルユース品に限らず、例えば臨床医療器を含むことはもちろんである。
本発明に係る成分測定装置、成分測定システム、医療機器及びプログラムは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成乃至工程を採り得ることはもちろんである。
例えば、評価データ作成部は、3つ、4つ又は6つ以上の評価区分を含む空腹時初期評価データ、食後初期評価データ、空腹時評価データ及び食後評価データを作成しても構わない。
成分測定装置を構成するディスプレイ及び端末装置を構成するディスプレイの少なくともいずれか一方は、白黒表示で構成されていてもよい。この場合であっても、当該ディスプレイには評価マークを表示することで、ユーザは、評価結果を容易に把握することができる。
10A〜10E…血糖計(成分測定装置、医療機器)
30、302…ディスプレイ 40…制御部
46…カウンタ 48…測定部
72…判定部 74…リセット処理部
78…標準偏差演算部 80…平均血糖測定値演算部
82…評価データ作成部 84…評価データ補正部
86…評価区分決定部 88…画面データ作成部
300A〜300C…血糖測定システム 304A〜304C…端末装置

Claims (9)

  1. 体液成分を測定する測定部と、
    前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、
    少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、
    前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、
    前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、
    前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データをディスプレイに出力するデータ出力部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、
    前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、
    前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、
    前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  2. 請求項1記載の成分測定装置において、
    前記評価データ作成部は、最外に位置する前記評価区分と正常範囲を含む前記評価区分との間の前記評価区分に前記平均値が含まれるように前記評価データを作成する、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  3. 請求項1又は2に記載の成分測定装置において、
    前記評価データ作成部は、前記測定部が前記体液成分を前記所定数測定するごとに前記評価データを更新する、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の成分測定装置において、
    前記画面データ作成部は、前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応する色の背景及び当該評価区分に対応する評価マークのうち少なくともいずれか一方を有する前記評価画面データを作成する、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  5. 請求項4記載の成分測定装置において、
    前記評価画面データには、前記測定部で測定された今回の前記測定値が含まれている、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の成分測定装置において、
    前記データ出力部から出力された前記評価画面データを表示させる前記ディスプレイをさらに備える、
    ことを特徴とする成分測定装置。
  7. 体液成分を測定する測定部を有する成分測定装置と、
    前記成分測定装置と通信可能な端末装置と、
    前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、
    少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、
    前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、
    前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、
    前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データを出力するデータ出力部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、
    前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、
    前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、
    前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成し、
    前記端末装置は、前記データ出力部から出力された前記評価画面データを表示させるディスプレイを有している、
    ことを特徴とする成分測定システム。
  8. 人体のバイタルサインを測定する測定部と、
    前記測定部で過去に測定された所定数の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算部と、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成部と、
    少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正部と、
    前記評価データを用いて前記測定部で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定部と、
    前記評価区分決定部で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成部と、
    前記画面データ作成部で作成された前記評価画面データをディスプレイに出力するデータ出力部と、
    を備え、
    前記演算部は、前記測定部で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、
    前記評価データ作成部は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、
    前記評価区分決定部は、前記初期評価データに基づいて前記測定部で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、
    前記評価データ作成部は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、
    ことを特徴とする医療機器。
  9. ディスプレイを有するコンピュータを、
    成分測定装置が測定した体液成分の測定値の平均値と標準偏差とを演算する演算手段、
    前記平均値と前記標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む評価データを作成する評価データ作成手段、
    少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第1設定値よりも小さい場合に前記第1設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正し、少なくとも1つの前記評価区分の前記範囲の幅が所定の第2設定値よりも大きい場合に前記第2設定値が当該範囲の幅となるように前記評価データを補正する評価データ補正手段、
    前記評価データを用いて前記成分測定装置で測定された今回の測定値が属する範囲の前記評価区分を決定する評価区分決定手段、
    前記評価区分決定手段で決定された前記評価区分に対応した評価画面データを作成する画面データ作成手段、
    前記画面データ作成手段で作成された前記評価画面データを前記ディスプレイに出力するデータ出力手段、
    として機能させ、
    前記演算手段は、前記成分測定装置で初期に測定された複数の前記測定値の初期標準偏差を演算し、
    前記評価データ作成手段は、初期設定データと前記初期標準偏差とに基づいて各々範囲が設定された複数の評価区分を含む初期評価データを作成し、
    前記評価区分決定手段は、前記初期評価データに基づいて前記成分測定装置で測定された今回の前記測定値が属する範囲の前記評価区分を決定し、
    前記評価データ作成手段は、前記初期評価データに換えて前記評価データを作成する、
    ことを特徴とするプログラム。
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