JP6253688B2 - クロノグラフ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、機械的な測時技術の分野に関する。より詳細には、本発明は、エネルギーアキュムレーターと、調整システムと、秒カウンター及び分カウンターを有するクロノグラフカウンター列と、分をゼロにリセットする機構を有するクロノグラフをゼロにリセットする機構とを有するクロノグラフ機構に関する。本発明は、さらに、このようなクロノグラフ機構を有する計時器に関する。
一般的に、クロノグラフ機構は、クロノグラフカウンター列を有する。これは、秒単位から(クロノグラフ車セット又は秒カウンターによって)分単位まで(分カウンターによって)、さらに可能性としては、時間単位まで(時間カウンターによって)の時間を数えることができる。各カウンターは、対応する目盛りに対して動くインジケータメンバーを有する。クロノグラフがゼロにリセットされると、インジケータメンバーは、各目盛りにおけるゼロに対応する角度位置に、伝統的な手法で指標付けされる。したがって、インジケータメンバーは、一般的に、対応する歯車列要素のアーバーによって支えられ、歯車列要素とそのアーバーの間には摩擦連結があり、特定のトルクを超えると2つのメンバーの独立した角運動が可能になる。インジケータメンバーは、心臓形部品機構及び対応するハンマーによって指標付けされる。摩擦連結、心臓形部品機構及びハンマーを使用することは、様々なカウンターがゼロにリセットされるときに与えられるトルクが非常に高く、様々なカウンターをゼロにリセットするだけのために大量のエネルギーが消費されることを意味する。したがって、製造業者は適切なエネルギーアキュムレーターを設ければならず、一般的には、必要なエネルギーを与える十分な大きさのバレルが必要となる。これは、特に、基礎的な時間ムーブメントと、及び自身用のムーブメントと、そして、自身用のバレルを有する自律的クロノグラフムーブメントとを有する計時器の場合に、混雑してしまうという問題を引き起こす。したがって、クロノグラフがゼロにリセットされるときに機構がエネルギーを少ししか使用しない必要がある。より詳細には、心臓形部品及びハンマーによって制御される摩擦システムではないクロノグラフゼロリセット機構を有することが必要である。
本発明は、既知のクロノグラフゼロリセット機構の様々な課題を克服することを目的とする。
より詳細には、本発明は、摩擦連結を使用せずパワー消費が小さいようなゼロリセット機構を有するクロノグラフ機構を提供することを目的とする。
このために、本発明は、エネルギーアキュムレーターと、調整システムと、秒車セットと秒インジケータメンバーを有する秒カウンター及び分車セットと少なくとも1つの分インジケータメンバーを有する分カウンターを有するクロノグラフカウンター列と、分ゼロリセット機構を有するクロノグラフゼロリセット機構とを有するクロノグラフ機構に関する。
本発明によると、前記分ゼロリセット機構は、分車セットと連係するように構成し、前記分インジケータメンバーは、前記分車セットと恒久的に一体的にされており、これによって、前記分ゼロリセットの機能を行っている時を含む時間において前記分車セットとともに動き、前記クロノグラフカウンター列は、前記分カウンターと前記秒カウンターの間の連結解除デパイスを有し、この連結解除デパイスは、カウント時(クロノグラフの稼働時)に前記分車セットと前記秒車セットを運動学的に接続し、当該クロノグラフ機構がゼロにリセットされるときに前記秒車セットを前記分車セットから連結解除するように構成する。
したがって、本発明に係るクロノグラフ機構は、分インジケータメンバーに対する、歯車列、特に、分車セット、の指標付けを維持するために分ゼロリセット機構を有する。このような機構は、クロノグラフがゼロにリセットされる時に、分カウンター用の摩擦連結を必要とせず、エネルギーアキュムレーターによって伝えられるトルクを節約する。
好ましいことに、この連結解除デパイスは、カウント時に前記分カウンターを介して前記秒カウンターを駆動する駆動回転方向を有し、当該クロノグラフ機構がゼロにリセットされるときに、回転方向が自由である単方向性機構を有することができる。
好ましくは、前記連結解除デパイスは、前記分カウンターによって駆動されるように構成する駆動車セットと、及び前記秒カウンターを駆動するように構成する惑星車ホルダーとを有し、前記駆動車セットと連係する少なくとも1つの惑星車が、この惑星車ホルダーの上で自由回転するようにマウントされており、前記惑星車は、カウント時には、前記惑星車ホルダーが前記駆動車セットによって駆動されることを可能にし、分がゼロにリセットされるときに、前記惑星車ホルダーを自由に回転させるように構成することができる。
好ましくは、前記駆動車セットは、前記分カウンターと連係するように構成する駆動ピニオンと、及び前記惑星車と連係するように構成する駆動車とを有することができる。
好ましいことに、前記惑星車ホルダーは、n個の惑星車を支えるように構成し、
前記惑星車ホルダーは、前記駆動車アーバーと実質的に同軸に配置されており、前記アーバーを中心に回転するように可動にマウントされていることができる。
好ましいことに、前記惑星車は、非対称の歯形を有し、これは、カウントのときには前記駆動車セットとロックし、分がゼロにリセットされるときには自由に回転するように構成していることができる。
好ましくは、前記分車セットは、前記エネルギーアキュムレーターと連係するように構成する第1の歯付きセクターと、及び前記連結解除デパイスと連係するように構成する第2の歯付きセクターとを有し、前記第1の歯付きセクターと前記第2の歯付きセクターは、一体的に回転することができる。
好ましいことに、前記第1の歯付きセクターと前記第2の歯付きセクターは、前記第1の歯付きセクターの側に第1の分インジケータメンバーを支えるアーバーと一体化されており、前記第2の歯付きセクターは、第2の分インジケータメンバーを支えていることができる。
好ましくは、前記分ゼロリセット機構は、ラックを有し、これは、前記分カウンターの前記第1の歯付きセクターと連係するように構成し、一方の回転方向に回転するようにマウントされて、前記分カウンターをゼロにリセットすることができる。前記ラックは、さらに、前記分カウンターがゼロにリセットされる時と同時に前記エネルギーアキュムレーターを巻くように構成する。したがって、アキュムレーターに特定の巻き機構が必要ではなくなる。
好ましいことに、エネルギーアキュムレーターは、細長材ばねであることができる。
好ましくは、前記分ゼロリセット機構の前記ラックは、前記クロノグラフカウンター列を駆動するように反対の回転方向に回転するようにマウントされ、これによって、前記クロノグラフカウンター列のための駆動手段を形成し、前記細長材ばねは、前記ラックを発動させるように構成することができる。
本発明は、さらに、このようなクロノグラフ機構を有する計時器に関する。
本発明の特定の実施形態の以下の説明(単に例として示したものでありこれに制限されない)を添付図面とともに読むことで、本発明の他の特徴及び利点を、より明確に理解できるであろう。
最初に始動する前の本発明に係るクロノグラフ機構の斜視図である。 本発明に係るクロノグラフ機構、細長材ばね巻き及びゼロリセット機構の下面図(裏蓋側)である。 安静位置の細長材ばね及びトルクを調整する手段の上面図(表盤側)である。 巻かれている位置の細長材ばね及びトルクを調整する手段の上面図(表盤側)である。 本発明に係るクロノグラフ機構及びそのカウントを開始する機構の下面図(裏蓋側)である。 本発明に係るクロノグラフ機構及びその止め機構の下面図(裏蓋側)である。 連結解除デパイスの断面図である。
図1を参照すると、クロノグラフ機構は、Aにてフレームに固定された細長材ばねによって形成されたエネルギーアキュムレーター1と、時方輪列2と、エスケープシステム3と、及びバランス4aとバランスばね4bを有する調整システム4とを有し、時方輪列2は、エネルギーアキュムレーター1をエスケープシステム3及び調整システム4に接続している。したがって、自身用のクロノグラフムーブメントを有するクロノグラフ機構は、自律的であり、ないし独立しており、このようなクロノグラフ機構を、自身用の計時ムーブメントを有する計時器において用いることができる。
時方輪列2は、分カウンター及び秒カウンターを有し、これによって、クロノグラフカウンター列をも形成している。時方輪列又はクロノグラフのカウンター列は、以下において、一般的に「歯車列」と呼ぶ。より詳細には、歯車列は、分カウンター5及び秒カウンター6を有する。下で詳細に説明するように、分カウンター5は、分車セットを有し、これは、エネルギーアキュムレーター1と連係するように構成する第1の歯付きセクター7と、及び歯車列と連係するように構成する第2の歯付きセクター8とを有する。第1及び第2の歯付きセクター7、8は、分カウンター5のアーバー10に恒久的に固定マウントされる。これによって、これらは、回転時にアーバー10と絶えず一体的にされている。特定のトルクを超えると歯付きセクター7、8の一方からアーバー10を角度的に連結解除することができるような摩擦連結はない。アーバー10は、表盤側で見えるように構成する針のような第1の分インジケータメンバー(図示せず)を一体的に支えている。指標のような第2の分インジケータメンバー12が、裏蓋側で見えるように、第2の歯付きセクター8によって支えられている。秒カウンター6は、秒車セットを有し、これは、分カウンター5と連係するように構成する秒ピニオン14と、及び調整システム4と連係するように構成する秒車16とを有する。秒車セットのアーバー18は、針のような秒インジケータメンバー(図示せず)を一体的に支えている。秒車セットとそのアーバー18の間には摩擦連結があり、これによって、特定のトルクを超えるとこれらの2つのメンバーの独立した角運動が可能になる。
クロノグラフ機構は、さらに、ゼロリセット機構を有し、これは、分をゼロにリセットする機構及び秒をゼロにリセットする機構を有する。秒をゼロにリセットする機構は、秒車セットのアーバー18と一体的な心臓形部品20を備えたシステムと、及びリセット用押し部品22(図2を参照)によって制御されるハンマー(図示せず)とを実装している伝統的なリセット機構である。
本発明によると、分をゼロにリセットする機構は、ラック24を有し、これは、下で説明するように、一端24aがエネルギーアキュムレーター1と連係しており、他端24bには分車セットの第1の歯付きセクター7と連係するように構成する歯が設けられているように構成している。ラック24は、Bにてフレーム上で回転するようにマウントされ、クロノグラフ機構が稼働しているときに、分ゼロリセット及びエネルギーアキュムレーター巻きの機能を確実にするように一方の方向に回転し、歯車列、より詳細には、カウント時に分カウンター、を駆動する機能を確実にするように反対方向に回転するように構成する。したがって、ラック24は、歯車列駆動手段と分ゼロリセット機構だけでなく、細長材ばね1を巻く機構を形成している。
歯車列駆動手段としての機能を確実にするように、細長材ばね1がそのエネルギーを解放して緩んで巻かれていない位置へ戻るときに、ラック24の端24aは、細長材ばね1の自由端1aによって発動され、ラック24を回転するように構成する。
細長材ばねによって伝えられるトルクを調整するために、ラック24の端24bに設けられた歯と、分カウンター5の第1の歯付きセクター7どうしは、同心ではない。同心ではない歯車系を使用することによって、細長材ばねによって伝えられる非定値のトルクを修正し、結果的には、トルクを平滑化して、クロノグラフが一定の振幅と速さを達成することができる。
細長材ばねによって伝えられるトルクを調整するために、クロノグラフ機構は、トルク調整デパイスを有する。図3及び4を参照すると、このトルク調整デパイスは、エキセントリックカム26を有し、これは、キーによって製造業者が調整することができる。カム26は、自由端1aの反対側で、点Aを越えた細長材ばね1の端1bの近傍に配置されている。細長材ばね1の組み立て時に、図3に示すように端1bに接していないようにカム26が配置される。伝えられるトルクを調整するために、カム26は、細長材ばね1の端1bに接するように、図4に示す矢印aの方向に回転する。これによって、端1Bを矢印bの方向に点Aを中心として多かれ少なかれ回転させて、巻かれている位置にある細長材ばね1の張りを調整する。そして、このアセンブリーは、ねじによって固定される。
クロノグラフ機構は、カウントを開始する時に調整システムを解放するように構成しているカウントを開始する機構によって始動されるまでは、停止状態のままである。図5を参照すると、カウント開始機構は、第1のレバー28を有し、これは、「開始」の押しボタン30によって制御され、ジャンパーばね31を備える。第1のレバー28は、第2のレバー32を制御する。これは、フレーム上のCにて回転するようにマウントされており、バランス止めレバー34を支えている。このバランス止めレバー34の自由端34aは、くちばし部を有し、これは、バランス車と連係し、クロノグラフ機構が始動するまでバランス車をロックするように構成する。第2のレバー32は、さらに、回転してクロノグラフの状態を示す指標36を支えている。
図2を参照すると、分ゼロリセット及び細長材ばね巻き機構は、分ゼロリセット機能及びラック24の細長材ばね1を巻く機能を同時に実行することができるようにするために、ゼロリセット押しボタン22によって発動されるレバー40を有する。レバー40は、第1のレバー42の端42aと連係するくちばし部40aを有し、第1のレバー42の他端は、第2のレバー44と連係している。この第2のレバー44は、アーム44aを有し、これは、ラック24の端24aを押し、Bにてラック24を回転させるように構成している。回転時に、ラック24の端24aが、細長材ばね1を押して、細長材ばねを動かし巻き、一方、ラック24の他端24bが、分カウンター5をリセットさせる方向に第1の歯付きセクター7を回転させる。したがって、細長材ばね1は、分カウンター5のリセット機能によって巻き戻される。他の特定の巻き動作は必要ではない。
クロノグラフ機構止め機能を確実にするために、バランス4aとクロノグラフ機構インジケータメンバーを止めて読み取りやタイムアウトを可能にするように構成する止め機構が設けられる。このために、ゼロリセットボタン22は、クロノグラフ機構止めボタンでもある。図6を参照すると、ボタン22によって制御されるレバー40は、レバー32と一体的なピン43を介してレバー32とも連係している。このピン43は、レバー41に設けられた長穴45内を動く。レバー40の回転によって、レバー32が回転して、これによって、バランス止めレバー34をバランス4aがロックされている位置に戻し、ゼロリセットせずにクロノグラフ機構を止める。
レバー41は、鼻部41aを有し、これは、レバー42と連係し、ゼロリセット機能が発動されていないときにレバー42の端42aをレバー40のくちばし部40aから離し続けるように構成している。レバー32の回転によって、ピン43が動き、レバー41が回転する。この構成は、クロノグラフ止め機能の終わりにおいて、レバー41が十分に回転して、レバー42を解放し、レバー42の端42aと、レバー40のくちばし部48とがロックされるように、レバー42がレバー40に当たる。
したがって、押しボタン22に対する第1の押圧によって、クロノグラフ機構が止まり、同じ押しボタン22に対する第2の押圧によって、カウンターがゼロにリセットされ、細長材ばねが巻き戻る。
分カウンター5がゼロにリセットされたときに秒車セットを隔離するために、歯車列は、分カウンター5と秒カウンター6の間に連結解除デパイスを有し、これは、クロノグラフ機構が稼働している時のカウント時に、分車セットと秒車セットを運動学的に接続し、分がゼロにリセットされたときに、秒車セットを分車セットから連結解除するように構成する。この連結解除デパイスは、単方向性機構を有し、これは、カウント時には、分カウンター5を介して秒カウンター6を駆動する駆動回転方向となり、クロノグラフ機構がゼロにリセットされたときには自由な回転方向となる。変種の実施形態(図示せず)によると、この単方向性機構は、ラチェット車であることができる。
図1、5及び7に詳細に示した別の実施形態によると、連結解除デパイスは、駆動車セットを有し、これは、分カウンター5の第2の歯付きセクター8と連係する駆動ピニオン46と、駆動車48と、及び駆動車アーバー52と同軸にアーバー52を中心に回転するように運動可能にマウントされるように構成している惑星車ホルダー50とを有する。惑星車ホルダー50は、秒カウンター6の秒ピニオン14と連係している。惑星車ホルダー50は、自由回転するようにマウントされた5つの規則的に分布する惑星車54を支えている。これらの惑星車54は、駆動車セットの駆動車48と連係するように構成している。
惑星車54は、単方向性の歯を有し、また、非対称の歯形を有し、これによって、カウント時に一方の方向に回転するときに駆動車48とロックしており、分がゼロにリセットされ細長材ばね1が巻かれて駆動車48が反対方向に回転するときに、自由に回転するように構成している。
したがって、惑星車54によって、カウント時に駆動車を介して惑星車ホルダー50を駆動することができ、これによって、カウント時に分カウンター5を介して調整システム4までの範囲で歯車列を駆動し、分がゼロにリセットされ細長材ばね1が巻かれているときに、惑星車ホルダー50を自由に回転させ、これによって、秒車セットを分車セットから連結解除する。これは、単方向性機構の別の変種を形成する。このような連結解除デパイスを、細長材ばね/ラックシステムとは独立して、任意の種類のエネルギーアキュムレーター及び駆動手段とともに使用することができる。具体的には、好ましいことに、このような連結解除デパイスを、フュージをムーブメントに巻き付けるために用いることができる。
本発明に係るクロノグラフ機構は、以下のように動作する。
クロノグラフの動作に必要なエネルギーは、クロノグラフがゼロにリセットされている時に、具体的には、分がゼロにリセットされている時に、ユーザーによって提供される。このような場合は、細長材ばね1が巻かれる時と同時に発生する。これを達成するために、ユーザーは、ゼロリセット及び巻きボタン22を押す。図2に示すように、ボタン22が矢印aの方向に押されると、矢印bの方向にレバー40が回転し、このことによって、第1のレバー42が矢印cの方向に動く。これによって、第2のレバー44及びそのアーム44aが矢印dの方向に傾く。傾くにつれて、アーム44aは、ラック24の端24aを矢印eの方向に押す。これによって、ラック24がBにて回転する。Bにおけるラックの回転によって、まず、細長材ばね1がAにて回転し、これによって、ラック24の端24aが細長材ばね1の自由端1aを押すことに起因して、細長材ばね1が巻かれ、また、歯24bによって矢印fの方向に駆動されて、分カウンター5の第1の歯付きセクター7が回転する。第2の歯付きセクター8と分カウンターのアーバー10が第1のセクター7と一体的であるので、これらは、同じ角度駆動され、分インジケータメンバー、特に、指標12を、ゼロにリセットする。この回転中に、分カウンター5の第2の歯付きセクター8が駆動車46、48と噛み合うが、惑星車54の非対称の歯に起因して、駆動車48の回転は、惑星車54に又は惑星車ホルダー50に影響を与えない。これは、自由に回転する。したがって、秒車セット及び歯車列の残りは、分がゼロにリセットされているときに、この連結解除デパイスによって隔離される。
ゼロリセット及び巻きボタン22が押されると、秒カウンターも既知の手法でゼロにリセットされる。
このゼロリセット及び巻きステップ時に、クロノグラフの動作に必要なエネルギーが細長材ばね1に格納される。この細長材ばね1は、屈曲してはたらく。
そして、ユーザーは、「開始」ボタン30を押すことによってカウントを開始する。図5に示すように、このことによって、矢印aの方向にレバー28が傾き、これによって、矢印bの方向にレバー32が傾き、バランス止めレバー34の端34aがバランスから解放されて調整システム4を解放する。ここで、カウントを開始することができる。端1aがラック24の端24aを押す細長片ばね1によってエネルギーが解放される。この細長片ばね1は、分ゼロリセット及び巻き方向とは反対方向にBにラック24を回転させる。回転するにしたがって、歯24bは、第1の歯付きセクター7を駆動し、したがって、分ゼロリセット及び巻き方向と反対方向に第2の歯付きセクター8を駆動する。分インジケータメンバーは、毎分1目盛の速さで回り始める。この構成において、分カウンター5の第2の歯付きセクター8が、駆動車46、48と噛み合うが、惑星車54の非対称の歯のおかげで、駆動車48の回転が惑星車ホルダー50を回転させるように惑星車54がロックされる。これによって、次に、秒カウンター6が、細長材ばね1によって伝えられるトルクを他の歯車列要素に伝達させる。秒インジケータメンバーは、秒を示すように回転し始める。
読み取り又はタイムアウトのための押しボタン22に対する第1の押しによって、バランス及びインジケータメンバーを止めることができる。図6に示すように、ボタン22に対する矢印aの方向の第1の押しによって、レバー42が矢印bの方向に回転する。このことは、レバー32及び41を矢印cの方向に動かし、バランス4aの方にバランス止めレバー34を戻して、バランス4aをロックする。中間的な読み取り又はタイムアウトのためにインジケータメンバーは止められる。また、レバー41は矢印dの方向にも回転し、レバー42を解放する。このレバー42はレバー40に当たり、ゼロリセットのためのその位置を占める。「開始」ボタン30に対する再度の押しによって、ゼロリセットなしで、上記のように、クロノグラフ機構を再開させる。ボタン22に対する別の第1の押しによって、上記のようにクロノグラフ機構が止まる。このボタン22に対する第2の押しによって、クロノグラフをゼロにリセットし、既に上に説明したように、細長片ばねを巻き戻す。
本発明に係るクロノグラフ機構は、適切に動作するために必要な十分に一定なトルクを有し、既知のクロノグラフ機構よりもコンパクトである。ゼロリセット機構、具体的には、分をゼロにリセットする機構も、エネルギーアキュムレーターを巻く機能を行い、これによって、特定の巻き機構の必要性がなくなる。
1 エネルギーアキュムレーター
4 調整システム
5 分カウンター
6 秒カウンター
7 第1の歯付きセクター
8 第2の歯付きセクター
10 アーバー
12 分インジケータメンバー
24 ラック
46 駆動ピニオン
48 駆動車
50 惑星車ホルダー
52 アーバー
54 惑星車

Claims (13)

  1. エネルギーアキュムレーター(1)と、
    調整システム(4)と、
    分車セットと少なくとも1つの分インジケータメンバー(12)を有する分カウンター(5)及び秒車セットと秒インジケータメンバーを有する秒カウンター(6)を有するクロノグラフカウンター列と、
    分ゼロリセット機構を有するクロノグラフゼロリセット機構と
    を有するクロノグラフ機構であって、
    前記分ゼロリセット機構は、分車セットと連係するように構成し、
    前記分インジケータメンバー(12)は、前記分車セットと恒久的に一体的にされており、
    前記クロノグラフカウンター列は、前記分カウンター(5)と前記秒カウンター(6)の間の連結解除デパイスを有し、この連結解除デパイスは、カウント時に前記分車セットと前記秒車セットを運動学的に接続し、当該クロノグラフ機構がゼロにリセットされるときに前記秒車セットを前記分車セットから連結解除するように構成する
    ことを特徴とするクロノグラフ機構。
  2. 前記連結解除デパイスは、カウント時に前記分カウンター(5)を介して前記秒カウンター(6)を駆動する駆動回転方向を有し、当該クロノグラフ機構がゼロにリセットされるときに、回転方向が自由である単方向性機構を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のクロノグラフ機構。
  3. 前記連結解除デパイスは、前記分カウンター(5)によって駆動されるように構成する駆動車セットと、及び
    前記秒カウンター(6)を駆動するように構成する惑星車ホルダー(50)とを有し、
    前記駆動車セットと連係する少なくとも1つの惑星車(54)が、この惑星車ホルダーの上で自由回転するようにマウントされており、
    前記惑星車(54)は、カウント時には、前記惑星車ホルダー(50)が前記駆動車セットによって駆動されることを可能にし、分がゼロにリセットされるときに、前記惑星車ホルダー(50)を自由に回転させるように構成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクロノグラフ機構。
  4. 前記駆動車セットは、前記分カウンター(5)と連係するように構成する駆動ピニオン(46)と、及び前記惑星車(54)と連係するように構成する駆動車(48)とを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のクロノグラフ機構。
  5. 前記惑星車ホルダー(50)は、1以上の整数であるn個の惑星車(54)を支えるように構成し、
    前記惑星車ホルダー(50)は、前記駆動車アーバー(52)と実質的に同軸に配置されており、前記アーバー(52)を中心に回転するように可動にマウントされている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載のクロノグラフ機構。
  6. 前記惑星車(54)は、非対称の歯形を有し、これは、カウントのときには前記駆動車セットとロックし、分がゼロにリセットされるときには自由に回転するように構成している
    ことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のクロノグラフ機構。
  7. 前記分車セットは、前記エネルギーアキュムレーター(1)と連係するように構成する第1の歯付きセクター(7)と、及び前記連結解除デパイスと連係するように構成する第2の歯付きセクター(8)とを有し、
    前記第1の歯付きセクター(7)と前記第2の歯付きセクター(8)は、一体的に回転する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のクロノグラフ機構。
  8. 前記第1の歯付きセクター(7)と前記第2の歯付きセクター(8)は、前記第1の歯付きセクター(7)の側に第1の分インジケータメンバーを支えるアーバー(10)と一体化されており、
    前記第2の歯付きセクター(8)は、第2の分インジケータメンバー(12)を支えている
    ことを特徴とする請求項7に記載のクロノグラフ機構。
  9. 前記分ゼロリセット機構は、ラック(24)を有し、これは、前記分カウンター(5)の前記第1の歯付きセクター(7)と連係するように構成し、一方の回転方向に回転するようにマウントされて、前記分カウンター(5)をゼロにリセットする
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のクロノグラフ機構。
  10. 前記ラック(24)は、さらに、前記分カウンター(5)がゼロにリセットされるときに前記エネルギーアキュムレーター(1)を巻くように構成する
    ことを特徴とする請求項9に記載のクロノグラフ機構。
  11. 前記分ゼロリセット機構の前記ラック(24)は、前記クロノグラフカウンター列を駆動するように反対の回転方向に回転するようにマウントされ、
    前記エネルギーアキュムレーター(1)は、前記ラック(24)を発動させるように構成する
    ことを特徴とする請求項9または10のいずれかに記載のクロノグラフ機構。
  12. 前記エネルギーアキュムレーター(1)は、細長材ばねである
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のクロノグラフ機構。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載のクロノグラフ機構を有する
    ことを特徴とする計時器。
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