JP6253145B2 - 内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、機関本体の一部が、シリンダブロックと、該シリンダブロックに結合されるシリンダヘッドと、該シリンダヘッドとの間にガスケットを挟持するようにして前記シリンダブロックとは反対側から前記シリンダヘッドに結合されるヘッドカバーとで構成され、前記機関本体内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室が前記ヘッドカバーの内側に形成され、前記ヘッドカバーに、前記ブリーザ室からのブローバイガスを導出する出口管が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ側に導くホースの一端部が前記出口管に接続される内燃機関に関する。
このような内燃機関は、特許文献1で既に知られている。
特許第3646066号公報
ところで、上記特許文献1で開示されるもののように、ヘッドカバーに設けられた出口管によってブリーザ室内のブローバイガスを排出するようにした構成では、出口管に接続されるホース等の管部材が何らかの原因で詰まってしまった場合、ブローバイガスの円滑な排出が困難となり、機関本体の内圧が高くなってしまうことがある。この際、ヘッドカバーが機関本体内の内圧で撓み等の変形を生じると、ヘッドカバーおよびシリンダヘッド間においてガスケットのシール性が不充分となる部位が生じる可能性があり、高まった内圧がシール性の不充分である不用意な部位から抜けてしまうことによる影響が、周囲環境に及ぶことを避けるための対策が必要となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、ブローバイガスによる機関本体の内圧が高くなってしまっても、意図的に所定部位から圧抜きを行うようにして周囲環境に及ぼす影響を小さく抑え得るようにした内燃機関を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、機関本体の一部が、シリンダブロックと、該シリンダブロックに結合されるシリンダヘッドと、該シリンダヘッドとの間にガスケットを挟持するようにして前記シリンダブロックとは反対側から前記シリンダヘッドに結合されるヘッドカバーとで構成され、前記機関本体内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室が前記機関本体に形成され、前記機関本体に、前記ブリーザ室からのブローバイガスを導出する出口管が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ側に導くホースの一端部が前記出口管に接続される内燃機関において、前記出口管に、前記機関本体内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管から前記ホースを離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構が設けられ、前記逃がし機構として、前記出口管の外周のうち前記ホースの一端部で覆われる部分の一部に、前記ブリーザ室内に通じる溝が形成されて成り、前記所定圧が、前記ガスケットがシール機能を失うときの前記機関本体内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されることを第1の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記出口管は、前記ヘッドカバーの外面に基端部が連設されて成る円筒部と、該円筒部の先端部から半径方向外方に膨出する環状膨出部とを一体に有するように形成され、前記溝が前記環状膨出部の外周に形成されることを第の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記溝が、前記円筒部の外周よりも凹んで形成されることを第の特徴とする。
本発明は、機関本体の一部が、シリンダブロックと、該シリンダブロックに結合されるシリンダヘッドと、該シリンダヘッドとの間にガスケットを挟持するようにして前記シリンダブロックとは反対側から前記シリンダヘッドに結合されるヘッドカバーとで構成され、前記機関本体内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室が前記機関本体に形成され、前記機関本体に、前記ブリーザ室からのブローバイガスを導出する出口管が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ側に導くホースの一端部が前記出口管に接続される内燃機関において、前記出口管に、前記機関本体内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管から前記ホースを離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構が設けられ、前記逃がし機構として、前記出口管の外周のうち前記ホースの一端部で覆われる部分の一部に、該出口管の内外を連通させる切欠きまたは貫通孔が設けられて成り、前記所定圧が、前記ガスケットがシール機能を失うときの前記機関本体内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されることを第4の特徴とする。
また本発明は、第1〜第4の特徴の構成のいずれかに加えて、前記機関本体がそのシリンダ軸線を前傾させて車両に搭載され、前記出口管が前記シリンダ軸線よりも上方で前記ヘッドカバーに設けられることを第の特徴とする。
本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記出口管の一部を覆うようにして該出口管に接続される前記ホースの一端部および前記出口管の重合部に、前記逃がし機構よりも前記ヘッドカバーに近い側に配置されるクリップが取付けられることを第の特徴とする。
本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、前記ヘッドカバーが樹脂製であることを第の特徴とする。
さらに本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記出口管が前記ヘッドカバーに一体に連なって形成されることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、機関本体内のブローバイガスの圧力が所定圧以上となると、出口管に設けられた逃がし機構によって出口管からホースを離脱させてブローバイガスが外部に逃がされるので、仮に、ホース詰まり等でブローバイガスの円滑な排出が困難となり、機関本体の内圧が所定圧以上に高くなってしまった場合でも、意図的に出口管からブローバイガスを強制的に外部に逃がして機関本体内の圧力を低下することができる。しかもブリーザ室を通って気液分離された後のブローバイガスが出口管から逃がされるので、オイル等の外部への漏出を効果的に抑えて、周囲環境に及ぼす影響を小さく抑えることができる。
また、出口管の外周のうちホースの一端部で覆われる部分の一部に溝が形成されることで逃がし機構を簡単に構成することができ、溝に導入されたブローバイガスの圧力をホースの内周に効率的に作用させてホースを出口管から離脱するように膨大化させることができる。
さらに、シリンダヘッドおよびヘッドカバー間のガスケットが、機関本体内の圧力上昇によってシール機能を失う前に、逃がし機構が出口管からホースを離脱させてブローバイガスを外部に逃がすようにして、シール性が不充分となることによって不用意な部位からブローバイガスが抜けてしまうことを防止することができる。
本発明の第の特徴によれば、出口管が、円筒部と、該円筒部の先端部から半径方向外方に膨出する環状膨出部とを一体に有しており、環状膨出部の外周に溝が形成されるので、環状膨出部によってホースの接続部の締め代を確保しつつ、溝を形成することによる出口管の剛性低下を抑制することができる。
本発明の第の特徴によれば、溝が円筒部の外周よりも凹んでいるので、ホースと出口管との間にブローバイガスを導き易くすることができる。
また本発明の第の特徴によれば、機関本体内のブローバイガスの圧力が所定圧以上となると、出口管に設けられた逃がし機構によって出口管からホースを離脱させてブローバイガスが外部に逃がされるので、仮に、ホース詰まり等でブローバイガスの円滑な排出が困難となり、機関本体の内圧が所定圧以上に高くなってしまった場合でも、意図的に出口管からブローバイガスを強制的に外部に逃がして機関本体内の圧力を低下することができる。しかもブリーザ室を通って気液分離された後のブローバイガスが出口管から逃がされるので、オイル等の外部への漏出を効果的に抑えて、周囲環境に及ぼす影響を小さく抑えることができる。
また、出口管の外周のうちホースの一端部で覆われる部分の一部に出口管の内外を連通させる貫通孔または切欠きが設けられることで逃がし機構を簡単に構成することができ、溝に導入されたブローバイガスの圧力をホースの内周に効率的に作用させてホースを出口管から離脱するように膨大化させることができる。
さらに、シリンダヘッドおよびヘッドカバー間のガスケットが、機関本体内の圧力上昇によってシール機能を失う前に、逃がし機構が出口管からホースを離脱させてブローバイガスを外部に逃がすようにして、シール性が不充分となることによって不用意な部位からブローバイガスが抜けてしまうことを防止することができる。
また本発明の第の特徴によれば、前傾したシリンダ軸線の上方に出口管が配置されることで機関本体の最も高い位置に出口管が配置されるので、効果的な気液分離を行うことができ、逃がし機構によってブローバイガスを出口管から外部に強制的に排出する場合でも、オイル等の外部への漏出をより効果的に抑えて、周囲環境に及ぼす影響をより小さく抑えることができる。
本発明の第の特徴によれば、逃がし機構よりもヘッドカバーに近い側でホースの一端部および出口管の重合部にクリップが取付けられるので、クリップでホースの一端部を出口管に固定する場合に、クリップが逃がし機構の邪魔にならないようにして逃がし機構の機能を確保することができる。
本発明の第の特徴によれば、ヘッドカバーを合成樹脂製とすることで、ヘッドカバーひいては機関本体の軽量化を図ることができる。
さらに本発明の第の特徴によれば、合成樹脂製のヘッドカバーに出口管が一体に連なって形成されるので、逃がし機構の形成も容易となる。
第1の実施の形態の自動二輪車の左側面図である。 パワーユニットの一部を図1の2矢視方向から見た図である。 図2の3矢視図である。 図3の4−4線に沿うヘッドカバーおよびシリンダヘッドの断面図である。 図4の5−5線断面図である。 図3の6矢視図である。 図6の7−7線断面図である。 図4の8矢示部拡大図である。 ガスケットが変形した状態での図8に対応した断面図である。 第2の実施の形態の図6に対応した図である。 図10の11−11線断面図である。 第3の実施の形態に図6に対応した図である。 図12の13−13線断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で前後、上下および左右は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図9を参照しながら説明すると、先ず図1において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFの車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク15を操向可能に支承するヘッドパイプ16と、該ヘッドパイプ16から後ろ下がりに延びる左右一対のメインフレーム17と、それらのメインフレーム17の後端部に連設されて後ろ上がりに延びる左右一対のリヤフレーム18とを備え、後輪WRを駆動する動力を発揮するパワーユニットPの前部が、前記メインフレーム17の後端下部に設けられたブラケット19にリンク機構20を介して上下に揺動可能に支承され、このパワーユニットPの後端部に前記後輪WRが軸支される。
前記パワーユニットPは、内燃機関Eと、該内燃機関Eおよび前記後輪WR間に設けられる伝動機構(図示せず)とを備えるものであり、前記伝動機構は、前記内燃機関Eの機関本体21に連設されて前記後輪WRの左側方に延びる伝動ケース22に収容され、前記後輪WRは、前記伝動ケース22の後端部に軸支される。
図2を併せて参照して、前記機関本体21は、クランクケース23と、該クランクケース23の前部に結合されるシリンダブロック24と、該シリンダブロック24の前端に結合されるシリンダヘッド25と、前記シリンダブロック24とは反対側から前記シリンダヘッド25に結合されるヘッドカバー26とを備えるものであり、前記伝動ケース22は前記クランクケース23に連設される。
この機関本体21は、図1で示すように、ほぼ水平となるまで前傾したシリンダ軸線Cを有して自動二輪車に搭載されるものであり、前記車体フレームFの一部を構成して前方に膨らむように湾曲したクロスメンバ27が、前記機関本体21の前部を前方斜め上方から覆うようにして左右一対のリヤフレーム間に設けられる。
前記シリンダヘッド25の上部側面には吸気装置28が接続されるものであり、この吸気装置28は、前記伝動ケース22で支持されるようにして該伝動ケース22の上方に配置されるエアクリーナ29と、該エアクリーナ29に上流端部が接続されるコネクティングチューブ30と、該コネクティングチューブ30の下流端部に接続されるスロットルボディ31と、前記シリンダヘッド25および前記スロットルボディ31間に設けられる吸気管32とで構成され、前記吸気管32には燃料噴射弁33が付設される。
また前記シリンダヘッド25の下部側面には排気装置34が接続されるものであり、この排気装置34は、前記シリンダヘッド25の下部側面から前記伝動ケース22の下方を通って前記後輪WRの右側に延びる排気管35と、該排気管35の下流端部に接続されて前記後輪WRの右側に配置される排気マフラー36とを備える。
図3〜図5を併せて参照して、前記機関本21内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室40がヘッドカバー26の内側の機関本体21に形成され、前記機関本体21に、前記ブリーザ室40からのブローバイガスを導出する出口管39が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ29側に導くホース41の一端部が前記出口管39に接続される。
ところで前記ヘッドカバー26は樹脂製のものであり、前記出口管39も樹脂製のものである。前記ブリーザ室40は、前記ヘッドカバー26と、該ヘッドカバー26に溶着される樹脂製の蓋板42との間に形成される。前記ヘッドカバー26の内面には、前記ブリーザ室40の外郭を構成する外郭壁部26aと、前記ブリーザ室40内にラビリンス通路を形成するようにして前記外郭壁部26aで囲まれる部分の複数箇所に配置されるラビリンス壁部26bとが一体に突設されており、前記蓋板42は、前記外郭壁部26aおよび前記ラビリンス壁部26bに溶着される。
このブリーザ室40には、図5の矢印で示すようにブローバイガスが導入され、このブリーザ室40内のラビリンス通路を形成する間に気液分離された後のブローバイガスが前記出口管39から導出されるものであり、前記出口管39は、前記シリンダ軸線Cよりも上方に配置されるようにして前記ブリーザ室40に通じて前記ヘッドカバー26に一体に形成される。
またパワーユニットPの上下揺動によっても出口管39および前記ホースの上方への突出を避けるために、前記出口管39は、機関本体21の自動二輪車への搭載状態で車幅方向一方(この実施の形態では右方)を向くようにして前記ヘッドカバー26に一体に形成される。
図6および図7を併せて参照して、前記出口管39には、前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管39から前記ホース41を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構43が設けられるものであり、この実施の形態では、前記逃がし機構43が、前記出口管39の外周のうち前記ホース41の一端部で覆われる部分の一部に、前記ブリーザ室40内に通じる溝44が形成されて成り、前記溝44は、周方向に等間隔をあけたたとえば4箇所で前記出口管39の外周に形成される。
前記出口管39は、前記ヘッドカバー26の外面に基端部が連設されて成る円筒部39aと、該円筒部39aの先端部から半径方向外方に膨出する環状膨出部39bとを一体に有するように形成されており、前記溝44が前記環状膨出部39bの外周に形成される。しかも前記溝44は、前記円筒部39aの外周よりも凹んで形成される。
また前記出口管39の一部を覆うようにして該出口管39に接続される前記ホース41の一端部および前記出口管39の重合部に、前記逃がし機構43よりも前記ヘッドカバー26に近い側に配置されるクリップ45が取付けられるものであり、この実施の形態では、前記出口管39の前記円筒部39aに対応する部分で前記ホース41の一端部および前記出口管39の重合部に前記クリップ45が取付けられる。
ところで、前記ヘッドカバー26は複数本たとえば4本のボルト46で前記シリンダヘッド25に結合されており、このシリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間には、図3で明示するようにガスケット48が挟持されるのであるが、前記逃がし機構43が、前記ホース41を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がすようにした前記所定圧は、前記ガスケット48がシール機能を失うときの前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されており、前記ガスケット48のシール維持限界圧がたとえば240kPaであるのに対して、前記所定圧はたとえば170kPaである。
図8において、前記ガスケット48は、前記シリンダヘッド25に対向して前記ヘッドカバー26に形成される第1の結合面50ならびに第1の結合面50に対向するようにして前記シリンダヘッド25に形成される第2の結合面51のうち一方の結合面である第1の結合面50に形成される装着溝49に装着されるとともに、第1および第2の結合面50,51のうち他方の結合面である第2の結合面51に密接するようにして、前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間に挟持されるものであり、前記装着溝49は、前記ヘッドカバー26の全周にわたって無端状に連なるように形成される。なお図8は、ガスケット48の形状を分かりやすくするために、ガスケット48がシリンダヘッド25およびヘッドカバー26による挟持方向に圧縮されていない状態を示している。
前記ガスケット48は、前記装着溝49の閉塞端壁49aに一端部を当接させるようにして前記装着溝49に装着される装着部52と、前記装着部52の他端部に連設されるとともに第2の結合面51に密接するフランジ部53とを一体に有する。
前記装着部52は、前記装着溝49に装着されるようにして環状に形成されており、この装着部52の内周および外周には、座屈防止突起54,55が一体に突設される。
また前記フランジ部53は、前記装着部52の幅方向中心を通るとともに前記ガスケット48の挟持方向と平行に延びる仮想線VLから前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の内方側に延びる内側フランジ部分53aと、前記仮想線VLから前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の外方側に延びる外側フランジ部分53bとから成るものであり、前記内側フランジ部分53aの前記仮想線VLからの延出長さL1が、前記外側フランジ部分53bの前記仮想線VLからの延出長さL2よりも大きく設定される。
また前記内側フランジ部分53aに、前記第2の結合面51に向けて突出する第1内側シール突起56が突設され、前記外側フランジ部分53bに、前記第2の結合面51に向けて突出する外側シール突起57が突設され、前記仮想線VLと、前記第1内側シール突起56および前記外側シール突起57との間の距離L3,L4がほぼ等しく設定され、前記第1内側シール突起56から前記内側フランジ部分53aの先端までの距離を前記外側シール突起57から前記内側フランジ部分53aの先端までの距離よりも大きく設定される。
また前記内側フランジ部分53aの先端部に、前記第2の結合面51に向けて突出する第2内側シール突起58が突設され、前記内側フランジ部分53aの前記第1内側シール突起56および前記第2内側シール突起58間に、前記第2の結合面51から離反する側に凹む凹部59が形成される。なお前記凹部59は、前記ボルト46の締結に伴ってガスケット48が挟持方向に圧縮された状態となっても、前記第2の結合面51から離反するように形成されている。
また前記凹部59が、前記第1内側シール突起56および前記外側シール突起57間で前記フランジ部53に形成される中央凹部60よりも深く凹んで形成される。
しかも前記内側フランジ部分53aの先端部は、前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間に前記ガスケット48が挟持された状態(図8の状態、ならびに前記ボルト46の締結に伴ってガスケット48が挟持方向に圧縮された状態のいずれの状態も含む)で前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の内壁面よりも外側に配置される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、機関本体21内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室40がヘッドカバー26の内側に形成され、ブリーザ室40からのブローバイガスを導出するようにして前記ヘッドカバー26に設けられる出口管39に、ブローバイガスをエアクリーナ29側に導くホース41の一端部が接続されるのであるが、前記出口管39に、前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管39から前記ホース41を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構43が設けられるので、仮に、ホース詰まり等でブローバイガスの円滑な排出が困難となり、機関本体21の内圧が所定圧以上に高くなってしまった場合でも、意図的に出口管39からブローバイガスを強制的に外部に逃がして機関本体21内の圧力を低下することができる。しかもブリーザ室40を通って気液分離された後のブローバイガスが出口管39から逃がされるので、オイル等の外部への漏出を効果的に抑えて、周囲環境に及ぼす影響を小さく抑えることができる。
また機関本体21がそのシリンダ軸線Cを前傾させて自動二輪車に搭載され、前記出口管39が前記シリンダ軸線Cよりも上方で前記ヘッドカバー26に設けられるので、効果的な気液分離を行うことができ、逃がし機構43によってブローバイガスを出口管39から外部に強制的に排出する場合でも、オイル等の外部への漏出をより効果的に抑えて、周囲環境に及ぼす影響をより小さく抑えることができる。
また意図的に出口管39からブローバイガスを強制的に外部に逃がすように前記逃がし機構43が働く所定圧が、前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間に挟持されるガスケット48がシール機能を失うときの前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されるので、ガスケット48が、機関本体21内の圧力上昇によってシール機能を失う前に、逃がし機構43が出口管39からホース41を離脱させてブローバイガスを外部に逃がすようにして、シール性が不充分となることによって不用意な部位からブローバイガスが抜けてしまうことを防止することができる。
また前記逃がし機構43が、前記出口管39の外周のうち前記ホース41の一端部で覆われる部分の一部に、前記ブリーザ室40内に通じる溝44が形成されて成るので、出口管39の外周のうちホース41の一端部で覆われる部分の一部に溝44が形成されることで逃がし機構43を簡単に構成することができ、溝44に導入されたブローバイガスの圧力をホース41の内周に効率的に作用させてホース41を出口管39から離脱するように膨大化させることができる。
また出口管39は、前記ヘッドカバー26の外面に基端部が連設されて成る円筒部39aと、該円筒部39aの先端部から半径方向外方に膨出する環状膨出部39bとを一体に有するように形成され、前記溝44が前記環状膨出部39bの外周に形成されるので、環状膨出部39bによってホース41の接続部の締め代を確保しつつ、溝44を形成することによる出口管39の剛性低下を抑制することができ、しかも溝44が円筒部39aの外周よりも凹んでいるので、ホース41と前記出口管39との間にブローバイガスを導き易くすることができる。
また前記出口管39の一部を覆うようにして該出口管39に接続される前記ホース41の一端部および前記出口管39の重合部に、前記逃がし機構43よりも前記ヘッドカバー26に近い側に配置されるクリップ45が取付けられるので、クリップ45でホース41の一端部を出口管39に固定する場合に、クリップ45が逃がし機構43の邪魔にならないようにして逃がし機構43の機能を確保することができる。
また前記ヘッドカバー26が有する第1の結合面50および前記シリンダヘッド25が有する第2の結合面51のうち第1の結合面50に形成される装着溝49に装着されるガスケット48が、前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間に挟持されるのであるが、このガスケット48は、前記装着溝49の閉塞端壁49aに一端部を当接させるようにして前記装着溝49に装着される装着部52と、該装着部52の幅方向中心を通るとともに前記ガスケット48の挟持方向と平行に延びる仮想線VLから前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の内方側に延びる内側フランジ部分53aならびに前記仮想線VLから前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の外方側に延びる外側フランジ部分53bから成るようにして前記装着部52の他端部に連設されるとともに第2の結合面51に密接するフランジ部53とを一体に有し、前記内側フランジ部分53aの前記仮想線VLからの延出長さL1が、前記外側フランジ部分53bの前記仮想線VLからの延出長さL2よりも大きく設定されるので、機関本体21内の圧力が不所望に高まって外側に押し出す方向の力がガスケット48に作用しても、内側フランジ部分53aが第2の結合面51に密接してシール性を効果的に維持することができる。すなわちガスケット48において第2の結合面51に密接し得る部位を拡大することができるため、内圧や経時等によってヘッドカバー26およびガスケット48に変形が生じる場合であってもシール性を確保、維持することができ、ガスケット48の耐圧性を高めることができる。
また前記内側フランジ部分53aに、前記第2の結合面51に向けて突出する第1内側シール突起56が突設され、前記外側フランジ部分53bに、前記第2の結合面51に向けて突出する外側シール突起57が突設され、前記仮想線VLと、前記第1内側シール突起56および前記外側シール突起57との間の距離L3,L4が、前記第1内側シール突起56から前記内側フランジ部分53aの先端までの距離を前記外側シール突起57から前記外側フランジ部分53bの先端までの距離よりも大きくするようにして、ほぼ等しく設定されるので、シリンダヘッド25およびヘッドカバー26間でガスケット48が正常な挟持状態にあるときには、第1内側シール突起56および外側シール突起57によって装着部52の内外での均等なシール性を確保して高面圧でシールすることが可能となる。一方、図9で示すように、機関本体21の内圧が不所望に高まって外側に押し出す方向の力がガスケット48に作用したときには、第1内側シール突起56から内側フランジ部分53aの先端までの比較的長い部分が第2の結合面51に密接してシール性を確保することができる。
また前記内側フランジ部分53aの先端部に、前記第2の結合面51に向けて突出する第2内側シール突起58が突設され、前記内側フランジ部分53aの前記第1内側シール突起56および前記第2内側シール突起58間に、前記第2の結合面51ら離反する側に凹む凹部59が形成されるので、図9で示すように、機関本体21の内圧が不所望に高まって外側に押し出す方向の力が作用することでガスケット48が外側に変形したときには、凹部59が形成されていることで、内側フランジ部分53aの柔軟な屈曲が可能となり、第2内側シール突起58を前記第2の結合面51に密接させ易くすることができるとともに、内側フランジ部分53aの前記第2の結合面51への接触面積を小さくして面圧を高めてシール性を良好に維持することができる。
しかも前記凹部59が、前記第1内側シール突起56および前記外側シール突起57間で前記フランジ部53に形成される中央凹部60よりも深く凹んで形成されるので、内側フランジ部分53aの先端側のより柔軟な屈曲が可能となり、第2内側シール突起58を前記第2の結合面51により密接させ易くなるとともに、ガスケット48が外側に変形した状態で第1および第2内側シール突起56,58間に空間を形成し易くして内側フランジ部分53aの前記第2の結合面51への接触面積をより小さくして面圧を高め、シール性をより良好に維持することができる。
また前記内側フランジ部分53aの先端部が、前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26間に前記ガスケット48が挟持された状態で前記シリンダヘッド25および前記ヘッドカバー26の内壁面よりも外側に配置されるので、機関本体21内の動弁系等に対するガスケットの干渉が生じることはなく、またシリンダヘッド25およびヘッドカバー26の内壁面を伝わるオイルの流れに影響を及ぼすことがないようにすることができる。
さらに前記ヘッドカバー26が樹脂製であることによって、ヘッドカバー26ひいては機関本体21の軽量化を図ることができ、樹脂化に伴うヘッドカバー26の変形等の影響に対してガスケット48のシール性を効果的に確保することができる。しかも合成樹脂製のヘッドカバー26に出口管39が一体に連なって形成されるので、逃がし機構43の形成も容易となる。
本発明の第2の実施の形態について図10および図11を参照しながら説明すると、機関本体21の一部を構成するヘッドカバー26に一体に連なって形成される出口管39には、前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管39から前記ホース41を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構61が設けられるものであり、この実施の形態では、前記逃がし機構61が、前記出口管39のうち前記ホース41の一端部で覆われる部分の一部に、前記出口管39の内外を連通させる切欠き62が設けられて成り、前記切欠き62は、周方向に等間隔をあけたたとえば4箇所で前記出口管39に設けられる。
本発明の第3の実施の形態について図12および図13を参照しながら説明すると、機関本体21の一部を構成するヘッドカバー26に一体に連なって形成される出口管39には、前記機関本体21内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管39から前記ホース41を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構63が設けられるものであり、この実施の形態では、前記逃がし機構63が、前記出口管39のうち前記ホース41の一端部で覆われる部分の一部に、前記出口管39の内外を連通させる連通孔64が設けられて成り、前記連通孔64は、周方向に等間隔をあけたたとえば4箇所で前記出口管39に設けられる。
このような第2および第3の形態によっても第1の実施の形態と同様の効果を奏することができるが、第1の実施の形態のもののほうが出口管39からホース41を離脱させる力がホース41により効率的に働くので、より有利に実施することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
21・・・機関本体
24・・・シリンダブロック
25・・・シリンダヘッド
26・・・ヘッドカバー
39・・・出口管
39a・・・円筒部
39b・・・環状膨出部
40・・・ブリーザ室
41・・・ホース
43,61,63・・・逃がし機構
44・・・溝
45・・・クリップ
48・・・ガスケット
62・・・切欠き
64・・・貫通孔
C・・・シリンダ軸線

Claims (8)

  1. 機関本体(21)の一部が、シリンダブロック(24)と、該シリンダブロック(24)に結合されるシリンダヘッド(25)と、該シリンダヘッド(25)との間にガスケット(48)を挟持するようにして前記シリンダブロック(24)とは反対側から前記シリンダヘッド(25)に結合されるヘッドカバー(26)とで構成され、前記機関本体(21)内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室(40)が前記機関本体(21)に形成され、前記機関本体(21)に、前記ブリーザ室(40)からのブローバイガスを導出する出口管(39)が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ(29)側に導くホース(41)の一端部が前記出口管(39)に接続される内燃機関において、
    前記出口管(39)に、前記機関本体(21)内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管(39)から前記ホース(41)を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構(43,61,63)が設けられ
    前記逃がし機構(43)として、前記出口管(39)の外周のうち前記ホース(41)の一端部で覆われる部分の一部に、前記ブリーザ室(40)内に通じる溝(44)が形成されて成り、
    前記所定圧が、前記ガスケット(48)がシール機能を失うときの前記機関本体(21)内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されることを特徴とする内燃機関。
  2. 前記出口管(39)は、前記ヘッドカバー(26)の外面に基端部が連設されて成る円筒部(39a)と、該円筒部(39a)の先端部から半径方向外方に膨出する環状膨出部(39b)とを一体に有するように形成され、前記溝(44)が前記環状膨出部(39b)の外周に形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
  3. 前記溝(44)が、前記円筒部(39a)の外周よりも凹んで形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
  4. 機関本体(21)の一部が、シリンダブロック(24)と、該シリンダブロック(24)に結合されるシリンダヘッド(25)と、該シリンダヘッド(25)との間にガスケット(48)を挟持するようにして前記シリンダブロック(24)とは反対側から前記シリンダヘッド(25)に結合されるヘッドカバー(26)とで構成され、前記機関本体(21)内で生じたブローバイガスの気液分離を行うためのブリーザ室(40)が前記機関本体(21)に形成され、前記機関本体(21)に、前記ブリーザ室(40)からのブローバイガスを導出する出口管(39)が設けられ、前記ブローバイガスをエアクリーナ(29)側に導くホース(41)の一端部が前記出口管(39)に接続される内燃機関において、
    前記出口管(39)に、前記機関本体(21)内の前記ブローバイガスの圧力が所定圧以上となるのに応じて前記出口管(39)から前記ホース(41)を離脱させて前記ブローバイガスを外部に逃がす逃がし機構(43,61,63)が設けられ
    前記逃がし機構(43)として、前記出口管(39)の外周のうち前記ホース(41)の一端部で覆われる部分の一部に、該出口管(39)の内外を連通させる切欠き(62)または貫通孔(64)が設けられて成り、
    前記所定圧が、前記ガスケット(48)がシール機能を失うときの前記機関本体(21)内の前記ブローバイガスの圧力よりも低く設定されることを特徴とする内燃機関。
  5. 前記機関本体(21)がそのシリンダ軸線(C)を前傾させて車両に搭載され、前記出口管(39)が前記シリンダ軸線(C)よりも上方で前記ヘッドカバー(26)に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関。
  6. 前記出口管(39)の一部を覆うようにして該出口管(39)に接続される前記ホース(41)の一端部および前記出口管(39)の重合部に、前記逃がし機構(43)よりも前記ヘッドカバー(26)に近い側に配置されるクリップ(45)が取付けられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  7. 前記ヘッドカバー(26)が樹脂製であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の内燃機関。
  8. 前記出口管(39)が前記ヘッドカバー(26)に一体に連なって形成されることを特徴とする請求項に記載の内燃機関。
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