JP6252269B2 - 制御装置、制御システム、データトレース方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
これらの制御装置においては、タスクの実行周期のさらなる短縮が求められており、デバッグについては通常の制御動作に対して影響がされないようにする必要がある。そのため従来の制御装置(制御用マイクロコンピュータ装置)においては、取得可能なデータ量及び同時に実行可能なトレース数は固定されていた。そのため、制御装置(制御用マイクロコンピュータ装置)の記憶領域に十分な空き容量があるにもかかわらず、サンプリングされたデータを蓄積したサンプリングデータの最大値は予め制限されており、又は、同時に実行できるトレース数も制限されていた。
本発明の一形態に係る制御装置は、メモリと、タスク実行部と、トレース実行管理部と、メモリ管理部と、トレース実行部と、を備える。
メモリは、サンプリングデータ格納領域を有する。タスク実行部は、所定のタスクを所定の周期にて繰り返し実行する。トレース実行管理部は、トレースの実行要求を外部から受信した際に、サンプリングデータをサンプリングデータ格納領域内の空き領域に格納可能であれば、トレースを実行可能と判断する。
開発支援装置は、サンプリングデータ受信部と、トレース監視部と、トレース実行状態表示部と、を有する。サンプリングデータ受信部は、制御装置からサンプリングデータを受信する。トレース監視部は、制御装置におけるトレースの実行状態を監視する。トレース実行状態表示部は、トレースの実行状態を表示する。
◎タスクを所定の周期にて繰り返し実行するステップ。
◎トレースの実行要求を外部から受信した際に、メモリに確保されたサンプリングデータ格納領域内の空き領域を検出するステップ。
◎サンプリングデータをサンプリングデータ格納領域内の空き領域に格納可能であれば、トレースを実行可能と判断するステップ。
◎トレースが実行可能であると判断されたときに、サンプリングデータを格納する記憶領域を空き領域に確保するステップ。
◎トレースが実行可能であると判断されたときに、サンプリングデータを取得し記憶領域に格納するステップ。
(1)制御システムの全体構成
まず、第1実施形態に係る制御システム100の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、制御システムの全体構成を示す図である。制御システム100は、PLCシステム1と開発支援装置3とを備える。
PLCシステム1は、例えば、センサやスイッチなどにより構成される信号入力部5から信号を入力する。また、PLCシステム1は、信号入力部5(後述)からの入力信号を必要の応じて用いプログラムを実行して、制御対象機器7を制御する出力信号を算出する。
以下に、PLCシステム1、制御装置11、及び開発支援装置3の詳細な構成についてそれぞれ説明する。
次に、PLCシステム1の詳細な構成について図1を用いて説明する。本実施形態に係るPLCシステム1は、制御装置11と、入力ユニット13と、出力ユニット15と、電源ユニット17と、を有する。
なお、PLCシステム1は、上記の構成要素の全てを1の筐体内に組み込んだシステムであってもよいし、各構成要素を個別の筐体に組み込んで当該構成要素を接続してPLCシステムとしてもよい。特に、入力ユニット13及び出力ユニット15を個別の構成要素とすることにより、PLCシステム1は、所望する制御対象機器及び信号入力部を所望の数接続できる。
I.全体構成
次に、制御装置11の構成の詳細について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、制御装置及び開発支援装置の構成を示す図である。図3は、制御装置の詳細構成を示す図である。
上記のように、制御装置11はPLCシステムにおけるCPUユニットである。図2に示すように、制御装置11は、プログラムの実行などの演算処理を行うCPU111と、書き込みと読み出しとが可能な記憶領域を提供するRAM113と、読み出しのみを主目的としている記憶領域を提供するROM115と、開発支援装置3との通信を行う通信インターフェース117と、を有する。
タスク実行部1111は、RAM113に記憶されたユーザプログラム1131を参照し、ユーザプログラム1131の実行処理を含んだ所定のタスクを所定の周期にて繰り返し実行する。なお、タスク実行部1111において実行されるタスクの数は複数であってもよい。
トレース管理テーブル1133は、トレースID記録領域1133−1と、トレース要求元記録領域1133−2と、トレース条件記録領域1133−3と、データ格納領域記録領域1133−4と、トレース実行状態記録領域1133−5と、を有する。
I.全体構成
次に、開発支援装置3の構成の詳細について、図2及び図5を用いて説明する。図5は、開発支援装置の詳細構成を示す図である。なお、図1及び図2においては、開発支援装置3は制御装置11に複数台接続されているが、以下においては、1個の開発支援装置3−nの構成について説明する。
図5に示すように、開発支援装置3−nは、プログラミング部311と、デバッグ部313と、トレース部315と、を有する。
プログラミング部311は、ユーザプログラム1131を編集する。具体的には、プログラミング部311は、操作部35のユーザによる操作により、ユーザプログラム1131を新たに作成し、又は、制御装置11に記憶されているユーザプログラム1131を修正する。また、プログラミング部311は、ユーザにより作成又は修正されたユーザプログラム1131から制御装置11において実行可能なユーザプログラムを生成する。
例えば、デバッグ部313は、ユーザが作成又は修正したユーザプログラム1131から制御装置11にて実行可能なユーザプログラムを生成する際に、プログラミング部311から出力されたエラーコードを表示するデバッグ機能を提供する。
上記のトレース結果を用いたデバッグ機能、及び/又は、上記のプログラムの実行状態の表示を用いたデバッグ機能により、ユーザプログラム1131を作成又は修正するユーザは、ユーザプログラム1131中のエラー発生箇所を視覚的に確認できる。
以下に、トレース部315のさらに詳細な構成ついて説明する。
ここで、開発支援装置3におけるトレース部315のさらに詳細な構成について図5を用いて説明する。
図5に示すように、トレース部315は、サンプリングデータ受信部315−1と、トレース結果表示部315−3と、トレース条件設定部315−5と、トレース開始指示部315−7と、トレース監視部315−9と、トレース実行状態表示部315−11と、を有する。
サンプリングデータ受信部315−1は、通信インターフェース37に接続された制御装置11から、サンプリングデータ格納領域1137に格納されたサンプリングデータを受信し、開発支援装置3の記憶部33に記憶する。サンプリングデータ受信部315−1が、制御装置11からサンプリングデータを受信し記憶部33に記憶することにより、開発支援装置3においてサンプリングデータを参照できる。
また、トレース条件設定部315−5は、トレースを開始したいタイミング(トレース開始トリガー)をトレース条件として設定可能となっていてもよい。
また、トレース監視部315−9は、制御装置11における実行トレース数と登録トレース数とを、トレースの実行状態として監視してもよい。さらに、トレース監視部315−9は、実行中のトレースの実行状態をトレースの実行状態として監視してもよい。
次に、トレース部315によりトレースが開始された際に、開発支援装置3−nの表示部39に表示されるトレース実行表示画面Dについて、図6A及び図6Bを用いて説明する。図6Aは、トレース実行表示画面の一例を示す図である。図6Bは、実行トレースの実行状態と、登録トレースの実行状態とをトレースの実行状態として表示したときのトレース実行表示画面の一例を示す図である。
図6Aに示すように、トレース実行表示画面Dは、空き領域サイズ表示領域D1と、格納可能データ量表示領域D2と、サンプリング時間設定値表示領域D3と、トレース対象変数設定表示領域D4と、トレース開始ボタン表示領域D5と、メモリ使用量表示領域D6と、収集タイミング設定表示領域D7と、を有する。
また、サンプリング時間設定値表示領域D3と同様に、トレース対象変数設定表示領域D4に表示されているトレース対象変数の設定条件は、操作部35の操作により変更可能となっている。そして、当該表示領域においてトレース対象変数の設定条件が変更されたことを検知すると、トレース条件設定部315−5は、トレース対象変数の設定条件を変更した新たなトレース条件を設定し直す。
メモリ使用量表示領域D6は、現在表示されているトレース条件を実行したときに使用される空き領域(メモリ)の使用量を表示する。トレース条件を設定するユーザは、メモリ使用量表示領域D6に表示されている使用量と、空き領域サイズ表示領域D1に表示されている空き領域のサイズとを比較しながら、トレース条件を設定できる。
I.タスク実行処理
次に、本実施形態における制御システム100の動作について説明する。まず、制御システム100におけるタスクの実行処理について、図7Aを用いて説明する。図7Aは、タスクの実行処理を示すフローチャートである。図7Aに示すフローチャートにより説明する制御システム100のタスクの実行処理は、制御装置11において、I/Oリフレッシュ処理とユーザプログラムなどの実行処理とを含むタスクが所定の周期にて繰り返し実行される場合の動作である。
なぜなら、入力変数が前回のタスク実行時から変化していれば、ユーザプログラム1131などを値変化後の入力変数を用いて実行した結果、出力変数及び/又は内部変数の算出結果も変化する(ことがある)からである。
どのタイミングにおいてトレース対象変数を取得するかは、トレース条件の設定時に設定する。また、収集タイミングは、トレース対象変数ごとに個別に指定できる。
次に、トレース実行処理の概略について図7Bを用いて説明する。図7Bは、トレース実行処理の概略を示すフローチャートである。
なお、以下のトレース実行処理の詳細説明においては、制御装置11に接続されたn−1個の開発支援装置3−1、3−2、・・・3−(n−1)(図1〜図3)からトレースが実行されている(あるいは実行予定とされている(登録されている))状態において、n個目の開発支援装置3−n(図1〜図3)からトレースの実行が要求される場合を例にとって説明する。
その後、トレース結果表示部315−3を用いて、受信したサンプリングデータを表示する。これにより、サンプリングデータを用いて、取得したトレース対象変数の時間的変化(すなわち、トレース結果)を視覚的に確認できる。
(i)トレースの実行状態表示処理の動作
図7Bに示したフローチャートの各処理の詳細について、図7C〜図7Gを用いて説明する。図7Cは、トレースの実行状態表示処理時の動作を示すフローチャートである。図7Dは、制御装置においてトレースデータ格納領域の使用量を算出する場合のトレース条件設定処理時の動作を示すフローチャートである。図7Eは、開発支援装置においてトレースデータ格納領域の使用量を算出する場合のトレース条件設定処理時の動作を示すフローチャートである。図7Fは、サンプリングデータ取得処理時の動作を示すフローチャートである。図7Gは、サンプリングデータ取得終了処理時の動作を示すフローチャートである。
開発支援装置3−nにおいて、トレース実行プログラムが実行され、トレース実行表示画面Dが表示部39に表示されると、まず、開発支援装置3−nのトレース監視部315−9から制御装置11へ、トレース実行状態送信要求が送信される(ステップS101)。
開発支援装置3−nがトレースの実行状態を受信後、トレース監視部315−9は、受信したトレースの実行状態をトレースの実行状態として保持する。また、トレース監視部315−9は、トレース実行状態表示部315−11に対して、トレース実行表示画面Dの所定の表示領域に、各トレースの実行状態を表示するよう指令する(ステップS104)。これにより、トレース実行表示画面Dには、制御装置11におけるトレースの実行状態を表示できる。
次に、トレース条件設定処理の動作について、図7D及び図7Eを用いて説明する。トレース条件設定処理が開始されると、まず、開発支援装置3−nにおいてトレース条件が入力される(ステップS201)。上記のように、トレース条件の入力は、トレース実行表示画面Dのサンプリング時間設定値表示領域D3及びトレース対象変数設定表示領域D4などの表示内容を、操作部35を用いて入力又は変更することにより実行できる。上記の表示領域の内容が変更されたことを検出すると、トレース条件設定部315−5が、入力又は変更されたトレース条件を新たなトレース条件とする。
これにより、開発支援装置3―nにおいて確定したトレース条件を制御装置11に通知できる。また、ステップS203におけるトレース条件の送信が、トレースの実行要求となる。
一方、トレース条件が制御装置11において受信されていないと判断された場合(ステップS204において「No」の場合)、ステップS204に戻り、制御装置11はトレース条件が受信されるまで待機する。
例えば、今、図8Aに示すように、サンプリングデータ格納領域1137が、RAM113のメモリアドレスaからメモリアドレスend(最終アドレス)まで確保されている場合を考える。図8Aは、サンプリングデータ格納領域の使用状況の一例を示す図である。今、トレース管理テーブル1133に登録されているトレースID1、2、・・・n−1のトレースが、図4Aに示すデータ格納領域記録領域1133−4に記録されているアドレスに記憶領域を確保しているとする。
なお、以後、開発支援装置3−nと制御装置11との間でトレースの実行に関する通信を行う場合、トレースIDを通信内容と一緒に送信する。これにより、開発支援装置3−n及び制御装置11は、受信したトレースに関する通信内容が、どのトレースに関する通信内容であるかを判定できる。
例えば、トレース実行表示画面Dのトレース実行状態表示領域D9の「実行状態」に「実行中」又は「待機中」と表示できる。その他、受信結果に基づいて、トレース実行表示画面Dの一部の表示色を変化させてもよい。
次に、サンプリングデータ取得処理の動作について、図7Fを用いて説明する。
サンプリングデータの取得処理を開始すると、開発支援装置3−nにおいて、トレースの実行状態が監視される。サンプリングデータ取得処理時におけるトレースの実行状態の監視方法(ステップS301〜S304)は、図7Cを用いて説明したトレースの実行状態の表示方法(ステップS101〜S104)と同じであるため、説明を省略する。
まず、トレース実行部1117が、トレース条件において設定されたタイミング(収集タイミング)にて、変数格納領域1135に格納されているトレース対象変数を取得(サンプリング)する(ステップS305)。その後、トレース実行部1117は、サンプリングしたトレース対象変数を対応する記憶領域に格納する(ステップS306)。
次に、サンプリングデータ取得終了処理の動作について、図7Gを用いて説明する。制御装置11においてサンプリングデータの取得が終了し、開発支援装置3−nがサンプリングデータ取得終了通知を受信後、サンプリングデータ受信部315−1が、制御装置11に対して、サンプリングデータ送信要求を送信する(ステップS401)。
このとき、トレース実行管理部1113は、サンプリングデータ送信要求とともに送信されてきたトレースIDと、トレース管理テーブル1133に登録されているトレースIDとを比較して、一致するトレースIDのトレース情報に記録された開発支援装置(開発支援装置3−n)に、当該トレースIDのトレース情報に記録されている記憶領域に格納されているサンプリングデータを送信する。
一方、サンプリングデータの受信が完了したと判断された場合(ステップS404において「Yes」の場合)、サンプリングデータ受信部315−1は、サンプリングデータ受信完了通知を、制御装置11に送信する(ステップS405)。そして、開発支援装置3−nにおいて、サンプリングデータ取得を完了する。
具体的には、メモリ管理部1115は、トレース実行管理部1113から受信した開始アドレスから終了アドレスまでの記憶領域を、空き領域とする。
これにより、制御装置11においては、以後実行されるトレースのための記憶領域をサンプリングデータ格納領域1137内により多く確保できる。
図4Cに示すように、トレースIDnのトレース情報は、サンプリングデータ取得終了後に削除されている。また、トレースIDn−1のトレース以外のトレース情報も削除されている(すなわち、サンプリングデータの取得が完了している)。
第1実施形態の効果は、下記のように記載できる。
制御装置11(制御装置の一例)は、RAM113(メモリの一例)と、タスク実行部1111(タスク実行部の一例)と、トレース実行管理部1113(トレース実行管理部の一例)と、メモリ管理部1115(メモリ管理部の一例)と、トレース実行部1117(トレース実行部の一例)と、を備える。
RAM113は、サンプリングデータ格納領域1137(サンプリングデータ格納領域の一例)を有する。タスク実行部1111は、所定のタスクを所定の周期にて繰り返し実行する。トレース実行管理部1113は、トレースの実行要求(トレースの実行要求の一例)を外部から受信した際に、サンプリングデータ(サンプリングデータの一例)をサンプリングデータ格納領域1137内の空き領域(空き領域の一例)に格納可能であれば、トレースを実行可能と判断する。
開発支援装置3は、サンプリングデータ受信部315−1(サンプリングデータ受信部の一例)と、トレース監視部315−9(トレース監視部の一例)と、トレース実行状態表示部315−11(トレース実行状態表示部の一例)と、を有する。サンプリングデータ受信部315−1は、制御装置11からサンプリングデータを受信する。トレース監視部315−9は、制御装置11におけるトレースの実行状態を監視する。トレース実行状態表示部315−11は、トレースの実行状態を表示する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
1 PLCシステム
11 制御装置
111 CPU
1111 タスク実行部
1113 トレース実行管理部
1115 メモリ管理部
1117 トレース実行部
113 RAM
1131 ユーザプログラム
1133 トレース管理テーブル
1133−1 トレースID記録領域
1133−2 トレース要求元記録領域
1133−3 トレース条件記録領域
1133−4 データ格納領域記録領域
1133−5 トレース実行状態記録領域
1135 変数格納領域
1137 サンプリングデータ格納領域
115 ROM
115a システムプログラム
117 通信インターフェース
13 入力ユニット
15 出力ユニット
17 電源ユニット
3、3−1、3−2、・・・、3−n 開発支援装置
31 CPU
311 プログラミング部
313 デバッグ部
315 トレース部
315−1 サンプリングデータ受信部
315−3 トレース結果表示部
315−5 トレース条件設定部
315−7 トレース開始指示部
315−9 トレース監視部
315−11 トレース実行状態表示部
33 記憶部
33a 開発支援プログラム
35 操作部
37 通信インターフェース
39 表示部
5 信号入力部
7 制御対象機器
A、B、C、E、N 領域
D トレース実行表示画面
D1 空き領域サイズ表示領域
D2 格納可能データ量表示領域
D3 サンプリング時間設定値表示領域
D4 トレース対象変数設定表示領域
D5 トレース開始ボタン表示領域
D6 メモリ使用量表示領域
D7 収集タイミング設定表示領域
D8 トレース数表示領域
D9 トレース実行状態表示領域
D10 現在表示トレース設定名表示領域
Claims (15)
- サンプリングデータ格納領域を有するメモリと、
所定のタスクを所定の周期にて繰り返し実行するタスク実行部と、
前記タスクを実行することによる入出力信号及び/又は内部変数の時間的な変化を前記入出力信号及び/又は前記内部変数をサンプリングして記憶したサンプリングデータを用いて追跡するトレースの実行要求を外部から受信した際に、前記サンプリングデータを前記サンプリングデータ格納領域内の空き領域に格納可能であれば、前記トレースを実行可能と判断するトレース実行管理部と、
前記空き領域を検出し、前記トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを格納する記憶領域を前記空き領域に確保するメモリ管理部と、
前記トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを取得し前記記憶領域に格納するトレース実行部と、
を備える制御装置。 - 前記メモリ管理部は、前記サンプリングデータ格納領域中の複数の空き領域を1つの記憶領域として確保する、請求項1に記載の制御装置。
- 前記メモリ管理部は、前記トレースの終了後、終了したトレースのサンプリングデータを記憶していた記憶領域を空き領域とする、請求項1又は2に記載の制御装置。
- サンプリングデータ格納領域を有するメモリと、
タスクを所定の周期にて繰り返し実行するタスク実行部と、
前記タスクを実行することによる入出力信号及び/又は内部変数の時間的な変化を前記入出力信号及び/又は前記内部変数をサンプリングして記憶したサンプリングデータを用いて追跡するトレースの実行要求を外部から受信した際に、前記入出力信号及び/又は前記内部変数をサンプリングして記憶したサンプリングデータを前記サンプリングデータ格納領域内の空き領域に格納可能であれば、前記トレースを実行可能と判断するトレース実行管理部と、
前記空き領域を検出し、前記トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを格納する記憶領域を前記空き領域に確保するメモリ管理部と、
前記トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを取得し前記記憶領域に格納するトレース実行部と、を有する制御装置と、
前記制御装置から前記サンプリングデータを受信するサンプリングデータ受信部と、前記制御装置におけるトレースの実行状態を監視するトレース監視部と、前記トレースの実行状態を表示するトレース実行状態表示部と、を有する開発支援装置と、
を備える制御システム。 - 前記メモリ管理部は、前記サンプリングデータ格納領域中の複数の空き領域を1つの記憶領域として確保する、請求項4に記載の制御システム。
- 前記メモリ管理部は、前記トレースの終了後、終了したトレースのサンプリングデータを記憶していた記憶領域を空き領域とする、請求項4又は5に記載の制御システム。
- 前記トレース監視部は、前記空き領域のサイズを前記トレースの実行状態として監視する、請求項4〜6のいずれかに記載の制御システム。
- 前記トレース監視部は、現在の空き領域に格納可能なデータ量を、前記トレースの実行状態として監視する、請求項4〜7のいずれかに記載の制御システム。
- 前記トレース監視部は、前記制御装置における実行トレース数と、前記制御装置において現在登録されている登録トレース数とを、前記トレースの実行状態として監視する、請求項4〜8のいずれかに記載の制御システム。
- 前記トレース監視部は、実行中のトレースの設定状態を、トレースの実行状態として監視する、請求項4〜9のいずれかに記載の制御システム。
- タスクを所定の周期にて繰り返し実行するステップと、
前記タスクを実行することによる入出力信号及び/又は内部変数の時間的な変化を前記入出力信号及び/又は前記内部変数をサンプリングして記憶したサンプリングデータを用いて追跡するトレースの実行要求を外部から受信した際に、メモリに確保されたサンプリングデータ格納領域内の空き領域を検出するステップと、
前記入出力信号及び/又は前記内部変数をサンプリングして記憶したサンプリングデータを前記サンプリングデータ格納領域内の空き領域に格納可能であれば、前記トレースを実行可能と判断するステップと、
トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを格納する記憶領域を前記空き領域に確保するステップと、
トレースが実行可能であると判断されたときに、前記サンプリングデータを取得し前記記憶領域に格納するステップと、
を含むデータトレース方法。 - 前記記憶領域を前記空き領域に確保するステップにおいて、前記サンプリングデータ格納領域中の複数の空き領域が1つの記憶領域として確保される、請求項11に記載のデータトレース方法。
- 終了したトレースのサンプリングデータを記憶していた記憶領域を空き領域とするステップをさらに含む、請求項11又は12に記載のデータトレース方法。
- 前記トレースの実行状態を監視し表示するステップをさらに含む、請求項11〜13のいずれかに記載のデータトレース方法。
- 請求項11〜14のいずれかに記載のデータトレース方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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