JP6251646B2 - 加湿システム及び加湿方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加湿システム及び加湿方法に関する。
従来、被冷却空気が通過する乾き流路と内部空間が蒸発冷却される濡れ流路とが熱交換可能に配置されている間接気化冷却器が知られている。間接気化冷却器では、濡れ流路から排出された空気を系外に排気し、その排気分に相当する空気量を外気から取り入れることにより、冷却対象空間の空気量を一定に保っている。
間接気化冷却器の一種として、乾き流路を通過して冷却された空気の一部を冷却対象空間に供給するとともに、当該空気の他の一部を濡れ流路に導入して乾き流路を通過している被冷却空気の冷却に利用するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この間接気化冷却器は、乾き流路で冷却された空気の一部を濡れ流路に導入しない場合と比べて被冷却空気を冷却する効果が高く、乾き流路を通過している被冷却空気を露点温度付近にまで冷却することができる。
実用新案登録第3160534号公報
既存の間接気化冷却器では冷却対象空間に供給する空気を所望の温度に冷却することが可能であるものの、当該空気の湿度については、冷却対象空間の適性湿度に調節することは必ずしも容易ではない。例えば、年間冷房が予定され、且つ適正な温湿度を保つ必要がある冷却対象空間では、冷却対象空間の適性湿度よりも外気の絶対湿度のほうが低い場合は、間接気化冷却器とは別の加湿設備を用いて冷却対象空間内を加湿する必要がある。
本発明は、冷却対象空間の適性湿度よりも外気の絶対湿度のほうが低い場合に、別の加湿設備を用いることなく適正な温湿度の空気を冷却対象空間に供給することができる加湿システム及び加湿方法を提供することを目的とする。
本発明の加湿システムは、被冷却空気が通過する乾き流路、及び、内部空間が蒸発冷却され乾き流路と熱交換可能に配置された濡れ流路を有し、被冷却空気が乾き流路の通過により冷却されてなる既冷却空気の一部を冷却対象空間に供給するとともに、既冷却空気の他の一部を濡れ流路に導入して乾き流路を通過している被冷却空気の冷却に利用する間接気化冷却器を備え、間接気化冷却器で冷却される冷却対象空間を加湿するための加湿システムであって、濡れ流路から排出された排出空気の一部を冷却対象空間から排出されたレターン空気と混合して被冷却空気を得るための混合手段を備えている。
本発明の加湿方法は、被冷却空気が通過する乾き流路、及び、内部空間が蒸発冷却され乾き流路と熱交換可能に配置された濡れ流路を有し、被冷却空気が乾き流路の通過により冷却されてなる既冷却空気の一部を冷却対象空間に供給するとともに、既冷却空気の他の一部を濡れ流路に導入して乾き流路を通過している被冷却空気の冷却に利用する間接気化冷却器で冷却される冷却対象空間を加湿するための加湿方法であって、濡れ流路から排出された排出空気の一部を冷却対象空間から排出されたレターン空気と混合する混合工程と、混合工程で得られた空気を被冷却空気として乾き流路に導入する導入工程と、を有する。
上記加湿システム及び加湿方法では、間接気化冷却器に導入する被冷却空気としては、間接気化冷却器の濡れ流路から排出された排出空気の一部を冷却対象空間から排出されたレターン空気と混合して得られた空気を用いることになる。ここで、上記排出空気は、濡れ流路を通過したことによって絶対湿度が高められた空気であるため、これをレターン空気と混合することで、間接気化冷却器に導入する被冷却空気は絶対湿度が高められたものとなり、ひいては絶対湿度が高められた既冷却空気が冷却対象空間に供給される。従来は濡れ流路から排出された排出空気を全て系外に排気しており、その排気分に相当する空気量を外気のみで賄っていたため、外気の絶対湿度が低い場合はそのまま絶対湿度が低い空気が冷却対象空間に供給されていた。これに対し、本発明の加湿システム及び加湿方法によれば、絶対湿度が高められた排出空気を被冷却空気の構成要素として利用するため、冷却対象空間の適性湿度よりも外気の絶対湿度のほうが低い場合に、別の加湿設備を用いることなく適正な温湿度の空気を冷却対象空間に供給することができる。
上記加湿システムにおいては、混合手段は、排出空気の一部をレターン空気と混合して第1の混合空気を得る第1の混合手段と、第1の混合空気を外気と混合して被冷却空気を得る第2の混合手段と、を有することが好ましい。同様に、上記加湿方法においては、混合工程は、レターン空気を排出空気の一部と混合して第1の混合空気を得る第1の混合工程と、第1の混合空気を外気と混合して被冷却空気を得る第2の混合工程と、を含むことが好ましい。これらの構成によれば、排出空気の一部が、先にレターン空気と混合され、その次に外気と混合されることになる。一般に、排出空気とレターン空気とは、絶対湿度についてはレターン空気のほうが低い。また、排出空気と外気とは、互いに温度も絶対湿度も異なっており、特に、本発明を実施する場面では、外気の絶対湿度が低い。空気線図を用いた考察によれば、排出空気を先に外気と混合した場合は、排出空気が露点温度を超えて冷却され結露が生じる可能性が有意にあるが、排出空気を先にレターン空気と混合した場合は、そうした現象が生じにくい。
上記加湿システムにおいては、第1の混合手段は、排出空気の一部をレターン空気と混合して第1の混合空気を得る空間である第1の混合空間と、排出空気の一部を第1の混合空間に取り入れるための第1の空気導入口と、を含み、第2の混合手段は、第1の混合空気を外気と混合して被冷却空気を得る空間である第2の混合空間と、外気を外部から第2の混合空間に取り入れるための第2の空気導入口と、を含んでいることが好ましい。混合手段として、排出空気、レターン空気及び外気を混合するための空間と、排出空気又は外気を取り入れるための空気導入口とが互いに区別して設けられていると、各空気の流れや混合が効率的となる。
上記加湿システムにおいては、外気の絶対湿度に応じて第1の空気導入口における排出空気の流量を調整する調整手段を更に備えていてもよい。同様に、上記加湿方法においては、外気の絶対湿度に応じて、レターン空気と混合する排出空気の混合量を調整する調整工程を更に備えていてもよい。外気の絶対湿度が比較的高い場合は、冷却対象空間に供給される既冷却空気の絶対湿度が適正な範囲内にあって、必ずしも排出空気の一部を被冷却空気の構成成分として利用しなくてもよい場合がある。この場合には、レターン空気と混合する排出空気の混合量を調整することができると、既冷却空気の絶対湿度が過剰に高められることを防止することができる。
上記加湿システムにおいては、冷却対象空間がデータセンターの床上空間であり、間接気化冷却器は、データセンターの床下空間に配置されていることが好ましい。データセンターは年間冷房が予定され、且つ適正な温湿度を保つ必要がある設備であるため、本発明の加湿システムの適用対象として好適である。また、間接気化冷却器がデータセンターの床下空間に配置されていると、間接気化冷却器から水漏れが生じた場合にデータセンターの床上空間へ浸水するおそれが小さく、また、間接気化冷却器と冷却対象空間との距離を短くできるため、空気の搬送動力の低減に資する。
本発明によれば、冷却対象空間の適性湿度よりも外気の絶対湿度のほうが低い場合に、別の加湿設備を用いることなく適正な温湿度の空気を冷却対象空間に供給することができる加湿システム及び加湿方法を提供することができる。
データセンター内部の側面図である。 図1の部分拡大図である。 空気線図を表すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同一部分又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
はじめに、本実施形態の加湿システム、及び、加湿システムが適用されるデータセンターの構成を説明する。本実施形態の加湿システムは、冷却対象空間を間接気化冷却器で冷却するとともに加湿するためのものであり、間接気化冷却器と、各種空気を混合する混合手段とを備えている。
図1に示されたとおり、データセンター1は、床2によって隔てられた床上空間(冷却対象空間)1Aと床下空間1Bとを有しており、パンチングメタルやグレーチング等の多数の貫通孔を有する足場材3(3A,3B;通気手段)が床2の一部に嵌められていることにより、床上空間1Aと床下空間1Bが互いに通気することが可能とされている。
ここで「データセンター」とは、各種のコンピュータや通信機器等が多数設置された大規模な空間から、小型のサーバー室のような小規模な空間までを含む設備をいう。データセンターは一般に、発熱するコンピュータを冷却するために年間冷房が予定され、且つ適正な温湿度を保つ必要がある。本実施形態では、多数のサーバーが設置されたデータセンターを例にする。
データセンター1の床上空間1Aには、サーバーが収納されたサーバーラック4が、紙面の手前側から奥側へ向って複数列(図1では四列)並設されている。サーバーラック4の列は、二列一組とされており、その一組のサーバーラック4,4に挟まれた空間は、床2に足場材3Aが嵌められており、当該サーバーラック4,4の頂部同士の間はカーテン等の遮蔽材5によって閉塞されている。また、遮蔽材5によって閉塞された当該空間における図1の紙面の手前側及び奥側の側面にも、遮蔽材(図示せず)が設けられており、当該空間は、密閉されたコールドアイル6Aを構成している。換言すれば、コールドアイル6Aは、遮蔽材5の設置によってチャンバー化された通路として構成されている。
他方、一組のサーバーラック4,4と他の一組のサーバーラック4,4との間の通路には、遮蔽材5は設けられておらず、当該空間は、天井方向や側面方向(紙面の手前側及び奥側)が開放されたホットアイル6Bを構成している。ホットアイル6Bにおける床2には、足場材3Bが嵌められている。
床下空間1Bには、各サーバーラック4の下方に位置するように、複数の間接気化冷却器7が配置されている。
ここで、本実施形態における間接気化冷却器7は、被冷却空気が通過する乾き流路、及び、内部空間が蒸発冷却され乾き流路と熱交換可能に配置された濡れ流路を有し、被冷却空気が乾き流路の通過により冷却されてなる既冷却空気の一部を床上空間1Aに供給するとともに、既冷却空気の他の一部を濡れ流路に導入して乾き流路を通過している被冷却空気の冷却に利用する仕組みを有するものである。間接気化冷却器7には、被冷却空気を取り込むためのファン8が取り付けられている。
また、床下空間1Bは、間接気化冷却器7が配置された場所の更に下方において、間接気化冷却器7から排出された排出空気(EA)が排出される排出空間21を有する。排出空間21には、データセンター1の外部に排出空気を排気するための排気口9Aが設けられている(図2)。また、床下空間1Bは、排出空間21から排出空気が取り入れられ、排出空気とレターン空気(RA)及び外気(OA)とを混合するための混合空間22を有している。
ここで「混合空間」とは、例えばチャンバーボックスのように、隣り合う他の空間から物理的に仕切られている区画であって、空間内の空気が所定の方向のみに流れるのではなく、空気が流れながら三次元的に拡散することが可能な空間をいう。
図2を用いて、床下空間1B及び加湿システム10の構成を詳細に説明する。図2は、図1における紙面左側の部分の拡大図であり、一つの間接気化冷却器7が関わる範囲の構成を示している。図1において混合空間22として示された空間は、より詳細には、排出空間21と連通し、排出空間21から排出空気が取り入れられる第1の混合空間22Aと、第1の混合空間22Aに満たされている空気が移送される第2の混合空間22Bとを有している。
第1の混合空間22Aは、排出空間21と連通しているだけでなく、レターン空気の移行口となる足場材3Bを介して床上空間1Aのホットアイル6Bとも連通している。
排出空間21と第1の混合空間22Aとの間には、開度調整が可能な第1のダンパー(第1の空気導入口)9Bが取り付けられている。また、第1のダンパー9Bには、外気の絶対湿度の値に応じて第1のダンパー9Bの開度を調整する第1の調整機構(調整手段)13Bが取り付けられている。
第2の混合空間22Bは、第1の混合空間22Aと隣り合っており、第1の混合空間22Aと第2の混合空間22Bとの間には、開度調整が可能な第3のダンパー9Cが取り付けられている。また、第2の混合空間22Bは、間接気化冷却器7とも隣り合っており、その間接気化冷却器7と隣り合う側の一面には、間接気化冷却器7に取り付けられたファン8が臨んでいる。
第2の混合空間22Bには、外気を取り入れるためのダクト11がデータセンター1の外部から連通している。ダクト11には、開度調整が可能な第2のダンパー(第2の空気導入口)9Dが取り付けられている。また、第2のダンパー9Dには、第2の混合空間22Bの絶対湿度の値に応じて第2のダンパー9Dの開度を調整する第2の調整機構13Dが取り付けられている。
第2の混合空間22Bには、第2の混合空間22B内の温度及び相対湿度を取得する温湿度センサ12が設置されている。温湿度センサ12は、取得した温度及び相対湿度から絶対湿度を算出し、その値に応じて第2の調整機構13Dを通じて、主として第2のダンパー9Dの開度を調整する。
上記構成のうち、第1の混合空間22Aと、第1のダンパー9Bと、レターン空気が第1の混合空間22Aに導入されるときに通過する足場材(通気手段)3Bとによって第1の混合手段が構成され、第2の混合空間22Bと、第2のダンパー9Dと、第3のダンパー9Cとによって第2の混合手段が構成されている。そして、本実施形態では第1の混合手段と第2の混合手段とを合わせて、間接気化冷却器7から排出された排出空気の一部をレターン空気及び外気と混合するための混合手段が構成されている。そして、間接気化冷却器7と当該混合手段とによって、本実施形態の加湿システム10が構成されている。
床下空間1Bとしては、更に、第2の混合空間22Bから空気を取り込んだ間接気化冷却器7が既冷却空気を送り出す空間である供給空間23を有している。供給空間23の上方の床上空間1Aはコールドアイル6Aが位置しており、供給空間23とコールドアイル6Aとは、足場材3Aを介して連通している。
次に、データセンター1内における空気の流れについて説明する。図1及び図2における白抜き矢印は、空気が流れる方向を示している。白抜き矢印の脇に付された斜体数字は、間接気化冷却器7に導入される空気の体積を100としたときの各空気の体積比を示している。
間接気化冷却器7で冷却された既冷却空気(供給空気;SA)は、供給空間23に送り出される。既冷却空気は、供給空間23から足場材3Aを介して、上方の床上空間1Aであるコールドアイル6Aに供給される。コールドアイル6Aは、その上方及び側面(紙面手前側及び奥側)が遮蔽材5によって閉塞されているため、供給された既冷却空気は、サーバーラック4内を通過する。ここで既冷却空気は、サーバーが発している熱を吸熱して温度が高められながら、ホットアイル6B側へ移行する。ホットアイル6B側へ移行した空気をレターン空気と呼ぶ。
レターン空気は、ホットアイル6Bや天井付近を移動しながら、床2に嵌められた足場材3Bを通過して、床下空間1Bの第1の混合空間22Aに移行する。
他方、間接気化冷却器7は、濡れ流路から排出空気を排出しており、この排出空気は、排出空間21に排出される。排出空間に排出された排出空気は、一部がデータセンター1の外部へ排気されるとともに、他の一部は、第1のダンパー9Bを介して第1の混合空間22Aに取り入れられる。
第1の混合空間22Aでは、排出空間21から取り入れられた排出空気と、ホットアイル6Bから足場材3Bを介して移行したレターン空気とが出会い、自然混合される。又は、第1の混合空間22A内にサーキュレーター等の送風機を設置して両空気を撹拌混合してもよい。こうして排出空気とレターン空気とが混合された第1の混合空気が構成される(第1の混合工程)。
次に、第1の混合空気は、第3のダンパー9Cを介して第2の混合空間22Bに移送される。第2の混合空間22Bでは、第1の混合空間22Aから取り入れられた第1の混合空気と、データセンターの外部から第2のダンパー9Dを介して取り入れられた外気とが出会い、自然混合される。又は、第2の混合空間22B内にサーキュレーター等の送風機を設置して両空気を撹拌混合してもよい。こうして第1の混合空気と外気とが混合された第2の混合空気が構成される(第2の混合工程)。ここで、第2の混合空気は、間接気化冷却器7に導入される被冷却空気である。
被冷却空気は、間接気化冷却器7に取り付けられたファン8が起こす気流によって、間接気化冷却器7に導入される(導入工程)。そして、間接気化冷却器7内の乾き流路で冷却された既冷却空気が、供給空間23に送り出される。
以上のようにして、データセンター1内の空気の循環流が形成される。なお、間接気化冷却器7に取り付けられたファン8が起こす気流が、データセンター1内の空気の循環の駆動力となっている。
上記空気の循環流の形成の中で、温湿度センサ12は、第2の混合空間22Bにおける第2の混合空気の温度及び相対湿度を取得し、これらから絶対湿度を算出する。第2の混合空気の絶対湿度の値に応じて第2の調整機構13Dを通じて第2のダンパー9Dの開度を調整し、外気を取り入れる量を調整する。また、併せて、排出空間21における排気口9Aにも働きかけて、排出空間21からデータセンター1の外部に排気する空気の量を調整するとともに、第1のダンパー9Bに取り付けられている第1の調整機構13Bにも働きかけて、排出空間21から第1の混合空間22Aに取り入れる排出空気の量を調整する。
更に、加湿システム10は、上記温湿度センサ12の働きとは別に、外気の絶対湿度の高低に応じて、第1の調整機構13Bに働きかけて、第1のダンパー9Bの開度を調整し、排出空間21から第1の混合空間22Aに取り入れる排出空気の量を調整する(調整工程)。
上記第1の調整機構13B及び第2の調整機構13Dによる調整により、第1のダンパー9B及び第2のダンパー9Dから取り入れる空気の総量が一定となるように調整されることが好ましい。
アメリカ暖房冷凍空調学会が定めたデータセンターの温湿度に関する推奨環境としては、例えば、最大許容値として温度は15〜32℃であり、絶対湿度は3〜12g/kgである。理想的には、温度は18〜27℃であり、絶対湿度は5〜11g/kgである。本実施形態においても、絶対湿度については、5〜11g/kgであることが好ましい。絶対湿度が高すぎると冷房によってサーバー等の機器に結露が生じる虞があり、絶対湿度が低すぎると、静電気が生じやすくなる。温湿度センサ12は、これらの温湿度範囲を目安として、外気の取り入れの程度を調整する指標を与え、第2の混合空気の絶対湿度を自動管理する。
次に、本実施形態の加湿システム10の作用効果について説明する。上記加湿システム10を用いてデータセンター1の床上空間1Aを加湿する方法では、間接気化冷却器7に導入する被冷却空気としては、間接気化冷却器7の濡れ流路から排出された排出空気の一部を、床上空間1Aから移行されたレターン空気及び外部から取り入れた外気と混合して得られた空気(第2の混合空気)を用いることになる。
ここで、上記排出空気は、濡れ流路を通過したことによって絶対湿度が高められた空気であるため、これをレターン空気及び外部から取り入れた外気と混合することで、間接気化冷却器7に導入する被冷却空気の絶対湿度が高められ、ひいては絶対湿度が高められた既冷却空気が床上空間1Aに供給される。
従来は濡れ流路から排出された排出空気を全て系外に排気しており、その排気分に相当する空気量を外気のみで賄っていたため、外気の絶対湿度が低い場合はそのまま絶対湿度が低い空気が冷却対象空間に供給されていた。これに対し、本実施形態の加湿システム10を用いた加湿方法では、絶対湿度が高められた排出空気を被冷却空気の構成要素として利用するため、床上空間1Aの上記適性湿度よりも外気の絶対湿度のほうが低い場合に、別の加湿設備を用いることなく適正な温湿度の空気を床上空間1Aに供給することができる。
また、従来の蒸発冷却のような直接冷却法では、既冷却空気の絶対湿度が過剰になる虞があったが、本実施形態のような間接気化冷却法では、被冷却空気と既冷却空気との絶対湿度が変わりなく、床上空間1Aに供給する空気の温湿度を制御しやすい利点がある。
また、上記加湿システム10においては、混合手段として、排出空気の一部をレターン空気及び外気と混合して第2の混合空気を得るための混合空間22と、排出空気の一部を混合空間22に取り入れるための第1のダンパー9Bと、外気を外部から混合空間22に取り入れるための第2のダンパー9Dと、を有している。このように、混合手段として、排出空気、レターン空気及び外気を混合するための空間と、排出空気又は外気を取り入れるためのダンパー9B,9Dとが互いに区別して設けられていることから、各空気の流れや混合が効率的となっている。
また、上記加湿システムにおいては、混合空間22は、レターン空気を第1のダンパー9Bにより取り入れられた排出空気の一部と混合して第1の混合空気を得るための第1の混合空間22Aと、第1の混合空間22Aから移送された第1の混合空気を第2のダンパー9Dにより取り入れられた外気と混合して第2の混合空気を得るための第2の混合空間22Bとを有している。このため、第1のダンパー9Bにより取り入れられた排出空気の一部が、先にレターン空気と混合され、その次に外気と混合されることになる。
一般に、排出空気とレターン空気とは、絶対湿度についてはレターン空気のほうが低い。また、排出空気と外気とは、互いに温度も絶対湿度も異なっており、特に、本発明を実施する場面では、外気の絶対湿度が低い。空気線図を用いた考察によれば、排出空気を先に外気と混合した場合は、排出空気が露点温度を超えて冷却され結露が生じる可能性が有意にあるが、排出空気を先にレターン空気と混合した場合は、そうした現象が生じにくい。
これについて、図3を参照しながら、より詳細に説明する。図3は、外気の温度及び絶対湿度が床上空間1Aの温度及び絶対湿度よりも低い場合の空気線図である。グラフ中の右上がりの太い曲線は、各温度における露点温度(相対湿度100%の状態)を示している。グラフ中の点a〜点gは、図2内に記した符号a〜gの箇所の温度及び絶対湿度を示している。
点aは排出空気、点bはレターン空気、点dは外気を示している。排出空気とレターン空気とを10:70の体積比(図2の斜体数字参照)で混合すると、点aと点bとを結ぶ線分上の点cで示される第1の混合空気となる。第1の混合空気と外気とを80:20の体積比で混合すると、点cと点dとを結ぶ線分上の点eで示される第2の混合空気となる。第2の混合空気、すなわち被冷却空気が間接気化冷却器7で冷却されると、点fで示される既冷却空気となる。間接気化冷却器7内の濡れ流路に導入される空気は、点gで示されている。これらのいずれの点も、露点温度を示す曲線よりも右側に位置しているため、空気の混合を上記の順に行うと、床下空間1Bにおいて結露が生じる虞が小さい。
これに対し、点aで表される排出空気を点dで表される外気と先に混合した場合は、その混合空気を示す点は、点aと点dとを結ぶ線分上に存在することになる。この場合、露点温度を示す曲線よりも左側にその点が位置することが予想されるため、床下空間1Bに結露が生じる可能性が高くなる。
温湿度センサ12は一般に、湿度が高いと精度が低下するため、排出空気を先にレターン空気と混合することによって混合空間22における結露が防止されると、温湿度センサ12の精度の維持にとって都合がよい。
また、本実施形態の加湿システム10においては、外気の絶対湿度に応じて第1のダンパー9Bの開度を調整する第1の調整機構13Bを更に備えているため、外気の絶対湿度に応じて、レターン空気及び外気と混合する排出空気の混合量を調整することができる。外気の絶対湿度が比較的高い場合は、床上空間1Aに供給される既冷却空気の絶対湿度が適正な範囲内にあって、必ずしも排出空気の一部を第2の混合空気の構成成分として利用しなくてもよい場合がある。この場合には、レターン空気及び外気と混合する排出空気の混合量を調整することができると、既冷却空気の絶対湿度が過剰に高められることを防止することができる。
例えば、外気の絶対湿度が低い(例えば2〜5g/kg)日には、第1のダンパー9Bを開放した状態で加湿システム10を運転し、外気の絶対湿度が十分に高い(例えば11g/kg超)日には、第1のダンパー9Bを閉鎖した状態で加湿システム10を運転するという、運転の切替えをすることができる。この場合において、第1のダンパー9Bを閉鎖した状態で運転するときは、絶対湿度の高い外気の影響で床上空間1Aの絶対湿度が高くなりすぎないように、外気を取り入れる際には、公知のデシカント空調機や除湿専用機等の除湿機能を有する機器によって外気を除湿することが望ましい。
上記加湿システム10においては、データセンター1の床上空間1Aを冷却対象としており、間接気化冷却器7は、データセンター1の床下空間1Bに配置されている。データセンター1は年間冷房が予定され、且つ適正な温湿度を保つ必要がある設備であるため、本実施形態の加湿システム10の適用対象として好適である。また、間接気化冷却器7がデータセンター1の床下空間1Bに配置されているため、間接気化冷却器7から水漏れが生じた場合にデータセンター1の床上空間1Aへ浸水するおそれが小さく、また、間接気化冷却器7と床上空間1Aとの距離を短くできるため、空気の搬送動力の低減に資する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、混合手段としては、第1の混合空間22A及び第2の混合空間22Bを有する混合空間22と、第1のダンパー9Bと、第2のダンパー9Dと、第3のダンパー9Cと、レターン空気が第1の混合空間22Aに導入されるときに通過する足場材3とを有する態様を示したが、混合空間22を設ける代わりに、各種空気をそれぞれダクト等の流路中に流通させ、流路同士を合流させることにより空気を混合する態様としてもよい。また、上記実施形態では、混合手段として、外気を取り入れてこれを第1の混合空気と混合する態様を示したが、必ずしも外気を取り入れる必要はなく、濡れ流路から排出された排出空気の一部をレターン空気と混合する構成を有していればよい。
また、上記実施形態では、排出空間21が間接気化冷却器7の下方に位置する態様を示したが、床下空間1Bにおける各構成の配置は、他の配置に変更してもよい。
また、上記実施形態におけるレターン空気、外気、排出空気、既冷却空気の体積比は、図1及び図2において斜体数字で示された数値に限られず、他の体積比を採用してもよい。
また、上記実施形態では、第1の調整機構13B及び第2の調整機構13Dの調整が加湿システム10又は温湿度センサ12により自動で行われる態様を示したが、これらの調整及び、調整の判断ための温湿度の計測は、人間が手動で行ってもよい。また、第1のダンパー9B及び第2のダンパー9Dの開度の調整も、人間が手動で行ってもよい。
また、上記実施形態では、第1の空気導入口及び第2の空気導入口としてダンパーを用い、その開度が調整される態様を示したが、空気の流量を調整できるものであればよく、他の構成及びその開閉機構を採用してもよい。
また、上記実施形態では、遮蔽材5によってコールドアイル6Aがチャンバー化された態様を示したが、ホットアイル6Bがチャンバー化された態様としてもよく、コールドアイル6Aとホットアイル6Bとの両方がチャンバー化された態様としてもよい。特に、上記実施形態のように床2の足場材3A,3Bを介してレターン空気及び既冷却空気を通気する態様においては、コールドアイル6Aとホットアイル6Bとの両方がチャンバー化されることが好ましい。
また、上記実施形態では、加湿システムの適用対象として、冷却対象空間がデータセンターの床上空間である場合を例に挙げたが、絶対湿度を管理すべき空間であれば、他の空間に対しても本発明の加湿システムを適用することができる。
1…データセンター、1A…床上空間(冷却対象空間)、1B…床下空間、7…間接気化冷却器、9B…ダンパー(第1の空気導入口)、9D…ダンパー(第2の空気導入口)、10…加湿システム、13B…第1の調整機構(調整手段)、22…混合空間、22A…第1の混合空間、22B…第2の混合空間。

Claims (8)

  1. 被冷却空気が通過する乾き流路、及び、内部空間が蒸発冷却され前記乾き流路と熱交換可能に配置された濡れ流路を有し、前記被冷却空気が前記乾き流路の通過により冷却されてなる既冷却空気の一部を冷却対象空間に供給するとともに、前記既冷却空気の他の一部を前記濡れ流路に導入して前記乾き流路を通過している前記被冷却空気の冷却に利用する間接気化冷却器を備え、前記間接気化冷却器で冷却される前記冷却対象空間を加湿するための加湿システムであって、
    前記濡れ流路から排出された排出空気の一部を前記冷却対象空間から排出されたレターン空気と混合して前記被冷却空気を得るための混合手段を備える、加湿システム。
  2. 前記混合手段は、前記排出空気の一部を前記レターン空気と混合して第1の混合空気を得る第1の混合手段と、前記第1の混合空気を外気と混合して前記被冷却空気を得る第2の混合手段と、を有する、請求項1記載の加湿システム。
  3. 前記第1の混合手段は、前記排出空気の一部を前記レターン空気と混合して前記第1の混合空気を得る空間である第1の混合空間と、前記排出空気の一部を前記第1の混合空間に取り入れるための第1の空気導入口と、を含み、
    前記第2の混合手段は、前記第1の混合空気を外気と混合して前記被冷却空気を得る空間である第2の混合空間と、前記外気を外部から前記第2の混合空間に取り入れるための第2の空気導入口と、を含む、請求項2記載の加湿システム。
  4. 前記外気の絶対湿度に応じて前記第1の空気導入口における前記排出空気の流量を調整する調整手段を更に備える、請求項3記載の加湿システム。
  5. 前記冷却対象空間は、データセンターの床上空間であり、
    前記間接気化冷却器は、前記データセンターの床下空間に配置されている、請求項1〜4のいずれか一項記載の加湿システム。
  6. 被冷却空気が通過する乾き流路、及び、内部空間が蒸発冷却され前記乾き流路と熱交換可能に配置された濡れ流路を有し、前記被冷却空気が前記乾き流路の通過により冷却されてなる既冷却空気の一部を冷却対象空間に供給するとともに、前記既冷却空気の他の一部を前記濡れ流路に導入して前記乾き流路を通過している前記被冷却空気の冷却に利用する間接気化冷却器で冷却される前記冷却対象空間を加湿するための加湿方法であって、
    前記濡れ流路から排出された排出空気の一部を前記冷却対象空間から排出されたレターン空気と混合する混合工程と、
    前記混合工程で得られた空気を前記被冷却空気として前記乾き流路に導入する導入工程と、を有する、加湿方法。
  7. 前記混合工程は、前記レターン空気を前記排出空気の一部と混合して第1の混合空気を得る第1の混合工程と、前記第1の混合空気を外気と混合して前記被冷却空気を得る第2の混合工程と、を含む、請求項6記載の加湿方法。
  8. 前記外気の絶対湿度に応じて、前記レターン空気と混合する前記排出空気の混合量を調整する調整工程を更に備える、請求項7記載の加湿方法。
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