JP2017161111A - 空調システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空調システムは、第1調整部、第2調整部、加湿部、空調制御部を備える。第1調整部は還気の導入量を調整する。第2調整部は外気の導入量を調整する。加湿部は外気と還気の混合気体に加湿する。空調制御部は外気の湿度が目標とする湿度目標範囲の下限値未満且つ外気の比エンタルピ値が目標とする温度目標範囲および湿度目標範囲によって規定された目標範囲に含まれる比エンタルピ下限値未満の範囲の場合、外気と還気の混合気体の比エンタルピ値が初期目標比エンタルピ値となるようにし、目標範囲に混合気体を調整する。空調制御部は、外気の湿度が湿度目標範囲の下限値未満且つ外気の比エンタルピ値が比エンタルピ下限値未満の範囲で、加湿部が異常の場合、混合気体の比エンタルピ値が初期目標比エンタルピ値よりも小さくなるように、還気および外気の導入量を調整する。
【選択図】図4
Description
〈サーバ室管理システムの構成〉
実施形態のサーバ室管理用の空調システムを有するサーバ室管理システムの構成について、図1を参照して説明する。図1は、実施形態の空調システム20を含むサーバ室管理システム1の構成を示す全体図である。
次に、本実施形態によるサーバ室管理システム1の動作について説明する。図3は、実施形態の空調システム20の空調制御装置29で分類される外気の空気状態範囲を空気線図上に示すグラフである。
〔数1〕
h=Cpa×t+(γ+Cpv×t)x 式(1)
h:比エンタルピ(全熱量)
Cpa:乾き空気の定圧比熱[1.006kJ/(kg・K)]
t:湿り空気の温度[℃]
γ:1気圧、0℃の水の蒸発潜熱[2501kJ/kg]
Cpv:水蒸気の定圧比熱[1.805kJ/(kg・K)]
x:絶対湿度[kg/kg(DA)
領域Iは、目標とする給気温度目標範囲、且つ、目標とする給気絶対湿度範囲、且つ給気相対湿度範囲と同様の範囲、つまり空気線図上において下記式(2)を満たす範囲である。尚、領域Iは、目標とする目標範囲の一例でもある。
(温度18度以上35度以下)
∩(絶対湿度0.0056kg/kg(DA)以上、0.0107kg/kg(DA)以下)
∩(相対湿度60%以下) 式(2)
領域IIは、目標とする給気絶対湿度範囲の下限値未満であり、且つ目標とする範囲における比エンタルピ下限値未満の範囲、つまり空気線図上において下記式(3)を満たす範囲である。
(絶対湿度0.0056kg/kg(DA)未満)
∩(比エンタルピ35kJ/kg(DA)未満) 式(3)
領域IIIは、目標とする給気絶対湿度の範囲内であり、且つ、目標とする給気温度範囲の下限値未満または目標とする給気相対湿度の上限値以上の範囲、つまり空気線図上において下記式(4)を満たす範囲である。
(絶対湿度0.0056kg/kg(DA)以上、0.0107kg/kg(DA)以下)
∩{(温度18度未満)∪(相対湿度60%以上)} 式(4)
領域IVは、目標とする給気温度および給気湿度の範囲に対応する比エンタルピ範囲内であり、且つ、目標とする給気絶対湿度範囲の下限値未満または目標とする給気温度範囲の上限値を超える範囲、つまり空気線図上において下記式(5)を満たす範囲である。
(比エンタルピ35kJ/kg(DA)以上、比エンタルピ50kJ/kg(DA)以下)
∩{(絶対湿度0.0056 kg/kg(DA)未満)∪(温度35℃超)} 式(5)
領域Vは、上記の領域I〜IV以外の範囲であるが、具体的には、図3に示すように、給気湿度目標範囲の上限値超であるか、または給気温度目標範囲且つ給気湿度目標範囲に該当する範囲の空気状態に対応する比エンタルピ範囲の上限値超であり且つ給気温度目標範囲の上限値超である空気状態範囲である。
現在の外気の湿度および温度が領域Iの範囲内にある場合、外気をそのまま給気とすることが可能である。このため、空調制御内容設定部293は、排気用ダンパ23を全開にし、還気導入用ダンパ241を閉じ、外気導入用ダンパ242を全開にすることで、外気導入比率が100%になるように空調制御内容を決定する。またこのときは、空調制御内容設定部293は、加湿器244による加湿処理、および冷却コイル245による外気の冷却処理を行わないように空調制御内容を決定する。外気導入比率は、給気における外気の導入率を示す値であって、外気と還気との比率の一例である。尚、外気導入率に代えて、給気における還気の導入率の値を示す還気導入率に基づいて空調制御内容を決定してもよい。
現在の外気の湿度および比エンタルピ値が領域IIの範囲内にある場合、空調制御内容設定部293は、外気に還気を混合することで外気温度を加温するとともに、混合した混合気体に加湿を行うように空調制御内容を決定する。例えば、空調制御内容設定部293は、排気用ダンパ23、還気導入用ダンパ241、および外気導入用ダンパ242の開度が外気導入比率に応じて0〜100%の間で調整されるとともに、加湿器244により必要量の加湿が行われるように空調制御内容を決定する。
X = Xo×α + Xr×(1 - α) 式(6)
このため混合された混合気体を、目標とする温湿度状態の給気にするには、混合された混合気体の絶対湿度値Xと給気絶対湿度目標値Xs0との差分である Xs0-X 分の加湿器244による加湿が外気及び還気の混合気体に必要である。この差分の湿度値を上げるための必要加湿量は、給気流量Fsを用いると Fs×(Xs0-X)となる。空調制御内容設定部293は、当該必要加湿量を供給するように加湿器244の水量を制御するための弁(図示せず)の空調制御内容を決定する。これにより、混合気体が、目標範囲(即ち、領域I)内の湿度および温度に調整される。このとき、空調制御内容設定部293は、冷却コイル245による混合した混合気体の冷却処理を行わないように空調制御内容を決定する。
α = (Tr2 - Ts0)/(Tr2 - To)×100(%) 式(7)
現在の外気の湿度および温度が領域IIIの範囲内にある場合、空調制御内容設定部293は、外気に還気を混合することで外気温度を加温するように空調制御内容を決定する。例えば、空調制御内容設定部293は、排気用ダンパ23、還気導入用ダンパ241、および外気導入用ダンパ242の開度を、外気導入比率に応じて0〜100%の間で調整した空調制御内容を決定する。
α = (Tr - Ts0)/(Tr - To)×100(%) 式(8)
この場合、空調制御内容設定部293は、加湿器244による加湿処理、および冷却コイル245による混合した混合気体の冷却処理を行わない空調制御内容を決定する。
現在の外気の湿度、温度および比エンタルピ値が領域IVの範囲内にある場合、空調制御内容設定部293は、外気に加湿を行うように空調制御内容を決定する。例えば、空調制御内容設定部293は、排気用ダンパ23を全開にし、還気導入用ダンパ241を閉じ、外気導入用ダンパ242を全開にすることで、外気導入比率を100%にして、加湿器244により必要量の加湿を行う空調制御内容を決定する。
現在の外気の湿度、温度および比エンタルピ値が領域Vの範囲内にある場合、空調制御内容設定部293は、還気を冷却して目標状態(領域Iの状態)となるように空調制御内容を決定する。例えば、空調制御内容設定部293は、排気用ダンパ23を閉じ、還気導入用ダンパ241を全開にし、外気導入用ダンパ242を閉じることで、外気導入比率を0%にして、冷却コイル245による冷却および除湿処理を行う空調制御内容を決定する。このとき、空調制御内容設定部293は、加湿器244による加湿処理を行わない空調制御内容を決定する。
図4は、例外状態における実施形態の空調システム20の制御を説明する空気線図のグラフである。次に、現在の外気が領域II、即ち、外気の湿度が目標とする給気絶対湿度範囲の下限値未満であり、且つ、外気の比エンタルピ下限値が目標とする範囲における比エンタルピ下限値未満の範囲にある場合において、加湿器244が正常に機能しない異常状態の空調制御内容について図4を参照して説明する。空調制御内容設定部293は、外気の温度が還気の温度よりも低い場合に当該空調制御内容を設定する。より好ましくは、空調制御内容設定部293は、外気の湿度が還気の湿度よりも低い場合に当該空調制御内容を設定する。
Claims (4)
- 空調制御対象のサーバ室から流出した還気の導入量を調整する第1調整部と、
外気の導入量を調整する第2調整部と、
前記外気および前記還気の混合気体に加湿する加湿部と、
前記外気の湿度が目標とする湿度目標範囲の下限値未満であり、且つ、前記外気の比エンタルピ値が目標とする温度目標範囲および前記湿度目標範囲によって規定された目標範囲に含まれる比エンタルピ下限値未満の範囲の場合、前記外気と前記還気とを混合した混合気体の比エンタルピ値が予め設定された初期目標比エンタルピ値となるように、前記第1調整部および前記第2調整部を制御して前記還気および前記外気の導入量を調整するとともに、前記外気および前記還気の混合気体に加湿することにより、前記目標範囲に前記混合気体の湿度および温度を調整する空調制御部と、
を備え、
前記空調制御部は、前記外気の湿度が前記湿度目標範囲の下限値未満であり、且つ、前記外気の比エンタルピ値が前記比エンタルピ下限値未満の範囲の場合であって、前記加湿部が異常の場合、前記混合気体の比エンタルピ値が前記初期目標比エンタルピ値よりも小さくなるように、前記第1調整部と前記第2調整部とを制御して前記還気および前記外気の導入量を調整し、前記温度目標範囲内に制御する空調システム。 - 前記空調制御部は、前記初期目標比エンタルピ値よりも小さく、且つ、前記目標範囲内に含まれる補正目標比エンタルピ値に基づく前記外気と前記還気との比率により、前記第1調整部および前記第2調整部を制御する
請求項1に記載の空調システム。 - 前記空調制御部は、前記目標範囲内の最小の比エンタルピ値を前記補正目標比エンタルピ値として、前記外気と前記還気との前記比率を設定する
請求項2に記載の空調システム。 - 前記空調制御部は、サーバ室のコールドエリアの温度が設定温度を超えた場合、前記混合気体の比エンタルピ値が前記初期目標比エンタルピ値よりも小さくなるよう前記第1調整部および前記第2調整部を制御する
請求項1から3のいずれか1項に記載の空調システム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107726570A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-02-23 | 广东美的暖通设备有限公司 | 空气调节系统中风闸开度的控制方法、装置及存储介质 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011242010A (ja) * | 2010-05-14 | 2011-12-01 | Toshiba Corp | サーバ室管理用の空調システムおよび空調制御方法 |
JP2012172877A (ja) * | 2011-02-21 | 2012-09-10 | Shinryo Corp | 外気冷房空調システム |
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