JP6250421B2 - タイロッド連結具及びタイロッドの張力測定方法 - Google Patents

タイロッド連結具及びタイロッドの張力測定方法 Download PDF

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本発明は、タイロッド同士又はタイロッドと他の部材とを取り付けるために使用するタイロッド用ターンバックルやタイロッド用クレビス等のタイロッド連結具及びタイロッドの張力測定方法に関する。
従来より、建築物などにおいて二つの部材の間に取り付けられて引っ張り材として機能させるテンション材料としてタイロッドが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。タイロッドは、通常、両端にネジが形成されており、一端側をクレビスにねじ込むことで連結させ、張力を加える部材にそれぞれ設けられた取り付けプレートに当該クレビスを介して取り付ける。また、2つのタイロッドの他端側はターンバックルを用いることで連結する。
このタイロッドのターンバックルは、一端側と他端側とで互いに逆方向にネジ切られた雌ネジを有し、これら逆方向の雌ネジに、2つのタイロッド端部に設けた雄ネジを螺合する構成である。このターンバックル本体を回転することで、ターンバックルの両端に螺合する2つのタイロッドの端部を軸方向に接離させ、タイロッドの軸間距離を調整すると共に、タイロッドの張力を調整している。このような構成を採用することにより、タイロッドは、容易に長さを調整することができ部材間に与える張力を調整することができるという特徴を有している。
このタイロッドの張力値の測定は、従来はトルクレンチ又は油圧ゲージを用いて行われている。そして、これらの方法で張力測定を行うことは煩雑であり、コスト的にも不利益であることから、すべてのタイロッドについて張力測定が行われることはなく、設計上必要とされる箇所に設けられるタイロッドについてのみ張力測定が行われているのが現状である。
特開2004−300386号公報
しかし、近年の建築技術の向上に伴い複雑かつ高層建築が多く見られるようになってきている。これらの建物の建築は精密な設計と施工が必要であり、タイロッドの張力管理についても、より高度な管理が求められる。
また、タイロッドの取り付けについてはタイロッドに歪みを発生させないようにするために、専用の治具を用いてタイロッドにひずみ計を取り付け、当該ひずみ計により歪みを発生させないように行われる。このひずみ計によるタイロッドの歪み測定は、ひずみ計のセンサーの取り扱いが非常に繊細であることから、タイロッドの仮施工後にタイロッドに取り付けることが好ましく、この場合、タイロッドの自重による引っ張り張力の把握をすることが困難になるという問題があった。
さらに、テンション材料としてのタイロッドには、引っ張り力が常に加えられているが、地震などで建物に外力が加わりタイロッドが接続されている部材間の距離が近づいた場合などは、タイロッドが座屈により曲がるという問題もあった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、タイロッドの張力管理を容易にすることができ、圧縮方向の力が加わった場合においてタイロッドの座屈を防止することができる、タイロッド連結具を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のタイロッド連結具を提供する。
本発明の第1態様によれば、タイロッドを連結するためのタイロッド連結具であって、
内部にタイロッド挿入壁に挿通されたタイロッドの先端側を受け入れる受入空間を有するケーシング本体と、タイロッドの一端側を挿入する挿入孔が設けられ、前記ケーシング本体に螺進位置を調整可能に螺合するタイロッド挿入壁を備えた調整ボルトと、を備えたケーシングと、
一端が前記タイロッドに、他端が前記調整ボルトにそれぞれ接するように前記受入空間内に設けられたバネ部材と、
前記ケーシングの前記受入空間の前記タイロッドの先端側に充填して配置される衝撃緩衝部材と、を有し、
前記調整ボルトの前記ケーシング本体に対する前記螺進位置を変更することで、前記バネ部材の長さを調整し、前記タイロッドの張力を調整可能に構成されている、
ことを特徴とするタイロッド連結具を提供する。

本発明の第態様によれば、前記バネ部材は、端部に膨出部を有するタイロッドの膨出部に当接するように配置されたコイルバネであることを特徴とする、第1態様のタイロッド連結具を提供する。

本発明の第態様によれば、前記バネ部材は、前記タイロッドに外挿配置されることを特徴とする、第態様のタイロッド連結具を提供する。

本発明の第態様によれば、前記調整ボルトは、前記ケーシング本体のネジ部に螺合するネジ部と前記タイロッド挿入壁を形成する頭部を有することを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つのタイロッド連結具を提供する。

本発明の第態様によれば、前記タイロッド連結具は、前記ケーシング本体の両端に前記調整ボルトが設けられたターンバックルであることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つのタイロッド連結具を提供する。

本発明の第6態様によれば、前記タイロッド連結具は、前記ケーシング本体の一端に調整ボルトが設けられ、他端位置に当該タイロッドが取り付けられる部材に連結するための連結部を有するクレビスであることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つのタイロッド連結具を提供する。

本発明の第態様によれば、第1態様のタイロッド連結具と供に使用されるタイロッドであって、
端部に前記バネ部材の先端側端部を係止する膨出部と、
前記端部近傍の外周面に前記タイロッド挿入壁への挿入深さ距離を示す目盛りを備えることを特徴とする、タイロッドを提供する。

本発明によれば、タイロッド挿入壁を貫通してケーシング内部に挿入されるタイロッドをその軸方向に張力を加えるバネ部材で支持しているため、連結具に連結されているタイロッドの伸縮方向、特に引っ張り力に対向する方向にバネ力を作用させ、当該バネ力による張力を与えることができる。また、そのバネ力は、バネ部材の長さ変化すなわち、タイロッドの挿入深さに基づいて決定されるため、タイロッドの張力管理を容易にすることができる。一方、タイロッドが圧縮した場合には、バネ部材が伸びることにより、タイロッド間の長さ変化を吸収することができ、タイロッドの座屈を防止することができる。
本発明の第2態様によれば、タイロッドの先端側に当接するように受入空間内に充填される衝撃緩衝部材により、タイロッドの圧縮方向への移動時にタイロッドの先端が勢いよく他の部材に接触することを防止し、圧縮時の座屈を防止することができる。
本発明の第3態様によれば、バネ部材をコイルバネとし、これをタイロッドの先端に設けられた膨出部とタイロッド挿入壁の内側面で挟むように支持することで、簡単な構成でバネ部材の張力をタイロッドの引っ張り方向に与えることができる。この場合、バネ部材をタイロッドに外挿するように配置することで、タイロッドの軸方向に対してバネ部材の張力を付与することができる。
本発明の第5態様によれば、タイロッドの周囲にバネ部材を配置することができ、複数のバネ部材を配置することができることから、タイロッドに加えられるバネ部材の張力を管理しやすくすることができる。
本発明の第6態様によれば、ケーシングをケーシング本体とこれに螺合する調整部材で構成することにより、ケーシング本体に対する調整部材のネジ込み量を自由に調整することができ、施工時にはネジ込み量の調整によりタイロッド間の長さを調整することができる。したがって、バネ部材の張力の管理が容易となる。
本発明のタイロッド連結具は、2つのタイロッドを連結するタイロッド用のターンバックルや、タイロッドとタイロッドが取り付けられる部材とを連結するタイロッド用のクレビス(又はフォークエンド)として好適に使用することができる。
本発明のタイロッド用連結具の第1実施形態にかかる使用状態のタイロッド用ターンバックルの構成を示す一部断面図である。 図1のタイロッド用ターンバックルの部分拡大分解斜視図である。 図1のタイロッド用ターンバックルの組み立て工程を示す図である。 図3に続くタイロッド用ターンバックルの組み立て工程を示す図である。 図4に続くタイロッド用ターンバックルの組み立て工程を示す図である。 本発明のタイロッド用連結具の第2実施形態にかかる使用状態のタイロッド用クレビスの構成を示す分解斜視図である。 図6のクレビスの構成を示す断面図である。 図6のタイロッドに所定の張力が負荷された状態のクレビスの構成を示す断面図である。 本発明のタイロッド用連結具の第3実施形態にかかる使用状態のタイロッド用ターンバックルの構成を示す断面図である。 図9のX−X線における断面図である。 図9のXI−XI線における断面図である。
以下、本発明の実施形態に係るタイロッド連結具について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明のタイロッド用連結具の第1実施形態にかかる使用状態のタイロッド用ターンバックルの構成を示す一部断面図である。図2は、図1のタイロッド用ターンバックルの部分拡大分解斜視図である。図1及び図2では、タイロッド用ターンバックル1に加えて、タイロッド用ターンバックル1に接続されるタイロッド50も示している。
タイロッド50は、部材としての一方の壁材や梁材と、他方の壁材や梁材との間に取り付けられて、張力材として機能する炭素鋼棒である。タイロッド50は、壁材や梁材などの取付部材に設けられたガセットプレートに対して連結される連結具(クレビス等)を介して取り付けられる。タイロッド用ターンバックル1は、2つのタイロッド50の他端同士を連結し、2つのタイロッドで接続された取付部材間に張力を与えた状態とするものである。
本実施形態にかかるタイロッド用ターンバックル1は、図1に示すように、円筒形状のケーシング本体2と、ケーシング本体2の両端に設けられる調整部材の一例としての調整ボルト3と、コイルバネ4と、衝撃緩衝部材5を備えている。ケーシング本体2の両端には、ネジ6,7が設けられている。
ケーシング本体2は、一般に建材として用いられている剛性の高い材料で構成されており、本実施形態では、両端に設けられているネジ6,7はねじ切りの回転方向が順ネジ6及び逆ネジ7で相反している。なお、ネジ6,7は、同じ回転方向を有するものを用いることも可能である。また、ケーシング本体2の内腔は、後述するタイロッド50のタイロッドの先端側を受け入れる受入空間2aとして機能する。
調整ボルト3は、ケーシング本体2と同様の材料より構成されており、タイロッド挿入壁8aを有する頭部8と雄ネジ部9a,9bとで構成される。一方の雄ネジ部9aには順ネジ6に対応するねじ切りが形成されており、他方の雄ネジ部9bには、逆ネジ7に対応するねじ切りが形成されている。頭部8には、スパナ掛け8bが設けられており、ケーシング本体2に対して調整ボルト3を螺進させる場合に使用する。
ケーシング本体2に設けられた順ネジ6及び逆ネジ7は、調整ボルト3の螺進位置を調整することで、施工時においてタイロッドの軸間距離及びタイロッド用ターンバックル1の螺進位置に応じてタイロッド間の張力の調整をするものである。すなわち、このタイロッド用ターンバックル1は、図1に示すように、タイロッド用ターンバックル1の長手方向において、順ネジ6及び逆ネジ7の幅D1及び雄ネジ部9a,9bの長さD2でこれらの調整しろが設定できる。順ネジ6及び逆ネジ7の幅D1及び雄ネジ部9a,9bの長さD2は、必要とするタイロッド50の長さの調整しろに応じて適宜決定すればよく、D2を長くすることで調整幅を大きくすることができる。本実施形態ではタイロッド用ターンバックル1の大きさにもよるが、60〜200mm程度に構成されることが好ましい。
なお、調整ボルト3は、螺進位置を決定した後、ケーシングの端部近傍に設けられた貫通孔11に止めネジ(図示なし)を用いることで固定される。
調整ボルト3には、タイロッド挿入壁8aから雄ネジ部9a,9bの中心軸に沿ってその軸方向に貫通するタイロッド挿入孔10が設けられている。タイロッド挿入孔10は、タイロッド50がその軸方向へスライドできる程度の遊嵌可能な口径に構成されている。
タイロッド50の先端51から所定の幅にはネジ切りがされている。当該ネジ52には、本発明の膨出部の一例としてのストッパー53が螺合する。ストッパー53は、フランジ状の部材であり、中央にタイロッド50の先端と螺合する雌ネジ54が設けられている。本実施形態において雌ネジは54、有底のネジ孔として構成されているが、ストッパー53を貫通するように構成されていてもよい。
コイルバネ4は、ストッパー53の表面と調整ボルト3の先端12とで挟まれるようにタイロッド50に外挿配置されている。なお、本実施形態においては、コイルバネ4とストッパー53及び調整ボルト3はそれぞれ接着されておらず、タイロッド50に対して調整ボルト3は、タイロッド中間方向へ自由に移動することができる一方、タイロッド先端51側への移動は、コイルバネ4に接触してコイルバネ4の変形を伴う。なお、本実施形態では、コイルバネ4のバネ定数及び自然長は必要とされるタイロッド間張力により算定すればよい。
タイロッド50の外周面には、タイロッド50の調整ボルト3への挿入深さを示す目盛り55が設けられている。これにより、コイルバネ4のバネ定数及び長さ寸法が既知であれば、タイロッド50の挿入深さからコイルバネ4の変形量を導くことができ、結果として調整ボルト3に対するタイロッド50の引っ張り力を算出することができる。
衝撃緩衝部材5は、ストッパー53の先端51と接触するように、ケーシング本体2の受入空間2aに設けられる。衝撃緩衝部材5は、タイロッド50に圧縮方向の力が加わったときに、タイロッド50の先端51同士が直接衝突するのを防止するためのものである。衝撃緩衝部材5としては、例えば、高分子材料やバネなど、タイロッド50に加えられた衝撃を吸収できるクッション性を有するものであればその材質は問われない。本実施形態では、高分子衝撃吸収材が使用されている。また、後述するように衝撃緩衝部材5の充填量は、施工時に決定されるタイロッドの軸間距離に応じて適宜決定することが可能である。
本実施形態にかかるタイロッド用ターンバックル1は、次のようにして施工する。まず、タイロッド50に調整ボルト3及びコイルバネ4を外挿させて、ストッパー53をタイロッド50の先端51のネジ52に螺合させる。なお、ストッパー53とタイロッド50のネジゆるみを防止するために、ネジ止め材を用いてもよいし、ストッパー53に側面から雌ネジ54に貫通する図示しない貫通孔を設け、当該貫通孔に止めネジなどで固定する構成を採用してもよい。
次いで、ケーシング本体2の内腔に衝撃緩衝部材5を充填し、図3に示すように、2つのタイロッド50の先端をケーシング本体2の開口に挿入して、調整ボルト3をケーシング本体2の両端に螺合させる。調整ボルト3の螺進位置を調整することで、タイロッドの軸間距離を調整する。
その後タイロッドの両端をガゼットプレートに仮止めし、タイロッド間の張力を調整する。張力調整は、ケーシング本体2と調整ボルト3の螺進位置を変更することで行われる。このとき、上述したとおり、ケーシング本体2の両端に設けられている順ネジ6及び逆ネジ7は相反しているため、ケーシング本体2を回せばケーシング本体2の両端側の2つの調整ボルト3が近接する。
図5に示すように、2つの調整ボルト3が螺進することにより、コイルバネ4に押されてタイロッド50の受入空間2a内への挿入深さは大きくなる。タイロッド50の張力がコイルバネ4の弾性力を上回ると、コイルバネ4が縮んでタイロッド50の両端にコイルバネ4の弾性力に相当する張力が負荷される。
すなわち、コイルバネ4の弾性力は、バネ定数にバネの変形幅により求められ、タイロッド50には、バネの弾性力に相当する張力が付加される。コイルバネ4は、タイロッドの先端に設けられたストッパー53と調整ボルト3の先端との間に挟まれているため、このバネの変形幅は調整ボルト3への挿入深さを測定することで導くことができ、これはタイロッド50の外表面に設けられた目盛り55によって計測することができる。
なお、本実施形態のターンバックル1には、2つのコイルバネ4が設けられており、ターンバックル両端に存在するタイロッド50間の張力は、2つのコイルバネ4の張力の合計として計測することが可能である。
また、タイロッド50の施工後、2つのタイロッドが圧縮される方向に力が加わった場合、コイルバネ4が伸びてタイロッド50がケーシング本体2内に挿入される方向に移動することで座屈が防止できる。また、2つのタイロッド50の間に衝撃緩衝部材5が設けられていることにより、2つのタイロッド50が衝突して座屈することもない。
(第2実施形態)
図6は、本発明のタイロッド用連結具の第2実施形態にかかる使用状態のタイロッド用クレビスの構成を示す分解斜視図である。図7は、図6のクレビスの構成を示す断面図である。図6及び図7では、タイロッド用クレビスに加えて、タイロッド用クレビスに接続されるタイロッド50示している。本実施形態にかかるタイロッド用クレビス(フォークエンド)20は、壁材や梁材に設けられたガセットプレート60に対して連結される連結部21と、連結部21と一体的に構成されタイロッド50と連結する筒状のケーシング本体22と、ケーシング本体22の端部に設けられる調整部材の一例としての調整ボルト23と、コイルバネ24とを備える。
連結部21は、ガセットプレート60を受け入れる隙間を形成して互いに平行に延びる一対の舌片部25で構成される。各舌片部25には、ピン26の径に対応する径を有するピン挿通孔27が形成されている。また、ガセットプレート60は、舌片部25間に形成された隙間に挿入可能な幅寸法を有する鋼板部材で構成され、ピン26の径に対応する径を備えたピン挿通孔61が形成されている。
図6示されるように、ガセットプレート60が、連結部21の舌片部25間の隙間に差し込まれ、ピン挿通孔27,61が位置合わせされた状態で、これらピン挿通孔27,61にピン26が挿通され脱落不可に連結部21に保持される。このように組み付けることで、タイロッド用クレビス20が、ガセットプレート60に、ピン26を回転軸として回動自在に連結される。
タイロッド50は、タイロッド用クレビス20を介して他方の壁材や梁材との間に取り付けられて、張力材として機能する炭素鋼棒である。すなわち、本実施形態にかかるタイロッド用クレビス20は、タイロッド50を他の部材と連結する連結具として機能すると供に、後述するようにタイロッド50で接続された取付部材間に張力を与えその張力の大きさを測定するものである。
ケーシング本体22は、連結部21と反対側の端部が開口している。ケーシング本体22の内腔は、タイロッド50のタイロッドの先端側を受け入れる受入空間22aとして機能する。
ケーシング本体22は、一般に建材として用いられている剛性の高い材料で構成されており、ケーシングの開口部分には雌ネジ30が形成される。調整ボルト23は、ケーシング本体22と同様の材料より構成されており、タイロッド挿入壁28aを有する頭部28と雄ネジ部29とで構成される。
ケーシング本体22に設けられた雌ネジ30は、調整ボルト23の螺進位置を調整することで、タイロッド用クレビス20に対するタイロッド50の挿入幅を変更し、タイロッドの軸間距離及びタイロッド間の張力を調整することができる。
すなわち、このタイロッド用クレビス20は、図6に示すように、タイロッド用クレビス20の長手方向において、雌ネジ30の幅D1及び雄ネジ部29の長さD2で調整しろが設定できる。このような構成により、調整ボルト23をケーシング本体22に接続する際、雌ネジ30と雄ネジ部29のネジが切られている長さにわたって螺合した状態で、調整ボルト23の頭部28のケーシング本体22の基端からの突出量を調整することができる。雄ネジ部29の長さD2は、必要とするタイロッド50の長さの調整しろに応じて適宜決定すればよく、本実施形態ではタイロッド用クレビス20の大きさにもよるが、ケーシング本体22の内腔径の2〜5倍程度の幅に構成されることが好ましい。
なお、調整ボルト23は、螺進位置を決定した後、ケーシングの端部近傍に設けられた貫通孔31に止めネジ(図示なし)を用いることで固定される。
調整ボルト23には、タイロッド挿入壁28aから雄ネジ部29の中心軸に沿ってその軸方向に貫通する挿入孔32が設けられている。挿入孔32は、タイロッド50がその軸方向へスライドできる程度の遊嵌可能な口径に構成されている。
タイロッド50の先端51から所定の幅にはネジ切りがされている。当該ネジ52には、本発明の膨出部の一例としてのストッパー53が螺合する。ストッパー53は、円盤状の部材であり、中央にタイロッド50の先端と螺合する雌ネジ54が設けられている。本実施形態において雌ネジ54は、ストッパー53を貫通するように構成されており、ストッパー53と調整ボルト23との間隔を調整することができる。
コイルバネ24は、ストッパー53の表面と調整ボルト23の先端12とで挟まれるようにタイロッド50に外挿配置されている。なお、本実施形態においては、コイルバネ24とストッパー53及び調整ボルト23はそれぞれ接着されておらず、タイロッド50に対して調整ボルト23は、タイロッド中間方向へ自由に移動することができる一方、タイロッド先端51側への移動は、コイルバネ24に接触してコイルバネ24の変形を伴う。
タイロッド50の外周面には、タイロッド50の調整ボルト23への挿入深さを示す目盛り55が設けられている。これにより、コイルバネ24のバネ定数及び長さ寸法が既知であれば、タイロッド50の挿入深さからコイルバネ24の変形量を導くことができ、結果として調整ボルト23に対するタイロッド50の引っ張り力を算出することができる。
本実施形態にかかるタイロッド用クレビス20は、次のようにして施工する。まず、タイロッド50の他端側を調整ボルト23の挿入孔32に通し、次いでコイルバネ24を外挿させて、ストッパー53をタイロッド50のネジ52に螺合させる。次いで、ケーシング本体22の開口にタイロッド50の先端を挿入し、調整ボルト23をケーシング本体22の開口に螺合させる。
次に、調整ボルト23を軸周りに回転させて、ケーシング本体22と調整ボルト23の螺進位置を調整し、タイロッドの軸間距離を調整する。
タイロッドの両端にタイロッド用クレビス20を取りつけた後、ガセットプレート60に固定する。なお、タイロッドは中間にターンバックルが設けられている物であってもよいし、1本のタイロッドの両端にクレビス20を取りつけたものであってもよい。
その後、調整ボルト23をさらに締め付け、調整ボルト23の螺進位置を矢印90の方向に螺進させることにより、コイルバネ24に押されてタイロッド50の受入空間22a内への挿入深さは大きくなる。さらに調整ボルト23の螺進位置を進めてタイロッド50の張力がコイルバネ24の弾性力を上回ると、図8に示すように、コイルバネ24が縮んでタイロッド50の両端にコイルバネ24による張力が負荷される。
すなわち、コイルバネ24の弾性力は、バネ定数及びバネの変形幅により求められ、タイロッド50には、バネの弾性力に相当する張力が付加される。コイルバネ24は、タイロッドの先端に設けられたストッパー53と調整ボルト23の先端との間に挟まれているため、このバネの変形幅は調整ボルト23への挿入深さを測定することで導くことができ、これはタイロッド50の外表面に設けられた目盛り55によって計測することができる。
(第3実施形態)
図9は、本発明のタイロッド用連結具の第3実施形態にかかる使用状態のタイロッド用ターンバックルの構成を示す断面図である。図10は、図9のX−X線における断面図である。図11は、図9のXI−XI線における断面図である。図9では、タイロッド用ターンバックル1に加えて、タイロッド用ターンバックル1に接続されるタイロッド50も示しており、一方はスライダ40と螺合した状態を表している。
本実施形態にかかるタイロッド用ターンバックル35は、図9に示すように、円筒形状のケーシング本体36と、ケーシング本体36の両端を構成する頭部37と、ケーシング本体36の内腔に設けられ対向する頭部37に懸架されるガイドバー38と、ガイドバー38に外挿されるコイルバネ39と、ガイドバー38に沿ってスライド可能に設けられているスライダ40とを備えている。
ケーシング本体36は、図10に示すように、両端から所定幅だけコイルバネ収納部41が設けられた円筒状の部材である。コイルバネ収納部41は、コイルバネ39の外形に合わせ他切り欠きが設けられており、当該切り欠きにコイルバネ39を収納して整列配置できるようになっている。また、ケーシング本体36の内腔は、後述するタイロッド50のタイロッドの先端側を受け入れる受入空間36aとして機能する。
ケーシング本体36の両端を構成するタイロッド挿入壁37は、中央にタイロッド挿入孔42が形成されている。タイロッド挿入孔42は、タイロッド50がその軸方向へスライドできる程度の遊嵌可能な口径に構成されている。
図10及び図11に示すように、対向するタイロッド挿入壁37には、6本のガイドバー38が懸架されている。それぞれのガイドバー38には、コイルバネ39とスライダ40が外挿されている。
コイルバネ39は、頭部37とスライダ40で挟まれるように配置されている。本実施形態においては、コイルバネ39とスライダ40及び頭部37はそれぞれ接着されておらず、スライダ40は、ガイドバー38に沿って自由に移動することができる。
スライダ40は、中央部にタイロッド50の先端51から所定の幅に設けられているネジと螺合するための雌ネジ42が設けられた板状部材である。一対のスライダに設けられている雌ネジ42は、ねじ切りの回転方向が順ネジ及び逆ネジで相反している。よって、2本のタイロッド50を2つのスライダ40に螺合させた状態でケーシング本体36を軸周りに回転させることでタイロッド50とスライダ40の螺進位置を調整することができる。
本実施形態にかかるターンバックル35は、第1実施形態にかかるターンバックルと同様に、両端にタイロッドを取りつけ、タイロッドの螺進位置を調整して軸間距離を決定した後、ガセットプレートにタイロッドの両端を取りつける。その後、ケーシング本体36を軸周りに回転させて、タイロッド50をスライダ40により深く挿入させることでタイロッドの軸間距離を短くする。これに伴い、コイルバネ39が縮むことによってタイロッド間に各コイルバネ39のバネ力に相当する張力が負荷される。
以上説明したように、本実施形態にかかるタイロッド用連結具によれば、コイルバネにより、タイロッドを張力を調整可能に支持するため、連結具に連結されているタイロッドの伸縮方向、特に引っ張り力に対向する方向にバネ力を作用させ、当該バネ力による張力を与えることができる。また、そのバネ力は、バネ部材の長さ変化すなわち、タイロッドの挿入深さに基づいて決定されるため、タイロッドの張力管理を容易にすることができる。一方、タイロッドが圧縮した場合には、バネ部材が伸びることにより、タイロッド間の長さ変化を吸収することができ、タイロッドの座屈を防止することができる。
本発明の各実施形態にかかる、タイロッド用ターンバックルとタイロッド用クレビスを組み合わせることで、部材間に取り付けられるタイロッド50に少なくとも4つのコイルバネを配置させることができる。このため、これらのコイルバネの張力の合計がタイロッドの張力となり、タイロッドの張力管理を容易に行なうことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、ストッパー53は、厚み方向幅を小さく構成することを目的として、タイロッド50の先端を膨出するように形成することで、タイロッドと一体構成とすることも可能である。この構成を採用することにより調整ボルト23先端とストッパーとの間の空間を広く取ることができ、より強力なコイルバネ24を使用することができる。
また、例えば、本実施形態においてタイロッド用連結具に接続されるタイロッドは炭素鋼棒で形成されたが、高張力鋼棒やステンレス鋼棒で形成されてもよく、あるいは、ワイヤ等の線材であってもよい。なお、タイロッドは、用途や設置位置に応じて、テンションロッドやブレースと称呼されるものも包含される。
また、本発明のタイロッド用連結具に接続されるタイロッドは、壁材や梁材に限らず、例えば柱材等の他の部材に取り付けられてもよく、また、タイロッドが取り付けられる部材は、建築構造物及び土木構造物のいずれの部材であってもよい。
1,35 タイロッド用ターンバックル
2,22,36 ケーシング本体
2a,22a,36a 受入空間
3,23 調整ボルト
4,24,39 コイルバネ
5 衝撃緩衝部材
6 順ネジ
7 逆ネジ
8,28 頭部
8a,28a,37 タイロッド挿入壁
9a,9b,29 雄ネジ部
10,32,42 タイロッド挿入孔
11 貫通孔
20 タイロッド用クレビス
21 連結部
25 舌片部
26 ピン
30 雌ネジ
38 ガイドバー
40 スライダ
41 コイルバネ収納部
42 雌ネジ
50 タイロッド
51 先端
52 ネジ
53 ストッパー
54 雌ネジ
55 目盛り
60 ガセットプレート
61 ピン挿通孔

Claims (7)

  1. タイロッドを連結するためのタイロッド連結具であって、
    内部にタイロッド挿入壁に挿通されたタイロッドの先端側を受け入れる受入空間を有するケーシング本体と、タイロッドの一端側を挿入する挿入孔が設けられ、前記ケーシング本体に螺進位置を調整可能に螺合するタイロッド挿入壁を備えた調整ボルトと、を備えたケーシングと、
    一端が前記タイロッドに、他端が前記調整ボルトにそれぞれ接するように前記受入空間内に設けられたバネ部材と、
    前記ケーシングの前記受入空間の前記タイロッドの先端側に充填して配置される衝撃緩衝部材と、を有し、
    前記調整ボルトの前記ケーシング本体に対する前記螺進位置を変更することで、前記バネ部材の長さを調整し、前記タイロッドの張力を調整可能に構成されている、
    ことを特徴とするタイロッド連結具。
  2. 前記バネ部材は、端部に膨出部を有するタイロッドの膨出部に当接するように配置されたコイルバネであることを特徴とする、請求項1に記載のタイロッド連結具。
  3. 前記バネ部材は、前記タイロッドに外挿配置されることを特徴とする、請求項に記載のタイロッド連結具。
  4. 前記調整ボルトは、前記ケーシング本体のネジ部に螺合するネジ部と前記タイロッド挿入壁を形成する頭部を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のタイロッド連結具。
  5. 前記タイロッド連結具は、前記ケーシング本体の両端に前記調整ボルトが設けられたターンバックルであることを特徴とする、請求項1からに記載のタイロッド連結具。
  6. 前記タイロッド連結具は、前記ケーシング本体の一端に調整ボルトが設けられ、他端位置に当該タイロッドが取り付けられる部材に連結するための連結部を有するクレビスであることを特徴とする、請求項1からに記載のタイロッド連結具。
  7. 請求項1に記載のタイロッド連結具と供に使用されるタイロッドであって、
    端部に前記バネ部材の先端側端部を係止する膨出部と、
    前記端部近傍の外周面に前記タイロッド挿入壁への挿入深さ距離を示す目盛りを備えることを特徴とする、タイロッド。
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