JP6250082B2 - スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置 - Google Patents

スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6250082B2
JP6250082B2 JP2016034964A JP2016034964A JP6250082B2 JP 6250082 B2 JP6250082 B2 JP 6250082B2 JP 2016034964 A JP2016034964 A JP 2016034964A JP 2016034964 A JP2016034964 A JP 2016034964A JP 6250082 B2 JP6250082 B2 JP 6250082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cbw
small cell
cell
value
determining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2016034964A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016140080A (ja
Inventor
スリダール,クマクシ
ベッカー,ハジョ
セイモウール,ジェームス,ポール
ウイーバー,アンドレアス
Original Assignee
アルカテル−ルーセント
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルカテル−ルーセント filed Critical アルカテル−ルーセント
Publication of JP2016140080A publication Critical patent/JP2016140080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6250082B2 publication Critical patent/JP6250082B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/04Reselecting a cell layer in multi-layered cells
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/32Hierarchical cell structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/22Performing reselection for specific purposes for handling the traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/02Hierarchically pre-organised networks, e.g. paging networks, cellular networks, WLAN [Wireless Local Area Network] or WLL [Wireless Local Loop]
    • H04W84/04Large scale networks; Deep hierarchical networks
    • H04W84/042Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems
    • H04W84/045Public Land Mobile systems, e.g. cellular systems using private Base Stations, e.g. femto Base Stations, home Node B

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

例示的な実施形態は、一般にはマクロ・セル内のスモール・セルに関し、詳細には、スモール・セルの構成パラメータを決定するための装置および/または方法に関する。
異種ワイヤレス・ネットワークは、マクロ基地局(BS)およびスモール(たとえばピコまたはフェムト)基地局BSを含む。マクロBSは、大きな地理的エリアをカバーすることができるマクロ・セル内のユーザ機器(UE)のためのワイヤレス・カバレッジを提供し、その一方でスモールBSは、マクロBSのカバレッジ・エリア内のさらに小さな地理的エリア内に位置しているUEのためのワイヤレス・カバレッジを提供することができる。
スモール・セルは、マクロ・セルおよびスモール・セルの両方によってカバーされる地理的エリアの部分の中のUEに補助的なサポートを提供することによって、異種ワイヤレス・ネットワークのユーザが経験するサービス品質に影響を与えることができる。
3GPP Release−10規格は、LTEスモール・セルを構成するために必要とされるパラメータを定義している。スモール・セル固有の設定は、静的に構成され、OAM(operations, management and maintenance)ノードおよびマクロeNB(enhanced node−B)を通じてダウンロードされる。これらの設定は、オールモスト・ブランク・サブフレーム(ABS)のためのパターンを含む。スモール・セルは、セル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)とバイアス値とを含む設定を構成することができる。
3GPP Release−10標準
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、マクロ・セルに対して下に置かれる(underlaid)スモール・セルと、マクロ・セルと、1つまたは複数のユーザ機器(UE)とを含む異種ネットワークのためのバイアス・パラメータを決定する方法であって、スモール・セルの基地局で、マクロ・セルのローディング状態を判定するステップと、その基地局で、判定されたローディング状態に基づいてバイアス・パラメータを設定するステップとを含む。
設定されるバイアス・パラメータは、1つまたは複数のUEがマクロ・セルからスモール・セルへハンド・オーバーされる傾向を制御するパラメータであってもよい。
判定するステップは、マクロ・セルのローディング状態がオーバーロード状態であるか、ハイ・ロード状態であるか、またはロー・ロード状態であるかを判定するステップを含むことができる。
ローディング状態がオーバーロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、バイアス・パラメータを最大バイアス値レベルに設定するステップを含むことができる。
ローディング状態がハイ・ロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に増大させるステップを含むことができる。
ローディング状態がロー・ロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に低減させるステップを含むことができる。
異種ネットワークは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)プロトコルに準拠すること、およびeICIC(enhanced inter cell interference coordination)スキームを実施することが可能である。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、異種ネットワーク内に含まれているスモール・セルのセル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)を決定する方法であって、異種ネットワークが、マクロ・セルをさらに含み、スモール・セルが、マクロ・セルに対して下に置かれており、スモール・セルが、複数のアタッチされたUEを有しており、それらのUEが、インナー・セルUEとボーダー・セルUEとに分けられる、方法において、基地局で、インナー・セルUEおよびボーダー・セルUEの利用度値(utilization value)に基づいて差異値を判定するステップと、差異値およびしきい値に基づいてCBWを調整するステップとを含む。
CBWは、複数のアタッチされたUEのうちのUEがインナーUEになるか、またはボーダーUEになるかの傾向を制御するパラメータであってもよい。
この方法は、CBWを上限CBWと下限CBWとの間における値として初期設定するステップと、スモール・セルの基地局で、インナーUEのリソース利用度に基づいてインナー利用度値を判定するステップと、その基地局で、ボーダーUEのリソース利用度に基づいてボーダー利用度値を判定するステップとをさらに含むことができ、差異値は、インナー利用度およびアウター利用度に基づいて判定される。
差異値を判定するステップは、インナー利用度とボーダー利用度とを比較するステップと、インナー利用度とボーダー利用度との間における差異を計算するステップと、その計算された差異を差異値であると判定するステップとを含むことができる。
差異値がしきい値を上回っており、かつインナー利用度がボーダー利用度値よりも高いと基地局が判定した場合には、調整するステップは、差異値がしきい値よりも小さくなるまで、またはCBWが上限CBWを超えるまで、CBWを増大させるステップを含むことができる。差異値がしきい値を上回っており、かつインナー利用度がボーダー利用度値よりも低いと基地局が判定した場合には、調整するステップは、差異値がしきい値よりも小さくなるまで、またはCBWが下限CBWよりも低くなるまで、CBWを低減させるステップを含むことができる。
この方法は、CBWが上限CBWと下限CBWとの間にあって、かつ差異値がしきい値を下回っている場合には、CBWの調整を完了するステップと、CBWを上限CBWに等しくなるように調整し、そのCBWが上限CBWを上回る場合には、CBWの調整を完了するステップと、CBWを下限CBWに等しくなるように調整し、その調整されたCBWが下限CBWを下回る場合には、CBWの調整を完了するステップとをさらに含むことができる。
請求項12に記載の方法は、差異値がしきい値を上回っており、かつ調整されたCBWが上限CBWよりも大きいかまたは下限CBWよりも小さいと基地局が判定した場合には、オールモスト・ブランク・サブフレーム(ABS)パターン・プロポーザルを生成し、そのABSパターン・プロポーザルを基地局からマクロ・セルへ送信するステップをさらに含むことができる。
異種ネットワークは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)プロトコルに準拠すること、およびeICIC(enhanced inter cell interference coordination)スキームを実施することが可能である。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、異種通信ネットワーク内に含まれているスモール・セル内の1つまたは複数のユーザ機器(UE)のワイヤレス通信をサポートするためのネットワーク装置が提供され、その異種ネットワークは、マクロ・セルをさらに含み、スモール・セルは、マクロ・セルに対して下に置かれる。このネットワーク装置は、データを受信するように構成されている受信機ユニットと、データを送信するように構成されている送信ユニットと、スモール・セルの特性に対応するパラメータを格納するように構成されているメモリ・ユニットと、送信ユニット、受信ユニット、およびメモリ・ユニットに結合されており、異種ネットワーク内で使用するためのネットワーク・パラメータを決定することに関連付けられているオペレーションを制御するように構成されている処理ユニットとを含む。それらのオペレーションは、(1)スモール・セルの基地局で、マクロ・セルのローディング状態を判定するステップと、スモール・セルの基地局で、判定されたローディング状態に基づいてバイアス・パラメータを設定するステップとによって異種ネットワークのためのバイアス・パラメータを決定すること、ならびに(2)基地局で、スモール・セルにアタッチされたインナー・セルUEおよびボーダー・セルUEの利用度値に基づいて差異値を判定するステップと、差異値およびしきい値に基づいてCBWを調整するステップとによってスモール・セルのセル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)を決定することのうちの少なくとも1つを含む。
設定されるバイアス・パラメータは、1つまたは複数のUEがマクロ・セルからスモール・セルへハンド・オーバーされる傾向を制御するパラメータであってもよい。
ロード状態を判定するステップは、マクロ・セルのローディング状態がオーバーロード状態であるか、ハイ・ロード状態であるか、またはロー・ロード状態であるかを判定するステップを含むことができる。
バイアス・パラメータを設定するステップは、ローディング状態がオーバーロード状態である場合には、バイアス・パラメータを最大バイアス値レベルに設定するステップ、ローディング状態がハイ・ロード状態である場合には、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に増大させるステップ、およびローディング状態がロー・ロード状態である場合には、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に低減させるステップのうちの1つまたは複数を含むことができる。
CBWは、複数のアタッチされたUEのうちのUEがインナーUEになるか、またはボーダーUEになるかの傾向を制御するパラメータであってもよい。
プロセッサは、CBWを上限CBWと下限CBWとの間における値として初期設定するステップと、インナーUEのリソース利用度に基づいてインナー利用度値を判定するステップと、ボーダーUEのリソース利用度に基づいてボーダー利用度値を判定するステップとを行うようにさらに構成されることが可能であり、差異値は、インナー利用度およびアウター利用度に基づいて判定される。
少なくとも1つの例示的な実施形態が、以降で提供される詳細な説明および添付の図面から、より完全に理解されるようになるであろう。それらの詳細な説明および図面においては、同様の要素は同様の参照番号によって表されており、それらの詳細な説明および図面は、例示として与えられているにすぎず、したがって、例示的な実施形態の限定ではない。
少なくとも1つの例示的な実施形態によるワイヤレス通信ネットワークの一部分を示す図である。 マクロ・セルの送信スケジュールと、スモール・セルの送信スケジュールとの間における例示的な関係を示す図である。 少なくとも1つの例示的な実施形態による、ネットワーク要素の例示的な構造を示す図である。 少なくとも1つの例示的な実施形態による、マクロ・セルおよびスモール・セルのオペレーションを説明するための図である。 少なくとも1つの例示的な実施形態による、バイアス値を決定するための方法を示すフローチャートである。 少なくとも1つの例示的な実施形態による、セル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)を決定するための方法を示すフローチャートである。
次いで、さまざまな少なくとも1つの例示的な実施形態について、添付の図面を参照しながら、より完全に説明する。添付の図面においては、いくつかの例示的な実施形態が示されている。
詳細な例示的な実施形態が、本明細書において開示されている。しかしながら、本明細書において開示されている特定の構造上の詳細および機能上の詳細は、少なくとも1つの例示的な実施形態を説明するための代表的なものであるにすぎない。しかしながら、例示的な実施形態は、多くの代替形態で具体化されることが可能であり、本明細書に記載されている実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
したがって、例示的な実施形態は、さまざまな修正および代替形態が可能であるが、それらの実施形態について、図面において例として示し、本明細書において詳細に説明される。しかしながら、例示的な実施形態を、開示されている特定の形態に限定する意図はまったくなく、それどころか、例示的な実施形態は、例示的な実施形態の範囲内に収まるすべての修正、均等物、および代替物をカバーするものであるということを理解されたい。同様の番号は、それらの図の説明を通じて同様の要素を指す。本明細書において使用される際には、「and/or」という用語は、関連付けられている列挙されているアイテムのうちの1つまたは複数のありとあらゆる組合せを含む。
ある要素が別の要素に「接続された(connected)」または「接続された(coupled)」と言及されている場合には、要素は、その他の要素に直接接続または結合されることが可能であるか、または介在する要素が存在する可能性があるということが理解されよう。対照的に、ある要素が別の要素に「直接接続された(directly connected)」または「間接接続された(directly coupled)」と言及されている場合には、介在する要素は存在しない。要素どうしの間における関係を記述するために使用されるその他の言葉も、同様の様式で解釈されるべきである(たとえば、「間に(between)」対「直接間に(directly between)」、「隣接して(adjacent)」対「直接隣接して(directly adjacent)」など)。
本明細書において使用されている用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態の限定を意図されているものではない。本明細書において使用される際には、単数形の「a」、「an」、および「the」は、複数形も含むことを意図されている(ただし、そうではないことを文脈が明らかに示している場合は除く)。「含む(comprises、comprising、includesおよび/またはincluding)」という用語は、本明細書において使用される際には、言及されている特性、整数、ステップ、オペレーション、要素、および/またはコンポーネントの存在を明示するが、1つまたは複数のその他の特性、整数、ステップ、オペレーション、要素、コンポーネント、および/またはそれらのグループが存在することまたは追加されることを除外するものではないということがさらに理解できるであろう。
いくつかの代替実施態様においては、記載されている機能/行為は、図に記載されている順序から外れて行うことができるということにも留意されたい。たとえば、連続して示されている2つの図は、含まれている機能/行為に応じて、実際には実質的に同時に実行されることが可能であり、または逆の順序で実行されることがある場合もある。
本明細書において使用される際には、ユーザ機器(UE)という用語は、端末、モバイル・ユニット、移動局、モバイル・ユーザ、アクセス端末(AT)、サブスクライバー、ユーザ、リモート・ステーション、アクセス端末、受信機などと同義であるとみなされることが可能であり、以降では時としてそのように呼ばれる可能性があり、ワイヤレス通信ネットワークにおけるワイヤレス・リソースのリモート・ユーザを表すことができる。基地局(BS)という用語は、ベース・トランシーバ・ステーション(BTS)、NodeB、eNB(extended Node B)、アクセス・ポイント(AP)などと同義であるとみなされること、および/またはそのように呼ばれることが可能であり、ネットワークと1人または複数のユーザとの間におけるデータおよび/または音声接続のための無線ベースバンド機能を提供する機器を表すことができる。
例示的な実施形態については、本明細書においては、適切なコンピューティング環境において実施されるものとして論じる。必須ではないが、例示的な実施形態については、1つまたは複数のコンピュータ・プロセッサまたはCPUによって実行される、プログラム・モジュールまたは機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令という一般的なコンテキストにおいて説明する。一般に、プログラム・モジュールまたは機能プロセスは、特定のタスクを実行するかまたは特定の抽象データ型を実施するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。
本明細書において論じられているプログラム・モジュールおよび機能プロセスは、既存の通信ネットワークにおいて既存のハードウェアを使用して実施されることが可能である。たとえば、本明細書において論じられているプログラム・モジュールおよび機能プロセスは、既存のネットワーク要素または制御ノード(たとえば、図1において示されているAP)において既存のハードウェアを使用して実施されることが可能である。そのような既存のハードウェアは、1つまたは複数のデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)コンピュータなどを含むことができる。
以降の説明においては、別段の記載がない限り、1つまたは複数のプロセッサによって実行される行為および(たとえば、フローチャートの形態の)オペレーションのシンボル表示を参照しながら、例示的な実施形態について説明する。したがって、そのような行為およびオペレーション(コンピュータによって実行されるものとして言及される場合がある)は、構造化された形式のデータを表す電気信号のプロセッサによる操作を含むということが理解できるであろう。この操作は、コンピュータのメモリ・システム内のロケーションにおいてデータを変形するかまたはそのデータを保持し、それによって、当業者によってよく理解されている様式でコンピュータのオペレーションが再構成されるかまたはその他の形で変更される。
ネットワーク・アーキテクチャーの概要
図1Aは、ワイヤレス通信ネットワーク100の一部分を示している。図1Aを参照すると、ワイヤレス通信ネットワーク100は、たとえば、LTEプロトコルに準拠することができる。通信ネットワーク100は、マクロ基地局(BS)110Aと、スモール・セルBS110Bと、マクロ・セル120と、スモール・セル125と、第1〜第3のUE105A〜Cとを含む。スモール・セル125は、たとえばピコ・セルまたはフェムト・セルであることが可能である。さらに、スモール・セルという用語は、本明細書において使用される際には、ピコ・セルまたはフェムト・セルと同義であるとみなされること、および/またはそのように呼ばれることが可能である。スモール・セル125は、ボーダー領域125およびインナー領域130を含む。
図1Aに示されている例においては、第1のUE105Aは、マクロ・セル120にアタッチされており、第2および第3のUE105Bおよび105Cは、スモール・セル125にアタッチされている。さらに、第2のUE105Bは、スモール・セル・ボーダーUEと指定されており、第3のUE105Cは、スモール・セル・インナーUEと指定されている。以降でさらに詳しく論じるように、マクロ・セル120またはスモール・セル125のいずれかへUEをアタッチすることは、バイアス値145によって制御されることが可能であり、スモール・セル125にアタッチされたUEをスモール・セル・インナーUEまたはスモール・セル・ボーダーUEとして指定することは、セル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)150によって制御されることが可能である。
簡単にするために、通信ネットワーク110は、マクロBS110A、スモール・セルBS110B、および第1〜第3のUE105A〜Cのみを有するものとして示されているが、通信ネットワーク100は、任意の数のマクロBS、スモール・セルBS、およびUEを有することができる。さらに、マクロBS110Aおよびスモール・セルBS110Bは、たとえば、1つもしくは複数のモビリティー・マネージメント・エンティティー(MME)、および/または1つもしくは複数のOAM(operations, administration and maintenance)ノード(図示せず)を含む、通信ネットワーク100内に含まれているその他のコア・ネットワーク要素に接続されることが可能である。さらにMMEは、OAMノードを含むことができる。
マクロBS110は、たとえば、マクロ・セル120内のUEのためのワイヤレス・カバレッジを提供するeNB(evolved node B)であることが可能である。スモール・セルBS110Bは、たとえば、マクロBS110Aに対して下に置かれているeNBであることが可能である。スモール・セルBS110Bは、マクロBS110Aによって提供されているカバレッジを補う、スモール・セル125に関連付けられているUEのためのワイヤレス・カバレッジを提供することができる。マクロ・セル120によって送信および/または受信されるものとして本明細書に記載されているデータ、制御信号、およびその他の情報は、マクロBS110Aによって送信および/または受信されることが可能である。さらに、マクロ・セル120によって実行されるものとして本明細書に記載されているオペレーションは、マクロBS110Aによって実行されることが可能である。スモール・セル120によって送信および/または受信されるものとして本明細書に記載されているデータ、制御信号、およびその他の情報は、ピコBS110Aによって送信および/または受信されることが可能である。さらに、スモール・セル125によって実行されるものとして本明細書に記載されているオペレーションは、スモール・セルBS110Bによって実行されることが可能である。
一般には、マクロBS110Aの送信パワーは、スモール・セルBS110Bの送信パワーよりも大きいと言える。送信パワー115Aおよび115Bは、それぞれマクロBS110Aおよびスモール・セルBS110Bの相対的な送信パワーの一例を示している。マクロ受信信号レベル135は、通信ネットワーク100内のUEによって測定されるマクロ・セル120の受信信号の強度の一例を示している。図1Aにおいて示されているように、一般には、マクロ受信信号レベルの強度は、マクロBS110Aのロケーションからの距離が増大するにつれて低下すると言える。スモール・セル受信信号レベル140は、通信ネットワーク100内のUEによって測定されるスモール・セル125の受信信号の強度の一例を示している。図1Aにおいて示されているように、一般には、スモール・セル受信信号レベル140の強度は、スモール・セルBS110Bのロケーションからの距離が増大するにつれて低下すると言える。簡単にするために、マクロ・セル信号レベル135およびスモール・セル信号レベル140は、BSからの距離が増大するのに伴って低下する強度を有するものとして上述され、図1Aにおいて示されているが、マクロ・セル信号強度およびスモール・セル信号強度は、距離に加えて、たとえば、マクロ・セル120およびスモール・セル125のカバレッジ・エリア内の建物または物理的構造物の形状および高さ、ならびにマクロ・セル120またはスモール・セル125のカバレッジ・エリアの所与の領域内のUEの数またはUEトラフィックの量を含めて、いくつかの他の要因のいずれかによって影響される可能性がある。
バイアス値の説明
マクロ・セル120のカバレッジ・エリアおよびスモール・セル125のカバレッジ・エリアの両方の中にある通信ネットワーク100内のUEは、マクロBS110Aか、またはスモール・セルBS110Bのうちの1つのいずれかへのワイヤレス接続を介して通信ネットワーク100と通信状態にあることが可能である。通信ネットワーク100内のUEは、バイアス値を使用して、そのUEによって測定されたマクロ受信信号レベル135を、そのUEによって測定されたスモール・セル受信信号レベルと比較することによって、マクロ・セル120およびスモール・セル125のどちらに関連付けられるかに関する決定を行う。たとえば、マクロ・セル120に現在アタッチされたUE iに関して、MR(i)<PR(i)+Bである場合には(この場合、MR(i)は、UE iにおいて測定されたマクロ信号強度135であり、PR(i)は、UE iにおいて測定されたスモール・セル信号強度140であり、Bは、バイアス145である)、UE iは、マクロ・セル120からスモール・セル125へハンド・オーバーされる。UE iのハンド・オーバーは、知られているプロセスに従って実行されることが可能である。
したがって、マクロ・セル120に関連付けられているUEが、マクロ受信信号レベル135がスモール・セル受信信号レベル140+バイアス値145を下回っていると判定すると、そのUEは、知られている方法を使用してマクロ・セル120からスモール・セル125へのハンドオーバー・オペレーションを開始することができる。図1Aにおいて示されているように、マクロ受信信号レベル135がスモール・セル受信信号レベル140+バイアス値145を下回っている複数のポイントによって、スモール・セル125の境界が画定される。したがって、バイアス値145は、マクロ・セル120からスモール・セル125へハンド・オーバーされるUEの量を、たとえば、それらのUEがハンド・オフ・オペレーションを開始する傾向を制御することによって、制御することができる。
CBWの説明
マクロ・セル120およびスモール・セル125が、ダウンリンク接続を介して、関連付けられているUEへデータを送信する場合には、マクロ・セル120の送信は、スモール・セル125からデータを受信しているUE(たとえば、第2のUE105BのようなUE)にとっての干渉を起こす可能性がある。さらに、スモール・セル125の送信は、マクロ・セル120からデータを受信しているUE(たとえば、第1のUE105AのようなUE)にとっての干渉を起こす可能性がある。したがって、ワイヤレス通信ネットワーク100は、干渉軽減スキームを実施し、この干渉軽減スキームは、以降でさらに詳しく論じるように、スモール・セル125にアタッチされた複数のUEを、CBW150を使用してスモール・セル・インナーUEとスモール・セル・ボーダーUEとに分けることを含む。たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100は、3GPP Release 10規格によって定義されているeICIC(enhanced inter cell interference coordination)スキームを実施することができる。たとえば、ダウンリンク送信を受信しているUEによって経験される干渉の量を軽減するために、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されているUE(たとえば、スモール・セル・ボーダー領域127内の第2のUE105BのようなUE)のための送信は、スモール・セル・インナーUEとして指定されているUE(たとえば、スモール・セル・インナー領域130内の第3のUE105CのようなUE)およびマクロ・セル120にアタッチされたUE(たとえば、第1のUE105AのようなUE)のための送信とは異なる時点にスケジュールされることが可能である。次いで、この機能について、以降で図1Bを参照しながらさらに詳しく論じる。
図1Bは、マクロ・セル120のための送信スケジュールと、スモール・セル125のための送信スケジュールとの間における例示的な関係を示す図である。図1Bを参照すると、第1のグラフ170は、マクロ・セル120のために時間とともに送信されるサブフレームを示しており、第2のグラフ175は、スモール・セル125のために時間とともに送信されるサブフレームを示している。第1のグラフ170によって示されているように、マクロ・セル120は、オールモスト・ブランク・サブフレーム(ABS)として指定されているフレームを除いたすべてのフレーム上でダウンリンク・データを送信することができる。第2のグラフ175によって示されているように、スモール・セル125は、ABSフレームとして指定されているフレームを除いたすべてのフレーム上で、スモール・セル・インナーUEとして指定されているUEへデータを送信することができる。したがって、スモール・セル125は、マクロ・セル120と同じスケジュールに従って、スモール・セル・インナーUEとして指定されているUEへデータを送信することができる。さらに、第2のグラフ175によって示されているように、スモール・セル125は、ABSサブフレームとしてマクロ・セル120によって指定されているサブフレーム上で、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されているUEへデータを送信することができる。図1Bに示されている例においては、第1および第2のグラフ170および175において示されている送信スケジュールのABSパターンは、2つおきのサブフレームがABSサブフレームとして指定されるように構成されている。したがって、図1Bに示されているABSパターンにおいては、ABS以外のサブフレームとABSサブフレームとの間に2対1の比率がある。
マクロBS110Aは、たとえば、OAMノードを含む、ワイヤレス通信ネットワーク100内に含まれているコア・ネットワーク要素から受信された情報に基づいて、マクロ・セル120内のダウンリンク送信のためのABSパターンを設定することができる。次いでマクロBS110Aは、その設定されたABSパターンをスモール・セルBS110Bへ通信することができ、それによってスモール・セルBS110Bは、その設定されたABSパターンに基づいてスモール・セル125内のダウンリンク送信をスケジュールすることができる。図1Aに示されている例においては、ABSパターンは、ABS以外のサブフレームとABSサブフレームとの間における2対1の比率を含んでいるが、これは一例にすぎず、ABSパターンは、たとえば4対3、3対2、3対1、4対1などを含む、ABS以外のサブフレームとABSサブフレームとの間における任意の比率を含むことができる。
図1Bを参照しながら上で説明した干渉軽減スキームを使用して送信をスケジュールすることによって、ワイヤレス・ネットワーク100内のUEによって経験される干渉が軽減されることが可能である。eICICスキームを実施するためには、スモール・セル120にアタッチされたUEが、第2のUE105Bのようなスモール・セル・ボーダーUEとして指定されるべきか、または第3のUE105Cのようなスモール・セル・インナーUEとして指定されるべきかを決定するための基準を設定することが必要である。これは、CBWを使用して達成されることが可能である。再び図1Aを参照すると、CBW150は、スモール・セル125にアタッチされたUEが、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されるべきか、またはスモール・セル・インナーUEとして指定されるべきかを決定するために通信ネットワーク100によって使用される。スモール・セル125にアタッチされた通信ネットワーク100内のUEは、CBWを使用して、そのUEによって測定されたマクロ受信信号レベル135と、そのUEによって測定されたスモール・セル受信信号レベル140との比較に基づいて、スモール・セル・ボーダーUEまたはスモール・セル・インナーUEとして指定されることが可能である。たとえば、スモール・セル125に現在アタッチされたUE iに関して、PR(i)>MR(i)+Cである場合には(この場合、MR(i)は、モバイル iにおいて測定されたマクロ信号強度135であり、PR(i)は、モバイル iにおいて測定されたスモール・セル信号強度140であり、Cは、スモール・セル125に関して現在設定されているCBW値である)、UE iは、スモール・セル・インナーUEとして指定されることが可能である。そうではなく、MR(i)−Bias<PR(i)<MR(i)+Cである場合には、そのUE iは、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されることが可能である。
したがって、スモール・セル125に関連付けられているUEが、スモール・セル受信信号レベル140がマクロ受信信号レベル135+CBW150を上回っていると判定すると、そのUEは、自分のステータスを示すメッセージをスモール・セルBS110Bへ送信することができ、そのUEは、スモール・セル・インナーUEとして指定されることが可能である。このメッセージは、たとえば、LTEプロトコルに関して定義されている知られている方法に従って、A3イベントが発生したことを示すメッセージであることが可能である。さらに、スモール・セル125に関連付けられているUEが、スモール・セル受信信号レベル140がマクロ受信信号レベル135+CBW150を下回っていて、かつスモール・セル受信信号レベル140が依然としてマクロ受信信号レベル135−バイアス値145を上回っていると判定すると、そのUEは、自分のステータスを示すメッセージをスモール・セルBS110Bへ送信することができ、そのUEは、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されることが可能である。このメッセージも、たとえば、LTEプロトコルに関して定義されている知られている方法に従って、A3イベントが発生したことを示すメッセージであることが可能である。図1Aにおいて示されているように、スモール・セル受信信号レベル140がマクロ・セル受信信号レベル135+CBW150を上回っている複数のポイントによって、スモール・セル・インナー領域130の境界が画定される。したがって、バイアス値CBW150は、スモール・セル125にアタッチされたUEがいかにスモール・セル・ボーダーUEとスモール・セル・インナーUEとに分けられるかを制御することができる。
スモール・セル利用度の向上を提供するための方法および装置の概要
図1Aおよび図1Bを参照しながら上述したように、バイアス値145は、マクロ・セル120またはスモール・セル125からハンド・オーバーされるUEの量を制御するために使用されることが可能であり、CBW150は、スモール・セル125にアタッチされたUEがいかにスモール・セル・ボーダーUEまたはスモール・セル・インナーUEとして指定されるかを制御するために使用されることが可能である。バイアス値145およびCBW150を調節することによって、スモール・セル125内のリソースの利用度が、制御された、所望の、または最適な特性を有するように調整されることが可能である。次いで、少なくとも1つの例示的な実施形態による、制御された、所望の、または最適化されたスモール・セル利用度を提供する方法について、以降で図1C、図2A、図2B、および図3を参照しながら論じる。
図1Cは、ネットワーク要素151の例示的な構造を示す図である。少なくとも1つの少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、スモール・セルBS110BおよびマクロBS110Aのいずれかまたは両方は、以降で説明するネットワーク要素151の構造およびオペレーションを有することができる。図1Cを参照すると、ネットワーク要素151は、たとえば、データ・バス159、送信ユニット152、受信ユニット154、メモリ・ユニット156、および処理ユニット158を含むことができる。
送信ユニット152、受信ユニット154、メモリ・ユニット156、および処理ユニット158は、データ・バス159を使用して、互いにデータを送信すること、および/または互いからデータを受信することが可能である。送信ユニット152は、たとえば、データ信号、制御信号、および信号強度/品質情報を含むワイヤレス信号を、ワイヤレス通信ネットワーク100内のその他のネットワーク要素への1つまたは複数のワイヤレス接続を介して送信するためのハードウェアおよび任意の必要なソフトウェアを含むデバイスである。たとえば、ネットワーク要素151がスモール・セルBS110Bである場合には、制御信号は、たとえば、スモール・セルBS110Bによって決定されたバイアス値および/またはCBW値を設定することをUEに示す制御信号を含むことができる。別の例として、ネットワーク要素151がマクロBS110Aである場合には、制御信号は、たとえば、マクロ・セル120のオーバーロード状態および/またはABSパターンをスモール・セル125に示す制御信号を含むことができる。オーバーロード状態およびABSパターンの信号については、以降で図2Aを参照しながらさらに詳しく論じる。
受信ユニット154は、たとえば、データ信号、制御信号、および信号強度/品質情報を含むワイヤレス信号を、通信ネットワーク100内のその他のネットワーク要素への1つまたは複数のワイヤレス接続を介して受信するためのハードウェアおよび任意の必要なソフトウェアを含むデバイスである。
メモリ・ユニット156は、磁気ストレージ、フラッシュ・ストレージなどを含む、データを格納することができる任意のデバイスであることが可能である。
処理ユニット158は、たとえば、入力データに基づいて特定のオペレーションを実行するように構成されている、またはコンピュータ可読コード内に含まれている命令を実行することができるマイクロプロセッサを含む、データを処理することができる任意のデバイスであることが可能である。
たとえば、処理ユニット158は、UEがスモール・セル125からマクロ・セル120へ、またはその逆へいつハンド・オーバーされるかを決定することができる。ネットワーク要素151がスモール・セルBS110Bである場合には、処理ユニット158は、スモール・セルBS110BにアタッチされたUEがスモール・セル・インナーUEとして指定されるべきか、またはスモール・セル・ボーダーUEとして指定されるべきかを決定することができ、処理ユニット158は、スモール・セルBS110Bにアタッチされたスモール・セル・インナーUEおよびスモール・セル・ボーダーUEに関する利用統計値を計算することもできる。別の例として、処理ユニット158は、UEから受信された信号強度/品質インジケータに基づいて信号強度/品質の推定を実行すること、およびそれらの信号強度/品質の推定に基づいて比較を実行することが可能である。簡単にするために、ネットワーク要素151の構造およびオペレーションについては、上では、少なくとも1つの例示的な実施形態による、スモール・セルBS110BおよびマクロBS110Aの実施態様を参照しながら説明しているだけであるが、通信ネットワーク100内のその他のありとあらゆるBSは、ネットワーク要素151と同じ構造およびオペレーションを有することができる。
次いで、ネットワーク要素151、スモール・セルBS110B、およびマクロBS110Aを動作させるための例示的な方法について、以降で図2A、図2B、および図3を参照しながらさらに詳しく論じる。
図2Aは、マクロ・セル120およびスモール・セル125のオペレーションを説明するための図である。
図2Aを参照すると、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、マクロ・セル120およびスモール・セル125のオペレーションは、次の3つの基本的なオペレーションへと分けられることが可能である。1)マクロ・セル120においてABSパターンを定義してオーバーロード状態を判定すること(これについては、以降で図2Aを参照しながらさらに詳しく論じる)。2)スモール・セル125においてバイアス値145を決定すること(これについては、以降で図2Aおよび図2Bを参照しながらさらに詳しく論じる)。3)スモール・セル125においてCBW150を決定すること(これについては、以降で図2Aおよび図3を参照しながらさらに詳しく論じる)。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、BSまたはセルによって実行されるものとして図2A、図2B、および図3において示されている、または図2A、図2B、および図3に関連して説明されているオペレーションのうちのそれぞれは、たとえば、図1Cにおいて示されているようなネットワーク要素151の構造を有する1つまたは複数のBSによって実行されることが可能である。たとえば、メモリ・ユニット156は、以降で図2A、図2B、および図3を参照しながら説明されるオペレーションのうちのそれぞれに対応する実行可能命令を格納することができる。さらに、プロセッサ・ユニット158は、以降で図2A、図2B、および図3に関連して説明されるオペレーションのうちのそれぞれを実行するように構成されることが可能である。さらに、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、送信されるデータおよび/または制御信号は、送信ユニット152を通じて送信されることが可能であり、受信されるデータおよび/または制御信号は、受信ユニット154を通じて受信されることが可能である。
次いで、マクロ・セルにおいてABSパターンを定義してオーバーロード状態を判定するオペレーションについて、以降でさらに詳しく論じる。
マクロ・セルにおいてABSパターンを定義してオーバーロード状態を判定すること
図2Aにおいて示されているように、マクロ・セル120は、ワイヤレス・ネットワーク内に含まれているコア・ネットワーク・ノードからABS情報255を受信することができる。ABS情報は、知られている方法に従って構築されること、送信されること、および受信されることが可能である。図2Aに示されている例においては、ABS情報255が受信される元となるコア・ネットワーク・ノードは、OAMノードである。マクロ・セル120は、知られている方法に従ってABSパターンを定義するためにABS情報255を使用することができる。たとえば、ABSパターンは、マクロ・セル120にアタッチされたUEへマクロ・セル120によって送信される2つおきまたは3つおきのサブフレームがABSサブフレームであると指定することができる。
以降でさらに詳しく論じるように、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、マクロ・セル120によって定義されるABSパターンは、スモール・セル125から受信されるABSプロポーザル260に基づいて決定されることも可能である。少なくとも1つのその他の例示的な実施形態によれば、マクロ・セル120は、ABSプロポーザル260を受信せず、したがってマクロ・セル120は、ダウンリンク・データを送信するために使用するABSパターンを決定する際に、ABSプロポーザル260ではなく、ABS情報255のみを使用する。
ABSパターンが決定されると、マクロ・セル120は、ABSパターン情報265をスモール・セル125へ送信する。上で図1Bを参照しながら説明しているように、スモール・セル125は、スモール・セル・インナーUEおよびスモール・セル・ボーダーUEのためのダウンリンク送信スケジュールを決定するためにABSパターン情報265を使用することができる。
マクロ・セル120は、ABSパターンを決定することに加えて、マクロ・セル120がオーバーロード状態を経験しているか否かを判定することができる。たとえば、マクロBS110Aは、マクロ・セル120にアタッチされたUEに関連付けられているトラフィックの量、たとえば合計スループットが、しきい値を超えている場合に、マクロ・セル120がオーバーロード状態を経験していると判定することができる。マクロ・セル120は、オーバーロード状態が存在していると判定した場合には、オーバーロード状態が存在していること(Y)を示すオーバーロード表示270をスモール・セル125へ送信する。そうでない場合には、マクロ・セル120は、オーバーロード状態が存在していないこと(N)を示すオーバーロード表示270をスモール・セル125へ送信することができる。
次いで、バイアス値145に関する所望のまたは最適な値を決定する方法について論じる。
スモール・セルにおいてバイアス値を決定すること
再び図2Aを参照すると、スモール・セルは、図1Aにおいて示されているバイアス値145として設定するための制御された、または改善された、または最適化されたバイアス値を決定することができる。図2Bは、少なくとも1つの例示的な実施形態による、バイアス値を決定するための例示的な方法を示すフローチャートである。以降で図2Bを参照しながらさらに詳しく論じるように、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、バイアス値を決定するために使用されるオペレーションは、マクロ・セルのローディング状態がオーバーロード状態であるか、ハイ・ロード状態であるか、またはロー・ロード状態であるかに依存することができる。
オーバーロード状態の場合には、マクロ・セル120からスモール・セル125へ迅速にUEトラフィックをオフロードするために緊急のアクションが必要とされると想定される。したがってスモール・セル125は、バイアス値を最大値に自動的に設定する。ハイ・ロード状態の場合には、マクロ・セル120はオーバーロードされてはいないが、マクロ・セルに関するUEトラフィックの量は多いと想定される。したがってスモール・セル125は、妥当なまたは望ましい量のUEトラフィックがスモール・セル125によってサポートされるまで、バイアス値を徐々に増大させる。ロー・ロード状態の場合には、マクロ・セル120は軽くロードされており、スモール・セル125からの多くの支援を伴わずに、またはそうした支援をまったく伴わずに自分のUEトラフィックを効率よく取り扱うことができると想定される。軽いローディング状態の一例は、夜遅くに比較的少数のUEがマクロ・セル120内でアクティブである場合に経験されるローディング状態であろう。したがってスモール・セル125は、妥当なまたは望ましい量のUEトラフィックがスモール・セル125によってサポートされるまで、バイアス値を徐々に減少させる。
さらにバイアス値145は、上限および下限、それぞれBmaxおよびBminを有することができる。上限Bmaxは、スモール・セル125にアタッチされたUEの数がスモール・セル125の最大UEしきい値に達するようにさせるバイアス値を表すことができる。追加として、または代替として、上限Bmaxは、スモール・セル125にアタッチされたUEの合計スループットがスモール・セル125の最大スループットまたは物理的リソースしきい値に達するようにさせるバイアス値を表すことができる。スモール・セル125の最大UEしきい値および最大スループットしきい値は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク100のオペレータの好み、および/またはスモール・セルBS110Bの処理ハードウェアおよび/またはソフトウェアの制限に従って設定されることが可能である。下限Bminは、たとえば、0以上でBmax未満の任意の値であることが可能である。次いで、以降でスモール・セルBS110Bおよびバイアス値Bを参照しながら図2Bについて論じる。図2Bに示されているプロセスにおいては、バイアス値Bはバイアス145を表し、バイアス145は、プロセスの現在の反復が終了するまで、ひいてはバイアス145が設定されるまで、調整される。
図2Bを参照すると、ステップS201において、スモール・セルBS110Bは、マクロ・セル120内にオーバーロード状態が存在しているかどうかを判定することができる。たとえば、上で図2Aを参照しながら論じているように、マクロ・セル120は、オーバーロード表示270をスモール・セル125へ送信する。したがって、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、スモール・セルBS110Bは、マクロ・セル120がオーバーロード状態を経験しているか否かを判定するためにオーバーロード表示270を使用することができる。スモール・セルBS110Bは、マクロ・セル120がオーバーロード状態を経験していると判定した場合には、ステップS202へ進む。
ステップS202において、スモール・セルBS110Bは、バイアス値Bを上限Bmaxに設定し、ステップS250へ進む。
ステップS250において、スモール・セルBS110Bは、現在のバイアス値Bをスモール・セル125のためのバイアス145として設定し、スモール・セル125のためのバイアス値を決定する方法は終了する。
ステップS201へ戻って、スモール・セルBS110Bは、マクロ・セル120においてオーバーロード状態が存在していないと判定した場合には、ステップS205へ進む。
ステップS205において、スモール・セルBS110Bは、バイアス値Bに関する初期値を設定する。この初期値は、たとえば、上限Bmaxと下限Bminとの間における任意の値であることが可能である。一例として、バイアス値Bに関する初期バイアス値は、上限Bmaxと下限Bminから等距離にある中央値であることが可能である。たとえば、バイアス値Bは、はじめにスモール・セルの現在のバイアス値145に設定されることが可能である。
ステップS210において、スモール・セルBS110Bは、バイアス値Bを増分し、ステップS215へ進む。
ステップS215において、スモール・セルBS110Bは、ステップS210においてバイアス値Bを増分した結果として、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大したか否かに基づいて、ハイ・ロード状態が存在しているか、またはロー・ロード状態が存在しているかを判定する。スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大した場合には、ハイ・ロード状態が出ると想定され、スモール・セルBS110Bは、ステップS220へ進む。
ステップS220においては、バイアス値Bが再び増分される。
ステップS225において、スモール・セルBS110Bは、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大したかどうかを判定する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS225において、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大していないと判定した場合には、マクロ・セル120の現在のローディング状態に関して、スモール・セル125にアタッチされたUEの現在の数が望ましいまたは妥当であると判定し、ステップS250へ進む。ステップS250において、スモール・セルBS110Bは、そのバイアス値Bをスモール・セル125のためのバイアス145として設定し、スモール・セル125のためのバイアス値を決定する方法は終了する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS225において、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大したと判定した場合には、ステップS230へ進む。
ステップS230において、スモール・セルBS110Bは、バイアス値Bの現在の値が上限Bmaxに達しているかどうかを判定する。スモール・セルBS110Bは、ステップS230において、上限Bmaxに達していると判定した場合には、ステップS250へ進む。ステップS250において、スモール・セルBS110Bは、現在のバイアス値Bをスモール・セル125のためのバイアス145として設定し、スモール・セル125のためのバイアス値を決定する方法は終了する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS230において、上限Bmaxに達していないと判定した場合には、ステップS220へ進み、ステップS220では、バイアス値Bが再び増分される。
したがって、ステップS220〜S230において、バイアス値Bは、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大しなくなるまで、または上限Bmaxに達するまで、たとえば相対的に少量ずつ継続的に増分される。スモール・セルにアタッチされたUEの数は、継続的な増分が止まると、望ましい数のUEであるとみなされることが可能である。
ステップS215へ戻って、ステップS215において、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が増大しなかった場合には、ハイ・ロード状態が出ると想定され、スモール・セルBS110Bは、ステップS235へ進む。
ステップS235においては、バイアス値Bが低減される。
ステップS240において、スモール・セルBS110Bは、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が減少したかどうかを判定する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS240において、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が減少したと判定した場合には、ステップS250へ進む。ステップS250において、スモール・セルBS110Bは、現在のバイアス値Bをスモール・セル125のためのバイアス145として設定し、スモール・セル125のためのバイアス値を決定する方法は終了する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS240において、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が減少していないと判定した場合には、ステップS245へ進む。
ステップS245において、スモール・セルBS110Bは、バイアス値Bの現在の値が下限Bminに達しているかどうかを判定する。スモール・セルBS110Bは、ステップS245において、下限Bminに達していると判定した場合には、ステップS250へ進む。ステップS250において、スモール・セルBS110Bは、現在のバイアス値Bをスモール・セル125のためのバイアス145として設定し、スモール・セル125のためのバイアス値を決定する方法は終了する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS245において、下限Bminに達していないと判定した場合には、ステップS235へ進み、ステップS235では、バイアス値Bが再び低減される。
したがって、ステップS235〜S245において、バイアス値Bは、スモール・セル125にアタッチされたUEの数が減少するまで、または下限Bminに達するまで、たとえば相対的に少量ずつ継続的に減分される。スモール・セルにアタッチされたUEの数は、継続的な減分が止まると、望ましい数のUEとみなされることが可能である。
マクロ・セル120およびスモール・セル125によって実行されるものとして図2Bを参照しながら上述したオペレーションは、たとえば、マクロBS110Aおよびスモール・セルBS110Bによって実行されることが可能である。
スモール・セルにおいてCBWを決定すること
再び図2Aを参照すると、スモール・セルは、図1Aにおいて示されているCBW150として設定するための制御された、または改善された、または最適化されたCBWを決定することができる。図3は、少なくとも1つの例示的な実施形態による、CBWを決定するための方法を示すフローチャートである。CBW150のための値を決定する際の目的は、スモール・セル・インナーUEとして指定されているUEの利用度が、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されているUEの利用度と、所望のマージンの範囲内で一致するようにCBW150を設定するよう試みることである。そのマージンは、ワイヤレス通信ネットワーク100のオペレータの好みに従って設定されることが可能であり、図3に示されている方法においては、しきい値によって表されている。利用度とは、本明細書において使用される際には、たとえば、スモール・セル125に関連付けられている物理リソース・ブロックの観点から見たリソース利用度を指すことができる。
一例として、例示的な実施形態によれば、所与のABSパターンおよびバイアス値に関して2%のしきい値を想定すると、スモール・セルBS110Bは、スモール・セル・インナーUEとして指定されているUEの利用度(以降では、インナーUE利用度と呼ばれる)と、スモール・セル・ボーダーUEとして指定されているUEの利用度(以降では、ボーダーUE利用度と呼ばれる)とが、2%未満の差異を示すようにCBW150を設定することができる。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ボーダーUE利用度とインナーUE利用度とが一致しているかどうかを判定する際に、現在のABSパターンが考慮される。たとえば、図1Bにおいて示されているABSパターンを参照すると、ダウンリンク・データをインナーUEへ送信するために使用されるサブフレームと、ダウンリンク・データをボーダーUEへ送信するために使用されるサブフレームとの間には、2対1の比率がある。したがって、図1Bにおいて示されているABSパターンを使用する少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、インナーUE利用度とアウターUE利用度とが所望のマージンの範囲内で2対1の関係を示している場合に、インナーUE利用度はボーダーUE利用度と一致しているとみなされることになる。その結果、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、図3において示されているCBWを決定する方法の目的は、インナーUEのサブフレームあたりの利用度をボーダーUEのサブフレームあたりの利用度と一致させることとみなされることが可能である。
さらに、以降で図3を参照しながらさらに詳しく論じるように、少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、スモール・セルBS110Bは、上限Cmaxと下限Cminとの範囲内にあるいずれのCBWもインナーUE利用度とボーダーUE利用度とを所望のマージンの範囲内で一致させることができないと判定した場合には、新たなABSパターンに関する提案を生成することができる。図2Aにおいて示されているように、スモール・セル125は、その提案をABSプロポーザル260としてマクロ・セル120へ転送することができる。たとえば、ABSプロポーザル260は、あたかも、X2インターフェースに関する3GPP規格によって定義されている1つまたは複数の「プライベート・メッセージ」のように送信されることが可能である。少なくとも1つのその他の例示的な実施形態によれば、スモール・セル125は、ABSプロポーザルを生成または送信しない。
CBW150は、上限および下限、それぞれCmaxおよびCminを有することができる。上限Cmaxおよび下限Cminは、それぞれワイヤレス通信ネットワーク100のオペレータの好みに従って設定されることが可能である。次いで、以降でスモール・セルBS110BおよびCBW値Cを参照しながら図3について論じる。図3に示されているプロセスにおいては、CBW値CはCBW150を表し、CBW150は、プロセスの現在の反復が終了するまで、ひいてはCBW150が設定されるまで、調整される。
図3を参照すると、ステップS305において、スモール・セルBS110Bは、CBW値Cに関する初期値を設定する。この初期値は、たとえば、上限Cmaxと下限Cminとの間における任意の値であることが可能である。一例として、初期バイアス値は、上限Cmaxと下限Cminから等距離にある中央値であることが可能である。たとえば、CBW値Cは、はじめにスモール・セルの現在のCBW値150に設定されることが可能である。
ステップS310において、スモール・セルBS110Bは、インナーUE利用度とボーダーUE利用度との間における差異、Dを判定する。たとえば、マクロ・セル120およびスモール・セル125において使用されている現在のABSパターンに基づいて、スモール・セルBS110Bは、インナーUEのサブフレームあたりの利用度と、ボーダーUEのサブフレームあたりの利用度との間に存在するパーセンテージ差異を判定することができる。スモール・セルBS110Bは、たとえば、利用可能なリソース・ブロック全体のうちでそれぞれインナーUEおよびボーダーUEによって使用されている部分に関する統計を評価することによって、知られている方法に従ってインナーUEおよびボーダーUEの利用度を判定することができる。差異Dが判定されると、スモール・セルBSは、ステップS315へ進む。
ステップS315において、スモール・セルBSは、ステップS310において判定された差異Dをしきい値と比較する。そのしきい値は、その範囲内に差異Dが収まってほしいとワイヤレス通信ネットワーク100のネットワーク・オペレータが望む所望のマージンを表すことができる。差異Dがしきい値を下回っている場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS340へ進む。
ステップS340において、スモール・セルBS110Bは、現在のCBW値CをCBW値150として設定し、CBW値を決定する方法は終了する。
スモール・セルBS110Bは、ステップS315において、差異Dがしきい値を下回っていないと判定した場合には、ステップS320へ進む。
ステップS320において、スモール・セルBS110Bは、CBW値Cを増大させ、ステップS321へ進む。
ステップS321において、スモール・セルBS110Bは、CBW値Cを上限Cmaxと比較する。CBW値Cが上限Cmaxを超えている場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS323へ進む。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ステップS323において、スモール・セルBS110Bは、提案されるABSパターンを生成すること、およびその提案をABSプロポーザル260としてマクロBS110Aへ送信することが可能である。たとえば、上限Cmaxに達していて、かつ差異Dがまだしきい値未満に低減されていないため、現在のABSパターンに関して、サブフレームあたりのインナーUE利用度と、サブフレームあたりのボーダーUE利用度とを、所望のマージンの範囲内で一致させることができる上限Cmax未満のCBW値Cは存在しない、とスモール・セルBS110Bは判定することができる。したがって、スモール・セルBS110Bは、インナーUEに割り振られるサブフレームと、ボーダーUEに割り振られるサブフレームとの比率を変えるために、ABSパターンに対する変更を提案することができる。たとえば、ステップS323において、UEは、ボーダーUEに割り振られているサブフレームの部分が高すぎると判定することができ、ひいては、スモール・セルBS110Bは、ABSサブフレームに対するABS以外のサブフレームの比率を増大させるABSパターンを示すABSプロポーザル260を生成して送信することができる。マクロ・セル120は、ABSプロポーザル260に基づいて、新たなABSパターン情報265を生成することができる。その後、スモール・セルBS110Bは、ステップS305へ戻って、その新たなABSパターンに関する適切なCBWを決定する別の試みを行うことができる。
別の例示的な実施形態によれば、ステップS323において、スモール・セルBS110Bは、ABSプロポーザル260を生成せず、またはABSプロポーザル260をマクロ・セル120へ送信しない。代わりに、スモール・セルBS110Bは、上限Cmaxを、しきい値に最も近い差異Dを実現する許容可能なCBW値とみなすこと、およびCBW150をその上限Cmaxに設定することが可能である。そして、この方法は終了する。
ステップS321へ戻って、ステップS321において、CBW値Cが上限Cmaxを超えていない場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS325へ進む。
ステップS325において、スモール・セルBS110Bは、差異Dが増大しているか否かを判定する。差異Dが増大していない場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS320においてCBW値Cが増大される前にインナーUE利用度はボーダーUE利用度よりも高かったと判定することができる。一般には、CBWを増大させると、ボーダーUEの数は増大し、インナーUEの数は減少することになる。したがって、スモール・セルBS110Bは、差異Dがしきい値未満に低下するまで、またはCBW値Cが上限Cmaxに達するまで、ステップS315〜S325を継続的に実行することができる。
ステップS325において、スモール・セルBS110Bは、差異Dが増大していると判定した場合には、インナーUE利用度はボーダーUE利用度よりも低いと判定することができ、スモール・セルBS110Bは、ステップS330へ進む。
ステップS330においては、CBW値Cが低減され、スモール・セルBS110Bは、ステップS331へ進む。
ステップS331において、スモール・セルBS110Bは、CBW値Cを下限Cminと比較する。CBW値Cが下限Cminよりも低い場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS333へ進む。
少なくとも1つの例示的な実施形態によれば、ステップS333において、スモール・セルBS110Bは、提案されるABSパターンを生成すること、およびその提案を、図2Aにおいて示されているABSプロポーザル260としてマクロBS110Aへ送信することが可能である。たとえば、CBW値Cが下限に達していて、かつ差異Dがまだしきい値未満に低減されていないため、現在のABSパターンに関して、サブフレームあたりのインナーUE利用度と、サブフレームあたりのボーダーUE利用度とを、所望のマージンの範囲内で一致させることができる下限Cminを上回るCBW値Cは存在しない、とスモール・セルBS110Bは判定することができる。したがって、スモール・セルBS110Bは、インナーUEに割り振られるサブフレームと、ボーダーUEに割り振られるサブフレームとの比率を変えるために、ABSパターンに対する変更を提案することができる。たとえば、ステップS333において、UEは、インナーUEに割り振られているサブフレームの割り当てが高すぎると判定することができ、ひいては、スモール・セルBS110Bは、ABSサブフレームに対するABS以外のサブフレームの比率を低減させるABSパターンを示すABSプロポーザル260を生成して送信することができる。その後、スモール・セルBS110Bは、ステップS305へ戻って、その新たなABSパターンに関する適切なCBWを決定する別の試みを行うことができる。
少なくとも1つのその他の例示的な実施形態によれば、ステップS333において、スモール・セルBS110Bは、ABSプロポーザル260を生成せず、またはABSプロポーザル260をマクロ・セル120へ送信しない。代わりに、スモール・セルBS110Bは、下限Cmin、およびしきい値に最も近い差異Dを実現するCBW値を見ること、およびCBW150をその下限Cminに設定することが可能である。そして、この方法は終了する。
ステップS331へ戻って、ステップS321において、スモール・セルBS110Bは、CBW値Cが下限Cminよりも低くないと判定した場合には、ステップS335へ進む。
ステップS335においては、差異Dがしきい値と比較される。差異Dがしきい値を下回っている場合には、スモール・セルBS110Bは、ステップS340へ進む。
ステップS340において、スモール・セルBS110Bは、現在のCBW値CをCBW値150として設定し、CBW値を決定する方法は終了する。
ステップS335において、スモール・セルBS110Bは、差異Dがしきい値を下回っていないと判定した場合には、ステップS330へ戻り、ステップS330では、CBW値Cが再び低減される。一般には、CBWを低減させると、ボーダーUEの数を減少させ、インナーUEの数を増大させることになる。したがって、スモール・セルBS110Bは、差異Dがしきい値未満に低下するまで、またはCBW値Cが下限Cminに達するまで、ステップS330〜S335を継続的に実行することができる。
したがって、図2A、図2B、および図3を参照しながら上述した方法によれば、3GPP Release 10規格によって定義されているeICICスキームと同じまたは同様の干渉軽減スキームを実施するネットワークを含む異種ワイヤレス・ネットワークに関して、バイアスおよびCBWのための制御された、最適な、または望ましい値が決定されることが可能である。図2A、図2B、および図3を参照しながら上述した方法によって生成されるバイアス値およびCBW値は、インナーUEとボーダーUEとの間におけるバランスのとれた利用度を提供することによって、改善されたネットワーク・パフォーマンスをもたらすことができる。
例示的な実施形態について、このように説明しているが、それらの実施形態は、多くの点で変更されることが可能であるということは明らかであろう。そのような変更は、例示的な実施形態からの逸脱とみなされるべきではなく、すべてのそのような修正は、例示的な実施形態の範囲内に含まれるように意図されている。

Claims (17)

  1. マクロ・セル内のUEのためのワイヤレス・カバレッジを提供するスモール・セルと、前記マクロ・セルと、複数のユーザ機器(UE)とを含む異種ネットワークのためのバイアス・パラメータを決定する方法であって、
    前記スモール・セルの基地局で、前記マクロ・セルのローディング状態を判定するステップと、
    バイアス・パラメータを増分することにより、前記基地局で増分オペレーションを実行するステップであって前記バイアス・パラメータが、前記複数のUEが前記マクロ・セルから前記スモール・セルへハンド・オーバーされる傾向を制御するパラメータであるステップと、
    前記バイアス・パラメータを増分した後に、前記スモール・セルに接続されるUEの数が増大したかどうかを判定するステップと、
    前記バイアス・パラメータを増分した後に前記UEの数が増大したかどうかに基づいて前記マクロ・セルのローディング状態を判定するステップと、
    前記スモール・セルの前記基地局で、前記判定されたローディング状態に基づいて前記バイアス・パラメータを設定するステップとを含む方法。
  2. 前記判定するステップが、前記マクロ・セルの前記ローディング状態がハイ・ロード状態であるか、またはロー・ロード状態であるかを判定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ローディング状態がハイ・ロード状態である場合には、前記バイアス・パラメータを設定するステップが、所望の量のUEトラフィックが前記スモール・セルによってサポートされるまで前記バイアス・パラメータを徐々に増大させるステップを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ローディング状態がロー・ロード状態である場合には、前記バイアス・パラメータを設定するステップが、所望の量のUEトラフィックが前記スモール・セルによってサポートされるまで前記バイアス・パラメータを徐々に低減させるステップを含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記異種ネットワークは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)プロトコルに準拠し、enhanced inter cell interference coordination(eICIC)スキームを実施することが可能である、請求項1に記載の方法。
  6. 異種ネットワーク内に含まれているスモール・セルのためのセル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)を決定する方法であって、前記異種ネットワークが、マクロ・セルをさらに含み、前記スモール・セルが、前記マクロ・セルに対して下に置かれており、前記スモール・セルが、複数のアタッチされたUEを有しており、前記UEが、インナー・セルUEとボーダー・セルUEとに分けられる、方法において、
    前記スモール・セルの基地局で、前記インナー・セルUEおよび前記ボーダー・セルUEの利用度値に基づいて差異値を判定するステップと、
    前記差異値およびしきい値に基づいて前記CBWを調整するステップと
    前記CBWを上限CBWと下限CBWとの間における値として初期設定するステップと、
    前記基地局で、前記インナー・セルUEのリソース利用度に基づいてインナー利用度値を判定するステップと、
    前記基地局で、前記ボーダー・セルUEのリソース利用度に基づいてボーダー利用度値を判定するステップとを含み、
    前記差異値が、前記インナー利用度値および前記ボーダー利用度値に基づいて判定される方法。
  7. 前記CBWが、前記複数のアタッチされたUEのうちのUEがインナー・セルUEになるか、またはボーダー・セルUEになるかの傾向を制御するパラメータである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記差異値を判定するステップが前記インナー利用度値と前記ボーダー利用度値とを比較するステップと、
    前記インナー利用度値と前記ボーダー利用度値との差異を計算するステップと、
    前記計算された差異を前記差異値であると判定するステップとを含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記差異値が前記しきい値を上回っており、かつ前記インナー利用度が前記ボーダー利用度値よりも高いと前記基地局が判定した場合には、前記調整するステップが、前記差異値が前記しきい値よりも小さくなるまで、または前記CBWが前記上限CBWを超えるまで、前記CBWを増大させるステップを含み、
    前記差異値が前記しきい値を上回っており、かつ前記インナー利用度が前記ボーダー利用度値よりも低いと前記基地局が判定した場合には、前記調整するステップが、前記差異値が前記しきい値よりも小さくなるまで、または前記CBWが前記下限CBWよりも低くなるまで、前記CBWを低減させるステップを含む、
    請求項6に記載の方法。
  10. 前記CBWが前記上限CBWと前記下限CBWとの間にあって、かつ前記差異値が前記しきい値を下回っている場合には、前記CBWの調整を完了するステップと、
    前記CBWを前記上限CBWに等しくなるように調整し、そのCBWが前記上限CBWを上回る場合には、前記CBWの調整を完了するステップと、
    前記CBWを前記下限CBWに等しくなるように調整し、そのCBWが前記下限CBWを下回る場合には、前記CBWの調整を完了するステップとをさらに含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 前記差異値が前記しきい値を上回っており、かつ前記調整されたCBWが前記上限CBWよりも大きいかまたは前記下限CBWよりも小さいと前記基地局が判定した場合には、オールモスト・ブランク・サブフレーム(ABS)パターン・プロポーザルを判定し、そのABSパターン・プロポーザルを前記基地局から前記マクロ・セルへ送信するステップをさらに含む
    請求項9に記載の方法。
  12. 前記異種ネットワークは、ロング・ターム・エボリューション(LTE)プロトコルに準拠し、enhanced inter cell interference coordination(eICIC)スキームを実施することが可能である、請求項6に記載の方法。
  13. 通信ネットワーク内に含まれているスモール・セル内の1つまたは複数のユーザ機器(UE)のワイヤレス通信をサポートするためのネットワーク装置であって、前記ネットワークが、マクロ・セルをさらに含み、前記スモール・セルが、前記マクロ・セルに対して下に置かれる、装置において、
    データを受信するように構成されている受信機ユニットと、
    データを送信するように構成されている送信ユニットと、
    前記スモール・セルの特性に対応するパラメータを格納するように構成されているメモリ・ユニットと、
    前記送信ユニット、前記受信ユニット、および前記メモリ・ユニットに結合されており、前記ネットワーク内で使用するためのネットワーク・パラメータを決定することに関連付けられているオペレーションを制御するように構成されている処理ユニットとを含み、前記オペレーションが、
    (1)
    前記マクロ・セルのローディング状態を判定するステップと、
    前記ローディング状態に基づいてバイアス・パラメータを設定するステップと
    によって前記ネットワークのための前記バイアス・パラメータを決定すること、ならびに
    (2)
    前記スモール・セルのインナー・セルUEおよびボーダー・セルUEの利用度値に基づいて差異値を判定するステップと、
    前記差異値およびしきい値に基づいてセル・ボーダー・ウィンドウ(CBW)を調整するステップと
    によって前記スモール・セルのための前記CBWを決定すること
    のうちの少なくとも1つを含み、
    前記処理ユニットはさらに、
    前記CBWを上限CBWと下限CBWとの間における値として初期設定するステップと、
    前記インナー・セルUEのリソース利用度に基づいてインナー利用度値を判定するステップと、
    前記ボーダー・セルUEのリソース利用度に基づいてボーダー利用度値を判定するステップとを行うようにさらに構成され、
    前記差異値は、インナー利用度値およびアウター利用度値に基づいて判定される、ネットワーク装置。
  14. 前記オペレーションが前記バイアス・パラメータを含み、前記バイアス・パラメータが、前記1つまたは複数のUEが前記マクロ・セルから前記スモール・セルへハンド・オーバーされる傾向を制御するパラメータである、請求項13に記載のネットワーク装置。
  15. 前記オペレーションが前記バイアス・パラメータを決定することを含む場合に、前記ローディング状態を判定するステップは、マクロ・セルのローディング状態がオーバーロード状態であるか、ハイ・ロード状態であるか、またはロー・ロード状態であるかを判定するステップを含む、請求項14に記載のネットワーク装置。
  16. ローディング状態がオーバーロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、バイアス・パラメータを最大バイアス値レベルに設定するステップを含み、
    ローディング状態がハイ・ロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に増大させるステップを含み、
    ローディング状態がロー・ロード状態である場合には、バイアス・パラメータを設定するステップは、所望の数のUEがスモール・セルにアタッチされるまでバイアス・パラメータを徐々に低減させるステップを含む、請求項15に記載のネットワーク装置。
  17. 前記CBWが、前記複数のアタッチされたUEのうちのUEがインナーUEになるか、またはボーダーUEになるかの傾向を制御するパラメータである、請求項13に記載のネットワーク装置。
JP2016034964A 2011-08-18 2016-02-26 スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置 Expired - Fee Related JP6250082B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US13/212,807 US8737222B2 (en) 2011-08-18 2011-08-18 Method and apparatus for providing increased small cell resource utilization
US13/212,807 2011-08-18

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014526159A Division JP6023197B2 (ja) 2011-08-18 2012-08-15 スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016140080A JP2016140080A (ja) 2016-08-04
JP6250082B2 true JP6250082B2 (ja) 2017-12-20

Family

ID=46755127

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014526159A Expired - Fee Related JP6023197B2 (ja) 2011-08-18 2012-08-15 スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置
JP2016034964A Expired - Fee Related JP6250082B2 (ja) 2011-08-18 2016-02-26 スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014526159A Expired - Fee Related JP6023197B2 (ja) 2011-08-18 2012-08-15 スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8737222B2 (ja)
EP (2) EP2745564B1 (ja)
JP (2) JP6023197B2 (ja)
KR (1) KR101533267B1 (ja)
CN (2) CN106954239A (ja)
WO (1) WO2013025777A2 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9049730B2 (en) * 2011-11-14 2015-06-02 Qualcomm Incorporated Uplink data transmission with interference mitigation
US9386458B1 (en) * 2012-04-23 2016-07-05 Airhop Communications, Inc. Data offload using distributed network architectures
US9537624B2 (en) * 2012-09-13 2017-01-03 Nokia Solutions And Networks Oy Fast load balancing by cooperative scheduling for heterogeneous networks with eICIC
EP2996363A4 (en) * 2013-06-07 2016-05-11 Huawei Tech Co Ltd MEASUREMENT PARAMETER CONFIGURATION PROCEDURE, USER DEVICE AND DEVICE
EP2816832B1 (en) * 2013-06-21 2017-08-09 Alcatel Lucent Heterogeneous network
US9820297B2 (en) 2013-08-15 2017-11-14 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Small cell deployment scheduling
WO2015039295A1 (zh) * 2013-09-18 2015-03-26 华为技术有限公司 时域干扰协调方法及网络设备
KR102226464B1 (ko) * 2014-01-28 2021-03-11 삼성전자 주식회사 무선 통신 시스템에서 셀 간 부하 분산 및 간섭 완화를 위한 방법 및 장치
US11277779B2 (en) 2014-01-28 2022-03-15 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for applying resources in heterogeneous network system
TWI516142B (zh) 2014-05-22 2016-01-01 財團法人工業技術研究院 用以減少異常之細胞重選行爲之基地台及其方法
WO2015199585A1 (en) * 2014-06-23 2015-12-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Coordinated transmission method for unbalanced load
CN105992243B (zh) * 2015-01-27 2019-07-23 普天信息技术有限公司 异构网络的动态时域干扰协调方法及装置
US9692581B1 (en) * 2015-02-02 2017-06-27 Sprint Spectrum L.P. Systems and methods for load and interference coordination in a wireless communication network
US20180279228A1 (en) * 2015-10-01 2018-09-27 Nokia Solutions And Networks Oy Uplink Power Control in Heterogeneous Network Scenarios

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2454649B (en) * 2007-10-26 2012-05-30 Ubiquisys Ltd Cellular basestation
US8250207B2 (en) * 2009-01-28 2012-08-21 Headwater Partners I, Llc Network based ambient services
US9036518B2 (en) * 2009-03-17 2015-05-19 Nec Corporation Wireless base station apparatus, wireless communication system, wireless communication method, and program
KR20100119714A (ko) * 2009-05-01 2010-11-10 엘지전자 주식회사 팸토셀 접속 방법
JP2011061456A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Sharp Corp 通信システム、移動局装置および基地局装置
US8599751B2 (en) * 2009-09-14 2013-12-03 Samsung Electronics Co., Ltd. Clustered multi-cell multi-user multiple input multiple output communication system using cell-edge user selection scheme
GB2474503B (en) * 2009-10-19 2014-05-21 Ubiquisys Ltd Controlling mobility in cellular networks
JP5322906B2 (ja) * 2009-11-30 2013-10-23 三菱電機株式会社 基地局装置およびスケジューリング方法
KR101797491B1 (ko) * 2009-12-02 2017-11-15 엘지전자 주식회사 이종망을 지원하는 무선 통신 시스템에서 간섭 완화 방법 및 장치
WO2011136083A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 京セラ株式会社 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法
WO2012061224A1 (en) * 2010-11-05 2012-05-10 Interdigital Patent Holdings, Inc. Methods, apparatus and systems for applying almost blank subframe (abs) patterns
US9807633B2 (en) * 2010-11-05 2017-10-31 Google Technology Holdings LLC Configuring unscheduled periods to enable interference reduction in heterogeneous networks
US9838925B2 (en) * 2011-01-26 2017-12-05 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and a network node for determining an offset for selection of a cell of a first radio network node
CN102149114B (zh) * 2011-05-10 2013-12-11 北京邮电大学 毫微微基站网络控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR101533267B1 (ko) 2015-07-10
JP2016140080A (ja) 2016-08-04
CN103733684A (zh) 2014-04-16
WO2013025777A2 (en) 2013-02-21
EP2745564B1 (en) 2019-09-25
CN103733684B (zh) 2018-02-02
US8737222B2 (en) 2014-05-27
JP2014534653A (ja) 2014-12-18
EP3442271A1 (en) 2019-02-13
KR20140044391A (ko) 2014-04-14
CN106954239A (zh) 2017-07-14
EP2745564A2 (en) 2014-06-25
WO2013025777A3 (en) 2013-07-18
JP6023197B2 (ja) 2016-11-09
US20130044600A1 (en) 2013-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6250082B2 (ja) スモール・セル・リソース利用度の向上を提供するための方法および装置
US9288680B2 (en) Almost blank subframe duty cycle adaptation in heterogeneous networks
US11252671B2 (en) Power control method and apparatus
KR101744618B1 (ko) 셀 결합 바이어스 적용을 위한 자동화된 트리거들 및/또는 간섭 완화 기술들
EP3641478A1 (en) System message notification and sending method and apparatus
JP5584312B2 (ja) 移動通信システム、基地局、及び通信方法
KR20150089893A (ko) 무선 통신 시스템에서 셀 간 부하 분산 및 간섭 완화를 위한 방법 및 장치
JP2014523159A5 (ja)
JP5592702B2 (ja) 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法
CN111988820B (zh) 小区重选控制方法及装置
KR20140000052A (ko) 펨토 기지국의 부하 관리 장치 및 그 방법
EP2534892B1 (en) Power saving method and device for a cellular radio system
EP2979488B1 (en) Method for initiating handover, wireless device and base station
JP2008306674A (ja) Mbmsサービスを提供する移動通信システム、方法、プログラム及び無線ネットワーク制御装置
JP2015192252A (ja) 移動通信システム、通信制御装置、省電力制御方法およびプログラム
KR101658884B1 (ko) 기지국의 전송범위 확장 방법 및 이를 이용한 기지국 장치
CN110475318B (zh) 基站节能模式转换方法和网络侧设备
JP2017532891A (ja) 干渉調整処理方法及び装置
EP2836004A1 (en) Methods and apparatuses for determining a policy for reporting a cell performance indicator
WO2011039066A1 (en) Method for adaptation of resources in a radio communication system, network node, and radio communication system thereof
Rapiei et al. Handover mechanism in dynamic load balancing for LTE systems
WO2023043346A1 (en) Network node, and method performed in a wireless communications network
WO2023213405A1 (en) Radio access network (ran) cell sleep management

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170704

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6250082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees