JP6244352B2 - 多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣 - Google Patents

多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣 Download PDF

Info

Publication number
JP6244352B2
JP6244352B2 JP2015510037A JP2015510037A JP6244352B2 JP 6244352 B2 JP6244352 B2 JP 6244352B2 JP 2015510037 A JP2015510037 A JP 2015510037A JP 2015510037 A JP2015510037 A JP 2015510037A JP 6244352 B2 JP6244352 B2 JP 6244352B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multilayer structure
layer
pressure water
pressure
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015510037A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014162961A1 (ja
Inventor
渡邊 学
学 渡邊
茂義 渡邊
茂義 渡邊
Original Assignee
株式会社ト−ヨ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ト−ヨ filed Critical 株式会社ト−ヨ
Publication of JPWO2014162961A1 publication Critical patent/JPWO2014162961A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6244352B2 publication Critical patent/JP6244352B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
    • B32B5/02Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by structural features of a fibrous or filamentary layer
    • B32B5/026Knitted fabric
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D31/00Materials specially adapted for outerwear
    • A41D31/04Materials specially adapted for outerwear characterised by special function or use
    • A41D31/24Resistant to mechanical stress, e.g. pierce-proof
    • A41D31/245Resistant to mechanical stress, e.g. pierce-proof using layered materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B5/00Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts
    • B32B5/22Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed
    • B32B5/24Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed one layer being a fibrous or filamentary layer
    • B32B5/26Layered products characterised by the non- homogeneity or physical structure, i.e. comprising a fibrous, filamentary, particulate or foam layer; Layered products characterised by having a layer differing constitutionally or physically in different parts characterised by the presence of two or more layers which are next to each other and are fibrous, filamentary, formed of particles or foamed one layer being a fibrous or filamentary layer another layer next to it also being fibrous or filamentary
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2250/00Layers arrangement
    • B32B2250/20All layers being fibrous or filamentary
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/50Properties of the layers or laminate having particular mechanical properties
    • B32B2307/558Impact strength, toughness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/50Properties of the layers or laminate having particular mechanical properties
    • B32B2307/56Damping, energy absorption
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2437/00Clothing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Knitting Of Fabric (AREA)
  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)

Description

本発明は、多層構造体、多層構造体ユニットに関し、特にノズルから身体へ噴射された高圧水を遮断する多層構造体、多層構造体ユニット、及びこれらを用いた防護衣に関するものである。
従来より、ノズルから身体へ噴射された高圧水を遮断する多層構造体が知られている。そして、これらの多層構造体の中には、特許文献1に示すように、ジェット洗浄用防護強化服に使用されるものがある。
特許文献1の多層構造体は、雨合羽生地と雨合羽生地との間に高強度ニット生地を挟んで一体化したものである。このように、雨合羽生地間に高強度ニット生地を挟むことにより、多層構造体の耐圧力を高めている。
これにより、作業者が、洗浄作業中に誤って高圧水の高圧ノズルを自分の方へ向けてしまった場合であっても、この高圧ノズルから作業者へ向かう高圧水をジェット洗浄用防護強化服の多層構造体で遮断することにより、作業者を高圧水から守ることが可能となる。
実用新案登録第3151155号公報
しかしながら、高圧水による作業は、例えば石油、石油化学工場等のタンクの洗浄作業、プラントメンテナンス等の洗浄作業だけでなく、道路、橋、トンネル又はビル等のコンクリ−トのハツリ作業、コンクリートの解体切断作業にも及んでいる。切断作業時の高圧水の圧力は、洗浄作業時の高圧水の圧力の2倍以上になることもある。このことから、従来の多層構造体では、耐圧力が不足し、作業者を安全に防護できないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、身体へ向かう高圧水を遮断する防護衣に用いられる多層構造体であって、従来よりも耐圧性能を向上させることにある。
第1の発明は、ノズル(30)と身体との間に位置し、ノズル(30)から身体へ噴射された高圧水を遮断する多層構造体であって、前記高圧水の衝撃を繊維の伸長により吸収するニット製の衝撃吸収層(5)と、前記衝撃吸収層(5)よりも身体側に位置し、前記衝撃吸収層(5)の繊維が破断するのを防止する布帛製の破断防止層(10)と、前記破断防止層(10)よりも身体側に位置し、前記衝撃吸収層(5)及び前記破断防止層(10)の繊維間を通過した前記高圧水が身体側へ漏れ出すのを防止する防水層(15)とを含んでいる。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記衝撃吸収層(5)は、前記破断防止層(10)よりも伸び率が高い。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記破断防止層(10)は、前記衝撃吸収層(5)よりも引張強さが高い。
また、第4の発明は、第1から第3の何れか1つの発明において、前記衝撃吸収層(5)は、前記破断防止層(10)の繊維よりも伸び率の高いポリエチレン繊維によって編み上げられている。
また、第5の発明は、第1から第4の何れか1つの発明において、前記防水層(15)は、透湿性を有する。
また、第6の発明は、第1から第5の何れか1つの発明の多層構造体が厚さ方向に複数重ねられている多層構造体ユニットである。
また、第7の発明は、第6の発明において、複数の衝撃吸収層(5)のうち最もノズル側に位置する衝撃吸収層(5)の厚みが、他の衝撃吸収層(5)の厚みに比べて厚い。
また、第8の発明は、身体に着用する防護衣が前提である。そして、この防護衣は、第1から第5の何れか1つの発明の多層構造体、または第6又は第7の発明の多層構造体ユニットを備えている。
本発明によれば、従来の多層構造体よりも耐圧性能を向上させることができる。本発明の多層構造体の衝撃吸収層はニット製であり、繊維をループ状に連鎖させて編み上げられているため、例えば布帛製のものに比べて繊維が伸長しやすく、弾力性に富んでいる。高圧水が多層構造体に衝突すると、その衝突部分の衝撃吸収層が凹んで繊維が伸長することにより、高圧水の衝撃を衝撃吸収層に吸収させることができる。これにより、破断防止層及び防水層に対する高圧水の衝撃を弱めることによって、多層構造体の耐圧性能を従来に比べて向上させることができる。ここで、衝撃吸収層の繊維の伸長によって繊維間に微小な隙間が形成される。高圧水は、この微小な隙間を減圧しながら通過した後に破断防止層へ向かう。高圧水が減圧することにより、破断防止層及び防水層に対する高圧水の衝撃を弱めることができる。
破断防止層は、布帛製であり、繊維が縦方向と横方向に交差するように織られているため、ニット製のものに比べて伸びにくい反面、強固である。衝撃吸収層よりも身体側に破断防止層を配することにより、衝撃吸収層の繊維が伸びきって破断するのを防止することができる。これにより、多層構造体の耐圧性能を従来に比べて向上させることができる。
高圧水の噴射圧が高くなればなるほど、多層構造体に生ずる衝撃が大きくなるため、衝撃吸収層ほどではないが破断防止層が凹んで繊維が伸長することがある。この場合において、衝撃吸収層と同じように、破断防止層の繊維間に微小な隙間が生じる。衝撃吸収層を通過した高圧水は、破断防止層の微小隙間を減圧しながら通過する。高圧水が減圧することにより、防水層に対する高圧水の衝撃を弱めることができる。
また、高圧水の噴射圧が高くなると、高圧水が衝撃吸収層及び破断防止層の微小な空隙を通過してしまうが、破断防止層よりも身体側に防水層を配することにより、高圧水が身体側へ漏れ出すのを防止することができる。
また、上述したように、多層構造体に衝突した高圧水は、衝撃吸収層及び破断防止層の繊維間を通過する際に減圧され、その減圧された状態で防水層に達するため、防水層に対する高圧水の衝撃力は、衝撃吸収層及び破断防止層ほど高くない。例えば、防水層を、衝撃吸収層及び破断防止層の繊維に比べて引張強さの低い材料で形成することにより、多層構造体の軽量化及びコストダウンを図ることが可能である。
また、本発明の多層構造体を防護衣に使用することにより、従来の防護衣よりも耐圧性能を向上させることができる。
本発明の一実施形態の三層構造の多層構造体と身体と高圧ノズルとの位置関係を示す図であり、多層構造体は縦断面を示す図である。 本発明の一実施形態の多層構造体の繊維の概略構造を示す図であり、(a)は衝撃吸収層を示し、(b)は破断防止層を示している。 本発明の一実施形態の多層構造体が高圧水を遮断する仕組みを示す概略図である。 本発明の一実施形態の五層構造の多層構造体と身体と高圧ノズルとの位置関係を示す図であり、多層構造体は縦断面を示す図である。 多層構造体を使用した防護衣の一例の正面図である。 多層構造体を使用したベストの一例の横断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(多層構造体)
本発明の実施形態に係る多層構造体(1)は、図1に示すように、高圧ノズル(30)から身体へ向かって、衝撃吸収層としての超高分子量ポリエチレン製のダブルニット(5)、破断防止層としてのナイロン製のタフタ(10)、及び防水層としての透湿撥水ナイロン織物(15)の順で積層されてなる。
超高分子量ポリエチレン製のダブルニット(5)は、図2(a)に示すように、互いにループ状に連鎖した表側と裏側の繊維をこれらの繊維と異なる繊維で編み込んだものである。例えば、スムース編であってもよい。繊維がループ状に連鎖しているので、例えば布帛製のものに比べて繊維が伸長しやすく、弾力性に富んでいる。高圧水がダブルニット(5)の表面に衝突すると、その衝突部分が凹んで繊維が伸長する。これにより、高圧水の衝撃をダブルニット(5)に吸収させることができる。また、ダブルニット(5)の超高分子量ポリエチレン繊維は、タフタ(10)のナイロン繊維よりも伸び率が高い。これにより、ダブルニット(5)がさらに伸長しやすくなり、ダブルニット(5)の衝撃吸収力をより一層向上させることができる。
尚、衝撃吸収層は、ダブルニット(5)に限定されず、シングルニットでもよいし、ループ状に連鎖した3つ以上の繊維をこれらと異なる繊維で編み込むようにしてもよい。この場合であっても、高圧水の衝撃を衝撃吸収層に吸収させることができる。
ナイロン製のタフタ(10)は、図2(b)に示すように、繊維が縦方向と横方向に交差するように織られている。タフタ(10)とは、平織りの密な布帛のことである。このタフタ(10)は、ニットに比べて伸びにくく、強固である。ダブルニット(5)の片面にタフタ(10)を貼り付けることにより、ダブルニット(5)の繊維が伸びきって破断するのを防ぐことができる。
尚、破断防止層は、平織りのものに限定されず、例えば、綾織り、朱子織りのものであってもよい。これらの場合であっても、ダブルニット(5)の繊維が伸びきって破断するのを防ぐことができる。
透湿撥水ナイロン織物は、平織である。また、透湿撥水ナイロン織物は、透湿防水ラミネートで覆われている。尚、透湿撥水ナイロン織物は、平織に限定されるものではない。
(多層構造体の耐圧性能が向上する理由)
次に、上述した多層構造体(1)の耐圧性能が向上する理由について説明する。
図3に示すように、高圧水がダブルニット(5)の表面に衝突すると、その衝突した部分の繊維が伸びて凹む。凹むことにより、高圧水の衝撃がダブルニット(5)に吸収される。これにより、タフタ(10)及び透湿撥水ナイロン織物(15)へ作用する高圧水の衝撃力が緩和され、多層構造体(1)の耐圧性能を従来よりも向上させることができる。また、ダブルニット(5)の裏面にはナイロン製のタフタ(10)が貼り付けられているので、ダブルニット(5)が伸びきって破断することがない。これにより、多層構造体(1)の耐圧性能を従来よりも向上させることができる。
また、この凹んだ部分は繊維が伸びることによって微小な隙間が生じ、高圧水がその隙間を減圧しながら通過する。その後、高圧水はナイロン製のタフタ(10)に衝突する。この衝突した部分の繊維が伸びて凹む。凹んだ部分は繊維が伸びることによって、微小な隙間が生じ、高圧水がその隙間を減圧しながら通過する。ナイロン製のタフタ(10)を通過した高圧水は、透湿撥水ナイロン織物(15)によって遮られる。これにより、高圧水が身体側へ漏れ出すのを防止する。
尚、本実施形態では、防水層として透湿撥水ナイロン織物(15)を用いたがこれに限定されず、例えば透湿フィルムであってもよい。この場合であっても、ナイロン製のタフタ(10)を通過した高圧水が身体側へ漏れ出すのを防止することができる。
(他の実施形態)
また、本実施形態の多層構造体(1)は、ダブルニット(5)とタフタ(10)と透湿撥水ナイロン織物(15)とを積層した三層構造であるが、これに限定されず、例えばタフタ(10)と透湿撥水ナイロン織物(15)との間にタッサ(16)を挟んだ四層構造にしてもよい。ここで、タッサ(16)は、縦糸よりも太い横糸を用いて平織りにし、粗い横畝のある編み地である。タッサ(16)は、丈夫で耐久性に優れているため、高圧水の衝撃でタフタ(10)が破断するのを防ぐことができる。タッサ(16)は、多層構造体(1)の軽量化の観点からナイロン製のものが好ましい。
また、例えば透湿撥水ナイロン織物(15)の裏面にトリコット(17)を貼りつけて四層構造にしてもよい。トリコット(17)は、縦メリアスといわれる細い畝のある編み地である。トリコット(17)は、弾力性、伸縮性、及び通気性に優れ、肌着等に用いられるものである。このトリコット(17)を用いることにより、多層構造体(1)の防護衣を身につけたときの肌触りをよくすることができる。トリコット(17)は、多層構造体(1)の軽量化の観点からナイロン製のものが好ましい。
また、本実施形態の多層構造体は、図4に示すように、ダブルニット(5)、タフタ(10)、タッサ(16)、透湿撥水ナイロン織物(15)及びトリコット(17)の順で積層した五層構造のものであってもよい。
また、上述した実施形態とは異なる他の実施形態として、複数のダブルニット(5)と、各ダブルニット(5)よりも身体側に各々が位置する複数のタフタ(10)と、最も身体側に位置する透湿撥水ナイロン織物(15)とを備えた多層構造体であってもよい。このように、ダブルニット(5)及びタフタ(10)の組を厚さ方向へ複数重ね合わせることにより、耐圧性能を向上させることができる。
また、上述したこれらの多層構造体を厚さ方向へ複数重ね合わせて多層構造体ユニットを形成することにより、高圧水に対する耐圧性能を向上させるようにしてもよい。この場合において、多層構造体ユニットの最もノズル側に位置するダブルニット(5)の厚みを他のダブルニット(5)に比べて厚くするのが好ましい。これにより、さらに耐圧性能を向上させることができる。
(防護衣)
次に、上述した多層構造体(1)を使用した防護衣(40)ついて説明する。この防護衣(40)は、高圧水を用いて作業する作業者が着用するものである。作業者は、図5に示すように、本発明の防護衣(40)としての頭巾(41)、ベスト(42)、アームカバー(43)、手袋(44)、ズボン(45)及び脚絆(46)を着用して作業を行う。本発明の多層構造体(1)は、各防護衣(40)の前面のみに使用されている。この理由は、作業者が高圧ノズル(30)を手に持って作業する場合には、作業者の前面に高圧水が当たる可能性が高く、作業者の背中に高圧水が当たりにくいからである。このように、防護衣(40)の前面のみに多層構造体(1)を使用することにより防護衣(40)の軽量化、作業者の動きやすさの向上、及び作業者の快適性の向上を図っている。以下、これらの防護衣(40)のうちベスト(42)を代表例として説明する。
このベスト(42)は、図6に示すように、表生地(50)と裏生地(51)と多層構造体(1)とを備えている。そして、表生地(50)の裏側に多層構造体(1)が縫い付けられている。この多層構造体(1)は、超高分子量ポリエチレン製のダブルニット(5)、ナイロン製のタフタ(10)、ナイロン製のタッサ(16)、透湿撥水ナイロン織物(15)、及びナイロン製のトリコット(17)の五層構造のものである。この五層構造の多層構造体(1)は、ダブルニット(5)が外側でトリコット(17)が内側になるように表生地(50)に縫い付けられている。ベスト(42)の表生地(50)は、反射材(47)が貼り付けやすい素材で形成されている。ベスト(42)の胸の部分に反射材(47)を貼り付けることにより、暗所にいる作業者を確実に視認することができる(図5を参照)。
尚、防護衣(40)の上着は、ベスト(42)に限定されず袖付きのものであってもよい。また、防護衣(40)のズボン(45)は実施形態のものに限定されず、吊りズボンであってもよい。
また、本発明の防護衣(40)には、多層構造体(1)を使用した防護エプロンが含まれる。作業者は、ベスト(42)とズボンの外側に重なるように防護エプロンを着用することにより、作業者の前面を2つの多層構造体(1)が保護する。このように、複数の多層構造体(1)を厚さ方向に重ね合わせることにより、作業者を高圧水から確実に防護することができる。尚、作業者が、多層構造体(1)を使用した防護衣(40)を重ね着することにより、3つ以上の多層構造体(1)で保護するようにしてもよい。
(多層構造体の耐圧試験)
次に、高圧水噴射による多層構造体(1)の耐圧試験について説明する。
この耐圧試験では、直射型の高圧ノズル(30)が使用される。直射型のものは、放射型のものに比べて高圧水が拡散しないので、高圧水の衝撃力が強く、耐圧試験をより厳しい条件で行うことが可能となる。また、現在のプラントメンテナンスで使用される高圧ノズルは、人体に当たったときの危険度が大きい直射型のものが主流であることから、耐圧試験では、直射型の高圧ノズル(30)を使用した。
この直射型の高圧ノズル(30)は、そのノズル孔が多層構造体(1)の面方向に直交する状態で設置される(図1を参照)。そして、この耐圧試験は、このノズル孔から多層構造体(1)の表側へ向かって高圧水を噴射させながら高圧ノズル(30)を面方向に沿って移動させることにより行われる。
また、この耐圧試験は、高圧ノズル(30)の水圧、高圧ノズル(30)の穴径、高圧ノズル(30)の移動速度、及び高圧ノズル(30)と多層構造体(1)との対向距離を適宜変更して行われた。尚、高圧ノズル(30)に接続される水ホースの内径は9.5mmである。
この耐圧試験では、身体に見立てたセルラー材(20)が多層構造体(1)の裏面に設置されている(図1を参照)。高圧水を多層構造体(1)に当てた後、セルラー材(20)の傷の有無を確認することによって多層構造体(1)の耐圧評価を行う。
(多層構造体の実施例)
次に、多層構造体(1)の実施例について説明する。尚、本発明は、後述する実施例に限定されるものではない。
後述する全ての実施例は、衝撃吸収層としてのダイニーマ(登録商標)製のダブルニット(5)、破断防止層としての66ナイロン製のタフタ(10)、及び防水層としてのナイロン製の透湿撥水織物(15)を備えている。
ダイニーマ(登録商標)は品番SK71、タフタ(10)の66ナイロンは品番#5283、透湿撥水ナイロン織物(15)のナイロンは品番HB81を使用している。ダイニーマ(登録商標)製のダブルニット(5)の性能表を表1に示し、66ナイロン製のタフタ(10)及びナイロン製の透湿撥水ナイロン織物(15)の性能表を表2に示す。
表1及び表2からわかるように、ダイニーマ製のダブルニット(5)は、66ナイロン製のタフタ(10)及びナイロン製の透湿撥水ナイロン織物(15)よりも、伸び率が大きい。ダブルニット(5)の伸び率は、タフタ(10)の伸び率の3倍以上である。これにより、多層構造体(1)に衝突した高圧水の衝撃が確実に吸収される。また、タフタ(10)は、ダブルニット(5)よりも引張強さが強い。タフタ(10)の引張強さは、ダブルニット(5)の引張強さの1.3倍以上である。これにより、高圧水が多層構造体(1)に衝突したときにダブルニット(5)が破断するのを確実に防ぐことができる。尚、引張強さ及び伸び率に関し、ダブルニット(5)とタフタ(10)との間で試験方法が異なるが、これは、編物と織物との違いによるものであり、ダブルニット(5)とタフタ(10)との性能を比較する上では、問題がないと考える。
(実施例1−1〜1−3)
実施例1−1の多層構造体(1)は、表側から裏側へ向かってダブルニット(5)、タフタ(10)及び透湿撥水ナイロン織物(15)の順でこれらを1枚ずつ積層した三層構造のものである。透湿撥水ナイロン織物(15)の厚みが0.29mmである。タフタ(10)の厚みが0.5〜0.6mmである。ダブルニット(5)の厚みが1.38〜1.40mmである。また、透湿撥水ナイロン織物(15)の目付が152〜153.9g/mである。タフタ(10)の目付が380〜386.5g/mである。ダブルニット(5)の目付が774±38g/mである。
タフタ(10)とダブルニット(5)との厚みの比は、タフタ(10):ダブルニット(5)=1:(2.3〜2.8)である。また、タフタ(10)とダブルニット(5)との目付の比は、タフタ(10):ダブルニット(5)=1:(1.9〜2.1)である。
実施例1−2は、実施例1−1の多層構造体(1)を厚さ方向に2枚重ね合わせた多層構造体ユニットである。実施例1−3は、実施例1−1の多層構造体(1)を厚さ方向に3枚重ね合わせた多層構造体ユニットである。
(実施例2−1〜2−3)
実施例2−1の多層構造体は、実施例1−1のものとは違い、透湿撥水ナイロン織物(15)が2枚重ねになっている。つまり、実施例2−1の透湿撥水ナイロン織物(15)は、実施例1−1の透湿撥水ナイロン織物(15)に比べて実質的に2倍の厚みがある。実施例2−1のダブルニット(5)及びタフタ(10)は、実施例1−1のダブルニット(5)及びタフタ(10)と同じ厚みである。実施例2−2は、実施例2−1の多層構造体(1)を厚さ方向に2枚重ね合わせた多層構造体ユニットである。実施例2−3は、実施例2−1の多層構造体を厚さ方向に3枚重ね合わせた多層構造体ユニットである。
ここで、実施例2−1では、透湿撥水ナイロン織物(15)を2枚重ねることによって、その厚みを実質的に2倍にしたが、これに限定されず、この2倍の厚みに相当する厚みを有する1枚の透湿撥水ナイロン織物(15)を用いて、実施例2−1の多層構造体を構成してもよい。
(実施例3)
実施例3の多層構造体ユニットは、実施例2−1の多層構造体を厚さ方向に3枚重ね、その3枚重ねのものの最も表側のダブルニット(5)の表側にさらにダブルニット(5)を1枚重ね合わせたものである。つまり、最もノズル側にあるダブルニット(5)の厚みが、他のダブルニット(5)の厚みに比べて実質的に2倍になっている。
尚、実施例3では、ダブルニット(5)を2枚重ねることによって、その厚みを実質的に2倍にしたが、これに限定されず、この2倍の厚みに相当する厚みを有する1枚のダブルニット(5)を用いて、実施例3の多層構造体ユニットを構成してもよい。
上述の実施例の耐圧試験結果を表3に示す。

ここで、ノズル径とは、直射型の高圧ノズル(30)のノズル径である。対向距離とは、高圧ノズル(30)から多層構造体までの距離のことである。ノズル移動速度とは、高圧ノズル(30)の移動速度のことである。尚、実施例1−1におけるノズル径(1.5mm)、対向距離(10cm)、及びノズル移動速度(0.5m/s)を基本条件とする。この耐圧試験は、高圧ノズルの水圧を40Mpa〜100MPaの間で適宜に決定して行われた。
また、表3に示す判定結果は、高圧水による傷がセルラー材(20)になければ○であり、高圧水による傷がセルラー材(20)に少しでもあれば×である。
表3からわかるように、実施例1−1の積層構造体は、上述の基準条件において40Mpaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷がなかった(表3のNo1を参照)。また、この多層構造体を2枚重ねた場合(実施例1−2)、上述の基準条件において60MPaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷がなかった(表3のNo2を参照)。さらに、この多層構造体を3枚重ねた場合(実施例1−3)、上述の基準条件において70MPaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷がなかった(表3のNo3を参照)。このように、積層構造体を重ね合わせることによって、多層構造体ユニットの耐圧を向上させることができる。
また、実施例2−1の積層構造体が1枚の場合、上述の基準条件では、40Mpaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷がなかったが、50Mpaの高圧水を当てるとセルラー材(20)に小さな傷痕が残った(表3のNo4を参照)。また、ノズル移動速度を上述の基準条件の0.5m/sから1.0m/sへ速くしても、小さな傷痕がセルラー材(20)に残った(表3のNo5を参照)。
また、実施例2−1の積層構造体が1枚の場合、ノズル移動速度を上述の基準条件の0.5m/sから1.5m/sへ速くしても、60Mpaの高圧水による小さな傷痕がセルラー材(20)に残った(表3のNo6を参照)が、対向距離を基準条件の10cmから20cm以上にすると、60Mpaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷は見られなかった(表3のNo7〜No10を参照)。
また、実施例2−1の積層構造体を2枚重ねた場合(実施例2−2)、上述の基準条件において70MPaの高圧水を当てるとセルラー材(20)に小さな傷痕が残った(表3のNo11を参照)。ノズル移動速度を上述の基準条件の0.5m/sから1.0m/sへ速くすれば、70MPaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷はなかった(表3のNo12を参照)。
また、実施例2−1の積層構造体を3枚重ねた場合(実施例2−3)、上述の基準条件において70MPaの高圧水を当てても、セルラー材(20)に損傷はなかった(表3のNo13を参照)。また、ノズル径を基準条件の1.5mmから1.0mmへ変更した場合でも、70MPaの高圧水によるセルラー材(20)の損傷は見られなかった(表3のNo14を参照)。
実施例3に示すように、実施例2−1の積層構造体を3枚重ね且つ最も外側にあるダブルニット(5)の厚みを厚くすることによって、100Mpaの水圧にも耐えることが可能となる。
以上、説明したように、本発明は、多層構造体に関し、特にノズルから身体へ噴射された高圧水を遮断する多層構造体、及びこれを用いた防護衣について有用である。
1 多層構造体
5 ダブルニット(衝撃吸収層)
10 タフタ(破断防止層)
15 透湿撥水ナイロン織物(防水層)
16 タッサ
17 トリコット
30 高圧ノズル(ノズル)
40 防護衣
41 上着
42 ベスト
43 アームカバー
44 手袋
45 ズボン
46 脚絆

Claims (7)

  1. ノズル(30)と身体との間に位置し、ノズル(30)から身体へ噴射された高圧水を遮断する多層構造体であって、
    前記高圧水の衝撃を繊維の伸長により吸収する超高分子量ポリエチレン繊維製のダブルニットの衝撃吸収層(5)と、
    前記衝撃吸収層(5)よりも身体側に位置し、前記衝撃吸収層(5)の繊維が破断するのを防止する布帛製の破断防止層(10)と、
    前記破断防止層(10)よりも身体側に位置し、前記衝撃吸収層(5)及び前記破断防止層(10)の繊維間を通過した前記高圧水が身体側へ漏れ出すのを防止する防水層(15)と、
    を含んでいることを特徴とする多層構造体。
  2. 前記衝撃吸収層(5)は、前記破断防止層(10)よりも伸び率が高いことを特徴とする、請求項1に記載の多層構造体。
  3. 前記破断防止層(10)は、前記衝撃吸収層(5)よりも引張強さが高いことを特徴とする、請求項1又は2に記載の多層構造体。
  4. 前記防水層(15)は、透湿性を有することを特徴とする、請求項1から3の何れか1つに記載の多層構造体。
  5. 請求項1から4の何れか1つに記載の多層構造体が厚さ方向に複数重ねられていることを特徴とする多層構造体ユニット。
  6. 複数の衝撃吸収層(5)のうち最もノズル側に位置する衝撃吸収層(5)の厚みが、他の衝撃吸収層(5)の厚みに比べて厚いことを特徴とする、請求項に記載の多層構造体ユニット。
  7. 身体に着用する防護衣であって、
    請求項1から4の何れか1つに記載の多層構造体、または請求項5又は6に記載の多層構造体ユニットを備えていることを特徴とする防護衣。
JP2015510037A 2013-04-05 2014-03-27 多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣 Active JP6244352B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013079395 2013-04-05
JP2013079395 2013-04-05
PCT/JP2014/058731 WO2014162961A1 (ja) 2013-04-05 2014-03-27 多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014162961A1 JPWO2014162961A1 (ja) 2017-02-16
JP6244352B2 true JP6244352B2 (ja) 2017-12-06

Family

ID=51658259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015510037A Active JP6244352B2 (ja) 2013-04-05 2014-03-27 多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6244352B2 (ja)
WO (1) WO2014162961A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109645587A (zh) * 2017-10-10 2019-04-19 天津市金涛装具有限公司 一种分体式高压水射流工作防护服
JP7357280B2 (ja) 2019-12-23 2023-10-06 国立大学法人愛媛大学 防護服用の構造体

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525879Y2 (ja) * 1988-04-25 1993-06-30
US6266818B1 (en) * 1998-10-26 2001-07-31 Warwick Mills Inc Penetration resistant garment
JP3932333B2 (ja) * 2002-04-26 2007-06-20 章 高津 防護用補強芯材及びこれを用いた防護用衣料
JP2006063506A (ja) * 2004-07-29 2006-03-09 Toyo:Kk 防護具
JP5363145B2 (ja) * 2009-03-04 2013-12-11 帝人フロンティア株式会社 透湿防水性布帛および繊維製品
JP3151155U (ja) * 2009-03-31 2009-06-11 株式会社ト−ヨ ジェット洗浄用防護強化服
JP5669181B2 (ja) * 2010-10-12 2015-02-12 株式会社スギノマシン ウォータジェット作業用プロテクタ
JP5602040B2 (ja) * 2011-02-03 2014-10-08 ミツカワ株式会社 積層体布帛

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014162961A1 (ja) 2014-10-09
JPWO2014162961A1 (ja) 2017-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102350902B1 (ko) 3차원(3d) 편직물 및 이의 제조 방법
JP6244352B2 (ja) 多層構造体、多層構造体ユニット及びこれらを用いた防護衣
CN205119941U (zh) 高强纤维防护间隔织物及其制成的服装
AU2011307366B2 (en) Cut resistant garment
US20150059045A1 (en) Multilayer Lining Fabric with Improved Properties and Clothes Comprising Same
AU2007202978A1 (en) Protective clothing
CN211483058U (zh) 一种耐切割防链锯工作裤
RU2439220C1 (ru) Многослойный пакет текстильных материалов, обеспечивающий защиту от воздействия цепной пилой
EP2873336B1 (en) Adjustable cut resistant protective garment and kit therefore
JP6021154B2 (ja) 高圧噴射水流に対するプロテクター
CN214340231U (zh) 一种配备安全气囊的劳保用品
CN210017952U (zh) 用于扫雷防护服的防护衬
KR20210072637A (ko) para-aramid 섬유 소재로 만들어진 낭심 보호 속옷
JP7357280B2 (ja) 防護服用の構造体
JP2004244741A (ja) チェーンソー用耐切創衣服
KR20200073882A (ko) para-aramid 섬유 소재로 만들어진 낭심 보호 속옷
US20040152382A1 (en) Protective garment
RU99139U1 (ru) Многослойный пакет текстильных материалов, обеспечивающий защиту от воздействий цепной пилой
CN205106436U (zh) 一种新型超级多功能防护服装
JP2022106015A (ja) 墜落制止用器具のハーネス
BRPI0704323B1 (pt) aperfeiçoamentos introduzidos em traje de segurança e capa protetora para serviços com hidrojateamento.
CZ2006726A3 (cs) Chránic tela, predevším pro balistickou ochranu
ITMI20090863A1 (it) Indumento antiproiettile ed antilama, e struttura protettiva in materiale tessile multistrato
CZ17138U1 (cs) Chránič těla, především pro balistickou ochranu

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6244352

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250