JP6244292B2 - 咀嚼検知システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Description
第1の態様は、メガネ型装着具に、利用者の咀嚼動作に伴う耳周辺部の動きを計測する動きセンサおよび当該耳周辺部に伝わる咀嚼動作音を計測する音センサを取着または内設する。そして、上記動きセンサにより計測された動き、および上記音センサにより計測された咀嚼動作音を、咀嚼動作モデルに基づいて予め設定された判定ルールと比較することで上記利用者の咀嚼動作を判定し、当該咀嚼動作の判定結果を表す情報を出力するようにしたものである。
さらに第1の実施形態は、上記咀嚼動作を判定する際に、上記動きセンサにより計測された動きの大きさが上記判定ルールにより定義された第1のしきい値以上で、かつ上記音センサにより計測された咀嚼動作音の大きさが上記判定ルールにより定義された第2のしきい値未満であり、さらに上記動きセンサにより計測された動きの周期または上記音センサにより計測された咀嚼動作音の周期が上記判定ルールにより定義された範囲内にある場合に、上記利用者が咀嚼動作を行っていると判定するようにしたものである。
このため、単一のセンサに頼っていた従来技術に比べ、咀嚼動作を発話等の他の動作と区別してより高い精度で判定することが可能となる。
[一実施形態]
(構成)
図1はこの発明の一実施形態に係る咀嚼検知システムの全体構成を示す図である。本実施形態の咀嚼検知システムは、メガネ型装着具1の左右のつる1R,1Lに取着されるセンサユニット2R,2Lと、これらのセンサユニット2R,2Lに対し有線または無線により接続される情報処理端末4と、この情報処理端末4との間で通信ネットワーク6を介して通信が可能なサービスサーバ5とから構成される。
センサユニット2R,2Lは、板状をなす筐体内に図2に示すように動きセンサ21と、音センサ22と、通信部23を収容し、音センサ22に音ピックアップ3R,3Lを接続したものである。筐体には、クリップ、結束バンドまたは筒体からなる取着部が設けられ、センサユニット2R,2Lはこの取着部により上記メガネ型装着具1の左右のつる1R,1Lに着脱可能に取着される。なお、取着部は上記クリップ、結束バンドまたは筒体を用いるものに限定されるものではなく、粘着テープや紐などを用いてもよい。
情報処理端末4は、例えばウェアラブル端末またはスマートホンのように利用者が常時装着または所持することが可能な端末であり、例えば次のように機能を備えている。図4はその機能構成を示すブロック図である。
サービスサーバ5は例えばWebサーバまたはクラウドコンピュータからなり、次のように機能を備えている。図3はその機能構成を示すブロック図である。
すなわちサービスサーバ5は、制御ユニット51と、記憶ユニット52と、通信インタフェースユニット53を備えている。このうち通信インタフェースユニット53は、制御ユニット51の制御の下、上記情報処理端末4との間で通信ネットワーク6を介して更新情報や分析データ等を送受信する機能を備える。
次に、以上のように構成された咀嚼検知システムの動作を説明する。
(1)判定ルールの設定
人の咀嚼動作のモデルには様々なモデルがある。例えば図5に示す例では、食べ物または飲み物を口に含む過程S1と、口に含んだ食べ物を咀嚼する過程S2と、上記口に含んだ飲み物または咀嚼した食べ物を嚥下する過程S3と、上記咀嚼中または嚥下中に発話する過程S4と、上記咀嚼中または嚥下後に口の動きを一時停止する休憩過程S5とを備える。
利用者は、食事を始める際に事前にメガネ型装着具1を装着すると共に、センサユニット2R,2Lと情報処理端末4を起動させる。そして、食事を開始すると、センサユニット2R,2Lの動きセンサ21および音センサ22によりそれぞれ咀嚼に伴う耳周辺部位の動きと音が計測され、その各計測データが通信部23から情報処理端末4へ送信される。なお、上記計測データは、リアルタイムに送信してもよく、また一定時間分ずつまとめて送信してもよい。
咀嚼動作の分析結果に対する評価サービスは以下のように実行される。図7はその処理手順と処理内容を示すシーケンス図である。
すなわち、食事中または食事終了後に、咀嚼動作の分析結果に対する評価サービスを利用しようとする場合、利用者は先ず自身の情報処理端末4においてそのメニューを選択する。そうすると、ステップS11において情報処理端末4からサービスサーバ5に対しサービス連携の要求が送信される。これに対しサービスサーバ5は、上記連携要求を受信すると端末識別部511の制御の下、ステップS12において、ユーザ情報記憶部521に記憶された利用者の個人情報および認証情報をもとに上記要求元の情報処理端末4を識別し、サービス連携の許否を判定する。そして、その判定結果を要求元の情報処理端末4に対し通知する。
初期設定時に情報処理端末4の判定ルール記憶部423に記憶させた判定ルールは平均的な判定ルールであるため、当該判定ルールは必ずしも利用者の咀嚼動作に対応しているとは限らない。この場合、利用者はサービスサーバ5に対し判定ルールの変更を要求することができる。図8はその処理手順と処理内容を示すシーケンス図である。
サービスサーバ5は、サービス利用登録した複数の利用者の情報処理端末4から分析データを収集し、この収集した分析データに基づいて統計情報の更新や判定ルールの新規作成や修正等を行うことができる。図9はログデータ収集処理の手順と処理内容を示すシーケンス図である。
以上詳述したように本実施形態では、メガネ型装着具1の左右のつる1R,1Lにそれぞれセンサユニット2R,2Lを取着し、このセンサユニット2R,2Lに内蔵した動きセンサ21および音センサ22によりそれぞれ利用者の咀嚼動作に伴う耳周辺部の動きおよび当該耳周辺部に伝わる咀嚼動作音を計測するする。そして、上記動きセンサ21により計測された動きの大きさと周期、および上記音センサ22により計測された咀嚼動作音の大きさと周期を、咀嚼動作モデルに基づいて予め設定した判定ルールの閾値と比較することで上記利用者の咀嚼動作を判定するようにしている。
前記実施形態では、センサユニット2R,2Lと情報処理端末4とを別々の装置とし、両者間を有線または無線接続するようにした。しかし、それに限らず、センサユニット2R,2Lの機能と情報処理端末4の機能を1つのウェアラブル端末に内蔵し、このウェアラブル端末をメガネ型装着具に取り付けるかまたは内蔵するようにしてもよい。また、センサユニットは必ずしも2個設ける必要はなく、メガネ型装着具1の左右のつる1R,1Lのいずれか一方に取着するようにしてもよい。
Claims (6)
- メガネ型装着具に取着または内設され、利用者の咀嚼動作に伴う耳周辺部の動きを計測する動きセンサ、および当該耳周辺部に伝わる咀嚼動作音を計測する音センサと、
前記動きセンサにより計測された動き、および前記音センサにより計測された咀嚼動作音を、咀嚼動作モデルに基づいて予め設定された判定ルールと比較することで、前記利用者の咀嚼動作を判定する判定手段と、
前記判定手段による咀嚼動作の判定結果を表す情報を出力する出力手段と
を具備し、
前記判定手段は、前記動きセンサにより計測された動きの大きさが前記判定ルールにより定義された第1のしきい値以上で、かつ前記音センサにより計測された咀嚼動作音の大きさが前記判定ルールにより定義された第2のしきい値未満であり、さらに前記動きセンサにより計測された動きの周期または前記音センサにより計測された咀嚼動作音の周期が前記判定ルールにより定義された範囲内にある場合に、前記利用者が咀嚼動作を行っていると判定することを特徴とする咀嚼検知システム。 - 咀嚼動作モデルに基づいて予め設定された複数種の判定ルールを記憶し、利用者ごとにその咀嚼動作の特徴に対応する判定ルールを前記複数種の判定ルールの中から選択して前記判定手段に与える判定ルール更新手段を、さらに具備することを特徴とする請求項1記載の咀嚼検知システム。
- サービスサーバをさらに具備し、
当該サービスサーバは、前記利用者の咀嚼動作の特徴を統計的に分析して、その分析結果を表す情報を当該利用者に提示する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の咀嚼検知システム。 - サービスサーバをさらに具備し、
当該サービスサーバは、複数の利用者の咀嚼動作の判定結果を表す情報を収集して蓄積し、この蓄積された情報をもとに前記判定ルールの新規作成または更新処理を行う手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の咀嚼検知システム。 - メガネ型装着具に取着または内設された動きセンサにより、利用者の咀嚼動作に伴う耳周辺部の動きを計測する過程と、
前記メガネ型装着具に取着または内設された音センサにより、前記動きの計測動作と並行して前記利用者の耳周辺部に伝わる咀嚼動作音を計測する過程と、
情報処理部により、前記動きセンサにより計測された動き、および前記音センサにより計測された咀嚼動作音を、咀嚼動作モデルに基づいて予め設定された判定ルールと比較することで、前記利用者の咀嚼動作を判定する過程と、
前記情報処理部により、前記咀嚼動作の判定結果を表す情報を出力する過程と
を具備し、
前記判定する過程は、前記動きセンサにより計測された動きの大きさが前記判定ルールにより定義された第1のしきい値以上で、かつ前記音センサにより計測された咀嚼動作音の大きさが前記判定ルールにより定義された第2のしきい値未満であり、さらに前記動きセンサにより計測された動きの周期または前記音センサにより計測された咀嚼動作音の周期が前記判定ルールにより定義された範囲内にある場合に、前記利用者が咀嚼動作を行っていると判定することを特徴とする咀嚼検知方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の咀嚼検知システムが具備する各手段が行う処理を、当該咀嚼検知システムが備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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