JP6242731B2 - 電子機器装置 - Google Patents
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Description
この抑制回路を有することにより、静電気によるグランド部の電圧変動を抑制し、しかも静電気の交流成分をグランド部に流すことが可能で、電子機器装置の誤動作を防止でき、ひいては記憶部におけるデータを静電気の影響で消去することを抑制することが可能となる。
また、好適には、前記電源部は、電源線を通して外部電源と接続可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器装置としてのカードリーダを搭載した上位装置の外観の概要を示す図である。
図2(A)および(B)は、本実施形態に係るカードリーダの一例を示す正面図および断面図である。図2(A)はカードリーダをカード挿入側である正面側から見た正面図であり、図2(B)は図2(A)におけるA−A線矢示方向の断面図である。
図3は、本実施形態に係るカードリーダ内部におけるカード処理系、電子回路系、異常状態検出系、静電気の抑制回路、電源部等の構成例を模式的に示す制御基板の概略図である。
カード処理系230は、カード挿入口212から挿入されるICカードや磁気カード等のカードを搬送するための搬送機構を含む搬送路231、搬送路に沿って所定の位置に配置された磁気ヘッド232、IC接点233等を含んで構成される。カード処理系230は、カード搬送路231内のカードの有無を検出するためのフォトセンサ等が配置される。
電子回路系240は、制御部としてのCPU241、ロジック集積回路(ロジックIC)242、異常検出IC(異常検出集積回路)243、記憶部としてのRAM244、および外部通信用IC245を含んで構成されている。
異常状態検出系250は、カードリーダ取り外し検出センサ(またはスイッチ)251、およおびカバー異常検出センサ(またはスイッチ)252を含んで構成されている。
抑制回路260は、電子機器装置であるカードリーダ200のフレームであるベゼル210と電源部270の接地ラインと共通のグランド部(たとえばシグナルグランド)SGNDとの間に接続され、カードリーダ200に発生する静電気を抑制する。なお、ベゼル210は、上位装置100のフロントパネル111に取り付けられて、上位装置100の筐体(フレーム)110を通してアースに接続される。
かつ、第2の回路262により、筐体部分であるベゼル(フレーム)グランドGNDの高周波の交流波は、キャパシタC1を通してグランド部SGNDに流れる。換言すれば、第2の回路262により、静電気の交流成分をグランド部SGNDに流す。
このノードND272およびグランド部SGNDは抑制回路260と共用されている。ダイオードD1のカソードがノードND271に接続され、ノードND271が電圧供給端子VT271に接続されている。
上述したように、本実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
本実施形態においては、基本的に、第1の回路261で、筐体部分であるベゼル(フレーム)グランド〜バリスタVRST1〜抵抗素子R1〜グランド部SGNDを直列に接続し、かつ、第1の回路261に並列な第2の回路262で、筐体部分であるベゼル(フレーム)グランド〜キャパシタC1〜グランド部SGNDを接続する。この構成においては、第1の回路261より、バリスタ電圧を超える電圧は、抵抗素子R1を通った上で内部グランドGND→アースに静電気(電荷)が流れるようになる。かつ、第2の回路262により、筐体部分であるベゼル(フレーム)グランドGNDの高周波の交流波は、キャパシタC1を通してグランド部SGNDに流れる。換言すれば、第2の回路262により、静電気の交流成分をグランド部SGNDに流す。抵抗素子R1のみでベゼル(フレーム、筐体等)とグランド部SGNDを接続した場合、かつ、電子機器装置の内部に不具合が生じた場合、内部の電流が抵抗素子R1を通してフレーム(筐体等)に流れ出る可能性がある。よって、人がフレーム(筐体等)を触ることにより感電するおそれがある。これを防止するために、本実施形態においては、バリスタVRST1を、バリスタVRST1による電荷(電流)の流れを緩和してグランド部SGNDに流す抵抗素子R1と直列に接続している。
静電気の抑制回路は、図3に示す制御基板上に形成された回路に限定されるものではなく、その接続形態や非直性抵抗素子をバリスタ以外の電子部品、たとえば静電気用ツェナーダイオードあるいはガスアレスタを用いて構成することも可能であり、図3の抑制回路と同様の作用効果を得ることができる。以下、抑制回路の他の構成例について、図4、図5、および図6に関連付けて説明する。
図4(A)〜(C)は、本実施形態に係る静電気の抑制回路の他の構成例であって、バリスタを用いた抑制回路の他の構成例を示す図である。
図5(A)〜(D)は、本実施形態に係る静電気の抑制回路の他の構成例であって、静電気用ツェナーダイオードを用いた抑制回路の構成例を示す図である。
すなわち、抑制回路260Gの第2の回路262において、キャパシタC1の一端が第1の回路261Eの抵抗素子R1とツェナーダイオードZD1の接続ノードND264に接続され、他端がノードND262に接続されている。その他の構成は、図5(B)の抑制回路と同様である。
図6(A)〜(D)は、本実施形態に係る静電気の抑制回路の他の構成例であって、ガスアレスタを用いた抑制回路の構成例を示す図である。
すなわち、抑制回路260Jの第2の回路262において、キャパシタC1の一端が第1の回路261HのガスアレスタGART1と抵抗素子R1の接続ノードND265に接続され、他端がノードND262に接続されている。その他の構成は、図6(A)の抑制回路と同様である。
以上、本発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
Claims (5)
- 上位装置との間でデータの送受信を行うとともに、前記上位装置からの指令に従って処理を実行する電子機器装置において、
異常状態が検出されると前記データが消去される記憶部と、
前記記憶部を含む電子回路系に駆動電力を供給する電源部と、
前記電子機器装置のフレームと前記電源部の接地ラインと共通のグランド部との間に接続され、前記電子機器装置に発生する静電気を抑制するための抑制回路と、を有し、
前記抑制回路は、
前記フレームと前記グランド部との間に直列に接続された非直線性抵抗素子と抵抗素子とを含む第1の回路と、
前記第1の回路の前記非直線抵抗素子および抵抗素子の少なくとも一方に対して並列に接続されたキャパシタを含む第2の回路と、を含むことを特徴とする電子機器装置。 - 前記非直線性抵抗素子は、少なくともバリスタ、静電気用ツェナーダイオード、およびガスアレスタのうちのいずれかであることを特徴とする請求項1記載の電子機器装置。
- 前記電子機器装置の異常状態を検出する異常状態検出系を含み、
前記電子回路系は、
前記異常状態検出系の検出結果に応じて、前記記憶部のデータの消去制御を含めた前記電子機器装置制御を行い、接続されるインターフェース線を通して外部装置と通信可能であることを特徴とする請求項1または2記載の電子機器装置。 - 前記電源部は、電源線を通して外部電源と接続可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一に記載の電子機器装置。
- 前記電子機器装置のフレームにはカード状記録媒体を挿入するカード挿入口が形成され、
前記カード挿入口から挿入されたカード状記録媒体の搬送およびアクセスを含む処理を行うカード処理系を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載の電子機器装置。
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