JP6242650B2 - 小便器用スプレッダー - Google Patents

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Description

本発明は小便器用スプレッダーに関するものである。
特許文献1は従来の小便器用スプレッダーを開示している。この小便器用スプレッダーは、洗浄水が流入する流入口、この流入口から流入した洗浄水を小便器の便鉢面に向けて流出させる吐水口、及び流入口と吐水口とを連通した導水路を備えている。また、この小便器用スプレッダーは導水路内に吐水口の両端部に洗浄水を案内する突状のガイドを設けている。このため、この小便器用スプレッダーは、吐水口の両端部からも洗浄水を流出させ、便鉢面の広い範囲を洗浄することができる。
特許第4304475号公報
しかし、特許文献1の小便器用スプレッダーは洗浄開始時に吐水口から洗浄水が勢いよく流出する。この際、吐水口から流出する洗浄水は導水路内及び導水路より上流側の給水路内の空気を巻き込んでいるため、飛沫や異音が発生するおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、飛沫や異音の発生を抑制することができる小便器用スプレッダーを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の小便器用スプレッダーは、洗浄水が流入する流入口、この流入口から流入した洗浄水を小便器の便鉢面に向けて流出させる吐水口、及び前記流入口と前記吐水口とを連通した導水路を備えている小便器用スプレッダーであって、
前記流入口に連続して前記導水路の上流側を構成する流入管部、前記流入管部の下流側に連続するとともに前記吐水口を有して前記導水路の下流側を構成する吐水本体部、及び前記流入口から前記導水路に流入した洗浄水が衝突して前記吐水口方向とは違う方向に流れるように前記導水路に設けた障壁部を備えており、
前記障壁部は、前記流入管部の下流端の開口の流路方向の投影空間内に少なくとも一部が突出する形態で、前記吐水本体部の内壁面から立ち上がっていることを特徴とする。
この小便器用スプレッダーは、流入口から導水路内に流入した洗浄水が障壁部に衝突して吐水口方向とは違う方向に流れることによって、吐水口から流出する洗浄水の勢いを弱めることができる。このため、この小便器用スプレッダーは吐水口から流出する洗浄水の空気の巻き込みを抑制することができる。
したがって、本発明の小便器用スプレッダーは飛沫や異音の発生を抑制することができる。
参考例1の小便器用スプレッダーを小便器に取り付けた状態を示す断面図である。 参考例1の小便器用スプレッダーを示す斜視図である。 参考例1の小便器用スプレッダーを示す断面図である。 実施例の小便器用スプレッダーを示す斜視図である。 実施例の小便器用スプレッダーを示す断面図である。 参考の小便器用スプレッダーを示す斜視図である。 参考の小便器用スプレッダーを示す断面図である。 実施例の小便器用スプレッダーを示す断面図である。 実施例の小便器用スプレッダーを示す底面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の小便器用スプレッダーは、使用状態に配置した前記小便器に取り付けられた状態において、前記障壁部が一部を構成し、前記導水路に流入した洗浄水を貯留する上方が開口した貯留部を備え得る。この場合、洗浄を終了した後、導水路に流入した洗浄水が貯留部に貯留される。このため、洗浄を終了した後に吐水口から小便器内に垂れ落ちる洗浄水の水量を少なくし、水切れを良好にすることができる。
次に、本発明の小便器用スプレッダーを具体化した実施例1及び2、並びに参考例1及び2について、図面を参照しつつ説明する。
参考例1>
参考例1の小便器用スプレッダーは、図1〜図3に示すように、小便器1の便鉢面2の上部に取り付けられる。この小便器用スプレッダーは、流入口11、吐水口12、及び導水路13を備えている。流入口11は、上流側の給水管3の下流端部が挿入され、洗浄水が流入する。吐水口12は小便器1の便鉢面2に向けて洗浄水を流出する。導水路13は流入口11と吐水口12とを連通している。導水路13は流入口11に連続した流入管部14が上流側を構成している。また、導水路13は、流入管部14の下流端部に連続し、吐水口12を有した吐水本体部15が下流側を構成している。
流入管部14は略円筒状である。流入管部14は上流側の端部から中間位置までの外周面に螺子山14Aが刻まれている。流入管部14は使用状態に設置した小便器1の上下方向に貫通した取付孔4に挿通してナット5で締め付け固定される。このようにして、この小便器用スプレッダーは便鉢面2の上部に取り付けられる。
吐水本体部15は、流入管部14の流入口11とは反対側から流入管部14の中心軸方向を見た外形状が、各角部が円弧状である略二等辺三角形状に形成されている。吐水本体部15を構成する周壁部は、流入管部14の下流端部に連続した側壁部16と、側壁部16に取り付けられたカバー部材17とによって形成さている。側壁部16は、流入管部14の下流端部に連続した平板状の天板部16Aと、この天板部16Aに連続して、略二等辺三角形状の底辺に相当する部分に向けて徐々に流入管部14とは反対方向に湾曲した垂下部16Bとを有している。側壁部16の垂下部16Bは使用状態に設置した小便器1の上下方向に延びた便鉢面2に面している。流入管部14は吐水本体部15の略二等辺三角形の頂角に相当する部分に近い側壁部16の天板部16Aに連結している。
カバー部材17は外形状が側壁部16の外形状に略等しい略二等辺三角形状である。カバー部材17の略二等辺三角形状の頂角に相当する部分から延びた2本の等辺に相当する縁部が、側壁部16の略二等辺三角形状の頂角に相当する部分から延びた2本の等辺に相当する縁部に水密状に連結されている。カバー部材17は側壁部16との間で導水路13を形成するように湾曲状に膨らんでいる。つまり、カバー部材17は側壁部16と共に導水路13の下流側を構成している。吐水本体部15は、カバー部材17の略二等辺三角形状の底辺に相当する部分の縁部と、側壁部16の略二等辺三角形状の底辺に相当する部分に設けられた縁部との間に等しい間隔を有するスリット状の開口を形成している。この開口が吐水口12を構成している。
カバー部材17は略二等辺三角形状の底辺に相当する部分の縁部に沿って上方に突出した障壁部18を有している。障壁部18はカバー部材17の内面に密接して固定されている。障壁部18は、上流側に位置し、カバー部材17の内面に対して略直角に立ち上がった上流側面18Aを有している。つまり、障壁部18は、導水路13の内壁面から流路方向に対向するように立ち上がっている。また、障壁部18は、上流側面18Aの上端から連続し、側壁部16の天板部16A及び垂下部16Bに沿って湾曲した下流側面18Bを有している。下流側面18Bの下端縁がカバー部材17の略二等辺三角形状の底辺に相当する部分の縁部に沿っている。
障壁部18は下流側面18Bに上下方向に延びた3個の平板状のガイド片19を有している。下流側面18Bの左右中央部に設けられた中央ガイド片19Aは略鉛直下方に延びている。中央ガイド片19Aの左右夫々に設けられた左右ガイド片19Bは下方に向けて左右外側に向けて傾斜するように延びている。中央ガイド片19A及び左右ガイド片19Bの前端面は側壁部16の垂下部16Bの内面に当接している。中央ガイド片19A及び左右ガイド片19Bは吐水口12の全体から洗浄水が流出するように洗浄水を案内する。
このような構成を有する小便器用スプレッダーは、流入口11から流入した洗浄水が、吐水本体部15が構成する導水路13を通過しようとすると、その一部が障壁部18の上流側面18Aに衝突して上方に流れる。つまり、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部15において、洗浄水が障壁部18に衝突することによって吐水口12方向とは違う方向に流れるため、吐水口12から流出する洗浄水の勢いを弱めることができる。よって、この小便器用スプレッダーは吐水口12から流出する洗浄水の空気の巻き込みを抑制することができる。
したがって、参考例1の小便器用スプレッダーは飛沫や異音の発生を抑制することができる。
また、この小便器用スプレッダーは、図1に示すように、吐水本体部15において、洗浄を終了した後に障壁部18の上流側に洗浄水が貯留される。つまり、障壁部18が貯留部Xの一部を構成している。このため、洗浄を終了した後に吐水口12から小便器1内に垂れ落ちる洗浄水の水量を少なくし、水切れを良好にすることができる。
<実施例
実施例の小便器用スプレッダーは、図4及び図5に示すように、流入口21、吐水口22、及び導水路23を備えている。流入口21は、上流側の給水管の下流端部が連結され、洗浄水が流入する。吐水口22は小便器の便鉢面に向けて洗浄水を流出する。導水路23は流入口21と吐水口22とを連通している。導水路23は流入口21に連続した流入管部24が上流側を構成している。また、導水路23は、流入管部24の下流端部に連続し、吐水口22を有した吐水本体部25が下流側を構成している。
流入管部24は円筒状である。流入管部24は、中間位置から吐水本体部25側の外周面に螺子山24Aが刻まれている。流入管部24は先端部の外周面に前端方向に縮径した2個の凸部24Bが形成されている。流入管部24は、先端部が上流側の給水管3に挿通され、これら凸部24Bが給水管3の内周面に係止した状態で連結される。
吐水本体部25は、流入管部24の下流端部に連続した外形が略直方体形状の筒部26と、筒部26に連続し、前面が開口した本体部20と、本体部20に取り付けられ、本体部20の開口を塞ぐカバー部材27とによって構成されている。本体部20は、背面部20A、側面部20B、及び障壁部28を有している。背面部20Aは、筒部26の下流端に連続して外側に拡がった平板状であり、後面が便鉢面に当接した状態で小便器用スプレッダーが小便器1に取り付けられる。背面部20Aは、上端縁が直線状に左右に延びており、上端縁の左右端から下方に延びた左右側縁及び下端縁がU字形状である。側面部20Bは背面部20Aの外周縁から前方に延びている。側面部20Bは、湾曲して下方向を向いた部分にスリット状の開口が3個、直列状態に形成されている。これら開口が吐水口22を構成している。吐水口22の3個の開口の境界部に2個の平板状のガイド片29が形成されている。これらガイド片29は障壁部28の前面に延びている。ガイド片29は吐水口22の全体から洗浄水が流出するように洗浄水を案内する。
障壁部28は、背面部20Aに開口している筒部26の第1内部流出口26Aの前方を覆う位置に配置されている。障壁部28は左右側縁及び下端縁が側面部20Bの前面に連結しており、上端縁が側面部20Bとの間でスリット状に開口して第2内部流出口28Aを形成している。つまり、障壁部28は導水路23の内壁面から流路方向に対向するように立ち上がっている。カバー部材27は、側面部20Bの前端面及びガイド片29の前端面に水密状に当接して、本体部20の開口を塞いでいる。このように、小便器用スプレッダーは、流入口21から流入した洗浄水が、流入管部24、吐水本体部25の筒部26、第1内部流出口26A、第2内部流出口28A、及び障壁部28とカバー部材27との間を通過して吐水口22から流出する。つまり、流入管部24、吐水本体部25の筒部26、及び障壁部28とカバー部材27との間が導水路23である。
この小便器用スプレッダーは、流入管部24の先端から使用状態に設置した小便器の前後方向に貫通した四角形状の取付孔に挿通して、吐水本体部25の筒部26を取付孔に挿入する。この状態で流入管部24の螺子山24Aにナットを締め付けて固定する。このようにして、この小便器用スプレッダーは便鉢面の上部に取り付けられる。
このような構成を有する小便器用スプレッダーは、流入口21から流入した洗浄水が、筒部26を通過して第1内部流出口26Aから流出すると、障壁部28の後面に衝突して上方に向いて流れ、第2内部流出口28Aから流出する。第2内部流出口28Aから流出した洗浄水は、吐水本体部25の上側の側面部20Bの内面に衝突し、障壁部28とカバー部材27との間を流下し、吐水口22から流出する。このように、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部25において、洗浄水が障壁部28に衝突することによって吐水口方向とは違う方向に流れるため、吐水口22から流出する洗浄水の勢いを弱めることができる。よって、この小便器用スプレッダーは吐水口22から流出する洗浄水の空気の巻き込みを抑制することができる。
したがって、実施例の小便器用スプレッダーも飛沫や異音の発生を抑制することができる。
また、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部25において、洗浄を終了した後に障壁部28の上流側に洗浄水が貯留される。つまり、障壁部28が貯留部Xの一部を構成している。このため、洗浄を終了した後に吐水口22から小便器1内に垂れ落ちる洗浄水の水量を少なくし、水切れを良好にすることができる。
参考
参考の小便器用スプレッダーは、図6及び図7に示すように、吐水本体部35の形態が実施例と相違する。他の部分は実施例と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
吐水本体部35は、流入管部24の下流端部に連続した外形が略直方体形状であり、流入管部24と同じ内径の貫通孔が貫通した筒部36と、筒部36に連続した本体部30と、本体部30に取り付けられたカバー部材37とによって構成されている。本体部30は、背面部30A、上板部30B、半円筒部30C、障壁部38を有している。背面部30Aは、筒部36の下流端に連続して外側に拡がった平板状であり、後面が便鉢面に当接した状態で小便器用スプレッダーが小便器に取り付けられる。背面部30Aは、上端縁が直線状に左右に延びており、上端縁の左右端から下方に延びた左右側縁及び下端縁がU字形状である。上板部30Bは背面部30Aの上端縁の中央部から前方に延びている。
半円筒部30Cは、背面部30Aの前面に連続して、背面部30Aに開口している内部流出口36Aの内径と略等しい内径を有した半円筒形状であり、上方に開口している。半円筒部30Cは外周面に軸方向に延びる3個の平板状のガイド片39が等間隔に並列状態で形成されている。ガイド片39はカバー部材37の内周面に向けて延びている。障壁部38は半円筒部30Cの先端部を閉鎖するように形成されている。つまり、障壁部38は導水路33を構成する半円筒部30Cの内壁面から流路方向に対向するように立ち上がっている。
カバー部材37は先端部が閉鎖された筒状である。カバー部材37は、半円筒部30Cを収納するように、開口した端部を背面部30Aに連結している。カバー部材37は、上面部37Aが平面状であり、その先端部の外縁が円弧状に形成されている。カバー部材37の上面部37Aは、上面が本体部30の上板部30Bの上面と同一面に形成され、上板部30Bの外周面とその下面に水密状に連結している。また、カバー部材37は、開口した端部の下部が背面部30Aとの間にスリット状の開口を形成している。この開口が吐水口32を構成している。カバー部材37は、開口した端部の上部が背面部30Aの前面に水密状に当接している。この小便器用スプレッダーは、流入口31から流入した洗浄水が、流入管部24、吐水本体部35の筒部36、内部流出口36A、半円筒部30C、カバー部材37の先端内部、及び半円筒部30Cの下面とカバー部材37との間を通過して吐水口32から流出する。つまり、流入管部24、吐水本体部35の筒部36、半円筒部30C、カバー部材37、及び半円筒部30Cの下面とカバー部材37との間が導水路33である。
このような構成を有する小便器用スプレッダーは、流入口31から流入した洗浄水が、筒部36を通過して内部流出口36Aから流出し、その一部が半円筒部30Cを通過すると、半円筒部30Cの先端部を閉鎖するように形成された障壁部38に衝突して上方に流れる。障壁部38に衝突して上方に流れる洗浄水と内部流出口36Aから流出した方向(カバー部材37の先端方向)に流れる洗浄水とが合流して、カバー部材37の先端部を折り返して、半円筒部30Cの下面とカバー部材37との間を通過して吐水口32から流出する。このように、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部25において、洗浄水が障壁部38に衝突することによって吐水口方向とは違う方向に流れるため、吐水口32から流出する洗浄水の勢いを弱めることができる。よって、この小便器用スプレッダーは吐水口32から流出する洗浄水の空気の巻き込みを抑制することができる。
したがって、参考の小便器用スプレッダーも飛沫や異音の発生を抑制することができる。
また、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部35において、洗浄を終了した後に障壁部38の上流側の半円筒部30C及び筒部36等に洗浄水が貯留される。つまり、障壁部38が貯留部Xの一部を構成している。このため、洗浄を終了した後に吐水口32から小便器内に垂れ落ちる洗浄水の水量を少なくし、水切れを良好にすることができる。
<実施例
実施例の小便器用スプレッダーは、図8及び図9に示すように、障壁部48の形態が参考例1と相違する。他の部分は参考例1と同様であり、同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
吐水本体部45は、側壁部16の垂下部16Bの内面の左右中央部から流入管部14の下流端部の開口の近傍に向けて延びた障壁部48を有している。障壁部48の先端部は流入管部14から吐水本体部45内に流入する洗浄水が直接衝突する位置まで延びている。障壁部48は、使用状態に設置した小便器に小便器用スプレッダーを取り付けた状態で、左右中央部に向けて下方に湾曲した中央壁部48Aと、この中央壁部48Aの両側から斜め下方外側に向けて傾斜した左右壁部48Bを有している。また、障壁部48は、中央壁部48Aの左右中央下面に、側壁部16の垂下部16Bの内面から障壁部48の先端部まで延びた一条の補強用リブ48Cが形成されている。
障壁部48の左右壁部48Bの下端面と補強用リブ48Cの下端面は、吐水本体部45の側壁部16に取り付けられたカバー部材47の内側面に当接している。これによって、障壁部48の中央壁部48Aとカバー部材47との間であって、左右壁部48Bの夫々と補強用リブ48Cとの間に2本の内部導水路43が形成される。また、障壁部48の先端部とカバー部材47とによって、2本の内部導水路43の上流側に内部流入口41が形成される。このため、内部流入口41から流入した洗浄水は、内部導水路43を通過して、吐水口12の左右中央部から流出する。
吐水本体部45は、側壁部16の垂下部16Bの左右両端部の夫々の内面から流入管部14方向に延びたリブ49を有している。これらリブ49は、流入口11から導水路13に流入した洗浄水の内、内部流入口41から内部導水路43に流入した洗浄水以外の洗浄水を吐水口12の左右両端部に案内する。
このような構成を有する小便器用スプレッダーは、流入口11から流入した洗浄水が、吐水本体部45が構成する導水路13を通過しようとすると、その一部が障壁部48の先端部に衝突して吐水口方向とは違う方向に流れる。そして、障壁部48の先端部に衝突した洗浄水と他の洗浄水とが合流する。合流した洗浄水の一部が内部流入口41から内部導水路43を通過して吐水口12の中央部から流出し、他の洗浄水は内部導水路43を通過せずに、吐水口12の左右両端部から流出する。このため、この小便器用スプレッダーは、吐水本体部45において、洗浄水が障壁部48に衝突することによって吐水口方向とは違う方向に流れるため、吐水口12から流出する洗浄水の勢いを弱めることができる。よって、この小便器用スプレッダーは吐水口12から流出する洗浄水の空気の巻き込みを抑制することができる。
したがって、実施例の小便器用スプレッダーも飛沫や異音の発生を抑制することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例1及び2に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1及び2では、障壁部をカバー部材又は本体部と一体に形成したが、障壁部を別部材によって形成してもよい。
(2)実施例1及び2では、吐水口がスリット状であったが、スリット状でなくてもよい。
(3)実施例1では、障壁部が一部を構成する貯留部を有していたが、貯留部を有さなくてもよい。
1…小便器
2…便鉢面
11、21、31…流入口
12、22、32…吐水口
13、23、33…導水路
18、28、38、48…障壁部
X…貯留部

Claims (3)

  1. 洗浄水が流入する流入口、この流入口から流入した洗浄水を小便器の便鉢面に向けて流出させる吐水口、及び前記流入口と前記吐水口とを連通した導水路を備えている小便器用スプレッダーであって、
    前記流入口に連続して前記導水路の上流側を構成する流入管部、前記流入管部の下流側に連続するとともに前記吐水口を有して前記導水路の下流側を構成する吐水本体部、及び前記流入口から前記導水路に流入した洗浄水が衝突して前記吐水口方向とは違う方向に流れるように前記導水路に設けた障壁部を備えており、
    前記障壁部は、前記流入管部の下流端の開口の流路方向の投影空間内に少なくとも一部が突出する形態で、前記吐水本体部の内壁面から立ち上がっていることを特徴とする小便器用スプレッダー。
  2. 使用状態に配置した前記小便器に取り付けられた状態において、前記障壁部が一部を構成し、前記導水路に流入した洗浄水を貯留する上方が開口した貯留部を備えていることを特徴とする請求項1記載の小便器用スプレッダー。
  3. 前記障壁部は、前記流路方向に対向する中央壁部、及び前記中央壁部の前記流路方向に交差する方向の両側に設けられる左右壁部を有していることを特徴とする請求項1記載の小便器用スプレッダー。
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