JP6242588B2 - 部分放電センサ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス絶縁機器等の電力機器の部分放電を検出する部分放電センサに関するものである。
従来、ガス絶縁開閉装置内で発生した部分放電を検出するために、部分放電センサが用いられている。部分放電センサは、一般に、予めタンク内に部分放電検出用の電極が組み込まれた内部電極型と、外部に取り付けて部分放電を検出する外部型の二種類が存在する。外部型の部分放電センサは、ガス絶縁開閉装置の組立後に機器を解体することなく部分放電の検出が可能になるという利点を有している。
また、外部型の部分放電センサでは、絶縁スペーサの近傍にループ状のアンテナを設置し、絶縁スペーサから外部に漏れてくる電磁波を検出するものが一般的である。例えば、特許文献1では、ガス絶縁開閉装置のタンクのフランジ間に絶縁スペーサが挟まれ、ガス絶縁開閉装置の内部で生じる部分放電の検出をする際に、ループ状のアンテナをループ開口部面が絶縁スペーサの外周面に平行になるように取付け、絶縁スペーサから外部に漏れてくる電磁波を検出し、前記ループ状のアンテナのループの両端から引き出された2本の導線を介して、測定器により部分放電に基づく電磁波の有無を計測する方法が記載されている。
特開平11−122761号公報(段落「0003」、図3)
しかしながら、ループ状のアンテナを用いて部分放電を検出する場合は、高感度で検出可能な周波数帯はアンテナの大きさで定まることとなる。すなわち、検出する周波数帯でアンテナの大きさが制限され、高い周波数を検出する場合は、アンテナは小さくても高感度での検出が可能であるが、低い周波数を検出するためには、周波数が低くなるに応じてアンテナを大きくする必要がある。
ところで、部分放電の監視は、一般的には、UHF帯の電磁波を検出することで行うことが多いが、絶縁物の診断にはVHF帯が有効であるとの報告もされてきており、両帯域の電磁波を検出することが望ましい。
したがって、ループ状のアンテナを用いて部分放電を高感度で検出する場合には、UHF帯を検出するときには、アンテナの大きさは小さくてもよいが、VHF帯を検出するときには、アンテナの大きさを大きくする必要がある。
そのため、従来の部分放電センサでは、一つのループ状のアンテナを用いてUHF帯およびVHF帯の両帯域の部分放電を検出するためには、VHF帯が検出可能なようにアンテナの大きさを大きくする必要がある。
また、UHF帯およびVHF帯に応じて二つのアンテナを用いる場合は、VHF帯を検出するためのアンテナが同様に大きくなるのみならず、一つのアンテナを用いる場合に比べて構成も複雑になる。
一方、アンテナはフランジ間に設置されることから、配置構成上その大きさは制限される。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、UHF帯の部分放電の検出に適した大きさの一つのループ状のアンテナを用いて、UHF帯およびVHF帯の両帯域の部分放電を高感度で検出可能な部分放電センサを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る部分放電センサは、二つのタンクがそれぞれの端部のフランジ間に絶縁スペーサを挟んで締結されたガス絶縁機器の前記絶縁スペーサ上にアンテナが配置され、前記絶縁スペーサから漏れ出る電磁波を前記アンテナで検出することにより前記ガス絶縁機器内で発生した部分放電の検出が可能な部分放電センサであって、前記アンテナは、前記フランジ間にわたって配置されたループ状のループ部と、このループ部と一体に設けられ少なくとも一方のフランジの外周面上に配置された平面電極と、この平面電極の前記フランジ側の面上に取り付けられて前記平面電極と前記フランジとの間に配置された絶縁板とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、UHF帯の部分放電の検出に適した大きさの一つのループ状のアンテナを用いて、UHF帯およびVHF帯の両帯域の部分放電を高感度で検出可能になる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る部分放電センサのアンテナの配置を示す上面図である。 図2は、アンテナの配置を示す側面図であり、図1の矢印Aの方向からみた図である。 図3は、アンテナの構成を示す上面図である。 図4は、アンテナの構成を示す側面図であり、図3の矢印Bの方向からみた図である。 図5は、本実施の形態に係る部分放電センサの構成を示す図である。 図6は、アンテナの等価回路を示した模式図である。 図7は、アンテナの別の構成例を示す上面図である。 図8は、実施の形態2に係る部分放電センサのアンテナの配置を示す上面図である。 図9は、アンテナの配置を示す側面図であり、図8の矢印Aの方向からみた図である。 図10は、アンテナの構成を示す上面図である。 図11は、アンテナの構成を示す側面図であり、図10の矢印Bの方向からみた図である。
以下に、本発明に係る部分放電センサの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る部分放電センサのアンテナの配置を示す上面図である。図2は、アンテナの配置を示す側面図であり、図1の矢印Aの方向からみた図である。図3は、アンテナの構成を示す上面図である。図4は、アンテナの構成を示す側面図であり、図3の矢印Bの方向からみた図である。図5は、本実施の形態に係る部分放電センサの構成を示す図である。図6は、アンテナの等価回路を示した模式図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係る部分放電センサのアンテナ1は、ガス絶縁機器6に外付けされている。
まず、ガス絶縁機器6の構成について説明する。ガス絶縁機器6は、連結されるタンク10a,10bおよびタンク10a,10b間に挟まれた絶縁スペーサ7を備えている。具体的には、タンク10aの一端のフランジ8aとタンク10bの一端のフランジ8bとが絶縁スペーサ7を挟んで締結されている。なお、タンク10a,10bは同軸的に連結される。タンク10a,10bは、それぞれ接地された例えば円筒状の金属容器からなり、内部には絶縁ガスが封入されている。タンク10a,10b内部には通電導体(図示せず)が配置され、この通電導体は絶縁スペーサ7により絶縁支持されている。ガス絶縁機器6は、例えばガス遮断器である。
次に、アンテナ1の構成について説明する。図1〜図4に示すように、アンテナ1はループ状であり、ループ部1aに一対の平面電極2a,2bが設けられて成る。ループ部1aは例えば円形である。ループ部1aの両端部は平行に引出されて、配線(図示せず)を介して回路部(図5)に接続される。平面電極2a,2bは例えば方形である。平面電極2a,2bは、ループ部1aの開口部面に平行にループ部1aの同じ側(フランジ8a,8b側)に取り付けられている。この場合、平面電極2a,2bは、ループ部1aと別体に形成したものを、ループ部1aに取り付けて一体としたものである。平面電極2a,2bは、径方向に互いに対向して配置されている。また、平面電極2a,2bは、その一面(フランジ8a,8b側の面)に、例えば同じ大きさの絶縁板3a,3bがそれぞれ取り付けられている。平面電極2a,2bは例えばループ部1aと同じ金属素材で形成される。
次に、ガス絶縁機器6におけるアンテナ1の配置構成について説明する。図1および図2に示すように、アンテナ1は、フランジ8a,8bおよび絶縁スペーサ7上でフランジ8a,8b間にわたって配置されている。また、アンテナ1は、フランジ8a,8bおよび絶縁スペーサ7の外周面に略平行に配置され、絶縁板3aを下にするようにして平面電極2aがフランジ8aの外周面上に配置されるとともに、絶縁板3bを下にするようにして平面電極2bがフランジ8bの外周面上に配置される。アンテナ1は、絶縁スペーサ7に取り付けられる。
ループ部1aはフランジ8a,8b間にわたって絶縁スペーサ7を跨ぐように配置され、ループ部1aの両端部は絶縁スペーサ7上で引き出されている。
平面電極2aは、フランジ8aの幅方向の幅がフランジ8aの幅と等しく、全体がフランジ8aの外周面上に配置されている。また、平面電極2aは、フランジ8aの外周面に略平行に配置されている。なお、フランジ8aの径は平面電極2aの大きさに比べて十分大きいので、フランジ8aの外周面における平面電極2aを設置する部分は略平坦とみなすことができる。このように、平面電極2aとフランジ8aとの間に絶縁板3aを挟んで第1のコンデンサの構造が形成される。
同様に、平面電極2bは、フランジ8bの幅方向の幅がフランジ8bの幅と等しく、全体がフランジ8bの外周面上に配置されている。また、平面電極2bは、フランジ8bの外周面に略平行に配置されている。なお、フランジ8bの径は平面電極2bの大きさに比べて十分大きいので、フランジ8bの外周面における平面電極2bを設置する部分は略平坦とみなすことができる。このように、平面電極2bとフランジ8bとの間に絶縁板3bを挟んで第2のコンデンサの構造が形成される。
次に、本実施の形態に係る部分放電センサの構成について説明する。図5に示すように、本実施の形態に係る部分放電センサは、アンテナ1の後段に、高周波アンプ20、検波回路21、ピークホールド回路22、A/D変換器23、比較用電圧出力回路24、およびコンパレータ回路25等を備えている。
アンテナ1の出力は、高周波アンプ20で増幅された後、検波回路21で検波される。検波回路21の出力は、ピークホールド回路22で信号のピークが保持される。ピークホールド回路22の出力は、A/D変換器23でA/D変換された後、後段の処理にて放電の大きさが判定される。
また、検波回路21の出力と比較用電圧出力回路24の出力とがコンパレータ回路25で比較される。ここで、比較用電圧出力回路24は、部分放電のない比較用電圧を出力する。コンパレータ回路25の出力により、後段の処理にて放電の数が判定される。
次に、本実施の形態の動作について説明する。ガス絶縁機器6の内部で部分放電が発生した場合、ガス絶縁機器6の内部を数MHz〜数GHzまでの様々な周波数成分を持った電磁波が伝播する。この電磁波の一部は絶縁物である絶縁スペーサ7から漏洩する。
UHF帯(300MHz〜3GHz)の検出は、アンテナ1の大きさをUHF帯に応じて設定することで可能である。すなわち、UHF帯を検出する場合は、アンテナ1は、ループアンテナとして動作する。例えば、アンテナ1の半径が5cmの場合、ループ1周の長さは約0.3mとなり、アンテナ1を用いることにより、この波長相当の1GHz近傍の電磁波を感度良く検出できる。
一方、ガス絶縁機器6の内部で部分放電が発生した場合、タンク10a,10bの表面にも高周波電流が流れる。そこで、VHF帯(30MHz〜300MHz)を検出する場合には、このタンク10a,10bの表面に流れる高周波電流を検出する。
詳細には、VHF帯を検出する場合は、アンテナ1は、平面電極2aとフランジ8aと絶縁板3aとで構成されるコンデンサ31aと、平面電極2bとフランジ8bと絶縁板3bとで構成されるコンデンサ31bと、ループ部1aの三つの湾曲部でそれぞれ構成されるインダクタンス30a〜30cによる共振回路として動作する(図6)。ここで、ループ部1aの三つの湾曲部は、ループ部1aの一端と平面電極2aとの間の部分、平面電極2a,2b間の部分、およびループ部1aの他端と平面電極2bとの間の部分である。アンテナ1は、上記のように共振回路としても機能するので、コンデンサ容量Cとインダクタンス値Lとで決まる共振周波数f〜1/√(LC)がVHF帯に含まれるようにコンデンサ容量Cを調整することで、部分放電に伴うVHF帯の信号を高感度で検出することができる。
コンデンサ容量Cは、平面電極2a,2bの面積および絶縁板3a,3bの厚さにより調整することができる。例えば、平面電極2a,2bの面積を10cmとし、ベークライトから成る絶縁板3a,3bの厚さを1mmとした場合は、コンデンサ容量Cは数十pFとなる。また、アンテナ1の半径が5cmの場合は、インダクタンス値Lは数十nHとなる。例えば、コンデンサ容量Cを40pF、インダクタンス値Lを50nHに設定した場合(図6より、コンデンサと共振するインダクタンス値はループ部1aの全体のインダクタンス値の1/4である12.5nH)、共振周波数fは約225MHzとなり、VHF帯が検出可能となる。
以上説明したように、アンテナ1は、UHF帯を検出する場合は、本来のループアンテナとして動作することにより、部分放電に伴うVHF帯の信号を検出でき、VHF帯を検出する場合は、ループ部1aに設けた平面電極2a,2bとフランジ8a,8bと絶縁板3a,3bとから成る一対のコンデンサと、ループ部1aの湾曲部から成るインダクタンス成分とによる共振回路として動作することにより、部分放電に伴うVHF帯の信号を検出することができる。
このように、本実施の形態によれば、UHF帯の部分放電の検出に適した大きさの一つのループ状のアンテナ1を用いて、UHF帯およびVHF帯の両帯域の部分放電を高感度で検出可能となる。
なお、本実施の形態では、アンテナ1の形状を略円形としたが、これに限定されず、その他の形状としてもよい。図7では、アンテナ1の形状を方形とした場合の構成例を示している。すなわち、アンテナ1は、方形状のループ部1bに一対の平面電極2a,2bが設けられて成る。平面電極2a,2bは、ループ部1bの対向する二辺にそれぞれ設けられている。平面電極2a,2bについては図1〜図4と同様であり、平面電極2a,2bには絶縁板3a,3bが取り付けられている。その他も、図1〜図6と同様である。
この場合、アンテナ1は、角を伴った方形状のループ部1bを備えることにより、円形状のループ部1aを備えた場合に比べて、インダクタンス値Lが大きくなる。したがって、コンデンサ容量Cを調整することにより目的の検出周波数帯が得られない場合は、アンテナ1の形状を方形に変更することにより、共振周波数fがより小さくなり、目的の検出周波数帯が得られる場合がある。また、アンテナ1を方形ではなく、多角形型に変更することでも、インダクタンス値Lを変更することができる。
また、本実施の形態では、平面電極2a,2bの形状を方形状としたが、これに限定されず、その他の形状(例えば円形、長円形状等)としてもよい。
また、本実施の形態では、平面電極を2箇所に設けたが、1箇所に設ける構成も可能である。例えば、平面電極2a,2bのうち、いずれか一方を設ける構成も可能である。ただし、2箇所に設けることにより、検出感度も向上し、また、コンデンサ容量Cをより大きくすることができるので、より広い帯域が検出可能となる。
また、本実施の形態では、平面電極2a,2bの幅をフランジ8bの幅と同じになるようにしたが、平面電極2a,2bの幅をフランジ8bの幅よりも小さくしてもよい。ただし、平面電極2a,2bの幅をフランジ8bの幅と同じにすることにより、コンデンサ容量Cをより大きくすることができるので、より広い帯域が検出可能となる。なお、平面電極2a,2bの幅をフランジ8bの幅よりも大きくすることもできる。
また、本実施の形態では、絶縁板3a,3bを平面電極2a,2bと同じ大きさ(同形同大)としたが、平面電極2a,2bよりも小さくし、あるいは、大きくしてもよい。ただし、コンデンサ容量Cをより大きくするためには、絶縁板3a,3bを平面電極2a,2bと同じ大きさ以上とすることが好ましい。
実施の形態2.
図8は、本実施の形態に係る部分放電センサのアンテナの配置を示す上面図である。図9は、アンテナの配置を示す側面図であり、図8の矢印Aの方向からみた図である。図10は、アンテナの構成を示す上面図である。図11は、アンテナの構成を示す側面図であり、図10の矢印Bの方向からみた図である。
図8および図9に示すように、本実施の形態に係る部分放電センサのアンテナ1は、ガス絶縁機器6に外付けされている。ガス絶縁機器6の構成は実施の形態1と同様である。
図8〜図11に示すように、本実施の形態では、アンテナ1はプリント基板4上に形成されている。すなわち、一面に銅箔が形成され他面にエポキシからなる絶縁板3が貼着されたプリント基板4の銅箔を加工してアンテナ1が形成されている。ここで、アンテナ1はループ状であり、ループ部1aに一対の平面電極2a,2bが設けられて成る。ループ部1aは例えば円形である。
この場合、平面電極2a,2bは初めからループ部1aと一体に形成されている。また、絶縁板3は、プリント基板4を介して平面電極2a,2bに取り付けられた形になっており、平面電極2a,2bに対して一枚となっている。なお、本実施の形態のその他の構成および動作は実施の形態1と同様である。
本実施の形態によれば、ループ部1aおよび平面電極2a,2bが銅箔パターンで形成されるので、品質のばらつきの少ないアンテナ1を生産することができる。また、図示例のように、ループ部1aは、幅の広いパターンを採用することで、検出周波数帯域を広げることができる。本実施の形態のその他の効果は実施の形態1と同様である。
なお、上記説明では、部分放電センサの用途としてガス絶縁機器6の場合を例に説明したが、本発明は、絶縁物と金属とで構成された密封容器を備えた電気機器の密封容器内の電磁波検出にも利用できる。
本発明は、ガス絶縁開閉装置における部分放電の検出に有用である。
1 アンテナ、1a,1b ループ部、2a,2b 平面電極、3,3a,3b 絶縁板、4 プリント基板、6 ガス絶縁機器、7 絶縁スペーサ、8a,8b フランジ、10a,10b タンク、20 高周波アンプ、21 検波回路、22 ピークホールド回路、23 A/D変換器、24 比較用電圧出力回路、25 コンパレータ回路、30a〜30c インダクタンス、31a,31b コンデンサ。

Claims (5)

  1. 二つのタンクがそれぞれの端部のフランジ間に絶縁スペーサを挟んで締結されたガス絶縁機器の前記絶縁スペーサ上にアンテナが配置され、前記絶縁スペーサから漏れ出る電磁波を前記アンテナで検出することにより前記ガス絶縁機器内で発生した部分放電の検出が可能な部分放電センサであって、
    前記アンテナは、前記フランジ間にわたって配置されたループ状のループ部と、このループ部と一体に設けられ少なくとも一方のフランジの外周面上に配置された平面電極と、この平面電極の前記フランジ側の面上に取り付けられて前記平面電極と前記フランジとの間に配置された絶縁板とを備え
    前記平面電極は、一方のフランジの外周面上に配置された第1の平面電極と、他方のフランジの外周面上に配置された第2の平面電極とから成り、
    前記絶縁板は、前記第1の平面電極の前記一方のフランジ側の面上に取り付けられるとともに前記第1の平面電極と同じ大きさの第1の絶縁板と、前記第2の平面電極の前記他方のフランジ側の面上に取り付けられるとともに前記第2の平面電極と同じ大きさの第2の絶縁板とから成り、
    前記ループ部の大きさはUHF帯の電磁波の波長に応じて設定され、
    前記第1および第2の平面電極の面積は、前記第1の平面電極と前記第1の絶縁板と前記一方のフランジとで構成されるコンデンサおよび前記第2の平面電極と前記第2の絶縁板と前記他方のフランジとで構成されるコンデンサによるコンデンサ容量、ならびに前記ループ部のリアクタンス成分により決まる共振周波数がVHF帯域内となるように設定されていることを特徴とする部分放電センサ。
  2. 二つのタンクがそれぞれの端部のフランジ間に絶縁スペーサを挟んで締結されたガス絶縁機器の前記絶縁スペーサ上にアンテナが配置され、前記絶縁スペーサから漏れ出る電磁波を前記アンテナで検出することにより前記ガス絶縁機器内で発生した部分放電の検出が可能な部分放電センサであって、
    前記アンテナは、前記フランジ間にわたって配置されたループ状のループ部と、このループ部と一体に設けられ少なくとも一方のフランジの外周面上に配置された平面電極と、この平面電極の前記フランジ側の面上に取り付けられて前記平面電極と前記フランジとの間に配置された絶縁板とを備え、
    前記アンテナは、プリント基板の銅箔パターンとして形成され、
    前記絶縁板は、前記プリント基板の前記アンテナが形成されていない側の面に貼着され
    前記平面電極は、一方のフランジの外周面上に配置された第1の平面電極と、他方のフランジの外周面上に配置された第2の平面電極とから成り、
    前記ループ部の大きさはUHF帯の電磁波の波長に応じて設定され、
    前記第1および第2の平面電極の面積は、前記第1の平面電極と前記第1の絶縁板と前記一方のフランジとで構成されるコンデンサおよび前記第2の平面電極と前記第2の絶縁板と前記他方のフランジとで構成されるコンデンサによるコンデンサ容量、ならびに前記ループ部のリアクタンス成分により決まる共振周波数がVHF帯域内となるように設定されていることを特徴とする部分放電センサ。
  3. 前記ループ部の形状は円形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の部分放電センサ。
  4. 前記ループ部の形状は方形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の部分放電センサ。
  5. 前記第1および第2の平面電極の形状は方形状であり、
    前記第1の平面電極の全体が前記一方のフランジの外周面上に配置され、
    前記第2の平面電極の全体が前記他方のフランジの外周面上に配置され、
    前記第1の平面電極の幅は前記一方のフランジの幅に等しく、
    前記第2の平面電極の幅は前記他方のフランジの幅に等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の部分放電センサ。
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