JP6091700B2 - 部分放電センサー - Google Patents

部分放電センサー Download PDF

Info

Publication number
JP6091700B2
JP6091700B2 JP2016505938A JP2016505938A JP6091700B2 JP 6091700 B2 JP6091700 B2 JP 6091700B2 JP 2016505938 A JP2016505938 A JP 2016505938A JP 2016505938 A JP2016505938 A JP 2016505938A JP 6091700 B2 JP6091700 B2 JP 6091700B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
conductor
partial discharge
bolt
discharge sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016505938A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015132821A1 (ja
Inventor
崇 ▲柳▼
崇 ▲柳▼
深沢 徹
徹 深沢
伊藤 隆史
隆史 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6091700B2 publication Critical patent/JP6091700B2/ja
Publication of JPWO2015132821A1 publication Critical patent/JPWO2015132821A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/12Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
    • G01R31/1227Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials
    • G01R31/1263Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of solid or fluid materials, e.g. insulation films, bulk material; of semiconductors or LV electronic components or parts; of cable, line or wire insulation
    • G01R31/1272Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing of components, parts or materials of solid or fluid materials, e.g. insulation films, bulk material; of semiconductors or LV electronic components or parts; of cable, line or wire insulation of cable, line or wire insulation, e.g. using partial discharge measurements
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/12Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
    • G01R31/14Circuits therefor, e.g. for generating test voltages, sensing circuits
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/12Testing dielectric strength or breakdown voltage ; Testing or monitoring effectiveness or level of insulation, e.g. of a cable or of an apparatus, for example using partial discharge measurements; Electrostatic testing
    • G01R31/16Construction of testing vessels; Electrodes therefor
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02BBOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02B13/00Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
    • H02B13/02Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
    • H02B13/035Gas-insulated switchgear
    • H02B13/065Means for detecting or reacting to mechanical or electrical defects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Installation Of Bus-Bars (AREA)

Description

この発明は、例えば、ガス絶縁開閉装置などの電力機器における金属容器の内部で発生する部分放電現象を検知する部分放電検知装置の部分放電センサーに関するものである。
ガス絶縁開閉装置のような電力機器では、封入された絶縁ガスを密閉した金属容器の内部で高電圧導体(電線)を支持して絶縁状態を保っている。金属容器内の電界分布は、平等電界となるように設計されているが、不平等電界を形成する欠陥(例えば、金属の異物や針状突起など)が混入すると、その欠陥の部分を起点として部分放電が発生する場合がある。この部分放電を放置すると、絶縁破壊が発生して事故につながることがあるため、部分放電の初期段階を検知して、絶縁破壊を未然に防止することが重要である。
そのため、この部分放電を検出するために、部分放電センサーが設けられる。部分放電が発生すると、VHF帯からUHF帯の電磁波が放射されることが知られている。従来の部分放電センサーとして、この電磁波を受信することにより放電を検知するものが提案されている。例えば特許文献1では、金属容器の接合部の一対のフランジと、この一対のフランジを連結する複数のスタッドにより高周波的に閉ループ回路を形成してスロットアンテナを構成し、金属容器の接合部の隙間から外部に漏れる電磁波を受信する絶縁監視用アンテナ装置が開示されている。
特開平04−004725
ガス絶縁開閉装置のような電力機器の金属容器内で発生する部分放電では、放射される電磁波ノイズの周波数はVHF帯からUHF帯が主体である。
しかし、特許文献1の絶縁監視用アンテナ装置では、金属容器の接合部の一対のフランジと、この一対のフランジを連結する複数のスタッドによりスロットアンテナを構成しているため、スロットアンテナの共振周波数は隣接するスタッドの間隔によって決まる。スロットアンテナは、その長手方向の長さLに対して、波長がL/2となる周波数で最も高い感度を有するため、VHF帯のように低い周波数帯では波長がL/2に対して長くなることから十分な高い感度が得られないという課題があった。
また、フランジの接合部から外部に漏れ出す電磁波ノイズを検知する別のアンテナを用いてもよいが、VHF帯の電磁波ノイズに高い感度を有するセンサーを得るためにはその波長の1/2に合わせて構成するとアンテナが大型化してしまうという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、VHF帯のように低い周波数帯の電磁波ノイズに対しても高い感度を有する低周波化した部分放電センサーを提供することを目的とする。
この発明の部分放電センサーは、第1の導体管の一端に形成された第1のフランジと、第2の導体管の一端に形成された第2のフランジと、第1のフランジおよび第2のフランジの間に挟まれた第1の絶縁スペーサと、第1のフランジと絶縁スペーサと第2のフランジを貫通する複数の穴と、複数の穴の1つを貫通し、第1のフランジおよび第2のフランジに電気的に接続して配置された少なくとも2つの第1の導体と、複数の穴の1つを貫通し、第2のフランジに電気的に接続して配置された第2の導体と、第2の導体と第1のフランジとの間を絶縁する第2の絶縁スペーサとを備えた。
この発明によれば、VHF帯のように低い周波数帯の電磁波ノイズに対しても高い感度を有する部分放電センサーを提供することができる。
この発明の実施の形態1による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例を示す図である。 この発明の実施の形態1による導体管の概略構成の一例を示す図である。 図1に示された曲面Aを含む断面の展開図である。 この発明の実施の形態1による部分放電センサーのフランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナの受信電圧特性をシミュレーションによって算出した結果を示す説明図である。 図3に示した展開図の絶縁対象とするフランジを変更して絶縁スペーサと圧着端子を接続した変形例である。 この発明の実施の形態2による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例を示す図である。 図6に示された曲面Bを含む断面の展開図である。 この発明の実施の形態2による部分放電センサーのフランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナの受信電圧特性をシミュレーションによって算出した結果を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例の断面の展開図である。 図9に示された接続ボルトと圧着端子の接続の変形例である。
以下、この発明の実施の形態による部分放電センサーについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1では、2つの導体管の一端にそれぞれ形成されたフランジと2つのフランジを接続する接続ボルトで形成される閉ループにより構成されたスロットアンテナが放電源から放射された電磁波を受信する部分放電センサーについて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例を示す図である。
図1において、フランジ2a(第1のフランジ)は、導体管1a(第1の導波管)の一端に形成されている。フランジ2b(第2のフランジ)は、導体管1b(第2の導波管)の一端に形成されている。高電圧導体3は、導体管1a、1bにより構成される筒状の閉空間内に設置されている。絶縁スペーサ4(第1の絶縁スペーサ)は、フランジ2aおよびフランジ2bの間に挟まれ、高電圧導体3を支持する。接続ボルト5は、フランジ2a、絶縁スペーサ4、フランジ2bを固定する。伝送線路9(9a、9b)は、給電線の内導体および外導体であって、接続ボルト5を介してフランジ2a、2bに接続されて信号を外部に取り出す。
なお、導体管1a、1bは、筒状の閉空間として円筒状の閉空間を形成するものを例示したが、必ずしも円筒状でなくともよく、例えば断面が矩形や多角形、楕円のような形状でもよい。また、筒状の閉空間内には絶縁性を高めるガスが充填される。
図2は、この発明の実施の形態1による導体管の概略構成の一例を示す図である。
図2に示すように、高電圧導体3は、絶縁スペーサ4を貫通し、フランジ2a、2b、また導体管1a、1bが構成する筒状の閉空間の内壁に接触しないように絶縁スペーサ4に支持される。
図3は、図1に示された曲面Aを含む断面の展開図である。曲面Aは、フランジを固定する接続ボルト5の中心を含む円周に沿った曲面であるが、ここでは平面的に示して説明する。
図3において、穴6a〜6cは、フランジ2a、絶縁スペーサ4、フランジ2bを貫通するように複数設けられる。ナット7a〜7cは、穴6a〜6cを通して貫通した接続ボルト5a〜5cを締め付けてフランジ2a、絶縁スペーサ4、フランジ2bを連結する。なお、穴6a〜6cの直径は、接続ボルト5a〜5cより大きくしておく。また、接続ボルト5a〜5cの頭部は、穴6a〜6cの直径より大きくなっている。
ここでは、接続ボルト5a〜5c、ナット7a〜7cは、導体とする。
穴6a、6bを貫通する接続ボルト5a、5b(第1の導体)の頭部は、穴6a、6bより大きいのでフランジ2aと接触し、電気的に接続された状態となる。また、接続ボルト5a、5bは、ナット7a、7bによってフランジ2bと接触し、電気的に接続された状態となる。
絶縁スペーサ8(第2の絶縁スペーサ)は、穴6cを貫通する接続ボルト5c(第2の導体)の頭部とフランジ2aの間に挿入され、接続ボルト5cとフランジ2aが電気的に接続しないようにする。接続ボルト5cは、ナット7cによってフランジ2bと接触し、電気的に接続された状態となる。なお、この絶縁スペーサ8のような絶縁材を接続ボルト5cと穴6cの間に充填してもよい。
よって、第1の導体である接続ボルト5a、5bは、フランジ2aとフランジ2bのいずれとも接触して電気的に接続された状態となっている。また、第2の導体である接続ボルト5cは、フランジ2aとは接触しておらず、フランジ2bとのみ接触して電気的に接続された状態となっている。したがって、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって形成される閉ループがスロットアンテナを構成する。
伝送線路9は、内導体および外導体(一方を伝送線路9a、他方を伝送線路9bとする)からなる給電線である。圧着端子10aは、伝送線路9aの端部に形成され、接続ボルト5cの頭部と絶縁スペーサ8の間に配置される。また、圧着端子10bは、伝送線路9bの端部に形成され、接続ボルト5bの頭部とフランジ2aの間に配置される。圧着端子10a、10bの接続部は、例えば接続ボルトを貫通させるリングを持つO字状の導体でも、接続ボルトを一方向から挟むU字状の導体でも構わない。
ここで、接続ボルト5cは、フランジ2aとは導通せず、フランジ2bとは導通しているので、伝送線路9a、9bによりスロットアンテナで受信した電磁波の信号を外部に取り出すことができる。伝送線路9a、9bの構成としては、例えば同軸ケーブルがある。
次に動作について説明する。
この発明の部分放電センサーが利用されるガス絶縁開閉装置などの電力機器の部分放電検知装置では、導体管1a、1bの内部に異物が混入することなどによって、局所的に高電界を生じて、部分放電が発生する。部分放電が発生すると、部分放電の放電源から高周波の電磁波が放射される。
この発明の実施の形態1では、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナが、放電源から放射された電磁波を受信し、その受信信号を伝送線路9a、9bによって外部に伝送する。このとき、受信信号は、接続ボルト5cのフランジ2aに近い方の端である頭部とフランジ2aの間に印加された交流電圧として検知される。
このスロットアンテナによる受信信号を外部の測定器で検出することで、その受信信号の強さや頻度などから導体管1a、1bの内部で部分放電が発生していることを検知することができる。
部分放電から放射される電磁波の周波数は、放電が発生する場所等によって異なるが、主にVHF帯からUHF帯の信号が検出される。
外部の測定器で信号レベルが高い信号を得るには、所定の周波数で部分放電センサーの感度を高めることが必要である。
図4は、この発明の実施の形態1による部分放電センサーのフランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナの受信電圧特性をシミュレーションによって算出した結果を示す説明図である。
隣接する接続ボルト間の距離Lとし、長さがLのスロットアンテナの共振周波数をFとする。図4より、この発明の実施の形態1では、長さがLのスロットアンテナの共振周波数の約1/2の周波数で共振し、受信電圧が高くなっている。例えばL=300mmであれば、1/2F=250MHzとなり、VHF帯のような低い周波数であっても高い感度を得ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、フランジ2a(第1のフランジ)、接続ボルト5a(第1の導体)、フランジ2b(第2のフランジ)、接続ボルト5b(第1の導体)によって構成されるスロットアンテナに対して、接続ボルト5a、5bの間の位置にある接続ボルト5c(第2の導体)をフランジ2aから絶縁し、接続ボルト5cと伝送線路9a、接続ボルト5bを介してフランジ2bと伝送線路9bを接続する構成としたので、隣接する接続ボルト間の距離である長さがLのスロットアンテナの共振周波数の約1/2の周波数で特に感度が高い部分放電センサーを得ることができる。
また、この発明の実施の形態1によれば、伝送線路9a、9bは圧着端子10a、10bを介して接続ボルト5cとフランジ2aに固定する構成としたので、スロットアンテナで受信した信号を取り出すのに特別な構造を別途用意する必要がなく、組み立ての手間とコストを低減した部分放電センサーを得ることができる。
なお、図1および図3で示した伝送線路9の構成は同軸ケーブルとしていたが、これに限定するものではなく、接続ボルト5cとフランジ2aの間に生じる信号を取り出すことができれば任意の伝送線路が選択可能である。
また、接続ボルトと絶縁される一方のフランジは、フランジ2a、2bのどちらを選択しても良い。例えば、図5は、図3に示した展開図の絶縁対象とするフランジを変更して絶縁スペーサと圧着端子を接続した変形例である。図において、ナット7cとフランジ2bの間に絶縁スペーサ8を挿入すれば、接続ボルト5cとフランジ2bを絶縁することができる。この場合、フランジ2a(第1のフランジ)、接続ボルト5a(第1の導体)、フランジ2b(第2のフランジ)、接続ボルト5b(第1の導体)によって構成されるスロットアンテナに対して、接続ボルト5a、5bの間の位置にある接続ボルト5c(第2の導体)をフランジ2bから絶縁し、接続ボルト5cと伝送線路9b、接続ボルト5bを介してフランジ2bと伝送線路9aを接続する構成としたので、図3と同様に、隣接する接続ボルト間の距離である長さがLのスロットアンテナの共振周波数の約1/2の周波数で特に感度が高い部分放電センサーを得ることができる。ここで、接続ボルトをフランジ2b側から挿入し、フランジ2a側でナットを挿入する場合にも、絶縁対象としていずれのフランジを選択しても、接続ボルト5cに対して絶縁するフランジ側に絶縁スペーサ8を配置して圧着端子10a、10bの接続を同様に行うことができる。
実施の形態2.
先に説明したこの発明の実施の形態1では、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bが形成する閉ループにより構成されるスロットアンテナが放電源から放射された電磁波を受信する部分放電センサーについて説明した。この発明の実施の形態2では、接続ボルト5a、5b間に設けた接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bと絶縁させてスロット長を伸延したスロットアンテナを構成する部分放電センサーについて説明する。
図6は、この発明の実施の形態2による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例を示す図である。全体的な概略を説明する図6においては、図1に示したこの発明の実施の形態1と同一または同等の部分については同じ符号を付け、説明を省略する。
図7は、図6に示された曲面Bを含む断面の展開図である。曲面Bは、フランジを固定する接続ボルト5の中心を含む円周に沿った曲面であるが、ここでは平面的に示して説明する。図7において、図3に示したこの発明の実施の形態1と同一または同等の部分については同じ符号を付け、説明を省略する。
この発明の実施の形態2による部分放電センサーとこの発明の実施の形態1による部分放電センサーとの相違点は、接続ボルト5a、5bの間に、フランジ2aおよびフランジ2bと絶縁された接続ボルト5d(第3の導体)を少なくとも1つ設けた点である。
この発明の実施の形態2では、第3の導体である接続ボルト5dをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁するため、絶縁スペーサ11a、11b(第3の絶縁スペーサ)を設け、接続ボルト5dの頭部とフランジ2aの間に絶縁スペーサ11aを、ナット7dとフランジ2bの間に絶縁スペーサ11bをそれぞれ挿入している。これにより、接続ボルト5dは、フランジ2aおよびフランジ2bとは電気的に接続しないようにする。なお、この絶縁スペーサ11a、11bのような絶縁材を接続ボルト5dと穴6dの間に充填してもよい。したがって、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって閉ループが形成され、スロットアンテナが構成される。
このとき、スロットアンテナの長さであるスロット長は隣接する接続ボルトの間隔Lの約3倍となり、この発明の実施の形態1と比較して1.5倍のスロット長とすることができる。したがって、スロット長が伸延することでスロットアンテナの共振周波数をより低くすることができる。
図8は、この発明の実施の形態2による部分放電センサーのフランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナの受信電圧特性をシミュレーションによって算出した結果を示す説明図である。
図8より、この発明の実施の形態2のスロットアンテナは、この発明の実施の形態1のスロットアンテナよりも低い周波数である0.33Fにおいて特に高い感度を有していることがわかる。したがって、この発明の実施の形態1の部分放電センサーよりも低い周波数であっても高い感度を得ることができる。
また、接続ボルト5a、5bの間で、フランジ2a,2bから絶縁される接続ボルト5dの数を2以上としても、すでに説明した動作と同様の原理により、スロット長が伸延されたスロットアンテナを構成することができる。この場合、絶縁される接続ボルトの数によって、スロット長が調整されてスロットアンテナの共振周波数を変化させることが可能である。
隣接する接続ボルト間の間隔Lが固定された状態において、接続ボルト5a、5bの間に含まれる接続ボルト5c、5d(伝送線路9aを接続する接続ボルトを含む)の本数をNとすると、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナの長さ(スロット長)は、式(1)のように表せる。
Figure 0006091700
と表される。
スロットアンテナの共振周波数は、スロット長が波長の1/2となる周波数であるから、スロット長が式(1)で表されるスロットアンテナの共振周波数F(N)は、式(2)のように表せる。
Figure 0006091700
ここで、cは光速である。
式(2)より、接続ボルト5a、5bの間に含まれる接続ボルトの本数Nを増やすことによってスロットアンテナの共振周波数を低くすることができる。
したがって、隣接する接続ボルトの間隔Lが小さくなった場合でも、接続ボルト5a、5bの間に含まれる接続ボルト5c、5dの本数Nを大きくすることでスロット長を伸延することができ、その結果として低い周波数で高い感度を有する部分放電センサーを得ることができる。
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、第1の導体である接続ボルト5a、5bの間にある複数の接続ボルトのうち、第2の導体である接続ボルト5cをフランジ2aから絶縁し、接続ボルト5cとフランジ2aに伝送線路9a、9bを接続するとともに、接続ボルト5c以外の接続ボルト5a、5bの間にある少なくとも1つの第3の導体である接続ボルト5dをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁する構成としたので、式(2)で表される共振周波数で特に感度が高い部分放電センサーを得ることができる。よって、隣接する接続ボルトの間隔Lを小さくした場合でも、接続ボルト5a、5bの間に含まれる接続ボルト5c、5dの本数Nを増やすことによって、より低い周波数帯で感度の高い部分放電センサーを得ることができる。
また、この発明の実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、伝送線路9a、9bは圧着端子10a、10bを介して接続ボルト5cとフランジ2aに固定する構成としたので、スロットアンテナで受信した信号を取り出すのに特別な構造を別途用意する必要がなく、組み立ての手間とコストを低減した部分放電センサーを得ることができる。
なお、伝送線路9の構成は、実施の形態1と同様に、同軸ケーブルに限定するものではなく、接続ボルト5cとフランジ2aの間に生じる信号を取り出すことができれば任意の伝送線路が選択可能である。
また、接続ボルトと絶縁される一方のフランジは、実施の形態1と同様に、フランジ2a、2bのどちらを選択しても良い。例えば、ナット7cとフランジ2bの間に絶縁スペーサ8を挿入すれば、接続ボルト5cとフランジ2bを絶縁することができる。この場合、接続ボルト5cとフランジ2aに伝送線路に伝送線路9a、9bを接続すれば、同様の動作により高周波信号を検出することができ、低い周波数帯で感度の高い部分放電センサーを得ることができる。ここで、接続ボルトをフランジ2b側から挿入し、フランジ2a側でナットを挿入する場合にも、絶縁スペーサ8をいずれの側に挿入してもよい。
また、フランジ2a,2bの両方から絶縁される接続ボルト5dは、他の接続ボルト5a〜5cと材質を変えて、導通性のない接続ボルト(連結部材)を採用することで、絶縁スペーサ11a、11bをなくしてもよい。
実施の形態3.
先に説明したこの発明の実施の形態2では、接続ボルト5a、5b間に設けた接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bと絶縁させてスロット長を伸延したスロットアンテナを構成した部分放電センサーについて説明した。この発明の実施の形態3では、伝送線路9aが接続される接続ボルト5c以外のすべての接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁させてアンテナを構成する部分放電センサーについて説明する。
図9は、この発明の実施の形態3による部分放電センサーを含む部分放電検知装置の一例の断面の展開図である。この発明の実施の形態2の図7に示した断面の展開図に相当する。
図において、伝送線路9aが接続される接続ボルト5c以外のすべての接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁することで、フランジ2aとフランジ2bから構成される平行平板型のアンテナとして動作し、放電源から放射された電磁波を受信する部分放電センサーが得られる。したがって、この発明の実施の形態1で説明した動作と同様の原理により、部分放電の発生を検知することができる。
ここで、接続ボルト5c以外のすべての接続ボルト5a、5b、5dをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁する際に、この発明の実施の形態2の接続ボルト5dと同様に、接続ボルト5a、5bの頭部とフランジ2aの間、およびナット7a、7bとフランジ2bの間にも絶縁スペーサ12a、12b、13a、13bをそれぞれ挿入することで、接続ボルト5c以外の接続ボルト5a、5b、5dはフランジ2aおよびフランジ2bとは電気的に接続しないようにする。圧着端子10aの接続は、絶縁スペーサ10aと接続ボルト5cの間に図3、図7に示した接続方式と同様に行い、フランジ2bとのみ電気的に接続された状態とする。一方、圧着端子10bの接続は、フランジ2aと接続ボルト5bの間ではなく、フランジ2aと絶縁スペーサ12aの間に接続し、フランジ2aとのみ電気的に接続された状態とする。なお、絶縁スペーサのような絶縁材を接続ボルトと穴の間に充填してもよい。
この発明の実施の形態3では、この発明の実施の形態1および実施の形態2のスロットアンテナとは異なり、フランジ2a、2b全体を平行平板型アンテナとして動作させるので、アンテナの動作周波数をスロットアンテナよりも低くさせることができ、VHF帯の低い周波数帯においてさらに感度の高い放電検知センサーを得ることができる。
また、図10は、図9に示された接続ボルトと圧着端子の接続の変形例である。図において、図9に対して接続ボルト5bを接続ボルト5aと同様に、フランジ2aおよびフランジ2bから絶縁する。接続ボルト5bから外した圧着端子10bは接続ボルト5cを利用してフランジ2bと接続するが、接続ボルト5cには電気的に接続しないようにする。よって、例えば穴6cの径と同様に端子の径を大きくした圧着端子10cに圧着端子10bを代えることで、圧着端子10cを絶縁スペーサ8とフランジ2aの間に接続する。なお、圧着端子10aについても圧着端子10cと同様の大きい径のものを使用しても、接続ボルト5cの頭から電気的な接続が確保できればよい。
なお、図10で説明した接続ボルトと圧着端子の接続の変形例は、接続ボルト5bから絶縁スペーサ12aおよび絶縁スペーサ12bを取り外して、実施の形態1の図3、実施の形態2の図7における接続ボルト5cの頭側に2つの圧着端子の接続にも適用可能である。また、実施の形態1から実施の形態3のいずれにおいても、図5のように、圧着端子の接続を接続ボルトの頭側からナット側へ変更しても、接続ボルト5cのナット7c側に2つの圧着端子10a、10cを接続することができることは自明である。
以上のように、この発明の実施の形態3によれば、伝送線路9aが接続される接続ボルト5c以外のすべての接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁させた平行平板型アンテナとして構成したので、フランジ2a、2b全体をアンテナとして動作させて、アンテナの動作周波数をスロットアンテナよりも低くさせることができ、VHF帯の低い周波数帯においてさらに感度の高い放電検知センサーを得ることができる。
また、この発明の実施の形態3によれば、この発明の実施の形態1および実施の形態2と同様に、伝送線路9a、9bは圧着端子10a、10bを介して接続ボルトとフランジに固定する構成としたので、スロットアンテナで受信した信号を取り出すのに特別な構造を別途用意する必要がなく、組み立ての手間とコストを低減した部分放電センサーを得ることができる。
なお、伝送線路9の構成は、この発明の実施の形態1および実施の形態2と同様に、同軸ケーブルに限定するものではなく、接続ボルト5cとフランジ2aの間に生じる信号を取り出すことができれば任意の伝送線路が選択可能である。
また、接続ボルトと絶縁される一方のフランジは、この発明の実施の形態1および実施の形態2と同様に、フランジ2a、2bのどちらを選択しても良い。例えば、ナット7cとフランジ2bの間に絶縁スペーサ8を挿入すれば、接続ボルト5cとフランジ2bを絶縁することができる。この場合、接続ボルト5cとフランジ2aに伝送線路に伝送線路9a、9bを接続すれば、同様の動作により高周波信号を検出することができ、低い周波数帯で感度の高い部分放電センサーを得ることができる。ここで、接続ボルトをフランジ2b側から挿入し、フランジ2a側でナットを挿入する場合にも、絶縁スペーサ8をいずれの側に挿入してもよい。
また、フランジ2a,2bの両方から絶縁される接続ボルト5a、5b、5dは、他の接続ボルト5cと材質を変えて、導通性のない接続ボルトを採用することで、絶縁スペーサをなくしてもよい。
これまで説明したように、この発明の部分放電センサーによれば、フランジ2a、接続ボルト5a、フランジ2b、接続ボルト5bによって構成されるスロットアンテナに対して、接続ボルト5a、5bの間にある接続ボルト5cをフランジ2aから絶縁し、接続ボルト5cとフランジ2aに伝送線路に伝送線路9a、9bを接続する構成としたので、長さがLのスロットアンテナの共振周波数の約1/2の周波数で特に感度が高い部分放電センサーを得ることができる。
また、この発明の部分放電センサーによれば、接続ボルト5a、5bの間にある複数の接続ボルトのうち、接続ボルト5cをフランジ2aから絶縁し、接続ボルト5cとフランジ2aに伝送線路9a、9bを接続するとともに、接続ボルト5c以外の接続ボルト5a、5bの間にあるN個の接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁する構成としたので、式(2)で表される共振周波数で特に感度が高い部分放電センサーを得ることができ、隣接する接続ボルトの間隔Lを小さくした場合でも、接続ボルト5a、5bの間に含まれる接続ボルト5c、5dの本数Nを増やすことによって、より低い周波数帯で感度の高い部分放電センサーを得ることができる。
また、この発明の部分放電センサーによれば、伝送線路9aが接続される接続ボルト5c以外のすべての接続ボルトをフランジ2aおよびフランジ2bから絶縁させた平行平板型アンテナとして構成したので、フランジ2a、2b全体をアンテナとして動作させて、アンテナの動作周波数をスロットアンテナよりも低くさせることができ、VHF帯の低い周波数帯においてさらに感度の高い放電検知センサーを得ることができる。
また、この発明の部分放電センサーによれば、伝送線路9a、9bは圧着端子10a、10bを介して接続ボルト5cとフランジ2aに固定する構成としたので、スロットアンテナで受信した信号を取り出すのに特別な構造を別途用意する必要がなく、コストを低減した部分放電センサーを得ることができる。
なお、この発明の部分放電センサーをガス絶縁開閉装置などの電力機器の部分放電検知装置として利用することで、部分放電を早期に検知し、絶縁破壊の発生を未然に防止することが可能となる。
なお、この発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意な構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意な構成要素の省略が可能である。
この発明に係る部分放電センサーは、VHF帯のような低い周波数帯の電磁波を受信する感度を向上させることができ、ガス絶縁開閉装置のような電力機器において部分放電を検出する部分放電検知装置などに適している。
1a、1b 導体管、2a、2b フランジ、3 高電圧導体、4 絶縁スペーサ、5、5a〜5d 接続ボルト、6a〜6c 穴、7a〜7c ナット、8 絶縁スペーサ、9、9a、9b 伝送線路、10a、10b、10c 圧着端子、11a、11b 絶縁スペーサ、12a、12b 絶縁スペーサ、13a、13b 絶縁スペーサ。

Claims (11)

  1. 第1の導体管の一端に形成された第1のフランジと、
    第2の導体管の一端に形成された第2のフランジと、
    前記第1のフランジおよび前記第2のフランジの間に挟まれた第1の絶縁スペーサ、
    前記第1のフランジと前記第1の絶縁スペーサと前記第2のフランジを貫通する複数の穴と、
    前記複数の穴の1つを貫通し、前記第1のフランジおよび前記第2のフランジに電気的に接続して配置された少なくとも2つの第1の導体と、
    前記複数の穴の1つを貫通し、前記第2のフランジに電気的に接続して配置された第2の導体と、
    前記第2の導体と前記第1のフランジとの間を絶縁する第2の絶縁スペーサと
    を備えた部分放電センサー。
  2. 前記第1のフランジと前記第2のフランジと前記第1の導体を線路として形成されるスロットアンテナ
    を備えた請求項1に記載の部分放電センサー。
  3. 前記複数の穴の1つを貫通し、配置された少なくとも1つの連結部材
    を備え、
    前記連結部材は、前記第1の導体と前記第2の導体が配置される周状において、前記第1の導体と前記第2の導体の間に配置された
    請求項1に記載の部分放電センサー。
  4. 前記連結部材は、第3の導体であって、
    前記第3の導体と前記第1のフランジとの間および前記第3の導体と前記第2のフランジとの間をそれぞれ絶縁する第3の絶縁スペーサ
    を備えた請求項3に記載の部分放電センサー。
  5. 給電線の内導体および外導体のいずれか一方が前記第1の導体の1つを介して前記第1のフランジに電気的に接続され、
    前記給電線の内導体および外導体のいずれか他方が前記第2の導体を介して前記第2のフランジに電気的に接続される
    請求項1に記載の部分放電センサー。
  6. 前記第2の導体は、前記第1のフランジおよび前記第2のフランジを連結するボルトであって、
    前記給電線の内導体および外導体は、先端に導体端子を有し、
    前記ボルトを介して、2つの前記導体端子とこの2つの前記導体端子の間に前記第2の絶縁スペーサを挟んで当該ボルトの頭部または当該ボルトを締めるナットにより前記第1のフランジに固定する
    請求項5に記載の部分放電センサー。
  7. 前記第1の導体、前記第2の導体は、前記第1のフランジおよび前記第2のフランジを連結する第1、第2のボルトであって、
    前記給電線の内導体および外導体は、先端に導体端子を有し、
    前記第1のボルトを介して2つの前記導体端子のいずれか一方を、前記第2のボルトを介して2つの前記導体端子のいずれか他方を当該ボルトの頭部または当該ボルトを締めるナットにより前記第1のフランジに固定する
    請求項5に記載の部分放電センサー。
  8. 第1の導体管の一端に形成された第1のフランジと、
    第2の導体管の一端に形成された第2のフランジと、
    前記第1のフランジおよび前記第2のフランジの間に挟まれた第1の絶縁スペーサと、 前記第1のフランジと前記第1の絶縁スペーサと前記第2のフランジを貫通する第1の穴と、
    前記第1の穴を貫通し、前記第2のフランジに電気的に接続して配置された第1の導体と、
    前記第1の導体と前記第1のフランジとの間を絶縁する第2の絶縁スペーサと
    前記第1のフランジと前記第2のフランジとから形成される平行平板アンテナと
    を備えた部分放電センサー。
  9. 第1の導体管の一端に形成された第1のフランジと、
    第2の導体管の一端に形成された第2のフランジと、
    前記第1のフランジおよび前記第2のフランジの間に挟まれた第1の絶縁スペーサと、 前記第1のフランジと前記第1の絶縁スペーサと前記第2のフランジを貫通する第1の穴と、
    前記第1の穴を貫通し、前記第2のフランジに電気的に接続して配置された第1の導体と、
    前記第1の導体と前記第1のフランジとの間を絶縁する第2の絶縁スペーサと
    を備え、
    給電線の内導体および外導体のいずれか一方が前記第1のフランジに電気的に接続され、
    前記給電線の内導体および外導体のいずれか他方が前記第1の導体を介して前記第2のフランジに電気的に接続される
    部分放電センサー。
  10. 前記第1の導体は、前記第1のフランジおよび前記第2のフランジを連結するボルトであって、
    前記給電線の内導体および外導体は、先端に導体端子を有し、
    前記ボルトを介して、2つの前記導体端子とこの2つの前記導体端子の間に前記第2の絶縁スペーサを挟んで当該ボルトの頭部または当該ボルトを締めるナットにより前記第1のフランジに固定する
    請求項に記載の部分放電センサー。
  11. 前記第1のフランジと前記第1の絶縁スペーサと前記第2のフランジを貫通する第2の穴と、
    前記第2の穴を貫通し、配置された第2の導体と、
    前記第2の導体と前記第1のフランジとの間および前記第2の導体と前記第2のフランジとの間をそれぞれ絶縁する第3の絶縁スペーサと
    を備え、
    前記第1の導体、前記第2の導体は、前記第1のフランジおよび前記第2のフランジを連結する第1、第2のボルトであって、
    前記給電線の内導体および外導体は、先端に導体端子を有し、
    前記第1のボルトを介して2つの前記導体端子のいずれか一方を、前記第2のボルトを介して2つの前記導体端子のいずれか他方を当該ボルトの頭部または当該ボルトを締めるナットにより前記第1のフランジに固定する
    請求項に記載の部分放電センサー。
JP2016505938A 2014-03-07 2014-03-07 部分放電センサー Active JP6091700B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2014/001306 WO2015132821A1 (ja) 2014-03-07 2014-03-07 部分放電センサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6091700B2 true JP6091700B2 (ja) 2017-03-08
JPWO2015132821A1 JPWO2015132821A1 (ja) 2017-03-30

Family

ID=54054667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016505938A Active JP6091700B2 (ja) 2014-03-07 2014-03-07 部分放電センサー

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10310000B2 (ja)
JP (1) JP6091700B2 (ja)
CN (1) CN106104287B (ja)
GB (1) GB2538199B (ja)
WO (1) WO2015132821A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2018552B1 (en) 2017-03-20 2018-09-28 Univ Delft Tech Measurement system for monitoring gas insulated system
CN116685446A (zh) * 2020-11-24 2023-09-01 艾伊特琳科株式会社 器件的无线受电用的框体、和具有该框体的器件

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331685A (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 管路気中ケーブル線路の部分放電測定方法および接続部
JPH1019969A (ja) * 1996-07-06 1998-01-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 部分放電測定方法
JP2007232496A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Mitsubishi Electric Corp Gis用部分放電検出センサおよびこれを使用する絶縁異常監視システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2678949B2 (ja) 1990-04-20 1997-11-19 日新電機株式会社 絶縁監視用アンテナ装置
US5859590A (en) * 1996-05-08 1999-01-12 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Abnormality detection apparatus and abnormality detection method
JPH104614A (ja) * 1996-06-13 1998-01-06 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置
JP5105841B2 (ja) * 2006-12-04 2012-12-26 株式会社東芝 部分放電検出装置
JP5491819B2 (ja) * 2009-10-02 2014-05-14 株式会社東芝 ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置
CN104115355B (zh) * 2012-02-21 2017-04-26 三菱电机株式会社 部分放电传感器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06331685A (ja) * 1993-05-20 1994-12-02 Furukawa Electric Co Ltd:The 管路気中ケーブル線路の部分放電測定方法および接続部
JPH1019969A (ja) * 1996-07-06 1998-01-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 部分放電測定方法
JP2007232496A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Mitsubishi Electric Corp Gis用部分放電検出センサおよびこれを使用する絶縁異常監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
US10310000B2 (en) 2019-06-04
US20160349303A1 (en) 2016-12-01
GB2538199B (en) 2018-10-03
WO2015132821A1 (ja) 2015-09-11
CN106104287A (zh) 2016-11-09
GB201614072D0 (en) 2016-09-28
GB2538199A8 (en) 2016-11-23
GB2538199A (en) 2016-11-09
JPWO2015132821A1 (ja) 2017-03-30
CN106104287B (zh) 2019-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8981761B2 (en) Partial discharge detector for gas-insulated electric apparatus
JP5105841B2 (ja) 部分放電検出装置
JP4860795B2 (ja) 電力機器
JP4732192B2 (ja) Gis用部分放電検出センサおよびこれを使用する絶縁異常監視システム
US9726708B2 (en) Device for detecting partial discharge for power transformer
KR101539436B1 (ko) 가스 절연 개폐기의 부분 방전 검출 장치
Kaneko et al. Detecting characteristics of various type antennas on partial discharge electromagnetic wave radiating through insulating spacer in gas insulated switchgear
EP2520943A2 (en) Apparatus for detecting partial discharge for electric power devices
JP6091700B2 (ja) 部分放電センサー
JP2006058166A (ja) 回転電機の部分放電検出装置および検出方法
KR101555233B1 (ko) 주상 변압기의 부분방전 검출용 광대역 센서
JP7129878B2 (ja) 部分放電検出用アンテナ
JP2007155512A (ja) 電力ケーブル部分放電検出方法及びこれを用いた電力ケーブル部分放電検出装置
KR101819173B1 (ko) 커플링 감도가 개선된 캐비티-백 커플러
KR100679086B1 (ko) 광대역 초고주파 부분방전 진단용 센서를 내장한 초고압전력기기용 스페이서
KR102358958B1 (ko) 주상변압기의 방사전자파 검출용 대칭 원추형 안테나
JP7039829B2 (ja) 絶縁診断用アンテナ
KR101417862B1 (ko) 전력설비 진단용 센서
JP6234646B1 (ja) 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法
KR101706523B1 (ko) 철제 밀폐형 전력설비의 고장진단센서
JPH03250710A (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置
JPWO2014073056A1 (ja) 部分放電センサー
JP2010043869A (ja) 電気機器の絶縁診断装置
JP2001289902A (ja) 部分放電検出装置
JP2018194522A (ja) 部分放電検出装置及び部分放電検出装置の設置方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6091700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250