JP6234646B1 - 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法 - Google Patents

温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6234646B1
JP6234646B1 JP2017540286A JP2017540286A JP6234646B1 JP 6234646 B1 JP6234646 B1 JP 6234646B1 JP 2017540286 A JP2017540286 A JP 2017540286A JP 2017540286 A JP2017540286 A JP 2017540286A JP 6234646 B1 JP6234646 B1 JP 6234646B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
temperature measuring
slot antenna
temperature
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017540286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018179055A1 (ja
Inventor
佳之 田村
佳之 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6234646B1 publication Critical patent/JP6234646B1/ja
Publication of JPWO2018179055A1 publication Critical patent/JPWO2018179055A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01KMEASURING TEMPERATURE; MEASURING QUANTITY OF HEAT; THERMALLY-SENSITIVE ELEMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01K7/00Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements
    • G01K7/32Measuring temperature based on the use of electric or magnetic elements directly sensitive to heat ; Power supply therefor, e.g. using thermoelectric elements using change of resonant frequency of a crystal

Abstract

ガス絶縁機器の導体(50)の温度を測定する温度測定器(1)であって、第1スロットアンテナ(111)及び第2スロットアンテナ(112)が形成された導電性を有する円筒状の外枠(11c)を備えた筐体(11)と、第1スロットアンテナ(111)に接続され、共振周波数が温度特性を有する帯域通過素子(14)及び第2スロットアンテナ(112)に接続されたアイソレータ(15)が実装され、帯域通過素子(14)とアイソレータ(15)とを接続する配線パターン(12a)を有し、筐体(11)に収容された基板(12)とを備え、帯域通過素子(14)は、筐体(11)に挿入された導体(50)と接触して熱的に接続される。

Description

本発明は、ガス絶縁機器の導体の温度を測定する温度測定器、この温度測定器を備えたガス絶縁機器及びこの温度測定器を用いた導体温度測定方法に関するものである。
絶縁ガスを封入したタンク内に配置された導体に通電するガス絶縁機器において、導体温度は、導体同士のつなぎ目である導体接続部での接触不良による異常発熱の検出及び導体可動部へ塗布されるグリスの劣化の指標となる。したがって、ガス絶縁機器の導体の温度を運転中に測定することに対するニーズがある。
運転中のガス絶縁機器内部は、高電界状態であり、導体にセンサを取り付けても、センサに通じるリード線を機器の筐体の外に引き出すことができない。したがって、ガス絶縁機器の導体の温度を運転中に測定することは、困難であった。
特許文献1には、被測定物の温度を遠隔的に測定する手法が提案されている。特許文献1に開示される温度測定方法は、共振周波数の温度特性を持つ水晶振動子と二本のリード線とを用いて共振器を作り、発振設備からの周波数を変化させ、受信設備で検出した共振信号の周波数に基づいて被測定物の温度を測定する。
特公昭63−50646号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示される温度測定方法をガス絶縁機器の導体の温度の測定に適用すると、導体に接触させる水晶振動子にリード線が取り付けられているため、共振器を構成する二本のリード線とタンクとの間で地絡が発生しやすくなる。このため、ガス絶縁機器の導体の温度を運転中に測定することができなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ガス絶縁機器の導体の温度をガス絶縁機器の運転中に測定できる温度測定器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ガス絶縁機器の導体の温度を測定する温度測定器であって、第1スロットアンテナ及び第2スロットアンテナが形成された導電性を有する円筒状の外枠を備えた筐体と、第1スロットアンテナに接続され、共振周波数が温度特性を有する帯域通過素子及び第2スロットアンテナに接続されたアイソレータが実装され、帯域通過素子とアイソレータとを接続する配線パターンを有し、筐体に収容された基板とを備える。帯域通過素子は、筐体に挿入された導体と接触して熱的に接続される。
本発明によれば、ガス絶縁機器の導体の温度をガス絶縁機器の運転中に測定できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る温度測定器の上面図 実施の形態1に係る温度測定器の前面図 実施の形態1に係る温度測定器の側面図 実施の形態1に係る温度測定器をガス絶縁機器のタンクの内部に設置した状態を模式的に示す図 実施の形態1に係る温度測定器によるガス絶縁機器の導体の温度測定に用いる信号波形の一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る温度測定器の上面図
以下に、本発明の実施の形態に係る温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る温度測定器の上面図である。図2は、実施の形態1に係る温度測定器の前面図である.図3は、実施の形態1に係る温度測定器の側面図である。温度測定器1は、第1スロットアンテナ111及び第2スロットアンテナ112が形成された筐体11と、筐体11内に収容された基板12と、第1スロットアンテナ111と基板12とを接続する同軸ケーブル13aと、基板12と第2スロットアンテナ112とを接続する同軸ケーブル13bとを有する。筐体11は、導電性材料で形成されており、円筒状になっている。温度測定器1は、筐体11が外側から被さるようにガス絶縁機器の導体50に設置される。ガス絶縁機器は、遮断器、断路器、母線、計器用変流器、計器用変圧器及び接地開閉器を例示できる。実施の形態1において、筐体11は、筐体部品11y,11zを組み合わせて構成されているが、分割構造でなくてもよい。筐体部品11y,11zは、筐体11を軸方向に沿って二分割した形状になっている。なお、筐体11は、三つ以上の筐体部品を組み合わせて円筒状に形成されてもよい。
筐体11は、一端11aから他端11b側に向かって外径が連続的に大きくなった後に一定となり、その後連続的に小さくなる外枠11cを有している。外枠11cは、一端11aから外径が連続的に大きくなる部分及び他端11bに向かって外径が連続的に小さくなる部分がテーパ面となっている。以下、外枠11cの一端11aから他端11b側に向かって外径が連続的に大きくなる部分を第1テーパ部11dと称し、一端11a側から他端11bに向かって外径が連続的に小さくなる部分を第2テーパ部11eと称する。また、外枠11cの第1テーパ部11dと第2テーパ部11eとの間の部分を中間部11fという。すなわち、中間部11fは、外枠11cの外径が一定の部分である。
第1テーパ部11dと中間部11fとがなす角度θ1は、鈍角となっている。また、第2テーパ部11eと中間部11fとがなす角度θ2は、鈍角となっている。角度θ1及び角度θ2が鈍角であることにより、第1テーパ部11dと中間部11fとの角又は第2テーパ部11eと中間部11fとの角から部分放電が発生することが防止される。実施の形態1においては、θ1=θ2であるとする。なお、第1テーパ部11dと中間部11fとの境界及び第2テーパ部11eと中間部11fとの境界を曲面とし、角が存在しないようにしても良い。
第1スロットアンテナ111は、第1テーパ部11dに形成されており、第2スロットアンテナ112は、第2テーパ部11eに形成されている。
筐体部品11yには、第1テーパ部11dと中間部11fとを隔てる第1隔壁11gと、第2テーパ部11eと中間部11fとを隔てる第2隔壁11hとが設けられている。第1隔壁11g及び第2隔壁11hは、筐体11の内部側に設けられている。第1隔壁11g及び第2隔壁11hは、導電性材料で形成されている。基板12は、導体50に温度測定器1を設置した際に、第1隔壁11gと第2隔壁11hと中間部11fと、導体50とで囲まれる空間に配置されている。
基板12には、共振周波数が温度特性を有する帯域通過素子14と、電気信号の通過方向を一方向に制限するアイソレータ15とが実装されている。帯域通過素子14は、共振周波数との周波数の差が小さい電気信号ほど透過率が大きい。帯域通過素子14には、セラミック振動子及び水晶振動子を例示できるがこれらに限定はされない。帯域通過素子14は、同軸ケーブル13aで第1スロットアンテナ111に接続されている。アイソレータ15は、同軸ケーブル13bで第2スロットアンテナ112に接続されている。帯域通過素子14及びアイソレータ15は、基板12に設けられた配線パターン12aによって接続されている。アイソレータ15は、帯域通過素子14から入力された電気信号を通過させるが、同軸ケーブル13bから入力された電気信号は通過させない。
帯域通過素子14は、基板12の導体50と対向する面に実装されており、導体50に接して熱的に接続されている。したがって、帯域通過素子14の温度は、導体50の温度と同じ温度となる。一方、アイソレータ15は、基板12の導体50と対向しない面に実装されており、導体50とは非接触である。したがって、アイソレータ15は、導体50の温度変化の影響を受けにくい。なお、アイソレータ15を基板12の導体50と対向する面に実装してもよい。基板12の導体50と対向する面にアイソレータ15を実装することにより、筐体11は、中間部11fにおける外径寸法を小さくできるため、温度測定器1の小型化が可能となる。
図4は、実施の形態1に係る温度測定器をガス絶縁機器のタンクの内部に設置した状態を模式的に示す図である。温度測定器1は、ガス絶縁機器のタンク100の内部の絶縁ガスが充填された空間に設置される。タンク100は、導電性材料で形成されている。絶縁ガスは、六弗化硫黄ガスが一般的であるが、これに限定されない。導体50同士の接続部である導体接続部51に隣接して温度測定器1を配置した場合、帯域通過素子14の温度は、導体接続部51の温度と見なすことができる。
温度測定器1を用いて導体温度を測定する際には、温度測定器1を設置した箇所を挟んで位置する二つの絶縁スペーサ61,62の一方の絶縁スペーサ61に第1外部アンテナ71を設置し、他方の絶縁スペーサ62に第2外部アンテナ72を設置する。絶縁スペーサ61,62は、エポキシ樹脂といった絶縁材料で形成されている。なお、第1外部アンテナ71は、第1テーパ部11d側に設置され、第2外部アンテナ72は、第2テーパ部11e側に設置される。発振器75から第1外部アンテナ71に複数の周波数成分を含む電気信号を入力すると、第1外部アンテナ71で電気信号は電磁波に変換され、絶縁スペーサ61を通り抜けてガス絶縁機器のタンク100の内部に侵入する。そして、第1外部アンテナ71で変換された電磁波は、ガス絶縁機器のタンク100の内部を伝播する。
ガス絶縁機器のタンク100の内部を伝播する電磁波は、第1スロットアンテナ111において電気信号に変換され、同軸ケーブル13aを介して帯域通過素子14に入力される。帯域通過素子14の共振周波数には、温度依存性があるため、導体50の温度によって定まる共振周波数の周波数成分が帯域通過素子14を通過してアイソレータ15へ入力される。帯域通過素子14からアイソレータ15に入力された電気信号は、アイソレータ15を通過して同軸ケーブル13bを介して第2スロットアンテナ112に入力される。なお、ガス絶縁機器のタンク100の内部を伝播して第2スロットアンテナ112に入力された電磁波は、第2スロットアンテナ112で電気信号に変換されるが、変換された電気信号は、アイソレータ15に遮られ帯域通過素子14には到達しない。
同軸ケーブル13bから第2スロットアンテナ112に入力された電気信号は、電磁波に変換されてガス絶縁機器のタンク100の内部を伝播する。ガス絶縁機器のタンク100の内部を伝播した電磁波が絶縁スペーサ62まで達すると、電磁波は、絶縁スペーサ62を通り抜けて第2外部アンテナ72に入力され、第2外部アンテナ72において電気信号に変換される。第2外部アンテナ72における変換後の電気信号は、アンプ73で増幅されたのちにオシロスコープ74に入力され、波形が表示される。オシロスコープ74に表示される波形は、導体50の温度によって定まる共振周波数の周波数成分の強度が最も強くなる波形であるため、オシロスコープ74に表示された波形に基づいて、導体50の温度を特定することができる。
図5は、実施の形態1に係る温度測定器によるガス絶縁機器の導体の温度測定に用いる信号波形の一例を示す図である。複数の周波数成分の波形を合成波であるパルス信号を発振器から第1外部アンテナ71に入力している。すなわち、第1外部アンテナ71には、複数の周波数成分の電気信号が同時に入力されている。パルス信号は、第1外部アンテナ71において広帯域の電磁波に変換され、絶縁スペーサ61を通り抜けてガス絶縁機器のタンク100の内部に侵入する。なお、タンク100の内部に侵入した電磁波の一部は、ガス絶縁機器のタンク100の内部で反射を繰り返しながら伝播する。したがって、第1スロットアンテナ111には、最短経路で通った電磁波が最も早く到達し、反射により長い経路を通った電磁波ほど到達が遅くなる。また、最短経路を通って第1スロットアンテナ111に到達した電磁波の強度が最も高く、長い経路を通った電磁波ほど強度が弱くなる。したがって、第1スロットアンテナ111に入力される電磁波の波形は、時間とともに強度が低くなる三角形状になっている。第1外部アンテナ71から送信された広帯域の電磁波は、第1スロットアンテナ111で電気信号に変換されるが、帯域通過素子14の共振周波数との周波数の差が小さい周波数成分ほど大きい透過率で帯域通過素子14を透過する。したがって、第2外部アンテナ72から出力される電磁波は、第1外部アンテナ71に入力されたパルス信号に含まれる複数の周波数成分のうち帯域通過素子14の共振周波数の周波数成分の強度が最も強くなる。
オシロスコープ74には、温度測定器1を経由せずに第2外部アンテナ72で受信された電磁波の波形と、温度測定器1を経由して第2外部アンテナ72で受信された電磁波の波形とが表示される。帯域通過素子14を通過した信号が第2スロットアンテナ112から送信されるのは、発振器75がパルス信号を発生させてから帯域通過素子14の特性による遅延時間Tの経過後であるが、遅延時間は帯域通過素子14の温度に依らず一定である。したがって、発振器75がパルス信号を発生させてから遅延時間Tが経過した後にオシロスコープ74に表示された波形を観測することで、導体50の温度を測定できる。
なお、複数の周波数成分の波形を合成波であるパルス信号の代わりに、周波数成分が時間とともに変化する電気信号を発振器75から第1外部アンテナ71に入力しても、第2外部アンテナ72から出力される電磁波は、第1外部アンテナ71に入力された電磁波のうち、帯域通過素子14の共振周波数の周波数成分の強度が最も強くなる。したがって、周波数成分が時間とともに変換する電気信号を発振器75から第1外部アンテナ71に入力することによっても、導体50の温度を測定できる。
基板12に実装される帯域通過素子14及びアイソレータ15は、入力された電気信号の電力を消費して動作する受動部品であり、帯域通過素子14及びアイソレータ15に外部から電力を供給する必要がない。したがって、温度測定器1は、バッテリを搭載する必要がなく、バッテリ切れによって導体50の温度を測定不能となってしまうことがない。また、受動部品は、増幅及び整流といった動作を行う能動部品と比較して故障が発生しにくい。ガス絶縁機器は、数十年の期待寿命があり、一般的にはタンク100を開放してメンテナンスすることは想定されていない。したがって、タンク100を開放してバッテリを交換したり、故障した部品を交換したりする必要がない実施の形態1係る温度測定器1は、ガス絶縁機器のタンク100の内部に設置するのに適している。
実施の形態1に係る温度測定器1は、導体50の温度を直に測定するため、日射の影響によってタンク100内の絶縁ガスの温度が高くなった状態であっても、導体50の温度測定の精度は低下しにくい。
実施の形態1に係る温度測定器は、ガス絶縁機器の導体の温度を運転中に測定することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係る温度測定器の上面図である。実施の形態2に係る温度測定器101は、第1テーパ部11dと中間部11fとがなす角度θ1は、第2テーパ部11eと中間部11fとがなす角度θ2よりも大きく、θ1>θ2となっている。すなわち、第1テーパ部11dのテーパよりも第2テーパ部11eのテーパの方が大きくなっている。この他については、実施の形態1に係る温度測定器1と同様である。
実施の形態2に係る温度測定器101は、θ1>θ2であり、第2テーパ部11eのテーパが第1テーパ部11dのテーパよりも大きくなっているため、一端11aから他端11b迄の長さは、θ1=θ2である温度測定器よりも幅が短くなる。第2テーパ部11eの導体50の延伸方向に対する傾斜が大きくなると、第2スロットアンテナ112からは、導体50の延伸方向に対して角度を持った方向に電磁波が放射されやすくなる。けれども、タンク100の内部では、導体50の延伸方向に対して角度を持った方向に第2スロットアンテナ112から電磁波が放射されても、タンク100で反射されながら電磁波が進行し、絶縁スペーサ62に到達する。したがって、導体50の延伸方向に対して角度を持った方向に第2スロットアンテナ112から電磁波が放射されても、第2外部アンテナ72で受信することができる。
実施の形態2に係る温度測定器101は、筐体11の一端11aから他端11bまでの寸法を小さくすることができる。すなわち、実施の形態2に係る温度測定器101は、筐体11を小型化できる。
上記実施の形態1,2において、第1スロットアンテナ111は、第1テーパ部11dに形成されており、第2スロットアンテナ112は、第2テーパ部11eに形成されていたが、第1スロットアンテナ111及び第2スロットアンテナ112の少なくとも一方を中間部11fに形成してもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,101 温度測定器、11 筐体、11a 一端、11b 他端、11c 外枠、11d 第1テーパ部、11e 第2テーパ部、11f 中間部、11g 第1隔壁、11h 第2隔壁、12 基板、12a 配線パターン、13a,13b 同軸ケーブル、14 帯域通過素子、15 アイソレータ、50 導体、51 導体接続部、61,62 絶縁スペーサ、71 第1外部アンテナ、72 第2外部アンテナ、73 アンプ、74 オシロスコープ、75 発振器、100 タンク、111 第1スロットアンテナ、112 第2スロットアンテナ。

Claims (9)

  1. ガス絶縁機器の導体の温度を測定する温度測定器であって、
    第1スロットアンテナ及び第2スロットアンテナが形成された導電性を有する円筒状の外枠を備えた筐体と、
    前記第1スロットアンテナに接続され、共振周波数が温度特性を有する帯域通過素子及び前記第2スロットアンテナに接続されたアイソレータが実装され、前記帯域通過素子と前記アイソレータとを接続する配線パターンを有し、前記筐体に収容された基板とを備え、
    前記帯域通過素子は、前記筐体に挿入された前記導体と接触して熱的に接続されることを特徴とする温度測定器。
  2. 前記筐体は、一端から他端側に向かって外径が大きくなる第1テーパ部と、外径が一定である中間部と、前記一端側から前記他端に向かって外径が小さくなる第2テーパ部とを有し、
    前記第1スロットアンテナは、前記第1テーパ部に形成されており、
    前記第2スロットアンテナは、前記第2テーパ部に形成されており、
    前記基板は、前記中間部に収容されていることを特徴とする請求項1に記載の温度測定器。
  3. 前記アイソレータは、前記基板の主面のうち、前記筐体に挿入された前記導体と対向する面の裏面に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の温度測定器。
  4. 前記筐体は、前記第1テーパ部と前記中間部とを隔てる第1隔壁、及び前記中間部と前記第2テーパ部とを隔てる第2隔壁を備えることを特徴とする請求項2に記載の温度測定器。
  5. 前記第1テーパ部と前記中間部とがなす角度は、前記第2テーパ部と前記中間部とがなす角度よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の温度測定器。
  6. 絶縁ガスが封入されたタンクと、
    前記タンク内に配置された導体と、
    前記導体に被せられた請求項1から5のいずれか1項に記載の温度測定器とを有することを特徴とするガス絶縁機器。
  7. 請求項1から5のいずれか1項に記載の温度測定器を用いてガス絶縁機器の導体の温度を測定する導体温度測定方法であって、
    前記導体が挿入された前記温度測定器を挟んで位置する前記ガス絶縁機器の二つの絶縁スペーサの一方に第1外部アンテナを、他方に第2外部アンテナを設置し、
    前記第1外部アンテナに、複数の周波数成分を含む電気信号を入力して、前記ガス絶縁機器内部に複数の周波数成分を含む電磁波を伝播させ、
    前記ガス絶縁機器の内部を伝播する複数の周波数成分を含む電磁波を前記第1スロットアンテナで電気信号に変換させ、
    前記第1スロットアンテナから前記帯域通過素子に入力される電気信号に含まれる複数の周波数成分のうち、前記帯域通過素子の共振周波数の周波数成分を前記アイソレータ側に通過させ、
    前記アイソレータを通過した電気信号を、前記第2スロットアンテナで電磁波に変換して、前記ガス絶縁機器の内部を伝播させ、
    前記ガス絶縁機器の内部を伝播する電磁波を前記第2外部アンテナで電気信号に変換させ、
    前記第2外部アンテナで変換された電気信号の周波数に基づいて、前記温度測定器が設置された部分での前記導体の温度を特定することを特徴とする導体温度測定方法。
  8. 前記複数の周波数成分を含む電気信号を合成したパルス信号を前記第1外部アンテナに入力することを特徴とする請求項7に記載の導体温度測定方法。
  9. 電気信号の周波数を時間とともに変化させることにより、前記複数の周波数成分を含む電気信号を前記第1外部アンテナに入力することを特徴とする請求項7に記載の導体温度測定方法。
JP2017540286A 2017-03-27 2017-03-27 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法 Active JP6234646B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/012395 WO2018179055A1 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6234646B1 true JP6234646B1 (ja) 2017-11-22
JPWO2018179055A1 JPWO2018179055A1 (ja) 2019-04-04

Family

ID=60417536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017540286A Active JP6234646B1 (ja) 2017-03-27 2017-03-27 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3605047B1 (ja)
JP (1) JP6234646B1 (ja)
WO (1) WO2018179055A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160032A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Mitsubishi Electric Corp Abnormal temperature detecting method of gas insulation apparatus
JP2000504552A (ja) * 1996-01-31 2000-04-11 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 部分放電検出装置を備えた金属容器閉鎖形開閉設備
JP2009053025A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Fujikura Ltd 高圧電力ケーブルの接続装置及び高圧電力ケーブルの接続部の温度監視方法
JP2016524130A (ja) * 2013-05-03 2016-08-12 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電気導体の温度監視システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5447593A (en) 1977-09-22 1979-04-14 Tokyo Denpa Kk Atricle identifying device
JPS57154024A (en) * 1981-03-19 1982-09-22 Mitsubishi Electric Corp Abnormal temperature detector for gas insulated apparatus
JPS57160030A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Mitsubishi Electric Corp Abnormal temperature detecting device of gas insulation apparatus

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57160032A (en) * 1981-03-27 1982-10-02 Mitsubishi Electric Corp Abnormal temperature detecting method of gas insulation apparatus
JP2000504552A (ja) * 1996-01-31 2000-04-11 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 部分放電検出装置を備えた金属容器閉鎖形開閉設備
JP2009053025A (ja) * 2007-08-27 2009-03-12 Fujikura Ltd 高圧電力ケーブルの接続装置及び高圧電力ケーブルの接続部の温度監視方法
JP2016524130A (ja) * 2013-05-03 2016-08-12 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 電気導体の温度監視システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3605047B1 (en) 2020-12-16
EP3605047A1 (en) 2020-02-05
EP3605047A4 (en) 2020-03-18
WO2018179055A1 (ja) 2018-10-04
JPWO2018179055A1 (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5491819B2 (ja) ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置
JP4860795B2 (ja) 電力機器
JP5105841B2 (ja) 部分放電検出装置
JP3243752B2 (ja) ガス絶縁機器の部分放電検出装置およびその校正方法
JP4732192B2 (ja) Gis用部分放電検出センサおよびこれを使用する絶縁異常監視システム
KR101539436B1 (ko) 가스 절연 개폐기의 부분 방전 검출 장치
JP5219816B2 (ja) 真空開閉器における高圧状態を音波検出する方法及び装置
JP2006250772A (ja) 回転電機の部分放電計測装置および回転電機の絶縁診断方法
US11105788B2 (en) Apparatus for detecting internal defect in transformer
CN101598762A (zh) 一种传感器及监测气体绝缘金属封闭开关局部放电装置
KR20110075681A (ko) 전력 변압기를 위한 부분방전 검출장치
JP6234646B1 (ja) 温度測定器、ガス絶縁機器及び導体温度測定方法
JP2006058166A (ja) 回転電機の部分放電検出装置および検出方法
JP3294806B2 (ja) ガス絶縁電気機器の部分放電検出装置
KR100632078B1 (ko) 초고압 케이블의 부분방전 측정 시 노이즈 제거장치 및방법
JP2017534849A5 (ja)
JP2003149058A (ja) 温度センサ及びプラント温度計測装置
JP6091700B2 (ja) 部分放電センサー
JP2007232477A (ja) プレハブ型ケーブル接続部の欠陥検出方法およびループアンテナ型センサ
JP4512042B2 (ja) 配電盤内の部分放電検出装置
JP2016194466A (ja) 部分放電測定装置
JPH044725A (ja) 絶縁監視用アンテナ装置
US10281511B2 (en) Passive wireless sensor for the measurement of AC electric field in the vicinity of high voltage apparatus
US9410997B2 (en) Crystal unit and method of measuring characteristics of the crystal unit
KR100893396B1 (ko) 내장형 센서가 구비된 가스 절연기기의 부분방전 검출장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170728

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20170728

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170821

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6234646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250