JP6242272B2 - タイヤ用摺接装置 - Google Patents
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Description
一般にタイヤ用摺接装置は、車体に固定された取付ブラケットに、液体を保有する摺接体を取り付けて、タイヤの踏面に摺接体を摺接させる構造が用いられる。これにより、タイヤローラ車両の自走に伴いタイヤの踏面に液体の膜を形成して、タイヤの踏面にアスファルト混合物が付着するのを防いだり、タイヤの踏面に付着した付着物が取り除けるようにしたり、タイヤの踏面を冷却したりする。
そのため、特許文献1の図6に開示されているような摺接体の取付構造が提案されている。これは、摺接体として、摺接体の背部に板状のベースを装着してなる構造を用い、車体側の取付ブラケットとして、例えばパイプ材で枠形に形成してなる取付部と、同取付部をタイヤの踏面と対面するよう車体に支持する支持部とから構成される構造部を用いる。そして、ベースの四隅近傍の部位に、パイプ材と脱着可能に係合する係合部を設けて、摺接体をパイプ材に取り付けるようにしたものである。具体的には係合部には、上側のパイプ材、下側のパイプ材のうちの一方のパイプ材に係合して、車体前後方向への移動を規制する係合部と、他方のパイプ材に係合して、車体上下方向への移動を規制する係合部とが用いられる。
そこで、本発明の目的は、摺接体がタイヤの踏面からずれ難く、さらには取付部から外れ難くしたタイヤ用摺接装置を提供することにある。
図1は転圧機械、例えばタイヤローラ車両(転圧ローラ車両)の側面図を示し、図2は同車両を図1中の矢視A方向から見た図をそれぞれ示している。
いずれのタイヤ用摺接装置11a,11bも同じ構造が用いられている。図2には、このうち後部側の片側(1基)のタイヤ用摺接装置11bの構造が示され、図3には同構造の一部を拡大した図が示されている。
このうち摺接体13は、例えば車幅方向に延びた長方形のブラシマット17を備えている。このブラシマット17の表側がタイヤ5の踏面5aと摺接する摺接面となる。摺接体13の背部となるブラシマット17の背側には、ベース19が装着されている。ここではベース19は、柔軟性を有する部材、例えばブラシマット17の背面に取着(例えば接着)された剛性の高い合成樹脂製の薄板で形成されている。これにより、摺接体13全体を構成している。
このうち支持部23は、例えば固定ブラケット25、可動ブラケット27、支持ブラケット29、付勢部材31、ストッパ機構33、取手35などから構成される。具体的には固定ブラケット25は、例えば一対の平行な板材から構成される。そして、その板材の一端部が、支持座25aを介して車体1の後端部下面に取着され、他端部が、隣接する2つのタイヤ5間へ向かっている。ちなみに下端部は、タイヤ5の周面近傍に配置される。
これには、ベース19の四隅近傍の部位に、取付部21の枠を構成している上段パイプ22a、下段パイプ22bと脱着可能に係合する係合部63,65を一体に設け、四隅以外の部位となるベース中央の部位に、仕切り部45を構成している縦パイプ22cと脱着可能に係合する係合部67を一体に設け、ベース19の四隅近傍の部位に配置された係合部63,65を、少なくとも取付部21に対し車体前後方向への移動と車体上下方向への移動を規制する手段とし、ベース19の中央近傍(四隅以外)の部位に配置された係合部67を、少なくとも取付部21に対し車体左右方向への移動を規制する手段とした構造が用いられる。
ベース19の下段の左右隅側の係合部65は、図3および図4に示されるようにC形ブロック部の出入口部71を後向きに配置して構成される。これにより、把持溝73内に下段パイプ22bが抱持されることにより、規制脚部69にて摺接体13が車体上下方向へ移動するのを規制する。つまり、係合部65は、取付部21に対して摺接体13が車体上下方向へ変位するのを規制する手段となる。
ベース19の中央側の係合部67は、図3および図4に示されるようにC形ブロック部の出入口部71を横向きに配置して構成される。これにより、把持溝73内に縦パイプ22c(仕切り部45)が抱持されると、規制脚部69にて摺接体13が車体左右方向へ移動するのを規制する。つまり、係合部67は、取付部21に対して摺接体13が車体左右方向へ変位するのを規制する手段となる。
しかも、係合部63,65,67には、いずれも一対の規制脚部69間に把持溝73を形成する構造を採用したので、容易に各種の規制方向に適した規制手段、すなわち係合部63,65,67を構成することができる。
5 タイヤ
5a 踏面
11 タイヤ用摺接装置
13 摺接体
15 ブラケット構造部(取付ブラケット)
19 ベース
21 取付部
23 支持部
63 係合部(車体前後方向を規制)
65 係合部(車体上下方向を規制)
67 係合部(車体左右方向を規制)
69 規制脚部
73 把持溝
Claims (1)
- 転圧用のタイヤを回転可能に設けた車体と、
背部に板状のベースが装着されて構成され、液体を保有しかつ前記タイヤの踏面と摺接する摺接体と、
前記摺接体を支持し前記車体に対し取り付ける取付ブラケットとを備え、
前記取付ブラケットは、枠形の取付部と、
前記取付部を前記タイヤの踏面と対面するように前記車体に支持した支持部とから構成される
タイヤ用摺接装置であって、
前記ベースの四隅近傍及び前記ベースの中央側の部位には、前記摺接体を前記取付部に対し脱着可能に係合する係合部を有し、
前記四隅近傍に配置された係合部と前記ベースの中央側に配置された係合部とは、互いに対向配置した一対の規制脚部と、当該規制脚部間に設けた把持溝とを有して構成され、
前記四隅近傍に配置された係合部の把持溝は、車体上下方向、車体前後方向を向き、
前記ベースの中央側に配置された係合部の把持溝は、前記四隅近傍に配置された係合部の把持溝よりもベース側に近付けた位置に配置して車体左右方向を向き、
前記一対の規制脚部を弾性変形させて前記取付部の各部をそれぞれ異なる方向から前記把持溝内で抱持させることにより、車体前後方向、車体上下方向、車体左右方向の各方向をそれぞれ規制するものとした
ことを特徴とするタイヤ用摺接装置。
Priority Applications (1)
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JP2014080146A JP6242272B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | タイヤ用摺接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014080146A JP6242272B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | タイヤ用摺接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015200132A JP2015200132A (ja) | 2015-11-12 |
JP6242272B2 true JP6242272B2 (ja) | 2017-12-06 |
Family
ID=54551651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014080146A Active JP6242272B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | タイヤ用摺接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6242272B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5291528U (ja) * | 1975-12-30 | 1977-07-08 | ||
JP2001131906A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-05-15 | Sakai Heavy Ind Ltd | 転圧車両の転圧輪用摺接装置 |
JP5296017B2 (ja) * | 2010-07-06 | 2013-09-25 | 日立建機株式会社 | 転圧機械 |
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2014
- 2014-04-09 JP JP2014080146A patent/JP6242272B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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RU2804452C1 (ru) * | 2020-11-19 | 2023-09-29 | Токемек Энерджи Лтд | Бланкет-размножитель |
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JP2015200132A (ja) | 2015-11-12 |
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