JP6242043B2 - 建築物の断熱構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の内壁部、天井部、屋根部、床面部などの部分に用いられる断熱構造に関し、特に、真空断熱材とウレタンフォームの断熱材とを組み合わせることで優れた断熱性を有する断熱構造に関する。
従来から、木造住宅などの建築物において、内部空間の断熱性を確保するために、外気と接する壁部、屋根部などを断熱材で覆う断熱構造を採用した建築物が広く普及している。
建築物の断熱構造においては、ガラス繊維製断熱材又はウレタンフォーム断熱材を使用したものが一般的に使用されている。しかし、昨今の省エネルギー問題から断熱性の基準が示されており、これらの断熱材を用いた従来の断熱性能と比較して、さらなる断熱性能の向上が求められている。
一般には、断熱性能を向上させるためには、使用する断熱材を増量し、断熱層の厚みを大きくすることで実現可能である。しかし、断熱層を大きくすると、居住空間が小さくなることから、断熱性能を向上させた断熱材を用い、断熱層を大きくすることなく性能を向上させた断熱構造が求められている。
断熱性能を向上させた断熱構造としては、例えば特許文献1(特開平11−22050号公報)などが公知となっている。特許文献1においては、断熱パネルの断熱性能を向上させるために、ウレタンフォームと真空断熱材を併用したものが開示されている。この断熱パネルは、耐力壁用面材の表面に真空断熱材を設け、枠体で囲まれた空間にウレタンフォームを配置し、真空断熱材をウレタンフォームで被覆する構成である。
この断熱パネルは、従来のウレタンフォーム断熱材と比較して高い断熱性能を有しており、この断熱パネルを軸組間に配置することで優れた断熱構造とすることができる。
特開平11−22050号公報
しかし、一般に、ウレタンフォームはその吹き付け時に高温になっていることから、冷却時に収縮するという性質を有する。このため、真空断熱材の周囲に存在するウレタンフォームの収縮によって、真空断熱材が面材から剥がれたり、反り返るなどが生じ、断熱パネル表面に凹凸や亀裂などが発生することがある。この問題に関して、特許文献1の断熱パネルは、耐力壁用面材や枠体などの構成要素によって真空断熱材を保護しているが、この構成要素によって断熱パネルが大型化し、また、枠体の部分の断熱性能が不十分であるという問題もある。
また、特許文献1に示す断熱パネルを用いて軸組間に配置する断熱構造は、従来から行われている、壁を構成する面材にウレタンフォームを吹き付ける断熱構造に較べ、パネルの設置工程が別途必要であり、施工工程が複雑となるという問題もあった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、優れた断熱性能を発揮することができかつ真空断熱材の剥がれや反りの問題を解消することができるとともに、施工工程を簡略化することができる建築物の断熱構造を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の建築物の断熱構造を提供する。
本発明の第1態様によれば、
柱又は間柱の外表面側に設けられた構造用面材と、前記構造用面材の外側表面に透湿防水シートを備える構成要素を有する建築物において、前記構造用面材の内側面に、コア材を外包容器中に充填密封した構成の真空断熱材が保持されており、その表面に吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材を被覆積層してなる建築物の断熱構造であって、
前記外包容器は、多層フィルムとして構成され、
前記真空断熱材は、前記構造用面材の屋内側表面に貼着保持され、前記吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材を支持するとともに、前記外包容器の前記吹き付け硬質ウレタンフォームに接する層がナイロン樹脂で構成され、
前記吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材は、前記真空断熱材の表面側から、前記真空断熱材及び前記真空断熱材を保持する前記構造用面材を共に被覆するように設けられ、独立気泡率が20%以下であり、かつ密度が8〜18kg/m3である硬質ウレタンフォームであることを特徴とする建築物の断熱構造を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記硬質ウレタンフォームは、水を発泡剤とし、密度が8〜15kg/mであることを特徴とする、第1態様の建築物の断熱構造を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記硬質ウレタンフォームは、水を発泡剤とし、独立気泡率が10%以下であることを特徴とする、第1又は第2態様の建築物の断熱構造を提供する。
本発明の第4態様によれば、さらに、前記ウレタンフォーム断熱材の表面に防湿フィルムが設けられていることを特徴とする、第1から第3態様のいずれか1つの建築物の断熱構造を提供する。
本発明によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができ、簡単な工程作業により、断熱性能に優れた断熱構造を得ることができる。また、本発明の断熱構造は新規建築物だけではなく、リフォームにおいても有効に用いることが可能である。
本発明の第1実施形態にかかる建築物の壁面部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる建築物の屋根部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。 図2の屋根部の斜視図である。 本発明の第3実施形態にかかる建築物の屋根部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる建築物の天井部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の第5実施形態にかかる建築物の天井部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態に係る建築物の断熱構造について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明において建築物とは、木造住宅などの木造建築物、集合住宅やオフィスビルなどの鉄筋コンクリート建築物、鉄骨造の建築物など使用材料によらず、広く建物として取り扱われるものを意味する。また、建築物の構成要素とは、柱、間柱、梁、垂木、母屋などの軸組に限定されるものではなく、これらの軸組みに取り付けられる壁板、野地板、天井板などの各種面材、さらに、防湿・防水などを目的として建築物に配置される各種シートなども含む概念である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態にかかる建築物の壁面部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。この断熱構造100は、壁面部の構造であり、建築物の構造要素として概ね所定の一定間隔をおいて配置された柱1及び間柱2を有し、その外側面に構造用面材3が配置されている。
構造用面材3の屋外側表面には、透湿防水シート4が貼付され、さらに、その表面には、壁面の通気性を確保するための通気胴縁5が所定間隔ごとに設けられている。また、通気胴縁の表面には、外壁材6が設けられる。
一方、柱1及び間柱2の屋内側には、断熱材7が設けられる。本実施形態では、断熱材7は、真空断熱材8と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材9とを併用し、柱1及び間柱2の間に配置している。この断熱材7についての詳細は後述する。
柱1及び間柱2の屋内側表面には、表面に防湿フィルム11を必要に応じて貼付した内壁材10を取り付ける。
柱1及び間柱2は、厚み寸法が概ね105mm程度の木材又は鉄骨であり、概ね450〜500mmピッチで設けられる。
柱1及び間柱2の屋外側表面に設けられる構造用面材3は、厚み9〜12mm程度の合板、パーティクルボード、ウレタンボードなどで構成される。構造用面材3に貼着される透湿防水シート4は、従来から広く用いられている下地合板に貼着されていた透湿防水シートを、そのまま使用可能であり、例えば、透湿防水シートとして広く使用されている、デュポン社製「タイベック」(商標)等が好適に使用される。
湿防水シート4としては、例えばクラフト紙、中芯紙等の紙材、例えばクラフト紙の片側にポリエチレンフィルムをラミネートしたような紙材の片面または両面にプラスチックフィルムをラミネートしたラミネート紙面材、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のフィルム面材、ポリエステル不織布のような繊維シート材、不織布にプラスチックを含浸させたような繊維系シート材等を用いることができる。
通気胴縁5は、壁部内に通気層12を形成するためのものであり、木材、金具、合成樹脂などのものを使用することができる。外壁材6は厚み10〜35mm、さらには12〜20mmのサイディング材などが好適に使用可能である。なお、モルタル壁も使用することができる。
構造用面材3の屋内側に設けられる断熱材7は、上記の通り、真空断熱材8と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材9とを併用したものであり、高い断熱性能を有する。
真空断熱材8は、構造用面材3の屋内側表面の各柱1及び間柱2の間に、一個あるいは複数個が接着剤又は両面テープによって隙間なく固定される。真空断熱材8は、他の技術分野、例えば、冷蔵庫などの分野で広く用いられているものであり、一般的には、ガスバリヤー性を有する外包容器中に補強材として低熱伝導性のコア材と気体を吸着するゲッター剤を充填封入して構成される。
真空断熱材8の外包容器はガスバリヤー性を有する2枚の金属箔と熱溶着性プラスチックのラミネートフィルムであって、間にコア材を配置した状態で、脱気しながら全周にわたって溶着することにより製造される。外包容器は、通常アルミ層やエチレン−ビニルアルコール層を含む多層フィルムとして構成され、例えば、最外層側(硬質ウレタンフォームに接する層)から、ナイロン樹脂層/アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート樹脂層/アルミ蒸着エチレン−ビニルアルコール共重合体層/ポリエチレン樹脂層(封止層)からなる構成や、最外層側から、ナイロン樹脂層/アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート樹脂層/アルミ箔層/ポリエチレン樹脂層(封止層)という構成等が挙げられる。好ましい最外層としては、硬質ウレタンフォーム層の吹付けに耐えるという観点から、厚み15〜50μm程度のナイロン樹脂層が挙げられる。特に、20〜45μmのナイロン樹脂であることが好ましい。また、外包容器を封止する最内層はポリエチレン樹脂層、特にリニア低密度ポリエチレン層(いわゆるLLDPE層)が好ましい。
真空断熱材8は、その製造時に、外包容器の溶着時に全周にわたって耳部が形成されるが、本実施形態では、図1に示すように耳部を折りたたんだ状態とすることが好ましい。コア材は硬質ウレタンフォームあるいはガラス繊維などが使用可能であり、熱伝導性能の観点から好ましくは、ガラス繊維(グラスウール)製コア材である。ゲッター剤は空孔径が8〜13オングストロームの合成ゼオライトが使用可能である。
真空断熱材8の幅寸法は配置される柱1及び間柱2の間の隙間に応じて適宜選択すればよい。真空断熱材8は、耳部を折り畳んだ状態で、柱1及び間柱2の間に大きな隙間が形成されないように柱1及び間柱2に近接して配置することが好ましい。柱1及び間柱2と真空断熱材8との間に設けられる隙間8aの幅は、好ましくは、概ね6mm以下となるようにする。
なお、真空断熱材8は、厚みが3〜50mm程度、通常は5〜30mm程度のものが使用される。図1では、構造用面材の表面に1層のみ設けられているが、複数層の真空断熱材8を積層するようにして設けてもよい。
硬質ウレタンフォーム断熱材9は、真空断熱材8の表面側から、吹き付けにより形成される。硬質ウレタンフォームの厚みは概ね75mm程度であれば、十分な断熱性能を発揮することができる。

本実施形態において用いる硬質ポリウレタンフォームは、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒、発泡剤、整泡剤、その他の助剤の存在下に反応させて得られるものであり、独立気泡率が20%以下と低くかつ密度が8〜18Kg/mと小さい低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームである。なお、本発明の硬質ウレタンフォームには、イソシアヌレートフォームも含まれる。
通常の従来断熱スプレー現場発泡用硬質ウレタンフォームは、優れた断熱性能が得られることから、いわゆる独立気泡型のものであり、原料により差はあるが85%以上の独立気泡率を有するものであった。しかし、独立気泡硬質ウレタンフォームは、前述した理由、すなわち収縮現象による面材の破れ、真空断熱材8の剥がれや反りの発生、高い発泡圧によるスプレー面の反対側における平滑性の低下、更には温度差によるウレタン自身の割れ等により、本実施形態にかかる断熱構造に使用することは好適ではない。これに対して、本実施形態において用いる硬質ポリウレタンフォームは、独立気泡率が20%以下と低い連続気泡構造を有することから、発泡圧が低く、収縮し難いことから、真空断熱材8上に吹き付けても断熱材のハガレや反りを生じさせることがなく、更には温度差も小さいことからウレタン自身の割れ等も生じにくい。
本発明において、硬質ポリウレタンフォームは、密度が8〜18Kg/mの範囲のもの、好ましくは、8〜15kg/mのものを用いる。独立気泡型硬質ポリウレタンフォームは、通常、30Kg/m程度の密度を有し、低密度にするのは処方的に困難である。また、独立気泡率が20%以下の硬質ポリウレタンフォームであっても、密度が18Kg/mを越えるものは、吹き付けウレタンの重量が大きくなるため、用途によっては真空断熱材8がウレタンを支持し難くなり、真空断熱材8の剥がれの原因になりやすく断熱性能に悪影響を及ぼすおそれある。
他方、独立気泡型の従来ウレタンに比べ、独立気泡率20%以下、好ましくは10%以下のいわゆる連続気泡型ウレタンは、断熱性能面ではやや劣る。よって、断熱層として従来のウレタンと同程度の断熱性能を発現するためには、断熱層の厚みを、従来型のウレタンに比べ厚く吹き付ける必要がある。しかし、本実施形態においては、断熱材として断熱性能に優れた真空断熱材8を積層して使用しており、断熱材中におけるウレタンのみの厚みを薄くしたとしても断熱性能を優れたものとすることができる。
本発明において用いる低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、密度が8〜18Kg/mの範囲、好ましくは8〜15Kg/mの範囲である。密度が8Kg/mよりも低いと、吹き付け施工を行う上で、少量の吹き付けであっても、大きく発泡することになり、かえって吹き付け施工が非常に難しくなる。例えば、吹き付け厚みを揃えることが困難となる。従って、本発明において用いる低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、密度が8Kg/m以上となる。なお、本発明における密度は、JIS A9526に準じて測定した密度を示し、いわゆる吹付けフォームの芯密度である。
独立気泡率が20%以下でありかつ密度が8〜18Kg/mの範囲の硬質ウレタンフォームであれば、ポリオール成分、ポリイソシアネート成分、触媒・発泡剤・整泡剤等その他の成分等、製造原料的に特に限定するものではない。原料としては、例えば以下のものを例示することができる。
ポリオール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、シュークローズ等の多官能性水酸基含有化合物又はトリエタノールアミン、ジエタノールアミン等のアミノ基及び水酸基を含有する化合物或いはエチレンジアミン、トリレンジアミン、ジアミノトルエンなどの多官能性アミノ基含有化合物に、エチレンオキシド、プロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加した2〜8個の水酸基を含有し、平均水酸基価が20〜4000程度のポリエーテルポリオール或いはこれらのポリエーテルポリオールにビニル基含有化合物を重合したポリマーポリオール等を例示することができる。
主として現場発泡に使用することからすれば、瞬時に発泡・硬化することが望まれるため、エチレンジアミン等の自己活性の高い化合物を開始剤としたポリエーテルポリオールを含むことが好ましく、また、連通化させることからすれば、いわゆる軟質ウレタンフォームに通常使用されるグリセリン等にアルキレンオキシドを付加させた平均水酸基価20〜150 程度のポリエーテルポリオールを併用するのが好ましい。なお、両タイプのポリオールを併用する場合、相分離の問題が生じる恐れがあるため、平均水酸基価250〜500程度のポリオールをさらに併用するのがより好ましい。
ポリイソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート、トルエンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート或いはこれらのポリイソシアネートをポリオールと反応させたり、カルボジイミド化した変性体及びこれらの混合物等を用いることができる。中でも、ジフェニルメタンジイソシアネート(クルードMDI、ピュア−MDI、ポリメリックMDI等)が好ましい。
発泡剤としては、水のみを発泡剤として用いることが環境的には好ましい。水を発泡剤として用いる場合に、水はポリイソシアネートと反応して二酸化炭素を発生させ、発泡剤として作用し、かつまた反応熱による水蒸気としてウレタンの連続気泡化にも関与する。好ましい水の添加量はポリオール100重童部に対して10〜40重量部である。
触媒としては、既に公知となっているアミン系、錫系、鉛系、カリウム塩系等の触媒を用いることができる。アミン系触媒としては、例えばトリメチルアミンエチルピペラジン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリン、トリエチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル等の3級アミン、ジエタノールアミン、ジメチルアミノエトキシエタノール、ジメチルエタノールアミンなどのアルカノールアミン等を挙げることができる。錫系触媒としては、ジブチル錫ジラウレート、スタナスオクテート等を挙げることができる。鉛系触媒としては、オクチル酸鉛等を挙げることができる。カリウム塩系触媒としては、酢酸カリウム、オクチル酸カリウム等を挙げることができる。
整泡剤としては、一般に軟質スラブ、軟質モールド用や硬質フォーム用として用いられる、オルガノポリシロキサン、オルガノポリシロキサン・ポリアルキレン共重合体、ポリアルキレン側鎖を有するポリアルケニルシロキサンなどのシリコーン系界面活性剤を挙げることができる。
さらに必要に応じて、難燃剤、減粘剤、酸化防止剤、着色剤等の助剤を用いることができる。
連続気泡の硬質ウレタンフォームの原料を面材に吹き付ける方法については、従来から使用されているスプレー発泡機をそのまま用いることができ、またスプレーする方法についても、特に限定されるものではなく、従来と同様なスプレー方法、例えば現場発泡スプレー法を用いればよい。
本実施形態にかかる壁面部の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができる。このため、簡単な工程作業により、断熱性能に優れた断熱構造を得ることができる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態にかかる建築物の屋根部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。図3は、図2の屋根部の斜視図である。この屋根部の断熱構造101では、概ね所定の一定間隔をおいて配置された垂木13を有し、その上面に野地板14が配置されている。
野地板の上面には、防水シート15が設けられ、さらに屋根外装材16が設けられる。防水シート15としては、従来の屋根部に広く用いられているものをそのまま使用することができ、屋根外装材16は瓦、スレート瓦などが使用可能であり、種類は特に限定されるものではない。
本実施形態にかかる屋根部の断熱構造では、垂木13に真空断熱材17が直接固定される。真空断熱材17は、全周にわたって設けられている耳部18を用いて垂木に固定する。上記のように、垂木13は、所定の間隔をおいて互いに平行になるように設けられているため、真空断熱材17の対向する2辺の耳部18を垂木13の下面に釘などの固定部材19で固定する。なお、使用する真空断熱材は第1実施形態と同様に、コア材としてガラス繊維集合体を用いる。また、外包容器は、第1実施形態と同様に、厚み20〜45μmのナイロン樹脂層(具体的なナイロン樹脂層の厚みは25μm)/アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート樹脂層/アルミ箔層/LLDPE層(封止層)である。真空断熱材としての厚みは10mmである。
また、垂木13の延在方向には、図3に示すように複数の真空断熱材17を近接させて連続的に配置する。
硬質ウレタンフォーム断熱材20は、真空断熱材17の下面側から、吹き付けにより形成される。硬質ウレタンフォームの厚みは概ね75mm程度であれば、十分な断熱性能を発揮することができる。

本実施形態において使用される硬質ウレタンフォーム断熱材20は、第1実施形態に用いられているものと同様の特性を有するものが使用される。すなわち、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒、発泡剤、整泡剤、その他の助剤の存在下に反応させて得られるものであり、独立気泡率が20%以下と低くかつ密度が8〜18Kg/mと小さい低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームである。
本実施形態で使用する低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、発泡圧が低く、収縮し難いことから、真空断熱材17上に吹き付けても断熱材のハガレや反りを生じさせることがなく、更には温度差も小さいことからウレタン自身の割れ等も生じにくい。さらに、密度も小さく真空断熱材17に加わる重量が小さくなることから、垂木13との接触箇所のみで、真空断熱材17と一体的に垂木13に保持固定することができる。
本実施形態にかかる屋根部の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができる。また、真空断熱材17の耳部18を用いて垂木に直接真空断熱材17を固定することができ、取り付け工程が容易であるため、簡単な工程作業により、断熱性能に優れた断熱構造を得ることができる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態にかかる建築物の屋根部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。この屋根部の断熱構造102の大部分は、第2実施形態にかかる屋根部の構造に共通した構成を有していることから、共通する構成については説明を省略し、異なる部分を中心に説明を進める。
本実施形態では、垂木13の下面に、透湿防水シート21が取り付けられ、真空断熱材17は、当該透湿防水シート21の下面に貼付されることによって配置されている。
透湿防水シート21は、屋根部の構造に従来から広く用いられているものを、そのまま使用可能であり、例えば、透湿防水シートとして広く使用されている、デュポン社製「タイベック」等が好適に使用される。また、例えばクラフト紙、中芯紙等の紙材、例えばクラフト紙の片側にポリエチレンフィルムをラミネートしたような紙材の片面または両面にプラスチックフィルムをラミネートしたラミネート紙面材、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のフィルム面材、ポリエステル不織布のような繊維シート材、不織布にプラスチックを含浸させたような繊維系シート材等を用いることができる。
真空断熱材17は、透湿防水シート21の下面に、接着剤又は両面テープなどにより貼付される。このとき、真空断熱材17の耳部は折りたたんでおくことが好ましく、垂木の延在方向及び垂木の配列方向に隙間なく並べて配置する。このように透湿防水シート21に真空断熱材17を配置することにより、垂木13の配置間隔によらずに、任意の大きさの真空断熱材を使用することができ、また、垂木の配置箇所にも真空断熱材を配置させることができるので、断熱性能を向上させることができる。
硬質ウレタンフォーム断熱材20は、真空断熱材17の下面側から、吹き付けにより形成される。硬質ウレタンフォームの厚みは概ね75mm程度であれば、十分な断熱性能を発揮することができる。

本実施形態において使用される硬質ウレタンフォーム断熱材20は、第1実施形態に用いられているものと同様の特性を有するものが使用される。すなわち、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒、発泡剤、整泡剤、その他の助剤の存在下に反応させて得られるものであり、独立気泡率が20%以下と低くかつ密度が8〜18Kg/mと小さい低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームである。
本実施形態で使用する低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、発泡圧が低く、収縮し難いことから、真空断熱材17上に吹き付けても断熱材のハガレや反りを生じさせることがなく、更には温度差も小さいことからウレタン自身の割れ等も生じにくい。さらに、密度も小さく真空断熱材17に加わる重量が小さくなることから、透湿防水シート21によって、真空断熱材17とウレタン断熱材との双方を保持したとしても、シート破れなどを生じさせる問題もない。
本実施形態にかかる屋根部の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができる。また、真空断熱材17の耳部18を用いて垂木に直接真空断熱材17を固定することができ、取り付け工程が容易であるため作業工程が簡単であり、断熱性能に優れた断熱構造を得ることができる。
(第4実施形態)
図5は、本発明の第4実施形態にかかる建築物の天井部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。この天井部の断熱構造103は、概ね所定の一定間隔をおいて配置された梁22を有し、当該梁22に天井板23が配置されている。
天井板23は、天井を構成する板材であり、従来の天井部に使用されるものを用いることができる。
本実施形態にかかる天井部の断熱構造では、梁22に真空断熱材24が直接固定される。真空断熱材24は、第1実施形態と同様である。真空断熱材24は、その耳部25が全周にわたって設けられており、当該耳部25を用いて梁22に固定する。上記のように、梁22は、所定の間隔をおいて互いに平行になるように設けられているため、真空断熱材24の耳部25を梁22の上面に釘などの固定部材26を用いて固定する。梁22の延在方向には、複数の真空断熱材24を近接させて連続的に配置する。
硬質ウレタンフォーム断熱材20は、真空断熱材17の下面側から、吹き付けにより形成される。硬質ウレタンフォームの厚みは概ね75mm程度であれば、十分な断熱性能を発揮することができる。

本実施形態において使用される硬質ウレタンフォーム断熱材27は、第1実施形態に用いられているものと同様の特性を有するものが使用される。すなわち、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒、発泡剤、整泡剤、その他の助剤の存在下に反応させて得られるものであり、独立気泡率が20%以下と低くかつ密度が8〜18Kg/mと小さい低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームである。
本実施形態で使用する低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、発泡圧が低く、収縮し難いことから、真空断熱材24上に吹き付けても断熱材のハガレや反りを生じさせることがなく、更には温度差も小さいことからウレタン自身の割れ等も生じにくい。また、密度が小さく真空断熱材24に加わる重量が小さくなることから、ウレタンフォームの支持材としての真空断熱材24の変形や反りなどを生じさせることがない。
本実施形態にかかる屋根部の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができる。また、真空断熱材24の耳部25を用いて梁22に直接真空断熱材24を固定することができ、取り付け工程が容易であるため、簡単な工程作業により、断熱性能に優れた断熱構造を得ることができる。
(第5実施形態)
図6は、本発明の第5実施形態にかかる建築物の天井部の断熱構造の構成を模式的に示す断面図である。この天井部の断熱構造104の大部分は、第4実施形態にかかる天井部の構造に共通した構成を有していることから、共通する構成については説明を省略し、異なる部分を中心に説明を進める。
本実施形態では、真空断熱材24は梁23に固定された天井板23の上面に貼付されることによって配置されている。真空断熱材24の貼付場所は梁22の間であって、梁23にごく近接させ、梁22と真空断熱材8との間に設けられる隙間の幅は、概ね6mm以下となるようにすることが好ましい。
硬質ウレタンフォーム断熱材27は、真空断熱材24の下面側から、吹き付けにより形成される。硬質ウレタンフォームの厚みは概ね75mm程度であれば、十分な断熱性能を発揮することができる。

本実施形態において使用される硬質ウレタンフォーム断熱材27は、第1実施形態に用いられているものと同様の特性を有するものが使用される。すなわち、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒、発泡剤、整泡剤、その他の助剤の存在下に反応させて得られるものであり、独立気泡率が20%以下と低くかつ密度が8〜18Kg/mと小さい低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームである。
本実施形態で使用する低密度連続気泡構造硬質ウレタンフォームは、発泡圧が低く、収縮し難いことから、真空断熱材17上に吹き付けても断熱材のハガレや反りを生じさせることがなく、更には温度差も小さいことからウレタン自身の割れ等も生じにくい。
本実施形態にかかる屋根部の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、特定の構成を有する硬質ウレタンフォームを用いることにより、冷却時の収縮率を抑えることができることから、建築物の構成要素に設けられている真空断熱材の表面に硬質ウレタンフォームを直接吹き付けることができる。また、真空断熱材に用いる外包容器の最外層を厚み15〜50μmのナイロン樹脂で構成しているため、直接吹き付けによる真空断熱材のダメージを軽減できる。
以上説明したように、本発明の各実施形態にかかる建築物の断熱構造によれば、真空断熱材と吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材とを備えた多層断熱構造において、硬質ウレタンフォームの冷却時の収縮率を抑えることができ、真空断熱材のハガレや反りを防止することができる
また、建築物の構成要素に固定された真空断熱材の表面側からウレタンフォームを吹きつけにより設けることができるため、施工の手間を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、本発明にかかる断熱構造は、上記各実施例のように、壁部、屋根部、天井部以外に、例えば床部などにも適用することができる。また、軸組と面材を組み合わせた建築物の部位には好適に使用可能である。
1 柱
2 間柱
3 構造用面材
4,21 透湿防水シート
5 通気胴縁
6 外壁材
7 断熱材
8,17,24 真空断熱材
9,20,27 硬質ウレタンフォーム断熱材
10 内壁材
11 防湿フィルム
12 通気層
13 垂木
14 野地板
15 防水シート
16 屋根外装材
18,25 耳部
19,26 固定部材
22 梁
23 天井板
100,101,102,103,104 断熱構造


Claims (4)

  1. 柱又は間柱の外表面側に設けられた構造用面材と、前記構造用面材の外側表面に透湿防水シートを備える構成要素を有する建築物において、前記構造用面材の内側面に、コア材を外包容器中に充填密封した構成の真空断熱材が保持されており、その表面に吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材を被覆積層してなる建築物の断熱構造であって、
    前記外包容器は、多層フィルムとして構成され、
    前記真空断熱材は、前記構造用面材の屋内側表面に貼着保持され、前記吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材を支持するとともに、前記外包容器の前記吹き付け硬質ウレタンフォームに接する層がナイロン樹脂で構成され、
    前記吹き付け硬質ウレタンフォーム断熱材は、前記真空断熱材の表面側から、前記真空断熱材及び前記真空断熱材を保持する前記構造用面材を共に被覆するように設けられ、独立気泡率が20%以下であり、かつ密度が8〜18kg/m3である硬質ウレタンフォームであることを特徴とする建築物の断熱構造。
  2. 前記硬質ウレタンフォームは、水を発泡剤とし、密度が8〜15kg/m3であることを特徴とする、請求項1に記載の建築物の断熱構造。
  3. 前記硬質ウレタンフォームは、水を発泡剤とし、独立気泡率が10%以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の建築物の断熱構造。
  4. さらに、前記ウレタンフォーム断熱材の表面に防湿フィルムが設けられていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の建築物の断熱構造。
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