JP6241265B2 - 内燃機関の排水装置 - Google Patents
内燃機関の排水装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6241265B2 JP6241265B2 JP2013265987A JP2013265987A JP6241265B2 JP 6241265 B2 JP6241265 B2 JP 6241265B2 JP 2013265987 A JP2013265987 A JP 2013265987A JP 2013265987 A JP2013265987 A JP 2013265987A JP 6241265 B2 JP6241265 B2 JP 6241265B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- internal combustion
- combustion engine
- room
- exhaust pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Silencers (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
この場合、凝縮水排出通路の出口より排出された凝縮水がその下流に配備のNOxトラップ触媒のような排気後処理手段に流動して、その凝縮水により触媒が急冷されると、熱応力により担体割れが生じ易くなり、排ガスが悪化するという問題がある。
請求項3の発明は、前記通気口が排気の流れ方向において前記部屋の上流側及び下流側にそれぞれ設けられるので、排気を部屋に侵入させるとともに、部屋の蒸気や排気ガスを部屋から排気管に排出させる。
本発明は、要するに、吸気通路に生じた凝縮水を排気通路の排気後処理手段の上流側に排水させる際に、予め凝縮水の加熱や気化を促進して排気後処理手段が破損することを防止することを特徴とする。
ここでは、本発明の内燃機関の排水装置を車載用ディーゼルエンジンの給排気系に適用した場合を実施形態1として説明する。
排気管5には、シリンダブロック2側である排気通路ERの上流側からターボチャージャ9の図示しないタービン、酸化触媒15及びフィルタ装置16が設けられている。
ここでの排水路wrはその一端の流入口281がインタークーラ下流側であってインタークーラ10と高圧スロットル弁11との間の吸気管4に接続され、排気後処理手段であるNOxトラップ触媒18の排気路方向Xで上流側の上流側排気管501に加熱容器40を介して他端の排水口282が接続される。
排水管28の途中には開閉弁29が配設され、開閉弁29にはこの開閉弁の開閉制御を行なう制御手段30が接続される。
この加熱容器40は上流側排気管501の外壁側の最下部及び側部を内壁の一部として形成された部屋D1を覆うように形成される。加熱容器40は、図3に示すように、矩形の容器であり、側壁401の一部にボス402を介して排水管28の排水側が接続されている。ボス402の貫通孔の内端側は側壁401を貫通して部屋D1の内部に向けて排水口282を形成している。加熱容器40の部屋D1は、図3に示すように、上流側排気管501の最下部及び側部を上方壁としており、その上流側排気管501の最下部には部屋D1と排気路ERを連通する下通気口gr1が形成される。更に、上流側排気管501の側部には部屋D1と排気路ERを連通する横通気口gr2が形成される。
ここで、横通気口gr2は部屋D1に接続された排水管28の排水路他端である排水口282より重力方向上側に段差h1を保って形成される。
これにより、横通気口gr2(通気口)が部屋D1内と排気通路ERを連通するので、排ガスの流動を促進でき、部屋内の水の加熱蒸発を促進できる。
エンジン1の運転中、特に低圧EGR装置25の使用時にはインタークーラ10の出口部に多量の凝縮水が発生する。発生した凝縮水は、排水路wrを通ってNOxトラップ触媒18の上流側排気管501に送られ、下流の触媒コンバーター19を介して車外に排出される。この場合、排水路wrを成す排水管28の途中に設けられた開閉弁29が閉じられているときには排水管28内に貯留される。開閉弁29は排水管28内に設けられた図示しない水位センサによって貯留された凝縮水の量が一定量に達したとき、あるいはエンジン1の運転時間や走行距離が一定値に達したときに制御手段30に開弁駆動される。
この後、気化した凝縮水は排気ガスと合流して、触媒コンバーター19(排気後処理手段)に導入されるので、該触媒コンバーター19の目詰まりあるいは触媒の担体割れのリスクを低減できる。
ここで、排気管の外側最下部(図2,3参照)に対向して凝縮水を滞留させる部屋D1を設けるので、排水路wrから部屋D1内に排出された凝縮水を、確実に部屋内に導入し加熱、蒸発を図った上で排気通路に流出させることができる。また、排水路wrから排出される凝縮水の量が急激に増減しても、確実に部屋内に滞留させてから排気通路ERに流出させることが出来るため、触媒コンバーター19(排気後処理手段)の目詰まりあるいは触媒の担体割れのリスクをさらに低減できる。
更に、重力方向上側に排気通路と連通する下通気口gr1と横通気口gr2を有するので、これら通気口が部屋D1内と排気通路ERを連通するので部屋内の圧力が高まり、排水路に凝縮水が逆流すること,または,滞留した凝縮水を排出通路へ勢いよく排出することを防ぐことが出来る。さらに、下通気口gr1と横通気口gr2を通して排気ガスの流動を促進でき、部屋内の凝縮水を高温の排気ガスによって加熱蒸発できる。
さらに、排水路wrの排水口282から排出される凝縮水の量が急激に増減しても、凝縮水が一気に排気通路ERに流入することを防ぎつつ、確実に凝縮水を車外に排出できる。また、吸気通路IR内で生じた凝縮水がエンジン1の燃焼室を通過することなく排気通路ERへ排出できるので、エンジン1が凝縮水によるウオーターハンマで損傷することを防ぐことが出来る。特に、部屋D1に滞留する間、凝縮水は継続して上流側排気管501の部屋対向壁となる外壁で確実に加熱され、しかも排気ガスで直接加熱され、蒸発して排気通路ER下流の排気後処理手段に導入されるので、触媒の担体割れのリスクを低減できる。
内燃機関の排水装置M1’では加熱容器40の部屋D1に対向する上流側排気管501の最下部及び側部より下向きのフィン41を複数、所定間隔を保って下方に延出形成する。更に、加熱容器40の低壁403より上向きのフィン42を複数、所定間隔を保って上方に延出形成する。なお、下向きのフィン41、上向きのフィン42にはそれぞれ貫通孔404が形成され、通気性を確保している。
実施形態2に係る内燃機関の排水装置M2では、図5に示すように、部屋D2と対向する上流側排気管501の対向壁の内、排気路方向Xで上流側と下流側に分散して横通気口gr3、gr4が形成される。各横通気口gr3、gr4にはそれぞれ排気ガスを流入させるガイド板45と、蒸気を排出させるガイド板46とが対向配備される。
この後、凝縮水の蒸気と排気ガスとが合流して、触媒コンバーター19(排気後処理手段)に導入されるので、該触媒コンバーター19内の触媒の担体割れのリスクを低減できる。
このように、実施形態2の内燃機関の排水装置M2では、特に、図5、図6に示すように、加熱容器40a内に加熱効率を高める縦向きのフィン43に加え、上流側ガイド板45及び横通気口gr3と下流側のガイド板46及び横通気口gr4を備える。これらが協働し、部屋D2を通過する排気ガスの量を増大化でき、十分に凝縮水の加熱、蒸発を図れる。
ここで、内燃機関の排水装置M3では、図7(a)に示すように、上流側排気管501とそれに続く触媒コンバーター19の拡径前部191にわたりそれらの外壁を覆うように加熱容器40bを一体的に取り付け、二重管の構造を成している。
部屋D3の前側の半月型断面部a1は上流側排気管501の下壁部を上壁として成り、この下壁部からの熱を受けて部屋D3の凝縮水を加熱する。なお、半月型断面部a1と対向する上流側排気管501の下壁部には上向き通気口gr5が形成される。
なお、半月型断面部a1の上部であり上流側排気管501の上部となる領域e1は上向き通気口gr5の位置に近くにあり、同位置の上側に凝縮水が貯蔵されないこととなるため、二重管不要域となっている。
部屋D3の後側の傾斜付環状部a2は拡径前部192と筒状の主部191とそれに続く主部191の前部全周を覆うよう形成され、拡径前部192の要部や主部191の前部全周からの熱を受けて部屋D3の凝縮水を加熱する。
このような実施形態3に係る内燃機関の排水装置M3では、排水管28の下流端からの凝縮水が排水口282から部屋D3内に導入された上で主部191の上壁に当たり、拡散して下方に流動し、その間に主部191の外壁面により加熱される。
更に、図7(b)に2点鎖線で示すように、凝縮水は拡径前部192や上流側排気管501の外壁により加熱され、気化し、上流側排気管501の下壁部の上向き通気口gr5より排気通路ERに流動し、排気路方向Xに排出される。
この後、凝縮水の蒸気と排気ガスとが合流して、触媒コンバーター19(排気後処理手段)に導入されるので、該触媒コンバーター19内の触媒の担体割れのリスクを低減できる。
上述のところにおいて、内燃機関の排水装置は車載用ディーゼルエンジンに搭載されるとしたが、場合により定置式ディーゼルエンジンに搭載されてもよく、更に、ガソリンエンジンに搭載されてもよく、これらの場合もほぼ同様の効果が得られる。
4 吸気通路(吸気管)
5 排気通路(排気管)
501 上流側排気管
10 インタークーラ
18 NOxトラップ触媒(排気後処理手段)
19 触媒コンバーター
191 主部(拡径部)
192 拡径前部(拡径部)
25 排気再循環装置(低圧EGR装置)
28 排水路(排水管)
30 制御手段
41 下向きのフィン
42 上向きのフィン
43 縦向きのフィン
45、46 ガイド板
gr1 下通気口(通気口)
gr2〜gr4 横通気口(通気口)
gr5 上向き通気口(通気口)
40、40a、40b 加熱容器
D1〜D3 部屋
ER 排気通路
IR 吸気通路
M1〜M3 内燃機関の排水装置
X 排気路方向
Claims (5)
- 内燃機関の排気通路を成す排気管と、
前記排気通路上に配置される排気後処理手段と、
前記排気管の前記排気後処理手段の上流側の外周壁を含み、前記排気管の外側に一体的に形成された部屋と、
前記内燃機関の吸気通路に一端が、前記部屋に他端がそれぞれ接続されて前記吸気通路内の凝縮水を前記部屋に排出する排水路と、を備え、
前記部屋を形成する前記排気管の壁面に、前記部屋と前記排気通路とを連通する通気口を設ける、
ことを特徴とする内燃機関の排水装置。 - 前記部屋は前記排気管の外側で排気通路の最下部に対向して配設される、
ことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排水装置。 - 前記通気口は、排気の流れ方向において前記部屋の上流側及び下流側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の排水装置。
- 前記通気口には、前記排気管内に向かい突出するガイドが設けられる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の内燃機関の排水装置。 - 前記排気通路を成す排気管と接続し該排気管より前記排気後処理手段に向けて管径が徐々に増加する傾斜拡径部を備え、
前記部屋は前記排気管と前記傾斜拡径部または前記排気後処理手段を覆う容器本体の各外側に連続して一体的に形成される、
ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の内燃機関の排水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013265987A JP6241265B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 内燃機関の排水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013265987A JP6241265B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 内燃機関の排水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015121172A JP2015121172A (ja) | 2015-07-02 |
JP6241265B2 true JP6241265B2 (ja) | 2017-12-06 |
Family
ID=53532999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013265987A Active JP6241265B2 (ja) | 2013-12-24 | 2013-12-24 | 内燃機関の排水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6241265B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110159402B (zh) * | 2019-06-28 | 2024-01-12 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种中间管及后处理总成 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3395865B2 (ja) * | 1995-03-06 | 2003-04-14 | 日野自動車株式会社 | エンジン排ガス中のNOx低減装置 |
JP5626017B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2014-11-19 | 三菱自動車工業株式会社 | 凝縮水排出装置 |
JP5494528B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2014-05-14 | 三菱自動車工業株式会社 | 凝縮水排出装置 |
-
2013
- 2013-12-24 JP JP2013265987A patent/JP6241265B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015121172A (ja) | 2015-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5494528B2 (ja) | 凝縮水排出装置 | |
JP5206403B2 (ja) | 内燃機関のegrシステム | |
US7007459B2 (en) | Exhaust gas control device for internal combustion engines | |
JP2008208787A (ja) | 内燃機関のターボチャージャ | |
JP6229488B2 (ja) | 車載内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2009275673A (ja) | Egrシステム及びegrシステムの制御方法 | |
WO2015075944A1 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2003097361A (ja) | Egr装置 | |
JP2011208575A (ja) | 排ガス再循環装置 | |
JP6241265B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP6252076B2 (ja) | 凝縮水分離装置 | |
JP6201737B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP6115347B2 (ja) | 凝縮水処理機構 | |
JP6201738B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP6201740B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP6187243B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP5709053B2 (ja) | 内燃機関のガスセンサ被水防止構造 | |
JP5800607B2 (ja) | Egrガス通路構造 | |
JP6201739B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
CN101233305B (zh) | 用于内燃机的排气净化系统 | |
JP6213224B2 (ja) | 内燃機関の排水装置 | |
JP6237158B2 (ja) | 内燃機関の排水制御装置 | |
JP6237159B2 (ja) | 内燃機関の排水制御装置 | |
JP6964046B2 (ja) | エンジン | |
JP2006291932A (ja) | 内燃機関の排気浄化システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160923 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170621 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171010 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171023 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6241265 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |