JP6240808B1 - ポイント管理サーバー、システム、プログラム、及び、方法 - Google Patents

ポイント管理サーバー、システム、プログラム、及び、方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各ポイントグループにおける従来方式のポイント利用を妨げることなく、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを共通に利用可能とするサーバー等を提供する。【解決手段】このサーバーは、会員の個別IDコードに対応して、ポイントグループコードと有効ポイント数データとを格納する第1のDBと、会員IDコードに対応して、有効ポイントの数から換算された電子マネー等の合計値を表す合計値データを格納する第2のDBと、ポイント残高通知が受信されたときに、第1及び第2のDBを更新する残高管理部と、店舗端末から利用要求が受信されたときに、電子マネー等の合計値から利用値を減算して第2のDBを更新すると共に、利用値から逆換算された利用ポイント数データを含むポイント利用通知を少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する利用管理部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理サーバーに関する。さらに、本発明は、そのようなポイント管理サーバーを備えるポイント管理システム、ポイント管理サーバーにおいて用いられるポイント管理プログラム、及び、ポイント管理サーバーを用いるポイント管理方法等に関する。
従来から、クレジットカード会社や家電量販店等の様々な業界において、ユーザーによって購入された商品又はサービスの金額等に応じてユーザーにポイントを付与することが行われている。そのために、1つ又は複数の企業等がポイントグループを構成し、ポイントカード等を発行している。
ユーザーは、商品等を購入してポイントを獲得する際や、獲得したポイントを商品等と交換する際に、ポイントカード等を店舗に持参する必要がある。例えば、店舗に設置されている端末がポイントカード等に記録されている情報を読み取ることにより、ユーザーによるポイントの獲得や利用が可能になる。
しかしながら、多種多様なポイントカード等が発行されるにつれて、ユーザーが所持するポイントカード等の数も増加し、多数のポイントカード等を携帯することがユーザーの負担となりつつある。また、多数のポイントグループにポイントが分散されていると、ポイント数が足りずに所望のポイント特典を受けられないこともある。ポイントには有効期限が設定されているものが多く、有効期限内に一定数のポイントを獲得できなければ、ポイントを利用する機会が失われてしまう。
関連する技術として、特許文献1には、ポイント会員証を有する顧客によって購入された商品又はサービスに応じたポイントを前記ポイント会員証に対応付けて付与し、付与したポイントを積算し、積算されたポイントとポイント特典とを交換可能な少なくとも2以上のポイントグループに共通のポイント管理システムが開示されている。
このポイント管理システムは、予め顧客に発行され少なくとも2以上のポイントグループで共通に使用可能な共通ポイント会員証及び特定のポイントグループで使用可能な個別ポイント会員証によるポイントサービス会員ごと及び店舗端末ごとの付与ポイント管理を行うポイント精算手段と、ポイントグループごとのポイント会員証ごと及びポイント会員証を発行した顧客ごとにポイント履歴を記憶するポイント情報記憶手段と、前記ポイント精算手段よりのポイントサービス会員ごと及び店舗端末ごとの付与ポイント情報と前記ポイント情報記憶手段で記憶するポイント情報とからポイントグループごとに顧客の有するポイントを管理可能なポイント管理手段とを有する。
特許第5101155号公報(請求項1、2、段落0026、0072、図1)
特許文献1によれば、ポイントプランに登録した顧客が、当該ポイントプランに賛同したそれぞれのポイントグループで発生したポイントを、獲得ポイント数に応じ各ポイントグループに特有のポイント特典と交換可能であるのみならず、複数のポイントグループに共通のポイント特典を用意し、獲得ポイントを積算して共通ポイント特典を受けることも可能にしている。そのために、顧客の有するポイント会員証に割り当てられているポイントグループごとの各々異なるポイントの価値を一のポイントの価値に変換して管理する共通ポイント管理手段が設けられている。
しかしながら、特許文献1の段落0072に記載されているように、あるポイントグループにおいて会員がポイントを獲得すると、獲得されたポイントグループごとのポイントを共通ポイントの価値に変換して積算した状態で共通ポイントの管理が行われるので、各ポイントグループにおけるポイントの残高は、共通ポイントに変換されたポイントの分だけ減少する。
従って、顧客が共通ポイント特典ではなく各ポイントグループ特有のポイント特典を受けようとしたときに、各ポイントグループにおけるポイントの利用限度数が減少してしまう。また、特許文献1には、各ポイントグループにおいてポイントの有効期限等のポイント利用条件が設定されている場合に、そのようなポイント利用条件を共通ポイントの管理に反映させることは開示されていない。
そこで、上記の点に鑑み、本発明の第1の目的は、各ポイントグループにおける従来方式のポイント利用を妨げることなく、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを共通に利用可能とするポイント管理サーバーを提供することである。また、本発明の第2の目的は、そのようなポイント管理サーバーにおいて、各ポイントグループにおいて設定されているポイントの有効期限等のポイント利用条件を反映させたポイント管理を行うことである。さらに、本発明の第3の目的は、そのようなポイント管理サーバーを備えるポイント管理システム、ポイント管理サーバーにおいて用いられるポイント管理プログラム、及び、ポイント管理サーバーを用いるポイント管理方法等を提供することである。
以上の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の観点に係るポイント管理サーバーは、複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理サーバーであって、(i)複数の会員の各々について、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、(ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースと、(iii)前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新する残高管理部と、(iv)店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する利用管理部とを備える。
本発明の第2の観点に係るポイント管理システムは、本発明の第1の観点に係るポイント管理サーバーと、会員のユーザー端末から会員IDコードを読み取り、前記会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求を前記ポイント管理サーバーに送信する前記店舗端末とを備える。
本発明の第3の観点に係るポイント管理プログラムは、(i)複数の会員の各々について、複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、(ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースとを備えるポイント管理サーバーにおいて、前記複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するために用いられるポイント管理プログラムであって、前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新する手順(a)と、店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する手順(b)とをCPUに実行させる。
本発明の第4の観点に係るポイント管理方法は、(i)複数の会員の各々について、複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、(ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースとを備えるポイント管理サーバーを用いて、前記複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理方法であって、前記ポイント管理サーバーにおいて、前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新するステップ(a)と、前記ポイント管理サーバーにおいて、店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信するステップ(b)と、前記少なくとも1つのポイントグループのシステムにおいて、前記ポイント管理サーバーから前記ポイント利用通知が受信されたときに、そのシステムのデータベースにおいて当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数から前記利用ポイント数データによって表される利用ポイントの数を減算して更新された有効ポイント数データを生成し、当該会員の個別IDコード及び前記更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知を前記ポイント管理サーバーに送信するステップ(c)と、前記ポイント管理サーバーにおいて、前記少なくとも1つのポイントグループのシステムから前記ポイント残高通知が受信されたときに、前記更新された有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新するステップ(d)とを備える。
本発明の第1〜第4の観点によれば、複数の会員の各々について、第1のデータベースが、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データを格納すると共に、第2のデータベースが、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する。即ち、各ポイントグループにおける有効ポイントは、電子マネー又は等価ポイントに変換されるのではなく、各ポイントグループにおける有効ポイントとして管理されると共に、電子マネー又は等価ポイントとしても管理される。
そのために、各ポイントグループにおいてポイントが付与又は利用等されて有効ポイントの数が変化した際に、ポイント管理サーバーが、ポイントグループのシステムから受信するポイント残高通知に含まれている有効ポイント数データに基づいて第1及び第2のデータベースを更新する。また、電子マネー又は等価ポイントが利用される際に、ポイント管理サーバーは、店舗端末から受信する利用要求に含まれている利用値データに基づいて第2のデータベースを更新すると共に、利用値をポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して求めた利用ポイント数データを含むポイント利用通知をポイントグループのシステムに送信する。さらに、ポイント管理サーバーは、それに応答してポイントグループのシステムから受信するポイント残高通知に含まれている更新された有効ポイント数データに基づいて第1のデータベースを更新する。従って、各ポイントグループにおける従来方式のポイント利用を妨げることなく、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを共通に利用可能とすることができる。
また、ポイント管理サーバーは、前記複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを格納する第3のデータベースをさらに備えても良い。
その場合には、ポイント管理サーバーが、店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求を受信したときに、当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、前記利用値を前記優先順位データに従って選択された少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成する。
従って、会員が、ポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に用いられる2以上のポイントグループを指定する場合に、ポイントの有効期限等のポイント利用条件を考慮して優先順位を指定することにより、各ポイントグループにおいて設定されているポイント利用条件を反映させたポイント管理を行うことができる。
本発明の一実施形態に係るポイント管理システムの構成例を示す図。 図1に示すポイント管理サーバーの構成例を示すブロック図。 図1に示す会員ID管理データベースの例を示す図。 ユーザー端末の表示部に表示されるポイントグループ指定画面及び優先順位指定画面の例を示す図。 図2に示すID関係データベースの例を示す図。 図2に示す有効ポイントデータベースの例を示す図。 図2に示す換算結果データベースの例を示す図。 図2に示す換算テーブルの例を示す図。 図2に示す合計結果データベースの例を示す図。 ユーザー端末の表示部に表示される残高確認画面の例を示す図。 本発明の一実施形態に係るポイント管理方法を示すフローチャート。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
<ポイント管理システム>
図1は、本発明の一実施形態に係るポイント管理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、このポイント管理システムは、ポイント管理サーバー1と、会員ID管理サーバー2と、店舗端末3と、ユーザー端末4とを含み、ポイント発行者のシステム5と連携して動作する。
このポイント管理システムには、ポイント発行者として、複数のポイントグループが提携している。なお、本願において、ポイントグループとは、1つ又は複数の企業等で構成され、そのポイントグループの利用者であるユーザーによって購入された商品又はサービスの金額等に応じて、ユーザーにポイントを個別に付与する組織のことをいう。各ポイントグループには、そのポイントグループが発行するポイントを管理するシステムが設けられている。
図1には、甲ポイントを発行する甲ポイントグループのシステム51と、乙ポイントを発行する乙ポイントグループのシステム52と、丙ポイントを発行する丙ポイントグループのシステム53と、丁ポイントを発行する丁ポイントグループのシステム54とが示されている。各ポイントグループのシステムは、そのポイントグループに登録されているユーザーの個別IDコードに対応して、そのポイントグループにおけるユーザーの有効ポイントの数を表す有効ポイント数データを格納するデータベースを備えている。
各ポイントグループのユーザーは、例えば、ユーザー端末4を用いて会員登録を行うことにより、ポイント管理システムの会員となって、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを共通に利用することができる。具体的には、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイント(過去に付与されて現在も有効であるポイントを含む)が電子マネー又は等価ポイントに換算されて、店舗端末3が設置された店舗において共通に利用可能となる。
ユーザー端末4としては、例えば、インターネット等のネットワークに接続可能なスマートフォン又はフューチャーフォン等の携帯電話機、タブレット端末、又は、パーソナルコンピューター等を使用することができる。ユーザー端末4は、操作画面等の画像を表示する表示部と、各種の命令やデータを入力するために用いられる入力部と、各種のデータ等を格納する格納部と、外部の機器との間で通信を行う通信部とを含んでも良い。さらに、表示部と入力部とが一体となってタッチパネルを構成しても良い。以下においては、一例として、ユーザー端末4としてスマートフォンが用いられる場合について説明する。
ユーザーがポイント管理システムに会員登録されると、会員IDコードがユーザー端末4の格納部に格納されて、ユーザー端末4がポイントカード機能を有するようになる。会員となったユーザーは、商品又はサービスを購入してポイントを獲得する際や、獲得したポイントをポイント特典と交換する際に、店舗端末3が設置された店舗にユーザー端末4を持参して提示する。ユーザー端末4は、会員IDコードをバーコードとして表示部に表示しても良いし、RFID(radio frequency identifier)の電磁界等を用いた無線通信によって会員IDコードを送信しても良い。
店舗端末3は、ポイント管理システムを運営する企業又はその企業と提携している企業若しくは業者等によって商品又はサービスを提供する店舗に設置されており、例えば、POSレジ(販売時点情報管理機能を有するキャッシュレジスター)等で構成される。店舗端末3は、会員が商品又はサービスを購入する際や、獲得したポイントをポイント特典と交換する際に、会員のユーザー端末4から会員IDコードを読み取る。
そのために、店舗端末3は、ユーザー端末4の表示部に表示されるバーコードを読み取るバーコードリーダーを備えていても良いし、ユーザー端末4からRFIDの電磁界等を用いた無線通信によって送信される会員IDコードを受信するRFIDリーダーを備えていても良い。
ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2は、例えば、ポイント管理システムを運営する企業のデータセンターに設置されても良いし、クラウドプロバイダーのデータセンターに設置されても良い。後者の場合には、クラウドサービスを利用するためのクライアント端末が、ポイント管理システムを運営する企業に設置されても良い。クライアント端末としては、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューター等を使用することができる。
ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2は、LAN(ローカルエリアネットワーク)等で互いに接続されて連携して動作する。ポイント管理サーバー1は、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを管理すると共に、そのポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して管理する。会員ID管理サーバー2は、会員IDコード、会員パスワード、及び、会員の氏名等の個人情報を管理する。
そのために、ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2は、各種のデータベースやテーブル、及び、CPUに各種の手順を実行させるためのソフトウェア等を記録する記録部を含んでいる。記録部における記録媒体としては、内蔵のハードディスク、外付けハードディスク、フレキシブルディスク、MO、MT、CD−ROM、DVD−ROM、又は、各種のメモリー等を用いることができる。
例えば、ポイント管理サーバー1は、ID関係データベース(DB)11〜合計結果データベース(DB)14等を備えており、会員ID管理サーバー2は、会員ID管理データベース(DB)21を備えている。ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2の各種のデータベースは、RDB(リレーショナルデータベース)となっている。即ち、データが複数の表として管理されており、表と表の関係を定義することによって、複雑なデータの関連性を扱うことが可能である。
ポイント管理サーバー1は、インターネット等のネットワーク又は専用回線を介して店舗端末3及びポイント発行者のシステム5と通信する。また、ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2は、インターネット等のネットワークを介してユーザー端末4と通信する。さらに、不正アクセスを防止するためのセキュリティー機能が、ポイント管理サーバー1及び会員ID管理サーバー2とネットワークとの間に設けられても良い。
<ポイント管理サーバー>
図2は、図1に示すポイント管理サーバーの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、ポイント管理サーバー1は、記録部10と、操作部20と、表示部30と、インターフェース40と、ネットワークインターフェース50と、CPU(中央演算装置)60と、メモリー70とを含んでいる。記録部10及びインターフェース40〜メモリー70は、バスラインを介して互いに接続されている。
記録部10は、ID関係データベース11と、有効ポイントデータベース12と、換算結果データベース13と、合計結果データベース14と、換算テーブル15と、CPU60に各種の手順を実行させるためのソフトウェア等とを記録している。操作部20は、キーボードやマウス等で構成され、各種の命令やデータを入力するために用いられる。表示部30は、LCDディスプレイ等で構成され、操作画面等の画像を表示する。
インターフェース40は、操作部20及び表示部30に接続されており、操作部20を用いて入力される各種の命令やデータをCPU60又はメモリー70に供給し、CPU60によって生成される画像データを表示部30に供給する。ネットワークインターフェース50は、CPU60をLANやインターネット等のネットワーク又は専用回線に接続する。
CPU60は、記録部10に記録されているソフトウェアに従って、各種の演算やデータ処理を行う。メモリー70は、インターフェース40から供給される各種の命令やデータ、ネットワークインターフェース50から供給されるデータ、及び、CPU60によって生成又は処理されるデータ等を一時的に記憶する。
ここで、CPU60と記録部10に記録されているソフトウェア(ポイント管理プログラムを含む)とによって、ネットワーク接続部61と、ウェブサイト運用部62と、アクセス管理部63と、残高管理部64と、利用管理部65とが、機能ブロックとして構成される。
ネットワーク接続部61は、例えば、TCP/IP(トランスポート制御プロトコル/インターネットプロトコル)制御部等を含み、ネットワーク又は専用回線を介して、ポイント管理サーバー1と、図1に示す会員ID管理サーバー2、店舗端末3、ユーザー端末4、及び、ポイント発行者のシステム5との間の接続処理を行う。この接続処理は、例えば、複数のソフトウェアコンポーネントが互いにやりとりするために使用されるインターフェースの仕様であるAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)に従って行われても良い。
ウェブサイト運用部62は、ユーザーがポイント管理システムを利用するためのポイント管理サイトを運用している。例えば、ウェブサイト運用部62は、HTTP(ハイパーテキスト・トランスファープロトコル)サーバー部等を含み、ユーザーがポイント管理システムを利用するためのウェブページを、HTML(ハイパーテキスト・マークアップランゲージ)ファイル等の形式で提供する。
<会員登録時の動作例>
ユーザーが、ユーザー端末4を操作してポイント管理サイトにアクセスすると、ポイント管理サーバー1のウェブサイト運用部62は、ポイント管理システムを利用するためのアプリケーションソフトウェア(以下においては、「ポイントシステムアプリ」ともいう)をダウンロードするための操作画面をユーザー端末4の表示部に表示させる。
ユーザーが、ポイントシステムアプリをダウンロードしてユーザー端末4にインストールし、ポイントシステムアプリを起動すると、ウェブサイト運用部62は、ポイントシステムアプリのWebView機能によって、又は、サイト間のリンクによって、会員ID管理サーバー2が運用している会員登録サイトの会員登録画面をユーザー端末4の表示部に表示させる。
ユーザーは、ユーザー端末4を操作することにより、会員登録画面に示されている登録フォームに従って、会員IDコード(Eメールアドレスでも良い)と、会員パスワードと、ユーザーの氏名等の個人情報とを入力する。それらの情報は、ユーザー端末4から会員ID管理サーバー2に送信される。
会員ID管理サーバー2は、受信された情報をチェックして会員登録を許可すると、受信された情報を会員ID管理データベース21に格納して登録する。その際に、会員IDコードにセキュリティコードが付加されても良い。また、ユーザーが会員IDコードを入力する替りに、会員ID管理サーバー2が会員IDコードを発行して、会員となったユーザーに会員IDコードを通知するようにしても良い。いずれにしても、会員IDコードは、会員ID管理サーバー2からユーザー端末4に送信されて、ユーザー端末4の格納部に格納される。
図3は、図1に示す会員ID管理データベースの例を示す図である。図3に示すように、会員ID管理データベース21は、複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、会員パスワードと、会員の氏名等の個人情報とを格納している。このように、ポイント管理サーバー1とは別個の会員ID管理サーバー2に会員の個人情報を保管することにより、個人情報に対するセキュリティーを向上させることができる。
ユーザーの会員登録が完了すると、会員ID管理サーバー2は、会員IDコードをポイント管理サーバー1に送信し、ポイント管理サーバー1のネットワーク接続部61が、会員IDコードを、ID関係データベース11、換算結果データベース13、及び、合計結果データベース14に格納する。
<ポイントグループ指定時の動作例>
次に、ポイント管理サーバー1のネットワーク接続部61は、ネットワークを介してポイント管理サーバー1と会員のユーザー端末4との間の接続処理を行うことにより、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内でポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に用いられるポイントグループを指定するための操作画面(ポイントグループ指定画面)を、ユーザー端末4の表示部に表示させる。なお、ポイントグループの指定は、ポイント又はポイントカードの種類の指定と言い換えることもできる。
図4(A)は、ユーザー端末の表示部に表示されるポイントグループ指定画面の例を示す図である。図4(A)に示すように、ユーザー端末4の表示部には、甲ポイントグループが発行する甲ポイントのシンボルマークと、乙ポイントグループが発行する乙ポイントのシンボルマークと、丙ポイントグループが発行する丙ポイントのシンボルマークと、丁ポイントグループが発行する丁ポイントのシンボルマークとが表示される。また、それらのシンボルマークの隣に、それらのポイントグループを指定するためのチェックボックスが表示される。
会員は、ユーザー端末4を操作することにより、ポイントグループ指定画面に表示されている複数のシンボルマークによってそれぞれ表される複数のポイントグループの内で、当該会員がユーザー登録されているポイントグループであって、ポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に用いられるポイントグループを指定することができる。例えば、会員は、ポイントグループ指定画面に表示されているチェックボックスに指先でタッチすることにより、所望のポイントグループを指定する。
2以上のポイントグループが指定された場合に、ネットワーク接続部61は、それらのポイントグループの優先順位を指定するための操作画面(優先順位指定画面)をユーザー端末4の表示部に表示させるようにしても良い。あるいは、後述するように、ポイント管理サーバー1がポイントグループの優先順位を決定するようにしても良い。なお、ポイントグループの優先順位は、ポイント又はポイントカードの種類の優先順位と言い換えることもできる。
図4(B)は、ユーザー端末の表示部に表示される優先順位指定画面の例を示す図である。図4(B)に示すように、ユーザー端末4の表示部には、甲ポイント〜丁ポイントのシンボルマークの隣に、それらのポイントグループの優先順位を変更するための上向き矢印及び下向き矢印が表示されている。
会員は、ユーザー端末4を操作することにより、優先順位指定画面に表示されている2以上のポイントグループの優先順位を任意に指定することができる。例えば、会員は、優先順位指定画面に表示されている上向き矢印又は下向き矢印に指先でタッチすることにより、甲ポイント〜丁ポイントのシンボルマークの位置を変更して所望の優先順位を指定する。
また、ネットワーク接続部61は、会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコード及び個別パスワードを入力するための入力画面を、ユーザー端末4の表示部に表示させる。会員は、ユーザー端末4を操作することにより、指定したポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコード及び個別パスワードを入力する。
ユーザー端末4は、会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データと、指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコード及び個別パスワードとを、ポイント管理サーバー1に送信する。
<データベースの構築>
ポイント管理サーバー1のネットワーク接続部61は、ユーザー端末4から受信される情報に従って、会員IDコードに対応して、当該会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードと、指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、指定されたポイントグループに登録されている会員の個別パスワードと、当該会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとをID関係データベース11に格納する。
図5は、図2に示すID関係データベースの例を示す図である。図5等において、ポイントグループコード「0051」は、甲ポイントグループを表しており、ポイントグループコード「0052」は、乙ポイントグループを表しており、ポイントグループコード「0053」は、丙ポイントグループを表しており、ポイントグループコード「0054」は、丁ポイントグループを表している。
図5に示すように、ID関係データベース11は、複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の1つ又は複数の個別IDコードと、指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、指定されたポイントグループに登録されている会員の個別パスワードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを格納している。それにより、会員IDコードが、当該会員の1つ又は複数の個別IDコードに関連付けられる。
ネットワーク接続部61は、新たな会員が登録されると、当該会員の全ての個別IDコードについて、個別IDコード及び個別パスワードを含む会員登録通知を、個別IDコードに対応するポイントグループコードによって特定されるポイントグループのシステムに送信する。
そのポイントグループのシステムは、会員登録通知を受信したときに、当該会員の個別IDコードと、そのポイントグループにおける当該会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを含むポイント残高通知を、ポイント管理サーバー1に送信する。ポイント管理サーバー1の残高管理部64は、そのポイントグループから受信したポイント残高通知等に基づいて、有効ポイントデータベース12を構築する。
図6は、図2に示す有効ポイントデータベースの例を示す図である。図6に示すように、有効ポイントデータベース12は、複数の会員の各々について、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データ等とを格納している。また、残高管理部64は、有効ポイントデータベース12の内容等に基づいて、換算結果データベース13を構築する。
図7は、図2に示す換算結果データベースの例を示す図である。図7に示すように、換算結果データベース13は、複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データと、指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数を表す換算値データとを格納している。
図8は、ポイントグループにおける有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算する際に参照される換算テーブルの例を示す図である。図8に示すように、換算テーブル15は、ポイントグループを特定するポイントグループコードに対応して、そのポイントグループにおける有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算する際に用いられる換算率(%)を格納している。
残高管理部64は、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数に、そのポイントグループについて予め設定された換算率を乗算することにより、電子マネーの額又は等価ポイントの数(以下においては、「有効ポイントの換算値」ともいう)に換算して換算値データを求める。例えば、図6に示すポイントグループコード「0053」によって特定される丙ポイントグループにおける会員の有効ポイントの数「3000」に換算率「80%」が掛けられて、有効ポイントの換算値「2400」を表す換算値データが求められる。
図7において、会員IDコード「11111」を有する会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコード「0051」〜「0054」は、当該会員によって指定された優先順位に従って並び替えられている。この優先順位に従うと、当該会員がポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に、甲ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「1500」、丙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「2400」、乙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「200」が順に利用される。
あるいは、会員が優先順位を指定する替りに、残高管理部64が、それぞれのポイントグループにおける有効ポイントの数又は換算値に従って優先順位を決定しても良い。その場合には、当該会員がポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に、丙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「2400」、甲ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「1500」、乙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「200」が順に利用される。
さらに、残高管理部64は、複数の会員の各々について、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて、合計結果データベース14に格納する。即ち、残高管理部64は、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループにおける会員の有効ポイントの換算値を合計することにより、会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を求める。
図9は、図2に示す合計結果データベースの例を示す図である。図9に示すように、合計結果データベース14は、複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する。
例えば、図7に示す会員IDコード「11111」によって特定される会員について、甲ポイントグループ〜丁ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「1500」、「2400」、「0」、「200」が合計されて、電子マネー又は等価ポイントの合計値「4100」を表す合計値データが求められる。
<ポイント付与時の動作例>
再び図1を参照すると、会員は、店舗端末3が設置されている店舗において商品又はサービスを購入する際に、ポイントカード機能を有するユーザー端末4を店舗に持参して提示する。
それにより、会員は、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループの内で当該会員によって指定されたポイントグループにおいてポイントを獲得することができる。当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合には、当該会員は、指定されている2以上のポイントグループの内から所望のポイントグループを選択することができる。
例えば、会員は、ユーザー端末4を操作してポイントシステムアプリを起動し、会員によって指定されたポイントグループのシステムが運用するウェブサイトにアクセスすることにより、ユーザー端末4の表示部に会員の個別IDコードを含むポイントカード画面を表示させても良い。その際に、ポイントシステムアプリのWebView機能が用いられても良い。
あるいは、会員によって指定されたポイントグループのシステムを利用するための専用のアプリケーションソフトウェアがユーザー端末4にインストールされていて、ポイントシステムアプリから専用ソフトウェアに処理が遷移することにより、ユーザー端末4の表示部に会員の個別IDコードを含むポイントカード画面を表示させても良い。
店舗端末3は、ユーザー端末4から会員の個別IDコードを読み取り、会員によって指定されたポイントグループの現行通りのポイント付与処理を行う。それにより、会員によって指定されたポイントグループにおいて、商品又はサービスの金額等に応じて会員にポイントが付与される。店舗端末3は、当該会員の個別IDコード及び付与されたポイントに関する情報を含むポイント付与通知を、指定されたポイントグループのシステムに送信する。
指定されたポイントグループのシステムは、店舗端末3からポイント付与通知が受信されたときに、そのシステムのデータベースにおいて当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数に付与ポイントの数を加算して、有効ポイント数データを更新する。さらに、そのシステムは、データベースにおいて、当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データを更新された有効ポイント数データに置き換えると共に、当該会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知をポイント管理サーバー1に送信する。
<データベースの更新>
ポイント付与時以外においても、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループのいずれかにおいて会員の有効ポイントの数が変化したときには、それに同期して所定の期間内に、そのポイントグループのシステムからポイント管理サーバー1にポイント残高通知が送信される。例えば、会員がポイントグループから付与されたポイントを利用したり、ポイントグループから付与されたポイントの有効期限が経過したときには、そのポイントグループにおける会員の有効ポイントの数が減少する。
ポイント管理サーバー1において、ポイント管理システムと提携している複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、残高管理部64は、有効ポイント数データを用いて有効ポイントデータベース12を更新する。即ち、残高管理部64は、有効ポイントデータベース12において、当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データを、受信されたポイント残高通知に含まれている有効ポイント数データに置き換える。
さらに、残高管理部64は、受信されたポイント残高通知に含まれている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて合計結果データベース14を更新する。
本実施形態においては、合計結果データベース14とは別個に換算結果データベース13が設けられているので、まず、残高管理部64は、受信されたポイント残高通知に含まれている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算して、更新された換算値データを求める。
また、残高管理部64は、換算結果データベース13(図7)において、当該会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードと送信元のポイントグループを特定するポイントグループコードとに対応して格納されている換算値データを、更新された換算値データに置き換える。
次に、残高管理部64は、換算結果データベース13においてその会員IDコードに対応して格納されている全ての換算値データによって表される電子マネーの額又は等価ポイントの数を合計することにより、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す更新された合計値データを求める。残高管理部64は、合計結果データベース14(図9)において、その会員IDコードに対応して格納されている合計値データを、更新された合計値データに置き換える。
<残高確認時の動作例>
会員は、ユーザー端末4を操作してポイントシステムアプリを起動し、ポイント管理サーバー1にアクセスすることにより、利用可能な電子マネー又は等価ポイントの残高を確認することができる。ユーザー端末4は、会員の操作に応じて、会員IDコードを含む残高確認要求をポイント管理サーバー1に送信する。
ポイント管理サーバー1において、会員のユーザー端末4から残高確認要求が受信されると、アクセス管理部63が、当該会員の会員IDコードを検索キーワードとして用いてID関係データベース11(図5)を検索することにより、当該会員の会員IDコードがID関係データベース11に登録されている場合に当該会員からのアクセスを認証する。
また、残高管理部64は、換算結果データベース13(図7)から、当該会員の会員IDコードに対応して格納されているポイントグループコード及び換算値データを読み出すと共に、合計結果データベース14(図9)から、当該会員の会員IDコードに対応して格納されている合計値データを読み出す。
ネットワーク接続部61は、残高管理部64によって読み出されたポイントグループコード、換算値データ、及び、合計値データに基づいて、当該会員がポイントグループ毎に保有している電子マネーの額又は等価ポイントの数及びその合計値を含む残高確認画面をユーザー端末4の表示部に表示させる。
図10は、ユーザー端末の表示部に表示される残高確認画面の例を示す図である。図10に示すように、ユーザー端末4の表示部において、最上欄に電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値が表示されている(単位は、ポイント(pt))。また、その下欄に、当該会員によって指定された優先順位に従って甲ポイント、丙ポイント、丁ポイント、乙ポイントのシンボルマークが表示されると共に、その隣に、それらのポイントグループにおける当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数が表示されている。
<電子マネー又は等価ポイント利用時の動作例>
再び図1を参照すると、会員は、店舗端末3が設置されている店舗において電子マネー又は等価ポイントを利用する際に、ポイントカード機能を有するユーザー端末4を店舗に持参して提示する。例えば、会員がユーザー端末4を操作してポイントシステムアプリを起動することにより、ユーザー端末4が、会員IDコードをバーコードとして表示部に表示し、又は、RFIDの電磁界等を用いた無線通信によって会員IDコードを送信する。
店舗端末3は、会員のユーザー端末4から会員IDコードを読み取り、会員IDコードを含む残高確認要求をポイント管理サーバー1に送信する。ポイント管理サーバー1において、店舗端末3から残高確認要求が受信されると、残高管理部64は、当該会員の会員IDコードを検索キーワードとして用いて合計結果データベース14(図9)を検索して、当該会員の会員IDコードに対応して格納されている合計値データを読み出し、合計値データを含む残高確認結果を店舗端末3に送信する。
店舗端末3は、残高確認結果を受信すると、残高確認結果に含まれている合計値データによって表される合計値が会員の利用希望値以上である場合に、電子マネー又は等価ポイントの利用を許可し、合計値が会員の利用希望値未満である場合に、電子マネー又は等価ポイントの利用を拒否しても良い。あるいは、店舗端末3は、合計値が会員の利用希望値未満である場合に、不足分が現金又はクレジットカード等で支払われることを条件として、電子マネー又は等価ポイントの利用を許可しても良い。
会員が電子マネー又は等価ポイントを利用して商品又はサービスを購入する際に、店舗端末3は、オペレーターの操作に従って、その商品又はサービスの販売処理を行い、当該会員の会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求をポイント管理サーバー1に送信する。
ポイント管理サーバー1において、店舗端末3から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、利用管理部65は、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から上記の利用値を減算して更新された合計値データを用いて、合計結果データベース14を更新する。即ち、利用管理部65は、合計結果データベース14(図9)において、当該会員の会員IDコードに対応して格納されている合計値データを、更新された合計値データに置き換える。
本実施形態においては、合計結果データベース14とは別個に換算結果データベース13が設けられているので、まず、利用管理部65は、換算結果データベース13(図7)において当該会員の会員IDコードに対応して格納されている少なくとも1つの換算値データによって表される有効ポイントの換算値から上記の利用値を減算して、更新された少なくとも1つの換算値データを求めても良い。残高管理部64は、換算結果データベース13において、当該会員の会員IDコードに対応して格納されている少なくとも1つの換算値データを、更新された少なくとも1つの換算値データに置き換える。
当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、利用管理部65は、ID関係データベース11又は換算結果データベース13に格納されている優先順位データに従って少なくとも1つのポイントグループを選択する。即ち、利用管理部65は、まず、優先順位が最も高いポイントグループを選択し、そのポイントグループにおける有効ポイントの換算値Aから利用値Cを減算する。
利用管理部65は、演算結果(A−C)がマイナス値になる場合に、優先順位が次に高いポイントグループを選択し、そのポイントグループにおける有効ポイントの換算値Bから不足分の利用値(C−A)を減算した後に、有効ポイントの換算値Aをゼロとする。利用管理部65は、このような処理を、演算結果がプラス値又はゼロとなるまで繰り返す。
例えば、利用値データが利用値「2000」を表す場合に、図7に示す換算結果データベース13において、優先順位が最も高い甲ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「1500」と、優先順位が次に高い丙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「2400」の内の「500」とが利用され、丙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値の残高は「1900」となる。一方、乙ポイントグループにおける有効ポイントの換算値「200」は利用されない。
次に、利用管理部65は、換算結果データベース13において会員IDコードに対応して格納されている全ての換算値データによって表される電子マネーの額又は等価ポイントの数を合計することにより、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す更新された合計値データを求めても良い。残高管理部64は、合計結果データベース14において、当該会員の会員IDコードに対応して格納されている合計値データを、更新された合計値データに置き換える。
また、利用管理部65は、受信された利用要求に含まれている利用値データによって表される利用値を、当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して、利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成する。
さらに、利用管理部65は、利用ポイント数データと上記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を、上記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する。なお、ポイント利用通知の送信の際に通信エラーが生じた場合には、ポイント管理サーバー1が、ポイント利用通知の再送信を自動的に行う。
当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、利用管理部65は、上記の利用値を優先順位データに従って選択された少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して、利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成する。
例えば、利用値データが利用値「2000」を表す場合に、図7に示す換算結果データベース13において、優先順位が最も高い甲ポイントグループにおける利用値「1500」から逆換算されたポイント数「1500」を表す利用ポイント数データが生成されて、甲ポイントグループのシステムに送信される。また、優先順位が次に高い丙ポイントグループにおける利用値「500」から逆換算されたポイント数「625」を表す利用ポイント数データが生成されて、丙ポイントグループのシステムに送信される。
上記少なくとも1つのポイントグループのシステムは、ポイント管理サーバー1からポイント利用通知が受信されたときに、そのシステムのデータベースにおいて当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数から利用ポイント数データによって表される利用ポイントの数を減算して、更新された有効ポイント数データを生成する。
さらに、上記少なくとも1つのポイントグループのシステムは、そのシステムのデータベースに格納されている有効ポイント数データを更新された有効ポイント数データに置き換えると共に、当該会員の個別IDコード及び更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知をポイント管理サーバー1に送信する。
ポイント管理サーバー1において、ポイント利用通知の送信に応答して、上記少なくとも1つのポイントグループのシステムから会員の個別IDコード及び更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、残高管理部64が、更新された有効ポイント数データを用いて有効ポイントデータベース12を更新する。
それにより、ポイント管理サーバー1におけるデータ処理の間にポイントグループのシステムのデータベースが他の要因で変更されたような場合でも、有効ポイント数データの流れを一方通行として、有効ポイントデータベース12の内容をポイントグループのシステムのデータベースの内容に完全に追従させることができる。
また、残高管理部64は、更新された有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて合計結果データベース14を再度更新(上書き)しても良い。
本実施形態においては、合計結果データベース14とは別個に換算結果データベース13が設けられているので、残高管理部64は、更新された有効ポイント数データに基づいて換算結果データベース13における当該会員の少なくとも1つの換算値データを再度更新し、換算結果データベース13における当該会員の全ての換算値データに基づいて合計結果データベース14における当該会員の合計値データを再度更新しても良い。
それにより、ポイント管理サーバー1におけるデータ処理の間にポイントグループのシステムのデータベースが他の要因で変更されたような場合でも、合計結果データベース14の内容をポイントグループのシステムのデータベースの内容に完全に追従させることができる。
<ポイント管理方法>
次に、図1に示すポイント管理システムにおいて、図2に示すポイント管理サーバー1を用いて、複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理方法について説明する。
図11は、本発明の一実施形態に係るポイント管理方法を示すフローチャートである。図1に示すポイント管理システムと提携している複数のポイントグループのいずれかにおいて会員の有効ポイントの数が変化したときには、そのポイントグループのシステムが、ポイント管理サーバー1にポイント残高通知を送信する。
図11に示すステップS1において、ポイント管理サーバー1が、複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知を受信したときに、有効ポイント数データを用いて有効ポイントデータベース12(第1のデータベース)を更新する。
また、ポイント管理サーバー1は、有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて合計結果データベース14(第2のデータベース)を更新する。
ステップS2において、ポイント管理サーバー1が、店舗端末3から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求を受信したときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から利用値を減算して更新された合計値データを用いて合計結果データベース14を更新する。
また、ポイント管理サーバー1は、上記の利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、利用ポイント数データと上記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を上記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する。
ステップS3において、上記少なくとも1つのポイントグループのシステムが、ポイント管理サーバー1からポイント利用通知を受信したときに、そのシステムのデータベースにおいて当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数から利用ポイント数データによって表される利用ポイントの数を減算して更新された有効ポイント数データを生成し、当該会員の個別IDコード及び更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知をポイント管理サーバー1に送信する。
ステップS4において、ポイント管理サーバー1が、上記少なくとも1つのポイントグループのシステムからポイント残高通知を受信したときに、更新された有効ポイント数データを用いて有効ポイントデータベース12を更新する。さらに、ポイント管理サーバー1は、更新された有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて合計結果データベース14を再度更新しても良い。
本実施形態によれば、複数の会員の各々について、有効ポイントデータベース12が、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データを格納すると共に、合計結果データベース14が、会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する。即ち、各ポイントグループにおける有効ポイントは、電子マネー又は等価ポイントに変換されるのではなく、各ポイントグループにおける有効ポイントとして管理されると共に、電子マネー又は等価ポイントとしても管理される。
そのために、各ポイントグループにおいてポイントが付与又は利用等されて有効ポイントの数が変化した際に、ポイント管理サーバー1が、ポイントグループのシステムから受信するポイント残高通知に含まれている有効ポイント数データに基づいて有効ポイントデータベース12及び合計結果データベース14を更新する。
また、電子マネー又は等価ポイントが利用される際に、ポイント管理サーバー1は、店舗端末から受信する利用要求に含まれている利用値データに基づいて合計結果データベース14を更新すると共に、利用値をポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して求めた利用ポイント数データを含むポイント利用通知をポイントグループのシステムに送信する。
さらに、ポイント管理サーバー1は、それに応答してポイントグループのシステムから受信するポイント残高通知に含まれている更新された有効ポイント数データに基づいて有効ポイントデータベース12を更新する。従って、各ポイントグループにおける従来方式のポイント利用を妨げることなく、各ポイントグループによって会員に個別に付与されるポイントを共通に利用可能とすることができる。
先に説明したように、ポイント管理サーバー1は、複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを格納するID関係データベース11又は換算結果データベース13を第3のデータベースとして備えても良い。
その場合には、ステップS2において、ポイント管理サーバー1が、店舗端末3から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求を受信したときに、当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、利用値を優先順位データに従って選択された少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成する。
従って、会員が、ポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に用いられる2以上のポイントグループを指定する場合に、ポイントの有効期限等のポイント利用条件を考慮して優先順位を指定することにより、各ポイントグループにおいて設定されているポイント利用条件を反映させたポイント管理を行うことができる。
以上の実施形態においては、電子マネー又は等価ポイントを商品等のポイント特典と交換する場合について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではなく、電子マネー又は等価ポイントをビットコインやFXへの投資に利用したり、寄付することによって社会貢献を行うようにしても良い。このように、当該技術分野において通常の知識を有する者によって、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。
1…ポイント管理サーバー、2…会員ID管理サーバー、21…会員ID管理データベース、3…店舗端末、4…ユーザー端末、5…ポイント発行者のシステム、51…甲ポイントグループのシステム、52…乙ポイントグループのシステム、53…丙ポイントグループのシステム、54…丁ポイントグループのシステム、10…記録部、11…ID関係データベース、12…有効ポイントデータベース、13…換算結果データベース、14…合計結果データベース、15…換算テーブル、20…操作部、30…表示部、40…インターフェース、50…ネットワークインターフェース、60…CPU、61…ネットワーク接続部、62…ウェブサイト運用部、63…アクセス管理部、64…残高管理部、65…利用管理部、70…メモリー

Claims (9)

  1. 複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理サーバーであって、
    (i)複数の会員の各々について、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、
    (ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースと、
    (iii)前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新する残高管理部と、
    (iv)店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する利用管理部と、
    を備えるポイント管理サーバー。
  2. 前記ポイント利用通知の送信に応答して、前記少なくとも1つのポイントグループのシステムから会員の個別IDコード及び更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記残高管理部が、前記更新された有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新する、請求項1記載のポイント管理サーバー。
  3. 前記複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを格納する第3のデータベースをさらに備え、
    店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、前記利用管理部が、当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、前記利用値を前記優先順位データに従って選択された少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成する、請求項1又は2記載のポイント管理サーバー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載のポイント管理サーバーと、
    会員のユーザー端末から会員IDコードを読み取り、前記会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求を前記ポイント管理サーバーに送信する前記店舗端末と、
    を備えるポイント管理システム。
  5. (i)複数の会員の各々について、複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、(ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースとを備えるポイント管理サーバーにおいて、前記複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するために用いられるポイント管理プログラムであって、
    前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新する手順(a)と、
    店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信する手順(b)と、
    をCPUに実行させるポイント管理プログラム。
  6. 前記ポイント利用通知の送信に応答して、前記少なくとも1つのポイントグループのシステムから会員の個別IDコード及び更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記更新された有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新する手順をCPUにさらに実行させる、請求項5記載のポイント管理プログラム。
  7. 前記ポイント管理サーバーが、前記複数の会員の各々について、会員IDコードに対応して、会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを格納する第3のデータベースをさらに備え、
    手順(b)が、店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員によって2以上のポイントグループが指定されている場合に、前記利用値を前記優先順位データに従って選択された少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成することを含む、請求項5又は6記載のポイント管理プログラム。
  8. ネットワークを介して前記ポイント管理サーバーと会員のユーザー端末との間の接続処理を行うことにより、前記複数のポイントグループの内でポイントを電子マネー又は等価ポイントに換算して利用する際に用いられるポイントグループを指定するための操作画面を前記ユーザー端末の表示部に表示させ、2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を指定するための操作画面を前記ユーザー端末の表示部に表示させ、前記ユーザー端末から受信される情報に従って、当該会員の会員IDコードに対応して、当該会員によって指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、当該会員によって2以上のポイントグループが指定された場合に、それらのポイントグループの優先順位を特定する優先順位データとを前記第3のデータベースに格納する手順をCPUにさらに実行させる、請求項7記載のポイント管理プログラム。
  9. (i)複数の会員の各々について、複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループに登録されている会員の個別IDコードに対応して、前記指定されたポイントグループを特定するポイントグループコードと、前記指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数を表す有効ポイント数データとを格納する第1のデータベースと、(ii)前記複数の会員の各々について、会員の個別IDコードに関連付けられた会員IDコードに対応して、前記複数のポイントグループの内で会員によって指定されたポイントグループにおける会員の有効ポイントの数から換算された電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを格納する第2のデータベースとを備えるポイント管理サーバーを用いて、前記複数のポイントグループによって会員に付与されるポイントを管理するポイント管理方法であって、
    前記ポイント管理サーバーにおいて、前記複数のポイントグループのいずれかにおいてポイントを管理するシステムから会員の個別IDコード及び有効ポイント数データを含むポイント残高通知が受信されたときに、前記有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新すると共に、前記有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数を電子マネーの額又は等価ポイントの数に換算し、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値を表す合計値データを求めて前記第2のデータベースを更新するステップ(a)と、
    前記ポイント管理サーバーにおいて、店舗端末から会員IDコードと電子マネーの額又は等価ポイントの数の利用値を表す利用値データとを含む利用要求が受信されたときに、当該会員の電子マネーの額又は等価ポイントの数の合計値から前記利用値を減算して更新された合計値データを用いて前記第2のデータベースを更新すると共に、前記利用値を当該会員によって指定されたポイントグループの内の少なくとも1つのポイントグループにおけるポイントの数に逆換算して利用ポイントの数を表す利用ポイント数データを生成し、前記利用ポイント数データと前記少なくとも1つのポイントグループに登録されている当該会員の個別IDコードとを含むポイント利用通知を前記少なくとも1つのポイントグループのシステムに送信するステップ(b)と、
    前記少なくとも1つのポイントグループのシステムにおいて、前記ポイント管理サーバーから前記ポイント利用通知が受信されたときに、そのシステムのデータベースにおいて当該会員の個別IDコードに対応して格納されている有効ポイント数データによって表される有効ポイントの数から前記利用ポイント数データによって表される利用ポイントの数を減算して更新された有効ポイント数データを生成し、当該会員の個別IDコード及び前記更新された有効ポイント数データを含むポイント残高通知を前記ポイント管理サーバーに送信するステップ(c)と、
    前記ポイント管理サーバーにおいて、前記少なくとも1つのポイントグループのシステムから前記ポイント残高通知が受信されたときに、前記更新された有効ポイント数データを用いて前記第1のデータベースを更新するステップ(d)と、
    を備えるポイント管理方法。
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