JP2004164195A - Posシステムおよびその会計処理方法 - Google Patents

Posシステムおよびその会計処理方法 Download PDF

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JP2004164195A JP2002328301A JP2002328301A JP2004164195A JP 2004164195 A JP2004164195 A JP 2004164195A JP 2002328301 A JP2002328301 A JP 2002328301A JP 2002328301 A JP2002328301 A JP 2002328301A JP 2004164195 A JP2004164195 A JP 2004164195A
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Abstract

【課題】手軽に導入可能なPOSシステムおよびその会計処理方法を提供することを目的とする。
【解決手段】POSアプリケーションプログラムをダウンロードし、当該POSアプリケーションプログラムに基づいて会計処理を行うと共に、通常の携帯電話として利用可能な携帯電話POS端末20と、携帯電話POS端末に対し、無線通信によってPOSアプリケーションプログラムを提供すると共に、その対価を得るシステムサーバ30とにより構成されるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話を用いたPOSシステムおよびその会計処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、無線通信手段を有する携帯可能な小型のPOS端末(以下、「携帯POS端末」という)を用いて、店舗外でも支払清算処理を行い得るPOSシステム(販売時点情報管理システム)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種のPOSシステムは、注文受付や配達管理を行う店舗POS端末(店舗内に配置される据え置き型のPOS端末)と、店舗POS端末による注文受付内容に基づいて配達を行う配達担当者が携行すると共に、入金情報や支払情報を入力する携帯POS端末と、当該携帯POS端末からの入金情報や支払情報を取得して売上管理や会計処理を行う会計サーバと、携帯POS端末から無線通信により入金情報や支払情報を取得すると共に、ネットワークを介して店舗POS端末および会計サーバと接続されるWebサーバとにより構成されている。したがって、店舗としては、当該POSシステムを構築するために、店舗POS端末、携帯POS端末、会計サーバおよびWebサーバを導入する必要がある。つまり、従来の携帯POS端末を用いたPOSシステムは、店外に持ち出し可能な携帯POS端末が用いられるため、注文配達や移動販売の際には利便性を発揮するものの、設備投資が多額になるといった問題があった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−133516号公報(第6−9頁、第1−3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑み、手軽に導入可能なPOSシステムおよびその会計処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のPOSシステムは、POSアプリケーションプログラムをダウンロードし、当該POSアプリケーションプログラムに基づいて会計処理を行うと共に、通常の携帯電話として利用可能な携帯電話POS端末と、携帯電話POS端末に対し、無線通信によってPOSアプリケーションプログラムを提供すると共に、その対価を得るシステムサーバと、により構成されることを特徴とする。
【0006】
この場合、携帯電話POS端末は、POSアプリケーションプログラムを取得するPOSアプリケーションプログラム取得手段と、携帯電話の操作キー入力により入金情報を入力する入金情報入力手段と、入金情報に基づき、POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理手段と、会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶手段と、入金情報および会計結果を表示する表示手段と、会計結果を含む出力情報を出力する出力手段と、を備えることが好ましい。
【0007】
また、本発明のPOSシステムの会計処理方法は、携帯電話の操作キー入力により入金情報を取得し、これに基づいて当該携帯電話により会計処理を行う携帯電話POS端末と、当該携帯電話POS端末に対し、会計処理を行うためのPOSアプリケーションプログラムを提供すると共に、その対価を得るシステムサーバと、により構成されるPOSシステムの会計処理方法であって、システムサーバから携帯電話POS端末にPOSアプリケーションプログラムを提供するPOSアプリケーションプログラム提供工程と、携帯電話POS端末に、入金情報を入力する入金情報入力工程と、携帯電話POS端末において、入金情報に基づき、POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理工程と、携帯電話POS端末に、会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶工程と、携帯電話POS端末から、会計結果を含む出力情報を出力する出力工程と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
これらの構成によれば、一般に利用されている携帯電話にPOSアプリケーションプログラムをダウンロードするだけで、通常の据え置きタイプのPOS端末で実行可能な支払決済処理(入金情報に基づき会計処理を行い、更にこれを記憶・出力する処理)を行うことができるため、高価なPOS端末を導入する必要がなく、低コストでPOSシステムを構築することができる。また、携帯電話の操作キーを用いて入金情報を入力することにより、操作が容易であり、且つ手軽に利用することができる。
【0009】
この場合、システムサーバおよび携帯電話POS端末から情報提供サービスを受けるための顧客アプリケーションプログラムを、無線通信によって携帯電話にダウンロードした携帯電話顧客端末を更に備え、携帯電話顧客端末は、情報提供サービスとして、携帯電話顧客端末のユーザの支払によって生じる、携帯電話POS端末への入金情報に基づく出力情報を取得する支払情報取得手段を有することが好ましい。
【0010】
また、この場合、POSシステムは、システムサーバおよび携帯電話POS端末から情報提供サービスを受けるための顧客アプリケーションプログラムを、無線通信によって携帯電話にダウンロードした携帯電話顧客端末を更に備え、携帯電話顧客端末は、情報提供サービスとして、携帯電話顧客端末のユーザの支払によって生じる、携帯電話POS端末への入金情報に基づく出力情報を取得することが好ましい。
【0011】
これらの構成によれば、携帯電話顧客端末のユーザは、システムサーバおよび携帯電話POS端末から情報提供サービスを受けることができると共に、自分の支払に対する携帯電話POS端末からの出力情報を取得することができる。このため、携帯電話顧客端末のユーザは、この出力情報を取引データとしてレシートの代わりに利用することができる。なお、携帯電話顧客端末が取得する出力情報は、出力情報を記録した記録媒体、無線通信、赤外線通信など、いかなる形態であっても良い。
【0012】
この場合、支払情報取得手段は、出力手段によりトランザクション終了毎に出力される出力情報を取得し、当該出力情報は、入金情報を含むことが好ましい。
【0013】
また、この場合、携帯電話POS端末は、出力工程において、トランザクション終了毎に出力情報を出力し、当該出力情報は、入金情報を含むことが好ましい。
【0014】
これらの構成によれば、携帯電話顧客端末は、携帯電話POS端末の会計処理後、迅速に出力情報を取得することができる。さらに、出力情報には入力情報が含まれるため、会計結果だけでなく、入力された内容までも確認することができる。
【0015】
これらの場合、携帯電話POS端末および携帯電話顧客端末は、赤外線により、互いに情報の授受を行う赤外線通信手段を更に備え、出力手段は、赤外線通信手段を介して出力情報を出力することが好ましい。
【0016】
また、これらの場合、携帯電話POS端末は、出力工程において、赤外線により出力情報を出力し、携帯電話顧客端末は、これを受信することが好ましい。
【0017】
これらの構成によれば、携帯電話POS端末は、赤外線により出力情報を出力し、携帯電話顧客端末は、赤外線によりこれを取得することができる。このため、容易且つ迅速に出力情報の授受を行うことができる。
【0018】
この場合、情報提供サービスには、携帯電話顧客端末の赤外線通信手段によって、携帯電話POS端末に対し、代金の支払いに関する情報を送信することによって決済処理を行う赤外線決済手段が含まれることが好ましい。
【0019】
また、この場合、情報提供サービスには、携帯電話顧客端末から携帯電話POS端末に対し、赤外線により代金の支払いに関する情報を送信することができるサービスが含まれることが好ましい。
【0020】
これらの構成によれば、携帯電話顧客端末から携帯電話POS端末に対し、赤外線により代金の支払いに関する情報を送信することができるため、容易且つ迅速に決済処理を行うことができる。
【0021】
これらの場合、情報提供サービスには、携帯電話POS端末により会計結果に応じて付与されたサービスポイントに関するポイント情報を取得するポイント情報取得手段と、ポイント情報に基づき、サービスポイントを積算するポイント積算手段とが含まれることが好ましい。
【0022】
また、これらの場合、情報提供サービスには、携帯電話POS端末により会計結果に応じて付与されたサービスポイントに関するポイント情報を取得し、当該ポイント情報に基づいて、サービスポイントを積算するサービスが含まれることが好ましい。
【0023】
これらの構成によれば、携帯電話顧客端末は、会計結果に応じてサービスポイントに関するポイント情報を取得し、当該ポイント情報に基づいて、サービスポイントを積算することができる。したがって、この積算したサービスポイントにより、種々のサービスを携帯電話POS端末のユーザ(携帯電話POS端末を利用する店舗)から受けることができる。
【0024】
これらの場合、携帯電話POS端末から前記システムサーバに、無線通信を介して出力情報を送信する出力情報送信工程を更に備え、システムサーバは、出力情報を記憶するデータベースを備えたことが好ましい。
【0025】
また、これらの場合、携帯電話POS端末により、無線通信を介して出力情報をシステムサーバに送信する出力情報送信工程を更に備え、システムサーバは、出力情報をデータベースに記憶することが好ましい。
【0026】
これらの構成によれば、システムサーバは、携帯電話POS端末から送信された出力情報を記憶するデータベースを備えているため、システムサーバにおいても、会計結果等を把握することができる。
【0027】
この場合、出力情報送信手段は、トランザクション終了毎に出力情報を送信することが好ましい。
【0028】
また、この場合、出力情報送信工程は、トランザクション終了毎に出力情報を送信することが好ましい。
【0029】
これらの構成によれば、携帯電話POS端末は、システムサーバに対し、トランザクション終了毎に出力情報を送信するため、システムサーバでは、リアルタイムで出力情報を取得し、迅速に会計結果等を把握することができる。
【0030】
これらの場合、携帯電話POS端末は、商品の在庫数に関する在庫情報を入力する在庫情報入力手段と、当該在庫情報をシステムサーバに送信する在庫情報送信手段とを更に備え、データベースは、在庫情報を記憶することが好ましい。
【0031】
また、これらの場合、携帯電話POS端末は、商品の在庫数に関する在庫情報を入力すると共に、当該在庫情報をシステムサーバに送信し、データベースは、在庫情報を記憶することが好ましい。
【0032】
これらの構成によれば、システムサーバのデータベースは、携帯電話POS端末から送信された在庫情報を記憶するため、システムサーバにおいても、商品の在庫数を把握することができる。
【0033】
この場合、携帯電話POS端末は、データベースから、無線通信を介して、ユーザの指定した出力情報および/または在庫情報を取得するデータベース情報取得手段を更に備えることが好ましい。
【0034】
また、この場合、携帯電話POS端末は、データベースから、無線通信を介して、ユーザの指定した出力情報および/または在庫情報を取得することが好ましい。
【0035】
これらの構成によれば、携帯電話POS端末は、データベースから、無線通信を介して、指定した出力情報および/または在庫情報を取得することができるため、携帯電話POS端末において、これらを記憶するためのメモリ容量が少ない場合でも、必要に応じて出力情報および/または在庫情報を入手することができる。
【0036】
これらの場合、システムサーバとネットワークを介して接続されており、少なくとも1以上の携帯電話POS端末を統括制御する店舗サーバを更に備え、店舗サーバは、統括制御対象となる携帯電話POS端末から出力された出力情報および在庫情報を、統括情報としてデータベースから取得する統括情報出力手段を有することが好ましい。
【0037】
また、これらの場合、POSシステムは、システムサーバとネットワークを介して接続され、且つ少なくとも1以上の携帯電話POS端末を統括制御する店舗サーバを更に備えており、店舗サーバは、統括制御対象となる携帯電話POS端末から出力された出力情報および在庫情報を、統括情報としてデータベースから取得することが好ましい。
【0038】
これらの構成によれば、店舗サーバは、システムサーバのデータベースから、統括情報(統括制御対象となる出力情報および在庫情報)を取得することができる。したがって、店舗サーバは、統括制御対象となる少なくとも1以上の携帯電話POS端末の会計結果等を迅速に取得し、これを把握することができる。
【0039】
この場合、システムサーバは、データベースの中に記憶された出力情報および在庫情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データを作成する財務会計データ作成手段を更に備え、店舗サーバは、統括情報に基づいて作成された財務会計データを取得する財務会計データ取得手段を更に備えることが好ましい。
【0040】
また、この場合、システムサーバは、データベースの中に記憶された出力情報および在庫情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データを作成し、店舗サーバは、統括情報に基づいて作成された財務会計データを取得することが好ましい。
【0041】
これらの構成によれば、店舗サーバは、システムサーバにより、統括情報に基づいて作成された売上成績や取引結果を示す財務会計データを取得することができる。したがって、店舗において財務会計データを作成する手間を省くことができ、ひいては、これを作成するために必要となる財務会計ソフト等のコストを削減することができる。
【0042】
これらの場合、システムサーバは、データベースに記憶した出力情報および在庫情報に基づいて、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成する売上分析データ作成手段を更に備え、店舗サーバは、統括情報に基づいて作成された売上分析データを取得する売上分析データ取得手段を更に備えることが好ましい。
【0043】
また、これらの場合、システムサーバは、データベースに記憶した出力情報および在庫情報に基づいて、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成し、店舗サーバは、統括情報に基づいて作成された売上分析データを取得することが好ましい。
【0044】
これらの構成によれば、店舗サーバは、システムサーバにより、統括情報に基づいて作成された、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを取得することができる。したがって、店舗において売上分析データを作成する手間を省くことができ、ひいては、これを作成するために必要となる売上管理ソフト等のコストを削減することができる。
【0045】
これらの場合、システムサーバは、店舗サーバを保有する店舗別にPOSアプリケーションプログラムを生成すると共に、データベースには、当該POSアプリケーションプログラムを複数記憶しており、店舗サーバは、データベースから店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出し、当該POSアプリケーションプログラムの書き換え・更新を行うPOSアプリケーションプログラム更新手段を更に備えることが好ましい。
【0046】
また、これらの場合、システムサーバは、店舗サーバを保有する店舗別にPOSアプリケーションプログラムを生成すると共に、データベースには、当該POSアプリケーションプログラムを複数記憶しており、店舗サーバは、データベースから店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出し、当該POSアプリケーションプログラムの書き換え・更新を行うことが好ましい。
【0047】
これらの構成によれば、店舗サーバは、適宜必要に応じて、データベースから店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出し、書き換え・更新を行うことができる。したがって、携帯電話POS端末にダウンロードする店舗用のPOSアプリケーションプログラムを、まとめて更新し、これをダウンロードさせることができる。
【0048】
これらの場合、システムサーバは、ネットワークを介して、店舗サーバからPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けるアプリケーション開発受付手段と、開発依頼に対し、POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを提供する作成ユーティリティ提供手段と、を備え、作成ユーティリティには、商品に関する商品情報から成る商品マスタ、商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブル、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタ、顧客に関する顧客情報から成る顧客マスタのうち、いずれかを作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムが含まれることが好ましい。
【0049】
また、これらの場合、システムサーバは、ネットワークを介して、店舗サーバからPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けると共に、当該開発依頼に対し、POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを店舗サーバに提供し、作成ユーティリティには、商品に関する商品情報から成る商品マスタ、商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブル、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタ、顧客に関する顧客情報から成る顧客マスタのうち、いずれかを作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムが含まれることが好ましい。
【0050】
これらの構成によれば、システムサーバは、ネットワークを介して、顧客店舗からPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けると共に、当該開発依頼に対し、POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを提供するため、顧客店舗は、手軽にPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を行うことができる。また、作成ユーティリティには、商品マスタ、金額テーブル、担当者マスタおよび顧客マスタ等を作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムが含まれるため、顧客店舗は容易にこれらの情報を入力することができ、システムサーバにとっても、容易且つ迅速にPOSアプリケーションプログラムを作成することができるといった利点を有する。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係るPOSシステムおよびその会計処理方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、一般に利用されている携帯電話にPOSアプリケーションプログラムをダウンロードするだけで、通常の据え置きタイプのPOS端末で実行可能な支払決済処理(入金情報に基づき会計処理を行い、更にこれを記憶・出力する処理)を行うことができるため、高価なPOS端末を導入する必要がなく、低コストで支払決済処理を行うことができる。したがって、POSシステムの構築も、低コストで行うことができる。また、携帯電話の操作キーを用いて入金情報を入力することができるため、操作が容易であり、しかも手軽に利用することができるといった作用・効果も奏する。そこで、以下、POS端末の機能を実現可能な携帯電話(以下、「携帯電話POS端末」という)を用いたPOSシステムを例に挙げて説明する。
【0052】
図1に示すように、本発明のPOSシステム10は、少なくとも1台以上の携帯電話POS端末20(参照図では、1台のみ図示)と、本システム10を運営・管理する管理会社31によって管理され、携帯電話POS端末20に会計処理を行わせるためのPOSアプリケーションプログラムを提供するシステムサーバ30と、システムサーバ30とネットワーク60を介して接続され、少なくとも1台以上の携帯電話POS端末20を統括制御する店舗サーバ50と、携帯電話POS端末20と決済取引を行うと供に、システムサーバ30から顧客アプリケーションプログラムの提供を受ける顧客(一般ユーザ)41用の携帯電話(以下、「携帯電話顧客端末40」という)とによって構成されている。
【0053】
また、携帯電話POS端末20および店舗サーバ50は、1つの店舗21によって構成されており、各店舗21では、少なくとも1つ以上の店舗サーバ50と、これら店舗サーバ50によって制御される1台以上の携帯電話POS端末20、もしくは据え置きタイプの携帯電話POS端末20とにより、店舗内POSシステム10が構築されている。但し、ここでは、説明を容易にするため、店舗内POSシステム10は、1つの店舗サーバ50と、これによって制御される1台の携帯電話POS端末20とによって構成されているものとする。
【0054】
携帯電話POS端末20では、ユーザ(オペレータ)が、図示しないインターフェースによって接続されたバーコードリーダ22によって、商品に貼付または印刷されたバーコードを読み取るなどして入金情報を入力し、当該入金情報に基づいてPOSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う。また、この会計処理による会計結果や、購入した商品およびその金額に関する情報等を出力情報として出力し、当該出力情報を無線通信によってシステムサーバ30に送信する。さらに、この出力情報を、図示しないインターフェースによって接続されたプリンタ24によって出力することで、レシートとして利用可能な印刷物を発行することができると共に、カードリーダ23によって顧客41のクレジットカードやプリペイドを読み取ることにより、現金以外でもこれらによる決済処理が可能となっている。
【0055】
さらに、携帯電話POS端末20では、オペレータが、バーコードリーダ22によって店舗21内の商品のバーコードを読み取り、さらにその在庫数を入力することによって、商品とその在庫数に関する情報である在庫情報をシステムサーバ30に送信するといった在庫処理も行っている。なお、携帯電話POS端末20と接続して用いられるバーコードリーダ22、カードリーダ23およびプリンタ24は、携帯可能なハンディタイプのものを用いることが好ましい。この構成によれば、移動販売などにおいて携帯電話POS端末20を利用する場合に、持ち運びが容易となる。
【0056】
一方、システムサーバ30では、携帯電話POS端末20から送信された出力情報および在庫情報を、データベース35に格納する。また、携帯電話POS端末20から、これらの情報の出力要求があった場合には、要求に応じてこれを読み出し、携帯電話POS端末20へ情報を返信する。これにより、携帯電話POS端末20では、これら出力情報および在庫情報を格納するためのメモリ容量が少ない場合でも、データベース35から必要な情報を適宜出力可能となっている。なお、携帯電話POS端末20内に記録可能な容量の情報については、携帯電話POS端末20から直接出力することも当然可能である。
【0057】
また、システムサーバ30は、無線通信により、携帯電話POS端末20に、会計処理を実行するためのPOSアプリケーションプログラムを提供する。このPOSアプリケーションプログラムは、店舗21側からのシステムサーバ30に対する開発依頼に基づき、システムサーバ30が、ネットワーク60を介してPOSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを送信し、店舗担当者によって必要事項の入力・設定が行われた後、当該設定に基づいて作成するものである。これに対し、店舗21は、POSアプリケーションプログラムの開発費として、所定料金を管理会社31に支払う。なお、POSアプリケーションプログラムの更新(マスタやテーブルの修正・書換など)については、店舗担当者がシステムサーバ30にアクセスして、当該店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出すことにより、適宜実行可能である。
【0058】
ここで、POSアプリケーションプログラムとは、携帯電話に会計処理を行わせるための会計処理実行プログラムの他、各種マスタやテーブルを含むものであり(POSアプリケーションプログラム記憶部261;図2参照)、Java(登録商標)プログラミング言語によって書かれている。したがって、Java(登録商標)プログラムが利用可能な携帯電話であれば、本発明のPOSアプリケーションプログラムは実行可能である。例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供する「iモード(登録商標)」といったインターネット接続サービスでは、「iアプリ(登録商標)」というJava(登録商標)プログラミング言語によって書かれたプログラムを利用可能であるが、「iモード(登録商標)」対応の携帯電話には、この「iアプリ(登録商標)」の一種として本発明のPOSアプリケーションプログラムを提供することができる。
【0059】
また、システムサーバ30は、店舗サーバ50に対して、店舗サーバ50が統括制御する携帯電話POS端末20から送信された統括情報(出力情報および在庫情報)を、ネットワーク60を介して随時リアルタイムで送信する。その他、当該統括情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データや、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成し、これを月々若しくは所定の期間ごとに店舗サーバ50に送信する。
【0060】
一方、店舗サーバ50は、顧客(一般ユーザ)41に向けたメール情報の送信をシステムサーバ30に対して依頼すると共に、システムサーバ30にアクセスして、POSアプリケーションプログラムの更新を行う。このため、店舗21は、システムサーバ30を管理する管理会社31に対し、上記のPOSアプリケーションプログラムの開発費の他、システムサーバ30の使用料、並びに統括情報、財務会計データおよび売上分析データの提供を受けるための情報料として、月々、若しくは年単位で所定の料金の支払いを行う。なお、システムサーバ30と店舗サーバ50との、データ通信には、SSL(米Netscape社)などのプロトコルを用いて、通信の暗号化と認証がなされ、第三者によるデータの改ざんや盗用を防止している。
【0061】
携帯電話顧客端末40は、システムサーバ30から、サービスの提供を受けるための顧客アプリケーションプログラムを取得してダウンロードすることにより、システムサーバ30や携帯電話POS端末20から種々の情報提供サービスを受けることができるようになっている。顧客アプリケーションプログラムの提供を受けるためには、システムサーバ30に対して会員登録が必要となっており、月々若しくは年単位で会費等の支払いが必要となっている。会員登録を行った顧客(会員)41は、システムサーバ30と契約が交わされた複数の加盟店舗21のサービスを受けることが可能となっており、会員にとっては、複数の店舗21で個々に会員登録を行う手間を省くことができ、店舗21にとっては、顧客管理や会員サービス実施のためのコスト、広告費などの経費を削減できるといった利点を有する。
【0062】
携帯電話顧客端末40が受けられる情報提供サービスとしては、例えば、システムサーバ30からのお買い得情報や会員特典情報などのメールサービスの他、携帯電話POS端末20から、支払いに関する情報(取引データ)を、赤外線ポート47を介して取得したり、会計結果に応じて付与されるサービスポイントに関するポイント情報を取得したりすることができる。また、携帯電話顧客端末40は、赤外線ポート47を介して、代金の支払いに関する決済情報を携帯電話POS端末20に送信することにより、現金以外の決済取引も行うことができるようになっている。
【0063】
ここで、上記のPOSシステム10を構成する各構成要素について、詳細に説明する。図2は、携帯電話POS端末20の機能ブロック図である。同図に示すように、携帯電話POS端末20は、システムサーバ30から送信されたPOSアプリケーションプログラムを取得するPOSアプリケーション取得部210と、システムサーバ30のデータベース35内に格納された出力情報および在庫情報(当該携帯電話POS端末20から送信した出力情報および在庫情報に限る)を取得するデータベース情報取得部220と、各種情報を入力する入力部230と、会計処理およびその他の情報処理を行う情報処理部240と、赤外線により情報の授受を行うことによって決済処理を行う赤外線処理部250と、POSアプリケーションプログラムおよびその他の情報を記憶する記憶部260と、商品の在庫管理に関する処理を行う在庫処理部270と、表示画面25(図6参照)上に各種情報を表示する表示部280と、携帯電話顧客端末40、システムサーバ30およびプリンタ24に各種情報・データを出力する出力部290とによって構成されている。
【0064】
入力部230は、バーコードリーダ22およびカードリーダ23から図示しないインターフェースを介してバーコード情報およびカード情報(クレジットカード情報、プリペイドカード情報)を入力する外部情報入力部231と、入金の対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報を入力する担当者情報入力部232と、商品を購入した顧客41に関する顧客情報を入力する顧客情報入力部233と、バーコードリーダ22による読み取り情報や商品コードの入力により商品に関する情報を入力する商品情報入力部234と、数字ボタンNB(図6(b)参照)の操作により商品の金額を入力する入金情報入力部235とを備え、これらの中から少なくとも1以上の情報が入力される。このように、各種情報が入力されることにより、担当者別の売上や、顧客層(年齢、性別および職業)別の人気商品等が明確となり、システムサーバ30における売上分析データの作成に役立てることができる。なお、商品情報と入金情報は、両方の情報が重ねて入力される必要はなく、いずれか一方のみが入力されれば良い。これは、商品情報が入力されることで、その商品の金額(入金情報)が金額テーブル(後述する)から特定できるためである。
【0065】
情報処理部240は、入力情報に基づいて会計処理を実行する会計処理部241と、各顧客41に対し、会計結果に応じてサービスポイントを付与するポイント付与部242と、顧客別に付与したサービスポイントを積算するポイント積算部243と、POSアプリケーション取得部210によって取得したPOSアプリケーションプログラムの内容を書き換え・修正する情報更新部244とを備えている。
【0066】
会計処理部241は、商品情報または入金情報の入力によって、会計処理を行う。また、その会計結果は、会計結果記憶部264に記憶されると共に、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。なお、図示しないインターフェースを介して接続されたプリンタ24により、商品情報、入金情報および会計結果を出力することも可能である。また、ポイント積算部243で積算されたサービスポイントに関するポイント情報は、ポイント情報記憶部265に記憶され、会計結果等と同様に、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。さらに、ポイント積算部243で積算されたポイント情報は、プリンタ24によって出力することも可能である。
【0067】
赤外線処理部250は、赤外線ポート27から成る赤外線通信部251と、赤外線によって携帯電話顧客端末40との決済処理を行う赤外線決済部252とを備え、本体の赤外線ポート27と、携帯電話顧客端末40に備えられた赤外線ポート47とを近づけて赤外線送信処理を行うことで、携帯電話顧客端末40からの決済情報を取得し、決済処理を行うことができる。取得した決済情報は、後述の決済情報記憶部266に記憶され、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。また、赤外線通信部251では、サービスポイントの授受も可能であり、ポイント付与部242で付与したポイント情報を携帯電話顧客端末40に送信したり、携帯電話顧客端末40から蓄積したポイント情報を取得して、それに応じたサービスを提供すると共に、携帯電話顧客端末40内のサービスポイント数を削減する処理を行うことも可能である。また、赤外線決済部252による決済情報を、プリンタ24により出力することも可能である。
【0068】
記憶部260は、POSアプリケーション取得部210で取得したPOSアプリケーションプログラムを記憶するPOSアプリケーションプログラム記憶部261と、入力情報を記憶する入力情報記憶部262と、データベース取得部220で取得した出力情報および在庫情報等のデータベース情報を記憶するデータベース情報記憶部263と、会計処理部による会計結果を記憶する会計結果記憶部264と、ポイント積算部243で積算されたサービスポイントに関するポイント情報を記憶するポイント情報記憶部265と、赤外線決済部252で決済処理された決済情報を記憶する決済情報記憶部266とを備えている。
【0069】
POSアプリケーションプログラム記憶部261は、主に会計処理部241において会計処理を実行させるための会計処理実行プログラムの他、商品に関する商品情報から成る商品マスタと、商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブル、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタと、顧客41に関する顧客情報から成る顧客マスタとが記憶されている。但し、店舗21の業務形態によって、担当者マスタや顧客マスタが必要でない場合は、これらの情報は記憶されない。また、商品マスタ、金額テーブル、担当者マスタおよび顧客マスタは、複数記憶可能となっており(例えば、「美容室用マスタ」、「弁当店用マスタ」など;図6(a)参照)、オペレータは、所望するマスタを選択して、入金情報を入力することとなる(詳細については後述する)。
【0070】
また、会計結果記憶部264、ポイント情報記憶部265および決済情報記憶部266では、フラッシュメモリやEEPROMなどの不揮発性メモリに各種情報を記憶するため、携帯電話サービスエリア外であっても、またネットワーク障害が発生した場合でも、業務を継続することができるようになっている。
【0071】
在庫処理部270は、在庫情報を入力する在庫情報入力部271と、入力した在庫情報をシステムサーバ30に送信する在庫情報送信部272とを備えている。在庫情報入力部271では、商品コードとその在庫数を数字ボタンNBによって入力したり、若しくはバーコードリーダ22によって商品情報を取得し、その在庫数を数字ボタンNBで入力したりすることが可能である。また、在庫情報送信部272では、入力された在庫情報を、出力部290を介してシステムサーバ30に送信するが、この在庫情報送信部272に代えて、記憶部260内に、入力した在庫情報を一旦記憶し、その後システムサーバ30に送信する構成としても良い。また、プリンタ24により、入力した在庫情報を出力することも可能である。
【0072】
次に、図3の機能ブロック図を参照し、システムサーバ30の制御構成について、説明する。システムサーバ30は、携帯電話POS端末20や店舗サーバ50から情報を取得する情報取得部310と、取得した情報をデータベース35内に記憶するデータベース記憶部320と、携帯電話POS端末20から出力された出力情報および在庫情報に基づいて、会計処理に関するデータを作成するデータ作成部330と、POSアプリケーションプログラムの作成を行うPOSアプリケーション作成部340と、携帯電話顧客端末40に対する各種サービスに関する処理を行う顧客サービス処理部350と、携帯電話POS端末20、店舗サーバ50および携帯電話顧客端末40に対し、各種情報を出力する出力部360とによって構成されている。
【0073】
情報取得部310は、携帯電話POS端末20から送信された出力情報を取得する出力情報取得部311と、同じく携帯電話POS端末20から送信された在庫情報を取得する在庫情報取得部312と、店舗サーバ50によって入力されたPOSアプリケーションプログラムの更新に関する更新情報を取得するPOSアプリケーション更新情報取得部313と、同じく店舗サーバ50から提供された、携帯電話顧客端末40に送信するためのメール情報を取得するメール情報取得部314とを備えている。
【0074】
また、データベース記憶部320は、情報取得部310の各部で取得した情報を記憶しており(出力情報記憶部321、在庫情報記憶部322、POSアプリケーションプログラム記憶部323およびメール情報記憶部324)、このうち出力情報および在庫情報はデータ作成部330による会計処理データの作成に利用すると共に、出力部360を介して店舗サーバ50に随時送信する。また、POSアプリケーション更新情報は、POSアプリケーション更新部342によるプログラムデータ更新に用いられ、メール情報は、メール送信部352に送られる。なお、POSアプリケーションプログラム記憶部323には、上記のPOSアプリケーション更新情報に基づいて随時更新されるPOSアプリケーションプログラムが、顧客店舗数分記憶されている。したがって、POSアプリケーション更新部342では、各店舗用のPOSアプリケーションプログラムを、POSアプリケーションプログラム記憶部323から読み出して更新を行うこととなる。
【0075】
データ作成部330は、携帯電話POS端末20から送信された出力情報および在庫情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データを作成する財務会計データ作成部331と、同じく携帯電話POS端末20から送信された出力情報および在庫情報に基づいて、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成する売上分析データ作成部332とを備え、作成した財務会計データおよび売上分析データを、出力部360を介して店舗サーバ50に送信する。
【0076】
ここで、財務会計データの一例(売上日報)を図14に、また、売上分析データの一例(客層・時間帯別売上表)を図15に示す。ここでは、複数の直営店やフランチャイズ店を有する企業の本部(店舗サーバ30)において確認される会計処理データを示している。したがって、いずれの例も、1店舗内における出力情報(複数の携帯電話POS端末20が利用されている場合には複数台分の出力情報)に基づいて作成されている。
【0077】
また、この他にも財務会計データとしては、売上明細一覧表、ジャーナル結果一覧表および取引合計表などが作成され、売上分析データとしては、担当者別売上一覧表および商品別売上一覧表などが作成される。また、その他、在庫情報に基づいて、在庫増減一覧表や棚卸台帳などを作成するようにしても良い。なお、これら財務会計データおよび売上分析データは、ネットワーク60を介して送信されるのではなく、これらのデータを印刷した印刷物を、郵送によって店舗21若しくは携帯電話POS端末20使用者に送信するようにしても良い。
【0078】
POSアプリケーション作成部340は、管理会社31に対して顧客となる顧客店舗21からPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けるPOSアプリケーション開発受付部341と、店舗サーバ50から送信された更新情報に基づいてPOSアプリケーションの更新を行うPOSアプリケーション更新部342と、POSアプリケーションプログラムの開発依頼に対して、POSアプリケーションプログラムを作成するための作成ユーティリティを提供する作成ユーティリティ提供部343と、を備えている。
【0079】
作成ユーティリティ提供部343では、作成ユーティリティとして、商品マスタ、金額テーブル、担当者マスタおよび顧客マスタ等(図12および図13参照)を作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムを店舗サーバ50に送信し、顧客店舗21の担当者が、当該設定画面内に必要事項を入力していくことで、上記のデータを作成する。作成されたデータは、システムサーバ30に返信され、これに基づいて作成ユーティリティ提供部343では、セミオーダ形式のPOSアプリケーションプログラムを作成することができる。また、作成ユーティリティ提供部343では、作成したPOSアプリケーションプログラムを、出力部360を介して、指定された携帯電話POS端末20に送信すると共に、POSアプリケーションプログラム記憶部323に記憶する。なお、システムサーバ30は、作成ユーティリティを店舗サーバ50に送信するのではなく、店舗担当者がシステムサーバにアクセスして、設定画面内に必要事項を入力していく構成としても良い。このように、作成ユーティリティを提供することで、顧客店舗21の担当者は容易にこれらの情報を入力することができ、システムサーバ30にとっても、容易且つ迅速にPOSアプリケーションプログラムを作成することができる。
【0080】
顧客サービス処理部350は、携帯電話顧客端末40に、顧客アプリケーションプログラムを提供する顧客アプリケーション提供部351と、同じく携帯電話顧客端末40に対して店舗サーバ50から依頼されたメール情報を送信するメール送信部352とを備えている。メール情報としては、主に顧客店舗21のお買い得情報や会員特典情報などが含まれるが、店舗サーバ50から依頼された情報だけでなく、管理会社31によって作成した広告情報や、他社の広告を提供するなど広告媒体としても使用可能である。
【0081】
顧客アプリケーション提供部351は、顧客(一般ユーザ)41からの申込み(会員登録)に対して顧客アプリケーションプログラムを提供するが、この顧客アプリケーションプログラムも、POSアプリケーションプログラムと同様に、Java(登録商標)プログラミング言語によって書かれているため、Java(登録商標)プログラムを使用可能な携帯電話に限り、実行可能となっている。
【0082】
次に、図4の機能ブロック図を参照し、携帯電話顧客端末40の制御構成について、説明する。携帯電話顧客端末40は、システムサーバ30から情報を取得する情報取得部410と、取得した情報を記憶する記憶部420と、赤外線によって携帯電話POS端末20との決済処理を行う赤外線処理部430と、表示画面45上に各種情報を表示する表示部440と、携帯電話POS端末20に対して各種情報を出力する出力部450とによって構成されている。
【0083】
情報取得部410は、システムサーバ30から送信された顧客アプリケーションプログラムを取得する顧客アプリケーションプログラム取得部411と、システムサーバ30および携帯電話POS端末20から各種サービスに関する情報を取得するサービス情報取得部412とを備え、サービス情報取得部412は、システムサーバ30からのメール情報を取得するメール情報取得部413と、赤外線ポート47を介して代金の支払いを行う場合、携帯電話POS端末20からその支払金額に関する情報を取得する支払情報取得部414と、同じく赤外線ポート47を介して携帯電話POS端末20からサービスポイントに関するポイント情報を取得するポイント情報取得部415とを有している。
【0084】
また、記憶部420は、情報取得部410の各部で取得した情報を記憶しており(顧客アプリケーションプログラム記憶部421、サービス情報記憶部422(メール情報記憶部423、支払情報記憶部424、ポイント情報記憶部425))、サービス情報記憶部422内に記憶した情報は、表示画面45によって確認可能となっている。なお、メール情報および支払情報については、必要に応じて削除、転送が可能であるが、ポイント情報については、書き換えができないようロックされている。
【0085】
赤外線処理部430は、赤外線ポート47から成る赤外線通信部431と、赤外線によって携帯電話顧客端末40との決済処理を行う赤外線決済部432とを備え、本体の赤外線ポート47と、携帯電話POS端末20に備えられた赤外線ポート27とを近づけて赤外線送信処理を行うことで、決済処理を行うことができるようになっている。また、赤外線通信部431では、サービスポイントの授受も可能であり、携帯電話POS端末20から付与されたポイント情報を受信したり、蓄積したポイント情報を送信して、それに応じたサービスを受けることも可能である。
【0086】
次に、図5の機能ブロック図を参照し、店舗サーバ50の制御構成について、説明する。店舗サーバ50は、システムサーバ30から情報を取得する情報取得部510と、POSアプリケーションプログラムを更新するための更新情報を作成するPOSアプリケーションプログラム更新情報作成部520と、顧客(一般ユーザ)41に対して送信するメール情報を作成するメール情報作成部530と、取得した情報や作成した情報を表示するパーソナルコンピュータの表示ディスプレイ55を備えた表示部540と、システムサーバ30に対して情報を出力する出力部550とによって構成されている。
【0087】
情報取得部510は、店舗21の統括対象である携帯電話POS端末20から出力された統括情報(出力情報および在庫情報)をデータベース35から取得する(システムサーバ30から受信する)統括情報取得部511と、システムサーバ30から送信された財務会計データを取得する財務会計データ取得部512と、同じくシステムサーバ30から送信された売上分析データを取得する売上分析データ取得部513とを備えている。ここで、財務会計データおよび売上分析データは、統括情報(出力情報および在庫情報)に基づいて、システムサーバ30により作成されたデータを取得するが、自社で財務会計を行っている店舗21であれば、これらのデータの送信を希望しないといった契約も可能である。
【0088】
POSアプリケーションプログラム更新情報作成部520は、システムサーバ30から提供された作成ユーティリティに準ずる更新ユーティリティ(商品マスタ、金額テーブル、担当者マスタおよび顧客マスタを含む)によって提供される実行プログラムの設定画面に修正・追加・削除する事項を入力することで、更新情報を作成する。また、作成した更新情報は出力部550を介してシステムサーバ30に送信する。なお、携帯電話POS端末20側では、起動時において、修正されたPOSアプリケーションプログラムの同期を取るように構成されている。
【0089】
また、メール情報作成部530は、顧客41に対して、お買い得情報や会員特典情報などのメール情報を作成し、出力部550を介してシステムサーバ30に送信する。このように、メール送信をシステムサーバ30に依頼することで、より多くの顧客(本システムの会員)41に対して、メール情報を送信することができる。
【0090】
次に、携帯電話POS端末20の画面構成およびキー構成について、図6を参照して説明する。同図(a)は、携帯電話POS端末20の画面構成(表示画面25)を示したものであるが、参照番号UDは、金額や数量、並びにエラー等の状態を表示する上部ディスプレイを示し、参照番号KPは、メニューや商品を表示するキーパッドを示し、また、参照番号SL1およびSL2は、後述のソフトキーSK1およびSK2に割り当てられた機能を表示するソフトラベルを示している。
【0091】
また、同図は、POSアプリケーションプログラム起動直後の、システムメニュー選択画面(第1階層画面)を示したものであり、各キーパッドKPに示すとおり、販売した商品を登録(入力)する「1.売上登録」、売上登録に基づく出力情報をシステムサーバ30に送信する「2.売上送信」、過去の出力情報をまとめて印刷する「3.売上印刷」といった機能を選択することができる。以下、順にこれらの操作について説明する(図7〜図11参照)。
【0092】
また、1台の携帯電話POS端末20で、複数の業種による会計処理を行う場合など、複数のマスタを登録可能となっており、全部で9つのマスタが登録可能となっている。ここでは、「4.デモ用マスタ」、「7.美容室用マスタ」、「8.弁当店用マスタ」など、7つのマスタが登録されており、マスタを選択した後、上記「1.売上登録」の処理を行うことができるようになっている。また、これらのマスタは、それぞれ内税、外税が設定されており、これに基づいて合計金額が算出される(図8(c)の上部ディスプレイUD参照)。さらに、システムメニュー選択画面では、上部ディスプレイUDにおいて、その日(最終売上登録日)の売上合計金額を表示している。
【0093】
また、同図(b)は携帯電話POS端末20のキー構成を示したものであるが、参照番号DBは、キーパッドKPに表示されているカーソルを移動する方向ボタンを示し、参照番号RBは、カーソルが表示されているキーを選択する決定ボタンを示し、参照番号NBは、各ボタンに対応しているキーパッドKPの数字を選択する数字ボタンを示し、参照番号SK1は、表示画面左下のソフトラベルSL1で表示されている機能を実行するソフトキー1を示し、参照番号SK2は、表示画面右下のソフトラベルSL2で表示されている機能を実行するソフトキー2を示している。このように、画面構成とキー構成(特に、キーパッドKPと数字ボタンNB)が、類似した配置となっているため、ユーザは操作を容易に行うことができ、入力ミスを減らすことができる。
【0094】
また、携帯電話POS端末20の表示画面上部には、赤外線通信手段である赤外線ポート27を設けている。したがって、この表示画面上部を、相手の携帯電話(携帯電話顧客端末40)の赤外線ポート47に近づけることで、情報の授受を行うことができる。また、その他の構成については、一般に利用されている携帯電話と同様であるため、説明を省略する。
【0095】
次に、携帯電話POS端末20における操作方法について、図7ないし図11に示す携帯電話POS端末20の表示画面25を参照して説明する。まず、売上登録処理について説明する。ここでは、オペレータにより、システムメニュー選択画面(第1階層画面)において、「8.弁当店用マスタ」KP、「1.売上登録」KPが続けて選択(押下)されたものとして説明する。なお、「8.弁当店用マスタ」の商品マスタおよび金額テーブルは、図12に示すとおりである。
【0096】
システムメニュー選択画面において「1.売上登録」KPが押下されると、図7(a)に示すように、メインメニュー選択画面(第2階層画面)に遷移する。ここでは、キーパッドKP1〜#に示すとおり、12個の商品メニュー(商品情報)の中から選択可能となっている(図12(a)参照)が、キーパッドKP9〜#は、サブメニューが用意されており、表示画面25上においても他のキーパッドKPと色分けされている。
【0097】
メインメニュー選択画面において、例えば「1.幕の内弁」(幕の内弁当)KPが押下されると、同図(b)に示すとおり、数量入力画面に遷移する。また、上部ディスプレイUDには、「幕の内弁当」の単価を表示する。ここで、数量が1個の場合は、キーパッドKP1の後、ソフトキーSK1(「確定」SL1)、若しくはソフトキーSK1(「確定」SL1)のみが押下される。また、この場合、ソフトキーSK1(「確定」SL1)に代えて、決定ボタンRBが押下されても良い。
【0098】
ソフトキーSK1が押下されると、同図(c)に示すとおり、メインメニュー選択画面に戻り、上部ディスプレイUDには、小計金額を表示する。ここで、例えば「#.ドリンク」KPが押下されると、同図(d)に示すとおり、サブメニュー選択画面(第3階層画面)に遷移し、ここでは9個のメニューの中から選択できるようになっている(図12(b)参照)。
【0099】
サブメニュー選択画面において、例えば「8.緑茶」KPが押下されると、図8(a)に示すとおり、先程と同様、数量入力画面に遷移する。ここで、例えば「2.2」KPの後、ソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下されると、同図(b)に示すとおり、再度メインメニュー選択画面に戻り、上部ディスプレイUDには、小計金額を表示する。
【0100】
メインメニュー選択画面において、ソフトキーSK1(「合計」SL1)が押下されると、同図(c)に示すとおり、預り金入力画面に遷移し、上部ディスプレイUDには、消費税込みの合計金額を表示する(この場合は、外税に設定されている)。ここで、預り金¥1,000が押下されると、同図(d)に示すとおり、上部ディスプレイUDに預り金を表示する。さらに、その後続けてソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下されると、赤外線通信画面に遷移する(図9(a)参照)。なお、合計金額通りの支払であった場合は、同図(c)において、そのままソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下される。
【0101】
ソフトキーSK1が押下されると、図9(a)に示すとおり、赤外線通信画面に遷移する。赤外線通信画面では、「(赤外線)通信しますか?」と表示し、顧客41が赤外線ポート47付の携帯電話顧客端末40を有する場合は「Yes」、そうでない場合は「No」が押下される。なお、ここで、赤外線通信可能なプリンタ24が備えられている場合には、そのプリンタ24と通信を行い、取引データ(出力情報)を印刷するようにしても良い。
【0102】
ここで、赤外線通信が失敗した場合は、同図(b)の通信結果・釣り銭表示画面25に示すとおり、メインメニュー選択画面の上部ディスプレイUDにおいて、絵文字(雷,落ち込み顔)およびアルファベットE(エラー)を表示する。一方、赤外線通信が成功した場合は、同図(c)の通信結果・釣り銭表示画面に示すとおり、メインメニュー選択画面の上部ディスプレイUDにおいて、絵文字(雷,笑顔)を表示する。このように、通信状態を絵文字によって表示することにより、表示画面25が小さくとも、ユーザに通信結果を分かりやすく報知することができる。また、表示する絵文字を「通信(雷)」、「成功(笑顔)」といったように、主語と述語との関係で示すことにより、更に理解しやすい表示とすることができる。
【0103】
赤外線通信が完了すると、同図(b)、(c)に示すとおり、上部ディスプレイUDにお釣りを表示し、この状態で次の売上登録の入力待ちとなる。なお、赤外線通信に失敗した場合は、接続されたプリンタ24(インターフェースは、コネクタ接続、または赤外線ポート27のいずれであっても良い)で、強制的に取引データを印刷するようにしても良い。また、再通信を数回繰り返すようにしても良い。なお、上記の例では、商品情報を入力する(商品メニューの中から選択する)ものとしたが、数字ボタンNBを用いて金額(入金情報)を直接入力しても良い。
【0104】
次に、システムサーバ30への出力情報(売上登録情報)の送信処理について説明する。図10(a)に示すとおり、システムメニュー選択画面において、「2.売上通信」KPが押下されると、同図(b)または(c)に示すような通信結果表示画面に遷移する。同図(b)は、無線通信が失敗した場合を示し、同図(c)は、無線通信が成功した場合を示している。これらは、上記の赤外線通信結果(図9(b)および(c))と同様に、絵文字を用いて分かりやすい表示となっている。送信される情報は、前回の送信処理後に入力・処理された情報であり、送信後、不揮発性メモリ内の情報は消去される。
【0105】
なお、このように、売上登録処理とは別に売上送信処理を行わなくとも、売上登録後、すなわち携帯電話顧客端末40に対して赤外線通信を行う際に、売上送信処理を行う構成としても良い。この構成によれば、売上送信処理のための操作を別に行う手間を省くことができると共に、システムサーバ30に対し、リアルタイムで情報を送信することができる。また、店舗サーバ50においても、迅速に売上情報を確認することができる。
【0106】
次に、過去の出力情報(売上登録情報)をまとめてプリンタ24により印刷する売上印刷処理について説明する。この処理では、赤外線通信可能なプリンタ24が用意されることが前提である。図11(a)に示すとおり、システムメニュー選択画面において、「3.売上印刷」KPが押下されると、同図(b)に示すような赤外線通信画面に遷移した後、同図(c)または(d)に示すような通信結果表示画面に遷移する。これらは、上記の赤外線通信結果(図9(b)および(c))並びに無線通信結果(図10(b)および(c))の場合と同様に、絵文字を用いた表示となっている。印刷される情報は、その日に入力・処理された情報であり、印刷物は店舗21(携帯電話POS端末20の使用者)において、売上一覧表として使用可能である。
【0107】
なお、この売上印刷処理において、その日の情報だけでなく、オペレータにより指定された期間の情報をまとめて印刷するようにしても良い。また、出力する情報も、オペレータによって入力された入力情報、会計結果(売上金額)、担当者情報および顧客情報(これらは、担当者情報および顧客情報が入力された場合に限る。詳細については後述する)の中から、ユーザの指定した情報のみを印刷するようにしても良い。これらの構成によれば、ユーザのニーズに応じて、出力情報を印刷することができ、帳簿管理等に役立てることができる。
【0108】
なお、ここで、印刷する情報は、携帯電話POS端末20内のメモリに記憶された情報だけでなく、システムサーバ30のデータベース35から取得した情報を出力することも可能である。さらに、出力情報だけでなく、商品の在庫に関する在庫情報も、同様の処理にて印刷可能である(但し、この場合は「在庫情報印刷」KPが別に設けられることとなる)。
【0109】
以上、図7〜図11を参照して、携帯電話POS端末20の操作方法について説明したが、これらに示すとおり、一般に利用されている携帯電話を使用し、表示にしたがって必要事項を入力していくだけで、容易にPOS端末としての機能を実現することができる。このため、初めて利用するユーザでも、取扱い説明書などを参照することなく、しかも迅速に会計処理を行うことができる。
【0110】
また、設置場所をとらず持ち運びが便利であり、且つ電源や電話回線が必要でないため、店頭販売、移動販売、出張販売、訪問販売、宅配サービス等における簡易POS端末としても有効である。さらに、据え置き型のPOS端末と連動して、本発明の携帯電話POS端末20を利用する場合は、レジ混雑時などにサブ機として利用することが可能であり、顧客41の待ち時間を減らすことができる。
【0111】
ここで、他の実施例について簡単に説明する。上記では、「8.弁当店マスタ」を利用した場合の売上登録処理について説明したが(図7〜図9)、ここでは「7.美容室マスタ」を利用した場合の売上登録処理について説明する。「7.美容室マスタ」では、商品マスタや金額テーブルの他に、担当者マスタや顧客マスタが用いられる。そこで、図13に示す各マスタを参照して、説明する。
【0112】
まず、システムメニューにおいて、「7.美容室M」KPが押下されると、担当者選択画面に遷移する。このとき、キーパッドKPとして、同図(b)の「表示」欄に示すように、担当者名から成る選択肢を表示しており、これらの中から1のキーパッドKPが選択される。なお、この場合の「担当者」は、カット等を実際に行った美容担当者、または会計を担当した会計担当者のいずれであっても良い。
【0113】
続いて、担当者選択画面において、ソフトキーSK1(「確定」SL)が押下されると、顧客選択画面に遷移する。顧客選択画面では、同図(c)「表示」欄に示すように、顧客層を特定する選択肢を表示しており、これらの中から1のキーパッドKPが選択されて、ソフトキーSK1(「確定」SL)が押下されると、商品選択画面に遷移する。商品選択画面における操作以降は、上記の「8.弁当店マスタ」を利用した場合と同様であるため説明を省略する。
【0114】
このように、担当者や顧客41に関する情報を入力していくことで、担当者別の売上や顧客層を確認でき、売上分析に役立てることができる。また、個々の店舗21で、独自のマスタを作成可能であるため、業種や利用形態に応じて使い勝手の良いPOS端末を実現することができる。
【0115】
なお、顧客マスタとしては、年齢、性別および職業によって分類したマスタを用いても良いし、更に階層を増やして(例えば、氏名の頭文字で複数のマスタに分類して)、個々の顧客41を特定できるようなマスタを用いても良い。
【0116】
以上の通り、本発明のPOSシステムおよびその会計処理方法によれば、一般に利用されている携帯電話にPOSアプリケーションプログラムをダウンロードするだけで、通常の据え置きタイプのPOS端末で実行可能な支払決済処理(入金情報に基づき会計処理を行い、更にこれを記憶・出力する処理)を行うことができるため、高価なPOS端末を導入する必要がなく、低コストでPOSシステム10を構築することができる。また、携帯電話の操作キーを用いて入金情報を入力することにより、操作が容易であり、且つ手軽に利用することができる。
【0117】
また、携帯電話POS端末20からの出力情報は、システムサーバ30に対して無線通信により送信することができるため、システムサーバ30およびこれとネットワーク60を介して接続された店舗サーバ50では、リアルタイムで出力情報を取得し、迅速に会計結果等を把握することができる。
【0118】
また、このように、店舗サーバ50と、これに統括制御される(複数の)携帯電話POS端末20とから成る店舗21とから成り、システムサーバ30を介して店舗サーバ50が情報を取得するといった形態としたことで、複数の直営店やフランチャイズ店を有する店舗21(企業)において、特に有効に利用可能である。すなわち、この構成によれば、直営店やフランチャイズ店を統括する本部(店舗サーバ50)において、全店における最新売上情報をリアルタイムで取得することができ、ひいては、迅速に売上分析を行うことができるためである。
【0119】
また、携帯電話POS端末20は、商品の在庫数に関する在庫情報を入力し、これを出力する在庫処理を行うことができるため、高価なハンディターミナルを導入することなく、在庫管理を行うことができる。さらに、在庫情報についても、無線通信によりシステムサーバ30に送信することができるため、システムサーバ30および店舗サーバ50では、リアルタイムで在庫情報を確認することができる。
【0120】
また、店舗サーバ50によってPOSアプリケーションプログラムの更新を行うことにより、統括制御対象となる携帯電話POS端末20の台数に関わらず、一括してプリケーションを更新することができる。
【0121】
また、システムサーバ30では、出力情報および在庫情報に基づいて、財務会計データや売上分析データを作成するため、特に小規模の店舗にとっては、売上帳簿を作成したり、会計事務所に会計処理を依頼したりといった手間やコストを削減することができる。
【0122】
なお、管理会社31では、財務会計データや売上分析データをシステムサーバ30内で自動作成する他に、顧客店舗21の希望に応じて、経営コンサルタントによるコンサルティング業務を同時に行うようにしても良い。コンサルティング業務としては、売上分析データを基に作成した文書によるアドバイスでも良いし、電話等による面談であっても良い。この構成によれば、管理会社31にとっては、加盟する顧客店舗21に対し、本システム利用の付加価値を高めたサービスを提供することができると共に、顧客店舗21にとっては、低コストでコンサルティングを受けることができるといった利点を有する。
【0123】
また、上記の例では、システムサーバ30が、ネットワーク60を介して、顧客店舗21からPOSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付け、当該開発依頼に対し、POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを提供するものとしたが、店舗21側からのプログラム開発依頼により、管理会社31のシステムプロバイダが特定店舗向けに開発・チューニングを行ったものを提供するようにしてもよい。この構成によれば、各店舗21の業務形態に合わせて利用しやすいプログラムの開発を行うことができると共に、顧客店舗21にPOSアプリケーションプログラムの作成のための手間をとらせることがない。
【0124】
また、上記の例では、システムサーバ30は、携帯電話POS端末20から送信された出力情報および在庫情報に基づいて、財務会計データおよび売上分析データを作成するものとしたが、顧客(一般ユーザ)41の購買履歴に関するデータを作成し、当該データを月毎に携帯電話顧客端末40に対して送信したり、若しくは郵送したりといったサービスを行うようにしても良い。この構成によれば、顧客41は、レシートや決済データを保管しておかなくとも、自分の購買履歴を確認することができる。
【0125】
また、上記の例では、POSアプリケーションプログラムの更新は、主に店舗サーバ50によって行うものとしたが、1つの店舗サーバ50に対して1台の携帯電話POS端末20が統括制御されている場合や、店舗サーバ50を有しない構成(すなわち、店舗21において、携帯電話顧客端末40によってのみ会計処理を実行する構成)では、携帯電話POS端末20側でPOSアプリケーションプログラムの更新を行うことができる構成としても良い。また、この場合、その更新情報を確実にシステムサーバ30に送信するよう構成されることが好ましい。この構成によれば、小型店舗や生鮮食品を扱う店舗など、商品の金額が度々変更となるような場合でも、携帯電話POS端末20から金額テーブル等の変更を行うことができるため、臨機応変に対応することができる。
【0126】
また、上記の例では、管理会社31によってシステムサーバ30が管理されるものとしたが、このシステムサーバ30をレンタルサーバとして、店舗21に提供する構成としても良い。この構成は、店舗21が、財務会計情報を他社(管理会社31)に知られたくない場合などに利用可能である。
【0127】
また、上述したPOSシステムの例によらず、例えばシステム構成や携帯電話POS端末の装置構成等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0128】
【発明の効果】
上述のように、本発明のPOSシステムおよびその会計処理方法によれば、手軽にPOSシステムを構築することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るPOSシステム10の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯電話POS端末の機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るシステムサーバの機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯電話顧客端末の機能ブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る店舗サーバの機能ブロック図である。
【図6】携帯電話POS端末のキー構成および画面構成を示す説明図である。
【図7】携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図8】図7に続く携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図9】図8に続く携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図10】携帯電話POS端末における他の操作の一例を示す説明図である。
【図11】携帯電話POS端末における他の操作の一例を示す説明図である。
【図12】POSアプリケーションプログラムに含まれる、商品マスタ・金額テーブルの一例を示す説明図である。
【図13】POSアプリケーションプログラムに含まれる、商品マスタ・金額テーブル、担当者マスタ、顧客マスタの一例を示す説明図である。
【図14】システムサーバにおいて作成される、財務会計データの一例を示す説明図である。
【図15】システムサーバにおいて作成される、売上分析データの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 POSシステム
20 携帯電話POS端末
21 店舗
25 表示画面
27 赤外線ポート
30 システムサーバ
31 管理会社
35 データベース
40 携帯電話顧客端末
41 顧客
47 赤外線ポート
50 店舗サーバ
210 POSアプリケーション取得部
220 データベース情報取得部
230 入力部
240 情報処理部
250 赤外線処理部
260 記憶部
270 在庫処理部
280 表示部
290 出力部
310 情報取得部(システムサーバ)
320 データベース記憶部
330 データ作成部
340 POSアプリケーション作成部
350 顧客サービス処理部
360 出力部
410 情報取得部(携帯電話顧客端末)
420 記憶部
430 赤外線処理部
440 表示部
450 出力部
510 情報取得部(店舗サーバ)
520 POSアプリケーション更新情報作成部
530 メール情報作成部
540 表示部
550 出力部
DB 方向ボタン
KP キーパッド
UD 上部ディスプレイ
NB 数字ボタン
RB 決定ボタン
SK ソフトキー
SL ソフトラベル

Claims (31)

  1. POSアプリケーションプログラムをダウンロードし、当該POSアプリケーションプログラムに基づいて会計処理を行うと共に、通常の携帯電話として利用可能な携帯電話POS端末と、
    前記携帯電話POS端末に対し、無線通信によって前記POSアプリケーションプログラムを提供すると共に、その対価を得るシステムサーバと、により構成されることを特徴とするPOSシステム。
  2. 前記携帯電話POS端末は、
    前記POSアプリケーションプログラムを取得するPOSアプリケーションプログラム取得手段と、
    前記携帯電話の操作キー入力により前記入金情報を入力する入金情報入力手段と、
    前記入金情報に基づき、前記POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理手段と、
    前記会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶手段と、
    前記入金情報および前記会計結果を表示する表示手段と、
    前記会計結果を含む出力情報を出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のPOSシステム。
  3. 前記システムサーバおよび前記携帯電話POS端末から情報提供サービスを受けるための顧客アプリケーションプログラムを、無線通信によって携帯電話にダウンロードした携帯電話顧客端末を更に備え、
    前記携帯電話顧客端末は、前記情報提供サービスとして、前記携帯電話顧客端末のユーザの支払によって生じる、前記携帯電話POS端末への入金情報に基づく前記出力情報を取得する支払情報取得手段を有することを特徴とする請求項2に記載のPOSシステム。
  4. 前記支払情報取得手段は、前記出力手段によりトランザクション終了毎に出力される前記出力情報を取得し、
    当該出力情報は、前記入金情報を含むことを特徴とする請求項3に記載のPOSシステム。
  5. 前記携帯電話POS端末および前記携帯電話顧客端末は、赤外線により、互いに情報の授受を行う赤外線通信手段を更に備え、
    前記出力手段は、前記赤外線通信手段を介して前記出力情報を出力することを特徴とする請求項3または4に記載のPOSシステム。
  6. 前記情報提供サービスには、前記携帯電話顧客端末の前記赤外線通信手段によって、前記携帯電話POS端末に対し、代金の支払いに関する情報を送信することによって決済処理を行う赤外線決済手段が含まれることを特徴とする請求項5に記載のPOSシステム。
  7. 前記情報提供サービスには、
    前記携帯電話POS端末により前記会計結果に応じて付与されたサービスポイントに関するポイント情報を取得するポイント情報取得手段と、
    前記ポイント情報に基づき、前記サービスポイントを積算するポイント積算手段と、が含まれることを特徴とする請求項2ないし6のいずれか1に記載のPOSシステム。
  8. 前記携帯電話POS端末は、無線通信によって前記出力情報を前記システムサーバに送信する出力情報送信手段を更に備え、
    前記システムサーバは、前記出力情報を記憶するデータベースを備えたことを特徴とする請求項2ないし7のいずれか1に記載のPOSシステム。
  9. 前記出力情報送信手段は、トランザクション終了毎に前記出力情報を送信することを特徴とする請求項8に記載のPOSシステム。
  10. 前記携帯電話POS端末は、商品の在庫数に関する在庫情報を入力する在庫情報入力手段と、当該在庫情報を前記システムサーバに送信する在庫情報送信手段と、を更に備え、
    前記データベースは、前記在庫情報を記憶することを特徴とする請求項8または9に記載のPOSシステム。
  11. 前記携帯電話POS端末は、前記データベースから、無線通信を介して、ユーザの指定した前記出力情報および/または前記在庫情報を取得するデータベース情報取得手段を更に備えたことを特徴とする請求項10に記載のPOSシステム。
  12. 前記システムサーバとネットワークを介して接続されており、少なくとも1以上の前記携帯電話POS端末を統括制御する店舗サーバを更に備え、
    前記店舗サーバは、統括制御対象となる前記携帯電話POS端末から出力された前記出力情報および前記在庫情報を、統括情報として前記データベースから取得する統括情報出力手段を有することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1に記載のPOSシステム。
  13. 前記システムサーバは、前記データベースの中に記憶された前記出力情報および前記在庫情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データを作成する財務会計データ作成手段を更に備え、
    前記店舗サーバは、前記統括情報に基づいて作成された前記財務会計データを取得する財務会計データ取得手段を更に備えたことを特徴とする請求項12に記載のPOSシステム。
  14. 前記システムサーバは、前記データベースに記憶した前記出力情報および前記在庫情報に基づいて、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成する売上分析データ作成手段を更に備え、
    前記店舗サーバは、前記統括情報に基づいて作成された前記売上分析データを取得する売上分析データ取得手段を更に備えたことを特徴とする請求項12または13に記載のPOSシステム。
  15. 前記システムサーバは、前記店舗サーバを保有する店舗別に前記POSアプリケーションプログラムを生成すると共に、前記データベースには、当該POSアプリケーションプログラムを複数記憶しており、
    前記店舗サーバは、前記データベースから前記店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出し、当該POSアプリケーションプログラムの書き換え・更新を行うPOSアプリケーションプログラム更新手段を更に備えたことを特徴とする請求項12、13または14に記載のPOSシステム。
  16. 前記システムサーバは、ネットワークを介して、前記店舗サーバから前記POSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けるアプリケーション開発受付手段と、
    前記開発依頼に対し、前記POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを提供する作成ユーティリティ提供手段と、を備え、
    前記作成ユーティリティには、商品に関する商品情報から成る商品マスタ、前記商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブル、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタ、顧客に関する顧客情報から成る顧客マスタのうち、いずれかを作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムが含まれることを特徴とする請求項12ないし15のいずれか1に記載のPOSシステム。
  17. 携帯電話の操作キー入力により入金情報を取得し、これに基づいて当該携帯電話により会計処理を行う携帯電話POS端末と、
    当該携帯電話POS端末に対し、前記会計処理を行うためのPOSアプリケーションプログラムを提供すると共に、その対価を得るシステムサーバと、により構成されるPOSシステムの会計処理方法であって、
    前記システムサーバから前記携帯電話POS端末に前記POSアプリケーションプログラムを提供するPOSアプリケーションプログラム提供工程と、
    前記携帯電話POS端末に、前記入金情報を入力する入金情報入力工程と、
    前記携帯電話POS端末において、前記入金情報に基づき、前記POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理工程と、
    前記携帯電話POS端末に、前記会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶工程と、
    前記携帯電話POS端末から、前記会計結果を含む出力情報を出力する出力工程と、
    を備えたことを特徴とするPOSシステムの会計処理方法。
  18. 前記POSシステムは、前記システムサーバおよび前記携帯電話POS端末から情報提供サービスを受けるための顧客アプリケーションプログラムを、無線通信によって携帯電話にダウンロードした携帯電話顧客端末を更に備え、
    前記携帯電話顧客端末は、前記情報提供サービスとして、前記携帯電話顧客端末のユーザの支払によって生じる、前記携帯電話POS端末への入金情報に基づく前記出力情報を取得することを特徴とする請求項17に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  19. 前記携帯電話POS端末は、前記出力工程において、トランザクション終了毎に前記出力情報を出力し、
    当該出力情報は、前記入金情報を含むことを特徴とする請求項18に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  20. 前記携帯電話POS端末は、前記出力工程において、赤外線により前記出力情報を出力し、前記携帯電話顧客端末は、これを受信することを特徴とする請求項18または19に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  21. 前記情報提供サービスには、前記携帯電話顧客端末から前記携帯電話POS端末に対し、前記赤外線により代金の支払いに関する情報を送信することができるサービスが含まれることを特徴とする請求項20に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  22. 前記情報提供サービスには、前記携帯電話POS端末により前記会計結果に応じて付与されたサービスポイントに関するポイント情報を取得し、当該ポイント情報に基づいて、前記サービスポイントを積算するサービスが含まれることを特徴とする請求項17ないし21のいずれか1に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  23. 前記携帯電話POS端末から前記システムサーバに、無線通信を介して前記出力情報を送信する出力情報送信工程を更に備え、
    前記システムサーバは、前記出力情報をデータベースに記憶することを特徴とする請求項17ないし22のいずれか1に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  24. 前記出力情報送信工程は、トランザクション終了毎に前記出力情報を送信することを特徴とする請求項23に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  25. 前記携帯電話POS端末は、商品の在庫数に関する在庫情報を入力すると共に、当該在庫情報を前記システムサーバに送信し、
    前記データベースは、前記在庫情報を記憶することを特徴とする請求項23または24に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  26. 前記携帯電話POS端末は、前記データベースから、無線通信を介して、ユーザの指定した前記出力情報および/または前記在庫情報を取得することを特徴とする請求項25に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  27. 前記POSシステムは、前記システムサーバとネットワークを介して接続され、且つ少なくとも1以上の前記携帯電話POS端末を統括制御する店舗サーバを更に備えており、
    前記店舗サーバは、統括制御対象となる前記携帯電話POS端末から出力された前記出力情報および前記在庫情報を、統括情報として前記データベースから取得することを特徴とする請求項23ないし26のいずれか1に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  28. 前記システムサーバは、前記データベースの中に記憶された前記出力情報および前記在庫情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データを作成し、
    前記店舗サーバは、前記統括情報に基づいて作成された前記財務会計データを取得することを特徴とする請求項27に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  29. 前記システムサーバは、前記データベースに記憶した前記出力情報および前記在庫情報に基づいて、売上推移や販売動向を分析した売上分析データを作成し、
    前記店舗サーバは、前記統括情報に基づいて作成された前記売上分析データを取得することを特徴とする請求項27または28に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  30. 前記システムサーバは、前記店舗サーバを保有する店舗別に前記POSアプリケーションプログラムを生成すると共に、前記データベースには、当該POSアプリケーションプログラムを複数記憶しており、
    前記店舗サーバは、前記データベースから前記店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出し、当該POSアプリケーションプログラムの書き換え・更新を行うことを特徴とする請求項27、28または29に記載のPOSシステムの会計処理方法。
  31. 前記システムサーバは、ネットワークを介して、前記店舗サーバから前記POSアプリケーションプログラムの開発依頼を受け付けると共に、当該開発依頼に対し、前記POSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを前記店舗サーバに提供し、
    前記作成ユーティリティには、商品に関する商品情報から成る商品マスタ、前記商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブル、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタ、顧客に関する顧客情報から成る顧客マスタのうち、いずれかを作成するための情報を入力する設定画面の実行プログラムが含まれることを特徴とする請求項30に記載のPOSシステムの会計処理方法。
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