以下、サーバ装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、ユーザのCRM情報を用いた第一判断と、端末装置の環境情報を用いた第二判断の両方が条件を満たす場合のみ、端末装置でコンテンツが出力される情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、サーバ装置で第一判断と端末装置の環境情報を用いた第二判断とを行い、当該第一判断と第二判断の両方が条件を満たす場合のみ、コンテンツを端末装置に送信する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、CRM情報は、例えば、ユーザの購入製品情報、保守契約情報等を含む。
また、本実施の形態において、環境情報は、例えば、端末装置のマシン環境情報(OS情報、SQL情報等を含む)、アプリのパラメータ(簡易課税を適用するか否かのフラグ等を含む)、入力されたデータを用いて取得される情報(研究費割合、赤字か黒字か等を含む)、会計期間に関する会計期間情報を含む。
また、本実施の形態において、例えば、端末装置のアプリを起動中に、当該アプリで利用され得るコンテンツが出力される情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、例えば、端末装置でアプリを起動していなくても、コンテンツが出力される。
本実施の形態における情報システムAの概念図を図1に示す。情報システムAは、サーバ装置1、1または2以上の端末装置2を備える。サーバ装置1は、いわゆるクラウドサーバも含み、広く解する。端末装置2は、例えば、いわゆるスマートフォン、携帯電話、携帯端末、パーソナルコンピュータ、ノートパソコン、タブレット端末等であり、その種類は問わない。
サーバ装置1は、複数のユーザの会計情報を管理するサーバ装置であることは好適である。会計情報とは、企業や個人の会計に関する情報であり、例えば、伝票データ、仕訳データ、決済データ、取引に関する情報等を含む。
端末装置2は、会計情報を入力したり、サーバ装置1から会計情報を取得して、表示したりする装置であることが好適である。
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。情報システムAを構成するサーバ装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。
格納部11は、コンテンツ格納部111、CRM情報格納部112、および環境情報格納部113を備える。
受信部12は、環境情報受信部121を備える。
処理部13は、第一判断部131、および第二判断部132を備える。
送信部14は、コンテンツ送信部141を備える。
端末装置2は、端末格納部21、端末受付部22、端末送信部23、端末処理部24、端末受信部25、および端末出力部26を備える。
サーバ装置1を構成する格納部11は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、後述するコンテンツ、CRM情報、環境情報等である。
コンテンツ格納部111は、1または2以上のコンテンツを格納し得る。なお、コンテンツは、通常、第一条件、または第二条件、または第一条件と第二条件に対応付いている。コンテンツは、例えば、更新プログラム、案内情報等である。更新プログラムとは、端末装置2でインストールされ、利用されるプログラムである。更新プログラムは、通常、端末装置2で動作するソフトウェア(アプリケーション)のバージョンアップ用のプログラムである。案内情報とは、例えば、ソフトウェアの使用方法の案内、ソフトウェアに関連する法改正の情報などである。案内情報は、端末装置2のユーザであり、アプリケーションのユーザへの案内の情報である。
CRM情報格納部112は、ユーザ毎に1以上のCRM情報を格納し得る。CRM情報とは、ユーザのアクションまたはユーザに対するアクションに関する情報である。CRM情報は、例えば、ユーザとサーバ装置1を運営する企業との契約に関する情報である契約情報を含む。CRM情報は、「Customer Relationship Management」に関する情報である。CRM情報は、ユーザに関する情報である、と広く捕らえても良い。CRM情報は、例えば、購入製品情報、バージョン情報、保守契約情報、出荷情報などである。
購入製品情報とは、端末装置2のユーザがコンテンツに対応するシステムを購入したか否かに関する情報である。購入製品情報は、例えば、ユーザが購入したシステムを識別するシステム識別子、ユーザが使用の契約をしたシステムを識別するシステム識別子、ユーザが使用の契約をした機能を識別する機能識別子等である。なお、システムとは、装置でも良いし、ソフトウェアでも良い。また、製品は、通常、ソフトウェアであるが、ハードウェアでも良い。
バージョン情報は、ユーザが購入した製品のバージョンを識別する情報である。
保守契約情報とは、端末装置2のユーザがコンテンツに対応するシステムの保守契約に入っているか否かに関する情報である。保守契約情報は、例えば、保守契約に入っているシステムを識別するシステム識別子、保守契約に入っている機能を識別する機能識別子等である。
出荷情報は、ユーザに出荷された製品に関する情報である。出荷情報は、例えば、出荷された製品の識別子とバージョン情報を有する。
環境情報格納部113は、端末装置2の環境情報を格納し得る。環境情報格納部113の環境情報は、通常、環境情報受信部121が受信した環境情報である。
環境情報は、端末装置2の環境に関する情報である。環境情報は、例えば、端末装置2のマシン環境に関する情報であるマシン環境情報を含む。環境情報は、例えば、端末装置2にインストールされている一のアプリケーションのパラメータを含む。環境情報は、例えば、端末装置2にインストールされている一のアプリケーションに入力された情報を用いて取得される情報であるアプリ取得情報を含む。環境情報は、例えば、マシン環境情報、アプリケーションのパラメータ、アプリ取得情報などである。マシン環境情報は、例えば、マシンのOS情報、SQL情報などである。OS情報は、OSの識別子、バージョン番号等である。SQL情報は、SQLに関する情報であり、例えば、SQLのバージョンを示す情報である。アプリケーションのパラメータは、会計期間の情報、運用設定の情報、組織の種類の情報(会社/個人事業など)、会社データなどである。アプリ取得情報は、例えば、格納されている企業の資本金の額から判断され得る企業の種類(大法人か中小法人等)、格納されている企業の区分情報から判断され得る公益法人か否かを示す情報、経費の情報の集合から取得され得る研究費割合、取引情報の集合から取得され得る売上高、取引情報の集合と経費の情報の集合から取得され得る経常利益が+か−かなどである。
受信部12は、各種の情報を受信する。受信部12は、端末装置2から各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、環境情報、会計情報である。
環境情報受信部121は、端末装置2から環境情報を受信する。環境情報受信部121は、通常、環境情報とユーザを識別するユーザ識別子とを受信する。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、後述する第一判断処理、第二判断処理等である。
第一判断部131は、端末装置2のユーザに対応するCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。なお、第一条件は、通常、予め決められた条件である。第一条件は、通常、送信されるコンテンツに対応する条件であり、CRM情報に関する条件である。
第一判断部131が行う処理は、第一判断処理である。
第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かを判断する。なお、第二条件は、通常、予め決められた条件である。第二条件は、通常、送信されるコンテンツに対応する条件であり、環境情報に関する条件である。第二判断部132が行う処理は、第二判断処理である。また、第二条件は、期間に関する条件であることは好適である。第二条件は、例えば、決済の期間、年度の期間、会計の年度の終期についての条件、会計期間情報に関する条件であることは好適である。会計期間情報とは、会計期間に関する情報であり、例えば、年度の会計期間を示す情報、決済月を示す情報、決済日を示す情報等である。
送信部14は、各種の情報を端末装置2に送信する。各種の情報とは、例えば、コンテンツである。
コンテンツ送信部141は、コンテンツを端末装置2に送信する。
コンテンツ送信部141は、第一判断部131における第一判断結果が第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ第二判断部132における第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみに、コンテンツを端末装置2に送信する。
コンテンツ送信部141は、通常、第一条件、または第二条件、または第一条件と第二条件に対応するコンテンツをコンテンツ格納部111から取得し、端末装置2に送信する。なお、ここでの端末装置2は、環境情報に対応する端末装置2である。
端末装置2を構成する端末格納部21は、各種の情報等を格納し得る。情報等とは、例えば、1または2以上のアプリケーションである。アプリケーションは、アプリケーションを実現するプログラムである。情報等とは、例えば、環境情報である。アプリケーションは、例えば、会計情報処理を行う端末装置2側のプログラムである。
端末受付部22は、指示や情報を受け付ける。指示や情報とは、例えば、アプリケーションの起動指示、サーバ装置1で管理されるべき情報(例えば、会計の情報、仕訳データ等)である。
指示や情報の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部22は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部23は、端末受付部22が受け付けた指示や情報等をサーバ装置1に送信する。端末送信部23は、端末受付部22が受け付けた指示等ではない、指示や情報をサーバ装置1に送信しても良い。端末送信部23は、例えば、コンテンツのダウンロード指示をサーバ装置1に送信する。端末送信部23は、例えば、環境情報をサーバ装置1に送信する。端末送信部23は、例えば、受信された環境情報の送信要求に応じて、端末格納部21の環境情報をサーバ装置1に送信しても良い。
端末処理部24は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、送信する情報や指示等を送信するデータ構造に変更する処理である。また、コンテンツが、例えば、更新プログラムである場合、端末処理部24は、当該更新プログラムを実行し、アプリケーションのバージョンアップを行っても良い。
端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツを受信する。端末受信部25は、サーバ装置1から環境情報の送信要求を受信しても良い。
端末出力部26は、端末受信部25が受信したコンテンツを、アプリケーションが起動中に、アプリケーションから出力する。また、端末出力部26は、アプリケーションが起動していなくとも、端末受信部25が受信したコンテンツを出力しても良い。なお、ここでのアプリケーションは、受信されたコンテンツに関するアプリケーションである。コンテンツに関するアプリケーションとは、コンテンツを使用するアプリケーション、コンテンツによりバージョンアップされるアプリケーション等である。
端末出力部26は、第一判断部131における第一判断の結果である第一判断結果が第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ一の端末装置2の環境に関する情報である環境情報が、予め決められた第二条件を満たすか否かを判断する第二判断の結果である第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみ、コンテンツを出力する。
なお、第一判断部131における第一判断の結果である第一判断結果が第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ一の端末装置2の環境に関する情報である環境情報が、予め決められた第二条件を満たすか否かを判断する第二判断の結果である第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみ、コンテンツを受信する場合、端末出力部26は、端末受信部25が受信したコンテンツを常に出力する。ただし、端末出力部26が受信されたコンテンツを出力するタイミングは問わない。
ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
また、コンテンツが、例えば、更新プログラムである場合、出力とは、当該更新プログラムをインストールすることも含む、と考えても良い。
次に、情報システムAの動作について説明する。まず、サーバ装置1の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)送信部14は、送信対象のコンテンツを、コンテンツ格納部111から取得する。
(ステップS302)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS303)処理部13は、i番目のユーザが存在するか否かを判断する。i番目のユーザが存在する場合はステップS304に行き、i番目のユーザが存在しない場合は処理を終了する。なお、例えば、処理部13は、i番目のユーザのCRM情報が、CRM情報格納部112に格納されているか否かにより、i番目のユーザが存在するか否かを判断する。
(ステップS304)第一判断部131は、i番目のユーザのCRM情報をCRM情報格納部112から取得する。
(ステップS305)第一判断部131は、ステップS304で取得したCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。
(ステップS306)処理部13は、ステップS305における第一判断の結果が、第一条件を満たすとの判断結果の場合はステップS307に行き、第一条件を満たさないとの判断結果の場合はステップS312に行く。
(ステップS307)送信部14は、i番目のユーザの端末装置2に環境情報の送信を要求する。なお、i番目のユーザの端末装置2にアクセスするための情報(例えば、IPアドレス、メールアドレス等)は、例えば、格納部11に格納されている。
(ステップS308)環境情報受信部121は、端末装置2から環境情報を受信したか否かを判断する。環境情報を受信した場合はステップS309に行き、環境情報を受信しない場合はステップS308に戻る。なお、ステップS307における要求から一定時間以上経過して、環境情報を受信できなかった場合(タイムアウトした場合)、ステップS312に行くことは好適である。
(ステップS309)第二判断部132は、ステップS308で受信された環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。
(ステップS310)処理部13は、ステップS309における第二判断の結果が、第二条件を満たすとの判断結果の場合はステップS311に行き、第二条件を満たさないとの判断結果の場合はステップS312に行く。
(ステップS311)コンテンツ送信部141は、ステップS301で取得したコンテンツを端末装置2に送信する。
(ステップS312)処理部13は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS303に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、環境情報受信部121は、第二判断を行う直前に、リアルタイムに環境情報を受信している。ただし、環境情報受信部121は、事前に環境情報を受信しても良い。また、各ユーザの端末装置2の環境情報は、受信以外の手段により、環境情報格納部113に蓄積されても良い。
次に、端末装置2の動作について説明する。端末装置2の端末受信部25は、サーバ装置1からの指示を受信し、端末処理部24等は、当該指示に応じたアクションを行う。例えば、端末受信部25は、サーバ装置1から環境情報の送信要求を受信し、端末送信部23は、端末格納部21の環境情報をサーバ装置1に送信する。また、端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツを受信し、端末出力部26は、端末受信部25が受信したコンテンツを出力する。なお、端末出力部26は、アプリケーションが起動中に、アプリケーションからコンテンツを出力しても良いし、アプリケーションが起動していなくとも、コンテンツを出力しても良い。また、例えば、コンテンツが、例えば、更新プログラムである場合、端末出力部26または端末処理部24は、当該更新プログラムをインストールしても良い。
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作について説明する。情報システムAの概念図は図1である。
今、サーバ装置1のコンテンツ格納部111は、図4に示すコンテンツ管理表を格納している。コンテンツ管理表は、「コンテンツ識別子」「コンテンツ」「第一条件」「第二条件」を有するレコードを1以上格納している。「コンテンツ識別子」は、コンテンツを識別する情報である。コンテンツ識別子「コンテンツ1」で識別されるコンテンツは、3月の決算処理についてのお知らせの案内情報である。コンテンツ識別子「コンテンツ2」で識別されるコンテンツは、ソフトウェア製品の製品Xの更新プログラムである。なお、コンテンツ2は、会計ソフトの更新プログラムである、とする。さらに、コンテンツ管理表は、各コンテンツに対応付けて、第一条件と第二条件とを格納している。第一条件「製品X=購入」は、「製品X」が購入されている、という条件である。つまり、第一条件「製品X=購入」は、「製品X」の「購入」が「○」であることである。第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」は、「製品X」が購入されており、かつ端末装置2の製品Xのバージョンが「2.20」ではない、という条件である。第二条件「会計期間情報=4月〜3月」は、会計期間が4月から3月であること、つまり、決算月が3月である、という条件である。第二条件「OS情報=OS1」は、端末装置2のOSが「OS1」というOSである、という条件である。
また、CRM情報格納部112は、図5に示すCRM情報管理表を格納している、とする。CRM情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「CRM情報」を有するレコードを1以上管理している。「CRM情報」は、「購入製品情報」「保守契約情報」を有する。「購入製品情報」は、購入した製品または契約している製品に関する情報である。「購入製品情報」は、ここでは2つの製品「製品X」「製品Y」に関する情報である。「製品X」は「購入」「バージョン」を有する。「購入」が「○」である場合は、購入していることを示す。「購入」が「×」である場合は、購入していないことを示す。「バージョン」は、ユーザの端末装置2にインストールされている製品のバージョン識別子である。「製品Y」も「購入」「バージョン」を有する。また、「保守契約情報」は、保守契約に入っているか否かに関する情報である。「保守契約情報」は、ここでは2つの製品「製品X」「製品Y」に関する情報である。「製品X」「製品Y」は、「保守開始日」「保守終了日」を有する。
さらに、環境情報格納部113は、図6に示す環境情報管理表を格納している、とする。環境情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「通知先情報」「環境情報」を有する。「通知先情報」は、ユーザ識別子で識別されるユーザの端末装置2と通信するための情報であり、ここでは、IPアドレスである。「環境情報」は、ユーザ識別子で識別されるユーザの端末装置2の環境情報であり、ここでは「会計期間情報」「OS情報」を有する。「会計期間情報」は、ユーザの会計期間を示す情報である。会計期間情報「4月〜3月」は、3月決済のユーザであることを示す。会計期間情報「8月〜7月」は、7月決済のユーザであることを示す。なお、環境情報管理表の環境情報は、必要な際に、都度、取得することが好適であるが、予め取得していても良い。ただし、ここでは、事前に各ユーザの端末装置2の環境情報を取得し、図6に示す環境情報管理表が完成している、とする。
かかる状況において、以下の2つの具体例を説明する。具体例1は、コンテンツが情報(特に、案内情報)である場合である。具体例2は、コンテンツが更新プログラムである場合である。
(具体例1)
今、送信部14は、送信対象のコンテンツ1を、図4のコンテンツ管理表から取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を図5のCRM情報管理表から取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。なお、1番目のユーザのCRM情報は、"購入製品情報.製品X.購入=「○」,購入製品情報.製品X.バージョン=「2.20」,購入製品情報.製品Y.購入=「○」,購入製品情報.製品Y.バージョン=「1.0」,保守契約情報.製品X.保守開始日=「2015/1/1」,保守契約情報.製品X.保守終了日=「2015/12/31」,保守契約情報.製品Y.保守開始日=「2015/1/1」,保守契約情報.製品Y.保守終了日=「2015/12/31」"である。
次に、第一判断部131は、コンテンツ1と対になる第一条件「製品X=購入」を取得する。
次に、第一判断部131は、取得したCRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たすか否かの第一判断を行う。取得したCRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」」を含むので、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、第二判断部132は、コンテンツ1と対になる第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、第二判断部132は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」と対になる環境情報"会計期間情報=「4月〜3月」,OS情報=「OS1」,・・・」を図6に示す環境情報管理表から取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「会計期間情報=「4月〜3月」」は、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と合致するので、第二判断部132は、第二条件を満たす、との判断を行う。
次に、コンテンツ送信部141は、コンテンツ1を1番目のユーザの端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツ1を受信する。そして、端末出力部26は、当該コンテンツ1を端末格納部21に蓄積する。
そして、ユーザ(A社)が製品Xを起動した場合、製品Xからコンテンツ1が出力される。かかる出力例は、図7である。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。なお、2番目のユーザのCRM情報は、"購入製品情報.製品X.購入=「○」, 購入製品情報.製品X.バージョン=「1.0」,購入製品情報.製品Y.購入=「×」, 購入製品情報.製品Y.バージョン=「−」,保守契約情報.製品X.保守開始日=「2015/1/1」,保守契約情報.製品X.保守終了日=「2015/12/31」,保守契約情報.製品Y.保守開始日=「−」,保守契約情報.製品Y.保守終了日=「−」"である。
次に、第一判断部131は、コンテンツ1と対になる第一条件「製品X=購入」を取得する。
次に、第一判断部131は、取得したCRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たすか否かの第一判断を行う。取得したCRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」」を含むので、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、第二判断部132は、コンテンツ1と対になる第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、第二判断部132は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」と対になる環境情報"会計期間情報=「8月〜7月」,OS情報=「OS1」,・・・」を図6に示す環境情報管理表から取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「会計期間情報=「8月〜7月」」は、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と合致しないので、第二判断部132は、第二条件を満たさない、との判断を行う。
そして、コンテンツ送信部141は、コンテンツ1を2番目のユーザの端末装置2に送信しない。
また、上記の処理を3番目以降のユーザに対しても行う。
以上、本具体例において、期間または時刻または時間等の情報(ここでは、会計期間情報)を考慮した判断を行うので、適切なタイミングで、ユーザに必要な情報(ここでは、決済に関連する情報)を提供できる。
(具体例2)
今、送信部14は、送信対象のコンテンツ2を、図4のコンテンツ管理表から取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ2と対になる第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。
次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。CRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」,購入製品情報.製品X.バージョン=「2.20」」を含むので、第一判断部131は、第一条件を満たさない、と判断する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ2と対になる第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。CRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」,購入製品情報.製品X.バージョン=「1.0」」を含むので、第一判断部131は、第一条件を満たす、と判断する。
次に、第二判断部132は、コンテンツ2と対になる第二条件「OS情報=OS1」を取得する。
次に、第二判断部132は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」と対になる環境情報"会計期間情報=「8月〜7月」,OS情報=「OS1」,・・・」を図6に示す環境情報管理表から取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「OS情報=「OS1」」は、第二条件「OS情報=OS1」と合致するので、第二判断部132は、第二条件を満たす、との判断を行う。
次に、コンテンツ送信部141は、コンテンツ2を2番目のユーザの端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツ2を受信する。そして、端末出力部26は、当該コンテンツ2を端末格納部21に蓄積する。
そして、端末処理部24は、コンテンツ2を実行し、製品Xのバージョンの更新を行う。なお、バージョンの更新の結果、2番目のユーザの製品Xのバージョンは「2.20」になった、とする。
以上、本実施の形態によれば、管理されているCRM情報と端末装置の環境情報との両方を考慮して、適切なコンテンツを端末装置で出力できる。
また、本実施の形態によれば、期間または時刻または時間等の情報(例えば、会計期間情報)を考慮した判断を行うので、適切なタイミングで、ユーザ(端末装置2)に必要な情報(ここでは、決済に関連する情報)を提供できる。
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザ毎に、ユーザのアクションまたはユーザに対するアクションに関する情報であるCRM情報を格納し得るCRM情報格納部と、コンテンツを格納し得るコンテンツ格納部とを具備し、コンピュータを、前記コンテンツを端末装置に送信するコンテンツ送信部と、端末装置のユーザに対応するCRM情報が、予め決められた第一条件を満たすか否かの第一判断を行う第一判断部として機能させ、前記第一判断部における第一判断の結果である第一判断結果が前記第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ前記一の端末装置の環境に関する情報である環境情報が、予め決められた第二条件を満たすか否かを判断する第二判断の結果である第二判断結果が前記第二条件を満たすことを示す結果である場合のみ、前記コンテンツが前記端末装置で出力されるプログラムである。
前記記録媒体は、前記端末装置の環境情報を格納し得る環境情報格納部をさらに具備し、 上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記環境情報が前記第二条件を満たすか否かを判断する第二判断部としてさらに機能させ、前記コンテンツ送信部は、前記第一判断部における第一判断結果が前記第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ前記第二判断部における第二判断結果が前記第二条件を満たすことを示す結果である場合に、前記コンテンツを前記端末装置に送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、2つのサーバ装置(第一サーバ装置と第二サーバ装置)が存在し、第一サーバ装置で第一判断を行い、第二サーバ装置で第二判断を行う点が、実施の形態1とは異なる。
本実施の形態における情報システムBの概念図を図8に示す。情報システムBは、第一サーバ装置3、第二サーバ装置4、および1または2以上の端末装置2を備える。第一サーバ装置3、第二サーバ装置4は、いわゆるクラウドサーバも含み、広く解する。
図9は、本実施の形態における情報システムBのブロック図である。情報システムBを構成する第一サーバ装置3は、第一格納部31、第一受信部32、第一処理部33、第一送信部34を備える。
第一格納部31は、CRM情報格納部112を備える。第一処理部33は、第一判断部131を備える。第一送信部34は、第一判断結果送信部341を備える。
第二サーバ装置4は、第二格納部41、第二受信部42、第二処理部43、第二送信部44を備える。
第二格納部41は、コンテンツ格納部111、環境情報格納部113を備える。第二受信部42は、環境情報受信部121、第一判断結果受信部421を備える。第二処理部43は、第二判断部132を備える。第二送信部44は、コンテンツ送信部441を備える。
第一サーバ装置3を構成する第一格納部31は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、CRM情報である。
第一受信部32は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、CRM情報である。
第一処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、送信するための情報を構成する処理である。
第一送信部34は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、第一判断結果である。
第一判断結果送信部341は、第一判断結果を第二サーバ装置4に送信する。
第二サーバ装置4を構成する第二格納部41は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、コンテンツ、環境情報等である。
第二受信部42は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、環境情報、第一判断結果等である。
第一判断結果受信部421は、第一サーバ装置3から第一判断結果を受信する。
第二処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、第二判断処理である。
第二送信部44は、各種の情報を送信する。各種の情報とは、例えば、コンテンツである。
コンテンツ送信部441は、コンテンツを端末装置2に送信する。
コンテンツ送信部441は、第一判断結果が第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみに、コンテンツを端末装置2に送信する。
コンテンツ送信部441は、第一判断結果受信部421が受信した第一判断結果が第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ第二判断部132における第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみに、コンテンツを端末装置2に送信する。
第一格納部31、第二格納部41は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
第一格納部31等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が第一格納部31等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が第一格納部31等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が第一格納部31等で記憶されるようになってもよい。
第一受信部32、第二受信部42、第一判断結果受信部421は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
第一処理部33、第二処理部43は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。第一処理部33の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
第一送信部34、第一判断結果送信部341、第二送信部44、コンテンツ送信部441は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
次に、情報システムBの動作について説明する。まず、第一サーバ装置3の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10のフローチャートにおいて、図3の同一のステップについて、その説明を省略する。なお、図3のフローチャートの処理部13が行う処理は、ここでは、第一処理部33が行う。
(ステップS1001)第一処理部33は、送信する情報を構成する。送信する情報は、通常、第一判断結果とユーザ識別子を含む。また、ここでの第一判断結果は、「第一条件を満たす」との判断結果である。なお、第一判断結果は、ユーザ識別子だけでも良い。
(ステップS1002)第一判断結果送信部341は、ステップS1001で構成された第一判断結果等を第二サーバ装置4に送信する。
次に、第二サーバ装置4の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のフローチャートにおいて、図3の同一のステップについて、その説明を省略する。なお、図3のフローチャートの処理部13が行う処理は、ここでは、第二処理部43が行う。
(ステップS1101)第一判断結果受信部421は、第一判断結果等を受信したか否かを判断する。第一判断結果等を受信した場合はステップS301に行き、第一判断結果等を受信しない場合はステップS1101に戻る。
(ステップS1102)第二処理部43は、ステップS1101で受信された第一判断結果等からユーザ識別子を取得する。
(ステップS1103)第二判断部132は、ステップS1102で取得されたユーザ識別子と対になる環境情報を環境情報格納部113から取得する。
なお、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムBの具体的な動作について説明する。情報システムBの概念図は図8である。
今、第一サーバ装置3のCRM情報格納部112は、図5に示すCRM情報管理表を格納している、とする。
また、第二サーバ装置4のコンテンツ格納部111は、図4に示すコンテンツ管理表を格納している。
さらに、第二サーバ装置4の環境情報格納部113は、図6に示す環境情報管理表を格納している、とする。なお、ここでは、事前に各ユーザの端末装置2の環境情報を取得し、図6に示す環境情報管理表が完成している、とする。
かかる状況において、以下の2つの具体例を説明する。具体例1は、コンテンツが情報である場合である。具体例2は、コンテンツが更新プログラムである場合である。
(具体例1)
今、第一サーバ装置3の第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を取得する。なお、第一条件は、第一受信部32が第二サーバ装置4から受信しても良いし、第一格納部31に予め格納されていても良い。
次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たすか否かの第一判断を行う。CRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」」を含むので、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、第一処理部33は、送信する情報を構成する。送信する情報は、「第一条件を満たす」との第一判断結果とユーザ識別子「A社」を含む。
次に、第一判断結果送信部341は、構成された第一判断結果等を第二サーバ装置4に送信する。
次に、第二サーバ装置4の第一判断結果受信部421は、第一判断結果等を第一サーバ装置3から受信する。
次に、第二処理部43は、受信された第一判断結果等からユーザ識別子「A社」を取得する。
次に、第二判断部132は、取得されたユーザ識別子「A社」と対になる環境情報「会計期間情報=「4月〜3月」,OS情報=「OS1」,・・・」を環境情報管理表(図6)から取得する。
次に、第二判断部132は、コンテンツ1と対になる第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「会計期間情報=「4月〜3月」」は、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と合致するので、第二判断部132は、第二条件を満たす、との判断を行う。
次に、送信部14は、送信対象のコンテンツ1を、図4のコンテンツ管理表から取得する。
次に、コンテンツ送信部441は、コンテンツ1を1番目のユーザの端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツ1を受信する。そして、端末出力部26は、当該コンテンツ1を端末格納部21に蓄積する。
そして、ユーザ(A社)が製品Xを起動した場合、製品Xからコンテンツ1が出力される。かかる出力例は、図7である。
次に、第一サーバ装置3の第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を取得する。
次に、第一判断部131は、CRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たすか否かの第一判断を行う。取得したCRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」」を含むので、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、第一処理部33は、送信する情報を構成する。送信する情報は、「第一条件を満たす」との第一判断結果とユーザ識別子「B社」を含む。
次に、第一判断結果送信部341は、構成された第一判断結果等を第二サーバ装置4に送信する。
次に、第二サーバ装置4の第一判断結果受信部421は、第一判断結果等を第一サーバ装置3から受信する。
次に、第二処理部43は、受信された第一判断結果等からユーザ識別子「B社」を取得する。
次に、第二判断部132は、取得されたユーザ識別子「B社」と対になる環境情報「会計期間情報=「8月〜7月」,OS情報=「OS1」,・・・」を図6に示す環境情報管理表から取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「会計期間情報=「8月〜7月」」は、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と合致しないので、第二判断部132は、第二条件を満たさない、との判断を行う。
そして、コンテンツ送信部441は、コンテンツ1を2番目のユーザの端末装置2に送信しない。
また、上記の処理を3番目以降のユーザに対しても行う。
以上、本具体例において、期間または時刻または時間等の情報(ここでは、会計期間情報)を考慮した判断を行うので、適切なタイミングで、ユーザに必要な情報(ここでは、決済に関連する情報)を提供できる。
(具体例2)
今、第一サーバ装置3の第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。なお、第一条件は、第一受信部32が第二サーバ装置4から受信しても良いし、第一格納部31に予め格納されていても良い。
次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。ここで、CRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」,購入製品情報.製品X.バージョン=「2.20」」を含むので、第一判断部131は、第一条件を満たさない、と判断する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たすか否かの第一判断を行う。CRM情報は、「購入製品情報.製品X.購入=「○」,購入製品情報.製品X.バージョン=「1.0」」を含むので、第一判断部131は、第一条件を満たす、と判断する。
次に、第一処理部33は、送信する情報を構成する。送信する情報は、「第一条件を満たす」との第一判断結果とユーザ識別子「B社」を含む。
次に、第一判断結果送信部341は、構成された第一判断結果等を第二サーバ装置4に送信する。
次に、第二サーバ装置4の第一判断結果受信部421は、第一判断結果等を第一サーバ装置3から受信する。
次に、第二処理部43は、受信された第一判断結果等からユーザ識別子「B社」を取得する。
次に、第二判断部132は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」と対になる環境情報「会計期間情報=「8月〜7月」,OS情報=「OS1」,・・・」を図6に示す環境情報管理表から取得する。
次に、第二判断部132は、コンテンツ2と対になる第二条件「OS情報=OS1」を取得する。
次に、第二判断部132は、環境情報が第二条件を満たすか否かの第二判断を行う。ここで、環境情報が含む「OS情報=「OS1」」は、第二条件「OS情報=OS1」と合致するので、第二判断部132は、第二条件を満たす、との判断を行う。
次に、コンテンツ送信部141は、コンテンツ2を、図4のコンテンツ管理表から取得する。
次に、コンテンツ送信部141は、コンテンツ2を2番目のユーザの端末装置2に送信する。
次に、端末装置2の端末受信部25は、サーバ装置1からコンテンツ2を受信する。そして、端末出力部26は、当該コンテンツ2を端末格納部21に蓄積する。
そして、端末処理部24は、コンテンツ2を実行し、製品Xのバージョンの更新を行う。なお、バージョンの更新の結果、2番目のユーザの製品Xのバージョンは「2.20」になった、とする。
以上、本実施の形態によれば、管理されているCRM情報と端末装置の環境情報との両方を考慮して、適切なコンテンツを端末装置で出力できる。
また、本実施の形態によれば、期間または時刻または時間等の情報(例えば、会計期間情報)を考慮した判断を行うので、適切なタイミングで、ユーザ(端末装置2)に必要な情報(ここでは、決済に関連する情報)を提供できる。
なお、本実施の形態における第一サーバ装置3を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザ毎に、ユーザのアクションまたはユーザに対するアクションに関する情報であるCRM情報を格納し得るCRM情報格納部を具備し、コンピュータを、前記コンテンツを端末装置に送信するコンテンツ送信部と、端末装置のユーザに対応するCRM情報が、予め決められた第一条件を満たすか否かの第一判断を行う第一判断部と、前記第一判断結果を前記第二サーバ装置に送信する第一判断結果送信部として機能させるプログラムである。
また、本実施の形態における第二サーバ装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、コンテンツを格納し得るコンテンツ格納部と、前記端末装置の環境情報を格納し得る環境情報格納部を具備し、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記コンテンツを端末装置に送信するコンテンツ送信部と、前記第一サーバ装置から前記第一判断結果を受信する第一判断結果受信部と、前記環境情報が前記第二条件を満たすか否かを判断する第二判断部として機能させ、前記コンテンツ送信部は、前記第一判断結果が前記第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ前記第二判断部における第二判断結果が前記第二条件を満たすことを示す結果である場合に、前記コンテンツを前記端末装置に送信するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態3)
本実施の形態において、上記の実施の形態に対して、出力候補のコンテンツは端末装置に送信され、端末装置で第二判断を行い、出力するか否かを決定する情報システムについて説明する。
本実施の形態における情報システムCの概念図は、符号を除いて、図1と同等である。
図12は、本実施の形態における情報システムCのブロック図である。情報システムCは、サーバ装置5、1または2以上の端末装置6を備える。
サーバ装置5は、格納部51、受信部52、処理部53、送信部14を備える。
格納部51は、コンテンツ格納部111、CRM情報格納部112を備える。
処理部53は、第一判断部131を備える。
端末装置6は、端末格納部21、端末受付部22、端末送信部63、端末処理部64、端末受信部65、端末出力部66を備える。
サーバ装置5を構成する格納部51は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、コンテンツ、CRM情報、コンテンツに対応する第二条件等である。
受信部52は、各種の情報を端末装置6から受信する。
処理部53は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第一判断処理である。
端末装置6を構成する端末送信部63は、各種の情報をサーバ装置5に送信する。各種の情報とは、例えば、会計情報である。
端末処理部64は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第二判断処理である。つまり、端末処理部64は、端末格納部21の環境情報と第二条件とを用いて、第二判断処理を行う。なお、第二判断処理の詳細については上述したので、ここでの詳細な説明は省略する。
端末受信部65は、サーバ装置5からコンテンツを受信する。端末受信部65は、サーバ装置5から第二条件を受信することは好適である。
端末出力部66は、端末受信部65が受信したコンテンツを、アプリケーションが起動中に、アプリケーションから出力する。
端末出力部66は、アプリケーションが起動していなくとも、端末受信部65が受信したコンテンツを出力しても良い。
端末出力部66は、第二判断処理の結果である第二判断結果が、第二条件を満たすとの結果である場合のみ、コンテンツを出力する。
格納部51は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部51に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部51で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部51で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部51で記憶されるようになってもよい。
受信部52、端末受信部65は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部53、端末処理部64は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部53等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末送信部63は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末出力部66は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部66は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システムCの動作について説明する。まず、サーバ装置5の動作について、図13のフローチャートを用いて説明する。図13のフローチャートは、図3のフローチャートと同一のステップについて、その説明を省略する。
(ステップS1301)処理部53は、送信するコンテンツに対応する第二条件を格納部51から取得する。そして、処理部53は、送信するコンテンツと第二条件とを有する情報を構成する。
(ステップS1302)送信部14は、ステップS1301で構成されたコンテンツと第二条件とを有する情報を、i番目のユーザの端末装置6に送信する。なお、コンテンツと第二条件とを有する情報をコンテンツ等と、適宜、言う。
次に、端末装置6の動作について、図14のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1401)端末受信部65は、サーバ装置5からコンテンツと第二条件を含む情報を受信したか否かを判断する。コンテンツ等を受信した場合はステップS1402に行き、コンテンツ等を受信しない場合はステップS1401に戻る。
(ステップS1402)端末処理部64は、ステップS1401で受信されたコンテンツ等の中から、第二条件を取得する。
(ステップS1403)端末処理部64は、端末格納部21の環境情報を取得する。
(ステップS1404)端末処理部64は、環境情報が第二条件に合致するか否かの判断である第二判断処理を行う。
(ステップS1405)ステップS1404における第二判断処理の結果である第二判断結果が第二条件を満たすとの結果である場合はステップS1406に行き、第二条件を満たさないとの結果である場合はステップS1401に戻る。
(ステップS1406)端末出力部66は、ステップS1401で受信されたコンテンツ等の中のコンテンツを出力する。ステップS1401に戻る。
なお、図14〜のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システムCの具体的な動作について説明する。情報システムCの概念図は図1と同様である。
今、サーバ装置1のコンテンツ格納部111は、図4に示すコンテンツ管理表を格納している。
また、CRM情報格納部112は、図5に示すCRM情報管理表を格納している、とする。
かかる状況において、以下の2つの具体例を説明する。具体例1は、コンテンツが情報である場合である。具体例2は、コンテンツが更新プログラムである場合である。
(具体例1)
今、第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ1と対になる第一条件「製品X=購入」を取得する。
次に、第一判断部131は、取得したCRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、処理部53は、送信するコンテンツ1に対応する第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を格納部51から取得する。そして、処理部53は、送信するコンテンツ1と第二条件とを有する情報を構成する。
次に、送信部14は、構成されたコンテンツと第二条件とを有する情報を、1番目のユーザの端末装置6に送信する。
次に、端末装置6の端末受信部65は、サーバ装置5からコンテンツと第二条件を含む情報を受信する。
次に、端末処理部64は、受信された情報の中から、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、端末処理部64は、1番目のユーザの端末装置6の端末格納部21から環境情報「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、端末処理部64は、環境情報が第二条件に合致するか否かの判断である第二判断処理を行う。そして、ここで第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と環境情報「会計期間情報=「4月〜3月」」とは合致するので、端末処理部64は、第二判断結果「合致する」を取得する。
次に、端末出力部66は、受信された情報の中のコンテンツを出力する。かかる出力例は、図7である。
なお、1番目のユーザの端末装置において、端末処理部64が、一旦、コンテンツを端末格納部21に蓄積し、コンテンツに関連するアプリケーションの起動後に、端末格納部21からコンテンツが読み出されて、適切なタイミングで出力されることは好適である。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ1と対になる第一条件「製品X=購入」を取得する。
次に、第一判断部131は、取得したCRM情報が第一条件「製品X=購入」を満たす、と判断する。
次に、処理部53は、送信するコンテンツ1に対応する第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を格納部51から取得する。そして、処理部53は、送信するコンテンツ1と第二条件とを有する情報を構成する。
次に、送信部14は、構成されたコンテンツと第二条件とを有する情報を、2番目のユーザの端末装置6に送信する。
次に、端末装置6の端末受信部65は、サーバ装置5からコンテンツと第二条件を含む情報を受信する。
次に、端末処理部64は、受信された情報の中から、第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」を取得する。
次に、端末処理部64は、2番目のユーザの端末装置6の端末格納部21から環境情報「会計期間情報=「8月〜7月」」を取得する。
次に、端末処理部64は、環境情報が第二条件に合致するか否かの判断である第二判断処理を行う。そして、ここで第二条件「会計期間情報=「4月〜3月」」と環境情報「会計期間情報=「8月〜7月」」とは合致しないので、端末処理部64は、第二判断結果「合致しない」を取得する。
そして、端末出力部66は、受信されたコンテンツを出力しない。
なお、2番目のユーザの端末装置6において、端末処理部64が、一旦、コンテンツを端末格納部21に蓄積しても良い。そして、かかる場合、第二判断結果が「合致しない」であれば、端末処理部64がコンテンツを端末格納部21から削除することは好適である。
また、上記の処理を3番目以降のユーザに対しても行う。
(具体例2)
第一判断部131は、1番目のユーザのユーザ識別子「A社」を取得する。次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ2と対になる第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。
次に、第一判断部131は、1番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たさない、と判断する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのユーザ識別子「B社」を取得する。次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報を図5のCRM情報管理表から取得する。
次に、第一判断部131は、コンテンツ2と対になる第一条件「製品X=購入 & バージョン!=2.20」を取得する。
次に、第一判断部131は、2番目のユーザのCRM情報が第一条件を満たす、と判断する。
次に、処理部53は、送信するコンテンツ2に対応する第二条件「OS情報=OS1」をCRM情報管理表から取得する。そして、処理部53は、送信するコンテンツ2と第二条件とを有する情報を構成する。
次に、送信部14は、構成されたコンテンツ2と第二条件とを有する情報を、2番目のユーザの端末装置6に送信する。
次に、端末装置6の端末受信部65は、サーバ装置5からコンテンツ2と第二条件を含む情報を受信する。
次に、端末処理部64は、受信された情報の中から、第二条件「OS情報=OS1」を取得する。
次に、端末処理部64は、2番目のユーザの端末装置6の端末格納部21から環境情報「OS情報=OS1」を取得する。
次に、端末処理部64は、環境情報が第二条件に合致する、と判断する。
そして、端末出力部66は、受信されたコンテンツを端末格納部21に蓄積する。
そして、端末処理部24は、コンテンツ2を実行し、製品Xのバージョンの更新を行う。なお、バージョンの更新の結果、2番目のユーザの製品Xのバージョンは「2.20」になった、とする。
また、上記の処理を3番目以降のユーザに対しても行う。
以上、本実施の形態によれば、管理されているCRM情報と端末装置の環境情報との両方を考慮して、適切なコンテンツを端末装置で出力できる。
なお、本実施の形態におけるサーバ装置5を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、ユーザ毎に、ユーザのアクションまたはユーザに対するアクションに関する情報であるCRM情報を格納し得るCRM情報格納部と、コンテンツを格納し得るコンテンツ格納部とを具備し、コンピュータを、前記コンテンツを端末装置に送信するコンテンツ送信部と、端末装置のユーザに対応するCRM情報が、予め決められた第一条件を満たすか否かの第一判断を行う第一判断部として機能させ、前記第一判断部における第一判断の結果である第一判断結果が前記第一条件を満たすことを示す結果であり、かつ前記一の端末装置の環境に関する情報である環境情報が、予め決められた第二条件を満たすか否かを判断する第二判断の結果である第二判断結果が前記第二条件を満たすことを示す結果である場合のみ、前記コンテンツが前記端末装置で出力されるプログラムである。
また、本実施の形態における端末装置6を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、端末装置の環境情報を格納し得る環境情報格納部を具備し、コンピュータを、サーバ装置からコンテンツを受信する端末受信部と、記録媒体の環境情報と第二条件とを用いて、第二判断処理を行い、前記第二判断処理の結果である第二判断結果が第二条件を満たすことを示す結果である場合のみ、受信されたコンテンツを出力する端末出力部として機能させるためのプログラムである。
また、図15は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態のサーバ装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図15は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図16は、システム300のブロック図である。
図15において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図16において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態のサーバ装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。