JP2004213493A - 表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法 - Google Patents

表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示領域が制限された画面内に、多様な情報をより分かりやすく表示可能な表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法を提供することを目的とする。
【解決手段】アイコンIにより、ユーザに報知するための情報を表示する表示装置25において、アイコンIは、動作および状態の主体を表す、少なくとも1以上の主部アイコンIaと、主体の動作および状態を示す、少なくとも1以上の述部アイコンIbとから成り、且つこれらを並べて表示するものである。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アイコンにより、ユーザに報知するための情報を表示する表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、メール送信やインターネット検索など、様々な機能を有した携帯電話が知られている。この種の携帯電話は、様々な機能に対応した多くの情報を表示可能とするためのディスプレイ(表示画面)を備えている。そして、このディスプレイ上の限られた表示領域に、より多くの文字をより分かりやすく表示できるよう種々の工夫が為されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−297117号公報(第3−8頁、第1,10図)
【0004】
ところが、従来の携帯電話では、ユーザが操作する操作ウィンドウに、より多くの文字を表示するための工夫が為されているものの、これらの視認性を損ねることなく特定の動作や状態を効率的に表示する手段に乏しかった。すなわち、一般的に、特定の動作や状態を表示する場合は、操作ウィンドウから別ウィンドウに遷移したり、操作ウィンドウ上に重ねて別ウィンドウを開いたりすることによって情報が表示されている。例えば、メール送信を行う場合、メール送信画面(操作ウィンドウ)から、メール送信が正常に行われた旨、若しくは正常に行われなかった旨を表示するメール送信結果画面(別ウィンドウ)に遷移したり、メール送信画面上に重ねてメール送信結果画面が開いたりしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような表示方法では、操作を続行する場合、ユーザは、メール送信結果画面を閉じるための操作を行わなければならなかったり、メール送信中に元の操作ウィンドウを確認することができなかったりと不便な点が多かった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑み、表示領域が制限された画面内に、多様な情報をより分かりやすく表示可能な表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は、アイコンにより、ユーザに報知するための情報を表示する表示装置において、アイコンは、動作および状態の主体を表す、少なくとも1以上の主部アイコンと、主体の動作および状態を示す、少なくとも1以上の述部アイコンとから成り、且つこれらを並べて表示することを特徴とする。
【0008】
また、本発明の情報の表示方法は、画面上において、動作および状態の主体を表す、少なくとも1以上の主部アイコンと、主体の動作および状態を示す、少なくとも1以上の述部アイコンとを並べて表示することを特徴とする。
【0009】
これらの構成によれば、動作および状態の主体を表す主部アイコンと、主体の動作および状態を示す述部アイコンとによって情報を表示するため、これらの組み合わせにより、多様な情報をユーザに分かりやすく報知することができる。また、複数のアイコン(主部アイコンおよび述部アイコン)は、並べて表示されるため、表示領域が制限された画面内に効率的に情報を表示することができる。
【0010】
この場合、アイコンは、それぞれ1つの主部アイコンおよび述部アイコンによって構成されていることが好ましい。
【0011】
また、この場合、主部アイコンおよび述部アイコンは、それぞれ1つのアイコンによって構成されていることが好ましい。
【0012】
これらの構成によれば、2つのアイコン(1つの主部アイコンおよび1つの述部アイコン)によって情報を表示するため、より小さな表示領域でユーザに情報を報知することができる。
【0013】
これらの場合、主部アイコンと述部アイコンとは、異なる態様で表示されることが好ましい。
【0014】
また、この場合、主部アイコンは点灯表示され、述部アイコンは点滅表示されることが好ましい。
【0015】
これらの構成によれば、主部アイコンと述部アイコンとが、異なる態様で表示されるため、ユーザに対し、主部と述部の関係を分かりやすく報知することができる。特に、述部アイコンのみを点滅表示させることにより、動作や状態を強調して報知することができる。なお、「異なる態様」とは、表示色、サイズおよび表示方法(一時表示、点滅表示など)等が異なる状態を言うものである。
【0016】
これらの場合、アイコンは、ユーザが操作する操作画面上において、操作状況および状態を示す操作ウィンドウの周辺に表示されることが好ましい。
【0017】
また、これらの場合、主部アイコンおよび述部アイコンは、ユーザの操作に基づいて操作状況および状態を示す操作ウィンドウの周辺に表示されることが好ましい。
【0018】
これらの構成によれば、主部アイコンおよび述部アイコンは、操作ウィンドウの周辺に表示されるため、表示された操作状況および状態の視認性を損ねることなく、ユーザに情報を報知することができる。また、情報を報知するために別ウィンドウを開く必要がないため、操作を続行する場合、ユーザは別ウィンドウを閉じるための操作を行う手間を省くことができる。
【0019】
本発明の携帯電話は、上記のいずれか1に記載の表示装置を備えたことを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、表示領域が制限された画面を有する携帯電話において、多様な情報をより分かりやすく表示することができる。
【0021】
この場合、POSアプリケーションプログラムを記憶するPOSアプリケーションプログラム記憶手段と、携帯電話の操作キー入力により入金情報を入力する入金情報入力手段と、入金情報に基づき、POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理手段と、会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶手段と、会計結果を含む出力情報を出力する出力手段と、を更に備え、表示装置には、入金情報および会計結果を表示すると共に、アイコンにより、会計処理に関する情報を表示することが好ましい。
【0022】
この構成によれば、一般に利用されている携帯電話にPOSアプリケーションプログラムを記憶させることで、通常の据え置きタイプのPOS端末で実行可能な支払決済処理(入金情報に基づき会計処理を行い、更にこれを記憶・出力する処理)を行うことができるため、高価なPOS端末を導入する必要がなく、低コストでPOSシステムを構築することができる。また、携帯電話の操作キーを用いて入金情報を入力することにより、操作が容易であり、且つ手軽に利用することができる。さらに、入金情報および会計結果などの情報の他、主部アイコンおよび述部アイコンにより、会計処理に関する情報をより分かりやすく表示することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。本発明は、動作および状態の主体を表す主部アイコンと、主体の動作および状態を示す述部アイコンとによって情報を表示するため、これらの組み合わせにより、アプリケーションの動作状態や実行結果など、多様な情報をユーザに分かりやすく報知することができるものである。また、これらのアイコンを、並べて表示することにより、表示領域が制限された画面内に効率的に情報を表示することができるといった作用・効果を奏する。そこで、以下、POS端末の機能を実現可能な携帯電話(以下、「携帯電話POS端末」という)を用いたPOSシステムを例に挙げて説明する。
【0024】
図1に示すように、本発明のPOSシステム10は、少なくとも1台以上の携帯電話POS端末20(参照図では、1台のみ図示)と、本システム10を運営・管理する管理会社31によって管理され、携帯電話POS端末20に会計処理を行わせるためのPOSアプリケーションプログラムを提供するシステムサーバ30と、システムサーバ30とネットワーク60を介して接続され、少なくとも1台以上の携帯電話POS端末20を統括制御する店舗サーバ50と、携帯電話POS端末20と決済取引を行うと供に、システムサーバ30から顧客アプリケーションプログラムの提供を受ける顧客(一般ユーザ)41用の携帯電話(以下、「携帯電話顧客端末40」という)とによって構成されている。
【0025】
また、携帯電話POS端末20および店舗サーバ50は、1つの店舗21によって構成されており、各店舗21では、少なくとも1つ以上の店舗サーバ50と、これら店舗サーバ50によって制御される1台以上の携帯電話POS端末20、もしくは据え置きタイプの携帯電話POS端末20とにより、店舗内POSシステム10が構築されている。但し、ここでは、説明を容易にするため、店舗内POSシステム10は、1つの店舗サーバ50と、これによって制御される1台の携帯電話POS端末20とによって構成されているものとする。
【0026】
携帯電話POS端末20では、ユーザ(オペレータ)が、図示しないインターフェースによって接続されたバーコードリーダ22によって、商品に貼付または印刷されたバーコードを読み取るなどして入金情報を入力し、当該入金情報に基づいてPOSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う。また、この会計処理による会計結果や、購入した商品およびその金額に関する情報等を出力情報として出力し、当該出力情報を無線通信によってシステムサーバ30に送信する。さらに、この出力情報を、図示しないインターフェースによって接続されたプリンタ24によって出力することで、レシートとして利用可能な印刷物を発行することができると共に、カードリーダ23によって顧客41のクレジットカードやプリペイドカード等の磁気カードを読み取ることにより、現金以外でもこれらによる決済処理が可能となっている。
【0027】
さらに、携帯電話POS端末20では、オペレータが、バーコードリーダ22によって店舗21内の商品のバーコードを読み取り、さらにその在庫数を入力することによって、商品とその在庫数に関する情報である在庫情報をシステムサーバ30に送信するといった在庫処理も行っている。なお、携帯電話POS端末20と接続して用いられるバーコードリーダ22、カードリーダ23およびプリンタ24は、携帯可能なハンディタイプのものを用いることが好ましい。この構成によれば、移動販売などにおいて携帯電話POS端末20を利用する場合に、持ち運びが容易となる。
【0028】
一方、システムサーバ30では、携帯電話POS端末20から送信された出力情報および在庫情報を、データベース35に格納する。また、携帯電話POS端末20から、これらの情報の出力要求があった場合には、要求に応じてこれを読み出し、携帯電話POS端末20へ情報を返信する。これにより、携帯電話POS端末20では、これら出力情報および在庫情報を格納するためのメモリー容量が少ない場合でも、データベース35から必要な情報を適宜出力可能となっている。なお、携帯電話POS端末20内に記録可能な容量の情報については、携帯電話POS端末20から直接出力することも当然可能である。
【0029】
また、システムサーバ30は、無線通信により、携帯電話POS端末20に、会計処理を実行するためのPOSアプリケーションプログラムを提供する。このPOSアプリケーションプログラムは、店舗21側からのシステムサーバ30に対する開発依頼に基づき、システムサーバ30が、ネットワーク60を介してPOSアプリケーションプログラムの作成ユーティリティを送信し、店舗担当者によって必要事項の入力・設定が行われた後、当該設定に基づいて作成するものである。これに対し、店舗21は、POSアプリケーションプログラムの開発費として、所定料金を管理会社31に支払う。なお、POSアプリケーションプログラムの更新(マスタやテーブルの修正・書換など)については、店舗担当者がシステムサーバ30にアクセスして、当該店舗用のPOSアプリケーションプログラムを読み出すことにより、適宜実行可能である。
【0030】
ここで、POSアプリケーションプログラムとは、携帯電話に会計処理を行わせるための会計処理実行プログラムの他、各種マスタやテーブルを含むものであり(POSアプリケーションプログラム記憶部261;図2参照)、Java(登録商標)プログラミング言語によって書かれている。したがって、Java(登録商標)プログラムが利用可能な携帯電話であれば、本発明のPOSアプリケーションプログラムは実行可能である。例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモが提供する「iモード(登録商標)」といったインターネット接続サービスでは、「iアプリ(登録商標)」というJava(登録商標)プログラミング言語によって書かれたプログラムを利用可能であるが、「iモード(登録商標)」対応の携帯電話には、この「iアプリ(登録商標)」の一種として本発明のPOSアプリケーションプログラムを提供することができる。
【0031】
また、システムサーバ30は、店舗サーバ50に対して、店舗サーバ50が統括制御する携帯電話POS端末20から送信された統括情報(出力情報および在庫情報)を、ネットワーク60を介して随時リアルタイムで送信する。その他、当該統括情報に基づいて、売上成績や取引結果を示す財務会計データ(売上日報、売上明細一覧表、ジャーナル結果一覧表および取引合計表など)や、売上推移や販売動向を分析した売上分析データ(客層・時間帯別売上表、担当者別売上一覧表および商品別売上一覧表など)を作成し、これを月々若しくは所定の期間ごとに店舗サーバ50に送信する。
【0032】
一方、店舗サーバ50は、顧客(一般ユーザ)41に向けたメール情報の送信をシステムサーバ30に対して依頼すると共に、システムサーバ30にアクセスして、POSアプリケーションプログラムの更新を行う。このため、店舗21は、システムサーバ30を管理する管理会社31に対し、上記のPOSアプリケーションプログラムの開発費の他、システムサーバ30の使用料、並びに統括情報、財務会計データおよび売上分析データの提供を受けるための情報料として、月々、若しくは年単位で所定の料金の支払いを行う。なお、システムサーバ30と店舗サーバ50との、データ通信には、SSL(米Netscape社)などのプロトコルを用いて、通信の暗号化と認証がなされ、第三者によるデータの改ざんや盗用を防止している。
【0033】
携帯電話顧客端末40は、システムサーバ30から、サービスの提供を受けるための顧客アプリケーションプログラムを取得してダウンロードすることにより、システムサーバ30や携帯電話POS端末20から種々の情報提供サービスを受けることができるようになっている。顧客アプリケーションプログラムの提供を受けるためには、システムサーバ30に対して会員登録が必要となっており、月々若しくは年単位で会費等の支払いが必要となっている。会員登録を行った顧客(会員)41は、システムサーバ30と契約が交わされた複数の加盟店舗21のサービスを受けることが可能となっており、会員にとっては、複数の店舗21で個々に会員登録を行う手間を省くことができ、店舗21にとっては、顧客管理や会員サービス実施のためのコスト、広告費などの経費を削減できるといった利点を有する。
【0034】
携帯電話顧客端末40が受けられる情報提供サービスとしては、例えば、システムサーバ30からのお買い得情報や会員特典情報などのメールサービスの他、携帯電話POS端末20から、支払いに関する情報(取引データ)を、赤外線ポート47を介して取得したり、会計結果に応じて付与されるサービスポイントに関するポイント情報を取得したりすることができる。また、携帯電話顧客端末40は、赤外線ポート47を介して、代金の支払いに関する決済情報を携帯電話POS端末20に送信することにより、現金以外の決済取引も行うことができるようになっている。
【0035】
ここで、上記のPOSシステム10を構成する携帯電話POS端末20の制御構成について、詳細に説明する。図2は、携帯電話POS端末20の機能ブロック図である。同図に示すように、携帯電話POS端末20は、システムサーバ30から送信されたPOSアプリケーションプログラムを取得するPOSアプリケーション取得部210と、システムサーバ30のデータベース35内に格納された出力情報および在庫情報(当該携帯電話POS端末20から送信した出力情報および在庫情報に限る)を取得するデータベース情報取得部220と、各種情報を入力する入力部230と、会計処理およびその他の情報処理を行う情報処理部240と、赤外線により情報の授受を行うことによって決済処理を行う赤外線処理部250と、POSアプリケーションプログラムおよびその他の情報を記憶する記憶部260と、商品の在庫管理に関する処理を行う在庫処理部270と、表示画面25(図3(a)参照)上に各種情報を表示する表示部280と、携帯電話顧客端末40、システムサーバ30およびプリンタ24に各種情報・データを出力する出力部290とによって構成されている。
【0036】
入力部230は、バーコードリーダ22およびカードリーダ23から図示しないインターフェースを介してバーコード情報およびカード情報(クレジットカード情報、プリペイドカード情報)を入力する外部情報入力部231と、入金の対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報を入力する担当者情報入力部232と、商品を購入した顧客41に関する顧客情報を入力する顧客情報入力部233と、バーコードリーダ22による読み取り情報や商品コードの入力により商品に関する情報を入力する商品情報入力部234と、数字ボタンNB(図3(b)参照)の操作により商品の金額を入力する入金情報入力部235とを備え、これらの中から少なくとも1以上の情報が入力される。このように、各種情報が入力されることにより、担当者別の売上や、顧客層(年齢、性別および職業)別の人気商品等が明確となり、システムサーバ30における売上分析データの作成に役立てることができる。なお、商品情報と入金情報は、両方の情報が重ねて入力される必要はなく、いずれか一方のみが入力されれば良い。これは、商品情報が入力されることで、その商品の金額(入金情報)が金額テーブル(後述する)から特定できるためである。
【0037】
情報処理部240は、入力情報に基づいて会計処理を実行する会計処理部241と、各顧客41に対し、会計結果に応じてサービスポイントを付与するポイント付与部242と、顧客別に付与したサービスポイントを積算するポイント積算部243と、POSアプリケーション取得部210によって取得したPOSアプリケーションプログラムの内容を書き換え・修正する情報更新部244とを備えている。
【0038】
会計処理部241は、商品情報または入金情報の入力によって、会計処理を行う。また、その会計結果は、会計結果記憶部264に記憶されると共に、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。なお、図示しないインターフェースを介して接続されたプリンタ24により、商品情報、入金情報および会計結果を出力することも可能である。また、ポイント積算部243で積算されたサービスポイントに関するポイント情報は、ポイント情報記憶部265に記憶され、会計結果等と同様に、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。さらに、ポイント積算部243で積算されたポイント情報は、プリンタ24によって出力することも可能である。
【0039】
赤外線処理部250は、赤外線ポート27から成る赤外線通信部251と、赤外線によって携帯電話顧客端末40との決済処理を行う赤外線決済部252とを備え、本体の赤外線ポート27と、携帯電話顧客端末40に備えられた赤外線ポート47とを近づけて赤外線送信処理を行うことで、携帯電話顧客端末40からの決済情報を取得し、決済処理を行うことができる。取得した決済情報は、後述の決済情報記憶部266に記憶され、出力情報としてシステムサーバ30に送信される。また、赤外線通信部251では、サービスポイントの授受も可能であり、ポイント付与部242で付与したポイント情報を携帯電話顧客端末40に送信したり、携帯電話顧客端末40から蓄積したポイント情報を取得して、それに応じたサービスを提供すると共に、携帯電話顧客端末40内のサービスポイント数を削減する処理を行うことも可能である。また、赤外線決済部252による決済情報を、プリンタ24により出力することも可能である。
【0040】
記憶部260は、POSアプリケーション取得部210で取得したPOSアプリケーションプログラムを記憶するPOSアプリケーションプログラム記憶部261と、入力情報を記憶する入力情報記憶部262と、データベース取得部220で取得した出力情報および在庫情報等のデータベース情報を記憶するデータベース情報記憶部263と、会計処理部による会計結果を記憶する会計結果記憶部264と、ポイント積算部243で積算されたサービスポイントに関するポイント情報を記憶するポイント情報記憶部265と、赤外線決済部252で決済処理された決済情報を記憶する決済情報記憶部266とを備えている。
【0041】
POSアプリケーションプログラム記憶部261は、主に会計処理部241において会計処理を実行させるための会計処理実行プログラムの他、商品に関する商品情報から成る商品マスタと、商品情報とその金額に関する金額情報とを関連づけた金額テーブルと、入金対象となる商品の取扱い担当者に関する担当者情報から成る担当者マスタと、顧客41に関する顧客情報から成る顧客マスタとが記憶されている。但し、店舗21の業務形態によって、担当者マスタや顧客マスタが必要でない場合は、これらの情報は記憶されない。また、商品マスタ、金額テーブル、担当者マスタおよび顧客マスタは、複数記憶可能となっており(例えば、「美容室用マスタ」、「弁当店用マスタ」など;図3(a)参照)、オペレータは、所望するマスタを選択して、入金情報を入力することとなる(詳細については後述する)。
【0042】
また、会計結果記憶部264、ポイント情報記憶部265および決済情報記憶部266では、フラッシュメモリーやEEPROMなどの不揮発性メモリーに各種情報を記憶するため、携帯電話サービスエリア外であっても、またネットワーク障害が発生した場合でも、業務を継続することができるようになっている。
【0043】
在庫処理部270は、在庫情報を入力する在庫情報入力部271と、入力した在庫情報をシステムサーバ30に送信する在庫情報送信部272とを備えている。在庫情報入力部271では、商品コードとその在庫数を数字ボタンNBによって入力したり、若しくはバーコードリーダ22によって商品情報を取得し、その在庫数を数字ボタンNBで入力したりすることが可能である。また、在庫情報送信部272では、入力された在庫情報を、出力部290を介してシステムサーバ30に送信するが、この在庫情報送信部272に代えて、記憶部260内に、入力した在庫情報を一旦記憶し、その後システムサーバ30に送信する構成としても良い。また、プリンタ24により、入力した在庫情報を出力することも可能である。
【0044】
表示部280は、表示画面25を備え(図3ないし図8参照)、入力部230において入力された情報(商品情報や入金情報等)や、情報処理部240において処理された情報(会計結果等)を表示すると共に、各種アイコンにより、会計処理等に関する情報を表示する。特に、表示画面25に表示されるアイコンには、動作および状態の主体を表す主部アイコンIaと、主体の動作および状態を示す述部アイコンIbとから成り、且つこれら2つのアイコンを並べて表示することにより、ユーザに対して特定の情報を報知する特殊アイコンIが含まれる(図10等参照)。そして、この特殊アイコンIを用いることにより、表示領域が制限された画面内に、多様な情報を分かりやすく表示することができる。なお、特殊アイコンIについては、後に詳述する。
【0045】
次に、携帯電話POS端末20の画面構成およびキー構成について、図3を参照して説明する。同図(a)は、携帯電話POS端末20の画面構成(表示画面25)を示したものであるが、参照番号UDは、金額や数量、並びにエラー等の状態を表示する上部ディスプレイを示し、参照番号KPは、メニューや商品を表示するキーパッドを示し、また、参照番号SL1およびSL2は、後述のソフトキーSK1およびSK2に割り当てられた機能を表示するソフトラベルを示している。
【0046】
また、同図は、POSアプリケーションプログラム起動直後の、システムメニュー選択画面(第1階層画面)を示したものであり、各キーパッドKPに示すとおり、販売した商品を登録(入力)する「1.売上登録」、売上登録に基づく出力情報をシステムサーバ30に送信する「2.売上送信」、過去の出力情報をまとめて印刷する「3.売上印刷」といった機能を選択することができる。以下、順にこれらの操作について説明する(図4〜図8参照)。
【0047】
また、1台の携帯電話POS端末20で、複数の業種による会計処理を行う場合など、複数のマスタを登録可能となっており、全部で9つのマスタが登録可能となっている。ここでは、「4.デモ用マスタ」、「7.美容室用マスタ」、「8.弁当店用マスタ」など、7つのマスタが登録されており、マスタを選択した後、上記「1.売上登録」の処理を行うことができるようになっている。また、これらのマスタは、それぞれ内税、外税が設定されており、これに基づいて合計金額が算出される(図5(c)の上部ディスプレイUD参照)。さらに、システムメニュー選択画面では、上部ディスプレイUDにおいて、その日(最終売上登録日)の売上合計金額を表示している。
【0048】
また、同図(b)は携帯電話POS端末20のキー構成を示したものであるが、参照番号DBは、キーパッドKPに表示されているカーソルを移動する方向ボタンを示し、参照番号RBは、カーソルが表示されているキーを選択する決定ボタンを示し、参照番号NBは、各ボタンに対応しているキーパッドKPの数字を選択する数字ボタンを示し、参照番号SK1は、表示画面左下のソフトラベルSL1で表示されている機能を実行するソフトキー1を示し、参照番号SK2は、表示画面右下のソフトラベルSL2で表示されている機能を実行するソフトキー2を示している。このように、画面構成とキー構成(特に、キーパッドKPと数字ボタンNB)が、類似した配置となっているため、ユーザは操作を容易に行うことができ、入力ミスを減らすことができる。
【0049】
また、携帯電話POS端末20の表示画面上部には、赤外線通信手段である赤外線ポート27を設けている。したがって、この表示画面上部を、相手の携帯電話(携帯電話顧客端末40)の赤外線ポート47に近づけることで、情報の授受を行うことができる。また、その他の構成については、一般に利用されている携帯電話と同様であるため、説明を省略する。
【0050】
次に、携帯電話POS端末20における操作方法について、図4ないし図8に示す携帯電話POS端末20の表示画面25を参照して説明する。まず、売上登録処理について説明する。ここでは、オペレータにより、システムメニュー選択画面(第1階層画面)において、「8.弁当店用マスタ」KP、「1.売上登録」KPが続けて選択(押下)されたものとして説明する。なお、「8.弁当店用マスタ」の商品マスタおよび金額テーブルは、図9に示すとおりである。
【0051】
システムメニュー選択画面において「1.売上登録」KPが押下されると、図4(a)に示すように、メインメニュー選択画面(第2階層画面)に遷移する。ここでは、キーパッドKP1〜#に示すとおり、12個の商品メニュー(商品情報)の中から選択可能となっている(図9(a)参照)が、キーパッドKP9〜#は、サブメニューが用意されており、表示画面25上においても他のキーパッドKPと色分けされている。
【0052】
メインメニュー選択画面において、例えば「1.幕の内弁」(幕の内弁当)KPが押下されると、同図(b)に示すとおり、数量入力画面に遷移する。また、上部ディスプレイUDには、「幕の内弁当」の単価を表示する。ここで、数量が1個の場合は、キーパッドKP1の後、ソフトキーSK1(「確定」SL1)、若しくはソフトキーSK1(「確定」SL1)のみが押下される。また、この場合、ソフトキーSK1(「確定」SL1)に代えて、決定ボタンRBが押下されても良い。
【0053】
ソフトキーSK1が押下されると、同図(c)に示すとおり、メインメニュー選択画面に戻り、上部ディスプレイUDには、小計金額を表示する。ここで、例えば「#.ドリンク」KPが押下されると、同図(d)に示すとおり、サブメニュー選択画面(第3階層画面)に遷移し、ここでは9個のメニューの中から選択できるようになっている(図9(b)参照)。
【0054】
サブメニュー選択画面において、例えば「8.緑茶」KPが押下されると、図5(a)に示すとおり、先程と同様、数量入力画面に遷移する。ここで、例えば「2.2」KPの後、ソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下されると、同図(b)に示すとおり、再度メインメニュー選択画面に戻り、上部ディスプレイUDには、小計金額を表示する。
【0055】
メインメニュー選択画面において、ソフトキーSK1(「合計」SL1)が押下されると、同図(c)に示すとおり、預り金入力画面に遷移し、上部ディスプレイUDには、消費税込みの合計金額を表示する(この場合は、外税に設定されている)。ここで、預り金¥1,000が押下されると、同図(d)に示すとおり、上部ディスプレイUDに預り金を表示する。さらに、その後続けてソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下されると、赤外線通信画面に遷移する(図6(a)参照)。なお、合計金額通りの支払であった場合は、同図(c)において、そのままソフトキーSK1(「確定」SL1)が押下される。
【0056】
ソフトキーSK1が押下されると、図6(a)に示すとおり、赤外線通信画面に遷移する。赤外線通信画面では、「(赤外線)通信しますか?」と表示し、顧客41が赤外線ポート47付の携帯電話顧客端末40を有する場合は「Yes」、そうでない場合は「No」が押下される。なお、ここで、赤外線通信可能なプリンタ24が備えられている場合には、そのプリンタ24と通信を行い、取引データ(出力情報)を印刷するようにしても良い。
【0057】
ここで、赤外線通信が失敗した場合は、同図(b)の通信結果・釣り銭表示画面25に示すとおり、メインメニュー選択画面の上部ディスプレイUDにおいて(表示画面25の周辺上側左部)、特殊アイコンI(主部アイコンIa:雷,述部アイコンIb:落ち込み顔)およびアルファベットE(エラー)を表示する。一方、赤外線通信が成功した場合は、同図(c)の通信結果・釣り銭表示画面に示すとおり、メインメニュー選択画面の上部ディスプレイUDにおいて(表示画面25の周辺上側左部)、特殊アイコンI(主部アイコンIa:雷,述部アイコンIb:笑顔)を表示する。すなわち、図10(a)に示すように、特殊アイコンI(Ia:雷,Ib:落ち込み顔)により、“通信は〔主部〕失敗しました〔述部〕”という旨の情報をユーザに対して報知している。また、同図(b)に示すように、特殊アイコンI(Ia:雷,Ib:笑顔)により、“通信は〔主部〕成功しました〔述部〕”という旨の情報をユーザに対して報知している。
【0058】
このように、通信状態を特殊アイコンIによって表示することにより、表示画面25が小さくとも、ユーザに通信結果を分かりやすく報知することができる。また、特殊アイコンIが、単独のアイコンでも(独立して)その意味する内容が理解可能な主部アイコンIaと述部アイコンIbとによって構成されると共に、これらが並べて表示されるため、更にユーザにとって理解しやすい表示とすることができる。
【0059】
赤外線通信が完了すると、同図(b)、(c)に示すとおり、上部ディスプレイUDにお釣りを表示し、この状態で次の売上登録の入力待ちとなる。なお、赤外線通信に失敗した場合は、接続されたプリンタ24(インターフェースは、コネクタ接続、または赤外線ポート27のいずれであっても良い)で、強制的に取引データを印刷するようにしても良い。また、再通信を数回繰り返すようにしても良い。なお、上記の例では、商品情報を入力する(商品メニューの中から選択する)ものとしたが、数字ボタンNBを用いて金額(入金情報)を直接入力しても良い。
【0060】
次に、システムサーバ30への出力情報(売上登録情報)の送信処理について説明する。図7(a)に示すとおり、システムメニュー選択画面において、「2.売上通信」KPが押下されると、同図(b)または(c)に示すような通信結果表示画面に遷移する。同図(b)は、無線通信が失敗した場合を示し、同図(c)は、無線通信が成功した場合を示している。これらは、上記の赤外線通信結果(図6(b)および(c))と同様に、特殊アイコンI(主部アイコンIaおよび述部アイコンIb)を用いた分かりやすい表示となっている。送信される情報は、前回の送信処理後に入力・処理された情報であり、送信後、不揮発性メモリー内の情報は消去される。
【0061】
なお、このように、売上登録処理とは別に売上送信処理を行わなくとも、売上登録後、すなわち携帯電話顧客端末40に対して赤外線通信を行う際に、売上送信処理を行う構成としても良い。この構成によれば、売上送信処理のための操作を別に行う手間を省くことができると共に、システムサーバ30に対し、リアルタイムで情報を送信することができる。また、店舗サーバ50においても、迅速に売上情報を確認することができる。
【0062】
次に、過去の出力情報(売上登録情報)をまとめてプリンタ24により印刷する売上印刷処理について説明する。この処理では、赤外線通信可能なプリンタ24が用意されることが前提である。図8(a)に示すとおり、システムメニュー選択画面において、「3.売上印刷」KPが押下されると、同図(b)に示すような赤外線通信画面に遷移した後、同図(c)または(d)に示すような通信結果表示画面に遷移する。これらは、上記の赤外線通信結果(図6(b)および(c))並びに無線通信結果(図7(b)および(c))の場合と同様に、特殊アイコンI(主部アイコンIaおよび述部アイコンIb)を用いた分かりやすい表示となっている。印刷される情報は、その日に入力・処理された情報であり、印刷物は店舗21(携帯電話POS端末20の使用者)において、売上一覧表として使用可能である。
【0063】
なお、この売上印刷処理において、その日の情報だけでなく、オペレータにより指定された期間の情報をまとめて印刷するようにしても良い。また、出力する情報も、オペレータによって入力された入力情報、会計結果(売上金額)、担当者情報および顧客情報(これらは、担当者情報および顧客情報が入力された場合に限る)の中から、ユーザの指定した情報のみを印刷するようにしても良い。これらの構成によれば、ユーザのニーズに応じて、出力情報を印刷することができ、帳簿管理等に役立てることができる。
【0064】
なお、ここで、印刷する情報は、携帯電話POS端末20内のメモリーに記憶された情報だけでなく、システムサーバ30のデータベース35から取得した情報を出力することも可能である。さらに、出力情報だけでなく、商品の在庫に関する在庫情報も、同様の処理にて印刷可能である(但し、この場合は「在庫情報印刷」KPが別に設けられることとなる)。
【0065】
以上、図4〜図8を参照して、携帯電話POS端末20の操作方法について説明したが、これらに示すとおり、一般に利用されている携帯電話を使用し、表示にしたがって必要事項を入力していくだけで、容易にPOS端末としての機能を実現することができる。このため、初めて利用するユーザでも、取扱い説明書などを参照することなく、しかも迅速に会計処理を行うことができる。
【0066】
また、設置場所をとらず持ち運びが便利であり、且つ電源や電話回線が必要でないため、店頭販売、移動販売、出張販売、訪問販売、宅配サービス等における簡易POS端末としても有効である。さらに、据え置き型のPOS端末と連動して、本発明の携帯電話POS端末20を利用する場合は、レジ混雑時などにサブ機として利用することが可能であり、顧客41の待ち時間を減らすことができる。
【0067】
ここで、図11ないし図14を参照し、特殊アイコンIの他の例について説明する。例えば、図11(a)ないし(c)に示す特殊アイコンIは、会計結果記憶部264(図2参照)等に相当するメモリーに関する情報をユーザに報知するものであり、同図(a)は、“メモリーは〔主部:Ia〕初期化されました〔述部:Ib〕”という旨の情報を示している。また、ここで、述部アイコンIbを点滅表示させることにより、初期化中であること(処理が現在進行していること)を示すことも可能である。また、同図(b)は、“メモリー(へのアクセス)は〔主部:Ia〕禁止されています〔述部:Ib〕”という旨の情報を示しており、同図(c)は、“メモリー(内のデータ)を〔主部:Ia〕検索します〔述部:Ib〕”という旨の情報と共に、述部アイコンIbの点滅表示により、検索中であることを示している。
【0068】
また、同図(d)ないし(f)は、システムサーバ30に対して、携帯電話POS端末から出力された出力情報や在庫情報を送信したり、システムサーバ30のデータベース35から情報(出力情報および在庫情報)を取得したりする場合におけるシステムサーバ30との通信に関する情報をユーザに報知するものである。例えば、同図(d)は、“サーバとの通信が〔主部:Ia〕可能です〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(e)は、“サーバとの通信は〔主部:Ia〕中断されました〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、更に同図(f)は、“サーバとの通信が〔主部:Ia〕成功しました〔述部:Ib〕”という旨の情報を示している。
【0069】
なお、この場合、同図(e)に示す述部アイコンIb(中断されました)を主部アイコンIbと異なる表示色(例えば、赤色など)で表示したり、表示方法を変化させたり(文字部分(STOP)を点滅表示させるなど)、ビープ音を付したりすることで、よりユーザに対し、その意味する内容を強調して報知することができる。
【0070】
また、図12(a)ないし(c)は、赤外線通信後、取引データ(出力情報)をレシートまたはその代用となる印刷物を印刷したり、売上印刷処理において売上一覧表を印刷したりする場合におけるプリンタ24に関する情報をユーザに報知するものである。例えば、同図(a)は、“プリンタは〔主部:Ia〕オンラインです〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(b)は、“プリンタは〔主部:Ia〕オフラインです〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、更に同図(c)は、“プリンタ(によるプリント)は〔主部:Ia〕成功しました〔述部:Ib〕”という旨の情報を示している。
【0071】
また、図12(d)ないし(f)は、携帯電話POS端末20に接続されたカードリーダ23で読み込む磁気カードに関する情報をユーザに報知するものである。例えば、同図(d)は、“磁気カードは〔主部:Ia〕使えます〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(e)は、“磁気カードは〔主部:Ia〕使えません〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、更に同図(f)は、“磁気カード(の読みより)を〔主部:Ia〕失敗しました〔述部:Ib〕”という旨の情報を示している。
【0072】
なお、同図に示すこれらの特殊アイコンIにおいても、主部アイコンIaと述部アイコンIbとを異なる表示態様で表示するようにしても良い。更に、主部アイコンIaと述部アイコンIbとの並べ方についても、ここに示す例に限らず、左側から述部アイコンIb、主部アイコンIaの順に並べても良いし、縦に並べても良い。また、その他、遠近法を利用したような形態で斜めの位置に2つのアイコンを並べたり、一部を重複させた状態で並べたりなど、2つのアイコンを近接させて並べることで、2つのアイコンの関連性(主部と述部の関係)を表すことも可能である。
【0073】
以上の通り、本発明の表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法によれば、動作および状態の主体を示すと共に、それ単独でも意味する内容が容易に理解可能な主部アイコンIaと、主体の動作および状態を示すと共に、それ単独でも意味する内容が容易に理解可能な述部アイコンIbとから成る特殊アイコンIによって情報を表示するため、各アイコンの組み合わせにより、多様な情報をユーザに分かりやすく報知することができる。また、主部アイコンIaおよび述部アイコンIbは、並べて表示されるため、表示領域が制限された画面内に効率的に情報を表示することができる。さらに、述部アイコンIbは、同じアイコンを用いて異なる情報を報知することができるため(例えば、図12(a)“オンラインです”と、同図(d)“使えます”)、アイコンを記憶するためのメモリー容量を節約することができる。
【0074】
また、述部アイコンIbのみを点滅表示させるなど、主部アイコンIaと述部アイコンIbとを、異なる態様で表示することにより、ユーザに対し、主部と述部の関係を分かりやすく報知することができる。
【0075】
また、主部アイコンおよび述部アイコンは、ユーザが操作する操作ウィンドウの周辺(表示画面25の周辺上側左部)に表示されるため、表示された操作状況および状態の視認性を損ねることなく、情報を報知することができる。また、情報を報知するために別ウィンドウを開く必要がないため、操作を続行する場合、ユーザは別ウィンドウを閉じるための操作を行う手間を省くことができる。
【0076】
また、本発明の携帯電話POS端末20は、一般に利用されている携帯電話にPOSアプリケーションプログラムをダウンロードするだけで、通常の据え置きタイプのPOS端末で実行可能な支払決済処理(入金情報に基づき会計処理を行い、更にこれを記憶・出力する処理)を行うことができるため、高価なPOS端末を導入する必要がなく、低コストでPOSシステムを構築することができる。また、携帯電話の操作キーを用いて入金情報を入力することにより、操作が容易であり、且つ手軽に利用することができる。さらに、入金情報および会計結果などの情報の他、特殊アイコンI(主部アイコンIaおよび述部アイコンIb)により、会計処理に関する情報をより分かりやすく表示することができる。
【0077】
なお、上記の例では、携帯電話POS端末20の表示画面25上おける特殊アイコンIの表示方法について説明したが、これに限らず、制限された表示領域内に情報を表示したい場合(例えば、家電製品、時計、コンピュータ周辺機器およびモバイル機器等)においても、本発明の表示方法は適用可能である。そこで、図13に、リムーバブルディスク(フレキシブルディスク、MOディスク、zip、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWおよびDVD−RAM等)やメモリーカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)およびスマートメディア(登録商標)等)に関する情報をユーザに報知するための特殊アイコンIの例を幾つか示した。
【0078】
例えば、同図(a)は、“メモリーカードは〔主部:Ia〕使えます〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(b)は、“メモリーカードは〔主部:Ia〕使えません〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(c)は、“メモリーカード(へのアクセス)は〔主部:Ia〕中断されました〔述部:Ib〕”という旨の情報と共に、述部アイコンIbの点滅表示により中断していることを示している。更に、同図(d)は、“メモリーカードは〔主部:Ia〕初期化されました〔述部:Ib〕”という旨の情報と共に、述部アイコンIbの点滅表示により初期化中であることを示し、同図(e)は、“メモリーカードは〔主部:Ia〕書き込みが禁止されています〔述部:Ib〕”という旨の情報を示し、同図(f)は、“メモリーカード(内のデータ)を〔主部:Ia〕検索します〔述部:Ib〕”という旨の情報と共に、述部アイコンIbの点滅表示により検索中であることを示している。
【0079】
なお、上記の例では、主部アイコンIaおよび述部アイコンIbは、それぞれ1つのアイコンで構成されているものとしたが、それぞれ複数であっても良い。この場合、例えば、図14(a)に示すように、1つの主部アイコンIaに対して2つの述部アイコンIb(Ib1およびIb2)を組み合わせ、“メモリーカードは〔主部:Ia〕書き込みが禁止されているので〔述部:Ib1〕使えません〔述部:Ib2〕”という旨の情報を表示するようにしても良い。この構成によれば、より詳細な情報をユーザに対して報知することができる。
【0080】
また、同図(b)に示すように、主部アイコンIa、述部アイコンIbおよび補足部アイコンIcを組み合わせ、“メモリーカードは〔主部:Ia〕使えません〔述部:Ib〕(したがって)新しいカードを挿入して下さい〔補足部:Ic〕”という旨の情報を表示するようにしても良い。この構成によれば、ユーザに対して情報を報知すると共に、指示を与えることができる。なお、補足部アイコンIcは、ここに示したユーザに対する指示の他、情報を表示している機器やアプリケーションにおける、述部アイコンIbの内容に基づく動作や状態(例えば、“メモリーカードは〔主部:Ia〕使えません〔述部:Ib〕(したがって)中断しました〔補足部:Ic〕”)を示すようにしても良い。
【0081】
また、上述したアイコンの例によらず、例えば表示態様や並べ方等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
【0082】
【発明の効果】
上述のように、本発明の表示装置、これを備えた携帯電話および情報の表示方法によれば、表示領域が制限された画面内に、アプリケーションの動作状態や実行結果など、多様な情報をより分かりやすく表示することができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るPOSシステム10の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯電話POS端末の機能ブロック図である。
【図3】携帯電話POS端末のキー構成および画面構成を示す説明図である。
【図4】携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図5】図4に続く携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図6】図5に続く携帯電話POS端末における操作の一例を示す説明図である。
【図7】携帯電話POS端末における他の操作の一例を示す説明図である。
【図8】携帯電話POS端末における他の操作の一例を示す説明図である。
【図9】POSアプリケーションプログラムに含まれる、商品マスタ・金額テーブルの一例を示す説明図である。
【図10】主部アイコンおよび述部アイコンの組み合わせの一例を示す説明図である。
【図11】主部アイコンおよび述部アイコンの組み合わせの一例を示す説明図である。
【図12】主部アイコンおよび述部アイコンの組み合わせの一例を示す説明図である。
【図13】主部アイコンおよび述部アイコンの組み合わせの一例を示す説明図である。
【図14】主部アイコンおよび述部アイコンの組み合わせの応用例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 POSシステム
20 携帯電話POS端末
21 店舗
25 表示画面
27 赤外線ポート
30 システムサーバ
31 管理会社
35 データベース
40 携帯電話顧客端末
41 顧客
47 赤外線ポート
50 店舗サーバ
210 POSアプリケーション取得部
220 データベース情報取得部
230 入力部
240 情報処理部
250 赤外線処理部
260 記憶部
270 在庫処理部
280 表示部
290 出力部
DB 方向ボタン
I 特殊アイコン
Ia 主部アイコン
Ib 述部アイコン
KP キーパッド
NB 数字ボタン
RB 決定ボタン
SK ソフトキー
SL ソフトラベル
UD 上部ディスプレイ

Claims (12)

  1. アイコンにより、ユーザに報知するための情報を表示する表示装置において、
    前記アイコンは、動作および状態の主体を表す、少なくとも1以上の主部アイコンと、前記主体の動作および状態を示す、少なくとも1以上の述部アイコンとから成り、且つこれらを並べて表示することを特徴とする表示装置。
  2. 前記アイコンは、それぞれ1つの前記主部アイコンおよび前記述部アイコンによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記主部アイコンと前記述部アイコンとは、異なる態様で表示されることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記主部アイコンは点灯表示され、前記述部アイコンは点滅表示されることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記アイコンは、前記ユーザが操作する操作画面上において、操作状況および状態を示す操作ウィンドウの周辺に表示されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1に記載の表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1に記載の表示装置を備えたことを特徴とする携帯電話。
  7. POSアプリケーションプログラムを記憶するPOSアプリケーションプログラム記憶手段と、
    前記携帯電話の操作キー入力により入金情報を入力する入金情報入力手段と、前記入金情報に基づき、前記POSアプリケーションプログラムを実行することにより会計処理を行う会計処理手段と、
    前記会計処理による会計結果を記憶する会計結果記憶手段と、
    前記会計結果を含む出力情報を出力する出力手段と、を更に備え、
    前記表示装置には、前記入金情報および前記会計結果を表示すると共に、前記アイコンにより、前記会計処理に関する情報を表示することを特徴とする請求項6に記載の携帯電話。
  8. 画面上において、動作および状態の主体を表す、少なくとも1以上の主部アイコンと、前記主体の動作および状態を示す、少なくとも1以上の述部アイコンとを並べて表示することを特徴とする情報の表示方法。
  9. 前記主部アイコンおよび前記述部アイコンは、それぞれ1つのアイコンによって構成されていることを特徴とする請求項8に記載の情報の表示方法。
  10. 前記主部アイコンと前記述部アイコンとは、異なる態様で表示されることを特徴とする請求項8または9に記載の情報の表示方法。
  11. 前記主部アイコンは点灯表示され、前記述部アイコンは点滅表示されることを特徴とする請求項10に記載の情報の表示方法。
  12. 前記主部アイコンおよび前記述部アイコンは、前記ユーザの操作に基づいて操作状況および状態を示す操作ウィンドウの周辺に表示されることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか1に記載の情報の表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2012169606A1 (ja) * 2011-06-10 2012-12-13 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 携帯端末、制御方法及びプログラム

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