JP6240087B2 - 回転式機械 - Google Patents

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Description

本発明は、膨張器の形態をした回転式機械であって、円筒状内部キャビティと端部カバーそれぞれとを有しているハウジングと、ハウジングに配置されている共に円筒状内部キャビティと連通している入口ダクト及び出口ダクトと、ハウジングに受容及び支持されていると共にロータ軸線を有しているロータと、ロータに形成された溝それぞれに移動可能に受容されている1つ以上のベーンであって、ベーンが、制御アームの一方の端部に軸線を中心として回転可能に接続されており、他方の端部において、ハウジングの円筒状内部キャビティを貫通して中心に延在している軸線と一致している中心軸線を有しているシャフトに回転可能に支持されており、軸線が、ロータ軸線と平行に且つロータ軸線から所定距離で離隔しており、ベーン先端部それぞれが、ベーンと制御アームとを接続する継手を貫通した軸線に曲率中心を有している円筒状面区域を描く、1つ以上のベーンと、円筒状内部キャビティの一部分である少なくとも1つの動作チャンバであって、ハウジングの内周面、ロータの周面、及び少なくとも1つのベーンの側面の間に形成されている少なくとも1つの動作チャンバと、を備えている回転式機械において、ロータ自体が、動力を出力するためのユニットを構成している、回転式機械に関する。
本明細書において説明及び図解する回転式機械は、特に膨張器として蒸気によって駆動されるように構成されている。
また、回転式機械は、熱力学的動作機械であるが、特定の変更を施した後には、圧縮機、真空ポンプ、熱交換器、及び内燃機関としても利用可能とされる。回転式機械は、当該回転式機械の原理が過給機関の圧縮機ユニット及び内燃機関ユニットの両方のために利用されるように、同一のユニットを直列に組み付けて構成されている。この段階において既に、回転式機械がクランクシャフトを備えていないこと、及び、回転式機械がその動力をロータに供給するか、又はロータから引き出すことに留意すべきである。
本発明における回転式機械は、参照のために本明細書に組み込まれている特許文献1に開示される回転式機械のさらなる発展形態であるが、依然として類似する多くの特徴を有している。
既知の回転式内燃機関は、回転式ピストンエンジンとして実現されている(ワンケル)。ここで、回転式ピストンは、湾曲した三角状の形状を有しているロータの形態とされ、円筒状チャンバ内で回転する。このような内燃機関は、複雑な構成を有しており、さらにはロータが円筒状壁に対するシールに関する重大な問題を有している。さらに、これら内燃機関の燃料消費は大きい。
特許文献2から知られるように、内燃機関は、連続的に回転可能とされるロータを受容する動作チャンバを燃焼ガスのための入口及び出口に加えて具備する、エンジンハウジングを有している。ロータは、略シリンドリカル状とされ、ロータは、ロータの表面とキャビティを形成しているハウジングの内面とによって形成されている、直径方向において反対側に位置する燃焼チャンバを含んでいるキャビティであって、楕円状に構成されているキャビティ内で回転している。ロータは、ラジアル方向に延在している滑り溝を具備して構成されており、滑り溝は、滑り溝内でラジアル方向において前後に滑動可能とされるガイドウィングピストンを受容及び案内する。ガイドウィングピストンは、ピストンロッドを介して、支承されたクランクシャフトの一部分であるクランクに回転可能に結合されている。ロータが回転する場合には、ガイドウィングピストンは、クランクに固定されたジャーナルに起因して、滑り溝の内部でラジアル方向において前後に移動する。このようにして、第1のウィングセットは、キャビティの一部分すなわち第1の燃焼チャンバの内部で動作する一方、第2のウィングセットは、直径方向において反対側のチャンバの内部で動作する。
特許文献3は、固定式ハウジングとロータを受容するキャビティとを有しているウィングタイプの回転式ポンプを開示している。ロータは、その内部でウィングそれぞれが移動するスリット溝を有しているが、ウィングは、ロータの回転それぞれのためにスリット溝内でハウジングの内周面に向かって又は離隔するように移動する。
特許文献4は、2つのチャンバを有しているがバルブを具備しない回転式蒸気エンジンを開示している。また、このエンジンは、各セットについて3つのブレードを有しているロータブレードの2つのセットを有している。ロータブレードの各セットは、楕円状のモータハウジングの内部において共通する固定式クランクシャフトの自身の偏心点の周りに回転する。ドラム式ロータは、モータハウジングの内部に且つ中央に取り付けられており、直径方向において反対側に位置すると共にラジアル方向に延在している2つの動作チャンバを形成している。また、当該特許文献では、それらの中央端部のウィングは、偏心配置された固定式シャフトスタブに支持されている。しかしながら、ウィングは、連接されていないが、ロータの周囲に配置された軸受に支持された状態で反対側の端部において傾斜可能とされる。
また、ベーンタイプのポンプ及び圧縮機が知られている。特許文献5は、高剛性のベーンとポンプハウジング内に偏心して支持されているロータとを有しているベーンタイプのポンプに関する。ロータは、ベーンがラジアル方向において貫通すると共に案内されるスリットを有している。滑り開口部の側面それぞれには、シールが配置されている。
特許文献6は、モータ、圧縮機又はポンプとして利用可能とされるベーンタイプの回転式機械を開示している。また、これは、偏心して取り付けられたロータであって、多数の高剛性のベーンがラジアル方向において通過するロータを有している。
特許文献7、特許文献8、及び特許文献9は、従来技術のさらなる実施例を開示している。
国際公開第99/43926号 独国特許第3011399号明細書 米国特許第4061450号明細書 米国特許第4451219号明細書 米国特許第4451218号明細書 米国特許第4385873号明細書 米国特許第3537432号明細書 米国特許第4767295号明細書 米国特許第5135372号明細書
本発明の様々な目的は、利用及び用法に関して幾分相違するが、多相流体を揚水することと、低燃料消費と、一酸化炭素、亜硝酸ガスや未燃焼炭化水素のような汚染物質の低排出とを可能とする、高い効率を有する回転式機械を提供することである。
さらに、本発明における一の目的は、小さい構造すなわち効果に対して小さいエンジン容積及び小さい全体容積のの回転式機械を提供することである。
本発明は、ハウジングが、内側の円筒状中間部品の端部それぞれにおいてロータ、ベーン、及び端部カバーと相互作用する内側の円筒状中間部品から組み立てられること、及び、ロータが、ラジアル方向に延在しているフランジ部分であって、ベーンと共に回転可能とされ、ベーンの側面それぞれに抗しているフランジ部分を有しているリール状構造体を形成することにおいて相違する、導入部の回転式機械を提供する。
ロータが、2つの本体から構成されており、本体が共に、リール状構造体を形成している。2つの本体の間に形成された仕切り面は、典型的にはラジアル方向に延在している。
他の実施例では、ハウジングが、2つの略C字状ハウジング部品から構成されており、略C字状ハウジング部品が共に、アキシアル方向に延在している仕切り面を有しているハウジングを形成しており、一体化されたリール状構造体の上に取り付けられるように構成されている。この変形例は、アキシアル方向に延在している仕切り面を有している。従って、一体に形成された場合には、リール状構造体の上に2つのハウジング半体を取り付けることができる。
望ましい実施例では、ラジアル方向に延在しているフランジ部分が、フランジ部分の周囲面に、端部カバーそれぞれの内周の表面に対する小さい間隙を有している。
好ましくは、ラジアル方向に延在しているフランジ部分が、フランジ部分のラジアル方向に延在している表面に、端部カバーそれぞれの内側端部の表面に対する小さい間隙を有している。
さらに、ラジアル方向に延在しているフランジ部分が、フランジ部分のラジアル方向に延在している表面に、中間ハウジングのラジアル方向に延在している外側且つ反対側の表面に対する小さい間隙を有している。
連続的に向きを変更する上述の表面を有しているので、表面同士の間に形成された小さい間隙は、非接触式ラビリンスシールを形成している。
しかしながら、表面同士の間に形成された間隙が、一の形態又は他の形態をした機械式シールを備えていることに留意すべきである。一例として、スプリットを有している“ピストンリング”式シールや互いに対して係止されるための係止端部を有している金属製ピストンリング式シールが挙げられる。このタイプは、自動変速機のシールシャフトとして利用される場合がある。
好ましくは、ベーンの数量が、3個より多い。
一の適当な実施例では、ベーンの数量が、6個である。
一の実施例では、ベーン先端部が、シール手段を含んでいる。
好ましくは、ベーンの溝が、ベーンそれぞれと相互作用する滑り軸受を含んでいる。
適切には、固定されたシャフトが、シャフトの自由端において、偏心アダプタによってロータに支持及び固定されている。
本発明における回転式機械の一の例示的な実施例について、添付図面を参照しつつ詳述する。
非常に小型なユニットとして完全に組み立てられた回転式機械の斜視図である。 図1に表わす回転式機械の分解斜視図である。 単独のロータの分解斜視図である ロータから分離したベーンの斜視図である。 制御アームを含んでいる単一のベーンの斜視図である。 ベーンユニットとその支承シャフトと端部カバーとを表わす。 中間ハウジングが2つのC字状部品に分割されている変形例を表わす。 3つのベーンを有している第2の実施例における回転式機械の斜視図である。 第2の実施例における回転式機械の斜視図である。 端部カバーを取り外した状態の、第2の実施例における回転式ユニットの斜視図である。 ベーンユニットが引き出された状態の、第2の実施例における回転式機械の斜視図である。
図1は、既に組み立てられており、且つ、利用の際における態様である、本発明における回転式機械の、膨張器1の形態とされる一の実施例を表わす。当該回転式機械は、膨張器1は、ハウジング5を含んでおり、ハウジング5は、ハウジング5の内部で支持されているロータに外接している。ハウジング5は、蒸気のための入口11と膨張した蒸気のための出口12とを含んでいる。軸又はシャフト3は、動力を取り出すように形成されており、回転式機械のエネルギを利用するために他の機械に接続されている。
構成部品それぞれを表わすと共に膨張器1を形成するために構成部品がどのように組み付けられるかを示す図2を参照すると、回転式機械の構成を理解することができる。また、特許文献1を参照すると、回転式機械の動作モードを容易に理解することができる。
当該実施例が、膨張器として構成されている回転式機械についての一の実施例であることに留意すべきである。上述のように、当該構成は、様々な小さい変更及び適応をすれば、例えば燃焼機関、圧縮機、熱交換器やポンプを構成するために利用可能とされる。さらに、回転式機械が、シールの利用を最小限度に抑えることができるような精度で構成及び製造されることに留意すべきである。構成材料は、様々な鋼種とされるが、幾つかの用途では、プラスチック材料及びテフロン(登録商標)も十分に適応可能とされる。
膨張器1は、中間ハウジング5cと第1のカバー5a及び第2のカバー5bとを含んでおり、第1のカバー5a及び第2のカバー5bは共に、ロータ2を囲んでいる。中間ハウジング5cは、ロータ2に外接している円筒状内面5dを有しており、ロータ2は、円筒状内面5dに関して偏心して配置されている。図1及び図2は、ロータ2からの動力を取り出すシャフト3を表わす。回転式機械は、クランクシャフトを備えていないので、動力が、ロータ2からシャフト3を通じて直接取り出されることに留意すべきである。ロータ2は、図2ではBが付された長手方向軸とは異なる、中間ハウジング5cの回転軸線Aを中心として回転する。
図面は、一連のボルト10によって中間ハウジング5cを端部カバー5a,5bと共に中間ハウジング5cの周囲に組み付ける方法を表わす。中間ハウジング5cの円筒状内面5dは、キャビティ9に外接している。円筒状内面5dは、円筒状内面5dに凹状に形成されたダクトを有しており、当該ダクトは、入口11及び出口12を有している。
膨張器1のさらなる物理的構造、特にロータ2については、図2と共に図3を参照する。図3は、2つのロータハウジング半体2a,2bとロータ2のベーンユニット17とによって構成されているロータハウジングを表わす。図5を参照すると、ベーンユニット17それぞれは、6つのロータベーン15a,15b,15c等によって構成されている。ロータベーン15a,15b,15c等それぞれは、ロータハウジング半体2a,2b内に形成されていると共にラジアル方向に延在しているスリット18aと滑動可能に協働する。膨張器1が動作状態にある場合には、スリット18aの側面によって、ロータベーン15a,15b,15c等それぞれが支持されており、スリット18aの側面には、ロータベーン15a,15b,15c等それぞれが滑動可能に装着されている。“全開運転(full throttle)”の状態において、周方向においてロータベーン15a,15b,15c等それぞれに作用する力は、非常に大きく、スリット18aの出口開口部に沿った直線を中心としてロータベーン15a,15b,15c等に作用するチルティングモーメントやピッチングモーメントに貢献する。
また、分解図である図4及び図5に明確に表わすように、ベーンユニット17は、多数の制御アーム14a,14b,14c等を有しており、2つずつの当該制御アームが、ロータベーン15a,15b,15c等それぞれに設けられるように構成されている。各組の制御アーム14a,14b,14c等とロータベーン15a,15b,15c等とは、同一の機能を有しており、軸線Cを有している軸を介して互いに回動可能に接続されている。制御アーム14a,14b,14c等は、制御アーム14a,14b,14cから成る集合体のために、制御アーム14a,14b,14cの比較的大きい穴が共通するシャフト24に位置合わせされるように組み立てられる。これら構成部品が共に取り付けられた場合には、図6に明確に表わすように、当該構成部品は、シャフト24に取り付けられて動作するロータ2のベーンユニット17を形成する。
ベーン先端部15a′,15b′,15c′等は、ロータベーン15a,15b,15c等を制御アーム14a,14b,14c等に接続するための継手を貫通する軸線Cに曲率中心を有している円筒状表面部分を描いている。このことの背景には、ベーン先端部が、ロータの回転軸線Aと平行に延在している想像線に沿って、常に中間ハウジング5cの円筒状内面5dに“接触”可能とされるが、依然として延長上内面5dに直接接触していないという技術的思想が存在する。当該想像線は、ロータ2が回転している際にベーン先端部上において前後に“移動”するので、常に中間ハウジング5cの円筒状内面5dと略同一である円筒状表面を描いているが、ベーン先端部と中間ハウジング5cの円筒状内面5dとの間に間隙が形成されている点においてのみ相違する。ベーン先端部と円筒状内面5dとの間に形成された当該間隙は、実際には可能な限り小さくするべきである。
また、図面に表わすように、ベーン先端部15a′,15b′,15c′等それぞれは、ベーン自体とは相違する材料から形成されている場合がある。ベーン先端部15a′,15b′,15c′等それぞれは、インサートの形態とされる場合がある。また、幾つかの用途では、ベーン先端部15a′,15b′,15c′等は、円筒状内面5dと接触しており、円筒状内面5dに対してバネで係止されている。
図2は、第1の端部カバー5aが第1の軸受Lを備えており、第1の軸受Lは、一方の端部において、すなわち軸シャフト3を介して、第1の端部カバー5aの中心に且つ回転軸線Aに沿って、ロータ2を支持している。対応して、第2の端部カバー5bは第2の軸受Lを備えており、第2の軸受Lは、他方の端部において、第2の端部カバー5bの中心に且つ回転軸線Aに沿って、ロータ2を支持している。ロータ2は、軸シャフト24に支持されていないが、第2の軸受Lを介して中央軸受ボス5b′に支持されていることに留意すべきである。中央軸受ボス5b′は、第2の端部カバー5bの内部に同軸に配置されている。
さらに、ロータハウジング半体2a,2bそれぞれが中央ハウジング5cの側部から互いに向かって移動するように、ロータが中央ハウジング5cに取り付けられることを必要とすることに留意すべきである。ロータ2は、リール状の形態を有しており、構成部品が互いに対して取り付けられた場合に中間ハウジング5cの側面を越えて延在している側部壁又は端部壁を有している。従って、ベーン先端部15a′,15b′,15c′等のみが、中間ハウジング5cの円筒状内面5dの内側に配置されている。
従って、ロータハウジング5は、内部に配置された円筒状の中間部品5cによって構成されている。内部に配置された円筒状の中間部品5cは、内部に配置された円筒状の中間部品5cの端部それぞれにおいて、ロータ2とロータベーン15a,15b,15c等と第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bと協働する。ロータ2は、2つの本体2a,2bによって構成されている。2つの本体2a,2bは共に、リール状構造体を形成しており、当該リール状構造体は、ベーンと共に回転可能とされ且つラジアル方向に延在しているフランジ部分2a′,2b′それぞれを有しており、ベーンの側面それぞれが、フランジ部分2a′,2b′に抗している。
実際の実施例では、ラジアル方向に延在しているフランジ部分2a′,2b′は、フランジ部分2a′,2b′の周囲面に、第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bそれぞれの内周面に対する小さい間隙を有している。さらに、ラジアル方向に延在している又はラジアル方向に向いているフランジ部分2a′,2b′は、フランジ部分2a′,2b′のラジアル方向に向いている面に、第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bそれぞれの内側端面に対する小さい間隙を有している。また、ラジアル方向に向いているフランジ部分2a′,2b′は、フランジ部分2a′,2b′のラジアル方向に向いている面に、中間ハウジング5cのラジアル方向に向いている外側且つ反対側の表面に対する小さい間隙を有している。従って、上述の面同士の間に形成された上述の小さい間隙が、ある種の非接触のラビリンスシールを形成していることに留意すべきである。幾つかの環境又は状況では、当該小さい間隙を有している1つ以上の表面同士の間に適切な物理的シール構造を据え付けることが適当とされる場合がある。さらに、ラビリンスシール効果を高めるために、1つ以上の溝が、フランジ部分2a′,2b′の周囲面に形成されている場合がある。代替的には、1つ以上の溝が、第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bの内部に形成されている場合がある。この場合には、フランジ部分2a′,2b′が第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bの内部に延在しており、当該周囲面が第1の端部カバー5a及び第2の端部カバー5bに干渉している。
しかしながら、幾つかの実施例では、当該表面同士の間に形成された当該小さい間隙のうち少なくとも1つの間隙が、一の又は他の形態をした機械式シール手段を備えている。一例としては、割りが入った “ピストンリング”式シールや互いに対して係止するための係止端部を具備する金属製ピストンリンク式シールが挙げられる。このようなタイプのシールは、自動変速機においてシャフトシールとして利用される場合がある。“ピストンリング”は、ハウジングに対して跨設されており、リール状構造体の側部壁又は端部壁に形成された対応する溝と共に1つ以上のさらなるラビリンスを形成している場合がある。
速度、温度、及び純度に関する要求、並びに圧力は、適切な材料のタイプを決定するための要素であるが、上述のように、リール状構造体の壁自体が、既にラビリンス構造を有している。既に知られているように、間隙は、可能な限り小さく形成されており、通過させるべき物質に適合している。
図6は、ベーンユニット17の内部に導入され、制御アーム14a,14b,14c等それぞれを支承するための軸シャフト24を表わす。シャフト24は、回転軸線Aとは相違する中心軸線Bを有している。図6は、シャフト24と、シャフト24の端部に据え付けるための準備が整った軸受25とを表わす。軸受25は、中央軸受ボス5b′に偏心して配置されている。ロータハウジングカバー5a,5bは、回転軸線Aに関する中心に位置しているが、中間ハウジング5c及び軸シャフト24の長手方向軸Bに関して偏心している。同時に、軸シャフト24は、ロータベーン15a,15b,15c等それぞれを長手方向軸Bに関する中心に支持しているが、長手方向軸線Aに関して偏心している。
このことは、ロータベーン15a,15b,15c等が、ロータベーンを個別に又は別々に考えた場合に、実際にはラジアル方向内方にもラジアル方向外方にも移動しないが、ロータ2が回転した場合に軸線Cを中心として小さく上下方向に又は斜め方向に移動することを意味する。ロータハウジングのロータハウジング半体2a,2bは、ロータベーン15a,15b,15c等に関して偏心して配置されている、すなわちロータベーン15a,15b,15c等とは相違する回転軸線を有しているので、ロータベーン15a,15b,15c等は、見かけ上溝18aの内部に出入りするように移動する。ロータ2が回転している際には、ベーンの後方に位置する一のチャンバは、最大容積に到達するまで膨張し、その後に再度収縮する。さらに、ラジアル方向において作用する質量力がアンバランスを引き起こさないという非常に重大な結果が得られた。
当業者であれば理解可能なように、軸シャフト24は、依然として機能せず、固定状態で保持されている。軸シャフト24の役割は、制御アーム14a,14b,14c等を溝18aに対して移動させる際に、制御アーム14a,14b,14c等を介して、ロータベーン15a,15b,15c等を制御することである。さらに、軸シャフト24が回転可能とされるか、又は“固定”されていない変形例を想到することができる。
ロータベーン15a,15b,15c等それぞれは、上述のように、制御アーム14a,14b,14c等の一方の端部に回転可能に接続されている。制御アーム14a,14b,14c等は、その他方の端部において、固定された軸シャフト24に回転可能に支承されている。制御アーム14a,14b,14c等は、動作力を伝達させない。しかしながら、ロータ2が回転している際に常にベーン先端部15a′,15b′,15c′等が中間ハウジング5cの円筒状内面5dに接している(接触することなく触れている)ように、ロータベーン15a,15b,15c等は、案内溝又はスリット18a内において強制運動によって制御される。
キャビティ9は、膨張チャンバ9a及び出口チャンバ9bに分割されており、膨張チャンバ9a及び出口チャンバ9bは、回転の際に変位し、入口11及び出口12に対するベーンの位置によって決定される。
回転式機械の動作については、図面を参照して説明する。上述のように、実施例は膨張器を表わす。例えば蒸気のような推進媒体が入口に供給される。蒸気は、ベーン先端部に衝突し膨張するので、ベーンを押圧する。新しいベーン先端部が出現することによって膨張チャンバ9aが徐々に遮断されたとしても、その前のベーンに向かっている作用面が、一層大きくなるので、同一方向の力を受ける。膨張チャンバが最大に達した直後に、出口チャンバ9bが開放され、膨張された蒸気を出口12から排出させる。
ロータベーン15a,15b,15c等が入口ダクト11を通過して膨張チャンバ9aに至る場合に、膨張プロセスが開始され、ベーンが出口チャンバ9b及び出口ダクト12のために開放されるまで継続される。当業者であれば理解可能なように、回転方向Rの反対側に面しているロータベーン15a,15b,15c等の側面が、膨張器の正圧側を構成している。技術的に考慮すれば、膨張プロセスは、チャンバの充填フェーズと膨張フェーズとを含んでいる。ロータ、ハウジング、ロータベーン15a(回転の際に先頭に位置する)、及びロータベーン15b(回転の際に最後尾に位置する)によって形成されているチャンバについては、充填フェーズは、ロータベーン15aが入口の開始位置を通過したときに開始され、ロータベーン15bが入口の終了位置を通過したときに終了する。膨張フェーズは、充填フェーズが終了したときに開始され、ロータベーン15aが出口の開始位置を通過したときに終了する。
さらに、ベーン先端部がロータ2と共に回転する際に、ベーン先端部が中間ハウジング5cの円筒状内面5dに対して“転動”することに留意すべきである。ロータ2が半回転することによって、ベーン先端部それぞれが、ベーン先端部等の外側縁部同士の間において一回転の転動をする。従って、ロータ2が一回転する間に、ベーン先端部は、両方向において回転している。
図7は、中間ハウジング5c′が2つの略C字状のハウジング部品5e,5fによって構成されている回転式機械のハウジングを表わす。ハウジング部品5e,5fは共に、アキシアル方向に延在している仕切り面を有しているハウジングを形成している。ハウジング部品5e,5fは共に、頂部及び底部においてボルト締結されており、最終仕上げ微細機械加工の旋削及び適応が、リール状構造体について最終的な組み立てが完了する前に実施される。その後に、リール状構造体は一体に形成されるが、必ずしも必要ではない。なお、図7において、入口ダクト及び出口ダクトは省略した。
図8A〜図9Bに表わす実施例では、ロータが3つのベーンのみを有しており、外接するハウジングが幾分単純化されている。回転式機械の全体構成についての説明は、第1の実施例と相違する構成部品を除いて省略する。
図8Aは、回転式機械1Aすなわち膨張器の斜視図であり、回転式ユニット2Aは、ハウジング5Aから引き出されている。また、図8Aは、ハウジング5Aの内部に配置された出口ダクトUと、接続手段として利用可能な入口穴Hとを表わす。図8Bは、ロータユニット2Aの斜視図を表わす。
図9Aは、第1の端部壁を具備せず3つのベーンV,V,Vを有している、第2の実施例における回転式ユニット2Aの斜視図である。図9Bは、回転式ユニット2Aから引き出されたベーン集合体17Aの斜視図である。
上述のように、回転式機械1Aは、円筒状内部キャビティ9Aと端部カバーそれぞれとを有しているハウジング5Aを含んでいる。一の端部カバー5Aのみが図示されている。入口チャネル及び出口チャネル又は入口ダクト及び出口ダクトH,Uは、ハウジング5Aに設けられており、キャビティ9Aと流通している。ロータ2Aは、ハウジング5Aに受容及び支持されており、ロータ2A溝それぞれに移動可能に受容される1つ以上のベーンV,V,Vを有している。ベーンV,V,Vそれぞれは、制御アーム14A,14B,14Cの一方の端部に至るまで軸線CAを中心として回転可能に接続されており、他方の端部において、ハウジング5Aのキャビティ9Aを貫通して中心に延在している軸線と一致する中心軸線を有している軸シャフトに懸架された状態で回動可能とされる。ベーン先端部それぞれは、一のベーンV,V,Vを制御アーム14A,14B,14Cと接続している継手を通じた軸線に曲率中心を有している円筒状表面区間を描いている。ロータ2Aは、ラジアル方向に向いているフランジ部分2A′,2B′それぞれを含んでいるリール状構造体として製造されている。フランジ部分2A′,2B′はベーンV,V,Vと共に回転し、ベーンの端部面15A″,15B″,15C″がフランジ部分2A′,2B′に対して作用する。ラジアル方向に向いているフランジ部分2A′,2B′は、端部カバーそれぞれと内部の円筒状中間部品と共にラビリンスシールを形成するために、ハウジング5Aの円筒状中間部分の内部にキャビティの直径を越えて延在している。
1 膨張器
2 ロータ
2a ロータハウジング半体
2b ロータハウジング半体
2a′ フランジ部分
2b′ フランジ部分
3 軸(シャフト)
5 ハウジング
5a 第1のカバー
5b 第2のカバー
5c 中間ハウジング
5d 円筒状内面
5e ハウジング部品
5f ハウジング部品
5b′ 中央軸受ボス
9 キャビティ
9a 膨張チャンバ
9b 出口チャンバ
11 (蒸気のための)入口
12 (膨張した蒸気のための)出口
14a 制御アーム
14b 制御アーム
14c 制御アーム
15a ロータベーン
15b ロータベーン
15c ロータベーン
15a′ ベーン先端部
15b′ ベーン先端部
15c′ ベーン先端部
17 ベーンユニット
18a スリット
24 シャフト
25 軸受
A (中間ハウジング5cの)回転軸線
B 長手方向軸
C 軸線
R 回転方向
L1 第1の軸受
L2 第2の軸受

Claims (13)

  1. 膨張器の形態をした回転式機械(1)であって、
    円筒状内部キャビティ(9)と端部カバー(5a,5b)それぞれとを有しているハウジング(5)と、
    前記ハウジング(5)に配置されている共に前記円筒状内部キャビティ(9)と連通している入口ダクト(11)及び出口ダクト(12)と、
    前記ハウジング(5)に受容及び支持されていると共にロータ軸線(A)を有しているロータ(2)と、
    前記ロータ(2)に形成された溝(18)それぞれに移動可能に受容されている1つ以上のベーン(15a,15b,15c)であって、前記ベーン(15a,15b,15c)が、制御アーム(14a,14b,14c)の一方の端部に軸線(C)を中心として回転可能に接続されており、制御アーム(14a,14b,14c)の他方の端部が、前記ハウジング(5)の前記円筒状内部キャビティ(9)を貫通して中心に延在している軸線(B)と一致している中心軸線(B)を有しているシャフト(24)に回転可能に支持されており、前記軸線(B)が、前記ロータ軸線(A)と平行に且つ前記ロータ軸線(A)から所定距離(d)で離隔しており、ベーン先端部それぞれが、前記ベーン(15a,15b,15c)と前記制御アーム(14a,14b,14c)とを接続する継手を貫通した軸線に曲率中心を有している円筒状面区域を描く、1つ以上の前記ベーン(15a,15b,15c)と、
    前記円筒状内部キャビティ(9)の一部分である少なくとも1つの動作チャンバ(9a)であって、前記ハウジング(5)の内周面(5d)、前記ロータ(2)の周面(18c)、及び少なくとも1つの前記ベーン(15a,15b,15c)の側面(15′)の間に形成されている少なくとも1つの前記動作チャンバ(9a)と、
    を備えている前記回転式機械(1)において、
    前記ロータ(2)自体が、動力を出力するためのユニットを構成しており、
    前記ロータ(2)が、リール状構造体として構成されており、前記リール状構造体が、ラジアル方向に延在しているフランジ部分(2a′,2b′)を有しており、前記フランジ部分(2a′,2b′)が、前記ベーン(15a,15b,15c)と共に回転可能とされ、前記ベーン(15a,15b,15c)の端部面(15a″,15b″,15c″)が、前記フランジ部分(2a′,2b′)に対して抗しており、
    ラジアル方向に延在している前記フランジ部分(2a′,2b′)が、前記ハウジング(5)の円筒状中間部分(5c)の前記円筒状内部キャビティの直径を越えて延在しており、前記ハウジング(5)の内部の前記円筒状中間部分(5c)の端部それぞれにおいて前記端部カバー(5a,5b)それぞれに挿入され、これにより、ラビリンスシールを形成していることを特徴とする回転式機械。
  2. 前記ロータ(2)が、2つの本体(2a,2b)から構成されており、
    前記本体(2a,2b)が共に、前記リール状構造体を形成していることを特徴とする請求項1に記載の回転式機械。
  3. ハウジング(5c′)が、2つの略C字状ハウジング部品(5e,5f)から構成されており、
    前記略C字状ハウジング部品(5e,5f)が共に、アキシアル方向に延在している仕切り面を有しているハウジングを形成しており、一体化された前記リール状構造体の上に取り付けられるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転式機械。
  4. ラジアル方向に延在している前記フランジ部分(2a′,2b′)が、前記フランジ部分(2a′,2b′)の周囲面に、前記端部カバー(5a,5b)それぞれの内周の表面に対する小さい間隙を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転式機械。
  5. ラジアル方向に延在している前記フランジ部分(2a′,2b′)が、前記フランジ部分(2a′,2b′)のラジアル方向に延在している表面に、前記端部カバー(5a,5b)それぞれの内側端部の表面に対する小さい間隙を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転式機械。
  6. ラジアル方向に延在している前記フランジ部分(2a′,2b′)が、前記フランジ部分(2a′,2b′)のラジアル方向に延在している表面に、中間ハウジング(5c)のラジアル方向に延在している外側且つ反対側の表面に対する小さい間隙を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転式機械。
  7. 前記表面同士の間に形成された前記小さい間隙が、非接触式ラビリンスシールの形態とされることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の回転式機械。
  8. 前記表面同士の間に形成された前記小さい間隙のうち少なくとも1つの間隙には、例えば“ピストンリング”式のような機械式シールが設けられていることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の回転式機械。
  9. 前記ベーンの数量が、3個より多いことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の回転式機械。
  10. 前記ベーンの数量が、6個であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の回転式機械。
  11. 前記ベーン先端部が、シール手段を含んでいることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の回転式機械。
  12. 前記ベーンの前記溝(18a)が、前記ベーン(15a,15b,15c)それぞれと相互作用する滑り軸受(22)を含んでいることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の回転式機械。
  13. 固定された前記シャフト(24)が、前記シャフト(24)の自由端において、偏心アダプタ(25)によって前記ロータ(2)に支持及び固定されていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の回転式機械。
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