JP6239946B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関し、例えばオンデマンド印刷における画像補正を施した本やフォトブック、フォトアルバム等の品質向上を実現する技術に関する。
近年、画像形成装置やインターネット経由の注文受注といったデジタル化による印刷技術の向上によりオンデマンド印刷が生産現場で採用されている。オンデマンド印刷は極小ロットへの対応、短納期、顧客ひとりひとりの要望に応えるために商品ラインナップやオプションが豊富といった特徴がある。
上記特徴を有するオンデマンド印刷の代表例であるフォトブックやフォトアルバムといったコンシューマ向け商品では、きれいな印刷結果を得るために、顧客の画像に画像補正処理を施す事が多い。例えば、業者Aと業者Bそれぞれが運営するフォトブック注文サイトからフォトブックの生産を印刷業者が受け付ける場合がある。業者Aと業者Bのフォトブックはそれぞれ異なる商品であるが、フォトブックのビジネスを行う印刷業者は品質を保つために、顧客が操作する注文サイト側ではなく、印刷現場で画像補正を行う。これにより、異なる注文サイトからのフォトブック注文であっても、画像補正処理は同じなので、印刷業者は自社の基準の画像補正結果を得ることが出来る。
上記画像補正処理に関する技術として、画像補正が行われているか否かのフラグを各画像に付与しておいて、画像補正がされていなければ画像補正を行うといったものがある(特許文献1参照)。
特開2006―279211号公報
しかし、フォトブックのように表紙や本文、ジャケット、帯といった複数種類の部品で構成される冊子状の商品について、部品間で画像補正の結果を一致させる必要が有る場合、特許文献1に記載された技術では、画像補正の結果を一致させることが困難である。
例えば、前述のように異なる注文サイトからフォトブックを受注するような場合、顧客の画像はジャケットや帯といった具合に部品ごとにPortable Document Format(以下、PDF)として印刷業者に入稿されることが多い。このような入稿形態では、1冊のフォトブックを構成する異なる部品上に同じ画像を印刷する場合、ジャケットの画像と帯の画像は元々同じ画像であるにもかかわらず、帯の画像は帯の領域部分だけがPDFとして入稿される。
そこで、本発明は、少なくともジャケットと帯から構成される冊子を生成するために前記ジャケットと前記帯に印刷される入稿後のコンテンツデータに対し画像補正処理を行う情報処理装置であって、入稿されたデータに含まれる前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われた前記ジャケットのコンテンツデータを切り取り、前記入稿されたデータに含まれる前記帯のコンテンツデータを、切り取った前記ジャケットのコンテンツデータに差し替える手段を有する。
本発明は、上記従来例に鑑みてなされたもので、例えば、ジャケットや帯といった1冊の成果物を構成する異なる印刷物上に同じ画像を印刷する場合、画像補正結果を一致させる手法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、以下の構成を有することを特徴とする。すなわち、複数の部品から構成される成果物を生成するために前記複数の部品に印刷される画像に対し補正処理を行う情報処理装置であって、前記成果物を構成する複数の部品のうち、同じ画像を使用する複数の部品の画像に対し、同じ補正処理を行うか否かを判定する判定手段と、前記成果物を構成する複数の部品の画像それぞれに対し、補正処理を行う画像補正処理手段とを有し、前記画像補正処理手段は、前記判定手段にて同じ補正処理を行うと判定された複数の部品の画像に対しては、当該判定された複数の部品のうちの他の部品の画像の補正結果を用いることで同じ補正処理を行う。
本発明によれば、複数の印刷物上に同じ画像を印刷する場合、画像補正結果を一致させ、複数の印刷物を含む成果物全体の品質を向上させることができる。
フォトブックの構成例を示す図。 フォトブックのスタイルの例を示す図。 印刷システムの構成例を示す図。 情報処理システムの構成例を示す図。 情報処理システムのハードウェア構成例を示す図。 生産管理アプリケーションのモジュール構成例を示す図。 注文データの構成例を示す図。 注文情報ファイルの構成例を示す図。 コンテンツデータの一例を示す図。 画像補正処理の概念を示す図。 画像補正処理の処理フローを示す図。 第一の実施形態に係るコンテンツデータ処理の概念を示す図。 第一の実施形態に係るコンテンツデータ処理の処理フローを示す図。 ジャケット画像と帯画像領域の関係を示す図。 ジャケット画像と帯画像領域の関係を示す図。 第二の実施形態に係るコンテンツデータ処理の概念を示す図。 第二の実施形態に係るコンテンツデータ処理の処理フローを示す図。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
図1は、本実施形態に係るフォトブックの構成を説明する図である。図1において、注文1は1以上の成果物で構成される。つまり、顧客は1回の注文で複数の成果物を注文することができる。本実施形態において、冊子の成果物としてフォトブック2を例に挙げて説明する。フォトブック2は、本文3と表紙4、帯5、およびジャケット6の複数種類の部品から構成される。部品のコンテンツデータはそれぞれ1つのPDFとして入稿される。PDF中には画像が配置されている。そして、部品それぞれに対して1つの印刷ジョブが第1の実施形態の印刷システムにより作成される。
図2は、第1の実施形態に係る印刷システムにおけるフォトブックのスタイルの例を説明する図である。本実施形態では、顧客は、フォトブックの注文時点で、図2に示す3つのジャケットタイプを選択することができる。ここでのジャケットタイプの例として、シンプルスタイル7、レギュラースタイル12、およびダイナミックスタイル17を挙げる。
図2(a)に示すシンプルスタイル7とは、ジャケットと帯に画像を使用せず、テキストのみが印刷されるジャケットタイプである。ジャケット8には、テキスト10のみが印刷される。帯9にはテキスト11が印刷される。
図2(b)に示すレギュラースタイル12とは、ジャケットに画像が印刷され、帯にはテキストのみが印刷されるジャケットタイプである。ジャケット13には画像14が印刷される。帯15にはテキスト16が印刷される。
図2(c)に示すダイナミックスタイル17とは、ジャケット全面が画像となる。そして、ジャケットに巻かれる帯にもジャケットと同様の画像(同じ画像の少なくとも一部)が印刷される。具体的には、ダイナミックスタイル17の場合、ジャケット18には画像19とテキスト20が印刷される。画像19はジャケット18全体に印刷される。帯21には画像22とテキスト23が印刷される。画像22には、画像19と同じ画像が使用され、ジャケット全体に印刷される画像19のうち、帯の領域に相当する部分が画像22となる。そして、ジャケットと帯とが製本組立時に重畳して配置された場合、ユーザーは、冊子においてジャケットと帯とに印刷された画像が一体となって目視可能となる。つまり、重畳した状態では、ジャケットの画像の一部は帯によって隠されるが、帯の画像がその隠れた部分に対応することで、ジャケットと帯で1の画像を構成することとなる。
[システム構成]
図3は、第1の実施形態を示す印刷システムの構成例を説明するブロック図である。
図3において、注文サーバ100は、WAN(Wide Area Network)等のネットワーク200を介して印刷ラボ300と通信可能に接続されている。注文サーバ100は、Web経由の入稿システムである。例えば、フォトブックをWeb経由で購入する場合、顧客は自宅等の情報処理装置(不図示)から、例えばその情報処理装置のWebブラウザ(不図示)を起動し、注文サーバ100が提供するWebサイトにアクセスする。そして、顧客は、接続された注文サーバ100が提供する注文用に使用されるユーザーインタフェース画面を使って画像を注文サーバ100にアップロードし、提示された金額を支払い、フォトブックの注文をする。
印刷ラボ300において、情報処理システム310は、注文サーバ100が作成した注文データをネットワーク200経由で受注する。情報処理システム310は、受注した注文データを処理し、画像形成装置320に印刷ジョブを送信する。画像形成装置320は、帯、本文、ジャケット、表紙といったフォトブックの部品それぞれを印刷する。
部品が画像形成装置320にて印刷された後、印刷ラボ300の作業者は、ラミネートや断裁、くるみ製本といった後加工を行う。そして、作業者は部品を手作業で組み合わせて、フォトブックを完成させる。そして、作業者は完成したフォトブックを梱包し、顧客に対して出荷する。
図4は、図3に示した情報処理システム310の構成例を示すブロック図である。図4において、受注サービス311は、注文サーバ100からネットワーク200を経由して注文を取得する。生産管理アプリケーション312は、受注する注文に対応する製品(例えばフォトブック)を構成する部品(例えば表紙、本文等)に所定の処理を実行する複数の実行手段として、図6を用いて後述するモジュールを備える。ここで、所定の処理とは受注する印刷注文で特定される印刷すべきコンテンツデータに行う処理であって、画像補正処理、ジョブ作成処理、ジョブ発行処理等が含まれる。
データベース313は、図7を用いて後述する注文データ(注文情報ファイルやコンテンツデータなど)を格納して管理する。
図5は、図4に示した情報処理システム310のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、中央処理装置500は、プログラムおよび関連データが記憶されているフロッピーディスク、CD―ROM、ICメモリカード等の記憶媒体をシステムに接続された媒体読取装置506から読み込む。その後、中央処理装置500は、補助記憶装置502からメモリ等の主記憶装置501にロードされたアプリケーションプログラムにより、入力装置505から入力される情報を処理する。そして、中央処理装置500は、出力装置504やネットワークI/F507経由で画像形成装置320に出力する。
なお、本実施形態では、出力装置504はディスプレイなどの表示装置とし、本来出力装置に含まれるプリンタなどの画像形成装置320と区別する。また、入力装置505はキーボード、ポインティングデバイス等で構成されているものとする。なお、後述のフローチャートで示す手順は、情報処理システム310の主記憶装置501、補助記憶装置502、ROM503の記憶部のいずれかに記憶されたプログラムを、中央処理装置500が読み出して実行されることで実現される。
さらに補助記憶装置502は、ハードディスク、光磁気ディスクで構成されるものであっても良いし、これらの組み合わせで構成されるものであってもよい。また、それぞれの装置がネットワークを介して接続されていようとも、本発明を制約するものではない。
図6は、図4に示した生産管理アプリケーション312のモジュール構成例を示すブロック図である。生産管理アプリケーション312は、作業工程管理部601、注文データ取込部602、注文データ登録部603、コンテンツデータ処理部604、画像補正処理部605、ジョブ作成部606、およびジョブ発行部607を含む。後述する処理フローでは、作業工程管理部601とコンテンツデータ処理部604、画像補正処理部605を説明する。
作業工程管理部601は、生産管理アプリケーション312で行われる所定の処理を制御する。各モジュールは、作業工程管理部601の指示を受けて処理を開始・終了する。注文データ取込部602は、受注サービス311から注文データを生産管理アプリケーション312に取り込む。注文データ登録部603は、注文データ取込部602が取り込んだ注文データを解析し、データベース313に登録する。
コンテンツデータ処理部604は、データベース313から所望のコンテンツデータを取得し、画像補正処理の前処理と後処理を行う。画像補正処理部605は、フォトブックの部品のコンテンツデータ内に配置された画像に対して画像補正処理を行う。ジョブ作成部606は、フォトブックの部品それぞれに対して、印刷ジョブを作成する。ジョブ発行部607は、ジョブ作成部606が作成した印刷ジョブを画像形成装置320に対して発行する。
[データ構成]
図7は、第1の実施形態を示す印刷システムにおける注文データの一例を示す図である。第1の実施形態においては、注文データ700は、ZIPフォーマットで圧縮されている。注文データ700は、後述する1つの注文情報ファイル710と1または複数の成果物フォルダ720を含む。例えば、顧客が3つのフォトブックを注文する場合、注文データ700は1つの注文情報ファイル710と3つの成果物フォルダ720を含む構成となる。
注文情報ファイル710には、注文の発注者や配送先、成果物の仕様等が記述される。成果物フォルダ720には、顧客が注文した成果物を構成する部品のコンテンツデータが格納されている。ここで、コンテンツデータとは、図1で説明した成果物を構成する部品(本文3、表紙4、帯5、ジャケット6)それぞれのコンテンツデータであり、本実施形態の場合、1つの部品につき1つのコンテンツデータとなる。つまり、成果物フォルダ720には本文のコンテンツデータ721、表紙のコンテンツデータ722、ジャケットのコンテンツデータ723、帯のコンテンツデータ724が含まれる。コンテンツデータのフォーマット形式はPDFである。
図8は、図7に示した注文情報ファイル710の一例を説明する図である。本実施形態においては、注文情報ファイル710のデータ形式はCSV(Comma―Separated Value)である。ただし、XML(Extensible Markup Language)形式やテキスト形式等、どのようなデータ形式であっても本発明を制約するものではない。
注文情報ファイル710において、1行分が1つの成果物の情報を表す。1つの注文に複数の成果物が含まれる場合は、成果物の数分だけ行が増える。図7では1つの成果物の情報のみを示している。注文情報ファイル710の1行には、注文番号711、ブック番号712、画像補正713、ジャケットスタイル714、ページ数715、配送先住所716、配送先氏名717、注文者住所718、および注文者氏名719が含まれる。
注文番号711は、注文を一意に識別するための識別子である。ブック番号712は、成果物を一意に識別するための識別子である。画像補正713は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定した画像補正処理の有効あるいは無効のフラグである。値がONの場合は、画像補正処理を行う。値がOFFの場合は画像補正処理を行わない。
ジャケットスタイル714は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定したジャケットスタイルの情報である。図2で説明したように、ジャケットスタイル714に入る値は、シンプルスタイル、レギュラースタイル、ダイナミックスタイルのいずれか1つである。ページ数715は、成果物に含まれるページの数である。配送先住所716は、成果物を配送する住所である。配送先住所716は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定する。配送先氏名717は、成果物の配送先の氏名である。配送先氏名717は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定する。
注文者住所718は、成果物を注文した顧客の住所である。注文者住所718は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定する。注文者氏名719は、当該成果物を注文した顧客の氏名である。注文者氏名719は、注文サーバ100にてフォトブックを注文する際に顧客が指定する。
図9は、図7に示したコンテンツデータ721、722、723、724の一例を説明する図である。ここでは、ジャケットスタイルとしてダイナミックスタイルが指定された場合の一例を示す。
図9(a)に示す本文のコンテンツデータ721は、複数ページで構成される。本文のページ数は、顧客がフォトブック注文時に指定することが出来る。顧客によって指定されたページ数が本文のコンテンツデータのページ数となる。なお、顧客によって指定されたページ数は、図8の注文情報ファイル710のページ数715に記述される。
本文のコンテンツデータ721の1ページ目900は、仕上がり領域に配置された実コンテンツ901、正確に製版・印刷が行われているかを確認するためのカラーバー902、およびページ番号903を含む。実コンテンツ901は、断裁などの後加工後に顧客に納品される実際の印刷物に対応し、トンボによって囲まれている。トンボとは印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印のことである。なお、カラーバー902やページ番号903、トンボといった仕上がり領域外に配置された情報は、本文のコンテンツデータのすべてのページと表紙、ジャケット、帯のコンテンツデータにも配置される。
本文のコンテンツデータ721の2ページ目904およびNページ目907は、1ページ目900と同様に、それぞれ実コンテンツ905と実コンテンツ908を有する。実コンテンツ905は画像906を有し、実コンテンツ908は画像909を有する。画像906と画像909は、顧客が注文サーバ100にてアップロードした画像である。顧客が画像補正処理を有効にした場合、画像906と画像909に画像補正処理が行われる。
図9(b)に示す表紙のコンテンツデータ722は、実コンテンツ910を有する。実コンテンツ910は見開きページであって、フォトブックの商品ロゴ911と画像912、およびテキスト913を有する。
図9(c)に示すジャケットのコンテンツデータ723は、実コンテンツ914を有する。実コンテンツ914は見開きページであって、フォトブックの商品ロゴ911と画像915、およびテキスト916を有する。図2で述べたように、ダイナミックスタイルの場合、ジャケットは全面が画像となるため、画像915は実コンテンツ914の見開き右ページ全面に貼り付けられている。
図9(d)に示す帯のコンテンツデータ724は、実コンテンツ917を有する。実コンテンツ917は見開きページであって、フォトブックの商品ロゴ911と画像918、およびテキスト919を有する。図2で述べたように、ダイナミックスタイルの場合、画像918はジャケットの画像915と同じ画像が用いられ、帯の見開き左ページ領域部分だけ切りだされている。
[画像データ処理]
図10は、第1の実施形態に係る印刷システムにおける画像補正処理の一例を示す図である。ここでは、図9に示した本文のコンテンツデータ721の実コンテンツ905を例に画像補正処理の概要を説明する。画像補正処理のフローは図11を用いて後述する。
画像補正処理ではまず、実コンテンツ905を解析し、画像906を取得する。通常、顧客がフォトブック用にアップロードする画像は、JPEG(Joint Photographic Expert Group)等の静止画像のデジタルデータを圧縮する方式で圧縮されている。そのため、画像906をビットマップ形式の画像1000に変換して、記憶部上に保持する。
記憶部上に保持された画像1000に対して画像補正を行い、画像補正後の画像1001を記憶部上に保持する。ここでの画像補正は特に限定するものではなく、画像の特性やユーザー指示に応じて実行されるものとする。画像1001はビットマップ形式であるため、ビットマップ形式に変換前の圧縮形式(ここではJPEG形式)に変換し、画像1002を作成して記憶部上に保持する。画像補正されかつJPEG形式に変換された画像1002を実コンテンツ905の画像906と差し替える。
これで1ページ分の画像補正処理が完了する。第1の実施形態に係る印刷システムは、この画像補正処理を本文、表紙、ジャケット、帯といった部品それぞれのコンテンツデータの全ページに含まれるすべての画像に対して行う。
図11は、図10に示した画像補正処理の処理フローを説明する図である。本処理は、中央処理装置500が、ROM503等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、画像補正処理部605として機能することで実現される。
S1100にて、画像補正処理部605は、実コンテンツから画像を取得して、画像リストを作成する。画像補正処理部605は、作成した画像リスト内の画像それぞれに対して、S1101〜S1105の処理を行う。
S1101にて、画像補正処理部605は、画像サイズが閾値よりも大きいか否かを確認する。これは、図9の商品ロゴ911のように画像補正の対象外の画像に対して、画像補正処理を行なわないためである。ここでの閾値は予め定義され、補助記憶装置502等の記憶部に保持されているものとする。また、本実施形態では画像サイズに基づいて画像補正の有無を判定しているが、文字画像は補正しないなど他の情報に基づいて判定するようにしてもよい。画像補正処理部605は、画像サイズが閾値よりも大きい場合は(S1101にてYES)S1102に処理を進め、小さい場合は(S1101にてNO)対象を画像リスト内の次の画像に変更して画像補正処理を行う。
S1102にて、画像補正処理部605は、画像をビットマップ形式に変換し、このビットマップ画像を記憶部上に保持する。S1103にて、画像補正処理部605は、ビットマップ画像に対して画像補正を行い、画像補正後のビットマップ画像を記憶部上に保持する。ここでの画像補正は図10に示すように特に限定するものではなく、必要に応じて適用されるものとし、詳細な画像補正の内容は省略する。S1104にて、画像補正処理部605は、画像補正後のビットマップ画像を元の画像圧縮形式に変換し、変換後画像を記憶部上に保持する。例えば、元の画像圧縮形式がJPEG形式の場合は、画像補正後のビットマップ画像をJPEG形式に変換する。
S1105にて、画像補正処理部605は、圧縮形式の変換後の画像を実コンテンツ中に元々あった画像と差し替える。S1106にて、画像補正処理部605は、画像リスト内のすべての画像に対して画像補正が完了したか否かを確認する。画像補正処理部605は、すべての画像に対して画像補正が完了した場合は画像補正処理を終了し、画像補正が完了していない場合は、対象を画像リスト内の次の画像に変更してS1101〜S1105の処理を行う。
[コンテンツデータ処理]
図12は、第1の実施形態に係る印刷システムにおいて、ダイナミックスタイルが指定された場合のコンテンツデータ処理の一例を示す図である。ここでは、図9に示したジャケットのコンテンツデータ723の実コンテンツ914と帯のコンテンツデータ724の実コンテンツ917を例にコンテンツデータ処理の概要を説明する。コンテンツデータ処理のフローは図13を用いて後述する。
ダイナミックスタイルが指定された場合、コンテンツデータ処理ではまず、ジャケットのコンテンツデータ723の実コンテンツ914から画像915を取得し、図10と図11で説明した画像補正処理を行う。画像補正処理により、画像1200が生成され、記憶部上に保持される。
そして、帯の実コンテンツ917内で画像918が配置される帯画像領域1201の位置とサイズを取得する。帯画像領域1201を取得した後、画像1200から帯画像領域1201の部分を切り取り、画像1202を生成して記憶部上に保持する。記憶部上に保持された画像1202が、帯のコンテンツデータ724にある画像918と差し替えられる。
図13は、図12に示したコンテンツデータ処理の処理フローを説明する図である。本処理は、中央処理装置500が、ROM503等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、作業工程管理部601、コンテンツデータ処理部604、および画像補正処理部605として機能することで実現される。
S1300にて、作業工程管理部601は、注文データ取込部602が取り込んだ注文データ700の注文情報ファイル710に含まれるジャケットスタイル714の設定値を確認する。ジャケットスタイル714がダイナミックスタイルでない場合(S1300にてNO)、作業工程管理部601はS1301に処理を進める。ダイナミックスタイルである場合は(S1300にてYES)、S1304に処理を進める。
S1301にて、作業工程管理部601は、画像補正処理部605を呼び出し、図10と図11で説明した画像補正処理を行う。S1302において、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。例えば、本文のコンテンツデータ721のように複数のページ(900〜907)で構成されている場合は、作業工程管理部601は全ページの画像補正を行う。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1303に処理を進め、完了していない場合にはS1301に戻り未処理の次ページに対し画像補正処理を行う。
S1303にて、作業工程管理部601は、本文、表紙、ジャケット、帯といったコンテンツデータすべてに対して、画像補正が完了したか否かを確認する。コンテンツデータすべての画像補正が完了した場合、作業工程管理部601は、コンテンツデータ処理の処理フローを完了する。画像補正が完了していない場合、作業工程管理部601は、S1300に戻り、未処理の次のコンテンツデータに対して画像補正を行う。
一方、ダイナミックスタイルが設定されている場合(S1300にてYES)、作業工程管理部601は、S1304にて、処理対象のコンテンツデータが帯か否かを判定する。コンテンツデータが帯の場合は(S1304にてYES)、作業工程管理部601は、画像補正を行わずに次のコンテンツデータに対する処理へ移る。コンテンツデータが帯でない場合(S1304にてNO)、作業工程管理部601は、S1305に処理を進める。
S1305にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータがジャケットか否かを判定する。コンテンツデータがジャケットでない場合、つまりコンテンツデータが本文か表紙の場合は(S1305にてNO)、作業工程管理部601は、S1301にて処理対象のコンテンツデータに対し画像補正を行う。コンテンツデータがジャケットの場合(S1305にてYES)、作業工程管理部601は、S1306に処理を進める。S1306の画像補正処理の内容はS1301と同じである。作業工程管理部601は、S1306が完了した後、S1307に処理を進める。
S1307にて、作業工程管理部601は、コンテンツデータ処理部604を呼び出し、処理対象のコンテンツデータに対する処理を指示する。具体的には、コンテンツデータ処理部604は帯の実コンテンツから帯画像領域情報(位置とサイズ)を取得する。S1308にて、コンテンツデータ処理部604は、ジャケットの画像補正後の画像を取得する。
S1309にて、コンテンツデータ処理部604は、S1308にて取得したジャケットの画像補正後の画像が帯画像領域内に収まるか否かを判定する。画像が収まる場合(S1309にてYES)、コンテンツデータ処理部604は、S1310に処理を進める。例えば、図14に示すように、帯画像領域1400内にジャケットの画像1401が収まっている場合、コンテンツデータ処理部604はジャケットの画像1401は帯画像領域1400内に収まっていると判定する。画像が収まらない場合(S1309にてNO)、コンテンツデータ処理部604は、S1313に処理を進める。例えば、図12に示すように、帯画像領域1201内にジャケットの画像1200が収まっていない場合、コンテンツデータ処理部604は画像1200が帯画像領域1201に収まっていないと判定する。
S1310にて、コンテンツデータ処理部604は、画像を帯の実コンテンツの画像と差し替える。例えば、図14の場合、コンテンツデータ処理部604は、画像1401を帯の実コンテンツの画像と差し替える。S1308にて取得したジャケットの画像補正後の画像が複数ある場合は、S1311にて、コンテンツデータ処理部604はS1309〜S1316の処理を繰り返す。
S1312にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1303に処理を進め、完了していない場合にはS1306に戻り未処理の次ページに対し画像補正処理を行う。
S1313にて、コンテンツデータ処理部604は、S1308にて取得したジャケットの画像補正後の画像が帯画像領域内に重なるか否かを判定する。画像が重なる場合(S1313にてYES)、コンテンツデータ処理部604は、S1314に処理を進める。画像が重ならない場合(S1313にてNO)、コンテンツデータ処理部604は、S1311に処理を進め、未処理の次の画像を処理対象にして処理を行う。ジャケットの画像が帯画像領域に重ならない場合とは、例えば、図15(a)に示すように、帯画像領域1500に対して、ジャケットの画像1501が外れているような場合を想定する。また、帯画像領域1502に画像1503の重なり部分がある場合とは、図15(b)に示すように、ジャケットの画像1503の一部が帯画像領域1502に重なっている場合を想定する。図15(b)のような場合には、コンテンツデータ処理部604は、ジャケットの画像補正後の画像が帯画像領域内に重なると判定する。本実施形態の場合、図12に示す通り、ジャケット全体に画像1200が張られているため、コンテンツデータ処理部604は画像1200が帯画像領域1201に重なると判定する。よって、図12の例の場合は、コンテンツデータ処理部604は、S1314に処理を進める。
S1314にて、コンテンツデータ処理部604は、帯画像領域1201を基に、ジャケットの画像1200の切り取り領域を計算する。コンテンツデータ処理部604は、計算した切り取り領域を記憶部上に保持する。S1315にて、コンテンツデータ処理部604は、切り取り領域を基に、ジャケットの画像1200を切り取る。コンテンツデータ処理部604は、切り取り後の画像を記憶部上に保持する。S1316にて、コンテンツデータ処理部604は、記憶部上に保持した切り取り後の画像を帯の実コンテンツの画像918と差し替える。
S1308にて取得したジャケットの画像補正後の画像が複数ある場合は、S1311にて、コンテンツデータ処理部604はS1309〜S1316の処理を繰り返す。S1312にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1303に処理を進め、完了していない場合にはS1306にも戻り未処理の次ページの画像補正処理を行う。
S1303にて、作業工程管理部601は、本文、表紙、ジャケット、帯といったコンテンツデータすべてに対して、画像補正が完了したか否かを確認する。コンテンツデータすべての画像補正が完了した場合、作業工程管理部601は、コンテンツデータ処理の処理フローを完了する。画像補正が完了していない場合、作業工程管理部601は、S1300に戻り、未処理の次のコンテンツデータに対して画像補正を行う。
本実施形態によれば、例えば本のジャケットや本に巻かれる帯といった1の成果物を構成する異なる印刷物上に同じ画像を印刷する場合、画像補正後のジャケット画像を基に帯の画像を差し替えることで、ジャケットと帯で画像補正結果を一致させるができる。そのため、印刷物それぞれを一冊の本として組み付けた結果、画像補正結果が一致し、成果物としての品質を向上させることができる。
なお、本実施形態に従えば、ジャケットの画像を基に帯画像を生成するので、帯のコンテンツデータ中に画像を入れておくことは必須ではない。また、帯画像領域を帯のコンテンツデータに設定しておく実施形態も考えられる。
本実施形態は、成果物の帯は複数であってもよく、また、複数の帯が重畳して重ねられるような構成に対しても適用可能である。
また、本実施形態では、表紙と帯の関係を例にとって説明したが、これに限定するものではない。例えば、製本を構成するページにおいて、サイズもしくは形状の異なるページ間で同じ画像を用いる場合には、同様の処理を行うようにしても構わない。
<第二の実施形態>
第二の実施形態は、図12と図13で説明したコンテンツデータ処理の実勢形態を説明する。なお、第二の実施形態に係る印刷システムの構成や印刷システムにより生産される成果物等は第一の実施形態と同じとし、説明は省略する。
[コンテンツデータ処理]
図16は、第二の実施形態に係る印刷システムにおいて、ダイナミックスタイルが指定された場合のコンテンツデータ処理の一例を示す図である。ここでは、図9に示したジャケットのコンテンツデータ723の実コンテンツ914と帯のコンテンツデータ724の実コンテンツ917を例にコンテンツデータ処理の概要を説明する。コンテンツデータ処理のフローは後述する図17にて説明する。
ダイナミックスタイルが指定された場合、コンテンツデータ処理ではまず、ジャケットのコンテンツデータ723の実コンテンツ914から画像915を取得し、図10と図11で説明した画像補正処理を行う。画像補正処理により、画像1600が生成され、記憶部上に保持される。そして、画像補正処理で使用した補正パラメータ1601を記憶部上に保持する。
その後、補正パラメータ1601を適用し、帯のコンテンツデータである画像918に対し画像補正処理を行う。そして、画像補正処理後の画像1602を帯に対する画像データとして記憶部上に保持する。記憶部上に保持された画像1602が、帯のコンテンツデータ724にある画像918と差し替えられる。
図17は、図16に示したコンテンツデータ処理の処理フローを説明する図であり、第一の実施形態にて述べた図13に対応する。本処理は、中央処理装置500が、ROM503等に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、作業工程管理部601、コンテンツデータ処理部604、および画像補正処理部605として機能することで実現される。
S1700にて、作業工程管理部601は、注文データ取込部602が取り込んだ注文データ700の注文情報ファイル710に含まれるジャケットスタイル714の設定値を確認する。ジャケットスタイル714がダイナミックスタイルでない場合(S1700にてNO)、作業工程管理部601は、S1701に処理を進める。ダイナミックスタイルの場合は(S1700にてYES)、S1704に処理を進める。
S1701にて、作業工程管理部601は、画像補正処理部605を呼び出し、図10と図11で説明した画像補正処理を行う。S1702にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。例えば、本文のコンテンツデータ721のように複数のページ(900〜907)で構成されている場合は、作業工程管理部601は全ページの画像補正を行う。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1703に処理を進め、完了していない場合にはS1701に戻り未処理の次ページに対し画像補正処理を行う。
S1703にて、作業工程管理部601は、本文、表紙、ジャケット、帯といったコンテンツデータすべてに対して、画像補正が完了したか否かを確認する。コンテンツデータすべての画像補正が完了した場合、作業工程管理部601は、コンテンツデータ処理の処理フローを完了する。画像補正が完了していない場合、作業工程管理部601は、S1700に戻り、未処理の次のコンテンツデータに対して画像補正を行う。
一方、ダイナミックスタイルが設定されている場合(S1700にてYES)、作業工程管理部601は、S1704にて、処理対象のコンテンツデータがジャケットまたは帯か否かを判定する。処理対象のコンテンツデータがジャケットまたは帯でない場合(S1704にてNO)、作業工程管理部601は、S1701に処理を進める。ジャケットまたは帯の場合は(S1704にてYES)、作業工程管理部601は、S1705に処理を進める。
S1705にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータがジャケットか否かを判定する。ジャケットの場合(S1705にてYES)、作業工程管理部601は、S1706に処理を進める。ジャケットでない場合(S1705にてNO)、作業工程管理部601は、S1709に処理を進める。
S1706にて、作業工程管理部601は、画像補正処理部605を呼び出し、図10と図11で説明した画像補正処理を行う。S1707にて、画像補正処理部605は、S1706の画像補正処理にて使用した補正パラメータを記憶部上に保持する。
S1708にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1703に処理を進め、完了していない場合にはS1705に戻り未処理の次ページに対し処理を行う。
S1709にて、コンテンツデータ処理部604は、S1707にて記憶部上に保持した補正パラメータを取得する。S1710にて、コンテンツデータ処理部604は、画像補正処理部605を呼び出し、S1709にて取得した補正パラメータを画像補正処理部605に渡す。そして、画像補正処理部605は、渡された補正パラメータを用いて画像補正処理を行う。
S1708にて、作業工程管理部601は、処理対象のコンテンツデータ内の全ページの画像補正が完了したか否かを確認する。作業工程管理部601は、画像補正が完了した場合にはS1703に処理を進め、完了していない場合にはS1705に戻り未処理の次のページに対し処理を行う。
S1703にて、作業工程管理部601は、本文、表紙、ジャケット、帯といったコンテンツデータすべてに対して、画像補正が完了したか否かを確認する。コンテンツデータすべての画像補正が完了した場合、作業工程管理部601は、コンテンツデータ処理の処理フローを完了する。画像補正が完了していない場合、作業工程管理部601は、S1700に戻り、未処理の次のコンテンツデータに対し画像補正を行う。
本実施形態によれば、本のジャケットや本に巻かれる帯といった1冊の本を構成する異なる印刷物上に同じ画像を印刷する場合、ジャケット画像と帯の画像で同じ結果になる補正パラメータを共有することで、ジャケットと帯で画像補正結果を一致させるができる。そのため、印刷物それぞれを一冊の本として組み付けた結果、画像補正結果が一致し、本としての品質を向上させることができる。
また、本実施形態では同じ補正パラメータを用いて補正処理を行う例を示したが、これに限定するものではない。例えば、各部品の画像が印刷される記録媒体(紙など)の種類が異なる場合に、各記録媒体の特性に応じて補正パラメータを調整するようにしても構わない。この場合、記録媒体の特性に応じたルックアップテーブル(変換テーブル)などを用いて、補正パラメータを調整することが考えられる。これにより、部品に応じて印刷媒体が異なる場合でも、ユーザーは同等の画像品質を得ることができる。
<その他の実施形態>
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (15)

  1. 少なくともジャケットと帯から構成される冊子を生成するために前記ジャケットと前記帯に印刷される入稿後のコンテンツデータに対し画像補正処理を行う情報処理装置であって、
    入稿されたデータに含まれる前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、
    前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われた前記ジャケットのコンテンツデータを切り取り、
    前記入稿されたデータに含まれる前記帯のコンテンツデータを、切り取った前記ジャケットのコンテンツデータに差し替える手段を有する情報処理装置。
  2. 前記帯画像領域情報は、前記帯のサイズと位置の情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置は、前記冊子を構成する前記ジャケットの画像が前記帯と重なるか否かを判定する判定手段を更に有し、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重なると判定された場合、前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、前記帯のサイズと位置の情報を含み、前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われたジャケットのコンテンツデータを切り取り、切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替え、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重ならないと判定された場合、前記切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替えることなく、前記帯のコンテンツデータを用いることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定手段は、同じコンテンツデータを使用する前記ジャケットと前記帯とを用いて前記冊子が組み立てられた際に、前記ジャケットと前記帯とが重畳して配置され、かつ、重畳された状態で前記ジャケットと前記帯それぞれに印刷された画像が一体となって前記同じ画像として目視可能とする状態であるか否かを判定する手段である請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記画像補正処理は、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが閾値よりも大きいか否かを判定し、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが前記閾値よりも小さいと判定された場合は補正処理を行わず、前記閾値よりも大きいと判定された場合は補正処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、少なくともジャケットと帯から構成される冊子を生成するために前記ジャケットと前記帯に印刷される入稿後のコンテンツデータに対し画像補正処理を行う情報処理装置として機能させる情報処理方法であって、
    入稿されたデータに含まれる前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、
    前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われた前記ジャケットのコンテンツデータを切り取り、
    前記入稿されたデータに含まれる前記帯のコンテンツデータを、切り取った前記ジャケットのコンテンツデータに差し替える手段を有する情報処理装置として機能させる情報処理方法。
  7. 前記帯画像領域情報は、前記帯のサイズと位置の情報であることを特徴とする請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記コンピュータを、前記冊子を構成する前記ジャケットの画像が前記帯と重なるか否かを判定する判定手段を有する情報処理装置として更に機能させ、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重なると判定された場合、前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、前記帯のサイズと位置の情報を含み、前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われたジャケットのコンテンツデータを切り取り、切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替え、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重ならないと判定された場合、前記切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替えることなく、前記帯のコンテンツデータを用いることを特徴とする請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記判定手段は、同じコンテンツデータを使用する前記ジャケットと前記帯とを用いて前記冊子が組み立てられた際に、前記ジャケットと前記帯とが重畳して配置され、かつ、重畳された状態で前記ジャケットと前記帯それぞれに印刷された画像が一体となって前記同じ画像として目視可能とする状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 前記画像補正処理は、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが閾値よりも大きいか否かを判定し、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが前記閾値よりも小さいと判定された場合は補正処理を行わず、前記閾値よりも大きいと判定された場合は補正処理を行うことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. コンピュータを、少なくともジャケットと帯から構成される冊子を生成するために前記ジャケットと前記帯に印刷される入稿後のコンテンツデータに対し画像補正処理を行う情報処理装置として機能させるプログラムであって、
    入稿されたデータに含まれる前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、
    前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われた前記ジャケットのコンテンツデータを切り取り、
    前記入稿されたデータに含まれる前記帯のコンテンツデータを、切り取った前記ジャケットのコンテンツデータに差し替える手段を有する情報処理装置として機能させるプログラム。
  12. 前記帯画像領域情報は、前記帯のサイズと位置の情報であることを特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記コンピュータを、前記冊子を構成する前記ジャケットの画像が前記帯と重なるか否かを判定する判定手段を有する情報処理装置として更に機能させ、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重なると判定された場合、前記ジャケットのコンテンツデータに対して画像補正処理を行った後に、前記帯のサイズと位置の情報を含み、前記帯のコンテンツデータに含まれる帯画像領域情報に基づいて、前記画像補正処理が行われたジャケットのコンテンツデータを切り取り、切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替え、
    前記判定手段によって前記ジャケットの画像が前記帯と重ならないと判定された場合、前記切り取ったジャケットのコンテンツデータに前記帯のコンテンツデータを差し替えることなく、前記帯のコンテンツデータを用いることを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記判定手段は、同じコンテンツデータを使用する前記ジャケットと前記帯とを用いて前記冊子が組み立てられた際に、前記ジャケットと前記帯とが重畳して配置され、かつ、重畳された状態で前記ジャケットと前記帯それぞれに印刷された画像が一体となって前記同じ画像として目視可能とする状態であるか否かを判定することを特徴とする請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記画像補正処理は、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが閾値よりも大きいか否かを判定し、前記ジャケットまたは前記帯の画像のサイズが前記閾値よりも小さいと判定された場合は補正処理を行わず、前記閾値よりも大きいと判定された場合は補正処理を行うことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一項に記載のプログラム。
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