JP2016057935A - 印刷システム、情報処理装置、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

印刷システム、情報処理装置、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Junichi Miyata
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Abstract

【課題】個別の注文の内容を一意に識別する識別子を用いることで、印刷前処理工程の作業効率を向上する印刷システムを提供する。【解決手段】印刷システムが、注文を一意に識別する識別子を読み取って注文情報を取得し、取得した注文情報に基づいて印刷の前処理を実行する。識別子(注文ID)は、注文サーバ102がすべての注文に対して一意になるように発行する。前処理を実行する際に、注文IDはバーコードとして作業指示書106に印字され、バーコードはプリプレス作業を行う作業PC107に入力装置108によって入力される。入力されたバーコードと対応する注文情報が作業PC107にダウンロードされ、注文情報がレイアウトテンプレートに変換され、レイアウトテンプレートを実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、印刷システム、情報処理装置、制御方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、第三者(顧客、クライアント)から印刷物(製本、カタログ、チラシ等)の作成依頼を受注し、該クライアントの所望の出力物(成果物)を作成し、それを該クライアントに納品することでクライアントから報酬を得るPOD市場がある。
このPOD市場では、大量部数や大量ジョブを大掛かりな装置やシステムを用いずに短納期で取り扱えることを目指しており、例えば、デジタル複写機やデジタル複合機等のデジタル画像形成装置を最大限に活用している。
また、POD市場は、電子データを用いたデジタルプリントを実現する市場であり、従来の印刷業界に比べてコンピュータを利用した管理、制御が浸透してきている。
POD市場では、多様な成果物の出力結果を得るために、複数の処理工程(例えば、印刷前処理工程(プリプレス工程)、印刷処理工程(プレス工程)、印刷後処理工程(ポストプレス工程))からなるワークフローを生成する。そしてワークフローの処理工程に従って処理を進めることにより、効率的に発注者が所望する出力結果を得ている。
このようなPOD市場において、昨今の印刷成果物の多様化に伴い、各工程の処理内容が複雑化してきている。例えば、印刷成果物の製本作業を行う印刷後処理工程において印刷成果物の品質に問題が生じた場合に、再度印刷処理工程の作業をやり直すことが必要になるが、この再印刷処理を効率的に行うことが作業効率の観点から重要となる。
特許文献1は、印刷用紙に再印刷範囲(特定のページ、ページ範囲、またはジョブ全体)を識別するバーコードを付与し、再印刷が必要になった場合に印刷用紙上のバーコードを読み込むことで再印刷を実現し、作業効率を向上させる再印刷装置を開示している。
特開2013−120509号公報
しかしながら、昨今の印刷成果物の多様化により、印刷工程だけでなく、注文データの取り込み処理から原稿のレイアウト作業を含む印刷前処理工程(プリプレス工程)も複雑化してきている。プリプレス工程を行う作業者は、複雑な処理を注文毎に個別に行う必要があり、作業効率の低下を招いている。
具体的に作業効率の低下を招く要因として、作業者が各注文に応じた印刷設定を、注文内容(注文情報)を確認しながら手動で行う必要があることが挙げられる。また、注文者から入稿される注文データの形式として、電子原稿ばかりでなく、紙原稿で入稿される場合がある。紙原稿が入稿された場合に、作業の途中で紙原稿をスキャナ装置からスキャンして作業を開始する必要があり、このような入稿形式の混在も作業効率の大きな低下を引き起こしている。
本発明は、個別の注文の内容を一意に識別する識別子を用いることで、印刷前処理工程の作業効率を向上させる印刷システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態の印刷システムは、注文を一意に識別する識別子を読み取って注文情報を取得する取得手段と、取得した注文情報に基づいて印刷の前処理を実行する実行手段と、を備える。
本発明の印刷システムによれば、個別の注文の内容を一意に識別する識別子を用いることで、印刷前処理工程の作業効率を向上させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る印刷システムの全体構成を示す図である。 一実施形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 一実施形態に係るプリプレスアプリケーションの構成を示す図である。 注文者が注文処理を行う際の注文画面の一例を示す図である。 注文データベースに格納される注文の構造の一例を示す図である。 注文情報の一例を示す図である。 電子入稿を選択した場合の注文情報の一例を示す図である。 紙原稿入稿を選択した場合の注文情報の一例を示す図である。 図8の後で紙原稿がスキャン処理された後の注文情報を示す図である。 注文情報を反映するためのレイアウトテンプレートの例を示す図である。 注文情報を反映するためのレイアウトテンプレートの例を示す図である。 商材スキップテーブルの一例を示す図である。 バーコード読み取り画面の一例を示すである。 プレビュー画面の一例を示す図である。 スキャン済み原稿が存在しない時に表示される画面の例を示す図である。 プレビュー表示を行わない時に表示される画面の例を示す図である。 プリプレスアプリケーションの処理を説明するフローチャートである。 注文者が同じ注文を行った場合の注文情報を示す図である。 注文が単純印刷の場合の注文情報を示す図である。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システムの構成を示す図である。
作業PC(Personal Computer)101は、印刷物作成を要求する注文者(依頼者)の操作にしたがって注文処理を実行する情報処理装置である。注文者は、作業PC101上において、図4を参照して後述するような操作を行うことで、注文サーバ102に対して注文を行う。
注文サーバ102は、前述した注文者の注文を受け付けるサーバである。注文サーバ102で受け付けられた注文は、後述する注文情報として注文データベース103に格納される。
受付PC104は、印刷室の管理者の操作にしたがって、注文の内容に応じた作業指示書を出力する情報処理装置である。具体的には、受付PC104は、受け付けた注文内容に応じた印刷成果物を作成するための作業内容を示す作業指示書の出力を印刷装置105に指示する。印刷装置105が、受付PC104の指示にしたがって、作業指示書を出力する。
作業指示書106は、印刷装置105から出力された作業指示書であり、注文を一意に識別するバーコードが紙面上に出力(印字)されている。
作業PC107は、プリプレス作業を行う情報処理装置である。レイアウト、校正作業、及び印刷設定を含む印刷前のプリプレス作業(前処理)を行う作業者は、作業指示書106を受け取り、作業PC107を操作することで、印刷前工程(プリプレス工程)を行う。
紙原稿110は、注文者が持ち込んだ紙原稿である。注文者は、図4で後述するように
印刷対象となるデータを電子データとして注文サーバ102にアップロードするか、または注文サーバ102で注文後に紙の原稿として印刷室に持ち込むことが可能である。紙原稿として持ち込まれた印刷対象データは、プリプレス作業者によりスキャナ装置109から電子データとして取り込まれ、作業PC107上でプリプレス作業が実行される。
作業PC111は、ジョブ管理を実行する情報処理装置である。作業PC111は、例えば、プリプレス作業後に所望の印刷物を実現するための最適な印刷装置の選択や印刷装置への送信作業を実行する。図1では印刷装置として印刷装置112及び印刷装置113を例示している。
後処理装置114は、印刷装置112及び印刷装置113での印刷後に、印刷物に対して出力折り加工や断裁加工などの後処理を行う装置である。
図2は、本実施形態における情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
作業PC107は、キーボード232及びマウス233のようなポインティングデバイスや、バーコードリーダ234などの入力装置と接続され、ディスプレイ装置244と連結する。ネットワークインタフェイス(NetworkI/F)238は、ネットワーク接続によりシステムの他のコンピュータ装置につなげることができる。そのネットワーク接続の典型例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、またはワイドエリアネットワーク(WAN)である。
作業PC107は、典型的な構成として、プロセッサーユニット(CPU)235、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びリードオンリーメモリ(ROM)から構成されるメモリユニット236、並びに記憶装置239を備える。また、ビデオインタフェイス(VideoI/F)237、及びキーボード232やマウス233、バーコードリーダ234などの入力装置と接続するためのI/Oインタフェイス243をさらに備える。
記憶装置239は、ハードディスクドライブ(HDD)240やディスクドライブ241を含む。不図示であるが、磁気テープドライブなども記憶装置239として使用され得る。CD−ROMドライブ242は、不揮発性のデータソースとして提供される。後述する本発明のフローチャートで示された手順を実現するプリプレスプログラムは、例えば前述の記憶装置を含む可読媒体に格納される。また該プログラムは、可読媒体からロードされ、作業PC107のCPU235によって実行される。
図3は、作業PC107上で動作する、本実施形態に係るプリプレスアプリケーションのソフトウェア構成を示す図である。
プリプレスアプリケーションは、モジュール301〜310から構成される。制御部301は、プリプレスアプリケーションの処理全体を制御する。以下に示す各モジュールは制御部301の制御の元で実行される。
入力部302は、バーコードリーダ等の入力装置からの入力を受け付ける。作業指示書106に印字されている注文を一意に識別するバーコードは、作業者により入力部302を介して入力される。注文情報解析部303は、注文データベース103からダウンロードした注文情報を解析する。注文情報解析部303は、入力部302から入力された識別子と対応する注文情報を注文データベース103から取得し、注文情報を解析する。
レイアウトテンプレート生成部304は、後述するレイアウトテンプレート(設定情報)を生成する。レイアウトテンプレート生成部304は、注文情報解析部303が解析した注文情報から、注文データに適用するレイアウトの雛形を示すレイアウトテンプレートを生成する。レイアウトテンプレート実行部306は、レイアウトテンプレートを実行する。表示部310は、レイアウトテンプレートの実行結果(前処理の実行結果)を最終印刷物のプレビューとして作業者に表示する。
送信部307は、プリプレス済みの注文データを、次工程の処理を実行する作業PC111に送信する。保存部309は、スキャナ読み取り部308から読み込んだ紙原稿を注文データベース103に保存する。スキップデータ305は、図12に示す商材スキップテーブルを格納(保持)する領域であり、商材スキップテーブル(条件)に合致した注文に対するプリプレス済みの注文データは、表示部310でプレビュー表示されることなく作業PC111に送信される。
図4は、注文者が作業PC101で注文する(注文処理を行う)際の注文画面の一例である。
図4の画面を注文者が作業PC101上で操作し、注文を行うことで注文情報が注文データベース103に格納される。
成果物401は、注文者が受け取る印刷成果物の種類を指定するコンボボックスで、無線閉じ製本、中綴じ製本、ホチキス止め、及び単純印刷等の注文者が所望する印刷成果物の種類を選択する領域である。図4では一例として“中綴じ製本”が選択されている。中綴じ製本とは製本方式のひとつであり、本を開いた状態の紙を重ねて、中央部分にホチキス止めをする製本形態のことである。
例えば、注文者がA4サイズの原稿を注文サーバにアップロードすると、実際の印刷成果物はA3サイズの用紙にレイアウトされ、中央にホチキス止めがされて、中央から折られた状態で注文者に届くことになる。
仕上がりサイズ402は、注文者が所望する仕上がりサイズが指定される領域で、図4ではA4サイズであることを示す“A4”が指定されている。チェックボックス403及び405は、注文者がPDFファイル等の電子データを注文サーバにアップロードするか、それとも別途注文者の手元にある紙原稿を印刷所に送付するかを選択するチェックボックスである。図4ではチェックボックス403の“電子原稿をアップロードする”が選択されており、注文者は、電子データをファイル指定コントロール404を用いて注文サーバ102にアップロードする。また、チェックボックス405の“紙原稿を持ち込む”が選択された場合は、注文者は、注文確定ボタン406を押下後に紙原稿を郵便等の手段を使って印刷室に別途送付する。
図5は、図4を参照して説明した注文処理の後に、注文データベース103に格納される注文の構造を示す図である。
図5(A)は、印刷データを電子入稿した場合の格納データ、即ち、図4でチェックボックス403が選択され、注文者が電子データをアップロードしたときの格納データを示している。注文情報501は、注文設定を示す注文情報ファイルであり、注文データ502は、注文者にアップロードされた電子原稿を示している。
図5(B)は、印刷データを電子入稿せず、紙原稿を送付する場合の格納データ、即ち、図4でチェックボックス405が選択され、注文が確定したときの格納データを示している。注文情報503は、注文設定を示す注文情報ファイルであり、注文データ502に相当する印刷対象データは別途送付されるため、注文データベース103上には存在していないことを示している。
図6は、図5の注文情報501及び503の一例を示す図である。
領域601は、注文を識別する注文IDが格納される領域である。領域602は、注文の納期が格納される領域である。本実施形態では、納期は、注文サーバ102により自動的に挿入されるものとして説明する。領域603は、後述するオーダ情報が格納される領域である。領域604は、成果物を識別する成果物IDが格納される領域である。領域605は、仕上がりサイズが格納される領域である。領域606は、入稿形式が格納される領域である。領域607は、入稿ファイルが保存されている場所を格納する領域である。以下に、図7〜図9を用いて、図6の注文情報に具体的な情報が格納されている例について説明する。
図7は、図4を参照して説明した注文処理において電子入稿が選択された場合の注文情報の一例を示す図である。
注文ID701には注文を一意に識別する注文IDが格納されている。注文ID701は、すべての注文に対して一意になるように注文サーバ102によって設定(発行)される。図7に示す例では、注文サーバ102の識別子発行により、注文ID701は“012345”である。なお、注文ID701は、バーコードとして作業指示書106に印字される。納期702には注文の納期を示す“2014/01/01”が格納されている。なお、納期は、注文者へ印刷物を提供する納期であり、注文サーバ102によって自動的に設定される。オーダ情報703には通常の注文であることを示す“通常注文”が格納されている。通常注文の他には注文者が以前と同じ注文を再度行う“再注文”が存在する。成果物ID704には中綴じ製本の成果物が注文されたことを示す“中綴じ製本”が格納されている。仕上がりサイズ705には最終成果物がA4サイズであることを示す“A4”が格納されている。入稿形式706には電子入稿であることを示す“電子入稿”が格納されている。入稿ファイル707には入稿ファイルの保存されている位置(場所)を示す“http://abc.efg/012345/data.pdf”が格納されている。入稿ファイル707には注文データ502を参照するための情報が注文サーバ102によって格納される。
図8は、図4を参照して説明した注文処理において紙原稿入稿が選択された場合の注文情報の一例を示す図である。
注文ID801には注文を一意に識別する注文IDである“012346”が格納されている。注文IDは、バーコードとして作業指示書106に印刷される。納期802には注文の納期を示す“2014/01/01”が格納されている。オーダ情報803には通常の注文であることを示す“通常注文”が格納されている。成果物ID804には中綴じ製本の成果物が注文されたことを示す“中綴じ製本”が格納されている。仕上がりサイズ805には最終成果物がA4サイズであることを示す“A4”が格納されている。入稿形式806には紙原稿の入稿であることを示す“紙入稿”が格納されている。入稿ファイル807は、入稿ファイルが格納される領域であり、この例では注文処理において紙原稿を入稿することを選択しており、まだ電子データが格納されていないことを示している。
図9は、図4を参照して説明した注文処理において紙原稿入稿が選択され、注文データベース103に図8に示した注文情報が格納された後に、紙原稿をスキャナ装置109によりスキャン処理した後の注文情報を示す図である。
紙原稿がプリプレス作業者に送付され、スキャナ装置109でのスキャン処理後に、電子化された紙原稿を参照する位置がFile://192.168.0.1/scanned/012346.pdfとして入稿ファイル901に格納されている。
図13は、プリプレス作業を実行する作業PC107上で動作するプリプレスアプリケーションが表示するバーコード読み取り画面の一例を示す図である。
注文データベース103に格納された注文情報を識別するバーコードは、作業指示書106として印刷装置105から印刷され、作業PC107上で作業者がバーコードリーダ等の入力装置108によりバーコード入力を行う。
領域1401は、バーコードとして読み込まれた注文を一意に識別する識別子が格納される領域である。図13の画面で入力されたバーコードと対応する注文情報は、作業PC107にダウンロードされ、該注文情報を反映するレイアウト処理が実行される。なお、レイアウト処理は、レイアウトテンプレート生成部304が生成したレイアウトテンプレート(設定情報)を、レイアウトテンプレート実行部306が実行することで実現される。
図10は、電子入稿を選択した場合の注文情報からレイアウトテンプレート生成部304が生成するレイアウトテンプレート(設定情報)の一例を示す図である。
領域1001にはレイアウトテンプレートの開始を指示する開始コードが示されている。また、領域1005にはレイアウトテンプレートの終了を指示する終了コードが示されている。レイアウトテンプレート実行部306は、開始コードから終了コードまでをレイアウト命令として処理を実行し、作業者に対して最終成果物のプレビュー表示を行う。
領域1002には用紙を指示する用紙指定コードが示されており、この例では原稿をA3用紙サイズにレイアウトすることを示す“A3”が格納されている。領域1003には面付け処理を指示するコードが示されており、この例では“中綴じ用面付け”が格納されている。“中綴じ用面付け”は、中綴じ製本を行うために最適な面付けレイアウトを行うことを指示する命令である。領域1004にはホチキスに関する処理を指示するコードが示されており、この例では中綴じ製本のホチキス位置を示す“中央2カ所”が格納されている。
図11は、紙原稿入稿を選択した場合の注文情報から、図10の電子入稿の場合と同様に生成されるレイアウトテンプレートの一例を示す図である。
領域1101にはレイアウトテンプレートの開始を示す開始コードが示されている。領域1102にはスキャン済みの原稿が存在しない場合に、スキャナからの原稿読み込みを実行するスキャン命令が示されている。領域1103には用紙を指示する用紙指定コードが示されており、この例では原稿をA3用紙サイズにレイアウトすることを示す“A3”が格納されている。
領域1104には面付け処理を指示するコードが示されており、“中綴じ用面付け”が格納されている。図10の場合と同様に、この例では中綴じ製本を行うために最適な面付けレイアウトを行うことを指示する命令である。領域1105にはホチキスに関する処理を指示するコードが示されており、中綴じ製本のホチキス位置を示す“中央2カ所”が格納されている。
領域1106にはスキャンした紙原稿のデータを領域1106に格納された位置に保存することを指示するPDF保存命令が示されている。領域1107にはレイアウトテンプレートの終了を指示する終了コードが示されている。
図10及び図11で示したレイアウトテンプレートは、レイアウトテンプレート実行部306により実行される。実行結果は、最終成果物としてプレビュー表示され、次工程へ送信される。
図14は、プリプレスアプリケーションが表示するプレビュー画面の一例を示す図である。
プレビューエリア1501には注文情報を反映した成果物が表示される。図10及び図11で示したレイアウトテンプレートを実行した結果がプレビューエリア1501に表示される。プリプレス作業者は、プレビューエリア1501で成果物のプレビューを確認し、問題ないと判断した場合に「次工程へ」ボタン1502を押下することで次工程の作業PCであるジョブ管理PCにジョブを送信する。また、プリプレス作業者がプレビューを確認し、再度印刷設定を変更する必要があると判断した場合は、「印刷設定を変更する」ボタン1503を押下し、再度印刷設定を行う。
図17は、本実施形態に係るプリプレスアプリケーションにおける処理を説明するフローチャートである。
以下、一例として図4の注文処理において、注文者が次のような注文を確定した場合の処理について説明する。注文者は、成果物401として“中綴じ製本”を選択し、仕上がりサイズ402として“A4”を選択し、チェックボックス403を選択し、さらにファイル指定コントロール404に電子原稿“Data.pdf”を指定し、注文確定ボタン406を押下したとする。
このとき注文データベース103に格納された注文は、図5(A)のようになる。受付PC104が該当する注文の受付を行い、作業指示書106が印刷装置105から出力され、作業PC107が印刷前工程の処理を実行する。
作業PC107上のプリプレスアプリケーションが起動すると、図13で示したバーコード読み取り画面が表示される。ステップS1801において、図13で示したバーコード読み取り画面が表示されている時に、作業者が入力装置108からバーコードを読み取ると、バーコードに対応する注文番号が読み込まれる。ステップS1802において、注文番号に対応する注文の注文情報501が注文データベース103からダウンロードされる。ステップS1803において、注文情報501がレイアウトテンプレートに変換される。ここでは、注文情報は図7に示したものとなり、変換されたテンプレートは図10のようになる。
次に、ステップS1804において、図7の注文情報に記載された入稿形式706から注文は電子入稿であると判定され、処理が、ステップS1805に進む。ステップS1805において、図7の注文情報に記載された入稿ファイル707の情報から、電子原稿(注文データ502)が読み込まれる。ステップS1808において、読み込んだ注文データ502に対して、図10のレイアウトテンプレートを実行(注文情報を適用)する。
ステップS1809において、成果物が図12に示す条件に当てはまるか否かを判定する。この例では条件にあてはまらないため、処理はステップS1810に進む。ステップS1810において、図14で示した注文のプレビューが表示される。図14は、注文者が図4の注文画面を用いて注文した最終成果物のプレビューである。プレビュー後にプリプレス作業者がステップS1811において次工程への送信指示を行うと、ステップS1812において、次工程である印刷工程のためのジョブ管理を実行する作業PC111に該当の印刷ジョブが送信される。
次に、その他の一例として図4の注文処理において、次のような注文を確定した場合の処理について説明する。注文者は、成果物401として“中綴じ製本”を選択し、仕上がりサイズ402として“A4”を選択し、チェックボックス405を選択し、注文確定ボタン406を押下したとする。つまり、上述した例とは原稿の入稿形式が異なり、この例では紙原稿を入稿することを選択したとする。
このとき注文データベース103に格納された注文は、図5(B)のようになる。受付PC104で該当する注文の受付が行われ、作業指示書106が印刷装置105から出力され、作業PC107で印刷前工程の処理が行われる。
作業PC107上のプリプレスアプリケーションを起動すると、図13で示したバーコード読み取り画面を作業者に表示する。ステップS1801において、図13で示したバーコード読み取り画面が表示さている時に入力装置108からバーコードを読み取ると、バーコードに対応する注文番号が読み込まれる。ステップS1802において、注文番号に対応する注文の注文情報501が注文データベース103からダウンロードされる。ステップS1803において、注文情報501がレイアウトテンプレートに変換される。ここでは、注文情報は図8に示したものとなり、変換されたテンプレートは図11のようになる。
次に、ステップS1804において、図8の注文情報に記載された入稿形式806から注文は紙入稿であると判定され、処理が、ステップS1806に進む。ステップS1806において、スキャン済みの原稿があるか否かが判定される。図8の注文情報に記載された入稿ファイル807に入稿ファイルの記載がないため、ステップS1806ではスキャン済み原稿が存在しないと判定され、処理が、ステップS1807に進む。ステップS1807において、図11のレイアウトテンプレートの領域1102に示されたスキャン命令が実行される。このときプリプレスアプリケーションは図15に示す画面を表示する。
図15に示した画面が表示された時に、プリプレス作業者がスキャナ装置109に紙原稿をセットしOKボタン1602を押下することで、紙原稿はスキャンされ電子データとして取り込まれる。
次に、ステップS1808において、電子データとして取り込まれた紙原稿に対して、図11のレイアウトテンプレートを実行(注文情報を適用)する。具体的には、図11のレイアウトテンプレートの領域1103〜1105に示されたコード(命令)の処理が行われ、電子データとして取り込まれた紙原稿は領域1106に示された位置にPDFファイルとして保存される。また、注文データベース103に保存されている注文情報501は、図9に示す注文情報のように入稿ファイル901が書き換えられる。入稿ファイル901は、図11のレイアウトテンプレートの領域1106に示されたPDF保存命令に指定された位置に電子データとして取り込まれた紙原稿が格納されたことを示している。
ステップS1809において、成果物が図12に示す条件に当てはまるか否かを判定する。この例では条件にあてはまらないため、処理はステップS1810に進む。ステップS1810において、図14で示した注文のプレビューが表示される。プレビュー表示後にプリプレス作業者がステップS1811において次工程への送信指示を行うと、ステップS1812において、次工程である印刷工程を行うジョブ管理のための作業PC111に該当の印刷ジョブが送信される。
以上のように、本実施形態によれば、注文を一意に識別する識別子を用いることで、個別の注文内容に応じたプリプレス処理を行うことを可能とし、作業効率を向上させる印刷システムを提供することができる。
次に、図18、図19を用いてプロプレス処理後にプレビュー表示を行わない場合について説明する。
図18は、注文者が以前に行った注文と同じ注文を再度行った場合の注文情報を示す図である。
オーダ情報1901には再注文であることを示す“再注文”が格納されている。この場合には、プリプレス作業者は同様の注文を以前に処理しており、このような2回目以降の注文に対してはプリプレス作業者が最終成果物のプレビュー表示を行うことなしに次工程へと印刷ジョブは送信される。
図19は、注文がいかなる製本処理も施さない単純印刷である場合の注文情報を示す図である。成果物ID2001にはいかなる製本処理も施さないことを示す“単純印刷”が格納されており、図18の場合と同様にプリプレス作業者が最終成果物のプレビュー表示を行うことなしに次工程へと印刷ジョブが送信される。
また、図12は、スキップデータ305に格納(保持)されている商材スキップテーブルの一例を示す図である。
商材スキップテーブルは、最終成果物のプレビューを表示せずに次工程に印刷ジョブ送信する条件を示したテーブルである。注文情報501及び503が商材スキップテーブルに示した条件を満たす場合には、最終成果物のプレビュー表示は行われない。図12の領域1301は、条件を示す領域であり、条件1302として、単純印刷であり、かつ原稿のページ数が1であることが示されている。また、条件1303として、再注文であることが示されている。
図18及び図19に示した注文情報のように、図12の商材スキップテーブルに示した条件と合致する注文の場合には、図17のフローチャートステップS1809において特定商材と判断され、処理はステップS1812に進む。すなわち、ステップS1810のプレビュー表示は行われることなく、印刷ジョブが次工程に送信される。図16は、ステップS1812においてプリプレスアプリケーションが表示する画面の一例を示す図である。OKボタン1702を押下することで印刷ジョブが次工程に送信される。
このように、プリプレスアプリケーションが所定の条件に基づいてプレビュー表示を行うか否かを判断することにより、プレビュー表示が必要のないときにはその工程を省略することが可能となり、作業効率をより向上させることができる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そしてそのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
301 制御部
303 注文情報解析部
306 レイアウトテンプレート実行部

Claims (10)

  1. 注文を一意に識別する識別子を読み取って注文情報を取得する取得手段と、
    前記取得した注文情報に基づいて印刷の前処理を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする印刷システム。
  2. 前記注文情報に基づいて前記前処理の実行に必要な設定情報を作成する作成手段をさらに備え、
    前記実行手段は、前記設定情報に従って前記印刷の前処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷の前処理を実行する原稿が電子入稿されたか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記原稿が電子入稿された場合は、前記実行手段は、前記原稿に前記印刷の前処理を実行し、
    前記原稿が電子入稿されなかった場合は、前記実行手段は、前記原稿の読み取りを指示する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷システム。
  4. 前記印刷の前処理を実行した後に、プレビュー表示を行うプレビュー手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の印刷システム。
  5. 前記プレビュー表示を行うか否かを判断する判断手段をさらに備え、
    前記判断手段は、2回目以降の前記印刷の前処理を実行する場合、または、特定の原稿の印刷の場合は、前記プレビュー表示を行わないと判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記プレビュー表示を行うか否かを判断する判断手段をさらに備え、
    前記判断手段は、プレビュー表示を行わない条件を示す情報を保持し、
    前記注文情報が前記条件を満たす場合は、前記プレビュー表示を行わないと判断する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  7. 前記注文情報を受け付け、前記注文情報と対応する識別子を発行し、バーコードとして印字する識別子発行手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の印刷システム。
  8. 注文を一意に識別する識別子を読み取って注文情報を取得する取得手段と、
    前記取得した注文情報に基づいて印刷の前処理の実行に必要な設定情報を作成する作成手段と、
    前記設定情報に従って前記印刷の前処理を実行する実行手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  9. 印刷システムの制御方法であって、
    注文を一意に識別する識別子を読み取って注文情報を取得する取得工程と、
    取得した注文情報に基づいて印刷の前処理を実行する実行工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. 請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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