JP2009169620A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】補正処理に不慣れなユーザや新規ユーザでも、ユーザの特性(例えば、性別や年齢)と似ている別のユーザが、処理対象画像と類似する画像に対して補正した補正処理内容に基づいて、処理対象画像に画質補正することで円滑に画質補正を施すことができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】ユーザに関連付けられた画像処理情報から、ユーザの特性ごとに関連付けた主要画像処理情報を作成し、作成した主要画像処理情報もしくは、ユーザに関連付けられた画像処理情報に基づいて画質補正を行う。自分自身が処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順が存在すればその画質補正手順を用いて、存在しなければ自分と同様の特性をもつユーザが処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順を用いて処理対象画像に対して画質補正を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばスキャナやデジタルカメラ等から入力した画像をプリンタやディスプレイ等に出力する場合の画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に関する。
画像データのプリントアウト時の見栄えを良くするなどの目的で画像に対して種々の補正処理を行う場合、汎用の画像処理ソフトによってユーザが画質補正処理を指定し、ディスプレイ等で補正画像の出来栄えを確認しながら適切な画像に仕上げることが一般的に行われている。このような補正処理としては、コントラスト調整処理、彩度アップ処理、人物の肌を綺麗に見せるための処理、また空や海、木々の緑における色補正を行うなどさまざまである。ユーザは上述の画像処理を汎用の画像処理ソフトを使って自分の好みに合うように画像データに補正処理を施している。
近年、デジタルカメラの普及に伴い一般ユーザが撮影する画像数も増大し、汎用のアプリケーションソフト等を使って、上述のような補正処理を行う機会も増えてきている。しかし、上記の汎用の画像処理ソフトによる画像処理方法では、画像ごとに補正処理を行う必要があるためユーザの補正作業の負担が大きい上に、画質補正に不慣れなユーザにとっては好みの画質にするための処理を決定することが難しいという不都合が生じる。
画質補正として、明るさや色合いなど種々の処理項目について予め処理条件を指定しておき、入力された画像に対して同一の処理条件で一律に画像処理を施すという方法も知られているが、このような方法ではユーザの意図した出来栄えの画像が得られない場合が多い。
ところで、互いに同じような複数の画像データ、例えば空、海、人物、を有する複数の画像データには、同様の補正処理が施される場合が多い。画質補正に不慣れなユーザでも、同じような画像の特徴をもつ画像データに対して、その画像に見合った、一般的な補正処理を使って処理することが出来れば、ユーザの補正処理にかかる負担を軽減するとともに、種々雑多な画像が対象になる場合でも、処理対象画像の特徴に応じた適切な画像処理を行うことが可能となる。ここで言う一般的な補正処理とは、あるユーザが行った補正処理ではなく、複数のユーザの補正処理を参照することにより作成した補正処理のことを示している。例えば特許文献1では、画像の特徴の類似度を判別し、類似度の高い画像に施した画質補正手順を処理対象画像に施す技術が開示されている。
特許文献2では、ユーザごとに画像特徴とその補正手順を蓄積、管理し、新たな画像に補正処理を施す場合に、ユーザIDと新たな画像の特徴に基づいて、蓄積データベースからからユーザIDに基づいて検知された、ユーザ自身が以前に行った同様の特徴を有する画像に対する補正手順を用いて補正することで、同じ特徴を有する複数の画像データを円滑に処理する技術が開示されている。
特開2004−054751号公報 特開2006−323580号公報
しかし上記のような従来技術では、ユーザによる補正処理の内容は様々であり、極端に好みの異なるユーザの補正処理を施した場合は、補正画像に満足できる補正画像を得られる可能性は低いという問題があった。さらに、補正処理に不慣れなユーザの場合には、以前に行った補正手順を用いても、満足する補正画像を得られる可能性が少なく、円滑に補正処理が行われるとは言いがたい。また、新規ユーザの場合には、以前に行った補正手順を検索することが出来ず、代わりに他のユーザの補正手順を選ぶとしても、どのユーザの処理手順を選択すればよいか分からず、円滑に補正処理が行われないという問題が生じた。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、補正処理に不慣れなユーザや新規ユーザでも、ユーザの特性(例えば、性別や年齢)と似ている別のユーザが、処理対象画像と類似する画像に対して補正した補正処理内容に基づいて、処理対象画像に画質補正することで円滑に画質補正を施すことができる画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、画像情報を処理する画像処理装置であって、ユーザを検知するユーザ検知手段と、画像の特徴を抽出する画像特徴抽出手段と、画像に対してユーザが指定した画質補正処理の内容を、ユーザの検知情報及び画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録手段と、処理対象画像と補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正手段と、補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、類似画質補正手段は、主要補正手順作成手段により作成された主要画像処理情報に基づいて画質補正処理を行うことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、類似画質補正手段は、補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報に基づいて画質補正処理を行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置であって、主要補正手順作成手段は、補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報におけるユーザの特性と画像の特徴に基づいて主要画像処理情報を作成することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置であって、類似画質補正手段は、選択された画質補正処理による補正結果が不良である場合は、ユーザの指示による画質補正を施すことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の画像処理装置であって、ユーザの特性は、性別であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項4又は6記載の画像処理装置であって、ユーザの特性は、年齢であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、主要補正手順作成手段は、予め設定した一定の期間を経過した場合に主要画像処理情報を作成することを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、主要補正手順作成手段は、予め設定した一定数の画像を画質補正処理した場合に主要画像処理情報を作成することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1記載の画像処理装置であって、主要補正手順作成手段は、ネットワークに繋がれた他の画像処理装置に蓄積されている画像処理情報も参照して主要画像処理情報を作成することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、画像情報を処理する画像処理方法であって、ユーザを検知するユーザ検知ステップと、画像の特徴を抽出する画像特徴抽出ステップと、画像に対してユーザが指定した画質補正処理の内容を、ユーザの検知情報及び画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録ステップと、処理対象画像と補正手順登録ステップにより蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正ステップと、補正手順登録ステップにより蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成ステップと、を備えることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、画像情報を処理する画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、ユーザを検知するユーザ検知処理と、画像の特徴を抽出する画像特徴抽出処理と、画像に対してユーザが指定した画質補正処理の内容を、ユーザの検知情報及び画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録処理と、処理対象画像と補正手順登録処理により蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正処理と、補正手順登録処理により蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成処理と、をコンピュータに実行させる。
請求項13記載の発明は、請求項12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
ユーザに関連付けられた画像処理情報から、ユーザの特性ごとに関連付けた主要画像処理情報を作成し、作成した主要画像処理情報もしくは、ユーザに関連付けられた画像処理情報に基づいて画質補正を行うので、自分自身が処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順が存在すればその画質補正手順を用いて、存在しなければ自分と同様の特性をもつユーザが処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順を用いて処理対象画像に対して画質補正を行うことが可能となる。
以下に、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。図示されるように画像処理装置100は、画質補正手段101、画像情報入力手段102、ユーザ検知手段103、画像特徴抽出手段104、類似画像検索手段105、2次記憶装置106、補正手順登録手段107、主要補正手順作成手段108、表示手段109、出力手段110、ネットワーク・インターフェース(ネットワークI/F)111、ROM(Read-Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、CPU(Central Processing Unit)114を備える。また、画像処理装置100において、各構成要素はバス115を介して互いに接続される。
画像補正手段101は、画像全体のコントラストの調整を行う明るさ補正や、彩度の調整を行う色味補正等を有しており、ユーザの指示もしくは後述する画像処理情報に基づいて処理対象画像に補正処理を施し、表示手段109に表示する。表示手段109は、LCD等の画像データを表示するものである。また、画質補正手段101は、実行した補正処理の内容を画像処理情報として後述する補正手順登録手段107に通知する。補正手順登録手段107は、処理対象画像に施した補正処理の内容と、通知されたユーザ情報、画像特徴量、さらに補正処理の内容を関連付けた画像処理情報として2次記憶装置106に記憶する。
ユーザ検知手段103は、画像処理装置100における画像データの画質補正を行うユーザを認証番号等により検知し、検知したユーザ情報を後述の補正手順登録手段107に通知する。
画像特徴抽出手段104は、画像処理装置100において処理が施される処理対象画像データの特徴を抽出し、類似画像検索手段105へ通知する。また、抽出した画像特徴量は補正手順登録手段107へも通知される。類似画像検索手段105は、抽出した特徴に基づいて2次記憶装置106に蓄積されている画像データの中から類似した画像データを検索し、画質補正手段101へ検索された画像データの特徴を通知する。
主要補正手順作成手段108は、2次記憶装置106に蓄積された幾つかの画像処理情報を、ユーザ情報、画像特徴量に基づいて読み出し新たな補正手順を作成する。作成した補正手順は、画像特徴量とともに補正手順登録手段107に通知され、補正手順登録手段107において、画像特徴量のみに関連づけた主要画像処理情報として2次記憶装置106に記憶される。2次記憶装置106はユーザの検知情報や画像情報の特徴、画像情報に施した補正手順の内容などを記憶する装置である。
画像情報入力手段102は外部から画像情報を受け取る。出力手段110は画像データを記録紙等に印刷するプリンタなどである。ネットワークI/F111は、外部のPCまたは画像処理装置と通信するためのものである。ROM112は本発明のプログラムを格納したメモリであり、RAM113はワークスペースや一時的なメモリとして使用されるメモリである。CPU114は、各構成要素の動作を制御する集中演算装置である。
画像処理情報はある処理対象画像に対してユーザが施した画像補正手順に関する情報である。画像処理情報は、ユーザの情報を示すユーザ情報、画像の特徴を示す統計データ、またオブジェクト検知情報(例えば、顔、青空、木、花など)、さらに画質補正の処理内容により構成される。図2は画像処理情報の一例を示した図である。
図2に示されるユーザAの例では、統計データとして画像全体の輝度平均値、色相ヒストグラムが登録され、オブジェクトとして顔と青空が存在することが登録され、そして明るさ補正手順(例:トーンカーブの補正ルックアップテーブル)や色補正手順(例:色相、彩度補正の手順)が登録されている。
上記のユーザ情報、統計データ、オブジェクト、補正手順の関連付けは補正手順登録手段106において実行される。
図3は画像処理装置が実行する画像処理の一例を示すフローチャートである。画像処理の流れの例について、図3に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ユーザを検知し、検知したユーザ情報の登録を行い(ステップS201)、続けて処理対象画像の統計データや画像に含まれるオブジェクトなどの画像の特徴を抽出する(ステップS202)。上記ステップS202で抽出した処理対象画像の統計データなどの特徴に基づいて、ユーザに属する画像処理情報から類似画像の検索を行う(ステップS203)。
画像群の中から画像に含まれるオブジェクトが処理対象画像と一致し、かつ統計データが類似する画像が存在するか否かを判定する(ステップS204)。類似画像が存在しなかった場合(ステップS204/NO)は、ユーザ自身の手調整により画質補正を実行する(ステップS208)。
類似する画像が存在する場合(ステップS204/YES)は、検索された画像に関連付けて登録されている補正手段にしたがって画質補正(明るさ補正や、色味補正)を実行し(ステップS205)、表示手段109にて補正画像を表示する(ステップS206)。上記ステップS206で表示された補正画像が適切であるとユーザが判断した場合(ステップS207/YES)は、処理対象画像のオブジェクト情報、統計データ、更に補正手順を関連づけて、ユーザの画像処理情報として登録を行う(ステップS209)。補正画像が適切でないとユーザが判断した場合(ステップS207/NO)は、上記ステップS208の処理すなわちユーザ自身の手調整により画質補正を実行し、上記ステップS209の処理を行う。
図4は主要画像処理情報の一例を示した図である。主要画像処理情報は、2次記憶装置106に記憶されている画像処理情報から作成された新たな画像処理情報である。主要画像処理情報について、図4を用いて詳細に説明する。
図4に示すように、主要画像処理情報は、ユーザごとの画像処理情報と、補正手順と、カテゴリ分類に従って作成された画質補正手順から構成される。例えば、男女の性差、年代などでユーザを分類し、画像データの特徴である統計データが類似し、画像に含まれるオブジェクトの一致する画像を選択し、選択した画像群における補正手順から新たな補正手順を作成する。図4の一行目における主要画像処理情報は、女性ユーザの処理した画像の統計データとオブジェクト、そして補正手順である。
図5は、主要画像補正手順作成の流れを示したフローチャートである。主要画像処理情報作成の一例として女性ユーザの主要画像補正手順作成の流れについて、図5に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
まず、どのユーザカテゴリで主要画像補正手順を作成するかを選択する(ステップS301)。今回の場合は女性ユーザを選択する。上記ステップS301で選択した女性ユーザが処理した画像に含まれるオブジェクトが同一である画像の統計データを2次記憶装置106から抽出する(ステップS302)。
ステップS302で抽出した同一オブジェクトが含まれる画像の統計データの類似度の判定を行う(ステップS303)。類似度の判定は、統計データごと(輝度平均値、色相ヒストグラム)に比較して判定する。
次に類似度の高い統計データを持つ補正手順を一つの群としてまとめ(ステップS304)、一つの群としてまとめられた補正手順を用いて、最終的な一つの補正手順を作成する(ステップS305)。最終的な一つの補正手順の作成方法としては、例えば各補正手順の平均をとることとし、明るさ補正手順であれば、複数の補正ルックアップテーブルの平均、色補正手順であれば、各色相において、彩度補正量の平均値を新たな一つの補正手順とする。ここでは、各補正手順の平均を取ることを例としてあげたが、これ以外の方法でも構わない。
最後にユーザカテゴリ(女性)、統計データ、オブジェクト、作成した補正手順の関連づいた情報すなわち女性ユーザカテゴリにおける主要画像補正手順として登録する(ステップS306)。
今回の説明では、性別によるカテゴリ分けで主要画像処理情報を作成したが、特にこれに限ったものではない。年齢ごとのカテゴリや、年代(例えば10代、20代など)ごとのカテゴリ、またこれらの組み合わせなど、他のカテゴリ分けで主要画像処理情報を作成することも可能である。
さらに、この主要画像処理情報は一定期間ごとに更新される。主要画像処理情報の作成タイミングとして、予め設定した期間を経過した後に作成することが可能である。また、予め設定した回数の画質補正が実行された後に作成することも可能であり、その期間や、回数も変更することが可能である。
図6は、新たなユーザが行う画像処理の流れについて示したフローチャートである。新たなユーザが検知された場合の処理の一例について、図6に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ユーザ検知手段103で新たなユーザを検知すると、新たなユーザの情報(例えば新たなユーザが女性とする)を登録させ(ステップS401)、処理対象画像の統計データや画像に含まれるオブジェクトなどの画像の特徴を抽出する(ステップS402)。
新たなユーザと同じカテゴリ(女性)に属する主要画像処理情報において類似画像の検索を行い(ステップS403)、画像に含まれるオブジェクトが一致し、かつ統計データが類似する画像が存在するか否かを判定する(ステップS404)。類似画像が存在しなかった場合(ステップS404/NO)は、ユーザ自身の手調整により画質補正を実行する(ステップS408)。
類似する画像が存在する場合(ステップS404/YES)は、検索された画像に関連付けて登録されている補正手段にしたがって画質補正(明るさ補正や、色味補正)を実行し(ステップS405)、表示手段109にて補正画像を表示する(ステップS406)。表示された補正画像が適切であるとユーザが判断した場合(ステップS407/YES)は、処理対象画像のオブジェクト情報、統計データ、更に補正手順を関連づけて、新たなユーザの画像処理情報として登録を行う(ステップS409)。補正画像が適切でないとユーザが判断した場合(ステップS407/NO)は、上記ステップS408の処理すなわちユーザ自身の手調整により画質補正を実行し、上記ステップS409の処理を行う。
以上の説明では、新たなユーザが女性である場合に、女性がこれまでに画質補正した画像群の中から、処理対象画像の特徴に基づいて類似画像の検索を行い、画像に含まれるオブジェクトが一致し、かつ統計データが類似する画像が存在するか否かを判定していたが、新たなユーザが含まれる全てのカテゴリ、例えば、女性カテゴリと、年齢カテゴリそれぞれにおける画像群の中から、処理対象画像の特徴に基づいて類似画像の検索を行うようにしても良い。このことにより、女性カテゴリでは、類似画像が検索できなかった場合でも、年齢カテゴリで類似画像が検索できれば、年齢カテゴリの類似画像における主要画像処理情報にしたがって画質補正を行うことが可能となる。
また、新たなユーザに対してだけでなく、既存のユーザにおいてこれまで処理したことのない画像を処理対象画像として補正処理を行う場合にも利用できる。図7は、既存のユーザがこれまで処理したことのない画像を処理対象画像として補正処理を行う流れを示したフローチャートである。既存のユーザがこれまで処理したことのない画像を処理対象画像として補正処理を行う例について、図7に示すフローチャートを用いて詳細に説明する。
ユーザ検知手段103によりユーザ(例えばユーザは女性とする)を検知し、検知したユーザ情報の登録を行う(ステップS501)。続けて処理対象画像の統計データや画像に含まれるオブジェクトなどの画像の特徴を抽出する(ステップS502)。抽出した処理対象画像の統計データなどの特徴に基づいて、ユーザに属する画像処理情報から類似画像の検索を行い(ステップS503)、類似画像が存在するか否かの判定を行う(ステップS504)。
ユーザの画像処理情報に類似する画像が存在する場合(ステップS504/YES)は、検索された画像に関連付けて登録されている補正手段にしたがって画質補正(明るさ補正や、色味補正)を実行し(ステップS505)、表示手段109にて補正画像を表示する(ステップS506)。表示された補正画像が適切であるとユーザが判断した場合(ステップS507/YES)は、処理対象画像のオブジェクト情報、統計データ、更に補正手順を関連づけて、ユーザの画像処理情報として登録を行う(ステップS514)。補正画像が適切でないとユーザが判断した場合(ステップS507/NO)は、ユーザ自身の手調整により画質補正を実行し(ステップS513)、上記ステップS514の処理を行う。
一方、ユーザの画像処理情報に類似する画像が存在しない場合(ステップS504/NO)は、ユーザと同じカテゴリ(女性)に属する主要画像処理情報において類似画像検索を行い(ステップS508)、類似画像が検索されたか否かの判定を行う(ステップS509)。
ユーザと同じカテゴリに属する主要画像処理情報に類似画像が存在する場合(ステップS509/YES)は、検索された画像に関連付けて登録されている補正手段にしたがって画質補正(明るさ補正や、色味補正)を実行し(ステップS510)、表示手段109にて補正画像を表示する(ステップS511)。表示された補正画像が適切であるとユーザが判断した場合(ステップS512/YES)は、上記ステップS514の処理を行う。一方、ユーザと同じカテゴリに属する主要画像処理情報に類似画像が存在しない場合(ステップS509/NO)は、上記ステップS513の処理すなわちユーザ自身の手調整により画質補正を実行し、続けて上記ステップS514の処理を行う。
すなわち、ユーザに関連付けて蓄積されている画像処理情報から、処理対象画像の特徴に基づいて類似画像を検索する。類似画像が検索されなかった場合には、ユーザと同一のユーザカテゴリに属する主要画像処理情報の中から処理対象画像の特徴に基づいて類似画像の検索を行う。類似画像が検索された場合には、処理対象画像に対して検索された類似画像に対する主要画像処理情報の補正手順を施し、その補正処理結果に満足する場合には、ユーザ自身の画像処理情報として、補正手順の登録を実行する。類似画像が検索されなかった場合には、ユーザの指示による補正処理を実行し、満足のいく補正処理を施した後、ユーザの画像処理情報として、補正手順の登録を実行する。
また、本実施形態では、画像処理装置100の2次記憶装置106に蓄積されている画像処理情報から主要画像処理情報を作成する例を示したが、ネットワークに繋がれている、不図示の別の画像処理装置の2次記憶装置の画像処理情報も参照して主要画像処理情報を作成することも可能である。
本実施形態により、ユーザに関連付けられた画像処理情報から、ユーザ特性ごとに関連付けた主要画像処理情報を作成し、作成した主要画像処理情報もしくは、ユーザに関連付けられた画像処理情報に基づいて画質補正を行うので、自分自身が処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順が存在すればその画質補正手順を用いて、存在しなければ自分と同様の特性をもつユーザが処理対象画像と同様の特徴をもつ画像に対して施した画質補正手順を用いて処理対象画像に対して画質補正を行うことが可能となる。
また、画質補正手段においては、選択された画質補正手順よる補正結果が不良である場合は、ユーザの指示による画質補正を選ぶことができるので、ユーザに合わせた画質補正を実行することが可能となる。
また、ユーザの特性である性別や、年齢に応じて作成された主要画像処理情報により画質補正するので、ユーザの特性に基づいた信頼性の高い画質補正を行うことが可能となる。
また、一定の期間の経過や、一定数の画質補正回数が実施されると、主要画像処理関連を作成するので、主要画像処理情報を更新することが可能となる。
また、ネットワークに繋がれた別の画像処理装置の画像処理情報も参照するので、より多くの画像処理情報から作成された主要画像処理情報により画質補正することが可能になる。
尚、各図のフローチャートに示す処理をCPU114が実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。
以上好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に係る画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるということは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像処理情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像処理装置が実行する画像処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る主要画像処理情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る主要補正手順作成手段を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る新規ユーザが行う画像処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る既存ユーザがこれまで処理したことのない画像を処理対象画像として行う補正処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 画像処理装置
101 画質補正手段
102 画像情報入力手段
103 ユーザ検知手段
104 画像特徴抽出手段
105 類似画像検索手段
106 2次記憶装置
107 補正手順登録手段
108 主要補正手順作成手段
109 表示手段
110 出力手段
111 ネットワークI/F
112 ROM
113 RAM
114 CPU
115 バス

Claims (13)

  1. ユーザを検知するユーザ検知手段と、
    前記画像の特徴を抽出する画像特徴抽出手段と、
    前記画像に対して前記ユーザが指定した画質補正処理の内容を、前記ユーザの検知情報及び前記画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録手段と、
    処理対象画像と、前記補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正手段と、
    前記補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記類似画質補正手段は、前記主要補正手順作成手段により作成された主要画像処理情報に基づいて画質補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記類似画質補正手段は、前記補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報に基づいて画質補正処理を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記主要補正手順作成手段は、前記補正手順登録手段により蓄積された画像処理情報におけるユーザの特性と画像の特徴に基づいて前記主要画像処理情報を作成することを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  5. 前記類似画質補正手段は、選択された画質補正処理による補正結果が不良である場合は、ユーザの指示による画質補正を施すことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の画像処理装置。
  6. 前記ユーザの特性は、性別であることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  7. 前記ユーザの特性は、年齢であることを特徴とする請求項4又は6記載の画像処理装置。
  8. 前記主要補正手順作成手段は、予め設定した一定の期間を経過した場合に前記主要画像処理情報を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記主要補正手順作成手段は、予め設定した一定数の画像を画質補正処理した場合に前記主要画像処理情報を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  10. 前記主要補正手順作成手段は、ネットワークに繋がれた他の画像処理システムに蓄積されている画像処理情報も参照して前記主要画像処理情報を作成することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  11. ユーザを検知するユーザ検知ステップと、
    前記画像の特徴を抽出する画像特徴抽出ステップと、
    前記画像に対して前記ユーザが指定した画質補正処理の内容を、前記ユーザの検知情報及び前記画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録ステップと、
    処理対象画像と、前記補正手順登録ステップにより蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正ステップと、
    前記補正手順登録ステップにより蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成ステップと、を備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. ユーザを検知するユーザ検知処理と、
    前記画像の特徴を抽出する画像特徴抽出処理と、
    前記画像に対して前記ユーザが指定した画質補正処理の内容を、前記ユーザの検知情報及び前記画像情報の特徴と関連付けてユーザごとの画像処理情報として蓄積する補正手順登録処理と、
    処理対象画像と、前記補正手順登録処理により蓄積された画像処理情報における画像との類似度を判定し、類似する画像に対応する画質補正処理の内容を選択して処理対象画像に画質補正処理を施す類似画質補正処理と、
    前記補正手順登録処理により蓄積された画像処理情報から新たな主要画像処理情報を作成する主要補正手順作成処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
  13. 請求項12記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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