JP6238715B2 - 経路探索装置及びその方法、並びに経路を探索するためのコンピュータプログラム及びコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

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本発明は、車両を走行させて現地調査を行う際、現地調査により得られる情報を効果的に取得可能な経路を探索する装置及びその方法に関する。
一般に、ナビゲーション装置等で用いられる地図データは、調査対象となる道路を実際に車両で走行して得られる位置情報等の情報や、車載ビデオカメラ等により得られる走行時の車両前後方の撮影画像等に基づいて作成されている。そして、このように車両を走行させて行う現地調査(以下、走行現調ともいう)を効率的に行うために種々の開発が行われてきている。
例えば、特許文献1には、道路調査において、地図情報を取得すべき道路の通行を開始した旨、終了した旨を調査員に警告することにより、地図作成のための情報の取得漏れを軽減する技術が開示されている。
本発明に関連する従来技術を開示する特許文献2又は3も参照されたい。
特開2007−212972号公報 特開2004−085537号公報 特開2010−230365号公報
上記車載ビデオカメラ等により得られる走行画像は地図データ作成において重要な役割を果たす。具体的には、交差点に設置される信号機に懸架された交差点名称を記載した看板(以下、単に「信号機看板」ということがある)に関する文字情報や、当該交差点付近に設置される交通規制に関する情報等を走行画像に収め、該走行画像に収められた各情報に基づいて上記地図データを作成する。しかしながら、走行現調時の走行環境は様々であり、例えば、夕暮れや悪天候時、車両前方にトラックが走行している時などには、画像全体が暗くて不鮮明だったり、トラックの荷台が映り続けていたりと、上記取得すべき情報が地図データ作成に適した状態で取得できないことも多い。このような場合には、地図データ作成に利用可能なように、上記情報を取得すべく、再度同じ道路を走行することが必要となる。当該再走行を必要とする道路をリアルタイムでチェックできれば良いが、運転者が走行中に走行画像の利用可否をチェックすることは手間や困難を伴い、効率的でない。
そこでこの発明は、走行現調時に得られた走行画像に基づき、再走行が必要な道路を自動的に特定することで効率的な走行現調を行うことを一つの目的とする。
この発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その第1の局面は次のように規定される。即ち、
第1のエリア内における所定条件を満たす対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを格納する第1の地図データベースと、
車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて蓄積する走行履歴データベースと、
前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理部と、
前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定部と、
前記第1の地図データベースを参照して、目的地までの経路であって、前記特定された要再走リンクを含む経路を探索する経路探索部と、
を備える、経路探索装置。
このように規定される第1の局面の経路探索装置によれば、対象リンクに対応する走行履歴に関連付けて蓄積された走行画像を処理して、該処理結果に基づき該対象リンクを要再走リンクと特定する。そして、特定された要再走リンクを含む経路となるよう経路探索する。このように走行画像を画像処理して、再度走行を要するリンクであるか否か自動的に判定する。すなわち、上記画像処理結果の結果、当該走行画像が地図データ作成に利用でないと判定されるとき、該走行画像が関連付けられた走行履歴に対応する対象リンクを要再走リンクと特定する。このように走行画像を処理することにより、自動的に該走行画像の利用可否、そして再度走行すべき道路が特定できるため、走行現調の効率性を向上させることができる。
ここでリンクとは、道路ネットワークデータの構成要素であって、一般に道路の交差点等に対応するノード−ノード間を結ぶ道路に対応して生成されたデータをいう。対象リンクとは、通常の地図データベースに含まれるリンクのうち、経路の対象となるリンクであり、例えばリンク属性等を基準として選択される。このようなリンク属性としては、例えば、リンク幅、リンク種別、車線数、路線番号等が挙げられる。詳細には、リンク幅が所定閾値以上であるリンク、リンク種別が幹線道路、高速道路であるリンク、車線数が所定閾値以上であるリンク等が対象リンクとして選択される。当該対象リンクは、上記リンク属性を基準として選択される他、オペレータの手動により選択することとしても良い。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定の経路探索装置において、前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定部と、
前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定部と、
前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新部と、を備え、
前記経路探索部は、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する経路を探索する。
このように規定される第2の局面の経路探索装置によれば、地図データベース内に格納される所定エリア内の巡回対象リンクから、車両の走行履歴に基づいて走行済みリンクを特定し、さらに該走行済みリンクのうち上記要再走リンクを特定する。そして、上記地図データベース内の巡回対象リンクから、要再走リンク以外の走行済みリンクを消し込むことにより、上記地図データベースを更新し、該更新された地図データベースを参照して、未走行リンク及び要再走リンクを巡回可能な巡回経路を探索する。このように走行履歴に基づき再度走行する必要のない走行済みリンクを特定することにより、再度の走行を必要としない走行済みリンクと、走行を要するリンク(要再走リンク及び未走行リンク)とが峻別された地図データベースを提供することができる。また、更新された地図データベースに基づき、要再走リンク及び未走行リンクを巡回可能な経路を提供することができる。当該地図データベースの更新及び走行を要するリンクを巡回するための再経路探索は、自動的に行われるため、運転者は運転に注力でき安全性も確保できる。
走行済みリンクとは、車両により走行されたリンクである。好ましくは、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定することとできる(第4の局面)。このような装置によれば、当該対象リンク全域にわたる情報を取得することができ、より綿密な地図データベースを作成することができる。走行済みリンクの他の例としては、一の対象リンクにおいて所定割合以上(例えば、50%以上)走行されているリンクを走行済みリンクとしても良い。また、別の例として、一の対象リンクの一部を走行した場合において、その走行した部分について走行済みである旨の情報を、対象リンクに付与することで走行済みリンクとすることとしても良い。例えば、走行履歴が対象リンクから逸脱した座標に基づき、当該逸脱点までを走行済みとしたり、対象リンクのリンク形状に反してハンドル操作を行った場合に当該操作を行った座標に基づき、当該操作地点までを走行済みとすることとできる。この場合、上記消込みリンク特定部は、該走行済みリンク中の走行済み部分に基づいて消込みリンクと特定することとできる。
巡回経路とは、上記第1のエリア内に存在する対象リンクをより効率良く巡回するための経路であり、このような巡回経路として、例えば、該エリア内の対象リンクを一筆書きの要領で走行する経路や、該エリア内においてより多くの対象リンクを走行しつつ同一の対象リンクを走行する回数を極力抑えた経路等が挙げられる。
所定エリア内において未走行リンクが少なくなったとき、すなわち、走行済みリンクの割合が大きくなったときには、該未走行リンクのみを巡回するよう経路を探索することは効率性に欠けることとなる。
そこで、この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第2の局面に規定の経路探索装置において、第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを格納する第2の地図データベースと、
前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出部と、を備え、
前記経路探索部は、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記経路を探索する。
このように規定される第3の局面の経路探索装置によれば、所定エリア内の消込みリンクの割合を算出し、該割合が所定閾値以上であるとき、該エリアに隣接するエリアを含めて巡回経路を探索するため、走行現調の効率性が向上する。
上述のとおり、夕暮れや悪天候時、車両前方にトラックが走行している時などには、画像全体が暗くて不鮮明だったり、トラックの荷台が映り続けていたりと、走行現調において好ましくない。
そこで、この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
第1〜第4のいずれかの局面に規定の経路探索装置において、前記画像処理部は、
前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出部と、
前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択部と、
前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出部と、を備え、
前記要再走リンク特定部は、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する。
このように規定される第5の局面に規定の経路探索装置によれば、走行画像から複数のフレーム画像を抽出し、両フレーム画像の対応する比較領域間における変化量を検出し、該検出された変化量が所定閾値以下であることをもって対象リンクを要再走リンクとして特定する。
ここで、比較領域とは、フレーム画像間の変化を検出するためにフレーム画像内から選択される領域をいう。
また、この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第1のエリア内における所定条件を満たす対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを第1の地図データベースに格納する第1の格納ステップと、
車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて走行履歴データベースに蓄積する蓄積ステップと、
画像処理部が、前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理ステップと、
要再走リンク特定部が、前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定ステップと、
経路探索部が、前記第1の地図データベースを参照して、目的地までの経路であって、前記特定された要再走リンクを含む経路を探索する経路探索ステップと、
を備える、経路探索方法。
このように規定される第6の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第7の局面は次のように規定される。即ち、
第6の局面に規定の方法において、走行済みリンク特定部が、前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定ステップと、
消込みリンク特定部が、前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定ステップと、
地図データベース更新部が、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新ステップと、を備え、
前記経路探索ステップでは、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する経路を探索する。
このように規定される第7の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第8の局面は次のように規定される。即ち、
第7の局面に規定の方法において、第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを第2の地図データベースに格納する第2の格納ステップと、
割合算出部が、前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出ステップと、を備え、
前記経路探索ステップでは、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記経路を探索する。
このように規定される第8の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第9の局面は次のように規定される。即ち、
第7又は第8の局面に規定の方法において、前記走行済みリンク特定ステップでは、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定する。
このように規定される第9の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第10の局面は次のように規定される。即ち、
第6〜第9のいずれかの局面に規定の方法において、前記画像処理ステップは、
フレーム画像抽出部が、前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出ステップと、
比較領域選択部が、前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択ステップと、
変化量検出部が、前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出ステップと、を備え、
前記要再走リンク特定ステップでは、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する、
請求項6〜9のいずれか一項に記載の経路探索方法。
このように規定される第10の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
更に、この発明の第11の局面は次のように規定される。即ち、
経路を探索するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
第1のエリア内における所定条件を満たす対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを第1の地図データベースに格納する第1の格納手段と、
車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて走行履歴データベースに蓄積する蓄積手段と、
前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理手段と、
前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定手段と、
前記第1の地図データベースを参照して、目的地までの経路であって、前記特定された要再走リンクを含む経路を探索する経路探索手段、
として機能させる、コンピュータプログラム。
このように規定される第11の局面の発明によれば、第1の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第12の局面は次のように規定される。即ち、
第11の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定手段と、
前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定手段と、
前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新手段、として機能させ、
前記経路探索手段は、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する経路を探索する。
このように規定される第12の局面の発明によれば、第2の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第13の局面は次のように規定される。即ち、
第12の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータを、更に、
第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを第2の地図データベースに格納する第2の格納手段と、
前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出手段、として機能させ、
前記経路探索手段は、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記経路を探索する。
このように規定される第13の局面の発明によれば、第3の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第14の局面は次のように規定される。即ち、
第12又は第13の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記走行済みリンク特定手段は、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定する。
このように規定される第14の局面の発明によれば、第4の局面と同等の効果を奏する。
この発明の第15の局面は次のように規定される。即ち、
第11〜第14の局面に規定のコンピュータプログラムにおいて、前記画像処理手段は、
前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出手段と、
前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択手段と、
前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出手段と、を備え、
前記要再走リンク特定手段は、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する。
このように規定される第15の局面の発明によれば、第5の局面と同等の効果を奏する。
第11〜第15のいずれかの局面に規定されるコンピュータプログラムを記録する記録媒体が第16の局面として規定される。
図1は、本発明の実施の形態の経路探索装置1の構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す画像処理部の詳細構成の一例を示すブロック図である。 図3は、図2に示す変化量検出部の詳細構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態の経路探索装置1の動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、図4に示すステップ5の詳細動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の他の実施の形態の経路探索装置21の構成を示すブロック図である。 図7は、(A)第1の地図データベース23内に格納される地図データを、(B)走行履歴データベース25内に格納される走行履歴データを、(C)更新後の第1の地図データベース23内に格納される地図データを説明するための模式図である。 図8は、本発明の他の実施の形態の経路探索装置21の動作の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の他の実施の形態の経路探索装置31の構成を示すブロック図である。 図10は、本発明の他の実施の形態の経路探索装置31の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、(A)第1の地図データベース23内に格納される地図データ、(B)走行履歴データベース25内に格納される走行履歴データ、(C)更新後の第1の地図データベース23内に格納される地図データ及び第2の地図データベース43内に格納される地図データ、を説明するための模式図である。 図12は、本発明の実施例の移動体端末装置51の構成を示すブロック図である。
この発明の実施の形態の経路探索装置を説明する。
図1に、経路探索装置1の概略構成を示す。
図1に示すように、この経路探索装置1は、第1の地図データベース3、走行履歴データベース5、画像処理部7、要再走リンク特定部9及び経路探索部11を備えている。
第1の地図データベース3には、経路を探索するための地図データであって、第1のエリア内の対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データが格納されている(図7(A)参照)。当該第1の地図データベース3は、通常の地図データベースに上記基準等を適用して作成することができる。具体的には、通常の地図データベース内のリンクのうち、上記対象リンク以外のリンクに高い値のコスト(例えば、コスト∞等)を付与することにより作成される。このような第1の地図データベースを用いれば、実質的に上記対象リンクが経路の対象として選択されることとなる。また、第1の地図データベース3内に格納される対象リンクに対して、デフォルト設定で「未走行」である旨のデータや、「走行回数0回」である旨のデータが入力されていても良い。図7(A)では、「未走行」である旨のデータが設定されている対象リンクを太線で表している(L11〜L22)。
走行履歴データベース5には、車両が走行した走行履歴が、該車両に取り付けられた撮像装置(図示せず)で取得された走行画像(走行画像データ)と関連付けて蓄積される(図7(B)参照)。当該走行履歴データベース5には、例えば、車両のプローブ情報に基づき、該車両が走行した各リンクの履歴R〜Rが蓄積される。各リンクの走行履歴R〜Rは、例えば、図7(B)の点線として表すことができる。各リンクの履歴は、走行日時、走行速度、走行した車線等を含むこととしても良い。当該走行画像データは、時間的に連続する複数のフレーム画像から構成されている。ここで、車両に取り付けられる撮像装置の設置向きや角度は、走行画像中に信号機看板の文字表示や交通規制標識を撮像可能なように設定すれば、特に制限されない。例えば、進行方向を撮影するよう設置するか、あるいは、進行方向と逆方向を撮影かのうなよう設置することが好ましい。
画像処理部7は、上記第1の地図データベース3及び走行履歴データベース5を参照して、上記蓄積された走行画像を上記対象リンク毎に画像処理する。当該画像処理の方法は、特に限定されず、当該走行画像に上記信号機看板の文字表示や交通規制に関する情報が撮像されているか否か判定可能なように処理すれば良い。例えば、走行画像における一あるいは連続するフレーム画像における、輝度や明度を検出することすることができる。他の例として、走行画像における連続するフレーム画像間での輝度値や明度値等の変化量を検出することとしても良い。後者について具体的には、以下に示す装置又は方法により行うことができる。なお、この点についての技術的説明の詳細については、本出願人らによる特願2011−543183号明細書及び図面を参照されたい。
図2に、画像処理部7としての走行画像データ処理装置100の概略構成を示す。
図2に示すように、この走行画像データ処理装置100はフレーム画像抽出部103、座標情報保存部104、比較領域選択部105及び変化量検出部106を備える。
フレーム画像抽出部103は、第1の地図データベース5を参照して、走行履歴データベース5に保存された走行画像データであって、対象リンクに関する走行画像データからフレーム画像を抽出する。図2に示す走行画像データ処理装置100では、当該フレーム画像抽出部103は、第1フレーム画像を抽出する第1フレーム画像抽出部131と、第2フレーム画像を抽出する第2フレーム画像抽出部132とを備えている。第1フレーム画像と第2フレーム画像は時間的に連続していてもよいし、両フレーム画像間に時間間隔があってもよい。また、抽出するフレーム画像の数は、2以上の複数であればよく、その数は制限されない。
フレーム画像間の時間間隔が極めて小さい場合、短い時間間隔(例えば0.1秒)に含まれる複数のフレーム画像から任意に1のフレーム画像を抽出してこれに比較領域aを設定し、同様に抽出した他のフレーム画像へ比較領域bを設定することも可能である。この場合、前者のフレーム画像と後者のフレーム画像とをともに第1のフレーム画像(又は第2のフレーム画像)として取り扱う。
座標情報保存部104には、フレーム画像抽出部103で抽出されたフレーム画像上から、後述する比較領域を選択するための座標情報が保存される。走行画像データ処理装置1では、フレーム画像上から比較領域aを選択するための座標情報Aと、比較領域bを選択するための座標情報Bとが保存されている。座標情報保存部104には、予め定められた座標情報を保存してもよいし、後述する座標情報設定部で設定された座標情報を保存することとしてもよい。当該座標情報は、選択される比較領域の数に応じて、複数の座標情報が保存されることとなる。
比較領域選択部105は、座標情報保存部104に保存された座標情報に基づいて、フレーム画像抽出部103で抽出されたフレーム画像から比較領域を選択する。比較領域選択部105は、第1フレーム画像から比較領域を選択する第1比較領域選択部151と、第2フレーム画像から比較領域を選択する第2比較領域選択部152とを備える。そして、第1比較領域選択部151には、座標情報Aに基づき比較領域1aを選択する比較領域1a選択部511と、座標情報Bに基づき比較領域1bを選択する比較領域1b選択部512とが備えられる。同様に、第2比較領域選択部52には、比較領域2a選択部521と比較領域2b選択部522とが備えられる。第1フレーム画像から選択される比較領域1aと第2フレーム画像から選択される比較領域2aは、ともに座標情報Aに基づいて選択されるため、各フレーム画像上において同一の領域を示すこととなる。座標情報Bに基づいて選択される比較領域1bと比較領域2bについても同様に、各フレーム画像上において同一の領域を示す。
選択する比較領域の数は、2以上であれば特に制限されないが、フレーム画像が矩形であることから、4の比較領域を選択することが好ましい。
変化量検出部106は、第1フレーム画像と第2フレーム画像との変化量を検出する。走行画像データ処理装置100では、第1フレーム画像から選択される比較領域1aと第2フレーム画像から選択される比較領域2aとの変化量を検出する第1変化量検出部161と、同様にして選択される比較領域1bと比較領域2bとの変化量を検出する第2変化量検出部162とが備えられている。
抽出されたフレーム画像間から変化量を検出するために、例えば、輝度値等を用いることができる。図3を用いて、輝度の平均値を用いた場合の変化量検出部の構成を詳細に説明する。
第1変化量検出部161は、領域1a平均輝度算出部611、領域2a平均輝度算出部612及び領域a変化量検出部613を備える。領域1a平均輝度算出部611は、比較領域1aを構成する画素の数と各画素の輝度値から1画素あたりの平均輝度を算出する。同様にして、領域2a平均輝度算出部612は、比較領域2aにおける平均輝度を算出する。領域a変化量検出部613では、比較領域aにおける変化量を検出する。すなわち、上記算出された比較領域1aの平均輝度と比較領域2aの平均輝度とを比較し、その差を比較領域aの変化量として検出する。第2変化量検出部62も上記と同様にして、比較領域bにおける変化量を検出する。
変化量の検出には、フレーム画像間の変化量が検出される要素を用いれば特に限定されず、上記輝度の平均値を用いる場合の他、輝度の標準偏差等を用いることもできる。
図1に戻り、要再走リンク特定部9は、上記画像処理部7の画像処理の結果に基づいて、上記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する。当該特定の方法としては、例えば、上記走行画像のフレーム画像において輝度や明度を検出した場合には、当該輝度や明度が所定閾値以下であるフレーム画像に関連付けられた座標に基づき、当該座標に対応する対象リンクを要再走リンクと特定することができる。また、上記フレーム画像間での輝度値や明度値等の変化量を検出した場合には、当該変化量が所定閾値以下であるフレーム画像に関連付けられた座標に基づき、当該座標に対応する対象リンクを要再走リンクと特定することができる。また、複数の比較領域について上記画像処理を行った場合には、全ての比較領域について輝度等が所定閾値以下であった場合に、上記特定を行うこととしても良い。他の例として、複数の比較領域のうち所定数以上の比較領域について、あるいは、所定面積以上の比較領域について輝度等が所定閾値以下であった場合に、上記特定を行うこととしても良い。当該要再走リンク特定部9は、上記画像処理の結果に基づき、上記対象リンク中、上記検出値が所定閾値以下であった座標に対応する部分について部分的に要再走と特定しても良いし、該対象リンク全体を要再走と特定することとしても良い。
経路探索部11は、上記第1の地図データベース3を参照して、目的地までの経路であって、上記要再走リンク特定部9で特定された要再走リンクを含む経路を探索する。
図4を用いて、図1に示す経路探索装置1の動作の一例を説明する。
まず、ステップ1では、図示しない走行履歴取得部は、車両の走行履歴R〜Rを取得し、該走行に際して取得された走行画像と関連付けて走行履歴データベース5に蓄積する。当該蓄積された走行履歴R〜Rの一例を図7(B)に示す。
ステップ3では、画像処理部7は、第1の地図データベース3を参照して、ステップ1で取得された走行履歴Rに対応する対象リンクLを抽出する。例えば、走行履歴Rに対応する対象リンクとして対象リンクL11が抽出される。当該装置において、後述の走行済みリンク特定部が備えられる場合には、該走行済みリンク特定部でステップ3を実行することとしても良い。
ステップ5では、画像処理部7は、ステップ3で抽出された対象リンクLについて、走行履歴Rに関連付けられた走行画像を処理する。
図5を用いて、ステップ5の詳細動作の一例を説明する。
まず、ステップ101では、走行履歴データベース5に保存された走行画像データからフレーム画像対を抽出する。抽出されるフレーム画像は複数であればよいが、走行画像データ処理装置100では、フレーム画像対として第1フレーム画像と第2フレーム画像とを抽出している。
次に、抽出された第1フレーム画像から複数の比較領域を選択する(ステップ103)。当該比較領域の選択は、比較領域aを選択するための座標情報Aと、比較領域bを選択するための座標情報Bとが予め保存された座標情報保存部104を参照して行われる。この走行画像データ処理装置100では、第1フレーム画像から、座標情報Aに基づく比較領域1aが、座標情報Bに基づく比較領域1bがそれぞれ選択される。同様にして、第2フレーム画像から、比較領域2aと比較領域2bとが選択される。
続いて、ステップ103で選択された比較領域のうち、同一の座標情報に基づき選択された比較領域1aと比較領域2aとの変化量、及び、比較領域1bと比較領域2bとの変化量を検出する(ステップ105、107)。
ステップ105では、フレーム画像毎に比較領域kの平均輝度を算出する。すなわち、第1変化量検出部161内の領域1a平均輝度算出部611は、比較領域選択部105で選択された比較領域1aにつき当該領域1aに含まれる画素の数と各画素の輝度値から1画素あたりの平均輝度を算出する。同様に、領域2a平均輝度算出部612において、比較領域2a内の平均輝度が算出される。
当該算出された領域1a及び領域2aの平均輝度は、領域a変化量検出部613に送られ、両領域における平均輝度の差が検出される(ステップ107)。当該差が、第1フレーム画像と第2フレーム画像との比較領域aにおける変化量となる。
図4に戻り、ステップ7では、要再走リンク特定部9は、画像処理部7を参照して、ステップ5の処理結果が所定条件を満たすか否か判定する。ステップ7においてYesのときステップ9へ進む。例えば、上記ステップ107で検出された領域a、領域bの変化量を、予め定められた変化量閾値と比較し、領域aあるいは領域bの変化量が当該変化量閾値以下であるとき、所定条件を満たすものとして、ステップ3で抽出された対象リンクLを要再走リンクと特定するものとすることができる(ステップ9)。他の例として、領域a及び領域bともに変化量が上記変化量閾値以下であることを上記所定条件としても良い。
ステップ11では、経路探索部11は、第1の地図データベース3を参照し、上記ステップ9で要再走リンクであると特定された対象リンクを含むよう経路を探索する。
図6に、他の実施の形態の経路探索装置21を示す。図6において、図1と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図6に示すのは、第1の地図データベース3内に格納された第1のエリア内の対象リンクから、画像処理の結果に基づいて特定された要再走リンク以外の走行済みリンクを消し込むことにより、上記第1の地図データベースを更新し、該更新された第1の地図データベースを参照して第1のエリア内の未走行リンク及び要再走リンクを巡回可能な経路探索装置21である。すなわち、当該装置21は、図1に示す装置1において、走行済みリンク特定部23、消込みリンク特定部25及び地図データベース更新部27を更に備え、画像処理部7及び経路探索部11に代えて画像処理部29及び巡回経路探索部30を備えている。
走行済みリンク特定部23は、上記走行履歴データベース5内に蓄積された走行履歴に基づいて、上記第1の地図データベース内の対象リンクのうち走行済みリンクを特定する。当該走行済みリンクの特定方法は、特に限定されないが、対象リンクの一部、例えば半分以上を走行したものを走行済みリンクとして特定することができる。他の例として、対象リンクの一方の端点から他の方の端点までを完走したものを上記走行済みリンクとして特定することとしたり、対象リンクを完走していない場合であっても走行した部分について部分的に走行済みと特定することとしても良い。さらには、上記走行日時、走行速度、走行した車線に関する情報を走行済みリンクの特定に用いることができる。例えば、上記蓄積された走行履歴のうち、走行時刻が10:00〜17:00の間の走行履歴を用いたり、走行速度が60km/h以下の走行履歴を用いたりすることができる。
消込みリンク特定部25は、上記走行済みリンク特定部23で特定された走行済みリンクのうち、上記要再走リンク特定部9で特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、上記第1の地図データベース3内の対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する。図7(A)の例において、リンクL14、リンクL21、リンクL16、リンクL20及びリンクL17が消込みリンクとして特定される。
地図データベース更新部27は、第1の地図データベース内の対象リンクから、上記消込みリンク特定部23で特定された消込みリンクを消し込むことにより、該第1の地図データベースを更新する(図7(C)参照)。当該消込みの方法としては、例えば、上記第1の地図データベース3内の対象リンクに予め設定された「未走行」のデータを「走行済み」のデータに書き換えることにより、上記第1の地図データベースを更新することとすることができる。他の例としては、消込みリンクに対して、上記予め設定された「走行回数0回」を「走行回数1回」のように走行回数を加算することにより、上記更新を行うこととしても良い。図7(C)に示すように、更新された地図データベースは、未だ「未走行」のデータが設定されている対象リンクのみを太線で表すことができる。当該地図データベース更新部27は、上記特定された消込みリンクに基づいて逐次更新しても良いし、所定間隔で更新しても良い。また、エンジンを切ったタイミングや、探索された巡回経路を走行し終えたタイミング等で更新することとしても良い。
巡回経路探索部30は、上記地図データベース更新部27によって更新された第1の地図データベース3(図7(C)参照)を参照して、上記巡回経路を探索する。当該探索の方法としては、例えば、「未走行」のデータが設定されている対象リンク、あるいは、「走行回数0回」のデータが設定されている対象リンクを一筆書きの要領で走行可能な経路を探索することとすることができる。なお、当該巡回経路は、もちろん未走行の対象リンク以外の対象リンクや走行回数0回の対象リンク以外の対象リンク、対象リンク以外のリンクを含んでいても良い。この例において、当該巡回経路として、図7(C)において点線で示す経路が探索される。当該巡回経路を走行後、未走行の対象リンクとして残存するリンクL15については、該リンクL15を走行すべく新たに巡回経路を探索することとしても良いし、後述の経路探索装置41にて行われるように隣接エリアの対象リンクと併せて巡回できるよう経路探索することとしても良い。
この装置21において、画像処理部29は、上記走行済みリンク特定部23で特定された走行済みリンクについて、上記画像処理部7と同様に画像処理を行うものとすることができる。
図8を用いて、図6に示す経路探索装置21の動作の一例を説明する。
まず、ステップ21では、図示しない走行履歴取得部は、車両の走行履歴R〜Rを取得し、走行履歴データベース25に蓄積する。当該蓄積された走行履歴R〜Rの一例を図5(B)に示す。
ステップ23では、走行済みリンク特定部23は、上記第1の地図データベース3を参照して、ステップ21で取得された走行履歴Rに対応する対象リンクLを抽出する。例えば、走行履歴Rに対応する対象リンクとして対象リンクL11が抽出される。
ステップ25では、走行済みリンク特定部23は、ステップ21で取得された走行履歴Rが、ステップ23の対象リンクLの両端点間を完走しているか否か判定する。ステップ25においてYesのときステップ27へ進む。例えば、上記抽出された走行履歴Rは、対象リンクL11の一方の端点から他方の端点まで走行しているので、ステップ27へ進む。例えば、走行履歴が、対応する対象リンクの両端点間を完走していない場合には、ステップ39へ進む。
ステップ27では、走行済みリンク特定部23は、上記ステップ23で抽出された対象リンクLを走行済みリンクと特定する。
ステップ29では、画像処理部29は、走行履歴データベース5を参照し、ステップ27で特定された走行済みリンク(対象リンクL)について、走行履歴Rの走行画像を処理する。当該ステップ29は、上記ステップ5と同様に行うことができる。
ステップ31では、要再走リンク特定部9は、画像処理部29を参照して、ステップ29の処理結果が所定条件を満たすか否か判定する。ステップ31においてNoのときステップ33へ進む。例えば、走行履歴R及びRの走行画像の処理の結果、所定条件を満たさない場合には、ステップ33へ進む。一方、走行履歴R、R、R、R及びRの画像処理結果が所定条件を満たしていれば、ステップ35へ進む。
ステップ33では、消込みリンク特定部25は、ステップ27で特定された走行済みリンクを消込みリンクとして特定する。
一方、ステップ35では、要再走リンク特定部9は、ステップ27特定された走行済みリンクを要再走リンクとして特定する。
ステップ37では、地図データ更新部271は、ステップ33の結果に基づき、特定された対象リンクLにデフォルトで設定されていた「未走行」のデータを「走行済み」に書き換えることにより第1の地図データベース3を更新する。更新された第1の地図データベース3は、例えば、図7(C)のように表される。
当該走行履歴Rに続く走行履歴Rn+1について、ステップ23〜ステップ37を実行する(ステップ39、40)。
ステップ41では、巡回経路探索部30は、ステップ37を実行することにより更新された第1の地図データベース3を参照して、巡回経路を探索する。すなわち、更新された第1の地図データベース3において、未走行の対象リンクL12、L13、L15、L18、L18、L22を巡回すべく、例えば、図7(C)中、点線で示すような巡回経路を探索する。
図9に、他の実施の形態の経路探索装置31を示す。図9において、図1及び図6と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図9に示すのは、所定エリア内における未走行の対象リンクが少ないとき、該エリア内の未走行の対象リンクと、該エリアに隣接するエリアの対象リンクとを併せて巡回経路を探索することが可能な経路探索装置31である。すなわち、当該装置31は、図6に示す装置21において、第2の地図データベース33及び割合算出部35を更に備え、巡回経路探索部30に代えて巡回経路探索部37を備えている。
第2の地図データベース33には、巡回経路を探索するための地図データであって、第1のエリアに隣接する第2のエリア内の対象リンクに関する情報を含む地図データが格納されている。上記第2のエリアは、上記第1のエリアに隣接していれば良く、両エリア内のリンクが直接接続していることは要せず、また、両エリア内のリンクが重複していても良い。当該第2の地図データベース33は、上記第1の地図データベース3と同様の方法によって更新されているものであっても良い。
割合算出部35は、上記更新された第1の地図データベース3を参照して、上記第1のエリア内の全対象リンクに対する消込みリンクの割合を算出する。当該算出の方法として、例えば、上記第1のエリア内の全対象リンクのリンク数に対する上記消込みリンクのリンク数の割合を算出することができる。また、他の例としては、上記第1のエリア内の全対象リンクの総距離に対する上記消込みリンクの総距離の割合を算出することとしても良い。
巡回経路探索部37は、上記割合算出部35で算出された割合が所定閾値以上であるとき、上記更新された第1の地図データベース3及び第2の地図データベース33を参照して、巡回経路を探索する。当該探索の方法は、特に限定されず、上記巡回経路探索部30と同様にして行うことができる。特には、当該巡回経路探索部37は、上記特定された消込みリンクの割合がより大きい第1の地図データベース3内の対象リンク(未走行の対象リンク)を優先的に巡回することとしても良い。上記所定閾値は、例えば、80%以上とすることができる。
上記経路探索装置31の構成要素の一部をサーバ装置で実行可能とする経路探索システムとしても良い。当該サーバ装置で実行可能な構成は、特に限定されないが、例えば、地図データベース更新部27、割合算出部35及び巡回経路探索部37とすることとすることができる。サーバ装置で一元管理することで、異なる車両の走行履歴に基づき、一括して地図データベースを更新することができ、効率的な巡回経路の探索を行うことができる。
図10を用いて、図9に示す経路探索装置31の動作の一例を説明する。
まず、ステップ51では、上記ステップ21と同様に、図示しない走行履歴取得部は、車両の走行履歴R20〜R30を取得し、走行履歴データベース5に蓄積する。当該蓄積された走行履歴R20〜R30の一例を図11(B)に示す。
ステップ53では、走行済みリンク特定部23は、上記第1の地図データベース3を参照して、ステップ51で取得された走行履歴Rに対応する対象リンクLを抽出する。例えば、走行履歴R22に対応する対象リンクとして対象リンクL22が抽出される。
ステップ55では、走行済みリンク特定部23は、ステップ53で抽出された対象リンクL中、走行履歴Rの重複する部分を走行済みリンクと特定する。当該特定の方法としては、例えば、対象リンクLの座標と走行履歴Rの座標とを比較し、走行履歴Rが対象リンクLから逸脱した点までの部分を走行済みリンクとすることができる。他の例としては、車両のプローブ情報に基づき、例えば、対象リンクLのリンク形状に反してハンドル操作を行った点までの部分を走行済みリンクとしても良い。例えば、図11(B)中、走行履歴R22は対応する対象リンクL22の全域に亘って重複しているため対象リンクL22全体が走行済みリンクとして特定される。一方、走行履歴R29は対応する対象リンクL15と部分的に重複しているため、対象リンクL15中の走行履歴R29と重複する部分を走行済みリンクとして特定することとなる。
ステップ57〜ステップ61は、上記ステップ29〜35と同様にして行うことができる。この例において、図11(B)に示す対象リンクL19が要再走リンクとして特定されたものとする。
ステップ62では、地図データベース更新部27は、ステップ60の結果に基づき、特定された対象リンクLに設定されていた「未走行」のデータを「走行済み」に書き換え、あるいは、部分的に特定された走行済みリンクについては、当該部分について「走行済み」である旨の情報を反映させることにより第1の地図データベース3を更新する。
当該走行履歴Rに続く走行履歴Rn+1について、ステップ53〜ステップ62を実行する(ステップ63、65)。
ステップ67では、割合算出部35は、上記第1の地図データベース3内の全対象リンクの総距離を算出する。
続くステップ68では、割合算出部35は、上記第1の地図データベース3内の対象リンクのうち、消込みリンクと特定された部分の総距離を算出する。
ステップ69では、割合算出部35は、ステップ67及び68の算出結果に基づいて、全対象リンクに対する消込みリンクの割合を算出する。当該算出の結果、消込みリンクの割合が80%以上であるとき(ステップ70:Yes)、ステップ71へ進む。
ステップ71では、巡回経路探索部37は、上記更新された第1の地図データベース3及び上記第2の地図データベース33を参照して、第1のエリア内の未走行対象リンク(対象リンクのうち消込みリンク以外のリンク)及び第2のエリアの未走行対象リンクを巡回すべく巡回経路を探索する。すなわち、更新された第1の地図データベース3において、対象リンクL15の未走行部分及び対象リンクL19の未走行部分(要再走部分)を巡回すべく、例えば、図11(C)中、点線で示すような巡回経路を探索する。
一方、ステップ70においてNoの場合には、ステップ73へ進む。
ステップ73では、巡回経路探索部37は、上記更新された第1の地図データベース3を参照して、第1のエリア内の未走行対象リンクを巡回すべく巡回経路を探索する。
図12に、実施例の移動体端末装置51を示す。図12において、図1、図6及び図9と同一の要素には同一の符号を付して、その説明を部分的に省略する。
図12に示すのは、図9に示す装置31を備えた移動体端末装置51である。この移動体端末装置51は、制御部510、メモリ部511、入力部512、出力部513、インターフェース部514、端末位置特定部515、プローブ情報取得部516、第1の地図データベース3、第2の地図データベース33、走行履歴データベース5、画像処理部7、走行済みリンク特定部23、要再走リンク特定部9、消込みリンク特定部25、割合算出部35、地図データベース更新部27及び巡回経路探索部37を備えている。
制御部510はCPU、バッファメモリその他の装置を備えたコンピュータ装置であり、移動体端末装置51を構成する他の要素を制御する。
メモリ部511にはコンピュータプログラムが保存され、このコンピュータプログラムはコンピュータ装置である制御部510に読み込まれて、これを機能させる。このコンピュータプログラムは、移動体端末装置の記憶装置としての内蔵ハードディスク又は内蔵メモリ、移動体端末装置に差し替え可能な記憶媒体としてのSD(登録商標)メモリカード、メモリスティック、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、DVD等の汎用的な媒体へ保存できる。
入力部512は、例えば、ユーザの指令の入力に用いられる。具体的には、上記経路探索における目的地等の入力に用いられる。入力部512として、マウス、ライトペン又はディスプレイの表示内容と協働するタッチパネル等のポインティングデバイスやキーボード又はマイクロホン等の音声入力装置を用いることができる。
出力部513はディスプレイを含み、後述の端末位置特定部515で特定された端末装置の位置や、巡回経路探索部47で探索された巡回経路、対象リンクや未走行リンクの表示等、その他の情報を表示する。この出力部513は音声発信部を含むこともできる。
インターフェース部514は移動体端末装置51を無線ネットワーク等へ連結させる。
端末位置特定部515は、GPS装置やジャイロ装置により端末装置の現在の位置情報を特定する。併せて、現在時刻を特定することもできる。
プローブ情報取得部516は、車両のプローブ情報を取得する。当該プローブ情報取得部516は、ネットワークを介して無線で連結された車両から送信されるプローブ情報を取得することとしても良いし、車両内のメモリへ一旦格納し、直接又は有線を介して得られるプローブ情報を取得することとしても良い。当該プローブ情報には、少なくとも座標情報、プローブカーを特定するID情報が含まれる。GPS等の位置検出機能を有する車両であればこれらの情報を特定することができる。更に、時間情報、速度情報、方位情報、高度情報、アクセル開度、エンジン回転数、前後加速度、ヨーレイト、ストップランプ、ABSウォーニングランプ、燃料消費量、電力残存容量、舵角(ハンドルの回転角度情報)、シフトレバー情報等を備えていても良い。
以上、本発明の実施の形態及び実施例について説明してきたが、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態(実施例)を部分的に実施しても構わない。さらには、これらのうち、2つ以上の実施の形態(実施例)を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
1 21 31 経路探索装置
3 33 地図データベース(地図DB)
5 走行履歴データベース(走行履歴DB)
7 画像処理部
9 要再走リンク特定部
11 30 37 経路探索部
23 走行済みリンク特定部
25 消込みリンク特定部
27 地図データベース更新部(地図DB更新部)
35 割合算出部

Claims (16)

  1. 所定条件を満たす対象リンクを車両により巡回するための巡回経路を探索する経路探索装置において、
    第1のエリア内における対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを格納する第1の地図データベースと、
    車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて蓄積する走行履歴データベースと、
    前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理部と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定部と、
    前記第1の地図データベースを参照して、前記特定された要再走リンクを含む前記巡回経路を探索する経路探索部と、
    を備える、経路探索装置。
  2. 前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定部と、
    前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定部と、
    前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新部と、を備え、
    前記経路探索部は、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する前記巡回経路を探索する、
    請求項1に記載の経路探索装置。
  3. 前記第1のエリアに隣接する第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを格納する第2の地図データベースと、
    前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出部と、を備え、
    前記経路探索部は、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記巡回経路を探索する、
    請求項2に記載の経路探索装置。
  4. 前記走行済みリンク特定部は、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定する、
    請求項2又は3に記載の経路探索装置。
  5. 前記画像処理部は、
    前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出部と、
    前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択部と、
    前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出部と、を備え、
    前記要再走リンク特定部は、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の経路探索装置。
  6. 所定条件を満たす対象リンクを車両により巡回するための巡回経路を探索する経路探索方法において、
    第1のエリア内における対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを第1の地図データベースに格納する第1の格納ステップと、
    車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて走行履歴データベースに蓄積する蓄積ステップと、
    画像処理部が、前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理ステップと、
    要再走リンク特定部が、前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定ステップと、
    経路探索部が、前記第1の地図データベースを参照して、前記特定された要再走リンクを含む前記巡回経路を探索する経路探索ステップと、
    を備える、経路探索方法。
  7. 走行済みリンク特定部が、前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定ステップと、
    消込みリンク特定部が、前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定ステップと、
    地図データベース更新部が、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新ステップと、を備え、
    前記経路探索ステップでは、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する前記巡回経路を探索する、
    請求項6に記載の経路探索方法。
  8. 前記第1のエリアに隣接する第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを第2の地図データベースに格納する第2の格納ステップと、
    割合算出部が、前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出ステップと、を備え、
    前記経路探索ステップでは、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記巡回経路を探索する、
    請求項7に記載の経路探索方法。
  9. 前記走行済みリンク特定ステップでは、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定する、
    請求項7又は8に記載の経路探索方法。
  10. 前記画像処理ステップは、
    フレーム画像抽出部が、前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出ステップと、
    比較領域選択部が、前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択ステップと、
    変化量検出部が、前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出ステップと、を備え、
    前記要再走リンク特定ステップでは、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する、
    請求項6〜9のいずれか一項に記載の経路探索方法。
  11. 所定条件を満たす対象リンクを車両により巡回するための巡回経路を探索するためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、
    第1のエリア内における対象リンクを含むリンクに関する情報を含む地図データを第1の地図データベースに格納する第1の格納手段と、
    車両が走行した走行履歴を、該走行した際に取得された走行画像と関連付けて走行履歴データベースに蓄積する蓄積手段と、
    前記取得された走行画像を前記対象リンク毎に画像処理する画像処理手段と、
    前記画像処理の結果に基づいて、前記画像処理された対象リンクのうち、再走行を要する要再走リンクを特定する要再走リンク特定手段と、
    前記第1の地図データベースを参照し、前記特定された要再走リンクを含む前記巡回経路を探索する経路探索手段、
    として機能させる、コンピュータプログラム。
  12. 前記コンピュータを、更に、
    前記走行履歴に基づいて、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクのうち走行済みリンクを特定する走行済みリンク特定手段と、
    前記特定された走行済みリンクのうち前記特定された要再走リンクを除く走行済みリンクを、前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから消し込む対象となる消込みリンクとして特定する消込みリンク特定手段と、
    前記第1の地図データベース内の前記対象リンクから前記特定された消込みリンクを消し込むことにより、前記第1の地図データベースを更新する地図データベース更新手段、として機能させ、
    前記経路探索手段は、前記更新された第1の地図データベースを参照して、前記第1のエリア内の前記対象リンクを巡回する前記巡回経路を探索する、
    請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記コンピュータを、更に、
    前記第1のエリアに隣接する第2のエリア内における所定条件を満たす対象リンクに関する情報を含む地図データを第2の地図データベースに格納する第2の格納手段と、
    前記第1のエリア内の前記対象リンクに対する前記消込みリンクの割合を算出する割合算出手段、として機能させ、
    前記経路探索手段は、前記算出された割合が所定閾値以上であるとき、前記更新された第1の地図データベース及び前記第2の地図データベースを参照して、前記巡回経路を探索する、
    請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記走行済みリンク特定手段は、前記対象リンクの一方の端点から他方の端点までを完走した対象リンクを前記走行済みリンクとして特定する、
    請求項12又は13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記画像処理手段は、
    前記走行履歴データベースから、一の前記対象リンクに関連付けられた前記走行画像のうち、第1のフレーム画像及び該第1のフレーム画像と時間的に連続する第2のフレーム画像とを抽出するフレーム画像抽出手段と、
    前記第1のフレーム画像における第1の比較領域と、前記第2のフレーム画像における前記第1の比較領域に対応する第2の比較領域とを選択する比較領域選択手段と、
    前記選択された第1の比較領域及び第2の比較領域の変化量を検出する変化量検出手段と、を備え、
    前記要再走リンク特定手段は、前記検出された変化量が所定閾値以下であるとき、前記対象リンクを要再走リンクとして特定する、
    請求項11〜14のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
  16. 請求項11〜15のいずれか一項に記載のコンピュータプログラムを記録する記録媒体。
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