JP6236851B2 - drill - Google Patents
drill Download PDFInfo
- Publication number
- JP6236851B2 JP6236851B2 JP2013088276A JP2013088276A JP6236851B2 JP 6236851 B2 JP6236851 B2 JP 6236851B2 JP 2013088276 A JP2013088276 A JP 2013088276A JP 2013088276 A JP2013088276 A JP 2013088276A JP 6236851 B2 JP6236851 B2 JP 6236851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- negative
- range
- corner
- angle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
本発明は、穴精度の高い穴あけ加工用ドリルに関する。 The present invention relates to a drill for drilling with high hole accuracy.
精度の高い穴あけ加工をする際、効率的に切り屑を排出させるためにねじれ溝を広くすることや、工具の剛性を保つために心厚を厚くすることが求められる。また、切削抵抗やスラスト抵抗により発生する芯ブレを抑えて求心性を高めることが求められる。 When drilling with high accuracy, it is required to widen the torsion groove in order to discharge chips efficiently and to increase the core thickness in order to maintain the rigidity of the tool. In addition, it is required to improve the centripetality by suppressing the core blur generated by cutting resistance and thrust resistance.
例えば、特許文献1には、3つ以上のねじれ溝を有し、凹形状の主切れ刃と滑らかに接続されるようにドリルの先端にシンニング刃が形成されているドリルが開示されている。さらに、ドリル先端側から見て凹形状の主切れ刃の径方向すくい角θ1が−20°≦θ1<0°と、負となる負角部を有することで、1回転当りの送り量がドリル径Dの5%を超える高送り穴あけ加工を可能としている。凹形状の主切れ刃の径方向すくい角については、特許文献1においては−25°〜5°の範囲で検討され、−25°にするとスラスト抵抗が大きくなり切れ味が悪いため加工には不向きであるとされている。
For example,
特許文献2では、凹形状の主切れ刃と2枚の副刃の3枚を一組とする外周刃部を有し、凹形状の主切刃で穴あけ加工(荒加工)を行い、第1副刃で中仕上げ加工、第2副刃で仕上げ加工を行う。凹形状の主切れ刃の径方向すくい角θ1を−25°≦θ1≦−5°、第1副刃の径方向すくい角θ2を0°<θ2≦20°、第2副刃の径方向すくい角θ3を−40°≦θ3<0°の範囲とすることで、内壁面粗さの良好な加工穴を形成している。
In
なお、加工穴内壁の仕上げ刃である第2副刃の径方向すくい角については−42°〜0°の範囲で検討されている。しかし、穴あけ加工を行う凹形状の主切れ刃の径方向すくい角は−27°〜−3°の範囲で検討されており、−27°では摩耗は正常であるが、−25°よりも小さいため、切削抵抗が増大して振動が大きくなる。そのため、凹形状の主切れ刃で加工を行った際に生じる削り残しや傷が大きくなり、第1副刃と第2副刃で十分に加工穴内壁を仕上げることができないため内壁面粗さが悪化するとされている。 Note that the rake angle in the radial direction of the second sub-blade that is the finishing blade of the inner wall of the machined hole has been studied in the range of −42 ° to 0 °. However, the rake angle in the radial direction of the concave main cutting edge for drilling has been studied in the range of −27 ° to −3 °, and wear is normal at −27 °, but smaller than −25 °. Therefore, cutting resistance increases and vibration increases. For this reason, uncut parts and scratches generated when machining with a concave main cutting edge become large, and the inner wall roughness is not sufficient because the inner wall of the machining hole cannot be sufficiently finished with the first and second auxiliary blades. It is supposed to get worse.
しかしながら、特許文献1に開示されているドリルは、ドリル直径Dの5%を超えるような高送り穴あけ加工は可能であるが、加工穴の精度が安定しないという問題があった。また、特許文献2に開示されているドリルは、凹形状の主切れ刃以外に2枚の副刃を形成するため、ドリルの製造工程が複雑になるという問題があった。
However, although the drill disclosed in
そこで、本発明においては前述した問題点に鑑みて、穴あけ加工において、加工穴精度を向上させ、かつ高寿命な高送り穴あけ加工が可能であり、かつ製造コストの少ないドリルを提供することを課題とする。 Therefore, in view of the above-described problems in the present invention, it is an object to provide a drill that can improve drilling accuracy and can perform high-feed drilling with a long service life and low manufacturing cost. And
本発明者等は、特許文献1および2においては検討及び示唆のされていない凹形状の主切れ刃の径方向すくい角が−25°超の負角の範囲について鋭意研究した。その結果、穴あけ加工を行う凹形状の主切れ刃の径方向すくい角を−30°よりもさらに負角とすることで特許文献2における第1副刃や第2副刃を形成することなく加工穴精度が向上することを知得した。
The inventors of the present invention have intensively studied the range of negative angles in which the radial rake angle of the concave main cutting edge, which has not been studied and suggested in
そこで、本発明においては3つのねじれ溝を有するドリルにおいてドリル先端から見て、ドリルの先端にコーナアールとシンニング刃を有するシンニングと、シンニングと滑らかに接続される凹形状の主切れ刃と、主切れ刃の外周において回転方向と後退する径方向すくい角と、径方向すくい角が形成される負角部と、負角部と隣接してねじれ溝に沿ったマージンを有し、径方向すくい角が−45°〜−30°の範囲内であるドリルを提供することにより前述した課題を解決した。 Accordingly, in the present invention, in a drill having three torsion grooves, as viewed from the drill tip, a thinning having a corner radius and a thinning blade at the tip of the drill, a concave main cutting edge smoothly connected to the thinning, Radial rake angle that has a rake angle in the outer periphery of the cutting edge and a radial rake angle that recedes, a negative angle portion that forms a radial rake angle, and a margin along the twisted groove adjacent to the negative angle portion. The above-mentioned problems have been solved by providing a drill having a range of −45 ° to −30 °.
即ち、凹形状の主切れ刃の外周に負角部を形成し、径方向すくい角を−45°〜−30°の範囲とすることにより、ドリルの外周から中心に向かって切削抵抗がかかるためドリルの位置を安定させて加工中の振動が小さくなり芯ブレが抑制される。また、後述するように凹形状の主切れ刃の負角部の幅(負角部幅)をドリルの直径Dに対して、0.04D±0.05mmの範囲とする。 That is, by forming a negative angle portion on the outer periphery of the concave main cutting edge and setting the radial rake angle in the range of −45 ° to −30 °, cutting resistance is applied from the outer periphery of the drill toward the center. The position of the drill is stabilized, vibration during processing is reduced, and core blurring is suppressed. Further, as described later, the width of the negative corner portion (negative corner portion width) of the concave main cutting edge is set to a range of 0.04D ± 0.05 mm with respect to the diameter D of the drill.
また、負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを有するドリルとした。即ち、負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを有することにより、ドリルの外周および外周コーナの切削抵抗やスラスト抵抗に対する強度が向上して、欠けや摩耗が発生しにくくなる。 Moreover, it was set as the drill which has a chamfer of a negative angle part in the intersection formed by the flank and margin of a negative angle part. In other words, by having negative chamfering at the intersection formed by the flank and margin of the negative corner, the strength against the cutting resistance and thrust resistance of the outer periphery and peripheral corner of the drill is improved, and chipping and wear are prevented. Less likely to occur.
さらに、請求項2に記載の発明においては、負角部面取りの面取り幅が0.03mm〜0.05mmの範囲内であるドリルとする。即ち、面取り幅に範囲を設けることによりドリルの外周および外周コーナの切削抵抗やスラスト抵抗に対する強度が向上して、欠けや摩耗が発生しにくくなると同時に、主切れ刃の切れ味が低下することなく確保される。
Furthermore, in invention of
本発明においては、3つのねじれ溝を有するドリルにおいて、凹形状の主切れ刃の外周に負角部を有し、径方向すくい角が−45°〜−30°の範囲内とすることで、ドリルの位置を安定させて加工中の振動が小さくなり芯ブレが抑制されるので、求心性が増して加工穴精度が向上する。また、マージンを設けることにより過剰な切削抵抗の増加を防ぐことができるので、安定した穴あけ加工を実施することができるものとなった。 In the present invention, in a drill having three torsion grooves, the outer periphery of the concave main cutting edge has a negative corner, and the rake angle in the radial direction is within a range of −45 ° to −30 °. Since the position of the drill is stabilized and vibration during machining is reduced and core blurring is suppressed, centripetality is increased and machining hole accuracy is improved. Moreover, since an increase in excessive cutting resistance can be prevented by providing a margin, stable drilling can be performed.
また、請求項2に記載の発明においては、負角部面取りを有することで、切削抵抗やスラスト抵抗に対するドリル外周および外周コーナの強度が向上して、欠けや摩耗が発生しにくくなるので、高寿命な高送り穴あけ加工が可能となった。
Further, in the invention according to
さらに、請求項3に記載の発明においては、負角部面取りの面取り幅を0.03mm〜0.05mmの範囲内とすることで、欠けや摩耗を発生しにくくし、切れ味が低下することなく確保されるので、加工中の振動が抑制され、加工穴精度が向上し、かつ高寿命な高送り穴あけ加工を実施することができる。
Furthermore, in the invention described in
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例であるドリル1の正面図、図2は図1の側面図、図3は図2の先端部の拡大図、図4は図2の先端部の拡大斜視図、図5は図2のA−A線断面図である。
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 is a front view of a
本発明のドリル1は、図1に示すように、三つのねじれ溝2、2,2を有するドリル1においてドリル1の先端から見て、軸心Oの先端にコーナアール4とシンニング刃5を有するシンニング3が設けられている。また、凹形状の主切れ刃6がシンニング3と滑らかに接続されている。凹形状の主切れ刃6の外周においては回転方向と後退する径方向すくい角αと、径方向すくい角αが形成される負角部7とが設けられている。また、負角部7と隣接してねじれ溝2に沿ったマージン9と、負角部7の逃げ面10とマージン9とで形成される交線には負角部面取り8を有している。この負角部7の径方向すくい角αは−45°〜−30°の範囲内であり、負角部面取り8の面取り幅Cは0.03mm〜0.05mmの範囲内である。
As shown in FIG. 1, the
径方向すくい角αに範囲を設ける理由は、切削抵抗によりドリル1の外周から中心に向かってかかる負荷でドリル1の芯ブレが抑制されるので、穴あけ加工において加工穴精度を向上させることができる。径方向すくい角αは、−45°よりさらに負角になるとドリル1にかかる切削抵抗が大きくなり芯ブレを抑えられない。また、−30°より角度が正に近くなるとドリル1の外周コーナでチッピングや欠けが発生する。そのため、径方向すくい角αは−45°〜−30°の範囲内に設定することが望ましい。
The reason for providing a range in the radial rake angle α is that the core blur of the
さらに、ドリル1を製造する際に、一つの砥石を用いてねじれ溝2を形成した後に直線形状の負角部7を形成し、さらに切れ味を持たせるためには、径方向すくい角αの狙い値を−37°とし公差を±3°とする。そうすることで、ドリル直径Dが数mm〜数十mmの範囲のドリル1を製造することが可能となる。そのため、径方向すくい角αについては−40°〜−34°の範囲に設定することがより望ましい。
Further, when the
図2ないし図4に示すように、負角部7の逃げ面10とマージン9で形成される交線に負角部面取り8を有することで、切削抵抗やスラスト抵抗に対するドリル1の外周の強度が向上して、欠けや摩耗が発生しにくくなり、芯ブレが抑制される。そのため、穴あけ加工において加工穴精度を向上させ、かつ工具寿命が長くなる。
As shown in FIG. 2 to FIG. 4, the strength of the outer periphery of the
また、負角部面取り8の面取り幅Cは0.03mm〜0.05mm範囲内で設定されている。負角部面取り8の面取り幅Cに範囲を設ける理由は、0.03mmより小さいと強度が向上せずに欠けや摩耗が発生する。また、0.05mmを超えると凹形状の主切れ刃6の切れ味が悪くなって求心性が損なわれるため、負角部面取り8の面取り幅Cは0.03mm〜0.05mmの範囲内で設定することが望ましい。
Further, the chamfer width C of the
ドリル1の軸心Oの先端にコーナアール4を形成するようにシンニング3を施すことで、ドリル1の軸心Oで発生する細い切り屑の排出性が向上する。また、シンニング刃5を設けることで求心性が増し、切削抵抗やスラスト抵抗が低下して芯ブレが発生しにくくなり、加工穴精度を高めることができる。
By performing the thinning 3 so as to form a
また、シンニング刃5は凹形状の主切れ刃6と滑らかに接続されるように設けられており、シンニング刃5のすくい角βが−1°〜1°の範囲内で設定されている。シンニング刃5のすくい角βに範囲を設ける理由は、−1°より小さいとシンニング刃5の肉厚が厚くなりドリル1先端の切り屑の排出性が低下する。また、1°を超えると刃の肉厚が薄くスラスト抵抗によりチッピングや欠けが発生しやすくなりドリル1の求心性が損なわれるため、−1°〜1°の範囲内に設定する。
The thinning
凹形状の主切れ刃6の負角部7が形成される負角部幅Nについては、小さくなるとドリル1の外周から中心に向かってかかる切削抵抗が小さいので芯ブレが大きくなる傾向にある。一方で負角部幅Nが大きくなると、凹形状の主切れ刃6の切れ味が悪くなり、ドリル1にかかる切削抵抗が大きくなって工具の剛性を越えてしまい折損するため、0.04D±0.05mm(D:ドリル直径)の範囲内に設定する。
When the negative angle portion width N in which the
図5に示すように、ドリル1の心厚Wについては、小さくなると工具の剛性や刃物強度が損なわれる一方、大きくなると切り屑の排出性が損なわれるため、0.29D〜0.31D(D:ドリル直径)の範囲内に設定する。
As shown in FIG. 5, when the core thickness W of the
ランド幅角度γに対する溝幅角度δの比(溝幅比:δ/γ)が1.4〜2.0の範囲内で設定されている。溝幅比(δ/γ)に範囲を設定する理由は、切削抵抗を抑え、かつ、ドリル1にかかる負荷に耐えうる心厚Wと切り屑の排出性をバランス良く確保することができるためである。溝幅角度δよりもランド幅角度γが小さくなると工具の剛性や刃物強度が損なわれるが、ランド幅角度γが大きくなると切り屑の排出性が損なわれるため、1.4〜2.0の範囲内に設定する。
The ratio of the groove width angle δ to the land width angle γ (groove width ratio: δ / γ) is set within the range of 1.4 to 2.0. The reason for setting the range for the groove width ratio (δ / γ) is that the cutting thickness can be suppressed and the core thickness W that can withstand the load applied to the
本発明に係るドリル(以下、本発明品という)および従来のドリル(以下、従来品という)を用いて以下の加工条件で切削試験を行い、切削試験後の穴拡大量、真円度、内壁面粗さ、直角度を測定した。切削試験に用いた本発明品および従来品の材質は超硬合金、ドリル直径Dは12mmとすることを共通仕様とした。また、本発明品は径方向すくい角を−37°、負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを施した。一方、従来品は径方向すくい角を−20°とした。
・被削材:SCM440H
・切削油:水溶性油剤
・切削速度:75m/min
・送り量:0.48mm/rev
・送り速度:955mm/min
・回転数:1990min―1
・加工深さ:60mm(5D)
Using a drill according to the present invention (hereinafter referred to as the present product) and a conventional drill (hereinafter referred to as a conventional product), a cutting test is performed under the following processing conditions. Wall roughness and perpendicularity were measured. The common specification is that the material of the present invention and the conventional product used in the cutting test are cemented carbide and the drill diameter D is 12 mm. Further, the product of the present invention has a rake angle in the radial direction of −37 °, and a negative angle chamfer is applied to the intersection formed by the flank and the margin of the negative angle part. On the other hand, the conventional product has a rake angle of −20 ° in the radial direction.
・ Work material: SCM440H
・ Cutting oil: Water-soluble oil agent ・ Cutting speed: 75 m / min
・ Feed amount: 0.48mm / rev
・ Feeding speed: 955mm / min
・ Rotation speed: 1990 min -1
・ Processing depth: 60mm (5D)
表1はSCM440Hに対する加工穴精度を評価するために、切削試験後に穴拡大量、真円度、内壁面粗さ、直角度を測定した結果である。表1に示すように、本発明品は従来品に対して穴拡大量が4.0μm、真円度が2.9μm、内壁面粗さが1.3μm、直角度が38.0μm小さくなっている。この結果から本発明品の加工穴精度が従来品より向上していることがわかる。 Table 1 shows the results of measuring the hole expansion amount, roundness, inner wall surface roughness, and squareness after the cutting test in order to evaluate the accuracy of the drilled hole for SCM440H. As shown in Table 1, the product of the present invention has a hole expansion amount of 4.0 μm, roundness of 2.9 μm, inner wall roughness of 1.3 μm, and squareness of 38.0 μm smaller than the conventional product. Yes. From this result, it can be seen that the machined hole accuracy of the product of the present invention is improved over the conventional product.
これは、本発明品は従来品と比較して径方向すくい角を−30°よりもさらに負角とし、さらには負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを施したことで、加工中の振動が抑制されためである。 This is because the product according to the present invention has a rake angle in the radial direction that is more negative than −30 ° compared to the conventional product, and further, the chamfered negative corner portion is formed at the intersection formed by the relief surface and the margin of the negative corner portion. This is because vibration during processing is suppressed.
本発明に係るドリル(以下、本発明品という)および従来のドリル(以下、従来品という)を用いて以下の加工条件で切削試験を行った。切削試験に用いた本発明品および従来品の材質は超硬合金、ドリル直径Dは6mmとすることを共通仕様とした。また、本発明品は径方向すくい角を−37°、負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを施した。一方、従来品は径方向すくい角を−20°とした。
・被削材:S50C、SCM440H
・切削油:水溶性油剤
・切削速度:120m/min、75m/min
・送り量:0.24mm/rev
・送り速度:1530mm/min、955mm/min
・回転数:6370min―1、3980min―1
・加工深さ:30mm(5D)
Using a drill according to the present invention (hereinafter referred to as the present product) and a conventional drill (hereinafter referred to as a conventional product), a cutting test was performed under the following processing conditions. The common specification is that the material of the present invention and the conventional product used in the cutting test are cemented carbide and the drill diameter D is 6 mm. Further, the product of the present invention has a rake angle in the radial direction of −37 °, and a negative angle chamfer is applied to the intersection formed by the flank and the margin of the negative angle part. On the other hand, the conventional product has a rake angle of −20 ° in the radial direction.
・ Work material: S50C, SCM440H
Cutting oil: water-soluble oil agent Cutting speed: 120 m / min, 75 m / min
・ Feed amount: 0.24mm / rev
・ Feeding speed: 1530mm / min, 955mm / min
・ Rotational speed: 6370 min −1 , 3980 min −1
・ Processing depth: 30mm (5D)
表2はS50CおよびSCM440Hに対する耐久性を評価するために、折損または摩耗で寿命に至るまで切削試験を行った時の加工穴数の結果である。表2に示すように本発明品は従来品に対してS50Cでは1.4倍以上、SCM440Hでは1.3倍以上、加工穴数が増加し、本発明品の工具寿命が従来品より伸びていることがわかる。 Table 2 shows the results of the number of holes processed when a cutting test is performed until the end of the life due to breakage or wear in order to evaluate the durability against S50C and SCM440H. As shown in Table 2, the product of the present invention is 1.4 times or more in the S50C and 1.3 times or more in the SCM440H compared to the conventional product, and the number of machining holes is increased. I understand that.
これは、本発明品は従来品と比較して径方向すくい角を−30°よりもさらに負角とし、さらには負角部の逃げ面とマージンとで形成される交線に負角部面取りを施したことで、芯ブレが抑制されたためである。また、切削抵抗やスラスト抵抗に対するドリルの外周および外周コーナの強度が向上して、欠けや摩耗が発生しにくくなり、加工穴精度を向上させ、かつ高寿命な高送りによる穴あけ加工が可能となったためである。 This is because the product according to the present invention has a rake angle in the radial direction that is more negative than −30 ° compared to the conventional product, and further, the chamfered negative corner portion is formed at the intersection formed by the relief surface and the margin of the negative corner portion. This is because the core blur was suppressed. In addition, the strength of the outer periphery and outer periphery of the drill against cutting resistance and thrust resistance is improved, so that chipping and wear are less likely to occur, drilling accuracy is improved, and drilling with a long life and high feed becomes possible. This is because.
1 ドリル
2 ねじれ溝
3 シンニング
4 コーナアール
5 シンニング刃
6 凹形状の主切れ刃
7 負角部
8 負角部面取り
9 マージン
10 負角部の逃げ面
O ドリル軸心
C 面取り幅
α 径方向すくい角
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記径方向すくい角が−45°〜−30°の範囲内であって、前記凹形状の主切れ刃の負角部の幅Nは前記ドリルの直径をDとした場合に、0.04D±0.05mmの範囲内とし、かつ前記負角部の逃げ面と前記マージンとで形成される交線に負角部面取りを有することを特徴とするドリル。 A thinning having a corner are and a thinning blade at a chisel edge of the drill as viewed from the tip of the drill in a drill having three twist grooves, a concave main cutting edge smoothly connected to the thinning, and the main cutting edge A radial rake angle that recedes in the rotational direction on the outer periphery of the rim, a negative angle portion where the radial rake angle is formed, and a margin along the torsion groove adjacent to the negative angle portion,
The radial rake angle is within a range of −45 ° to −30 °, and the negative corner width N of the concave main cutting edge is 0.04D ± when the diameter of the drill is D. A drill having a chamfered negative corner at an intersecting line formed by the flank of the negative corner and the margin within a range of 0.05 mm .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013088276A JP6236851B2 (en) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | drill |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013088276A JP6236851B2 (en) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | drill |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014210325A JP2014210325A (en) | 2014-11-13 |
JP6236851B2 true JP6236851B2 (en) | 2017-11-29 |
Family
ID=51930496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013088276A Active JP6236851B2 (en) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | drill |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6236851B2 (en) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107457459B (en) * | 2017-08-08 | 2019-04-16 | 大连理工大学 | The interior cold hole changed course process of fibre reinforced composites drilling cutter |
WO2023032180A1 (en) * | 2021-09-06 | 2023-03-09 | オーエスジー株式会社 | Drill |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4424885A1 (en) * | 1994-07-14 | 1996-01-18 | Cerasiv Gmbh | All-ceramic drill |
EP2366478B1 (en) * | 2001-07-10 | 2020-04-15 | Mitsubishi Materials Corporation | Drill |
JP3783629B2 (en) * | 2002-01-30 | 2006-06-07 | 三菱マテリアル株式会社 | Drill |
JP2003205412A (en) * | 2002-01-15 | 2003-07-22 | Nachi Fujikoshi Corp | Tri-flute drill |
JP2004261930A (en) * | 2003-03-03 | 2004-09-24 | Mitsubishi Materials Corp | Drill |
JP5077996B2 (en) * | 2006-12-14 | 2012-11-21 | 株式会社不二越 | Carbide twist drill |
WO2010038279A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-08 | オーエスジー株式会社 | Drill |
JP5800477B2 (en) * | 2010-08-06 | 2015-10-28 | 株式会社イワタツール | drill |
WO2012053090A1 (en) * | 2010-10-21 | 2012-04-26 | オーエスジー株式会社 | Three-bladed drill |
-
2013
- 2013-04-19 JP JP2013088276A patent/JP6236851B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014210325A (en) | 2014-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8807882B2 (en) | Face milling cutter | |
US9028179B2 (en) | Drilling tool | |
JP6347258B2 (en) | Radius end mill and cutting method | |
WO2017047700A1 (en) | Cutting insert and replaceable-blade-type cutting tool | |
JP4976181B2 (en) | Tip placement method for throw-away drills | |
JP2010105093A (en) | Ball end mill | |
CN111032264B (en) | Taper reamer | |
WO2017085975A1 (en) | Replaceable-cutting-edge rotary cutting tool and insert | |
CN110446575B (en) | Ball end mill | |
JP2011073129A (en) | Boring drill | |
WO2010086988A1 (en) | Double angle drill | |
WO2019188135A1 (en) | End mill main body and end mill | |
CN111201103A (en) | Rotary cutting tool | |
CN111587160B (en) | Drill bit | |
JP6236851B2 (en) | drill | |
JP5549080B2 (en) | drill | |
JP2018176360A (en) | Rotary cutting type drilling tool | |
CN110461515B (en) | Step drill and method for manufacturing step drill | |
JP5849817B2 (en) | Square end mill | |
JP2010162643A (en) | Drill and grinding method of the drill | |
JP2016147328A (en) | drill | |
JP6127341B2 (en) | 3-flute twist drill | |
JP7360506B1 (en) | taper end mill | |
JP5515327B2 (en) | End mill | |
JP5439821B2 (en) | Drill and grinding method of the drill |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160311 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170207 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20170327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171016 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6236851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |