JP6235382B2 - 光アンプモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバを伝搬する光信号を増幅する光アンプモジュールに関する。
従来、例えば100km以上の伝送距離を有する光伝送路に介在する中継局に配置され、減衰した光信号を増幅して下流側に伝送する光伝送装置が広域ネットワークの通信に用いられている。この光伝送装置には、光信号の増幅機能を備えた複数の光アンプユニットが内蔵されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の光伝送装置は、上り方向の光信号を増幅する上り方向処理部と、下り方向の光信号を増幅する下り方向処理部とを備え、それぞれの処理部に光アンプユニットが配置されている。このように構成された光伝送装置における複数の光アンプは、周辺の回路部品と共に筐体内に配置され、冷却用のファンを用いた強制空冷によって冷却される。
特開2003−163642号公報
近年のインターネット等の通信網における通信の高速化及び大容量化に鑑み、中継局等における限られた設置スペースに多くの光伝送装置を配置する必要性から、光伝送装置の小型化が要請されている。装置の小型化と光アンプユニットの放熱性とは相反する課題であり、単に装置を小型化すれば、光アンプユニットの放熱性が損なわれ、光アンプユニットにおける発熱部品の熱による特性の劣化や破損を招来してしまうおそれがある。
そこで、本発明の目的は、放熱性を確保しながら小型化を図ることが可能な光アンプモジュールを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、対向して配置された第1及び第2の放熱板を側板として有する直方体状の筐体と、前記筐体内において前記第1及び第2の放熱板の間に収容された第1及び第2のアンプユニットとを備え、前記第1のアンプユニットは、発生した熱が熱伝導によって前記第1の放熱板から放熱され、前記第2のアンプユニットは、発生した熱が熱伝導によって前記第2の放熱板から放熱され、前記第1及び第2のアンプユニットは、第1及び第2の放熱板に垂直な方向からみたときにそれぞれの少なくとも一部が重なり合い、かつ前記筐体の長手方向の一端側に片寄って配置されている
光アンプモジュールを提供する。
本発明に係る光アンプモジュールによれば、放熱性を確保しながら小型化を図ることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る光アンプモジュールが搭載された光伝送装置の外観を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 光アンプモジュールを斜め上方から見た斜視図である。 光アンプモジュールを図2とは反対側から見た斜視図である。 前面パネルを省略した筐体を示し、(a)は第1の放熱板側から見た斜視図、(b)は第2の放熱板側から見た斜視図である。 側板を取り外して筐体の内部を見た側面図である。 複数の光ファイバ及び複数の接続ケーブルを配策した状態の光アンプモジュールにおける第1の放熱板側を示す平面図である。 複数の光ファイバ及び複数の接続ケーブルを配策した状態の光アンプモジュールにおける第2の放熱板側を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光アンプモジュールを示し、側板を取り外して筐体の内部を見た側面図である。 複数の光ファイバ及び複数の接続ケーブルを配策した状態の光アンプモジュールにおけるサブ基板の第1の実装面側を示す平面図である。 複数の光ファイバを配策した状態の光アンプモジュールにおけるサブ基板の第2の実装面側を示す平面図である。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る光アンプモジュールが搭載された光伝送装置は、例えば伝送距離が100km以上の光伝送路の端局や中継局に設置される。
(光伝送装置1の構成)
まず、光伝送装置1の構成について、図1及び図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光アンプモジュール3が搭載された光伝送装置1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。
光伝送装置1は、略箱型状のシャーシ2を備え、このシャーシ2に形成された収容スペース20(図2に示す)に複数(本実施の形態では2つ)の光アンプモジュール3(第1の光アンプモジュール3a及び第2の光アンプモジュール3b)、及び光伝送に必要な各種のモジュール10が着脱可能に収容されて構成されている。この光伝送装置1は、シャーシ2に装着されるモジュールを適宜選択することにより、必要とされる通信仕様に柔軟に対応することが可能である。
一方の端局から送出された光信号は、第1の光アンプモジュール3aに入力され、第1の光アンプモジュール3a内で増幅された後に図略の分散補償器に入力される。光伝送路における光ファイバの波長分散により歪んだ光信号は、その逆波長分散特性を有する分散補償器によってその歪みを補償される。分散補償器から出力された光信号は、第2の光アンプモジュール3b内で増幅された後に他方の端局側に送出される。
また、他方の端局から送出された光信号は、第2の光アンプモジュール3b、分散補償器、及び第1の光アンプモジュール3aを経由して一方の端局側に送出される。
光アンプモジュール3は、対向して配置された第1及び第2の放熱板331,332を側板として有する直方体状の筐体33を備えている。より具体的には、筐体33は、シャーシ2の奥行方向(図2の矢印B方向)に細長い直方体状を有している。ここで、「側板」とは、シャーシ2の奥行方向に沿って延びる側面を有する板を指し、シャーシ2の奥行方向に対向する面を有する板は含まないものとする。図2では、シャーシ2の奥行方向に直交する高さ方向に、第1及び第2の放熱板331,332が対向している。
また、筐体33は、第1の放熱板331と第2の放熱板332とをシャーシ2の高さ方向に連結する側板333と、例えばアルミニウム等の導電性の金属板から形成された前面パネル34とを有している。前面パネル34は、筐体33の長手方向(図2の矢印B方向)における一端側に設けられ、複数の光コネクタアダプタ(図2では光コネクタアダプタ120Aのみを示す)、及び筐体33をシャーシ2に固定するためのネジ11が取り付けられている。
光アンプモジュール3は、筐体33の長手方向における前面パネル34とは反対側から収容スペース20内にスライドさせて挿入する。シャーシ2への光アンプモジュール3の装着が完了すると、筐体33の長手方向における前面パネル34とは反対側の一端に設けられたモジュール側コネクタ18が、シャーシ2の収容スペース20における奥側に設けられたシャーシ側コネクタ6に嵌合する。
シャーシ側コネクタ6は、取付板4を介して収容スペース20内に取り付けられたマザーボード5に実装されている。光アンプモジュール3は、マザーボード5及びシャーシ側コネクタ6を介して電源の供給を受けると共に、各種電気信号の授受を行う。
シャーシ2は、光アンプモジュール3を挿入するための挿入口2aとは反対側に設けられた後壁2bに開口部2cが形成され、開口部2cの近傍にはシャーシ2内の空気を外部に排出するファン7が取り付けられている。これにより、光アンプモジュール3は、シャーシ2の収容スペース20内において空冷されている。
(光アンプモジュール3の構成)
次に、光アンプモジュール3の構成について、図3乃至図5を参照して説明する。
図3は、光アンプモジュール3を斜め上方から見た斜視図である。図4は、光アンプモジュール3を図2とは反対側から見た斜視図である。図5は、前面パネル34を省略した筐体33を示し、図5(a)は、第1の放熱板331側から見た斜視図、図5(b)は、第2の放熱板332側から見た斜視図である。
光アンプモジュール3は、筐体33と、シャーシ2の奥行方向(図2の矢印B方向)に延びる基板31とによって直方体状の箱型に形成されている。基板31は、筐体33の側板333に対向し、かつ第1及び第2の放熱板331,332に対して直交するように配置されている。
筐体33は、前面パネル34と、第1の放熱板331と、第2の放熱板332と、側板333と、背面板334と、前面板335(図5に示す)とを有している。
背面板334は、シャーシ2の奥行方向において前面パネル34に対向するように配置されている。前面板335は、シャーシ2の奥行方向において前面パネル34と背面板334との間に配置されている。すなわち、背面板334は、シャーシ2の奥行方向において前面パネル34及び前面板335に対向するように配置されている。
第1の放熱板331及び第2の放熱板332は、背面板334と前面板335とをシャーシ2の奥行方向に連結し、シャーシ2の高さ方向に対向して互いに平行になるように配置されている。
図5(a)及び図5(b)に示すように、第1の放熱板331、第2の放熱板332、及び側板333は、長手方向の一端部が背面板334に、他端部が前面板335に、それぞれ複数のネジ117によって固定されている。本実施の形態では、図5(b)に示すように、第2の放熱板332と側板333とは、互いに直交して一体化されている。
基板31は、例えば熱硬化処理が施されたガラスエポキシ樹脂等によって形成されたリジット基板である。基板31における側板333に対向する実装面とは反対側の実装面31aには、例えばCPU等の各種の電子部品311及びデータ転送用のコネクタ312が実装されている。
図4に示すように、基板31は、長手方向における背面板334側の端部にシャーシ側コネクタ6(図2参照)に接続されるモジュール側コネクタ18が設けられ、当該端部が2つのネジ19によって背面板334に固定されている。また、図5(a)及び図5(b)に示すように、背面板334には、モジュール側コネクタ18を光アンプモジュール3の外部に突出させるための凹部334aが形成されている。
図3に示すように、第1の放熱板331には、前面パネル34側から背面板334側に向かって延びる第1のレール部材131が取り付けられている。第1のレール部材131は、第1の放熱板331に平行な横部材131a、及び第1の放熱板331に対して直交する縦部材131bから構成され、断面がL字形状を有している。
図4に示すように、第2の放熱板332には、前面パネル34側から背面板334側に向かって延びる第2のレール部材132が取り付けられている。第2のレール部材132は、第1のレール部材131と同様にして、横部材132a及び縦部材132bから構成され、断面がL字形状を有している。
前面パネル34は、図3に示すように、複数(本実施の形態では6つ)の光コネクタアダプタ120A〜120Fが装着された本体部34aと、本体部34aにおける筐体33の側板333側の端部及び基板31側の端部をそれぞれ背面板334側に向かって折り返して形成された鍔部34b,34cとを有している。
側板333側の鍔部34bは、図3に示すように、複数(本実施の形態では6つ)のネジ340bによって側板333に固定されている。基板31側の鍔部34cは、図4に示すように、円柱状のスペーサ340cが固定され、スペーサ340cが基板31に筐体33の内側からねじ留めされている。
図3に示すように、前面パネル34の本体部34aに装着された光コネクタアダプタ120A〜120Fは、基板31側から側板333側に向かって、光コネクタアダプタ120A,120B,120C,120D,120E,120Fの順に並列している。
前面パネル34の本体部34aには、複数の丸孔340aからなり、外気を筐体33内に導入する第1の外気導入部101及び第2の外気導入部102が形成されている。
第1の外気導入部101は、本体部34aにおける第1の放熱板331側に、第2の外気導入部102は、本体部34aにおける第2の放熱板332側に、それぞれ形成されている。すなわち、第1の外気導入部101及び第2の外気導入部102は、光コネクタアダプタ120A〜120Fを、その並び方向に垂直な方向に挟むように形成されている。
図5(a)に示すように、前面板335には、光コネクタアダプタ120A〜120Fにおいて前面パネル34の本体部34aから内側(背面板334側)に向かって突出した部分を一括して挿通させるための挿通孔335aが形成されている。
(光アンプモジュール3の内部構成)
次に、光アンプモジュール3の内部構成について、図6乃至図8を参照して説明する。
図6は、側板333を取り外して筐体33の内部を見た側面図である。図7は、複数の光ファイバ130及び複数の接続ケーブル17bを配策した状態の光アンプモジュール3における第1の放熱板331側を示す平面図である。図8は、複数の光ファイバ130及び複数の接続ケーブル17aを配策した状態の光アンプモジュール3における第2の放熱板332側を示す平面図である。
光アンプモジュール3は、筐体33内において第1の放熱板331及び第2の放熱板332の間に収容された第1及び第2のアンプユニットとしてのブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16を備えている。
ブースターアンプユニット15は、第1の放熱板331に固定されると共に、ブースターアンプ等の発熱部品から発生した熱が熱伝導によって第1の放熱板331から放熱されている。本実施の形態では、ブースターアンプユニット15は、複数のネジによって第1の放熱板331に固定されている。
ブースターアンプユニット15には、第1の放熱板331側の面に放熱シート153が設けられ、この放熱シート153を介してブースターアンプユニット15と第1の放熱板331とが熱的に結合されている。これにより、ブースターアンプユニット15内部の発熱部品から発生した熱を第1の放熱板331から放熱することが可能となっている。
プリアンプユニット16は、第2の放熱板332に固定されると共に、プリアンプ等の発熱部品から発生した熱が熱伝導によって第2の放熱板332から放熱されている。本実施の形態では、プリアンプユニット16は、ブースターアンプユニット15と同様に、複数のネジによって第2の放熱板332に固定されている。
ブースターアンプユニット15と同様にして、プリアンプユニット16には、第2の放熱板332側の面に放熱シート163が設けられ、この放熱シート163を介してプリアンプユニット16と第2の放熱板332とが熱的に結合されている。これにより、プリアンプユニット16内部の発熱部品から発生した熱を第2の放熱板332から放熱することが可能となっている。
ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16は、筐体33の長手方向に少なくとも一部がオーバーラップした状態で筐体33の長手方向の一端側に片寄って配置されている。ここで、「片寄って配置されている」とは、筐体33の長手方向において、前面パネル34及び前面板335からの距離と背面板334からの距離とが等しい位置から、前面パネル34及び前面板335側、又は背面板334側にずれた位置に配置されていることをいう。
本実施の形態では、ブースターアンプユニット15の全体とプリアンプユニット16の一部とがオーバーラップした状態で前面パネル34及び前面板335側に片寄って配置されている。すなわち、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16は、筐体33の長手方向において前面パネル34に形成された第1の外気導入部101及び第2の外気導入部102側に片寄って配置されている。
また、第1の放熱板331と第2の放熱板332とが対向する方向において、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16に一端がそれぞれ接続される光ファイバ130を通過させることが可能な隙間330が、ブースターアンプユニット15とプリアンプユニット16との間に形成されている。
光ファイバ130の他端が接続される光コネクタアダプタ120A〜120F(図6では光コネクタアダプタ120Aのみ示す)は、第1の放熱板331と第2の放熱板332とが対向する方向における配置位置が、導出された光ファイバ130を隙間330に通過させる際に光ファイバ130の曲げが緩くなるように設定されている。本実施の形態では、光コネクタアダプタ120A〜120Fは、第1の放熱板331と第2の放熱板332とが対向する方向において隙間330よりもブースターアンプユニット15側(第1の放熱板331側)に配置されている。
なお、これに限らず、例えばプリアンプユニット16が小さく、前面板335とプリアンプユニット16との間に空間を有する場合には、第1の放熱板331と第2の放熱板332とが対向する方向において、光コネクタアダプタ120A〜120Fを隙間330よりもプリアンプユニット16側(第2の放熱板332側)に配置することも可能である。
筐体33内において、その長手方向における背面板334側には、複数の光ファイバ130の余長部分を巻回状態で収納する余長収納部33cが設けられている。
より具体的には、複数の光ファイバ130のうちブースターアンプユニット15に接続される光ファイバ130の余長部分は、第1の放熱板331の内面331aに設けられた複数(本実施の形態では4つ)の保持部材145によって保持された状態で、余長収納部33cに収納されている。
複数の光ファイバ130のうちプリアンプユニット16に接続される光ファイバ130の余長部分は、第2の放熱板332の内面332aに設けられた複数(本実施の形態では4つ)の保持部材146によって保持された状態で、余長収納部33cに収納されている。なお、図6では、4つの保持部材145及び4つの保持部材146のうち、2つの保持部材145及び2つの保持部材146のみを示す。
(複数の光ファイバ130の接続構成)
次に、複数の光ファイバ130の接続構成について、より具体的に説明する。なお、以下の説明において、複数の光ファイバ130のうち、筐体33内部において配策される複数の光ファイバ130を光ファイバ131A〜131E,131F,131Fとし、外部機器から光アンプモジュール3に接続される複数の光ファイバ130を光ファイバ132A〜132E,132F,132Fとする。
光コネクタ12A〜12Fは、光コネクタアダプタ120A〜120Fと、光ファイバ131A〜131E,131F,131Fが接続された内部側プラグ121A〜121E,121F,121Fと、光ファイバ132A〜132E,132F,132Fが接続された外部側プラグ122A〜122E,122F,122Fとを有して構成されている。
光コネクタ12A〜12Fは、筐体33の内側及び外側に亘って配置されている。より具体的には、内部側プラグ121A〜121E,121F,121Fは、前面板335から筐体33の内側に向かって突出している。光コネクタアダプタ120A〜120Fの一端部及び外部側プラグ122A〜122E,122F,122Fは、前面パネル34の本体部34aから筐体33の外側に向かって突出している。
光コネクタアダプタ120A〜120Fには、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16への入力用の光コネクタアダプタと、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16からの出力用の光コネクタアダプタとが含まれる。すなわち、光コネクタ12A〜12Fには、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16への入力用の光コネクタと、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16からの出力用の光コネクタとが含まれる。以下、光コネクタ12A〜12Fのそれぞれについて詳しく説明する。
光コネクタ12Aは、プリアンプユニット16への入力用の光コネクタであり、内部側プラグ121Aと、外部側プラグ122Aと、内部側プラグ121A及び外部側プラグ122Aが嵌合される光コネクタアダプタ120Aとから構成されている。
光コネクタ12Aの内部側プラグ121Aは、図8に示すように、光ファイバ131Aによってプリアンプユニット16の入力用ポート16aに接続されている。具体的には、内部側プラグ121Aから導出された光ファイバ131Aは、図6に示す隙間330を通過した後、第2の放熱板332に設けられた複数の保持部材146に対して環状に巻き回されて、プリアンプユニット16の入力用ポート16aに接続されている。
また、光コネクタ12Aの外部側プラグ122Aは、光ファイバ132Aによって外部機器に接続されている。内部側プラグ121Aと外部側プラグ122Aとは、光コネクタアダプタ120Aを介して光結合している。
光コネクタ12Bは、プリアンプユニット16からの出力用の光コネクタであり、内部側プラグ121Bと、外部側プラグ122Bと、内部側プラグ121B及び外部側プラグ122Bが嵌合される光コネクタアダプタ120Bとから構成されている。
光コネクタ12Bの内部側プラグ121Bは、図8に示すように、光ファイバ131Bによってプリアンプユニット16の出力用ポート16bに接続されている。具体的には、内部側プラグ121Bから導出された光ファイバ131Bは、内部側プラグ121Aから導出された光ファイバ131Aと同様に、隙間330を通過した後、第2の放熱板332に設けられた複数の保持部材146に対して環状に巻き回されて、プリアンプユニット16の出力用ポート16bに接続されている。
また、光コネクタ12Bの外部側プラグ122Bは、光ファイバ132Bによって外部機器に接続されている。内部側プラグ121Bと外部側プラグ122Bとは、光コネクタアダプタ120Bを介して光結合している。
光コネクタ12Cは、ブースターアンプユニット15への入力用の光コネクタであり、内部側プラグ121Cと、外部側プラグ122Cと、内部側プラグ121C及び外部側プラグ122Cが嵌合される光コネクタアダプタ120Cとから構成されている。
光コネクタ12Cの内部側プラグ121Cは、図7に示すように、光ファイバ131Cによってブースターアンプユニット15の入力用ポート15aに接続されている。具体的には、内部側プラグ121Cから導出された光ファイバ131Cは、隙間330を通過した後、第1の放熱板331に設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15の入力用ポート15aに接続されている。
また、光コネクタ12Cの外部側プラグ122Cは、光ファイバ132Cによって外部機器に接続されている。内部側プラグ121Cと外部側プラグ122Cとは、光コネクタアダプタ120Cを介して光結合している。
光コネクタ12Dは、ブースターアンプユニット15からの出力用の光コネクタであり、内部側プラグ121Dと、外部側プラグ122Dと、内部側プラグ121D及び外部側プラグ122Dが嵌合される光コネクタアダプタ120Dとから構成されている。
光コネクタ12Dの内部側プラグ121Dは、図7に示すように、光ファイバ131Dによってブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。具体的には、内部側プラグ121Dから導出された光ファイバ131Dは、内部側プラグ121Cから導出された光ファイバ131Cと同様に、隙間330を通過した後、第1の放熱板331に設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。
また、光コネクタ12Dの外部側プラグ122Dは、光ファイバ132Dによって外部機器に接続されている。内部側プラグ121Dと外部側プラグ122Dとは、光コネクタアダプタ120Dを介して光結合している。
光コネクタ12Eは、ブースターアンプユニット15の出力確認用の光コネクタであり、内部側プラグ121Eと、外部側プラグ122Eと、内部側プラグ121E及び外部側プラグ122Eが嵌合される光コネクタアダプタ120Eとから構成されている。
光コネクタ12Eの内部側プラグ121Eは、図7に示すように、光ファイバ131Eによってブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。具体的には、内部側プラグ121Eから導出された光ファイバ131Eは、光ファイバ131C,131Dと同様に、隙間330を通過した後、第1の放熱板331に設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。
また、光コネクタ12Eの外部側プラグ122Eは、光ファイバ132Eによって外部のモニタに接続されている。内部側プラグ121Eと外部側プラグ122Eとは、光コネクタアダプタ120Eを介して光結合している。
光コネクタ12Fは、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16の監視用の光コネクタであり、内部側プラグ121F,121Fと、外部側プラグ122F,122Fと、内部側プラグ121F,121F及び外部側プラグ122F,122Fが嵌合される光コネクタアダプタ120Fとから構成されている。
内部側プラグ121Fと外部側プラグ122Fとが光コネクタアダプタ120Fを介して光結合し、プリアンプユニット16へ入力される光信号から監視用信号を分離して出力するDEMUXポートとなっている。また、内部側プラグ121Fと外部側プラグ122Fとが光コネクタアダプタ120Fを介して光結合し、ブースターアンプユニット15から出力される光信号に対して監視用信号を合波するMUXポートとなっている。
内部側プラグ121Fは、光ファイバ131Fによってプリアンプユニット16の入力用ポート16aに接続され、内部側プラグ121Fは、光ファイバ131Fによってブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。外部側プラグ122F,122Fは、光ファイバ132F,132Fによって外部機器に接続されている。
具体的には、内部側プラグ121Fから導出された光ファイバ131Fは、光ファイバ131A,131Bと同様に、隙間330を通過した後、第2の放熱板332に設けられた複数の保持部材146に対して環状に巻き回されて、プリアンプユニット16の入力用ポート16aに接続されている。
また、内部側プラグ121Fから導出された光ファイバ131Fは、光ファイバ131C,131D,131Eと同様に、隙間330を通過した後、第1の放熱板331に設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15の出力用ポート15bに接続されている。
以上より、光ファイバ131A〜131E,131F,131Fのうち、光ファイバ131A,131B,131Fが、隙間330を通過した後、第2の放熱板332に設けられた複数の保持部材146に対して環状に巻き回されて、プリアンプユニット16に接続され、光ファイバ131C,131D,131E,131Fが、隙間330を通過した後、第1の放熱板331に設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15に接続されている。
複数の保持部材145,146はそれぞれ、光ファイバ131A〜131E,131F,131Fそれぞれの巻き回し方向に対応して等間隔に配置されている。
なお、光ファイバ131A〜131E,131F,131Fは、必ずしも隙間330を通過する必要はなく、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16の大きさに応じて、例えばブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16と側板333との間を通過させることも可能である。
(アンプユニットと基板との接続構成)
次に、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16と基板31との接続構成について、図7及び図8を参照して説明する。
基板31には、ブースターアンプユニット15に設けられたアンプ側コネクタ151に対応する基板側コネクタ172、及びプリアンプユニット16に設けられたアンプ側コネクタ161に対応する基板側コネクタ171が実装されている。
アンプ側コネクタ151,161と基板側コネクタ171,172とがそれぞれ接続されることにより、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16に対して電源の供給や信号の伝送が行われている。
基板31に設けられた基板側コネクタ171とプリアンプユニット16に設けられたアンプ側コネクタ161とは、例えばフラットケーブル等の可撓性を有する接続ケーブル17aによって接続されている。接続ケーブル17aは、その両端部に第1及び第2のコネクタ171a,161aを有し、第1のコネクタ171aが基板側コネクタ171に嵌合し、第2のコネクタ161aがアンプ側コネクタ161に嵌合する。
同様に、基板31に設けられた基板側コネクタ172とブースターアンプユニット15に設けられたアンプ側コネクタ151とは、可撓性を有する接続ケーブル17bによって接続されている。接続ケーブル17bは、その両端部に第1及び第2のコネクタ172a,151aを有し、第1のコネクタ172aが基板側コネクタ172に嵌合し、第2のコネクタ151aがアンプ側コネクタ151に嵌合する。
本実施の形態では、接続ケーブル17a,17bは、隙間330に介在するように配策されている。なお、基板側コネクタ171,172とアンプ側コネクタ151,161とは、必ずしも可撓性を有する接続ケーブル17a,17bで接続されている必要はなく、可撓性を有する接続部材であればよく、例えばフレキシブル基板を介して電気的に接続されていてもよい。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)第1の放熱板331に固定されたブースターアンプユニット15及び第2の放熱板332に固定されたプリアンプユニット16は、筐体33の長手方向に少なくとも一部がオーバーラップした状態で配置されているため、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16のそれぞれにおいて発生した熱を第1の放熱板331及び第2の放熱板332から効率よく放熱しながらも、筐体33の長手方向の大きさを小さくすることができ、光アンプモジュール3の小型化を図ることが可能である。
(2)ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16は、筐体33の長手方向に少なくとも一部がオーバーラップした状態で筐体33の長手方向の一端側に片寄って配置されているため、光アンプモジュール3の小型化を図りながらも、複数の光ファイバ130の余長部分を収納するための空間(余長収納部33c)を確保することができる。
(3)ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16は、筐体33の長手方向において第1及び第2の外気導入部101,102が形成された前面パネル34側に片寄って配置されているため、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16のそれぞれにおいて発生した熱をより効率よく放熱することができる。
(4)基板31に設けられた基板側コネクタ171,172とブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16に設けられたアンプ側コネクタ151,161とが、可撓性を有する接続ケーブル17a,17bを介して接続されているため、基板31とブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16との間における位置ずれを許容して接続することが可能である。
(5)第1の放熱板331と第2の放熱板332とが対向する方向において、ブースターアンプユニット15とプリアンプユニット16との間に複数の光ファイバ130を通過させることが可能な隙間330が形成されているため、光アンプモジュール3の小型化を図りながらも、光ファイバ130の配策を簡易化することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る光アンプモジュール30について、図9乃至図11を参照して説明する。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る光アンプモジュール30を示し、側板333を取り外して筐体33の内部を見た側面図である。図10は、複数の光ファイバ130及び複数の接続ケーブル17c,17dを配策した状態の光アンプモジュール30におけるサブ基板32の第1の実装面32a側を示す平面図である。図11は、複数の光ファイバ130を配策した状態の光アンプモジュール30におけるサブ基板32の第2の実装面32b側を示す平面図である。
図9乃至図11において、第1の実施の形態に係る光アンプモジュール3について説明したものと共通する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態に係る光アンプモジュール30は、第1の実施の形態に係る光アンプモジュール3における基板31を第1の基板として有し、さらに、この第1の基板の他に第2の基板を有して構成されている。以下の説明において、第1の基板をメイン基板31とし、第2の基板をサブ基板32とする。
サブ基板32は、ブースターアンプユニット15を挟んで第1の放熱板331に対向する第1の実装面32a、及びプリアンプユニット16を挟んで第2の放熱板332に対向する第2の実装面32bを有している。すなわち、サブ基板32は、ブースターアンプユニット15とプリアンプユニット16との間に挟まれた状態で筐体33内に配置されている。本実施の形態では、サブ基板32は、第1の放熱板331及び第2の放熱板332に対して平行に配置されると共に、メイン基板31とサブ基板32とが直交するように配置されている。
サブ基板32は、ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16が配置された側の短手方向の一端に、プリアンプユニット16に接続される光ファイバ131A,131B,131Fを通過させるための切欠き部32cが形成されている。また、サブ基板32は、長手方向の一端が背面板334に形成された凹部334a内においてねじ留めされることにより、筐体33に固定されている。
図9に示すように、筐体33内において、サブ基板32の第1の実装面32a側、かつ背面板334とブースターアンプユニット15との間には、ブースターアンプユニット15に接続される光ファイバ131C,131D,131E,131Fの余長部分を巻回状態で収納する第1の余長収納部33aが設けられ、サブ基板32の第2の実装面32b側、かつ背面板334とプリアンプユニット16との間には、プリアンプユニット16に接続される光ファイバ131A,131B,131Fの余長部分を巻回状態で収納する第2の余長収納部33bが設けられている。
図10に示すように、内部側プラグ121C,121D,121E,121Fから導出された光ファイバ131C,131D,131E,131Fは、ブースターアンプユニット15と側板333との間を通った後、サブ基板32の第1の実装面32aに設けられた複数の保持部材145に対して環状に巻き回されて、ブースターアンプユニット15の入出力用ポート15a,15bにそれぞれ接続されている。
図10及び図11に示すように、内部側プラグ121A,121B,121Fから導出された光ファイバ131A,131B,131Fは、切欠き部32cを通過した後、サブ基板32の第2の実装面32bに設けられた複数の保持部材146に対して環状に巻き回されて、プリアンプユニット16の入出力用ポート16a,16bにそれぞれ接続されている。
図10に示すように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様に、メイン基板31にメイン基板側コネクタ171,172が設けられている。メイン基板側コネクタ171,172は、可撓性を有する接続ケーブル17c,17dによって、サブ基板32の第1の実装面32aに設けられたサブ基板側コネクタ173,174に電気的に接続される。
より具体的には、一方のメイン基板側コネクタ171と一方のサブ基板側コネクタ173とを接続する接続ケーブル17cは、その両端部に第1及び第2のコネクタ171a,173aを有し、第1のコネクタ171aがメイン基板側コネクタ171に嵌合し、第2のコネクタ173aがサブ基板側コネクタ173に嵌合する。
同様に、他方のメイン基板側コネクタ172と他方のサブ基板側コネクタ174とを接続する接続ケーブル17dは、その両端部に第1及び第2のコネクタ172a,174aを有し、第1のコネクタ172aがメイン基板側コネクタ172に嵌合し、第2のコネクタ174aがサブ基板側コネクタ174に嵌合する。
本実施の形態では、接続ケーブル17c,17dは、第1の余長収納部33aに収納された光ファイバ131C,131D,131E,131Fを跨いで配策されている。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態の(1)〜(3)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
また、メイン基板側コネクタ171,172とサブ基板側コネクタ173,174とが、それぞれ可撓性を有する接続ケーブル17c,17dによって接続されているため、メイン基板31とサブ基板32との位置ずれを許容してメイン基板31及びサブ基板32間の接続が可能である。
またさらに、接続ケーブル17c,17dは、第1の余長収納部33cに収納された光ファイバ131C,131D,131E,131Fを跨いで配策されるため、光ファイバ131C,131D,131E,131Fや、サブ基板32に実装された図略の電子部品等との干渉を懸念することなく、メイン基板側コネクタ171,172とサブ基板側コネクタ173,174との接続をそれぞれ容易に行うことができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]対向して配置された第1及び第2の放熱板(331,332)を側板として有する直方体状の筐体(33)と、筐体(33)内において第1及び第2の放熱板(331,332)の間に収容された第1及び第2のアンプユニット(ブースターアンプユニット15及びプリアンプユニット16)とを備え、第1のアンプユニット(ブースターアンプユニット15又はプリアンプユニット16)は、発生した熱が熱伝導によって第1の放熱板(331)から放熱され、第2のアンプユニット(プリアンプユニット16又はブースターアンプユニット15)は、発生した熱が熱伝導によって第2の放熱板(332)から放熱され、ブースターアンプユニット(15)及びプリアンプユニット(16)は、筐体(33)の長手方向に少なくとも一部がオーバーラップした状態で長手方向の一端側に片寄って配置されている光アンプモジュール(3,30)。
[2]筐体(33)の長手方向の一端には、外気を導入する外気導入部(第1の外気導入部101及び第2の外気導入部102)が設けられ、ブースターアンプユニット(15)及びプリアンプユニット(16)は、第1の外気導入部(101)及び第2の外気導入部(102)側に片寄って配置されている、[1]に記載の光アンプモジュール(3,30)。
[3]第1のアンプユニット(ブースターアンプユニット15又はプリアンプユニット16)は第1の放熱板(331)に、第2のアンプユニット(プリアンプユニット16又はブースターアンプユニット15)は第2の放熱板(332)に、それぞれ固定されている、[1]又は[2]に記載の光アンプモジュール(3)。
[4]第1及び第2の放熱板(331,332)に対して直交するように配置された第1の基板(メイン基板31)をさらに備え、メイン基板(31)に設けられた基板側コネクタ(171,172)とブースターアンプユニット(15)及びプリアンプユニット(16)に設けられたアンプ側コネクタ(151,161)とが、可撓性を有する接続部材(接続ケーブル17a,17b)を介して接続されている、[1]乃至[3]の何れか1項に記載の光アンプモジュール(3)。
[5]第1の放熱板(331)と第2の放熱板(332)とが対向する方向において、ブースターアンプユニット15とプリアンプユニット16との間にブースターアンプユニット15又はプリアンプユニット16に接続される光ファイバ(130)を通過させることが可能な隙間(330)が形成されている、[1]乃至[4]の何れか1項に記載の光アンプモジュール(3)。
[6]第1のアンプユニット(ブースターアンプユニット15又はプリアンプユニット16)を挟んで第1の放熱板(331)に対向する第1の実装面(32a)、及び第2のアンプユニット(プリアンプユニット16又はブースターアンプユニット15)を挟んで第2の放熱板(332)に対向する第2の実装面(32b)を有する第2の基板(サブ基板32)をさらに備えた、[1]又は[2]に記載の光アンプモジュール(30)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、第1のアンプユニットとしてブースターアンプユニット15を用い、第2のアンプユニットとしてプリアンプユニット16を用いた場合について説明したが、これとは反対に、第1のアンプユニットとしてプリアンプユニットを用い、第2のアンプユニットとしてブースターアンプユニットを用いてもよい。また、第1及び第2のアンプユニットが共にプリアンプユニット又はブースターアンプユニットであってもよい。
また、上記実施の形態では、光アンプモジュール3をシャーシ2に着脱可能にした光伝送装置1について説明したが、これに限らず、単体で用いられる光アンプモジュールに本発明を適用してもよい。
3,3a,3b,30…光アンプモジュール
15…ブースターアンプユニット(第1のアンプユニット)
16…プリアンプユニット(第2のアンプユニット)
17a,17b,17c,17d…接続ケーブル(接続部材)
31…(メイン)基板(第1の基板)
32…サブ基板(第2の基板)
32a…第1の実装面
32b…第2の実装面
33…筐体
101…第1の外気導入部
102…第2の外気導入部
130,131A〜131E,131F,131F,132A〜132E,132F,132F…光ファイバ
151,161…アンプ側コネクタ
171,172…(メイン)基板側コネクタ
330…隙間
331,332…第1及び第2の放熱板

Claims (6)

  1. 対向して配置された第1及び第2の放熱板を側板として有する直方体状の筐体と、
    前記筐体内において前記第1及び第2の放熱板の間に収容された第1及び第2のアンプユニットとを備え、
    前記第1のアンプユニットは、発生した熱が熱伝導によって前記第1の放熱板から放熱され、
    前記第2のアンプユニットは、発生した熱が熱伝導によって前記第2の放熱板から放熱され、
    前記第1及び第2のアンプユニットは、第1及び第2の放熱板に垂直な方向からみたときにそれぞれの少なくとも一部が重なり合い、かつ前記筐体の長手方向の一端側に片寄って配置されている
    光アンプモジュール。
  2. 前記筐体の前記長手方向の一端には、外気を導入する外気導入部が設けられ、
    前記第1及び第2のアンプユニットは、前記外気導入部側に片寄って配置されている、
    請求項1に記載の光アンプモジュール。
  3. 前記第1のアンプユニットは前記第1の放熱板に、前記第2のアンプユニットは前記第2の放熱板に、それぞれ固定されている、
    請求項1又は2に記載の光アンプモジュール。
  4. 前記第1及び第2の放熱板に対して直交するように配置された第1の基板をさらに備え、
    前記第1の基板に設けられた基板側コネクタと前記第1及び第2のアンプユニットに設けられたアンプ側コネクタとが、可撓性を有する接続部材を介して接続されている、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の光アンプモジュール。
  5. 前記第1の放熱板と前記第2の放熱板とが対向する方向において、前記第1のアンプユニットと前記第2アンプユニットとの間に前記第1又は第2のアンプユニットに接続される光ファイバを通過させることが可能な隙間が形成されている、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の光アンプモジュール。
  6. 前記第1のアンプユニットを挟んで前記第1の放熱板に対向する第1の実装面、及び前記第2のアンプユニットを挟んで前記第2の放熱板に対向する第2の実装面を有する第2の基板をさらに備えた、
    請求項1又は2に記載の光アンプモジュール。
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