JP6235307B2 - 緩衝装置 - Google Patents

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Description

本発明は、緩衝装置に関する。
自動車等の車両のサスペンション装置には、走行中に路面から車体へ伝達される振動を適切に緩和する減衰力発生部を有する緩衝装置が設けられる。また、緩衝装置には、ネジ軸に設けられた回転部材を回転運動させることによって減衰力を発生させるものが知られている。
例えば、特許文献1には、直動部材の直線運動を回転部材の回転運動に変換する運動変換機構と、その運動変換機構における回転部材に連結されるモータとを備えたアクチュエータと、シリンダとロッドとを備えて伸縮時に減衰力を発揮するとともにアクチュエータの直動部材にシリンダとロッドの一方を連結した流体圧ダンパと、流体圧ダンパのシリンダとロッドの他方に連結される筒状体とを備えたサスペンション装置において、アクチュエータに設けられて直動部材の直線運動を許容するとともに直動部材に作用する横力を受けるアクチュエータ側軸受と、アクチュエータ側軸受より流体圧ダンパ側に配置され筒状体あるいはアクチュエータに設けられて直動部材の直線運動を許容するとともに直動部材に作用する横力を受けるダンパ側軸受を設けたサスペンション装置が開示されている。
特開2010−91030号公報
ところで、緩衝装置において、外部から力の入力を受けるロッドに軸方向と交差する方向の力である横力が入力される場合がある。そして、例えば従来の緩衝装置においては、例えば回転部材に接続する直動部材に横力が入力されることには変わりない。そうすると、従来の緩衝装置において、直動部材と回転部材との接続が外れる可能性が残されたままである。実際に直動部材と回転部材とが外れてしまうと、予め定めた減衰力を発揮できなかったり、直動部材から外れた回転部材によってロッドの移動がロックしたりするおそれもある。このように、回転部材を回転させることによって減衰力を発生させる緩衝装置の信頼性の向上が要求されている。
そこで本発明は、回転部材を回転させることによって減衰力を発生させる緩衝装置の信頼性を向上させることを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、車体と車輪との間に設けられて緩衝する緩衝装置であって、流体を収容する第1シリンダと、第1シリンダ内にて移動可能に設けられて第1シリンダ内の流体を区画する区画部材に接続するとともに一部が第1シリンダから突出しているロッドと、第1シリンダの流体の流入および流出が可能であって、ロッドの移動に伴う流体の流れによって回転する回転部材を収容する第2シリンダと、第1シリンダと第2シリンダとの間で流れる流体の流入および流出が可能な流体室と、移動可能に設けられる区分部材によって流体室と区分され気体を収容する気体室と、を有するガスシリンダと、を備える緩衝装置である
本発明によれば、回転部材を回転させることによって減衰力を発生させる緩衝装置の信頼性を向上させることが可能になる。
実施形態1のイナーシャダンパの概略構成図である。 実施形態1の油圧部を説明するための図である。 実施形態1の減衰力発生部を説明するための図である。 (a)および(b)は実施形態1のイナーシャダンパの動作を説明するための図である。 実施形態2のイナーシャダンパの概念図である。 (a)および(b)は実施形態2のイナーシャダンパの動作を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1のイナーシャダンパ1の概略構成図である。
イナーシャダンパ1(緩衝装置)は、図1に示すように、油圧部2と、減衰力発生部3と、油圧部2および減衰力発生部3を接続し油圧部2と減衰力発生部3との間のオイルの流れを可能にする油圧ケーブル部4(流路部材)とを有する。また、油圧部2は、シリンダ部21(第1シリンダ)と、ピストンロッド部22と、油圧ケーブル部4が接続する被接続部23とを有する。さらに、減衰力発生部3は、第2油圧部30と、減衰力を発生させる減衰部50と、ガスシリンダ部60とを有する。
そして、本実施形態のイナーシャダンパ1は、油圧部2が例えば四輪車や二輪車等における車体と車軸との間に設けられ、減衰力発生部3にて油圧部2のシリンダ部21およびピストンロッド部22の振幅移動の減衰を行う。
なお、以下の説明において、図1に示す油圧部2のシリンダ部21が伸びる方向の軸を「第1軸」と称する。また、第1軸方向において図1下側を一方側と称し、図1上側を他方側と称して説明を行う。さらに、図1に示す減衰力発生部3の第2油圧部30および減衰部50が延びる方向の軸を「第2軸」と称する。また、第2軸方向において図1下側を一方側と称し、図1上側を他方側と称して説明を行う。
そして、イナーシャダンパ1は、オイルを収容するシリンダ部21と、シリンダ部21内にて移動可能に設けられてシリンダ部21内のオイルを区画するピストン222(後述)に接続するとともに一部がシリンダ部21から突出し、シリンダ部21の第1軸方向に移動するロッド221(後述)と、ロッド221の移動により生じるシリンダ部21内のオイルの流れによって回転しロッド221の移動に抵抗を与える回転部材52(後述)とを備える。
また、実施形態1のイナーシャダンパ1は、図1に示すように、減衰力発生部3の第2油圧部30および減衰部50の第2軸は、油圧部2の第1軸と異なるように形成される。すなわち、本実施形態のイナーシャダンパ1では、減衰力発生部3の第2油圧部30および減衰部50と油圧部2とは同軸上に設けられずに並列配置されている。
図2は、実施形態1の油圧部2を説明するための図である。
[油圧部2の構成・機能]
シリンダ部21は、シリンダ本体210と、シリンダ本体210の一方側の端部に設けられる第1軸受部211と、シリンダ本体210の他方側に設けられる第2軸受部212と、第2軸受部212の他方側に配置される他方側連結部213とを有する。
シリンダ本体210は、略円筒形状に形成される部材である。シリンダ本体210は、第1軸受部211と第2軸受部212とによって両端部が閉じられ、内側に流体であるオイルを収容する。また、内側にシリンダ本体210は、一方側に設けられ半径方向に貫通する第1開口部21Aと、他方側に設けられ半径方向に貫通する第2開口部21Bとを有する。第1開口部21Aは、後述する第1油室Y1に連絡する。また、第2開口部21Bは、後述する第2油室Y2に連絡する。
第1軸受部211は、中央にロッド貫通孔211Hを有する厚肉円筒形状に形成される。そして、第1軸受部211は、シリンダ本体210の一方側の端部を閉じる。さらに、第1軸受部211は、ロッド貫通孔211Hにピストンロッド部22の後述するロッド221の一方側が貫通する。
第2軸受部212は、中央にロッド貫通孔212Hを有する厚肉円筒形状に形成される。そして、第2軸受部212は、シリンダ本体210の他方側の端部を閉じる。さらに、第2軸受部212は、ロッド貫通孔212Hにピストンロッド部22の後述するロッド221の他方側が貫通する。そして、これら第1軸受部211および第2軸受部212は、ロッド221を第1軸方向に移動可能に支持する。
他方側連結部213は、略円形の貫通孔を有し、例えば車体との連結箇所を形成する。また、本実施形態では、他方側連結部213は、後述するロッド221が他方側に移動した際に、ロッド221の他方側の端部が進入可能な進入部213Rを有する。
ピストンロッド部22は、第1軸方向に延びるロッド221と、ロッド221の第1軸方向における略中央部に固定されるピストン222と、ロッド221の一方側の端部に設けられる一方側連結部223とを有する。
ロッド221は、一方側における一部がシリンダ部21から突出している。そして、ロッド221は、第1軸受部211および第2軸受部212に支持されて、第1軸方向の一方側と他方側とに向けて移動可能に設けられる。
ピストン222は、シリンダ本体210の内径と略同じ外径を有する。また、ピストン222は、外周部にシリンダ本体210の内周部との間をシールするシール部材22Sを有している。そして、ピストン222は、ロッド221の移動に伴い、シリンダ本体210の内周をスライド移動する。
一方側連結部223は、略円形の貫通孔を有し、例えば車軸との連結箇所を形成する。
被接続部23は、一方側に設けられる第1被接続部231と、他方側に設けられる第2被接続部232とを有する。第1被接続部231は、シリンダ本体210の第1開口部21Aに対向して設けられる。そして、第1被接続部231は、油圧ケーブル部4の後述する第1油圧ケーブル41が接続する箇所を形成する。また、第2被接続部232は、シリンダ本体210の第2開口部21Bに対向して設けられる。そして、第2被接続部232は、油圧ケーブル部4の後述する第2油圧ケーブル42が接続する箇所を形成する。
[減衰力発生部3の構成・機能]
図3は、実施形態1の減衰力発生部3を説明するための図である。
(第2油圧部30の機能・構成)
第2油圧部30は、第2軸方向に延びる減衰側シリンダ部31(収容部)と、減衰側ピストンロッド部32と、油圧部2のシリンダ部21の流体の流入および流出を可能にする油圧ケーブル部4が接続する減衰側被接続部33とを有する。
減衰側シリンダ部31は、減衰側シリンダ本体310と、減衰側シリンダ本体310の一方側の端部に設けられる第1軸受部311と、減衰側シリンダ本体310の他方側に設けられる第2軸受部312とを有する。そして、減衰側シリンダ部31は、油圧部2のシリンダ部21のオイルの流入および流出が可能であって、後述する回転部材52を移動させる減衰側ロッド321および減衰側ピストン322(移動部材)を収容する。
すなわち、実施形態1の第2油圧部30は、液体を収容するとともにシリンダ部21との間にてオイルの流れが可能に設けられた減衰側シリンダ部31(第2シリンダ)と、減衰側シリンダ部31内にて移動可能に設けられて減衰側シリンダ部31内のオイルを区画する減衰側ピストンロッド部32の減衰側ピストン322(後述)に接続するとともに一部が減衰側シリンダ部31から突出して移動する減衰側ロッド321(後述)とを備える。
減衰側シリンダ本体310は、略円筒形状に形成される部材である。減衰側シリンダ本体310は、第1軸受部311と第2軸受部312とによって両端部が閉じられ、内側に流体であるオイルを収容する。また、内側に減衰側シリンダ本体310は、一方側に設けられ半径方向に貫通する第1開口部31Aと、他方側に設けられ半径方向に貫通する第2開口部31Bとを有する。第1開口部31Aは、後述する減衰側第1油室L1に連絡する。また、第2開口部31Bは、後述する減衰側第2油室L2に連絡する。
また、減衰側シリンダ本体310は、図3に示すように、取付部材80が取り付けられている。そして、本実施形態の減衰力発生部3は、取付部材80が例えば車両における所定の箇所に取り付けられることによって固定される。
第1軸受部311は、中央にロッド貫通孔311Hを有する厚肉円筒形状に形成される。そして、第1軸受部311は、減衰側シリンダ本体310の一方側の端部を閉じる。さらに、第1軸受部311は、ロッド貫通孔311Hに減衰側ピストンロッド部32の後述する減衰側ロッド321の一方側が貫通する。
第2軸受部312は、中央にロッド貫通孔312Hを有する厚肉円筒形状に形成される。そして、第2軸受部312は、減衰側シリンダ本体310の他方側を閉じる。さらに、第2軸受部312は、ロッド貫通孔312Hに減衰側ピストンロッド部32の後述する減衰側ロッド321の他方側が貫通する。そして、これら第1軸受部311および第2軸受部312は、減衰側ロッド321を第2軸方向に移動可能に支持する。
減衰側ピストンロッド部32は、第2軸方向に延びる減衰側ロッド321と、減衰側ロッド321の第2軸方向における略中央部に固定される減衰側ピストン322とを有する。
減衰側ロッド321は、一方側における一部が第1軸受部311から突出している。また、減衰側ロッド321は、他方側における一部が第2軸受部312から突出するとともに、他方側の端部にて減衰部50の後述するネジ軸51の一方側の端部に接続する。そして、減衰側ロッド321は、第1軸受部311および第2軸受部312に支持されて、第2軸方向の一方側と他方側とに向けて移動可能に設けられる。
減衰側ピストン322は、減衰側シリンダ本体310の内径と略同じ外径を有する。また、減衰側ピストン322は、外周部に減衰側シリンダ本体310の内周部との間をシールするシール部材32Sを有している。そして、減衰側ピストン322は、減衰側ロッド321の移動に伴い、減衰側シリンダ本体310の内周をスライド移動する。
減衰側被接続部33は、一方側に設けられる第1被接続部331と、他方側に設けられる第2被接続部332とを有する。第1被接続部331は、減衰側シリンダ本体310の第1開口部31Aに対向して設けられる。そして、第1被接続部331は、油圧ケーブル部4の後述する第1油圧ケーブル41が接続する箇所を形成する。また、第2被接続部332は、減衰側シリンダ本体310の第2開口部31Bに対向して設けられる。そして、第2被接続部332は、油圧ケーブル部4の後述する第2油圧ケーブル42が接続する箇所を形成する。
(減衰部50の機能・構成)
減衰部50は、第2軸方向に延びるネジ軸51と、ネジ軸51に回転可能に設けられる回転部材52と、ネジ軸51や回転部材52等が収容されるハウジング53とを有する。そして、実施形態1では、回転部材は52、ネジ軸51に回転可能に設けられるとともにネジ軸51の軸方向おける移動は制限される。さらに、ネジ軸51は、減衰側ロッド321に接続して減衰側ロッド321の移動に伴って移動することで回転部材52を回転させる。
ネジ軸51は、一方側にボールネジ部511が形成されるとともに、一方側の端部において減衰側ロッド321の他方側の端部と接続する。また、ネジ軸51は、他方側にスプライン溝512が形成される。ボールネジ部511では、複数のボール54を介して回転部材52と接続する。また、スプライン溝512は、第2軸方向に延びて形成された複数の溝によって構成される。
回転部材52は、中央に貫通孔を有する略円柱状の部材であって、例えばはずみ車を用いることができる。また、回転部材52は、内周部にボールネジ部511に設けられるボール54を保持可能な溝を有する。さらに、回転部材52は、第2軸方向の一方側において第1スラストベアリング521に支持され、第2軸方向の他方側において第2スラストベアリング522に支持される。
従って、回転部材52は、第2軸方向においては移動できないが、第2軸方向を回転軸とした回転方向においては回転可能である。そして、回転部材52は、ネジ軸51の第2軸方向の移動に伴って、ボールネジ部511からボール54を介して受けた第2軸方向における直線運動を、第2軸方向を回転軸とする回転運動に変換する。
ハウジング53は、減衰側シリンダ本体310の他方側に設けられ、本実施形態では減衰側シリンダ本体310と一体的に形成される。また、ハウジング53は、他方側の端部にスプライン軸受533を有する。スプライン軸受533は、ネジ軸51のスプライン溝512に噛み合う第2軸方向に延びた溝を有する。そして、スプライン軸受533は、ネジ軸51の他方側を支持する。また、ハウジング53は、スプライン軸受533にてネジ軸51に接続することによって、ネジ軸51の第2軸方向における移動は許容するものの、ネジ軸51の第2軸方向を回転軸とした回転を制限する。
(ガスシリンダ部60の機能・構成)
ガスシリンダ部60は、第1ガスシリンダ部61と、第2ガスシリンダ部62とを有する。本実施形態では、ガスシリンダ部60が延びる方向の軸を「第3軸」と称する。そして、図3に示すように、ガスシリンダ部60の第3軸は、シリンダ部21の第1軸とは異なるように形成される。さらに、本実施形態では、ガスシリンダ部60の第3軸は、減衰側シリンダ部31の第2軸と異なるように形成される。
第1ガスシリンダ部61は、図3に示すように、本実施形態では第1被接続部331に接続する。第1ガスシリンダ部61は、第1ガスシリンダ611と、第1フリーピストン612とを有する。
第1ガスシリンダ611は、略円筒状の部材であって、第1被接続部331に連絡する連絡部611Hを有する。そして、第1ガスシリンダ611は、油圧部2のシリンダ部21(第1油室Y1)のオイルの流入および流出が可能であってオイルおよびガスを収容する。
第1フリーピストン612は、第1ガスシリンダ611において第3軸方向に移動可能に設けられる。そして、第1フリーピストン612は、第1ガスシリンダ611内にて移動可能に設けられオイルとガスとを区分する。本実施形態では、第1フリーピストン612によって、第1ガスシリンダ611内に第1ガス室G1と第1リザーバ室R1とが形成される。
第2ガスシリンダ部62は、図3に示すように、本実施形態では第2被接続部332に接続する。第2ガスシリンダ部62は、第2ガスシリンダ621と、第2フリーピストン622とを有する。
第2ガスシリンダ621は、略円筒状の部材であって、第2被接続部332に連絡する連絡部621Hを有する。そして、第1ガスシリンダ611は、油圧部2のシリンダ部21(第2油室Y2)のオイルの流入および流出が可能であってオイルおよびガスを収容する。
第2フリーピストン622は、第2ガスシリンダ621において第3軸方向に移動可能に設けられる。そして、第2フリーピストン622は、第2ガスシリンダ621内にて移動可能に設けられオイルとガスとを区分する。本実施形態では、第2フリーピストン622によって、第2ガスシリンダ621内に第2ガス室G2と第2リザーバ室R2とが形成される。
[油圧ケーブル部4の構成・機能]
油圧ケーブル部4は、図1に示すように、オイルが流れる第1油圧ケーブル41と、第2油圧ケーブル42とを有する。第1油圧ケーブル41は、一端が油圧部2の第1被接続部231に接続し、他端が減衰力発生部3の第1被接続部331に接続する。なお、本実施形態の油圧ケーブル部4には、フレキシブルホース等を用いることができる。
そして、第1油圧ケーブル41は、第1油室Y1と減衰側第1油室L1との間のオイルの流れを可能にする。また、本実施形態では、第1油圧ケーブル41は、第1油室Y1と第1リザーバ室R1との間のオイルの流れも可能にする。また、第2油圧ケーブル42は、第2油室Y2と減衰側第2油室L2との間のオイルの流れを可能にする。また、本実施形態では、第2油圧ケーブル42は、第2油室Y2と第2リザーバ室R2との間のオイルの流れも可能にする。
[イナーシャダンパ1の作用]
以上のように構成されるイナーシャダンパ1の作用を説明する。
図4は、実施形態1のイナーシャダンパ1の動作を説明するための図である。なお、図4(a)が伸張行程時の状態を示し、図4(b)が圧縮行程時の状態を示す。
まず、イナーシャダンパ1の伸張行程時における動作を説明する。
伸張行程時においては、ロッド221が第1軸方向の一方側(図4(a)においては下方)へ移動すると、ピストン222によって第1油室Y1内のオイルが押され、第1油室Y1内の圧力が上昇する。そして、第1油室Y1から第1油圧ケーブル41にオイルが流れ出る。第1油圧ケーブル41に流れたオイルは、第2油圧部30の減衰側第1油室L1に流れ込む(矢印C11)。
そして、オイルが減衰側第1油室L1に流れ込むことによって、減衰側第1油室L1の圧力が高くなる。そして、減衰側第1油室L1におけるオイルの圧力によって、減衰側ピストン322が他方側に向けて押される。そして、減衰側ピストン322が押されることによって、減衰側ロッド321が他方側に移動する。
なお、第2油圧部30の減衰側第2油室L2のオイルは、第2油圧ケーブル42を介して、(ピストン222の一方側への移動によって容積が広がり負圧が生じる)第2油室Y2に流れ出る(矢印C12)。
さらに、減衰側ロッド321の他方側への移動に伴って、減衰部50に他方側にネジ軸51を移動する力がかかる。そして、ネジ軸51が回転部材52を回転させながら他方側に移動する。このときの回転部材52の回転の慣性によって、ネジ軸51に抵抗が発生する。このネジ軸51にかかる抵抗が、イナーシャダンパ1における伸張行程時の減衰力として作用する。
次に、イナーシャダンパ1の圧縮行程時における動作を説明する。
圧縮行程時においては、ロッド221が第1軸方向の他方側(図4(b)においては上方)へ移動すると、ピストン222によって第2油室Y2内のオイルが押され、第2油室Y2内の圧力が上昇する。そして、第2油室Y2から第2油圧ケーブル42にオイルが流れ出る。第2油圧ケーブル42に流れたオイルは、第2油圧部30の減衰側第2油室L2に流れ込む(矢印E11)。
そして、オイルが減衰側第2油室L2に流れ込むことによって、減衰側第2油室L2の圧力が高くなる。そして、減衰側第2油室L2におけるオイルの圧力によって、減衰側ピストン322が一方側に向けて押される。そして、減衰側ピストン322が押されることによって、減衰側ロッド321が一方側に移動する。
なお、第2油圧部30の減衰側第1油室L1のオイルは、第1油圧ケーブル41を介して、(ピストン222の他方側への移動によって容積が広がり負圧が生じる)第1油室Y1に流れ出す(矢印E12)。
さらに、減衰側ロッド321の一方側への移動に伴って、減衰部50に一方側にネジ軸51を移動する力がかかる。そして、ネジ軸51が回転部材52を回転させながら一方側に移動する。このときの回転部材52の回転の慣性によって、ネジ軸51に抵抗が発生する。このネジ軸51にかかる抵抗が、イナーシャダンパ1における圧縮行程時の減衰力として作用する。
以上のように構成されるイナーシャダンパ1において、油圧部2のロッド221に第1軸方向と交差する方向の力である横力が作用した場合を想定する。そして、本実施形態のイナーシャダンパ1では、ロッド221が設けられる油圧部2と減衰力発生部3とは分離され、油圧ケーブル部4を介した油圧によって力の伝達を行っている。従って、油圧部2のロッド221に横力が入力されても、減衰力発生部3の例えばネジ軸51に横力による影響が及ばない。従って、本実施形態のイナーシャダンパ1では、ロッド221が横力を受けることにより、例えばネジ軸51と回転部材52とが外れるといったことがなく、装置の信頼性を向上させることが可能になる。
また、本実施形態のイナーシャダンパ1は、入力条件が不安定な例えば公道を走行するような一般的な四輪自動車等に搭載することによって、イナーシャダンパ1およびイナーシャダンパ1が搭載される機器の損傷を特に抑制することができる。さらに、本実施形態のイナーシャダンパ1のように、ネジ軸51と回転部材52とがボールねじ構造によって接続している構成を前提とする場合に、特に信頼性の向上に寄与することができる。
ところで、油圧部2のロッド221に一方向に瞬間的に大きな力がかかる場合がある。このような場合、上述したようにネジ軸51が回転部材52を回転させながら移動する間もなく、ロッド221の加速度が大きくなる。これに対して、本実施形態のイナーシャダンパ1では、ガスシリンダ部60を備えることによって、油圧部2に瞬間的に大きな力が入力した場合であっても、イナーシャダンパ1やイナーシャダンパ1に接続する機器の損傷を防止することが可能になる。以下、この場合におけるオイルの流れを具体的に説明する。
まず、イナーシャダンパ1の伸張行程時においてロッド221が一方側に向けて瞬間的に移動した場合について説明する。
図4(a)に示すように、ロッド221が一方側へと急激に移動した場合において、回転部材52が回転し始めるまでは減衰側ロッド321および減衰側ピストン322が移動しない。そのため、減衰側第1油室L1および第1油室Y1のオイル圧が高まる。そして、オイルは、第1油圧ケーブル41を介して、第1ガスシリンダ部61の第1リザーバ室R1に流れる(破線矢印P11)。第1リザーバ室R1に流れたオイルは、第1フリーピストン612を押す。さらに、第1フリーピストン612は、第1ガス室G1を縮めながら移動することで、オイルの急激な体積変化を許容する。
なお、ロッド221の一方側への急激な移動に伴って、第2ガスシリンダ部62の第2リザーバ室R2のオイルは、第2油圧ケーブル42を介して、第2油室Y2に流れ出す(破線矢印P12)。
以上のように、ロッド221が一方側に向けて急激に移動しようとする場合であっても、ロッド221の移動が許容される。従って、ロッド221自体やロッド221に接続する部材の損傷が防止される。
次に、イナーシャダンパ1の圧縮行程時においてロッド221が他方側に向けて瞬間的に移動した場合について説明する。
図4(b)に示すように、ロッド221が他方側へと急激に移動した場合において、回転部材52が回転し始めるまでは減衰側ロッド321および減衰側ピストン322が移動しない。そのため、減衰側第2油室L2および第2油室Y2のオイル圧が高まる。そして、オイルは、第2油圧ケーブル42を介して、第2ガスシリンダ部62の第2リザーバ室R2に流れる(破線矢印Q11)。第2リザーバ室R2に流れたオイルは、第2フリーピストン622を押す。さらに、第2フリーピストン622は、第2ガス室G2を縮めながら移動することで、オイルの急激な体積変化を許容する。
なお、ロッド221の他方側への急激な移動に伴って、第1ガスシリンダ部61の第1リザーバ室R1のオイルは、第1油圧ケーブル41を介して、第1油室Y1に流れ出す(破線矢印Q12)。
このように、ロッド221が他方側に向けて急激に移動しようとする場合であっても、ロッド221の移動が許容される。従って、ロッド221自体やロッド221に接続する部材の損傷が防止される。
以上説明したとおり、本実施形態のイナーシャダンパ1では、ガスシリンダ部60を備えることによって、装置の信頼性をさらに向上させることが可能となる。
また、本実施形態のイナーシャダンパ1では、油圧部2と減衰力発生部3とが分離している。そのため、例えば車両等において車体と車軸との連結箇所には油圧部2のみを配置し、減衰力発生部3は他の箇所に設けることができる。従って、設置箇所の制約が厳しい場合であっても、レイアウト上の融通を利かせることができる。さらに、例えば減衰力発生部3は車両の下方に設置することも可能となるため、車両の低重心化を図ることもできる。
<実施形態2>
図5は、実施形態2のイナーシャダンパ1の概念図である。
実施形態2のイナーシャダンパ1においても、実施形態1と同様に、シリンダ部21の第1軸方向に移動するロッド221の移動により生じるシリンダ部21内のオイルの流れによって回転しロッド221の移動に抵抗を与える回転部材72(後述)を備える。
以下で、実施形態2のイナーシャダンパ1の構成について詳述する。
なお、実施形態2において、実施形態1と同様な部材等については同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施形態2のイナーシャダンパ1は、油圧部2と、減衰力発生部7と、油圧部2および減衰力発生部7を接続する油圧ケーブル部4とを有する。また、減衰力発生部7は、減衰力を発生させる減衰部70とガスシリンダ部60とを有する。
また、実施形態2のイナーシャダンパ1では、図5に示すように、減衰力発生部7の減衰部70の第2軸は、油圧部2の第1軸と異なるように形成される。
(減衰部70の構成・機能)
減衰部70は、第2軸方向に延びるネジ軸71と、ネジ軸71に回転可能に設けられる回転部材72と、ネジ軸71や回転部材72等が収容される第3シリンダ73と(収容部)、第3シリンダ73の一方側に設けられる第1ピストン74と、第3シリンダ73の他方側に設けられる第2ピストン75と、第1ピストン74の一方側に配置される第1スプライン支持部76と、第2ピストン75の他方側に配置される第2スプライン支持部77とを有する。
そして、実施形態2のイナーシャダンパ1では、回転部材72は、固定されたネジ軸71に回転可能に設けられる。さらに、回転部材72は、オイルによって押されてネジ軸71を回転軸として回転する。
ネジ軸71は、第2軸方向の中央部にボールネジ部711が形成されるとともに、両端部が第3シリンダ73に固定される。従って、ネジ軸71は、第2軸方向に移動せず、第2軸方向を回転軸とする回転方向において回転しない。また、ボールネジ部711において、ネジ軸71は、複数のボール(不図示)を介して回転部材72と接続される。
回転部材72は、中央に貫通孔を有する略円柱状の部材であって、例えばはずみ車を用いることができる。また、回転部材72は、内周部にボールネジ部711に設けられるボール(不図示)を保持可能な溝を有する。
第3シリンダ73は、略円筒形状に形成される部材である。そして、第3シリンダ73は、油圧部2のシリンダ部21のオイルの流入および流出が可能であって、回転部材72を収容する。
第1ピストン74は、略円筒形状に形成された部材である。第1ピストン74は、第3シリンダ73の第2軸方向に移動可能に設けられる。そして、第1ピストン74は、第3シリンダ73の一方側にオイルを収容する一方側油室S1を形成する。そして、第1ピストン74は、第1スラストベアリング721を介して、回転部材72の一方側に設けられる。また、第1ピストン74は、内側に第2軸方向に延びる複数の溝741が形成されている。
第2ピストン75は、略円筒形状に形成された部材である。第2ピストン75は、第3シリンダ73の第2軸方向に移動可能に設けられる。そして、第2ピストン75は、第3シリンダ73の他方側にオイルを収容する他方側油室S2を形成する。そして、第2ピストン75は、第2スラストベアリング722を介して、回転部材72の他方側に設けられる。また、第2ピストン75は、内側に第2軸方向に延びる複数の溝751が形成されている。
第1スプライン支持部76は、略円筒形状に形成された部材である。第1スプライン支持部76の外径は、第1ピストン74の内径と略同じに形成される。そして、第1スプライン支持部76は、外周に第2軸方向に延びて形成された複数の溝を有する。この第1スプライン支持部76の溝は、第1ピストン74の溝741と噛み合うことが可能に構成されている。従って、第1スプライン支持部76は、第1ピストン74を第2軸方向においては移動可能に支持するとともに、第2軸方向を回転軸とする第1ピストン74の回転を制限する。
第2スプライン支持部77は、略円筒形状に形成された部材である。第2スプライン支持部77の外径は、第2ピストン75の内径と略同じに形成される。そして、第2スプライン支持部77は、外周に第2軸方向に延びて形成された複数の溝を有する。この第2スプライン支持部77の溝は、第2ピストン75の溝751と噛み合うことが可能に構成されている。従って、第2スプライン支持部77は、第2ピストン75を第2軸方向においては移動可能に支持するとともに、第2軸方向を回転軸とする第2ピストン75の回転を制限する。
[実施形態2のイナーシャダンパ1の作用]
以上のように構成される実施形態2のイナーシャダンパ1の作用を説明する。
図6は、実施形態2のイナーシャダンパ1の動作を説明するための図である。なお、図6(a)が伸張行程時の状態を示し、図6(b)が圧縮行程時の状態を示す。
まず、イナーシャダンパ1の伸張行程時における動作を説明する。
伸張行程時においては、ロッド221およびピストン222が第1軸方向の一方側(図6(a)においては下方)へ移動すると、減衰部70の一方側油室S1にオイルが流れ込む(矢印C21)。
そして、オイルが一方側油室S1に流れ込むことによって、一方側油室S1の圧力が高くなる。そして、一方側油室S1におけるオイルの圧力によって、第1ピストン74が他方側に向けて押される。さらに、第1ピストン74によって、第1スラストベアリング721を介して回転部材72が他方側に向けて押される。
なお、減衰部70の他方側油室S2のオイルは、第2油圧ケーブル42を介して、(ピストン222の一方側への移動によって容積が広がり負圧が生じる)第2油室Y2に流れ出す(矢印C22)。
さらに、回転部材72がネジ軸71に対して回転しながら他方側に向けて移動する。このときの回転部材72の回転の慣性によって、第1ピストン74に抵抗が発生する。この第1ピストン74にかかる抵抗が、イナーシャダンパ1における伸張行程時の減衰力として作用する。
次に、イナーシャダンパ1の圧縮行程時における動作を説明する。
圧縮行程時においては、ロッド221およびピストン222が第1軸方向の他方側(図6(b)においては上方)へ移動すると、減衰部70の他方側油室S2にオイルが流れ込む(矢印E21)。
そして、オイルが他方側油室S2に流れ込むことによって、他方側油室S2の圧力が高くなる。そして、他方側油室S2におけるオイルの圧力によって、第2ピストン75が一方側に向けて押される。さらに、第2ピストン75によって、第2スラストベアリング722を介して回転部材72が他方側に向けて押される。
なお、減衰部70の一方側油室S1のオイルは、第1油圧ケーブル41を介して、(ピストン222の他方側への移動によって容積が広がり負圧が生じる)第1油室Y1に流れ出す(矢印E22)。
さらに、回転部材72がネジ軸71に対して回転しながら一方側に向けて移動する。このときの回転部材72の回転の慣性によって、第2ピストン75に抵抗が発生する。この第2ピストン75にかかる抵抗が、イナーシャダンパ1における圧縮行程時の減衰力として作用する。
実施形態2のイナーシャダンパ1においても、(実施形態1のイナーシャダンパ1と同様に)、例えば油圧部2のロッド221に瞬間的に大きな力がかかる場合、第1ガス室G1、第2ガス室G2の体積を変形させることにより、(第1油室Y1、第2油室Y2内の)オイルの急激な体積変化を許容し、イナーシャダンパ1等の損傷を防止できる(破線矢印P21,P22,Q21,Q22:図6(a)および図6(b)参照)。
以上のように構成される実施形態2のイナーシャダンパ1において、油圧部2のロッド221に横力が入力されても、減衰力発生部3の例えばネジ軸71に横力による影響が及ばない。従って、実施形態2のイナーシャダンパ1では、ロッド221が横力を受けることにより、例えばネジ軸71と回転部材72との外れを防止でき装置の信頼性を向上させることが可能になる。
なお、例えば本実施形態1では、単一の減衰力発生部3に対して、油圧ケーブル部4を介して単一の油圧部2を接続する例を用いて説明したが、これに限定されない。例えば、単一の減衰力発生部3に対して複数の油圧部2を接続するように構成しても良い。この場合、例えば自動車の右側の前輪と左側の前輪との2つの車輪に対してそれぞれ油圧部2を設置する。そして、2つの油圧部2に対して単一の減衰力発生部3により減衰力を発生させるようにする。このように構成することによって、装置の小型化を図ることが可能となる。
また、実施形態1および2では、ネジ軸51に回転可能に設けられる回転部材52の回転慣性によって減衰力を発生させているが、直線方向に移動に伴って回転部材が回転し回転慣性が生じる機構であればこの構成に限定されるものではない。例えば比較的重量のあるピニオンギアと、ピニオンギアに接続するラック軸を設ける。そして、例えば実施形態1において、油圧ケーブル部4を介して、油圧部2のロッド221およびピストン222の移動によって生じるオイルの流れによりラック軸に直線方向の力が入力するように構成する。この構成においても、例えば油圧部2においてロッド221が横力を受けた場合であっても、例えばピニオンギアとラック軸との外れを防止でき、装置の信頼性を向上させることができる。
なお、実施形態1および実施形態2のイナーシャダンパ1はガスシリンダ部60を備えているが、ガスシリンダ部60を設けることに限定するものではない。
また、実施形態1において単一の回転部材52を設ける例、また実施形態2において単一の回転部材72を設ける例を用いて説明しているが、これらに限定する訳ではない。例えば実施形態1において、ネジ軸51に複数の回転部材52を設ける構成を採用しても構わない。
さらに、実施形態1と実施形態2とを組み合わせる構成を用いても良い。すなわち、油圧部2のシリンダ部21内の流体の流れによって、実施形態1の減衰部50における回転部材52および実施形態2の減衰部70の回転部材72の両方がそれぞれ回転しロッド221の移動に抵抗を与える。この場合、例えばシリンダ部21のオイルの流入および流出が可能であって、回転部材72および回転部材52を移動させる移動部材を収容する収容部を設けることによって実現することができる。
1…イナーシャダンパ、2…油圧部、3…減衰力発生部、4…油圧ケーブル部、30…第2油圧部、50…減衰部、51…ネジ軸、52…回転部材、60…ガスシリンダ部、70…減衰部

Claims (3)

  1. 車体と車輪との間に設けられて緩衝する緩衝装置であって、
    体を収容する第1シリンダと、
    前記第1シリンダ内にて移動可能に設けられて前記第1シリンダ内の前記流体を区画する区画部材に接続するとともに一部が前記第1シリンダから突出しているロッドと、
    前記第1シリンダの前記流体の流入および流出が可能であって、前記ロッドの移動に伴う前記流体の流れによって回転する回転部材を収容する第2シリンダと、
    前記第1シリンダと前記第2シリンダとの間で流れる前記流体の流入および流出が可能な流体室と、移動可能に設けられる区分部材によって前記流体室と区分され気体を収容する気体室と、を有するガスシリンダと、
    を備える緩衝装置。
  2. 前記回転部材は、固定されたネジ軸に回転可能に設けられ、
    前記回転部材は、前記流体によって押されて前記ネジ軸を回転軸として回転する請求項1に記載の緩衝装置。
  3. 前記第2シリンダは、第2ロッドが接続するとともに前記第2シリンダ内の前記流体を区画する第2区画部材をみ、
    前記回転部材は、ネジ軸に回転可能に設けられるとともに前記ネジ軸方向における移動は制限され、
    前記ネジ軸は、前記第2ロッドに接続して前記第2ロッドの移動に伴って移動することで前記回転部材を回転させる請求項1に記載の緩衝装置。
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