JP6235306B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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まず、本発明における吸収性物品1の一実施形態について、図1及び図2に基づいて説明する。
次に、吸収性物品1の各部構成を図1ないし図6に基づいて説明する。
図1に示すように、吸収性物品1は、後方側に向かって狭まる略三角形の形状が前後方向に延在する中央部5と、中央部5の左右に設けられる一対の端部6とを有している。
図1に示すように、吸収性物品1の前方側において、一対の第1凹部81は、中央部5と一対の端部6との接続部Lに、内側に向かって設けられている。また、吸収性物品1の後方側において、第2凹部82は、中央部5と一対の端部6との接続部7に、内側に向かって設けられ、さらに、一対の端部6の後部と第2凹部82とは、滑らかにつながっている構造となっている。
吸収性物品1を前後方向に折り曲げ、陰部を包みむような変形を容易とする観点から、中央部5と一対の端部6との接続部Lに沿って、かつ、トップシート2側からバックシート4側に凹む溝状の折れ線部を形成してもよい。折れ線部は、例えば、吸収性物品1の前部から後部にかけて、接続部Lを高い圧力で圧縮した1対の圧搾溝により、形成することができる。なお、折れ線部の本数、長さ等は、この例に格別に限定されるものではなく、吸収性物品1に求められる仕様に応じて任意に変更可能である。
トップシート2の基材は、尿等の液体が吸収体へと移動するような液透過性を備えていればよく、例えば、サーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。液透過性を向上させるために、トップシート2にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましい。その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート2に、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。さらに、強度および加工性の点から、トップシート2の坪量は、10g/m2以上50g/m2以下、好ましくは15g/m2以上30g/m2以下である。
吸収体3の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)、親水性シートといった材料から形成される。かかるフラッフパルプとしては、木材パルプ及び合成繊維、ポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したもの、SAPとしては、ポリアクリル酸ナトリウム、親水性シートとしては、ティシュ、吸収紙、親水性不織布があげられる。
吸収体3の上面への尿等の液体の拡散を促進するために、トップシート2と吸収体3の間に、液拡散性シート9を設けることができる。かかる液拡散性シート9としては、例えば、エアスルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布があげられる。液拡散性シート9の厚さは、0.1mm以上が好ましく、その坪量は15g/m2以上80g/m2以下が好ましい。厚さが0.1mm未満、あるいは、坪量が15g/m2未満であると、吸収体3の上面全体への液体の拡散が十分に行われないので好ましくない。一方、坪量が80g/m2を超えると、液拡散性シート9への液体移行量が減少し、さらっとした装着感が減少する。また、液拡散性シート9の形状は、特に制限はないが、尿等の液体が、くまなく吸収体3に拡散するように、吸収体3の表面を完全に覆うことができる形状であることが好ましい。
本実施形態のバックシート4の基材は、吸収体3が保持している尿等の液体が下着に漏れないような液不透過性を備えたものであればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。かかる不織布は、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布及びこれらの複合材料があげられる。また、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等があげられる。
バックシート4は、図3に示すように、非肌当接面の中央部5の領域に接着部41を備えている。接着部41は、吸収性物品1を下着に貼り付けて装着する際に、ズレ止めの役割を有している。接着部41を形成する粘着剤は、特に制限なく用いることができるが、例えば、ポリアクリル酸エステル、酢酸ビニル−エチレン共重合体、酢酸ビニル−アクリル共重合体、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン、スチレンーアクリル系共重合体、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ブタジエン−スチレン共重合体等のホットメルト系粘着剤があげられる。これらを、1種のみを使用しても、複数をブレンドして使用してもよい。上記の粘着剤をバックシート4に塗布することで、接着部41を形成することができる。
吸収性物品1を下着に貼り付けて装着する際には、図6に示すように、接続部Lを折り曲げの起点とし、中央部5が凹状の形状となる。このとき、中央部5が吸収性物品1の後方側に向かって狭まる略三角形の形状であるので、吸収性物品1の後方は陰部まで包み込む構造をとることができる。この構造をとることにより、吸収性物品1の後部と使用者の陰部との間の隙間を埋め、後方に流れた尿等をしっかりと吸収し、横漏れを防ぐことが可能となる。
2 トップシート
3 吸収体
35 中央部の吸収体
36 一対の端部の吸収体
4 バックシート
41 接着部
5 中央部
6 一対の端部
81 一対の第1凹部
82 第2凹部
9 液拡散性シート
L 接続部
H 使用者
P 下着
Claims (6)
- 液透過性のトップシートと、
不液透過性のバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートの間に配置された吸収体を備える吸収性物品であって、
下着の前部から後部の内側に取付けられ、後方側に向かって狭まる略三角形の形状が前後方向に延在する中央部と、
前記中央部の左右に設けられ、使用者の大腿部内側に当たる一対の端部と、を有し、
前方側において、前記中央部と前記一対の端部との接続部に内側に向かって一対の第1凹部を設け、
後方側において、前記中央部と前記一対の端部との接続部に内側に向かって第2凹部を設け、前記一対の端部の後部と前記第2凹部とが滑らかにつながっており、
前記一対の端部の前記吸収体は、前記中央部の前記吸収体より薄い厚みを有することを特徴とする男性用の吸収性物品。 - 前記吸収体は、前記中央部と前記一対の端部とで分割されることを特徴とする請求項1に記載の男性用の吸収性物品。
- 前記バックシートは、中央部領域に接着部を備え、前記接着部が後方側に向かって幅が狭まる形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の男性用の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が5mm以下の厚さであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の男性用の吸収性物品。
- 前記トップシートと前記吸収体との間に液拡散性シートを備え、
前記液拡散性シートは、厚さが0.1mm以上であり、坪量が15g/m2以上80g/m2以下の親水性不織布であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の男性用の吸収性物品。 - さらに、前後方向に折り曲げるための折れ線部を有し、
前記折れ線部は、前記中央部と前記一対の端部との接続部に沿って設けられることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の男性用の吸収性物品。
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