JP6106025B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、吸収性物品に関し、特に、立体成型ができて男性用下着に装着される吸収性物品に関する。
近年、高齢社会の進行に伴い、大人用の使い捨て吸収性物品の需要がますます高くなっている。特に、軽度の尿漏れは主として女性に多くみられ、生理用ナプキンと同形状の軽失禁用パッドが開発されてきている。しかし、男性の軽失禁の場合においては、女性の場合に比べて排尿位置が常に定まっていないため、男性用軽失禁パッドでは、フィット感に乏しく、しばしばパッドから尿が漏れて下着を汚すことがあった。
そこで、従来、男性が用いる吸収性物品として、各種の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)
特許文献1には、中央吸収体部と、中央吸収体部の左右両側に位置する一対のサイドフラップと、中央吸収体部の長手方向両端縁に位置する一対の端縁部とからなる吸収性本体を有し、袋状に形成される男性用使い捨ておむつが開示される。
また、特許文献2には、透液性表面シート、不透液性裏面シートおよびこの透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に配設された吸収体とを有する吸収性物品本体を備え、吸収性物品本体の長手方向の両端側を重ね合わせて略円錐形状に成型・保持した男性用使い捨て吸収性物品が開示される。
さらに、特許文献3には、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シート間に配置される吸収体とを具備し、先端に向けて先細るサック状に形成された男性用使い捨ておむつが開示される。
特開平9−19452号公報 特開2001−129012号公報 特開平9−173370号公報
しかし、上記特許文献1〜3に開示される技術においては、袋状や漏斗状の成型した部分で陰茎を包むため、着用者に違和感を与えるだけでなく、成型部から陰茎が外れることがあり、これが漏れの原因となる場合があった。
そして、上記特許文献1〜3に開示される技術において最も大きな問題は、使用する下着がいわゆるブリーフに限定されることである。すなわち、いわゆるトランクスやボクサータイプと呼ばれる男性用下着では、着用者の股間部と下着の間に隙間(余裕)があるため、この隙間に対して何らかの対策を講じる必要がある。しかし、このようなトランクスやボクサータイプの男性用下着に適した吸収性物品はいまだ開発されておらず、新規の技術開発が要望されている。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決するために、下着の種類を問わず違和感なく使用でき、しかも、平板の形態および立体成型された形態のいずれの形態においても使用できる男性用の吸収性物品を提供することにある。
このような目的を達成するため、本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートおよび前記バックシートの間に設けられる吸収層と、を含む物品本体を有する吸収性物品であって、前記物品本体は、男性用下着に装着されるものであり、折り曲げられることで立体形状に成型される立体成型部を後部に有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、折り曲げられることで成型される立体成型部によって、物品本体の後部と着用者の股間部との間の隙間を埋めることができるので、トランクスやボクサータイプの男性用下着においても、物品本体を安定して装着することができる。また、立体形状に形成されない(折り曲げられていない)物品本体の前部を陰茎に接触させることができるので、着用者に違和感を与える心配もない。さらに、立体成型部を成型せずに平板の形態で物品本体を使用すれば、立体成型部を必要としないブリーフにも装着可能である。
(2)本発明では、(1)の構成において、前記立体成型部は、後方に向けて先細る漏斗状に成型される、ことを特徴とする。
この構成によれば、後方に向けて先細る漏斗状に物品本体の後部を成型することで、立体成型部を容易に成型することができる。
(3)本発明では、(2)の構成において、前記物品本体は、前記立体成型部を漏斗状に成型するための折り目を前後方向に沿って有し、前記折り目は、前記物品本体の左右方向中央部において、前記物品本体の前後方向中央部から後部にかけて設けられる、ことを特徴とする。
この構成によれば、前後方向に沿って延びる折り目を基点に物品本体を折り曲げることで、立体成型部を漏斗状に容易に成型することができるので、使い勝手の良い吸収性物品を得ることができる。また、物品本体の前後方向中央部から後部にかけて折り目を設けたので、物品本体の後部は、立体成型部を成型し易い構成となる一方、物品本体の前部は、平板に保持され易い構成となる。このため、物品本体において折り目の設ける位置を合理的に設定することができる。
(4)本発明は、(2)または(3)の構成において、漏斗状に成型された前記立体成型部の形態を保持する保持手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、保持手段によって、漏斗状に成型された立体成型部の形態をしっかりと保持できるので、立体成型部が大きく型崩れする心配がない。したがって、使用時において高い形態安定性を得ることができる。
(5)本発明では、(4)の構成において、前記保持手段は、前記バックシートに設けられる保持テープである、ことを特徴とする。
この構成によれば、バックシートに設けた保持テープによって、漏斗状に成型された立体成型部の形態を容易に保持することができる。また、使用後に物品本体を丸めて廃棄する際においても、この保持テープによって、丸めた物品本体の形態を保持することができるので、使用後においても保持テープを有効に利用することができる。
(6)本発明では、(1)〜(5)のいずれかの構成において、前記物品本体は、弾性的に伸縮可能な素材で構成される伸縮部を左右両側部に有し、左右の前記伸縮部は、前記物品本体の前後方向中央部よりも後側に配置される、ことを特徴とする。
この構成によれば、物品本体の前後方向中央部よりも後側に、左右の伸縮部を配置したので、左右の伸縮部の伸縮作用を利用して立体成型部を容易に成型することができる。
(7)本発明は、(1)〜(6)のいずれかの構成において、前記男性用下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、位置ずれ防止手段によって、物品本体の位置ずれを防止できるので、男性用下着において物品本体をより安定して装着することができる。
(8)本発明では、(7)の構成において、前記位置ずれ防止手段は、前記バックシートの前部に設けられ、左右方向に延びる第1の粘着層と、前記バックシートの左右方向中央部において前記バックシートの前部から後部にかけて設けられる第2の粘着層と、を有する、ことを特徴とする。
この構成によれば、立体形状に形成されず、男性用下着との接触面が幅広となる物品本体の前部では、左右方向に延びる第1の粘着層を男性用下着に接触させ、物品本体の左右方向の安定性を高める。一方、立体成型部を有し、男性用下着との接触面が幅狭となる物品本体の後部では、前後方向に延びる第2の粘着層を男性用下着に接触させ、物品本体の前後方向の安定性を高める。これにより、粘着層の位置を合理的に設定し、物品本体の位置ずれを効果的に防止することができる。
本発明によれば、下着の種類を問わず違和感なく使用でき、しかも、平板の形態および立体成型された形態のいずれの形態においても使用できる男性用の吸収性物品を提供することができる。
本発明の吸収性物品の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の矢印Bの方向から見た吸収性物品の展開図である。 図1の矢印Cの方向から見た吸収性物品の展開図である。 物品本体の後部を折り曲げる状態を説明する図である。 物品本体の後部における保持テープの作用を説明する図である。 (a)は物品本体における立体成型部の作用説明図、(b)は比較例における物品本体の作用説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する)について詳細に説明する。実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。また、実施形態において、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、着用者から見た方向を示す。
(吸収性物品10の全体構成)
まず、吸収性物品10の全体構成を図1、図2に基づいて説明する。
図1に示すように、実施形態の吸収性物品10は、男性用下着11(図2参照)に装着される物品本体20を有し、この物品本体20は、後方に向けて先細る漏斗状に成型される立体成型部21を後部に有する。また、吸収性物品10は、漏斗状に成型された立体成型部21の形態を保持する保持テープ22(本発明にいう「保持手段」に相当)と、男性用下着11(図2参照)に対する物品本体20の位置ずれを防止する粘着層23(本発明にいう「位置ずれ防止手段」に相当)と、この粘着層23を保護する剥離シート25とを有する。
(吸収性物品10の各部構成)
次に、吸収性物品10の各部構成を図3、図4に基づいて説明する。
(物品本体20の構成)
図3に示すように、物品本体20は、平板の形態では、平面形状が前後方向に長い長方形状に形成される。物品本体20は、液透過性のトップシート26と、液不透過性のバックシート27と、トップシート26およびバックシート27の間に設けられる吸収層28とを含む。また、物品本体20は、弾性的に伸縮可能な素材で構成される伸縮部31(いわゆるギャザー)を左右両側部に有する。さらに、物品本体20は、立体成型部21を漏斗状に成型するための折り目32とを後部に有する。
トップシート26は、物品本体20の外形形状に合わせて平面形状が長方形状に形成される。このトップシート26の基材は、尿等の液体が吸収層28へと移動するような液透過性を備えていればよく、例えば、サーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいは、これらを積層した複合シートといった材料から形成される。また、液透過性を向上させるために、トップシート26にエンボス加工や穿孔加工を施すことが好ましい。その加工方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。また、肌への刺激を低減させるために、トップシート26に、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させることも好ましい。
バックシート27は、物品本体20の外形形状に合わせて平面形状が長方形状に形成される。このバックシート27の基材は、吸収層28が保持している尿等の液体が下着に漏れないような液不透過性を備えたものであればよく、不織布、樹脂フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。かかる不織布は、製法を特に限定せず、例えば、スパンボンドやメルトブロー不織布、あるいは、スパンボンド/メルトブロー、スパンボンド/メルトブローン/スパンボンドを積層した複合不織布およびこれらの複合材料があげられる。また、かかる樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル、ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの複合フィルム等があげられる。
吸収層28の基材は、一般に生理用ナプキンやおむつ、尿パッド等の吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、高吸水性樹脂(Super Absorbent Polymer;以下、「SAP」と記す。)、親水性シートといった材料から形成される。フラッフパルプとしては、木材パルプおよび合成繊維、ポリマー繊維等の非木材パルプを綿状に解繊したもの、SAPとしては、ポリアクリル酸ナトリウム、親水性シートとしては、ティシュ、吸収紙、親水性不織布があげられる。
トップシート26およびバックシート27は、全周に亘ってホットメルト接着剤を用いて固定され、これにより、吸収層28がトップシート26およびバックシート27の間に封止される。ホットメルト接着剤の塗布方法は特に限定されないが、ノズルから溶融状態の接着剤を非接触で塗布するカーテンコート法やスパイラル法があり、また接触式では、スロット法など公知の方法が適用できる。
左右の伸縮部31は、それぞれ、トップシート26側において、物品本体20の前後方向中央部よりも後側に配置される。この例では、物品本体20の前後方向中央部から物品本体20の後端近傍にかけて、物品本体20の左右両側部に伸縮部31を形成する。伸縮部31は、スパンボンド不織布、スパンボンド/メルトブローの複合素材等の撥水性不織布から構成することができる。
折り目32は、トップシート26側からバックシート27側に凹み、且つ、前後方向に沿って延びる溝部である。この例では、物品本体20の前後方向中央部から後部にかけて、物品本体20の左右方向中央部を高い圧力で圧縮した1条の圧搾部によって、折り目32を形成する。なお、折り目32の本数、長さ等は、この例に格別に限定されるものではなく、吸収性物品10に求められる仕様に応じて任意に変更可能である。
(保持テープ22の構成)
図4に示すように、保持テープ22は、折り畳まれた状態で、物品本体20の後端部の左右一側に設けられる。また、保持テープ22は、漏斗状に成型される物品本体20の後部の折り曲げ方向に合わせて、左右方向および前後方向に対して斜めに設けられる。このような保持テープ22には、周知のテープファスナー(例えば、実開平6−75444号公報に記載されるテープファスナー)を用いることが望ましい。この場合、物品本体20の廃棄時止着用のテープとして保持テープ22を再利用することができる。
(粘着層23の構成)
粘着層23は、バックシート27において、T字状に設けられる。すなわち、この例では、左右方向に延びる第1の粘着層23aと、前後方向に延びる第2の粘着層23bとによって、粘着層23を構成する。第1の粘着層23aは、バックシート27の前部に設けられ、第2の粘着層23bは、バックシート27の左右方向中央部においてバックシート27の前部から後部にかけて設けられる。なお、粘着層23の全体形状、第1の粘着層23aおよび第2の粘着層23bそれぞれの本数や幅、長さは、この例に格別に限定されるものではなく、粘着層23に求められる機能に応じて、任意に変更可能である。
(剥離シート25の構成)
剥離シート25は、バックシート27側において、粘着層23に剥離可能に設けられる。この剥離シート25の外形形状は、粘着層23を覆うことができる形状であれば任意であり、長方形状の他、粘着層23に対応した形状(例えば、T字状)など各種の形状から選択可能である。剥離シート25としては、剥離シート25の基材に剥離剤を塗布したものが好ましく用いられる。剥離シート25の基材は、特に制限はないが、例えば、紙、合成樹脂フィルム、不織布等を基材として用いることができる。剥離剤は、特に限定はないが、例えば、熱硬化性あるいはUV(紫外線)硬化性のシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、イソシアネート系樹脂をあげることができる。
(立体成型部21の成型方法)
続いて、立体成型部21の成型方法を図5、図6に基づいて説明する。
立体成型部21(図1参照)の成型に際しては、図5に示すように、まず、折り目32を基点として物品本体20の後部の左右一側(この例では、右側)をトップシート26側に折り曲げ(矢印(1))、物品本体20の後部の左右他側(この例では、左側)もトップシート26側に折り曲げる(矢印(2))。
このとき、図6に示すように、左右の折り曲げた部分33L,33Rを後方に向けて先細る漏斗状に成型する。つまり、前後方向および左右方向に対して、物品本体20の後部を斜めに折り曲げて舟形状に成型する。
次に、折り曲げた部分33L,33Rの後端部同士を重ね合わせ、手で保持する。そして、折り畳まれた保持テープ22を伸ばし、重ねた折り曲げた部分33L,33Rの後端部に保持テープ22を巻き付けて、保持テープ22の先端をバックシート27に貼り付ける(矢印(3))。これにより、物品本体20の後部には、漏斗状に成型され、且つ、保持テープ22で形態が保持された立体成型部21が得られる。
(実施形態の作用・効果)
以上、説明した吸収性物品10の効果について述べる。
図7(a)に示すように、吸収性物品10によれば、折り曲げられることで成型される立体成型部21(図中、斜線部で示す)によって、物品本体20の後部と着用者の股間部12との間の隙間を埋めることができる。
これに対し、図7(b)に示すように、立体成型部の無い吸収性物品10Aにおいては、物品本体20の後部と着用者の股間部12との間の隙間によって、吸収性物品10Aが股間部12に対して動き易くなるため、漏れの原因となる。
この点、吸収性物品10では、立体成型部21によって、物品本体20の後部と股間部12との間の隙間を埋めることができるので、トランクスやボクサータイプの男性用下着11においても、物品本体20を安定して装着することができる。また、立体形状に形成されない(折り曲げられていない)物品本体20の前部を陰茎に接触させることができるので、着用者に違和感を与える心配もない。さらに、立体成型部21を成型せずに平板の形態で物品本体20を使用すれば、立体成型部21を必要としないブリーフにも装着可能である。
また、後方に向けて先細る漏斗状に物品本体20の後部を成型することで、立体成型部21を容易に成型することができる。
また、前後方向に沿って延びる折り目32を基点に物品本体20を折り曲げることで、立体成型部21を漏斗状に容易に成型することができるので、使い勝手の良い吸収性物品10を得ることができる。
また、物品本体20の前後方向中央部から後部にかけて折り目32を設けたので、物品本体20の後部は、立体成型部21を成型し易い構成となる一方、物品本体20の前部は、平板に保持され易い構成となる。このため、物品本体20において折り目32の設ける位置を合理的に設定することができる。
また、物品本体20の前後方向中央部よりも後側に、左右の伸縮部31を配置したので、左右の伸縮部31の伸縮作用を利用して立体成型部21を容易に成型することができる。
また、バックシート27に設けた保持テープ22によって、漏斗状に成型された立体成型部21の形態をしっかりと保持できるので、立体成型部21が大きく型崩れする心配がない。したがって、使用時において高い形態安定性を得ることができる。また、保持テープ22として、周知のテープファスナーなどを用いることにより、使用後に物品本体20を丸めて廃棄する際においても、保持テープ22によって、丸めた物品本体20の形態を保持することができる。これにより、使用後においても保持テープ22を有効に利用することができる。
また、粘着層23によって、物品本体20の位置ずれを防止できるので、男性用下着11において物品本体20をより安定して装着することができる。
さらに、第1の粘着層23aによって、物品本体20の左右方向の安定性を高めると共に、第2の粘着層23bによって、物品本体20の前後方向の安定性を高めることができるので、物品本体20の位置ずれをより効果的に防止することができる。
加えて、立体形状に形成されず、男性用下着11との接触面が幅広となる物品本体20の前部では、左右方向に延びる第1の粘着層23aを男性用下着11に接触させ、物品本体20の左右方向の安定性を高める。一方、立体成型部21を有し、男性用下着11との接触面が幅狭となる物品本体20の後部では、前後方向に延びる第2の粘着層23bを男性用下着11に接触させ、物品本体20の前後方向の安定性を高める。これにより、粘着層23の位置をより合理的に設定することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 吸収性物品
11 男性用下着
20 物品本体
21 立体成型部
22 保持テープ(保持手段)
23 粘着層
23a 第1の粘着層
23b 第2の粘着層
25 剥離シート
26 トップシート
27 バックシート
28 吸収層
31 伸縮部
32 折り目

Claims (5)

  1. 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシートおよび前記バックシートの間に設けられる吸収層と、を含む物品本体を有する吸収性物品であって、
    前記物品本体は、
    男性用下着に装着されるものであり、
    折り曲げられることで立体形状に成型される立体成型部を後部に有し、
    前記立体成型部は、
    後方に向けて先細る漏斗状に成型され、
    前記吸収性物品は、漏斗状に成型された前記立体成型部の形態を保持する保持手段を有し、
    前記保持手段は、前記バックシートに設けられる保持テープであり、
    前記保持テープは、折り畳まれた状態で、前記物品本体の後端部の左右一側に設けられ、かつ、漏斗状に成型される前記物品本体の後部の折り曲げ方向に合わせて、左右方向及び前後方向に対して斜めに設けられており、
    前記立体成型部は、前記保持テープを巻き付けて、前記保持テープの先端をバックシートに貼り付けることにより、漏斗状に成型され、かつ、形態が保持されることを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記物品本体は、
    前記立体成型部を漏斗状に成型するための折り目を前後方向に沿って有し、
    前記折り目は、
    前記物品本体の左右方向中央部において、前記物品本体の前後方向中央部から後部にかけて設けられる、
    ことを特徴とする請求項に記載の吸収性物品。
  3. 前記物品本体は、
    弾性的に伸縮可能な素材で構成される伸縮部を左右両側部に有し、
    左右の前記伸縮部は、
    前記物品本体の前後方向中央部よりも後側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記男性用下着に対する前記物品本体の位置ずれを防止する位置ずれ防止手段を有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記位置ずれ防止手段は、
    前記バックシートの前部に設けられ、左右方向に延びる第1の粘着層と、
    前記バックシートの左右方向中央部において前記バックシートの前部から後部にかけて設けられる第2の粘着層と、
    を有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の吸収性物品。
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