JP2005349089A - 尿取りパット - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりせず、また、万一はずれたり、よじれたりしても、それらのはずれ、よじれを容易に直すことができる尿取りパットを提供すること。
【解決手段】おむつまたは下穿きの股部分に装着する尿取りパットであって、吸収体2と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体3とからなり、この粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着テープ状部4と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部4の後方部分と略T字を構成する横粘着テープ状部5とからなる尿取りパット1である。
【選択図】図2
【解決手段】おむつまたは下穿きの股部分に装着する尿取りパットであって、吸収体2と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体3とからなり、この粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着テープ状部4と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部4の後方部分と略T字を構成する横粘着テープ状部5とからなる尿取りパット1である。
【選択図】図2
Description
本発明は、尿取りパットに関し、さらに詳しくは、高齢者などの失禁用パット、幼児のおむつ用パットなどのごとく、おむつまたは下穿きの股部分に装着する尿取りパットに関する。
この種の尿取りパットは、通常、尿を吸収するための吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなる。
この粘着体としては、例えば、使いすておむつの股部分に吸収体を粘着するための粘着剤層が提案され、この粘着剤層は、使いすておむつの前後方向に長いテープ状である(特許文献1参照)。
また、粘着体として、おむつ(紙おむつ)または下穿き(紙パンツ)の前後にそれぞれ大きく分離して位置するようにした粘着テープが提案されている。この粘着テープは、その前に位置する粘着体が横方向(左右方向)に長く、後ろに位置する粘着体は三角形またはおむつの前後方向にやや長く形成されている(実用新案登録文献2参照)。
この粘着体としては、例えば、使いすておむつの股部分に吸収体を粘着するための粘着剤層が提案され、この粘着剤層は、使いすておむつの前後方向に長いテープ状である(特許文献1参照)。
また、粘着体として、おむつ(紙おむつ)または下穿き(紙パンツ)の前後にそれぞれ大きく分離して位置するようにした粘着テープが提案されている。この粘着テープは、その前に位置する粘着体が横方向(左右方向)に長く、後ろに位置する粘着体は三角形またはおむつの前後方向にやや長く形成されている(実用新案登録文献2参照)。
しかし、これらの粘着剤層または粘着テープを備えたおむつまたは下穿きでは、使用者がその動作をコントロールできないか、動作が難しい高齢者や幼児である場合には、吸収体が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりする欠点があった。特に穿きタイプのおむつでは、穿くときまたは上げるときに、吸収体が身体に擦れて、はずれたり、よじれたりし、修正が難しかった。
そこで、本発明は、使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる尿取りパットを提供することである。
本発明は、おむつまたは下穿きの股部分に装着する尿取りパットであって、吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなり、この粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなることを特徴とする尿取りパットを提供する。
本発明に係る尿取りパットによれば、吸収体の粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなり、おむつまたは下穿きの後方に略T字状粘着部分を備えているので、使用者が高齢者や幼児であっても、尿取りパットのはずれや、よじれを防止できる。
本発明に係る尿取りパットは、吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなり、この粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなることを特徴とする。
すなわち、本発明においては、粘着体が、縦粘着部の後方で該縦粘着部と略T字状をなす横粘着部とを併せて備えているが、この略T字状の形成は、縦粘着部と横粘着部とを一連一体に形成するか、別体で一部分が重なるようにするか、別体で僅かの間隙を持って近接するのが好ましい。
特に、縦粘着部と横粘着部とを一連一体に形成するか、別体で一部分が重なるようにすると、縦粘着部と横粘着部とが協働して吸収体を所定の位置にしっかり保持できる。また、幼児のごとく使用者の動きが激しい場合には、別体で、逆に粘着される吸収体の面に平行に5〜25mm程度、好ましくは10〜20mmの僅かの間隙を有すると、縦粘着部と横粘着部とが相互に引っ張り合わないようにし、それによって、よじれないようにすることができる。さらに、このように縦粘着部と横粘着部とが別体で僅かの間隙を持って近接するか、別体で一部分が重なるようにすると、両粘着部が一つの寸法・材料仕様のテープで製造し使用できるので、好都合である。
なお、吸収体は、女性用ではその後の吸収力を大きくし、男性用ではその前の吸収力を大きく設定される。そこで、縦粘着部に、その前方部分と略T字を構成するもう一つの横粘着部を備えると、吸収体の吸収力に前後で大小の差異があっても、男女兼用にできるので好ましい。このように略T字を構成する縦粘着部ともう一つの横粘着部とは、一連一体に形成されるか、別体で、一部分が重なるか(重なり:5〜10mm)、粘着される吸収体の面に平行に5〜25mm、好ましくは10〜20mmの僅かの間隙を有するよう形成してもよい。
なお、吸収体は、女性用ではその後の吸収力を大きくし、男性用ではその前の吸収力を大きく設定される。そこで、縦粘着部に、その前方部分と略T字を構成するもう一つの横粘着部を備えると、吸収体の吸収力に前後で大小の差異があっても、男女兼用にできるので好ましい。このように略T字を構成する縦粘着部ともう一つの横粘着部とは、一連一体に形成されるか、別体で、一部分が重なるか(重なり:5〜10mm)、粘着される吸収体の面に平行に5〜25mm、好ましくは10〜20mmの僅かの間隙を有するよう形成してもよい。
縦粘着部と横粘着部の各幅は、30〜70mmに、好ましくは40〜60mmに設定され、また縦粘着部が平行な二つの縦粘着片部からなるときは各粘着片部の幅を15〜35mmに、間隙を5〜10mmに設定するのが好ましい。なお、縦粘着部の端辺と吸収体の対応する辺縁との間隔はできるだけ少ない方が好ましいが、通常20mm以下に、横粘着部の両端辺と吸収体の対応する辺縁との間隔もできるだけ少ない方が好ましいが、通常 20mm以下にそれぞれ設定するのがより好ましい。
粘着体としては、通常、粘着材、または粘着剤と称されるものが使用でき、具体的基材としては、ゴム系、シリコーン系、シリコーン合成ゴム系、アクリル系、シリコーン含有アクリル系粘着材など、従来からファスニングテープとして用いられているものを挙げることができる。
さらに、粘着体の、おむつまたは下穿きに粘着するための粘着面に、使用時に剥離可能に予め貼りつけられて該粘着面を保護する保護紙(剥離紙またはセパレータ)を具備するとより好ましい。
本発明において、吸収体は、通常この分野で使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、綿状パルプと高吸収性材料としての高吸収性ポリマー(デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系などのもの)とからなるものが好ましいものとして挙げられ、そのほか水分吸収性に優れた不織布、重ねられたガーゼ、発泡体などが挙げられる。
さらに、粘着体の、おむつまたは下穿きに粘着するための粘着面に、使用時に剥離可能に予め貼りつけられて該粘着面を保護する保護紙(剥離紙またはセパレータ)を具備するとより好ましい。
本発明において、吸収体は、通常この分野で使用できるものであれば特に限定されないが、例えば、綿状パルプと高吸収性材料としての高吸収性ポリマー(デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系などのもの)とからなるものが好ましいものとして挙げられ、そのほか水分吸収性に優れた不織布、重ねられたガーゼ、発泡体などが挙げられる。
本発明は、別の観点によれば、おむつまたは下穿きと、これらおむつまたは下穿きの股部分に装着される尿取りパットであって、吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなる尿取りパットとからなり、粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなることを特徴とする尿取りパットセットを提供できる。
[実施の形態1]
図1は、本発明に係る尿取りパットの実施の形態1を前方から示す斜視図、図2は、実施の形態1を後方から示す図1相当図、図3は、実施の態様1について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図1〜3において、おむつまたは下穿き(穿きタイプのおむつ、図示省略)の股部分に装着するための尿取りパットとしての失禁パット1は、吸収体2と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体(接着体)3とからなる。
図1は、本発明に係る尿取りパットの実施の形態1を前方から示す斜視図、図2は、実施の形態1を後方から示す図1相当図、図3は、実施の態様1について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図1〜3において、おむつまたは下穿き(穿きタイプのおむつ、図示省略)の股部分に装着するための尿取りパットとしての失禁パット1は、吸収体2と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体(接着体)3とからなる。
吸収体2は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成され、尿を約150cc吸収できる。
粘着体3は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部4と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部4の後方部分と略T字を一連一体に構成する横粘着部としての横粘着テープ状部5とからなる。
なお、おむつまたは下穿きには、その裏面に粘着体3を剥離可能に粘着できる剥離粘着層(図示省略)を形成している。
粘着体3は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部4と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部4の後方部分と略T字を一連一体に構成する横粘着部としての横粘着テープ状部5とからなる。
なお、おむつまたは下穿きには、その裏面に粘着体3を剥離可能に粘着できる剥離粘着層(図示省略)を形成している。
かくして、失禁パット1は、特に、粘着体3の後方に略T字状の縦・横粘着テープ状部4・5を備えているので、おむつまたは下穿きと吸収体2の後方での粘着が強く、穿くときまたは上げるときに、吸収体2が使用者の身体に擦れても、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。使用者が高齢者や幼児であっても(足が不自由でつかまり立ちしかできないか、片手しか使えなくても)、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できるので好都合である。
そして、吸収体2が尿を吸収すると、吸収体2の粘着体3がおむつまたは下穿きの剥離粘着層に剥離可能に接合しているだけなので、吸収体2を粘着体3と共におむつまたは下穿きから容易に剥離させ、捨てることができる。そして、そのおむつまたは下穿きには、新しい吸収体を装着できる。このように、おむつまたは下穿きは、使い捨て方式であっても、汚れない限りは、複数の吸収体を交換して使用できる。
そして、吸収体2が尿を吸収すると、吸収体2の粘着体3がおむつまたは下穿きの剥離粘着層に剥離可能に接合しているだけなので、吸収体2を粘着体3と共におむつまたは下穿きから容易に剥離させ、捨てることができる。そして、そのおむつまたは下穿きには、新しい吸収体を装着できる。このように、おむつまたは下穿きは、使い捨て方式であっても、汚れない限りは、複数の吸収体を交換して使用できる。
ここで、失禁パット1の各構成要素の材料、寸法などの例を挙げる。
吸収体2:自由状態での厚み:5〜8mm、縦:250〜300mm、横:約150mm、
縦粘着テープ状部4:シリコーン含有アクリル系粘着材、幅:約40mm、長さ:220mm、
横粘着テープ状部5:シリコーン含有アクリル系粘着材、幅:約40mm、長さ:90mm、そして
おむつの剥離粘着層:通常セパレータと称される油紙。
吸収体2:自由状態での厚み:5〜8mm、縦:250〜300mm、横:約150mm、
縦粘着テープ状部4:シリコーン含有アクリル系粘着材、幅:約40mm、長さ:220mm、
横粘着テープ状部5:シリコーン含有アクリル系粘着材、幅:約40mm、長さ:90mm、そして
おむつの剥離粘着層:通常セパレータと称される油紙。
[実施の形態2]
図4は、実施の形態2について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図4において、尿取りパットとしての失禁パット11は、吸収体12と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体13とからなる。
そして、吸収体12は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
図4は、実施の形態2について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図4において、尿取りパットとしての失禁パット11は、吸収体12と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体2をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体13とからなる。
そして、吸収体12は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
粘着体13は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部14と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部14の後方部分と略T字を構成する横粘着部としての横粘着テープ状部15とからなる。
16は縦粘着テープ状部14の後方部分と横粘着テープ状部15の中央部分とが重なる部分(約7mm)であり、これによって両粘着テープ状部14・15が相互に粘着力を分散し、強固に吸収体12をおむつまたは下穿きに取付けられる。
16は縦粘着テープ状部14の後方部分と横粘着テープ状部15の中央部分とが重なる部分(約7mm)であり、これによって両粘着テープ状部14・15が相互に粘着力を分散し、強固に吸収体12をおむつまたは下穿きに取付けられる。
かくして、失禁パット11は、特に、粘着体13の後方に略T字状の縦・横粘着テープ状部14・15を備えているので、おむつまたは下穿きと吸収体12の後方での粘着が強く、使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体12が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。
[実施の形態3]
図5は、本発明に係る尿取りパットの実施の形態3として、吸収体に粘着体および保護紙を貼り付けた状態を後方から示す斜視図である。
図5において、尿取りパットとしての失禁パット21は、吸収体22と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体22をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体23と、この粘着体に剥離可能に接合される保護紙27とからなる。
吸収体22は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
図5は、本発明に係る尿取りパットの実施の形態3として、吸収体に粘着体および保護紙を貼り付けた状態を後方から示す斜視図である。
図5において、尿取りパットとしての失禁パット21は、吸収体22と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体22をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体23と、この粘着体に剥離可能に接合される保護紙27とからなる。
吸収体22は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
粘着体23は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部24と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部24の後方部分と略T字を一体に構成する横粘着部としての横粘着テープ状部25とからなる。なお、27は縦・横粘着テープ状部24・25を保護する保護紙であり、28は保護紙27の剥離用片である。
かくして、保護紙27は、その剥離用片28を引張ることによって粘着体23から容易に剥離し、吸収体22を、粘着体23を介しておむつ(図示省略)にしっかり取り付けられる。
失禁パット21は、特に、粘着体23の後方に略T字状の縦・横粘着テープ状部24・25を備えているので、おむつまたは下穿きと吸収体22の後方での粘着が強く、使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体22が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。
失禁パット21は、特に、粘着体23の後方に略T字状の縦・横粘着テープ状部24・25を備えているので、おむつまたは下穿きと吸収体22の後方での粘着が強く、使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体22が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。
[実施の形態4]
図6は、本発明の実施の形態4について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図6において、尿取りパット31は、吸収体32と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体32をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体33と、この粘着体に剥離可能に粘着される保護紙(図示省略)とからなる。
吸収体32は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
図6は、本発明の実施の形態4について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図6において、尿取りパット31は、吸収体32と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体32をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体33と、この粘着体に剥離可能に粘着される保護紙(図示省略)とからなる。
吸収体32は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
粘着体33は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部34と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部34の後方部分と略T字を構成する横粘着部としての横粘着テープ状部35とからなる。特に、粘着体33の後方に略T字状の縦粘着テープ状部34・横粘着テープ状部35を備えているので、おむつまたは下穿きと吸収体32の後方での粘着が強く、使用者が高齢者や幼児であっても、吸収体が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。
これらの縦粘着テープ状部34と横粘着テープ状部35とは、別体で僅かの間隙(S:約10mm)を持って近接し、従って縦粘着テープ状部34と横粘着テープ状部35とが相互に引っ張り合わないようにし、それによってはずれたり、よじれたりしないようにすることができると共に、両粘着部が一つの寸法・材料仕様のテープで製造し使用できるので、好都合である。
[実施の形態5]
図7は、本発明の実施の形態5について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図7において、尿取りパット41は、吸収体42と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体42をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体43と、この粘着体に剥離可能に粘着される保護紙(図示省略)とからなる。
吸収体42は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
図7は、本発明の実施の形態5について吸収体に粘着体を貼り付けた状態を説明する説明図である。
図7において、尿取りパット41は、吸収体42と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体42をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能に接合するための粘着体43と、この粘着体に剥離可能に粘着される保護紙(図示省略)とからなる。
吸収体42は、綿パルプと、デンプン系高吸収性ポリマーとしてデンプンーアクリル酸(塩)グラフト重合体とから構成されている。
粘着体43は、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部としての縦粘着テープ状部44と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部44の後方部分と略T字を構成する横粘着部としての横粘着テープ状部45と、おむつまたは下穿きの前方で、左右方向に長く、縦粘着テープ状部44の前方部分と略T字を構成するもう一つの横粘着部としての横粘着テープ状部49とからなる。これらの縦粘着テープ状部44と横粘着テープ状部45・49とは、一体で構成されているので、おむつまたは下穿きと吸収体42の後方での粘着が強く、使用者が高齢者や幼児であっても(足が不自由でつかまり立ちしかできないか、片手しか使えなくても)、吸収体42が、おむつまたは下穿きからはずれたり、よじれたりするのを防止できる。
さらに、この吸収体42は、女性用ではその後の吸収力を大きくし、男性用ではその前の吸収力を大きく設定されるが、縦粘着部44に、その前方部分および後方部分とそれぞれ略T字を構成する二つの横粘着部49・45を備えると、吸収体42の吸収力に前後で大小の差異があっても、男女兼用にできる。
本発明に係る尿取りパットは、高齢者などの失禁用パット、幼児のおむつ用パットなどのごとく、おむつまたは下穿き、特に穿きタイプの尿取りパットの股部分に装着し、主として尿を取る(吸収体に吸収して取り出せる)尿取りパットである。さらに、幼児用や高齢者などの尿取りパットだけではなく、一般の大人の失禁用、生理用または治療用の尿取りパットとしても適用できる。
1 尿取りパット
2 吸収体
3 粘着体
4 縦粘着テープ状部(縦粘着部)
5 横粘着テープ状部(横粘着部)
2 吸収体
3 粘着体
4 縦粘着テープ状部(縦粘着部)
5 横粘着テープ状部(横粘着部)
Claims (12)
- おむつまたは下穿きの股部分に装着する尿取りパットであって、吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなり、
この粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなることを特徴とする尿取りパット。 - 縦粘着部と横粘着部とが、一連一体に形成されてなる請求項1に記載の尿取りパット。
- 縦粘着部と横粘着部とが、別体で、一部分が重なるか、粘着される吸収体の面に平行に5〜25mmの間隙を有する請求項1に記載の尿取りパット。
- 縦粘着部の前方部分と略T字を構成するもう一つの横粘着部を備えた請求項1〜3のいずれか一つに記載の尿取りパット。
- 縦粘着部ともう一つの横粘着部とが、一連一体に形成されてなる請求項4に記載の尿取りパット。
- 縦粘着部ともう一つの横粘着部とが、別体で、一部分が重なるか、粘着される吸収体の面に平行に5〜25mmの間隙を有する請求項4に記載の尿取りパット。
- さらに、粘着体の、おむつまたは下穿きに粘着するための粘着面に、使用時に剥離可能に予め貼りつけられて該粘着面を保護する保護紙を具備してなる請求項1〜6のいずれか一つに記載の尿取りパット。
- おむつまたは下穿きと、
これらおむつまたは下穿きの股部分に装着される尿取りパットであって、吸収体と、この吸収体に予め貼りつけられ、吸収体をおむつまたは下穿きの股部分に剥離可能な粘着体とからなる尿取りパットと
からなり、
粘着体が、おむつまたは下穿きの前後方向に長い縦粘着部と、おむつまたは下穿きの後方で、左右方向に長く、前記縦粘着部の後方部分と略T字を構成する横粘着部とからなることを特徴とする尿取りパットセット。 - 縦粘着部の前方部分と略T字を構成するもう一つの横粘着部を備えた請求項8に記載の尿取りパット。
- さらに、粘着体の、おむつまたは下穿きに粘着するための粘着面に、使用時に剥離可能に予め貼りつけられて該粘着面を保護する保護紙を具備してなる請求項8または9に記載の尿取りパットセット。
- おむつまたは下穿きが、その股部分に、粘着体を剥離可能に粘着する剥離粘着層を備えてなる請求項8〜10のいずれか一つに記載の尿取りパットセット。
- おむつまたは下穿きが、穿きタイプのおむつである請求項8〜11のいずれか一つに記載の尿取りパットセット。
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JP2004175504A JP2005349089A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 尿取りパット |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004175504A Pending JP2005349089A (ja) | 2004-06-14 | 2004-06-14 | 尿取りパット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005349089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009153734A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2014226268A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019063006A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 大王製紙株式会社 | アウター内設置タイプ使い捨ておむつ |
-
2004
- 2004-06-14 JP JP2004175504A patent/JP2005349089A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009153734A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Kao Corp | 吸収性物品 |
JP2014226268A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 日本製紙クレシア株式会社 | 吸収性物品 |
JP2019063006A (ja) * | 2017-09-28 | 2019-04-25 | 大王製紙株式会社 | アウター内設置タイプ使い捨ておむつ |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060406 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060418 |
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