JP6234268B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、写真データなどを記録する記録媒体からデータを印刷する画像形成装置に関する。
近年、コンビニエンスストアなどの複合機(多機能周辺装置(MFP:Multifunction Peripheral/Printer/Product))を使って写真などの画像データを印刷するサービスなどが普及している。この場合、記録媒体(例えば、画像データが格納されたUSBメモリやスマートメデイア(商標登録)などのメモリカード)を画像形成装置に挿入して所望の画像データを選択し印刷を行う。
ところが、記録媒体に格納されているデータは破損する可能性がある。例えば、静電気によりデータが破損したり、何回も書き込み・読み出しを行うことによる劣化などにより不良セクタが発生したりする可能性がある。
そこで、特許文献1には、記録媒体に記録されたデータをバックアップする技術が開示されている。MFPに装填された特定の記録媒体に対して読み取りエラーのチェックを行い、エラーが検出されたときは、バックアップデータを他の記録媒体に記録する。
特開2006−228272号公報
コンビニエンスストアなどの店舗サービスでは、MFPが記録媒体からデータを読み出して印刷処理を行う場合、記録媒体の抜き差しによりデータ破損が起こる可能性があることをユーザに承認してもらった後に、記録媒体を接続してもらい、データを読み出して印刷処理を行う。ところが、特許文献1の技術では、MFPに接続時点で不具合が発生しないと、バックアップ処理は行われることがなく、印刷処理してから記録媒体をMFPから取り出した後にデータ破損が発生した場合、復元する手段がない。
この問題を解決するために、MFPが装填した記録媒体の全てに対して、保存データのバックアップを常に行うようにすると、操作が煩雑となるとともに、処理に遅延が生じる可能性がある。
また、通常バックアップサービスには顧客認証が必要であり、様々な処理を行って認証設定する必要があり、さらにバックアップデータにアクセスする場合には認証設定した情報を入力する処理を行わなければならず、処理が煩雑で簡単にバックアップデータを読み出して転送できない。
また、記録媒体が長期使用などにより不安定になっている場合、放置していると記録媒体に記録されているデータを失うことになる可能性がある。この場合に、メモリにリフレッシュ機能を付加していたり、メモリが接続されるカメラ、スマートホン、タブレット、ノートパソコン等の端末装置にリフレッシュアプリが備えられていたりする。しかし、この機能がメモリ自体に備わっていない場合、あるいは端末装置に備わっていない場合は、メモリのリフレッシュがされず、長時間の使用による記録媒体の劣化により保存されているデータが失われるおそれもある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、記録媒体のデータのバックアップにできるだけ時間をかけず、簡単にバックアップデータを転送でき、さらには記録媒体が不安定になる場合にも対応して簡単にデータ保護ができる画像形成装置を提供しようとするものである。
本発明は、データを保存した記録媒体を接続可能な画像形成装置であって、前記記録媒体から読み出したデータを印刷する印刷部と、前記記録媒体を接続してから前記印刷部による印刷処理までの処理と並列に、前記記録媒体から読みだした印刷データを記憶装置にバックアップする処理を行い、バックアップデータを一定期間保存しておくデータ保護処理部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、データを保存した記録媒体を接続可能な画像形成装置であって、前記記録媒体から読み出したデータを印刷する印刷部と、前記記録媒体を接続してから前記印刷部による印刷処理までの処理と並列に、前記記録媒体から所定条件を満たすデータを抽出するデータ確認処理部と、前記記録媒体から読みだした抽出データを記憶装置にバックアップする処理を行い、バックアップしたデータを一定期間保存しておくデータ保護処理部と、を備えることを特徴とする。
前記所定条件は、前記記録媒体にデータが保存されてから一定期間を過ぎたものであることを特徴とする。
また、本発明は、データを保存した記録媒体を接続可能な画像形成装置であって、前記記録媒体から読み出したデータを印刷する印刷部と、前記記録媒体から識別情報を読み出すデータ確認処理部と、前記記録媒体を接続してから前記印刷部による印刷処理までの処理と並列に、前記記録媒体から読み出したデータを、記憶装置の前記識別情報に対応したデータ格納領域にバックアップする処理を行い、バックアップデータを一定期間保存しておくデータ保護処理部と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記バックアップする処理は、前記データ格納領域のデータと前記記録媒体のデータとの同期をとることを特徴とする。
また、本発明は、データを保存した記録媒体を接続可能な画像形成装置であって、前記記録媒体から読み出したデータを印刷する印刷部と、前記記録媒体のリフレッシュが必要な状態であるかを確認するデータ確認処理部と、前記記録媒体を接続してから前記印刷部による印刷処理までの処理と並列に、リフレッシュが必要になったと確認できた場合、前記記録媒体のデータをリフレッシュする処理を行うデータ保護処理部と、を備えることを特徴とする。
ここで、前記データ確認処理部は、前記記録媒体の不良セクタを確認し、前記データ保護処理部は、所定値を越える数の不良セクタが生じている場合にリフレッシュを行ってもよい。
また、前記データ確認処理部は、前記記録媒体のリフレッシュ履歴を保存し、前回リフレッシュから一定時間経過した場合にリフレッシュを行うと判定してもよい。
また、前記記憶装置は、ネットワークを介して接続する装置であってもよい。
また、ユーザにバックアップ処理を実施してもよいかの確認を行うユーザ確認処理部を備えてもよい。
本発明によれば、画像形成装置の印刷と並列処理しながらバックアップやデータのリフレッシュ処理を行えるので、印刷処理に支障ができないようにしながら、処理時間を短縮できる。こうして、画像形成装置を利用した顧客の利便性を高めることができる。
本発明に係る画像形成装置を含むデータ印刷システムを示すブロック図である。 第1実施形態における画像形成装置による記録媒体に保存されたデータの印刷処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における画像形成装置のバックアップ処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における画像形成装置のバックアップデータの復旧処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における記録媒体のチェック処理を示すフローチャートである。 第2実施形態におけるチェック履歴の保存処理を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるバックアップ処理を示すフローチャートである。 第4実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。 第4実施形態におけるリフレッシュ処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置を含むデータ印刷システムを示すブロック図である。
このデータ印刷システム10は、画像形成装置11と、クラウドサーバ12と、情報端末装置13とから構成され、それぞれがネットワーク14を介してお互いに接続している。
画像形成装置11は、例えばMFP(Multifunction Peripheral/Printer/Product)であり、液晶等からなる表示部21、ボタンあるいは表示画面上に備えられたタッチパネルなどの入力部22、ネットワーク14と接続可能な通信部23、データを記憶する記憶部24、データに基づいて印刷を行う印刷部25、記録媒体15を着脱自在に接続可能でデータの読み出し・書き込みを行うメディア入出力部26、各部を制御する制御部27を備える。この画像形成装置11は、コンビニエンスストアなどに設置され、写真等などの画像データを印刷するサービスなどを行うことが可能である。
制御部27は、データのバックアップ処理やリフレッシュ処理などのデータ保護処理の制御を行うデータ保護処理部28と、記録媒体15のデータから所定の条件のデータを検索抽出したり識別情報などを読み出したりする処理を行うデータ確認処理部29と、表示部21に表示して処理実行をユーザに入力部22により確認を促すユーザ確認処理部30と、印刷部25を制御する印刷制御部31とを備える。
クラウドサーバ12は、ネットワーク14を介して他の装置に接続する通信部32と、データを記録する記憶部33と、各部を制御する制御部34とを備える。
情報端末装置13は、ノートパソコン、タブレット端末、スマートホン、カメラなどであり、液晶等からなる表示部35と、外部とネットワークを介して接続する通信部36と、記録媒体15を着脱自在に接続可能で、データの読み出し書き込みが可能なメディア入出力部37と、各部を制御可能な制御部38とを備える。
記録媒体15は、例えばスマートメディア(商標登録)などのメモリカード、USBメモリ、光磁気ディスクなどであり、画像形成装置11や情報端末装置13などに接続してデータを保存したり、読み出したりするものである。
[第1実施形態]
本実施形態は、画像形成装置11が印刷したデータをバックアップして一定期間保存するものである。一定期間とは、例えば10日から2週間程度であり、この期間を超えるとデータを消去する。これは店舗で写真データなどの印刷を行う際の簡易バックアップサービスを想定している。
図2は、第1実施形態における画像形成装置による記録媒体に保存されたデータの印刷処理を示すフローチャートである。図3は、第1実施形態における画像形成装置のバックアップ処理を示すフローチャートである。図4は、第1実施形態における画像形成装置のバックアップデータの復旧処理を示すフローチャートである。
まずは、画像形成装置の印刷処理について説明する。
画像形成装置11のメディア入出力部26に記録媒体15を接続する(ステップS11)。ユーザは入力部22を操作して記録媒体15に保存されているデータから印刷するものを選択する(ステップS12)。次に、ユーザは、印刷用紙種類、用紙サイズ、印刷色、印刷配置などの印刷設定を行う(ステップS13)。
画像形成装置11の制御部27における印刷制御部31は、ユーザが入力部22の印刷処理のスタートボタンを押すのを確認すると(ステップS14)、印刷部25に選択したデータの印刷処理を実行させる(ステップS15)。そして印刷処理が終了すれば(ステップS16)、処理を終了する。
また、画像形成装置11は、ステップS15以降の印刷実行の処理と同時に並列処理として次の処理を行う。印刷処理を制御部27のユーザ確認処理部30は、表示部21にバックアップ処理をユーザに確認する表示を行って、ユーザがバックアップ処理を行うかどうかの確認を行う(ステップS17)。ユーザがバックアップ処理を認めなかった場合は、処理を終了する。ユーザがバックアップ処理を認めたときは、制御部27のデータ保護処理部28がバックアップ処理を行う(ステップS18)。
ステップS17,S18のバックアップ確認とバックアップ処理は、画像形成装置の負荷状況にもよるが、印刷処理を優先しながら行う。つまり、可能であれば印刷処理と同時並行に処理を行い、印刷処理に支障が出る場合には印刷処理のみを行い、印刷処理の待ち時間にバックアップ処理を行う。
ここでは、ステップS14の印刷のスタートボタンが押された以降にバックアップ処理が行われるが、ステップS12で印刷データが選択された以降であれば、どの時点でステップS17、S18のバックアップ確認とバックアップ処理が行われても構わない。
次に、ステップS18のバックアップ処理について、図3に基づいて説明する。
制御部27のユーザ確認処理部30は、新規ユーザであるか否かを表示部21に表示してユーザに確認する(ステップS21)。新規ユーザでなかった場合、ユーザはユーザ登録情報(ユーザIDとパスワード)を入力部22より入力してログインする(ステップS22)。ユーザが入力部22により新規ユーザであるとした場合、入力部22からユーザ登録情報(ユーザIDとパスワード)を設定し、新規ユーザ登録を行う(ステップS23)。そして画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にそのユーザのデータ保存領域を確保する(ステップS24)。バックアップデータを画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33に確保されているユーザのデータ保存領域に保存する(ステップS25)。
ユーザ登録をするのは、バックアップデータに他人がアクセス出来ないようにするためであり、ここではユーザが自分でユーザ登録情報を設定している。バックアップ先は、前述のように画像形成装置11の記憶部24でも、クラウドサーバ12の記憶部33でもよい。クラウドサーバ12に記憶させると、例えば店舗サービスを展開している系列店の画像形成装置11からでもデータアクセス可能となり、またインターネットを介して情報端末装置13からユーザ登録情報を入力することによりアクセスも可能となる。バックアップ先を画像形成装置11にするか、クラウドサーバ12にするかは、はじめから設定されていてもよいし、ユーザが選択できるようにしてもよい。
また、煩わしいユーザ登録の操作をさせないように済むよう、画像形成装置11がユーザ登録情報(ユーザID、パスワード)を適宜設定し、その情報をQRコード(登録商標)化して、MFPに備え付けてあるレシート(領収書)プリント用の感熱プリンタでプリントしてもよい。ユーザは当該プリントされた感熱紙上のQRコードを携帯電話等で読み取ることで、クラウド上のデータにアクセスする。ユーザ登録情報のユーザIDは、例えば画像形成装置11が店情報と処理日付から生成し、パスワードはランダムにアルファベットと数字を組み合わせて生成してもよい。このようにすると、ユーザはユーザ登録情報を自ら設定入力する必要がなく、またその情報を保管する手間を省くことができ、操作性を改善できる。
画像形成装置11あるいはクラウドサーバ12は、印刷に使用したデータを一定期間(例えば、2週間)保存する。この期間を過ぎれば、自動的に削除する。
なお、このバックアップサービスは、容量制限を行い、この容量を超える場合にユーザに削除させるものでもよい。また、期間と容量制限の両方を組み合わせてもよい。また、ユーザが何回も印刷利用をすると、そのたびに印刷データは保存され蓄積されて、バックアップデータが増加していく。
さて、印刷処理が終ってユーザが記録媒体15を画像形成装置11のメディア入出力部26から引き抜いて、情報端末装置13、例えばカメラに接続したとする。そこで、データ確認をした場合に、エラーがあってデータの読み出しができない状態の場合に、バックアップデータを画像形成装置11、あるいはクラウドサーバ12から読み出して復旧することができる。
図4に示すように、まずユーザ確認処理部30は、表示部21にユーザログインを促す表示を行い(ステップS31)、ユーザがユーザログイン情報を入力部22から入力すると、バックアップサービスにログイン処理を行う(ステップS32)。登録ユーザであるか否かを画像形成装置11あるいはクラウドサーバ12が確認する(ステップS33)。登録ユーザでなければ、ログイン不可であることを表示部21に表示して処理は終了する。登録ユーザであることが認証されると、データアクセス許可を画像形成装置11あるいはクラウドサーバ12が行う(ステップS34)。画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33のユーザデータ保存領域に記憶していた印刷データにアクセスしてデータを読み出し、その記憶媒体、あるいは別の記憶媒体にデータを記録する(ステップS35)。
こうして、印刷処理をしたデータだけではあるが、バックアップがされているので、バックアップのサービス期間内であれば、印刷データが破損しても印刷データを復旧することができる。また、印刷処理を優先しながら待ち時間などを利用して印刷処理と並列にバックアップ処理を行うので、処理に時間が掛からず、できるだけ印刷処理に支障をきたすことがないようにできる。また、ステップS17でユーザにバックアップするかどうかを問うので、ユーザがバックアップ不要と判断した場合にも対処できる。
[第2実施形態]
本実施形態は、バックアップ処理において、所定の条件を満たすデータを記憶媒体から抽出して、バックアップを行うものである。
図5は、第2実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。図6は、第2実施形態における記録媒体のチェック処理を示すフローチャートである。図7は、第2実施形態におけるチェック履歴の保存処理を示すフローチャートである。
まず本実施形態の印刷処理について説明する。
図5のステップS41〜S46の処理は、図2の第1実施形態であるステップS11〜S16と同じなので説明は省略する。この印刷処理と並列に次の処理が行われる。
画像形成装置11のメディア入出力部26に記録媒体15を接続すると(ステップS41)、画像形成装置11の制御部27のデータ確認処理部29は、記録媒体15をあらかじめ設定しておいた条件でチェックを行う(ステップS47)。例えば、各データのタイムスタンプをチェックし、所定の時間を経過したもの(データの作成日あるいは更新日から現在までの期間が所定値を越えるもの)を抽出する。画像形成装置11の制御部27のデータ保護処理部28は、抽出されたバックアップデータが存在してバックアップフラグが立っているかを確認する(ステップS48)。抽出データが存在せずフラグが立っていない場合は、処理を終了する。抽出データが存在してフラグが立っている場合は、画像形成装置11の制御部27のユーザ確認処理部30は、抽出データをバックアップするか否かを表示部21に表示してユーザに問い合せる(ステップS49)。ユーザがバックアップをするように入力部22から操作した場合は、画像形成装置11の制御部27のデータ保護処理部28は、画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にバックアップを行って(ステップS50)、処理を終了する。ユーザがバックアップをしないと入力した場合は、なにもせずに処理を終了する。
このステップS47〜S50のバックアップ処理は、ステップS41〜S46の印刷処理と同時並列に処理がなされる。ただし、第1実施形態と同じく、ステップS41〜S46の印刷処理を優先して処理される。また、ステップS47の記録媒体チェックの処理で印刷処理が終了してしまう場合も想定されるが、その場合についても、次に述べるように対処できるようになっている。
ステップS47における所定の条件でデータ抽出するチェック処理について図6に基づいて説明する。
ユーザはあらかじめチェック条件を入力しておくか、この場でユーザにチェック条件を入力させる。例えば、上述のように、抽出項目はデータのタイムスタンプであり、データの抽出条件はある一定時間を経過したデータとする。画像形成装置11の制御部27のデータ確認処理部29は、この所定の条件で、データの抽出を行う(ステップS61)。ここで、チェック途中で画像形成装置11の印刷制御部31が印刷処理を終了したかを確認する(ステップS62)。終了していなければ、データ確認処理部29が、記録媒体15内の全データをチェックしたかを確認する(ステップS63)。全データのチェックが完了していなければ、ステップS61に戻る。全データのチェックが完了すれば、処理を終了する。
ステップS62において、記録媒体15のチェック途中で、印刷処理が終了した場合、画像形成装置11の制御部27のユーザ確認処理部30は、チェックを継続するかを表示部21に表示してユーザに確認する(ステップS64)。ユーザが処理を継続するとした場合、データ確認処理部29は、チェックを継続してデータ抽出を行う(ステップS65)。これを全データに対してチェックを行うまで続ける(ステップS66)。ステップS64において、ユーザがチェック継続しないとした場合、データ確認処理部29は、画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にチェックを行ったデータの履歴を保存する(ステップS67)。データ確認処理部29は、チェック処理が完了し時点で、抽出されたデータが存在するか否かを確認し(ステップS68)、存在していればバックアップフラグを立てて(ステップS69)、処理を終了する。抽出されたデータが存在しない場合、フラグを立てずに処理を終了する。
このように、記録媒体15のデータチェック処理中に並列処理を行っている印刷処理が終了した場合、チェック処理の継続をユーザに問うことで、ユーザの希望に沿って処理を進めることができる。チェック途中でチェック処理を中断する場合は、チェック履歴を保存することで、次に記録媒体15の接続が行われたときに、履歴を読み出して前回チェックを行ったデータを除いてチェック処理を継続する。
ステップS67におけるチェック履歴の保存処理について、図7に基づいて説明する。
制御部27のユーザ確認処理部30は、新規ユーザであるか否かを表示部21に表示してユーザに確認する(ステップS71)。新規ユーザでなかった場合、ユーザはユーザ登録情報(ユーザIDとパスワード)を入力部22より入力してログインする(ステップS72)。ユーザが入力部22により新規ユーザであるとした場合、入力部22からユーザ登録情報(ユーザIDとパスワード)を設定し、新規ユーザ登録を行う(ステップS73)。そして画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にそのユーザのデータ保存領域を確保する(ステップS74)。画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にチェック履歴を保存する(ステップS75)。
ステップS50のバックアップ処理は、原則的には図3のバックアップ処理と同じ処理を行う。ただし、ステップS67において、チェック履歴保存を行った場合には、新規ユーザに関するステップS21、S23、S24について、すでに新規ユーザの確認を行っているので、省略することになる。
バックアップデータからのデータ復旧に関しては、図4のフローチャートの処理と同じであり、説明を省略する。
こうして抽出されたデータを全てバックアップ処理を行うので、抽出データに関してはデータ破損を起こしてもバックアップ処理は可能である。また、抽出データは印刷処理の待ち時間などを利用して、印刷処理を優先しながら印刷処理と並列にバックアップ処理を行うので、処理に時間が掛からず、できるだけ印刷処理に支障をきたすことはないようにできる。
[第3実施形態]
本実施形態は、記録媒体15の識別情報から自動的にバックアップ同期をとるものである。図8は、第3実施形態におけるバックアップ処理を示すフローチャートである。図2の印刷処理におけるステップS18のバックアップ処理の別実施形態を示すものである。
記録媒体15には、個別の記録媒体として識別できるように、識別情報(製造者ID、商品ID、シリアル番号など)が付与されている場合がある。本実施形態は、この識別情報を利用してバックアップを行うものである。
画像形成装置11のメディア入出力部26に記録媒体15を接続してあるので(図2のステップS11)、画像形成装置11の制御部27のデータ確認処理部29は、記録媒体15の識別情報を読み出す(ステップS81)。前述の実施形態と同様に、バックアップデータを画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33に保存するのであるが、画像形成装置11の制御部27のデータ保護処理部28は、バックアップデータに同じ識別情報に対応する保存領域があるかを確認する(ステップS82)。同じ識別情報の保存領域があれば、記録媒体15のデータと保存先のデータの同期を取ってバックアップを行う。すなわち、同じ識別情報のバックアップに関しては、同じデータは保存処理を行わず、バックアップデータにないものを保存する(ステップS83)。同じ識別情報の保存領域が保存先に存在しなければ、画像形成装置11の制御部27のユーザ確認処理部30は、新規ユーザであるかを表示部21に表示してユーザに確認する(ステップS84)。新規ユーザでなかった場合、ユーザの保存領域に識別情報に対応する保存領域を確保する(ステップS87)。ユーザが入力部22により新規ユーザであるとした場合、入力部22からユーザ登録情報(ユーザIDとパスワード)を設定し、新規ユーザ登録を行う(ステップS85)。そして画像形成装置11の記憶部24あるいはクラウドサーバ12の記憶部33にそのユーザのデータ保存領域を確保し(ステップS86)、その保存領域に識別情報に対応する保存領域を確保する(ステップS87)。その識別情報に対応する保存領域に、記録媒体に同期させたバックアップデータを書き込む(ステップS83)。
画像形成装置11やクラウドサーバ12は、記録媒体15の識別情報に基づいて、自動的に保存領域を確保し、そこにバックアップデータを保存する。バックアップ処理を行うか、あるいは新規のユーザ登録行うかは、ユーザに確認を促す表示を行うことにしているが、自動で行っても良い。その場合は、識別情報に基づいて設定し、ユーザ登録情報は、印刷してユーザに示す。
このように記録媒体15と同期したバックアップを作成することで、同じ記録部に繰り返しバックアップする場合に、同じバックアップデータを保存することはないので、バックアップ時間が短縮できる。
[第4実施形態]
本実施形態は、記録媒体15の劣化を検出してリフレッシュ処理を行うものである。
図9は、第4実施形態における印刷処理を示すフローチャートである。図10は、第4実施形態におけるリフレッシュ処理を示すフローチャートである。
まず本実施形態の印刷処理について説明する。
図9のステップS91〜S96の処理は、図2の第1実施形態であるステップS11〜S16と同じなので説明は省略する。この印刷処理と並列に次の処理が行われる。
画像形成装置11のメディア入出力部26に記録媒体15を接続すると(ステップS91)、画像形成装置11の制御部27のデータ確認処理部29は、記録媒体15をあらかじめ設定しておいた条件で不良チェックを行う(ステップS97)。条件とは、例えば、記録媒体15のセクタ不良である。セクタ不良がある一定量に達したときをリフレッシュを行うべき条件とする。画像形成装置11の制御部27のデータ保護処理部28は、このリフレッシュ条件を満たしているかを確認し(ステップS98)、条件を満たしていなければ処理を終了する。また、条件を満たしていれば、画像形成装置11の制御部27のユーザ確認処理部30は、記録媒体15のリフレッシュを行うか否かを表示部21に表示してユーザに問い合せる(ステップS99)。ユーザがバックアップをするように入力部22から操作した場合は、画像形成装置11の制御部27のデータ保護処理部28は、リフレッシュ処理を行って(ステップS100)、処理を終了する。ユーザがリフレッシュを行わないと入力した場合は、なにもせずに処理を終了する。
次に、ステップS100におけるリフレッシュ処理にについて図10に基づいて説明する。
記録媒体15の全データのバックアップを画像形成装置11の記憶部24にとる(ステップS101)。記録媒体15のフォーマットを行う(ステップS102)。そして、バックアップデータを記録媒体15に全て書き込む(ステップS103)。
なお、リフレッシュ条件として所定の不良セクタ数としたが、リフレッシュ履歴に基づいてもよい。例えば、記録媒体15の識別情報に応じた保存領域にリフレッシュ履歴を保存し、それに含まれるリフレッシュ日時やリフレッシュ回数の情報に基づいてリフレッシュの判定を行ってもよい。前回のリフレッシュからの所定時間をリフレッシュ条件とし、所定回数を越えたものは、リフレッシュ不可としたりする。
こうして、印刷処理を優先しながら待ち時間などを利用して、印刷処理と並列にリフレッシュ処理を行うので、処理に時間が掛からず、できるだけ印刷処理に支障をきたすことはないようにできる。
本発明による画像形成装置で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。また、各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等された発明も含まれる。
10 :データ印刷システム
11 :画像形成装置
12 :クラウドサーバ
13 :情報端末装置
14 :ネットワーク
15 :記録媒体
21 :表示部
22 :入力部
23 :通信部
24 :記憶部
25 :印刷部
26 :メディア入出力部
27 :制御部
28 :データ保護処理部
29 :データ確認処理部
30 :ユーザ確認処理部
31 :印刷制御部
32 :通信部
33 :記憶部
34 :制御部
35 :表示部
36 :通信部
37 :メディア入出力部
38 :制御部

Claims (4)

  1. データを保存した記録媒体を接続可能な画像形成装置であって、
    前記記録媒体から読み出したデータを印刷する印刷部と、
    前記記録媒体のリフレッシュが必要な状態であるかを確認するデータ確認処理部と
    前記記録媒体を接続してから前記印刷部による印刷処理までの処理と並列に、リフレッシュが必要になったと確認できた場合、前記記録媒体のデータをリフレッシュする処理を行うデータ保護処理部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記データ確認処理部は、前記記録媒体の不良セクタを確認し、
    前記データ保護処理部は、所定値を越える数の不良セクタが生じている場合にリフレッシュを行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記データ確認処理部は、前記記録媒体のリフレッシュ履歴を保存し、前回リフレッシュから一定時間経過した場合にリフレッシュを行うと判定することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. ユーザにリフレッシュを実施してもよいかの確認を行うユーザ確認処理部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の画像形成装置。
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