JP6233064B2 - 入力装置、入力方法、および入力プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、入力装置、入力方法、および入力プログラムに関する。
画像形成装置などの電子機器の中には、ユーザーからの入力操作をタッチパネルにより受け付けるものがある。近年、画像形成装置の小型化に伴って、タッチパネルの小型化も進んでいる。
しかし、タッチパネルの小型化が進むと、ユーザーが入力操作を行う際にタッチする選択項目(ボタン等)の表示サイズを十分に確保できなくなる。また、複数の選択項目を並べて表示する場合においては、選択項目間の隙間についても十分に確保できなくなる。このとき、ユーザーが目的としていた選択項目に正確にタッチしにくい場合がある。
特に日本語入力の場合、平仮名の総数がアルファベットの総数よりも多いので、タッチパネル内全ての片仮名を配置すると、誤入力が多くなってしまう。そこで、タッチパネル内に、「あ」、「か」、「さ」、「た」、「な」等のあ段の文字を表示する入力画面が知られている。
この入力画面では、選択項目として、あ段の文字が表示され、ユーザーが任意の文字を選択すると、その文字と同じ行に属する残りのい段、う段、え段、お段の文字が、入力候補として表示される。たとえば、選択項目から、「あ」が選択されると、「あ」と共に、「い」、「う」、「え」、「お」が入力候補として表示される。ユーザーは、入力候補から任意の文字を選択して、入力を確定できる。
以上のような入力画面では、選択項目を選択する際に、目的外の選択項目に最初にタッチしてしまうと、これを訂正するために、改めて目的の選択項目を選択し直す必要がある。
そこで、ユーザーがなるべく正確に目的の選択項目を選択できるように、指でタッチされた位置の周辺に存在する選択項目を拡大表示する技術が開発されている(たとえば、特許文献1)。
特開2008−065504号公報
しかし、タッチパネルの小型化がさらに進むと、拡大表示してもなおユーザーが目的外の選択項目を選択してしまう虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ユーザーが目的外の選択項目を選択した場合でもスムーズに入力操作を行える入力装置、入力方法、および入力プログラムを提供することを目的とする。
(1)表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける表示操作部と、前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示操作部の表示画面上に展開する展開部と、前記展開部により前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する決定部と、を備え、前記決定部は、前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力装置。
)前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示濃度を、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示濃度よりも濃くする、上記()に記載の入力装置。
)前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示サイズを、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示サイズよりも大きくする、上記()または()に記載の入力装置。
)前記展開部は、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群のみをグレイアウト表示する、上記()〜()のいずれかに記載の入力装置。
)前記決定部は、前記ユーザーによる特定の移動動作により、前記一つの入力候補の入力をキャンセルする、上記(1)〜()のいずれかに記載の入力装置。
)前記特定の移動動作には、前記ユーザーによるタッチの位置の移動距離が所定量以上となる移動動作が含まれる、上記()に記載の入力装置。
)前記特定の移動動作には、前記ユーザーによるタッチの位置を、前記表示画面の所定位置に表示されたキャンセルボタンに向けて移動させる移動動作が含まれる、上記()に記載の入力装置。
)表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける表示操作ステップと、前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示画面上に展開する展開ステップと、前記展開ステップにおいて前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する決定ステップと、を含み、前記決定ステップは、前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、前記展開ステップは、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力方法。
)コンピューターに、(a)表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける手順と、(b)前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示画面上に展開する手順と、(c)前記手順(b)において前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する手順と、を実行させ、前記手順(c)は、前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、前記手順(b)は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力プログラム。
本発明によれば、複数の選択項目に跨ってタッチされた場合には、タッチされた複数の選択項目に対応する入力候補群をそれぞれ展開する。そのため、展開された入力候補群の中に目的の入力候補が存在しないというケースは起こりにくく、目的の入力候補を複数の入力候補群の中から確実に選択できる。したがって、画像形成装置に用いられる表示画面等の小型化に伴って、選択項目の表示サイズを小さくせざるを得ない場合や、選択項目を配置する間隔を狭くせざるを得ない場合でも、ユーザーはタッチのやり直し等を行うことなくスムーズに入力操作を行える。
画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 文字入力処理の手順を示すフローチャートである。 初期状態の入力画面例である。 一つの選択項目にタッチする操作がなされたときの入力画面例である。 複数の選択項目に跨ってタッチする操作がなされたときの入力画面例である。 一つの入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。 入力文字が決定したときの入力画面例である。 第1実施形態に係る複数候補群表示処理の手順を示すフローチャートである。 複数の入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。 入力文字が決定したときの入力画面例である。 第2実施形態に係る複数候補群表示処理の手順を示すフローチャートである。 複数の選択項目に跨ってタッチする操作がなされたときの入力画面例である。 一つの入力候補群を選択する操作がなされたときの入力画面例である。 選択された一つの入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。 入力文字が決定したときの入力画面例である。 入力のキャンセル方法1について説明するための図である。 キャンセル後の入力画面例である。 入力のキャンセル方法2について説明するための図である。 選択された入力候補群の表示濃度を濃くしたときの入力画面例である。 選択された入力候補群の表示サイズを大きくしたときの入力画面例である。 入力候補群の変形例1を示す図である。 変形例1の入力候補群の中から一つの入力候補を選択するときの入力画面例である。 入力候補群の変形例2を示す図である。 変形例2の入力候補群の中から一つの入力候補を選択するときの入力画面例である。
(第1実施形態)
以下、添付した図面を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
<画像形成装置1>
図1は、画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。また、図2は、画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。
以下、図1、2を参照して、画像形成装置1の概略構成について説明する。
画像形成装置1は、印刷機能、コピー機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の少なくともいずれかを有するMFP(Multi−Function Peripheral)である。ただし、本発明をMFPに適用する代わりに、タブレット端末、スマートフォン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末や、車載用のナビゲーション装置に適用してもよい。
また、画像形成装置1を入力装置と称してもよい。
以上のような画像形成装置1は、図1に示すように、制御装置10と、ディスプレイ20と、タッチパネル30と、外部インターフェース(I/F)40とを有し、これらは信号をやり取りするためのバス50を介して相互に接続されている。
制御装置10は、画像形成装置1全体を制御する。たとえば、制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリー12と、ストレージ13とを有する。
CPU11は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマルチコアのプロセッサ等から構成される制御回路であり、画像形成装置1の各機能は、それに対応するプログラムをCPU11が実行することにより発揮される。
メモリー12は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速アクセス可能な主記憶装置である。メモリー12には、たとえば、DRAM(Dymamic Random Access Memory)、SDRAM(Synchronous Dymamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等が採用される。
ストレージ13は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量の補助記憶装置である。ストレージ13には、たとえば、ハードディスク、ソリッドステートドライブ、フラッシュメモリー、ROM(Read Only Memory)等が採用される。
ディスプレイ20は、画像形成装置1を操作するために必要な情報や設定情報など、各種データを表示する。ディスプレイ20には、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)等が採用される。
タッチパネル30は、ディスプレイ20の表示面側に貼られた透過性のある操作パネルである。タッチパネル30は、ディスプレイ20に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。なお、タッチパネル30は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
また、タッチパネル30への入力は、直観的なタッチ操作により行える。たとえば、ディスプレイ20に表示されたキー(または、ボタン、アイコン、ツールバー、所定領域)の部分を指やスタイラス(ペン)でタッチする操作により入力が行える。また、指でタッチしている位置を移動(スライド)させる操作や、クリック、ドラッグ、スクロール、ピンチアウト、ピンチインといった操作による入力も行える。
外部I/F40は、外部機器(たとえば、一般的なコンピューター)とネットワークを介して通信するためのインターフェースであり、イーサネット(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11(Wi−Fi)、HomeRF(Home Radio Frequency)、IrDA(Infrared Dat a Association)、トークンリング、FDDI(Fiber−distributed data interface)等の規格が用いられる。また、USB通信のためのインターフェースが設けられてもよい。
以上のようなハードウェア構成からなる画像形成装置1は、図2に示すとおり、表示操作部60と、入力決定部70とを有する。
表示操作部60は、ユーザーからのタッチパネル30への入力を受け付ける入力受付部61と、ディスプレイ20の表示を制御する表示制御部62とを有する。
入力受付部61は、タッチパネル30へのタッチ位置を特定し、そのタッチ位置の移動動作に応じて、ユーザーからの指示を判定する。
表示制御部62は、ディスプレイ20の表示画面に複数の選択項目を表示する。ここで、選択項目には、仮名文字における五十音図の「あ」段の文字(「あ」「か」「さ」等)、各種機能項目(「印刷」「コピー」「スキャン」「ファクシミリ」等)、各種設定項目(「用紙サイズ」「カラー/モノクロ」「倍率」「片面/両面」等)が含まれる。
さらに、表示制御部62は、入力候補展開部63としての機能を有する。入力候補展開部63は、ディスプレイ20の表示画面に表示された一つの選択項目上をタッチする操作がタッチパネル30に対してなされたときに、その選択項目に予め対応付けられている複数の小項目を、選択可能な形態(十字キー等)により展開する。以下では、同一の選択項目に対応付けられている各小項目を「入力候補」と称し、全小項目をまとめて「入力候補群」と総称する。
また、入力候補展開部63は、ディスプレイ20の表示画面に表示された少なくとも二つの選択項目に跨ってタッチする操作がタッチパネル30に対してなされた場合には、各選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、選択可能な形態により展開する。なお、二つの選択項目間にタッチする操作がタッチパネル30に対してなされた場合にも、各選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を展開するようにしてもよい。
入力決定部70は、ディスプレイ20の表示画面に単一の入力候補群が展開された状態において、ユーザーによるタッチ位置の移動動作がなされた場合には、その移動動作に応じて、当該入力候補群の中から一つの入力候補を入力として決定する。また、入力決定部70は、複数の入力候補群が展開された状態において、ユーザーによるタッチ位置の移動動作がなされた場合には、その移動動作に応じて、いずれか一つの入力候補群の中から一つの入力候補を入力として決定する。
なお、上記の表示操作部60(入力受付部61、表示制御部62、入力候補展開部63)と、入力決定部70は、CPU11が、ストレージ13にインストールされているOSやプログラムをメモリー12に読み出して実行することにより実現される。
次に、画像形成装置1の動作について説明する。
<文字入力処理>
図3は、文字入力処理の手順を示すフローチャートである。また、図4A〜Eは、それぞれ、文字入力処理に従って遷移するディスプレイ20の画面例を示す図である。図4Aは、初期状態の入力画面例である。図4Bは、一つの選択項目にタッチする操作がなされたときの入力画面例である。図4Cは、複数の選択項目に跨ってタッチする操作がなされたときの入力画面例である。図4Dは、一つの入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。図4Eは、入力文字が決定したときの入力画面例である。
画像形成装置1は、文字入力を開始する指示をユーザーから受け付けると、図3に示す文字入力処理を開始する。ただし、文字入力処理を開始するタイミングは、これに限らず、電源投入時などに開始してもよい。
(ステップS101)
文字入力処理が開始されると、画像形成装置1は、表示制御部62として機能し、初期状態の入力画面をディスプレイ20に表示する。このとき、初期状態の入力画面には、たとえば、図4Aに示すように、少なくとも文字入力領域21および選択項目22が設けられる。文字入力領域21は、文字を入力するためのボックスにより構成される。選択項目22は、仮名文字における五十音図の各行の先頭文字(「あ」「か」「さ」等)ごとに割り当てられたボタンにより構成される。
(ステップS102)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ユーザーによりタッチパネル30への操作がなされたか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)を検知したとき、タッチパネル30への操作がなされたと判定する。一方、画像形成装置1は、タッチ位置の座標を検知できないとき、タッチパネル30への操作がなされていないと判定する。
画像形成装置1は、タッチパネル30への操作がなされていないと判定された場合には(ステップS102:NO)、タッチパネル30への操作がなされるまでステップS102の判別を繰り返す。そして、画像形成装置1は、タッチパネル30への操作がなされたと判定された場合には(ステップS102:YES)、処理をステップS103へ移行する。
(ステップS103)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ステップS102においてなされた操作が、単独の選択項目22を選択する操作か否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、ステップS102において検知されたタッチ位置の座標が、図4Bに示す選択項目22のうちいずれか一つの選択項目22上にあるか否か判別する。たとえば、ステップS102において検知されたタッチ位置の座標が、タ行の先頭文字「た」が割り当てられたボタン(図4Bの破線により囲まれたボタン)の範囲内にある場合には、単独の選択項目22を選択するための操作がなされたと判定する。
一方、画像形成装置1は、ステップS102において検知されたタッチ位置の座標が、少なくとも二つの選択項目22に跨っている場合(タッチパネル30がマルチタッチパネルの場合)には、単独の選択項目22を選択する操作ではないと判定する。すなわち、図4Cに示すような複数の選択項目22(図4Cの破線により囲まれたボタン)に指90が跨ってタッチするような操作であると判定する。また、画像形成装置1は、ステップS102において検知されたタッチ位置の座標が、少なくとも二つの選択項目22間にある場合に、単独の選択項目22を選択する操作ではないと判定してもよい。
画像形成装置1は、単独の選択項目を選択する操作がなされたと判定した場合には(ステップS103:YES)、処理をステップS104に進める。一方、画像形成装置1は、単独の選択項目を選択する操作がなされていないと判定した場合には(ステップS103:NO)、複数候補群表示処理(S200)へ処理を進める。なお、複数候補群表示処理の詳細については後述する。
(ステップS104)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS103において選択された単独の選択項目22に予め対応付けられている入力候補群23を展開(表示)する。具体的には、画像形成装置1は、図4Bに示すような十字キーの形状を有する入力候補群23を、ディスプレイ20の所定位置に表示させる。
(ステップS105)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ユーザーのタッチ位置を移動させるスライド操作がなされたか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移している場合には、スライド操作がなされたと判定する。一方、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が、所定期間以上留まっている場合には、スライド操作はなされていないと判定する。
画像形成装置1は、スライド操作がなされていないと判定した場合には(ステップS105:NO)、ステップS106、S107の処理を省略して、処理をステップS108に進める。一方、画像形成装置1は、スライド操作がなされたと判定した場合には(ステップS105:YES)、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS105においてなされたスライド操作の方向にある入力候補を強調表示する。たとえば、画像形成装置1は、図4Dに示すように、スライド操作の方向(指90の移動方向)が紙面左方向(図中の矢印方向)である場合には、そのスライド操作の方向にある「と」という入力候補を強調表示する。
(ステップS107)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ステップS105においてなされたスライド操作が終了したか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)を検知できない場合に、タッチパネル30から指90が離されたとみなし、スライド操作が終了したと判定する。一方、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)を検知し続けている場合には、スライド操作は終了していないと判定する。
画像形成装置1は、スライド操作が終了していないと判定した場合には(ステップS107:NO)、処理をステップS106に戻して入力候補の強調表示を継続する。一方、画像形成装置1は、スライド操作が終了したと判定した場合には(ステップS107:YES)、処理をステップS108に進める。
(ステップS108)
画像形成装置1は、入力決定部70として機能し、ステップS105においてなされたスライド操作(タッチ位置の移動動作)に応じて、入力候補群23から一つの入力候補を入力として決定する。具体的には、画像形成装置1は、スライド操作の終了直前まで強調表示していた入力候補(図4Dに示す例では「と」)を、入力として決定する。
(ステップS109)
画像形成装置1は、表示制御部62として機能し、ステップS108において入力として決定された入力候補を、図4Eに示すように文字入力領域21に表示する。これとともに、画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、入力候補群23を非表示にする。
その後、画像形成装置1は、文字入力処理を終了する。
<第1実施形態に係る複数候補群表示処理>
図5は、第1実施形態に係る複数候補群表示処理の手順を示すフローチャートである。また、図6A〜Bは、それぞれ、第1実施形態に係る複数候補群表示処理に従って遷移するディスプレイ20の画面例を示す図である。図6Aは、複数の入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。図6Bは、入力文字が決定したときの入力画面例である。
上述したように、画像形成装置1は、文字入力処理のステップS200に処理が移行すると、図5に示す複数候補分表示処理を開始する。
(ステップS201)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS103において選択された複数の選択項目22のそれぞれに予め対応付けられている入力候補群23を展開(表示)する。具体的には、画像形成装置1は、図6Aに示すような十字キーの形状を有する複数の入力候補群23a、23bを、ディスプレイ20の所定位置に表示させる。
(ステップS202)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ユーザーのタッチ位置を移動させるスライド操作がなされたか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移している場合には、スライド操作がなされたと判定する。一方、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が、所定期間以上留まっている場合には、画像形成装置1は、スライド操作はなされていないと判定する。あるいは、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移することなく、タッチ位置の検知ができなくなった場合も、画像形成装置1は、スライド操作はなされていないと判定する。
画像形成装置1は、スライド操作がなされていないと判定した場合には(ステップS202:NO)、ステップS203〜S205の処理を省略して、処理をステップS206に進める。一方、画像形成装置1は、スライド操作がなされたと判定した場合には(ステップS202:YES)、処理をステップS203に進める。
(ステップS203)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS202においてなされた1回のスライド操作(すなわち、ユーザーによる単一の移動動作)の方向にある入力候補を強調表示する。たとえば、画像形成装置1は、図6Aに示すように、スライド操作の始点から終点に向かう方向(指90の方向)が「ね」に向かう方向(図中の矢印方向)である場合には、そのスライド操作の始点と終点を結ぶ直線上にある「ね」という入力候補を強調表示する。ただし、スライド操作の始点と終点を結ぶ直線上に複数の入力候補が存在する場合(たとえば、図6A中の「に」と「の」)には、そのスライド操作の長さに応じてどの入力候補を強調表示するか適宜選択できるようにする。あるいは、任意の入力候補まで指90をスライドさせたときに当該入力候補を強調表示してもよい。
(ステップS204)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ステップS202においてなされたスライド操作が終了したか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)を検知できない場合に、タッチパネル30から指90が離されたとみなし、スライド操作が終了したと判定する。一方、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)を検知し続けている場合には、スライド操作は終了していないと判定する。
画像形成装置1は、スライド操作が終了していないと判定した場合には(ステップS204:NO)、処理をステップS203に戻して入力候補の強調表示を継続する。一方、画像形成装置1は、スライド操作が終了したと判定した場合には(ステップS204:YES)、処理をステップS205に進める。
(ステップS205)
画像形成装置1は、入力決定部70として機能し、ステップS202においてなされたスライド操作(タッチ位置の移動動作)に応じて、入力候補群(23aまたは23b)から一つの入力候補を入力として決定する。具体的には、画像形成装置1は、スライド操作の終了直前まで強調表示していた入力候補(図6Aに示す例では「ね」)を、入力として決定する。
(ステップS206)
画像形成装置1は、表示制御部62として機能し、ステップS205において入力として決定された入力候補を、図6Bに示すように文字入力領域21に表示する。これとともに、画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、入力候補群(23aおよび23b)を非表示にする。
その後、画像形成装置1は、複数候補群表示処理を終了して、処理を文字入力処理に戻す。
以上の文字入力処理および複数候補群表示処理が画像形成装置1において実行される。これにより、ユーザーの指90が複数の選択項目22に跨ってタッチされた場合には、いずれか一つの選択項目22に対応する入力候補群23を展開するだけでなく、タッチされた全ての選択項目22に対応する入力候補群23をそれぞれ展開できる。そのため、ユーザーは、展開された全ての入力候補群23の中から、目的の入力候補を確実に選択でき、展開された入力候補群23の中に目的の入力候補がないという事態は起こりにくくなる。したがって、ディスプレイ20の表示画面等の小型化に伴い、選択項目22の表示サイズを小さくせざるを得ない場合や、選択項目22を配置する間隔を狭くせざるを得ない場合でも、ユーザーはタッチのやり直し等を行うことなくスムーズに入力操作を行える。
また、第1実施形態では、複数の入力候補群23が展開された状態において、ユーザーは、単一の移動動作(1回のスライド操作)により入力候補を決定できる。そのため、入力完了までに必要なユーザーの操作数を最小限に抑えることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置1について説明する。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
第2実施形態に係る画像形成装置1は、第1実施形態とは複数候補群表示処理が異なる。そのため、第2実施形態に関しては、複数候補群表示処理のみを説明する。
<第2実施形態に係る複数候補群表示処理>
図7は、第2実施形態に係る複数候補群表示処理の手順を示すフローチャートである。また、図8A〜Dは、それぞれ、第2実施形態に係る複数候補群表示処理に従って遷移するディスプレイ20の画面例を示す図である。図8Aは、複数の選択項目に跨ってタッチする操作がなされたときの入力画面例である。図8Bは、一つの入力候補群を選択する操作がなされたときの入力画面例である。図8Cは、選択された一つの入力候補群の中から一つの入力候補を選択する操作がなされたときの入力画面例である。図8Dは、入力文字が決定したときの入力画面例である。
第1実施形態と同様に、画像形成装置1は、文字入力処理のステップS200に処理が移行すると、図7に示す複数候補分表示処理を開始する。
(ステップS301)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS103において選択された複数の選択項目22のそれぞれに予め対応付けられている入力候補群23を展開(表示)する。具体的には、画像形成装置1は、図8Aに示すような十字キーの形状を有する複数の入力候補群23a、23bを、ディスプレイ20の所定位置に表示させる。
(ステップS302)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ユーザーのタッチ位置を移動させる第1のスライド操作(第1の移動動作)がなされたか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移している場合には、第1のスライド操作がなされたと判定する。一方、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が、所定期間以上留まっている場合には、第1のスライド操作はなされていないと判定する。
画像形成装置1は、第1のスライド操作がなされていないと判定した場合には(ステップS302:NO)、ステップS303〜S308の処理を省略して、処理をステップS309に進める。一方、画像形成装置1は、第1のスライド操作がなされたと判定した場合には(ステップS302:YES)、処理をステップS303に進める。
(ステップS303)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS302においてなされた第1のスライド操作の方向にある入力候補群(23aまたは23b)を選択する。たとえば、画像形成装置1は、図8Bに示すように、第1のスライド操作の方向(指90の方向)が紙面左方向(図中の矢印方向)である場合には、その第1のスライド操作の方向にある入力候補群23bを選択したことを示す表示(「選択表示」と称する)を行う。図8Bに示す例では、予め定められた基準の入力候補(たとえば、中心位置の「な」)を強調表示している。
(ステップS304)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ステップS302においてなされた第1のスライド操作が終了したか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)が、所定期間以上留まっている場合に、指90の移動が停止したとみなし、第1のスライド操作が終了したと判定する。一方、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標が推移している場合には、指90の移動は停止しておらず、第1のスライド操作は終了していないと判定する。
画像形成装置1は、第1のスライド操作が終了していないと判定した場合には(ステップS304:NO)、処理をステップS303に戻して入力候補群(23aまたは23b)の選択表示を継続する。一方、画像形成装置1は、第1のスライド操作が終了したと判定した場合には(ステップS304:YES)、処理をステップS305に進める。
(ステップS305)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ユーザーのタッチ位置を新たに移動させる第2のスライド操作(第2の移動動作)がなされたか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移している場合には、第2のスライド操作がなされたと判定する。一方、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が、所定期間以上留まっている場合には、第2のスライド操作はなされていないと判定する。
画像形成装置1は、第2のスライド操作がなされていないと判定した場合には(ステップS305:NO)、ステップS306〜S307の処理を省略して、処理をステップS308に進める。一方、画像形成装置1は、第2のスライド操作がなされたと判定した場合には(ステップS305:YES)、処理をステップS306に進める。
(ステップS306)
画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、ステップS303において選択された一つの選択候補群(23aまたは23b)の中から、ステップS305においてなされた第2のスライド操作の方向にある入力候補を強調表示する。たとえば、画像形成装置1は、図8Cに示すように、第2のスライド操作の方向(指90の方向)が紙面上方向(図中の矢印方向)である場合には、そのスライド操作の方向にある「ね」という入力候補を強調表示する。
(ステップS307)
画像形成装置1は、入力受付部61として機能し、ステップS305においてなされた第2のスライド操作が終了したか否か判別する。具体的には、画像形成装置1は、タッチパネル30が出力するタッチ位置の座標(信号)が、所定期間以上留まっている場合に、指90の移動が停止したとみなし、第2のスライド操作が終了したと判定する。一方、画像形成装置1は、タッチパネル30において検知されたタッチ位置の座標が推移している場合には、指90の移動は停止しておらず、第2のスライド操作は終了していないと判定する。
画像形成装置1は、第2のスライド操作が終了していないと判定した場合には(ステップS307:NO)、処理をステップS306に戻して入力候補の強調表示を継続する。一方、画像形成装置1は、第2のスライド操作が終了したと判定した場合には(ステップS307:YES)、処理をステップS308に進める。
(ステップS308)
画像形成装置1は、入力決定部70として機能し、ステップS306において強調表示された一つの入力候補を入力として決定する。具体的には、画像形成装置1は、第2のスライド操作の終了直前まで強調表示していた入力候補(図8Cに示す例では「ね」)を、入力として決定する。
(ステップS309)
画像形成装置1は、表示制御部62として機能し、ステップS308において入力として決定された入力候補を、図8Dに示すように文字入力領域21に表示する。これとともに、画像形成装置1は、入力候補展開部63として機能し、入力候補群(23aおよび23b)を非表示にする。
その後、画像形成装置1は、複数候補群表示処理を終了して、処理を文字入力処理に戻す。
以上のように、第1実施形態に係る文字入力処理および第2実施形態に係る複数候補群表示処理が画像形成装置1において実行される。これにより、ユーザーの指90が複数の選択項目22に跨ってタッチされた場合には、いずれか一つの選択項目22に対応する入力候補群23を展開するだけでなく、タッチされた全ての選択項目22に対応する入力候補群23をそれぞれ展開できる。そのため、ユーザーは、展開された全ての入力候補群23の中から、目的の入力候補を確実に選択でき、展開された入力候補群23の中に目的の入力候補がないという事態は起こりにくくなる。したがって、ディスプレイ20の表示画面等の小型化に伴い、選択項目22の表示サイズを小さくせざるを得ない場合や、選択項目22を配置する間隔を狭くせざるを得ない場合でも、ユーザーはタッチのやり直し等を行うことなくスムーズに入力操作を行える。
また、第2実施形態では、複数の入力候補群23が展開された状態において、ユーザーは、第1、第2の移動動作(2回のスライド操作)により入力候補を決定できる。すなわち、第1の移動動作により選択対象の入力候補を絞り、その中から第2の移動動作によって最終的に入力する入力候補を決定している。そのため、第1実施形態よりもユーザーの入力操作が誤認識されなくなる。
なお、上記した各フローチャートの各処理単位は、画像形成装置1の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。画像形成装置1で行われる処理は、さらに多くの処理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を実行してもよい。
<変形例>
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するものではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
たとえば、ユーザーによるタッチ位置の特定の移動動作により、入力をキャンセルできるようにしてもよい。
図9Aは、入力のキャンセル方法1について説明するための図である。また、図9Bは、キャンセル後の入力画面例である。
キャンセル方法1は、第2実施形態に係る複数候補群表示処理において、第2のスライド操作の方向にある入力候補が強調表示された後(ステップS306の後)に入力をキャンセルする場合に適用される。したがって、キャンセル方法1では、画像形成装置1は、ステップS306の後に、ユーザーによる特定の移動動作がなされたか否か判別する。具体的には、図9Aに示すように、画像形成装置1は、ユーザーによるタッチ位置の移動距離が所定量以上となる場合に、入力をキャンセルするための特定の移動動作と判定する。図9Aに示す例では、ステップS306において「ね」が入力候補として強調表示されており、さらに指90が紙面上方向(図中の最長の矢印方向)に動かされたときにキャンセルの指示とみなしている。キャンセル後には、図9Bに示すように、画像形成装置1は、文字入力領域21に文字を入力せず、入力候補群(23aおよび23b)を非表示にする。以上のような直観的、かつ、簡単な操作によって、文字の入力(選択)をキャンセルできる。
また、図10は、入力のキャンセル方法2について説明するための図である。キャンセル方法2では、図10に示すように、表示画面の所定位置(たとえば、一方の入力候補群23aの一部分)にキャンセルボタン24を設ける。そして、画像形成装置1は、第2実施形態に係る複数候補群表示処理の途中において、ユーザーによるタッチ位置をキャンセルボタン24に向けて移動させる動作がなされたときに、キャンセルの指示とみなす。キャンセル方法2を採用する場合でも、キャンセル後には、図9Bに示すように、画像形成装置1は、文字入力領域21に文字を入力せず、入力候補群(23aおよび23b)を非表示にする。以上のような方法によっても、直観的、かつ、簡単な操作によって、文字の入力(選択)をキャンセルできる。
また、上記のキャンセル方法1およびキャンセル方法2は、上記第2実施形態に限らず、上記第1実施形態に適用してもよい。
また、上記第2の実施形態では、複数の入力候補群(23aおよび23b)の中から一つの入力候補群(23aまたは23b)を第1のスライド操作によって選択している(ステップS303)。このとき、画像形成装置1は、第1のスライド操作(第1の移動動作)により選択された入力候補群(23aまたは23b)の表示形態と、第1のスライド操作により選択されなかった入力候補群(23bまたは23a)の表示形態とを異ならせている。
図11Aは、選択された入力候補群の表示濃度を濃くしたときの入力画面例である。図11Aに示すように、画像形成装置1は、第1のスライド操作により選択された入力候補群23bの表示濃度を、第1のスライド操作により選択されなかった入力候補群23aの表示濃度よりも濃くしてもよい。
また、図11Bは、選択された入力候補群の表示サイズを大きくしたときの入力画面例である。図11Bに示すように、画像形成装置1は、第1のスライド操作により選択された入力候補群23bの表示サイズを、第1のスライド操作により選択されなかった入力候補群23aの表示サイズよりも大きくしてもよい。
また、画像形成装置1は、第1のスライド操作により選択された入力候補群23bを、第1のスライド操作により選択されなかった入力候補群23aよりも、表示濃度を濃くし、かつ、表示サイズを大きくしてもよい。
また、画像形成装置1は、第1のスライド操作により選択されなかった入力候補群23aのみをグレイアウト表示してもよい。
また、上記各実施形態では、入力候補群(23a、23b)は十字キーの形状を有している。しかし、本発明は、これに限定されない。
図12Aは、入力候補群(23a、23b)の変形例1を示す図である。図12Aに示すように、入力候補群(23a、23b)は、扇状に表示されてもよい。そして、図12Bは、変形例1の入力候補群の中から一つの入力候補を選択するときの入力画面例である。図12Bに示すように、入力候補群(23a、23b)が扇状である場合であっても、画像形成装置1は、一つの選択候補群(23aまたは23b)の中から、第2のスライド操作の方向にある入力候補を強調表示し、その後、入力として決定する。
また、図13Aは、入力候補群の変形例2を示す図である。図13Aに示すように、入力候補群(23a、23b)は、花びら状(放射状)に表示されてもよい。そして、図13Bは、変形例2の入力候補群の中から一つの入力候補を選択するときの入力画面例である。図13Bに示すように、入力候補群(23a、23b)が花びら状である場合であっても、画像形成装置1は、一つの選択候補群(23aまたは23b)の中から、第2のスライド操作の方向にある入力候補を強調表示し、その後、入力として決定する。このとき、タッチ位置を基準として入力候補群を花びら状(放射状)に表示すると、操作性をより向上させることができる。
以上の画像形成装置1の構成は、上記各実施形態および各変形例の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の構成に限られない。また、一般的な画像形成装置1が備える構成を排除するものではない。
また、上記した制御装置10の処理は、専用のハードウェア回路によっても実現することもできる。この場合には、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、画像形成装置1を動作させるプログラムは、USBメモリー、フレキシブルディスク、CD−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、メモリー12やストレージ13等に転送され記憶される。また、このプログラムは、たとえば、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、画像形成装置1の一機能としてソフトウェアに組み込んでもよい。
1 画像形成装置、
10 制御装置、
11 CPU、
12 メモリー、
13 ストレージ、
20 ディスプレイ、
21 文字入力領域、
22 選択項目、
23、23a、23b 入力候補群、
24 キャンセルボタン、
30 タッチパネル、
40 外部I/F、
60 表示操作部、
61 入力受付部、
62 表示制御部、
63 入力候補展開部、
70 入力決定部。

Claims (9)

  1. 表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける表示操作部と、
    前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示操作部の表示画面上に展開する展開部と、
    前記展開部により前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する決定部と、を備え
    前記決定部は、
    前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、
    前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、
    前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力装置。
  2. 前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示濃度を、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示濃度よりも濃くする、請求項に記載の入力装置。
  3. 前記展開部は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示サイズを、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示サイズよりも大きくする、請求項またはに記載の入力装置。
  4. 前記展開部は、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群のみをグレイアウト表示する、請求項のいずれか一項に記載の入力装置。
  5. 前記決定部は、前記ユーザーによる特定の移動動作により、前記一つの入力候補の入力をキャンセルする、請求項1〜のいずれか一項に記載の入力装置。
  6. 前記特定の移動動作には、前記ユーザーによるタッチの位置の移動距離が所定量以上となる移動動作が含まれる、請求項に記載の入力装置。
  7. 前記特定の移動動作には、前記ユーザーによるタッチの位置を、前記表示画面の所定位置に表示されたキャンセルボタンに向けて移動させる移動動作が含まれる、請求項に記載の入力装置。
  8. 表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける表示操作ステップと、
    前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示画面上に展開する展開ステップと、
    前記展開ステップにおいて前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する決定ステップと、を含み、
    前記決定ステップは、
    前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、
    前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、
    前記展開ステップは、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力方法。
  9. コンピューターに、
    (a)表示画面に複数の選択項目を表示し、ユーザーのタッチによる入力を受け付ける手順と、
    (b)前記複数の選択項目のうち、少なくとも二つの選択項目に跨がって、または、少なくとも二つの選択項目間に、前記ユーザーがタッチした場合、当該少なくとも二つの選択項目のそれぞれに対応する複数の入力候補群を、前記表示画面上に展開する手順と、
    (c)前記手順(b)において前記複数の入力候補群が展開された状態において、前記ユーザーによるタッチの位置が移動すると、当該移動動作に応じて、前記入力候補群から一つの入力候補を入力として決定する手順と、を実行させ
    前記手順(c)は、
    前記ユーザーによる第一の移動動作により、前記複数の入力候補群の中から一つの入力候補群を選択し、
    前記ユーザーによる第二の移動動作により、前記一つの選択候補群の中から前記一つの入力候補を入力として決定し、
    前記手順(b)は、前記第一の移動動作により選択された入力候補群の表示形態と、前記第一の移動動作により選択されなかった入力候補群の表示形態とを異ならせる、入力プログラム。
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