JP6232780B2 - 苗移植機 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場に水稲の苗等を移植する、田植機等の苗移植機に関する。
乗用型田植機などの苗移植機として、圃場を旋回走行後の植付作業開始位置をGPS(全地球側位システム)の利用により認識し、走行車体の座標がその位置に重なると、苗の植付作業を可能にする苗移植機が知られている(特許文献1参照)。
この従来の苗移植機を用いることにより、旋回走行時に車輪のスリップ等が生じても、苗の植付開始位置を前の植付作業条の植付終了位置に合わせることが出来、苗の植付精度が向上する。
特開2009−284795号公報
しかしながら、上記従来の苗移植機では、旋回位置をGPSで認識する際、GPSの認識座標が実際の圃場において旋回すべき位置と異なっていると、GPSの示す座標に従って移動することにより、苗の植付位置が適切でない位置となり、かえって苗の植付精度が低下することがある。
そのために、苗の植付開始位置が圃場の端部、即ち枕地側に突出してしまい、枕地で苗の植付作業を行う際、走行車体が、既に植え付けられた苗を踏み潰したり、既に苗が植え付けられた位置に重複して苗が植え付けられることが起こり得るので、苗が余分に消費されてしまうという課題があった。
本発明は、上記した従来の苗移植機の課題を考慮して、枕地に苗を植え付けるための作業条を確保することが出来、枕地での植付作業時に走行車体が苗を踏んだり、苗植付部が重複する位置に苗を植え付けたりすることが抑制出来る苗移植機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するべく、第1の本発明は、
走行車体(10)と、
前記走行車体(10)の後部に昇降自在に設けられた、苗を圃場に植え付ける苗植付部(15)と、
前記走行車体(10)が前記圃場において旋回すると、前記苗植付部(15)を自動で上昇させると共に、旋回後に所定距離移動したことを検知することで前記苗植付部(15)を自動で降下させ苗の植付を開始させる旋回連動制御装置(100)と、
前記走行車体(10)を旋回させる旋回機構(200)と、
圃場面までの距離を検知する第1距離検知装置(210)と、
前記第1距離検知装置(210)により検知された前記距離が所定基準以下であると判定した際、前記旋回機構(200)に対して前記旋回させる旋回指示制御装置(110)と、
前記走行車体(10)の移動距離を検知する移動距離検知センサ(240)と、
前記走行車体(10)の前進、後進、及び停止を制御する主変速装置(250)と、
前記旋回指示制御装置(110)と、第2旋回指示制御装置(130)の何れかを選択する選択部(260)とを備え、
前記第2旋回指示制御装置(130)は、
前記第1距離検知装置(210)により検知された前記圃場面までの距離が前記所定基準以下であると判定された時点から検知される前記走行車体(10)の移動距離が、予め格納されている前記走行車体の車長データと一致したとき、前記主変速装置(250)を作動させて走行を停止させると共に、前記苗植付部(15)を上昇させ、前記苗植付部が上昇した後、前記主変速装置(250)を作動させて、前記走行車体を後進させて、前記移動距離検知センサ(240)により検知される前記走行車体の後進移動距離が前記車長データと一致すると、前記主変速装置を作動させて走行を停止させると共に、前記旋回機構(200)を作動させる、ことを特徴とする苗移植機である。
また、第の本発明は、
前記旋回機構(200)は、前記走行車体(10)を操舵する操舵部材(17)を操舵する操舵アクチュエータ(201)を有し、
前記走行車体(10)の位置座標を取得するGPS受信装置(230)と、
植付作業中の直進走行時において、前記GPS受信装置(230)を利用して、前記操舵アクチュエータ(201)を作動させる自動直進制御装置(120)とを備え、
前記旋回指示制御装置(110)は、前記第1距離検知装置(210)により検知された前記距離が前記所定基準以下であると判定した際、前記自動直進制御装置(120)による前記作動を中断し、前記旋回を指示する、ことを特徴とする上記第1の本発明の苗移植機である。
また、第の本発明は、
前記走行車体の前方の障害物までの距離を検知する第2距離検知装置(220)と、
前記第2距離検知装置(220)の検知結果に基づく前記障害物との距離が、前記苗移植機の最大旋回半径と、走行停止指令が出されてから前記走行車体が完全に停止するまでの制動距離とを合算した限界距離よりも大きい予め定められた所定距離になると、前記第1距離検知装置(210)による検知結果に関わらず、前記旋回機構(200)を作動させる第3旋回指示制御装置(140)と、を備えた、ことを特徴とする上記第1又は第2の本発明の苗移植機である。
また、第の本発明は、
前記第1距離検知装置(210)が、前記第2距離検知装置(220)を兼ねており、
前記第1距離検知装置(210)を、前記走行車体の前方及び下方の何れの方向にも回動可能な距離検知装置回動部(271)を備え、
前記第3旋回指示制御装置は、前記第1距離検知装置(210)が水平よりも上向きに回動した際、前記障害物との距離を検知させる、ことを特徴とする上記第の本発明の苗移植機である。
また、第の本発明は、
前記走行車体(10)の前側に、予備の苗を積載する予備苗枠(300)を備え、
前記予備苗枠(300)は、
前記予備苗を載せる複数の予備苗載せ台(18)と、
前記複数の予備苗載せ台を展開形態と積層形態に切替可能に連結されたリンク機構(301)と、
前記リンク機構(301)を作動させて、前記展開形態と前記積層形態の何れかに切り替える切替装置(302)とを有し、
前記第2距離検知装置(220)が前記障害物を検知せず、前記選択部(260)により、前記第2旋回指示制御装置(130)が選択されているとき、前記走行車体(10)が前記圃場の端に到達すると、前記切替装置(302)が作動して、前記予備苗枠が前記展開形態になる、ことを特徴とする上記第3又は第4の本発明の苗移植機である。
また、第の本発明は、
前記切替装置(302)が作動して前記予備苗枠(300)が前記展開態になるときは、前記苗植付部(15)を上昇させず、且つ、前記走行車体(10)の停止状態を維持する、ことを特徴とする上記第の本発明の苗移植機である。
第1の本発明によって、第1距離検知装置(210)の検知結果から、旋回指示制御装置(110)により、走行車体(10)が旋回位置に到達したと判定されると、旋回機構(200)が作動し、枕地に苗を植え付けるための作業条を確保することができるので、枕地での植付作業時に走行車体(10)が苗を踏んだり、苗植付部(15)が重複する位置に苗を植え付けたりすることが防止される。
また、作業者が旋回操作をする必要がないので、作業者の労力が向上すると共に、操作ミスによる植付位置のズレや、苗の二度植え、肥料の二重供給等が防止され、苗の植付精度や施肥精度が向上する。
また、第1距離検知装置(210)により、圃場面までの距離が短くなったことが検知されると、旋回指示制御装置(110)は、走行車体(10)が畦際に接近したと判定し、旋回機構(200)を作動させることにより、枕地植付作業のための作業条が確保されるので、枕地での植付作業時に走行車体(10)が苗を踏んだり、苗植付部(15)が重複する位置に苗を植え付けたりすることが防止される。
また、圃場の辺に形成され、且つ圃場面よりも高い位置にある畦際を検知の基準としたことにより、旋回位置を一定に保つことができるので、苗の植え始め位置と植え終わり位置が揃えられ、植付精度が向上する。
また、選択部(260)を操作し、例えば、第2旋回指示制御装置(130)による制御を実行することを選択すると、走行車体(10)が圃場端に到達するまで苗を植え付け、旋回位置まで後進走行した後に旋回機構(200)が作動することにより、作業条件の異なる圃場に対応する植付制御や自動旋回制御ができるので、作業能率や苗の植付精度が向上する。
また、圃場端までの植付走行や、旋回位置までの後進走行も自動化されることにより、作業者の操縦が不要となり、作業者の労力が軽減されると共に、操作のミスによる植付位置のズレが防止され、植付精度が向上する。
また、第の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、GPS受信装置(230)が取得する座標が、例えば、走行すべき座標と異なっていると、自動直進制御装置(120)が操舵アクチュエータ(201)を作動させて操舵部材(17)を動かし、走行車体(10)を直進走行位置に移動させることにより、苗の植付を直線状に行うことができるので、苗の植付精度が向上すると共に、作業者が操縦する必要がなく、作業者の労力が軽減される。
また、畦際の検知をGPS受信装置(230)を利用するのではなく、第1距離検知装置(210)の検知結果を利用して行うことにより、実際の畦の位置に合わせた旋回を行なうことができるので、枕地の植付作業幅が揃い、枕地の植付精度が向上する。
また、第の本発明によって、第1又は第2の本発明の効果に加えて、第2距離検知装置(220)が走行車体(10)の進行方向に障害物を検知し、走行車体(10)と障害物との距離が所定距離になると、第3旋回指示制御装置(140)が旋回機構(200)を作動させることにより、障害物から十分な距離を空けて旋回走行することができるので、枕地作業位置が確保されて無駄になる苗が減少する。また、旋回時に第1距離検知装置等が障害物に接触して破損することを防止できる。
また、第の本発明によって、第の本発明の効果に加えて、
また、第1距離検知装置(210)を回動させ、圃場面までの高さと障害物の有無を検知することにより、第1距離検知装置(210)と異なる第2距離検知装置(220)を別途設ける必要がない。
また、第の本発明によって、第3又は第4の本発明の効果に加えて、圃場端に壁等の障害物がない状態で走行車体(10)が圃場端に到達すると、自動的に予備苗枠(300)が展開形態に切り替わることにより、圃場端で苗の補充作業を容易に行うことができるので、作業能率が向上する。
また、第の本発明によって、第の本発明の効果に加えて、予備苗枠(300)が展開状態となったとき、苗植付部(15)が下降したままであることにより、作業者は苗を持ち上げずに苗植付部(15)に補充することができるので、作業能率が向上する。
本発明の実施の形態の乗用型田植機の左側面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の平面図 本発明の実施の形態における乗用型田植機の制御システムを示すブロック図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の第1距離検知装置で検知される圃場面との距離を説明する模式図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の最大旋回半径を示す平面図 本発明の実施の形態の乗用型田植機の動作説明のためのフローチャート 本発明の実施の形態の乗用型田植機が、圃場を前進走行しながら植付作業をしている状況を示す模式図 本実施の形態における第1距離検知装置が畦の上面との距離を検知した状況を示す模式図 本実施の形態における第2距離検知装置が畦の上面に形成された壁との距離を検知する状況を示す模式図 本実施の形態における、移動可能なキャノピーを備えた乗用型田植機の概略左側模式図 本実施の形態のキャノピーが後方斜め上方に向けて移動した状態を示す概略左側模式面 本実施の形態のキャノピーと左右の予備苗載せ台との配置関係を示す概略平面模式図 本実施の形態の、移動可能なキャビンを備えた乗用型田植機の概略左側模式図 本実施の形態のキャビンが後方斜め上方に向けて移動した状態を示す概略左側模式面 本実施の形態のキャビンと左右の予備苗載せ台との配置関係を示す概略平面模式図 (a):本構成例の構成を模式的に表した概略平面図、(b):マーカーフレームの先端部分を本体後側から視た概略模式図 本実施の形態の制御回路部において、第1所定基準に代えて第2所定基準が使用される場合の、乗用型田植機の動作説明のためのフローチャート 本実施の形態の兼用第1距離検知装置を説明するための乗用型田植機の左側面図 本実施の形態の兼用第1距離検知装置を説明するための乗用型田植機の平面図
(実施の形態)
図1及び図2に、本発明の実施の形態の苗植付装置を装備した乗用型田植機の左側面図及び平面図を示す。
尚、本明細書においては、前後、左右の方向基準は、運転座席からみて、車体の走行方向を基準として、前後、左右の基準を規定している。
まず、図1、図2を用いて、本実施の形態の乗用型田植機1の構成の概要を説明する。
この乗用型田植機1は、エンジン11を搭載し、駆動回転する各左右一対の前輪12及び後輪13を備えた四輪駆動の走行車体10の後方に、昇降リンク装置14を介して6条植の苗植付部15が連結されている。
また、走行車体10には、運転座席16、前輪12を操向する操縦ハンドル17、予備の苗を載せておく予備苗載せ台18が設けられている。また、操縦ハンドル17の下方には各種スイッチや表示用メータ類を配置した操作パネル2が設けられており、操作パネル2の背面側には制御回路部3が配置されている。
また、走行車体10の前部には、ミッションケース4が配置され、そのミッションケース4の左右側方には前輪ファイナルケース5が設けられ、外向きに突出する左右一対の前輪車軸を介して左右一対の前輪12が取り付けられている。
エンジン11からミッションケース4に伝達された回転動力は、ミッションケース4内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース5に伝達されて前輪12を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース6に伝達されて後輪13を駆動する。
また、外部取出動力は、走行車体10の後部に設けられた植付クラッチケース7に伝達され、更に植付伝動軸8、及び植付伝動ケース21を介して苗植付部15へ伝動されるとともに、施肥伝動機構によって施肥装置9へ伝動される。
苗植付部15は、植付伝動ケース21の上側に前部が上位となる構成で傾斜した苗載せ台22を設けるとともに、植付伝動ケース21の植付伝動部の後端部に2条ごとで1組の苗植付装置23を3組設けている。
また、苗載せ台22は、上側左右移動用案内部材95と、それを下側から回動自在に支持する支持ローラー92が係り合って、左右方向に移動可能に構成されている。
センターフロート24及びサイドフロート26を接地させた状態で走行車体10を進行させると、苗載せ台22が左右に往復移動して台上のマット苗28(図1参照)を苗載せ台22の下端側に設けた苗受け枠20の苗取り口25に一株ずつ順次供給し、それを苗植付装置23が分離して取り出し圃場に植付ける構成である。
更に、主として図1、図2、図3を用いて、苗移植機10の構成を中心に説明する。
ここで、図3は、本発明の実施の形態1における乗用型田植機の制御システムを示すブロック図である。
図3に示す通り、自動走行時や自動旋回時に、走行車体10を自動旋回させる旋回機構200を備える。
旋回機構200は、操縦ハンドル17を自動回転させるための操舵モータ201と、操舵モータの回転駆動力を操縦ハンドル17側に伝達するための電磁クラッチ(図示省略)と、操縦ハンドル17の操舵角を検知する操舵角センサ(図示省略)とを含み、操作パネル2の下方に配置されている。
また、図3に示す通り、走行車体10が圃場において旋回すると、昇降リンク装置14により苗植付部15を自動で上昇させると共に、旋回後に所定距離移動したことを検知することで苗植付部15を自動で降下させ苗の植付を開始させる旋回連動制御装置100が設けられている。
また、図1、図2に示す通り圃場面までの距離を検知する、レーザー又は超音波等のセンサで構成された第1距離検知装置210が、走行車体10のフロアー部30の中央下方に前後方向へ水平移動可能に配置された伸縮ステイ40の前側先端部において、伸縮ステイ40の水平面(図示省略)を基準にして90°下向きに設けられている。また、走行車体10の前方の壁などの障害物までの距離を検知する、レーザー又は超音波等のセンサで構成された第2距離検知装置220が、伸縮ステイ40の前側先端部において、前方向であって且つ、伸縮ステイ40の水平面を基準として上向きに30°傾斜させて設けられている。伸縮ステイ40の上面側には伸縮ラック部40aが形成されており、その伸縮ラック部40aは、フロアー部30の裏面に回動可能に配置された伸縮ピニオン41と前後方向へのスライド移動可能に連結されており、伸縮ピニオン41は、伸縮ピニオン駆動モータ42により正回転、及び逆回転する構成である。
作業者が、操作パネル2上のスイッチ(図示省略)を操作することにより、伸縮ピニオン駆動モータ42が回動して、第1距離検知装置210、及び第2距離検知装置220の、走行車体10から前方に突き出す距離を長くしたり、短くしたり自由に調整出来る。これにより、作業者は、第1距離検知装置210、及び第2距離検知装置220の位置を、枕地の幅(枕地条数とも呼ぶ)に自由に設定することが出来るので、適用範囲が広くなる。
尚、本明細書において、圃場面とは、図4に示す通り、圃場の比較的硬い土の層50の上にあって、水面52より下にある比較的軟らかい泥の層51の表面51aを云う。よって、第1距離検知装置210で検知される距離は、図4において、距離Aとして表示できる。ここで、図4は、本実施の形態の乗用型田植機1の第1距離検知装置210で検知される圃場面51aとの距離を説明する模式図である。
また、第1距離検知装置210により検知された距離A(図4、図7参照)が第1所定基準以下であると判定された際、旋回機構200に対して自動旋回を行わせる旋回指示制御装置110が制御回路部3に設けられている(図3参照)。尚、本実施の形態の第1所定基準は、本発明の所定基準の一例にあたる。
圃場面51aと畦54(畦54の高さはどの圃場でも圃場面51aより高い)の高さには必ず段差55がある(図8参照)。即ち、第1距離検知装置210が計測する距離A(図7参照)は、段差55において距離B(図8参照)に大きく変化し、距離Aと距離Bの中間程度に第1所定基準を設定しておけば、距離Bを計測した時点で、第1所定基準以下であることが判定出来る。
従って、畦54に壁などの障害物が無い場合は、第1距離検知装置210を用いて、その段差55を検知することで(図8参照)、走行車体10の自動旋回を開始する位置を適切に決定することが出来る。また、圃場面51aと畦54の段差55を検知することで、どのような変形田でも、植え始め、植え終わりの位置を合わせることが出来る。
ここで、図7は、乗用型田植機1が、圃場を前進走行しながら植付作業をしている状況を示す模式図である。図8は、第1距離検知装置210が畦54の上面との距離Bを検知した状況を示す模式図である。
また、畦54に壁などの障害物が有る場合は、第2距離検知装置220の検知結果を利用して、走行車体10の自動旋回を開始する位置を適切に決定することが出来る。
これにより、畦54に壁などの障害物が無い場合は、圃場面51aと畦との段差55を検出して、また、畦54に壁などの障害物が有る場合は、第2距離検知装置220の検知結果を利用して、自動旋回させることにより、自動で全行程の植え始めと、植え終わりの位置を合わせることが出来るので、補植、二度植え、肥料の二度振りが無くなり、省力化を図れる。また、旋回時の操縦ハンドル17、レバー操作が不要となり、作業者の疲労を軽減出来る。
また、図3に示す通り、走行車体10の位置座標を取得するGPS受信装置230と、植付作業中の直進走行時において、GPS受信装置230を利用して、操舵モータ201を作動させる自動直進制御装置120とが備えられている。即ち、GPS受信装置230で受信される走行車体10の位置座標が、自動直進制御装置120のメモリ(図示省略)内に予め格納されている地図データの座標値と比較し、直進走行の際に通過すべき座標値とズレがあるときは、操縦ハンドル17を操舵する操舵モータ201を作動させて、地図データの座標位置に移動させる構成である。
上記構成により、植付作業中の直進走行時において、GPS受信装置230を利用することにより、苗の植付を直線状に行うことができるので、苗の植付精度が向上すると共に、作業者が操縦する必要がなく、作業者の労力が軽減される。
また、旋回指示制御装置110は、第1距離検知装置210により検知された距離Aが第1所定基準以下であると判定した際、例えば、畦の上方に第1距離検知装置210が進入して、畦の上面との距離Bを計測すると、畦の上面と圃場面51aとの間には大きな段差55があり、計測距離が明らかに第1所定基準以下であると判定し、そのとき、自動直進制御装置120による、GPS受信装置230で取得した座標位置を利用した操舵モータ201の作動制御を中断し、旋回機構200に走行車体10の旋回を指示する構成である。
上記構成により、畦際の検知をGPS受信装置230を利用するのではなく、第1距離検知装置210の検知結果を利用して行うことにより、実際の畦の位置に合わせた旋回を行なうことができるので、枕地の植付作業幅が揃い、枕地の植付精度が向上する。より具体的には、例えば、セメント製の細い畦は、GPS受信装置230を利用しても正確な位置座標を取得することが難しく、旋回開始位置や旋回終了位置にズレが生じやすくなるが、その様な状況においても、上記構成により、実際の畦の位置に合わせた旋回を行なうことができる。
上記の問題は、高精度のGPS受信装置を用いれば解消し得るものの、精度が高くなるほど高コスト化し得る問題があるので、コストが抑えられるという効果もある。
また、図3に示す通り、走行車体10の移動距離を検知する移動距離検知センサ240と、走行車体10の前進、後進、及び停止を制御する主変速装置250と、旋回指示制御装置110と、第2旋回指示制御装置130の何れかを選択する選択スイッチ260とが設けられている。
第2旋回指示制御装置130は、第1距離検知装置210により検知された圃場面51aまでの距離が第1所定基準以下であると判定された時点から検知される、走行車体10の移動距離が、第2旋回指示制御装置130内のメモリ(図示省略)に予め格納されている走行車体10の車長データと一致したとき、主変速装置250を作動させて走行車体10の走行を停止させると共に、苗植付部15を上昇させ、苗植付部15が上昇した後、主変速装置250を作動させて、走行車体10を後進させて、移動距離検知センサ240により検知される走行車体10の後進移動距離が車長データと一致すると、主変速装置250を作動させて走行車体10の走行を停止させると共に、旋回機構200を作動させる構成である。
尚、ここで、車長とは、前輪12の最前端面から、苗植付部15の苗植付装置23の植付位置までの長さを意味するものとし、以降、車長Lと表記する(図1参照)。
上記構成により、作業者が作業開始前に、選択スイッチ260を操作して、例えば、第2旋回指示制御装置130による制御を実行することを選択すると、走行車体10が圃場端に到達するまで苗を植え付け、旋回位置まで後進走行した後に旋回機構200が作動することにより、作業条件の異なる圃場に対応する植付制御や自動旋回制御ができるので、作業能率や苗の植付精度が向上する。
また、圃場端までの植付走行や、旋回位置までの後進走行も自動化されることにより、作業者の操縦が不要となり、作業者の労力が軽減されると共に、操作のミスによる植付位置のズレが防止され、植付精度が向上する。
また、図3に示す通り、第2距離検知装置220が前方に障害物の存在を検知した後、第2距離検知装置220の検知結果に基づく、その障害物との距離が、乗用型田植機1の最大旋回半径R(図5参照)と、走行停止指令が出されてから走行車体が完全に停止するまでの制動距離とを合算した限界距離よりも大きい予め定められた所定距離になると、第1距離検知装置210による検知結果に関わらず、旋回機構200を作動させる第3旋回指示制御装置140が設けられている。ここで、図5は、旋回時における乗用型田植機1の最大旋回半径Rを示す平面図である。
上記構成により、第2距離検知装置220が走行車体10の進行方向に障害物を検知し、走行車体10と障害物との距離が上記予め定められた所定距離になると、第3旋回指示制御装置140が旋回機構200を作動させることにより、障害物から十分な距離を空けて旋回走行することができるので、枕地作業位置が確保されて無駄になる苗が減少する。また、旋回時に第1距離検知装置210や第2距離検知装置220等が障害物に接触して破損することを防止できる。
以上の構成のもと、次に、本実施の形態の乗用型田植機1の動作について、主に図6を参照しながら説明する。
図6は、乗用型田植機1の動作説明のためのフローチャートである。
まず、圃場への植付作業を開始する前に、作業者は、操作パネル2の枕地条数設定スイッチ(図示省略)を用いて、予め枕地条数を設定する(ステップS101参照)。尚、選択スイッチ260は、旋回指示制御装置110を選択すべく設定されているものとする。
枕地条数設定スイッチから枕地条数が入力されると、制御回路部3において、乗用型田植機1が走行中に走行停止指令が出されてから走行車体10が完全に停止するまでの距離である制動距離と、1条又は2条分の余裕幅αを、その入力された枕地条数の幅と合算した合算距離に対応した、伸縮ステイ40の繰出距離βを決定する。尚、繰出距離β(図1参照)とは、前輪12の最前端面から第1距離検知装置210までの距離を意味するものとする。
ここで、余裕幅αを加算する意味は、通常、畦際のぎりぎりまでは、苗を植え付けないので、設定枕地条数の距離を確保するためには、その余裕幅αを考慮する必要がある。この様に、余裕幅αを加味することで、枕地での植付作業時において、直線工程ですでに植え付けられた植付苗を潰すことが無くなるので、補植、二度植え等の作業が不要となり、省力化が図れる。
そして、制御回路部3は、繰出距離βを用いて、伸縮ピニオン駆動モータ42を回動させる。これによって、伸縮ピニオン41を介して伸縮ラック部40aがスライド移動し、第1距離検知装置210の位置が、前輪12の最前端面を基準として繰出距離βだけ前方へ突き出すべく移動する(ステップS102参照)。
その後、植付作業が開始され(ステップS103参照)、植付作業中の直進走行時において、GPS受信装置230を利用することにより、苗の植付を直線状に行うことができるので、苗の植付精度が向上すると共に、作業者の労力も軽減される。
次に、走行車体10が旋回動作に入る場面について場合分けして説明する。
即ち、ステップS103において直進走行で植付作業中に、第2距離検知装置220が、前方の畦54上に設けられた壁などの障害物の有無を検出し(図7参照)、障害物を検出しない場合は、ステップS105に進む(ステップS104参照)。
ステップS105では、前方に障害物が無いので、第1距離検知装置210が段差55を検知するまで直進走行を続け、段差55を検知すると(図8参照)、旋回指示制御装置110からの旋回指令により、旋回機構200が作動して、自動的に旋回を開始する。
一方、ステップS103において直進走行で植付作業中に、第2距離検知装置220が、前方に畦54上に設けられた壁などの障害物を検出した場合は(ステップS104参照)、ステップS106に進み、ステップS101で設定された設定枕地条数の幅が、最大旋回半径Rより大きいか否かが制御回路部3により判定される(ステップS106)。
そして、設定枕地条数の幅が、最大旋回半径Rより大きいと判定された場合は、ステップS107に進む。
ステップS107では、畦54上に壁が存在しても壁と接触することなく旋回出来るので、第2距離検知装置220で検知された障害物との距離が、設定枕条数に対応する対応距離γ(設定枕条数の幅+制動距離+余裕幅α)に達した時に、第3旋回指示制御装置140から旋回機構200に旋回指令が出力されて、自動的に旋回を開始する。
一方、設定枕地条数の幅が、最大旋回半径R以下であると判定された場合は、ステップS108に進む(図9参照)。
即ち、ステップS108では、設定枕条数の幅を利用して旋回すると、最大旋回半径Rが確保できていないため、走行車体10が壁と接触する可能性が有るので、設定された枕地条数を利用しないで、第2距離検知装置220で検知された障害物との距離が、予め定められた所定距離δ(=最大旋回半径R+制動距離+余裕幅α)に達した時に、第3旋回指示制御装置140から旋回機構200に旋回指令が出力されて、自動的に旋回を開始する。
これにより、障害物から十分な距離を空けて自動で旋回走行することができるので、枕地作業位置が確保されて無駄になる苗が減少する。また、旋回時に第1距離検知装置等が障害物に接触して破損することを防止できる。
尚、図9は、第2距離検知装置220が畦54の上面に形成された壁との距離を検知する状況を示す模式図である。
次に、作業者により、選択スイッチ260が、第2旋回指示制御装置130を選択すべく設定されたことにより、走行車体10を圃場端の直前まで移動させて植付作業を行う場合について、図6を参照しながら説明する。
この場合、上記ステップS101で説明した枕地条数の設定を行わなくても、ステップS102において、予めメモリに格納されている車長Lを利用して自動的に繰出距離βが設定されるので、第1距離検知装置210の位置が、前輪12の最前端面を基準として、車長Lに制動距離を合算した距離だけ前方へ突き出すべく移動する。
植付作業が開始された後(ステップS103参照)、ステップS104に進む。
第2旋回指示制御装置130の制御動作は、畦に壁などの障害物が無いことを前提として実施されるので、ステップS104において、第2距離検知装置220が前方に障害物を検出していないことが前提条件となるが、上述したステップS105とは異なる制御が行われる。
即ち、第2距離検知装置220が前方に障害物を検出していない状況において、第2旋回指示制御装置130は、第1距離検知装置210により検知された圃場面51aまでの距離が第1所定基準以下であると判定された時点、つまり、第1距離検知装置210が、圃場面51aまでの距離Aを計測している最中に畦54との距離Bを最初に計測した時点から検知が開始される、走行車体10の移動距離が、第2旋回指示制御装置130内のメモリ(図示省略)に予め格納されている走行車体10の車長Lのデータと一致したとき、主変速装置250を作動させて走行車体10の走行を停止させると共に、苗植付部15を上昇させ、苗植付部15が上昇した後、主変速装置250を作動させて、走行車体10を後進させて、移動距離検知センサ240により検知される走行車体10の後進移動距離が車長Lのデータと一致すると、主変速装置250を作動させて走行車体10の走行を停止させると共に、旋回機構200を作動させて自動旋回を開始する。
これにより、選択スイッチ260を操作し、第2旋回指示制御装置130による制御を実行することを選択すると、走行車体10が圃場端に到達するまで自動で苗を植え付け、旋回位置まで自動で後進走行した後に旋回機構200が作動することにより、作業条件の異なる圃場に対応する植付制御や自動旋回制御ができるので、作業能率や苗の植付精度が向上する。
また、圃場端までの植付走行や、旋回位置までの後進走行も自動化されることにより、作業者の操縦が不要となり、作業者の労力が軽減されると共に、操作のミスによる植付位置のズレが防止され、植付精度が向上する。
次に、予備苗枠の動きに連動したキャノピー(レインバイザー)の構成について、図10〜図12を用いて説明する。
ここで、図10は、移動可能なキャノピーを備えた乗用型田植機の概略左側模式図であり、図11は、キャノピーが後方斜め上方に向けて移動した状態を示す概略左側模式面であり、図12は、キャノピーと左右の予備苗載せ台18との配置関係を示す概略平面模式図である。
図10に示す通り、走行車体10の前側の左右両側に、予備の苗を積載する予備苗枠300が設けられている。その予備苗枠300は、予備苗を載せる複数の予備苗載せ台18と、複数の予備苗載せ台18を展開形態と積層形態に切替可能に連結したリンク機構301と、リンク機構301を作動させて、展開形態と積層形態の何れかに切り替える切替装置302とを備えており、切替装置302の回動軸が、リンク機構301の回動支持軸301aに、正・逆の両方向に回動可能に連結されている。リンク機構301の一方端301bは、最上段の予備苗載せ台18の後端部と回動可能に連結されており、リンク機構301の他方端301cは、最下段の予備苗載せ台18の前端部と回動可能に連結されている。
更に、運転座席16の上方を覆うキャノピー310が、右側フレーム320Rと左側フレーム320Lにより保持されている。右側フレーム320Rの一端部320Raと左側フレーム320Lの一端部320Laは、それぞれ、右側の最下段の予備苗載せ台18の外側後端部18Raと、左側の最下段の予備苗載せ台18の外側後端部18Laと、しっかりと固定されている(図10、図12参照)。
また、操縦ハンドル17の左右外側において、右側フレーム320Rと左側フレーム320Lの垂直に立ち上がっている部分は、乗降用アシストグリップ321R、321Lの機能を兼用する構成である。
上記構成のもとで、第2距離検知装置220が前方において障害物を検知せず、選択スイッチ260により、第2旋回指示制御装置130が選択されているとき、走行車体10が圃場の端に到達すると、走行車体10は走行停止する。そして、切替装置302が作動して、リンク機構301が図10中において反時計回りに回動することにより、縦方向に所定間隔を隔てて配置されていた積層形態の予備苗載せ台18の全てが、上下方向中央位置に配置されている予備苗載せ台18を基準として前後水平方向に展開された状態に配置換えされて、図11に示す通り、予備苗枠300は展開形態になる。
予備苗枠300が展開形態になる動作に連動して、最下段の予備苗載せ台18の外側後端部18Ra、18Laに固定されていた右側フレーム320Rと左側フレーム320Lは、後部斜め上方に向けて移動する。
また、切替装置302が作動して予備苗枠300が展開状態になるときは、苗植付部15を上昇させず、且つ、走行車体10の停止状態を維持する。
上記構成により、通常の植付作業時には、キャノピー310は作業者の頭上において低い位置にあり、防雨効果が高く、また、肥料や苗の補給時には、キャノピー310は、予備苗枠300が展開形態になる動作に連動して、作業者後方の施肥ホッパー9aの上方で防雨効果の要求される、且つ、肥料や苗マットの補給作業のし易い高い位置に移動する。
これにより、従来のキャノピーに比べて軽量な構成で実現出来る。
尚、上記構成例では、予備苗枠300の左右両側が展開可能であって、キャノピー310を左右両側のフレーム320Lと320Rにより保持する構成について説明したが、これに限らず例えば、予備苗枠300の何れか片側のみが展開可能なタイプであれば、その片側の予備苗枠300にのみ結合させた片側のフレームのみによって、キャノピー310を保持する構成であっても良い。即ち、キャノピー310が軽量であるので片持ち構成が実現可能となる。
次に、上記のキャノピー310とは異なる、予備苗枠の動きに連動したキャビンの構成について、図13〜図15を用いて説明する。
ここで、図13は、移動可能なキャビン400を備えた乗用型田植機の概略左側模式図であり、図14は、キャビンが後方斜め上方に向けて移動した状態を示す概略左側模式面であり、図15は、キャビン400と左右の予備苗載せ台18との配置関係を示す概略平面模式図である。
ここでは、上記キャノピー310を備えた構成例と異なる点を中心に説明する。
即ち、走行車体10の前側の左右両側に設けられた予備苗枠300の基本的な構成は上記キャノピー310を備えた構成例と同じであり、切替装置302の動作により、複数の予備苗載せ台18を展開形態と積層形態に切替可能にした点で共通しており、同じ構成には同じ符号を付して、その説明を省略する。
図13に示す通り、最下段の予備苗載せ台18の後端部18La、18Raと、中央部18Lb、18Rbのそれぞれにおいて、後側キャビンフレーム420LB、240RBの下端部、及び、前側キャビンフレーム420LF、240RFの下端部が固定されており、それらの上端部には、キャビン400の天井を構成するキャビンルーフ430が取り付けられている。
キャビン400の前面部分には、上端部がキャビンルーフ430の前端縁部に回動可能に連結された、跳ね上げ式の前面窓部410と、キャビン400の後面部分には、上端部がキャビンルーフ430の後縁部に回動可能に連結された、跳ね上げ式の後面窓部411が設けられている。前面窓部410と後面窓部411は何れも透明の樹脂板で形成されている。また、前側キャビンフレーム420LF、420RFと、後側キャビンフレーム420LB、420RBとの間の左右一対のサイド窓部421L、421Rは、透明の樹脂板、又は透明のビニールシートで覆われている。また、後側キャビンフレーム420LB、420RBと、後面窓部411との間には、後側キャビンフレーム420LB、420RBの中央部においてヒンジ413により開閉可能に連結された、ドアハンドル415付きの左右一対の扉414L、414Rが設けられている。
上記構成により、通常の植付作業時には、作業者はキャビン400の中で、冷暖房の空調機能により快適な作業が可能であり、また、肥料や苗の補給時には、キャビン400は、予備苗枠300が展開形態になる動作に連動して、作業者後方の施肥ホッパー9aの上方で防雨効果の要求される、且つ、肥料や苗マットの補給作業のし易い高い位置に移動すると共に、前面窓部410と後面窓部411は上方に跳ね上がるので、作業の邪魔にならない。
上記構成により、従来の田植機には設けられていなかったキャビン400を設けることにより、冷暖房の空調機能を備えた快適な作業空間を実現出来、雨天、強風、防除時等、全天候で作業が可能となるので、作業効率がアップする。
次に、乗用型田植機における、植付作業時の直進性保持を目的としたマーカー装置の一構成例について、図16(a)、(b)を用いて説明する。
図16(a)は、本構成例の構成を模式的に表した概略平面図であり、図16(b)は、マーカーフレームの先端部分を本体後側から視た概略模式図である。
従来の乗用型田植機では、圃場の泥面にサイドマーカーや水車マーカーで跡(直線状の印)を付けて、作業者がその跡を目視で確認しながら、植付作業時の直進走行の補助としていたが、圃場の水面で太陽光が反射して、泥面上に付けた跡を視認するのが困難な場合があった。
本例に示すマーカー装置500は、乗用型田植機1のフロント部分に配置されており、予め一定の長さで用意された、内部に一定間隔でLED510が埋め込まれた透明のチューブを、植付走行と同時に隣の条の圃場面上に繰り出して配置しておき、圃場端で旋回した後、そのLEDから出射される光を田植機1に設けられた受光部530で受光しながら操縦ハンドル17を自動制御することによって、自動直進走行のアシストを実現出来る構成である。
具体的には、図16(a)に示す通り、走行車体10のフロント部分に配置されたマーカー装置500は、左右一対の透明のチューブ520L、520Rをコイル状に捲き回して上下に配置したチューブ保持部530を回動可能に保持した保持フレーム501と、保持フレーム501の両端に一方端が回動可能に連結され、他方端が走行車体10のフロント側面部に回動可能に連結された左右一対の連結アーム502L、502Rと、保持フレーム501の左右両端に配置され、チューブ保持部530に捲き回されているチューブ520L、520Rを保持フレーム501の左右端から圃場へ交互に繰り出したり、回収の為に巻き取るための左右一対のチューブ繰出・巻取部540L、540Rと、走行車体10の旋回動作に伴ってその旋回方向と反対方向に左右一対のチューブ繰出・巻取部540L、540Rを交互に張り出すための、左側の連結アーム502Lのフロント側面側に連結された張り出し駆動部550と、走行車体10の前面のセンター位置から前方に突き出して配置されたLEDの光を受光する受光部560とを備えた構成である。また、保持フレーム501の中央部には、チューブ保持部530を、チューブ繰出・巻取部540L、540Rの動作と同期して回動させるチューブ保持部回動部570が設けられている。
また、チューブ保持部530にコイル状に捲き回されたチューブ520L、520Rの最外周に位置する最終端部には、先端に錘521aが付いたアンカー521が取り付けられている。
次に、図16(a)、(b)を用いて、本例のマーカー装置500の動作を説明する。
圃場において、乗用型田植機1が矢印C方向に直進走行しながら苗を植え付ける植付作業を開始する際、予め作業者によるスイッチ操作が行われることで、その操作に基づいて、張り出し駆動部550が作動し、左右一対の連結アーム502L、502Rが反時計回りに回動することで、左側のチューブ繰出・巻取部540Lが、走行車体10のフロント部の左側に大きく張り出す(図16(a)参照)。
植付作業が開始されると、左側のチューブ繰出・巻取部540Lとチューブ保持部530が同期してチューブを繰り出す方向に駆動を開始し、左側のチューブ520Lの最終端部に取り付けられた錘付きアンカー521が自重で圃場に落下し、先端の錘521aが比較的硬い土の層(耕盤)50の中に入り込むことで、チューブ繰り出しのスタート位置が固定される。
走行車体10の植付作業に連動して、左側のチューブ繰出・巻取部540Lとチューブ保持部530が同期して左側のチューブ520Lを繰り出す方向への駆動を続けることで、圃場面51aにチューブ520Lが配置されて行く。このチューブ520Lの配置位置が、次に走行車体10が旋回して植付作業を行う予定の条のセンター位置となる。
走行車体が圃場の端まで植付作業を行った後、反時計回りに旋回するが(図16(a)の矢印D参照)、この旋回動作に連動して、自動的に張り出し駆動部550が作動し、左右一対の連結アーム502L、502Rが時計回りに回動することで、右側のチューブ繰出・巻取部540Rが、走行車体10のフロント部の右側に大きく張り出す(図16(a)の矢印E参照)。
この旋回動作が完了するころ、左側のチューブ繰出・巻取部540Lとチューブ保持部530が左側のチューブ520Lを回収する方向への駆動に切り替わると共に、右側に大きく張り出した右側のチューブ繰出・巻取部540Rが、チューブ保持部530と同期して右側のチューブ520Rを繰り出す方向に回動を開始する。右側のチューブ520Rの最終端部に取り付けられた錘付きアンカー521が自重で圃場に落下し、先端の錘521aが比較的硬い土の層(耕盤)50の中に入り込むことで、チューブ繰り出しのスタート位置が固定される。
走行車体10が旋回を完了した後、走行車体10のフロント部のセンター位置の前方に設けられた受光部560は、既に圃場面51aに配置されていて、最後に配置された側から回収作業が始まっている左側のチューブ520Lに埋め込まれたLED510からの光を受光しながら、操縦ハンドル17の自動制御を開始することによって、自動直進のアシストを行う。
走行車体10の植付作業に連動して、右側のチューブ繰出・巻取部540Rとチューブ保持部530が同期して右側のチューブ520Rを繰り出す方向への駆動を続けることで、圃場面51aにチューブ520Rが配置されて行く。
以上の動作が、繰り返されることにより、左右一対のチューブ520L、520Rのそれぞれにおいて、旋回動作が行われる毎に、チューブの繰り出しと、回収が交互に行われる。即ち、一方のチューブが繰り出し作業中の時は、他方のチューブは回収作業中であり、また、一方のチューブが回収作業中の時は、他方のチューブは繰り出し作業中となる。
これにより、直進走行のアシスト性能の向上が図れる。
尚、LEDの光を作業者が視認することで手動による直進アシストも行える。
また、上記の例では、右側のチューブ520Rと左側のチューブ520Lを2つ用意する構成について説明したが、これに限らず例えば、1つのチューブで、植付作業開始時の最初の条の直進走行と、最後の条の直進走行を除いて、一方側を繰り出し作業すると同時に、他方側を回収作業する構成としても良い。
尚、上記実施の形態では、第1距離検知装置210を用いて、圃場面51aと畦54との段差55を検知する構成について説明したが、これに限らず例えば、畦際に近づくと、比較的軟らかい泥の層51の厚みが徐々に増し、圃場面51aの水面52からの深さが次第に浅くなり、第1距離検知装置210で検知される圃場面51aとの距離Aが徐々に短くなるという傾向がある。
そのため、圃場内において、上記傾向が、畦際からほぼ同じ距離の範囲内で生じる圃場においては、予め設定する第2所定基準を、上記段差55を検知する場合の設定値より、大きめに設定することで、第1距離検知装置210で計測される距離Aが、畦との段差を検知するより前の時点において、予め定めた第2所定基準以下になったと判定されると、走行車体10の自動旋回を開始する構成としても良い。この構成について、図17を用いて更に説明する。
ここで、図17は、制御回路部3において、第1所定基準に代えて第2所定基準が使用される場合の、乗用型田植機1の動作説明のためのフローチャートである。尚、この第2所定基準は、本発明の所定基準の一例にあたる。
即ち、ステップS201では、図6で説明したステップS101と同様に作業者が操作パネル2の枕地条数設定スイッチ(図示省略)を用いて枕地条数を設定する。
枕地条数設定スイッチから枕地条数が入力されると、制御回路部3において、乗用型田植機1が走行中に走行停止指令が出されてから走行車体10が完全に停止するまでの距離である制動距離を、その入力された枕地条数の幅と合算した合算距離に対応した、伸縮ステイ40の第2繰出距離β’を決定する。ここで、図6のステップS102の場合と異なり、第2繰出距離β’には、余裕幅αは合算されていない。その理由は、本構成では、圃場面51aと第1距離検知装置210との距離が徐々に短くなる傾向が、畦際からほぼ同じ距離離れたところから生じる圃場の特性を利用しているので、第1距離検知装置210が第2所定基準以下になったことを検知した時点では、畦際からのほぼ一定の距離が確保されており、これが上述した余裕幅αに相当するためである。
そして、制御回路部3は、第2繰出距離β’を用いて、伸縮ピニオン駆動モータ42を回動させ、第1距離検知装置210の位置が、前輪12の最前端面を基準として第2繰出距離β’だけ前方へ突き出すべく移動する(ステップS202参照)。
その後、植付作業が開始され(ステップS203参照)、植付作業中の直進走行時において、GPS受信装置230を利用することにより、苗の植付を直線状に行うことができるので、苗の植付精度が向上すると共に、作業者の労力も軽減される。
次に、S204に示す通り、設定枕地条数の幅が、最大旋回半径Rより大きいか否かによって場合分けして説明する。
即ち、設定枕地条数の幅が、最大旋回半径R以上である場合は、ステップS205に示す通り、畦54に壁があっても、旋回可能であるため、第1距離検知装置210の検知結果に基づいて、設定枕地条数の距離を利用して、自動的に旋回する(ステップS205参照)。
一方、設定枕地条数の幅が、最大旋回半径Rより小さい場合は、ステップS206に示す通り、第2距離検知装置220が前方に障害物を検出したか否かによって場合分けし、障害物を検出していない場合は、ステップS207へ進み、障害物を検出した場合は、ステップS208へ進む。
ステップS207では、前方に障害物が無いので、第1距離検知装置210の検知結果に基づいて、設定枕地条数の距離を利用して自動的に旋回する。
ステップS208では、図6のステップS108と同様である。即ち、設定枕条数の幅を利用して旋回すると、最大旋回半径Rが確保できていないため、走行車体10が壁と接触する可能性が有るので、設定された枕地条数を利用しないで、第2距離検知装置220で検知された障害物との距離が、予め定められた所定距離δ(=最大旋回半径R+制動距離+余裕幅α)に達した時に、第3旋回指示制御装置140から旋回機構200に旋回指令が出力されて、自動的に旋回を開始する。
これにより、障害物から十分な距離を空けて自動で旋回走行することができるので、枕地作業位置が確保されて無駄になる苗が減少する。また、旋回時に第1距離検知装置等が障害物に接触して破損することを防止できる。
また、上記実施の形態では、第1距離検知装置210と、第2距離検知装置220をそれぞれ個別に備えた構成について説明したが、これに限らず例えば、図18、図19に示す通り、兼用距離検知装置270が、上述した第1距離検知装置210と第2距離検知装置220の両方の機能を兼ねており、兼用距離検知装置270を、走行車体10の前方及び下方の何れの方向にも回動可能なモータで構成された距離検知装置回動部271を備え、第3旋回指示制御装置140は、兼用距離検知装置270が水平よりも上向き(例えば、水平から30°上向き)に回動した際、障害物との距離を検知させる構成であっても良い。ここで、図18は、兼用距離検知装置270を説明するための乗用型田植機の左側面図であり、図19は、兼用距離検知装置270を説明するための乗用型田植機の平面図である。
具体的には、図18に示す通り、距離検知装置回動部271が伸縮ステイ40の先端側上方に固定部材273により固定されている。兼用距離検知装置270の一端側には、全体として「へ」の字形状を呈する様に回動アーム274の一端部が固定されている。また、兼用距離検知装置270の一端側は、回動軸270aを軸芯として回動可能に伸縮ステイ40の先端部に連結されている。更に、一端部が距離検知装置回動部271側に上下揺動可能に連結され、他端部が回動アーム274の他端部と回動可能に連結された揺動アーム275から構成されている。揺動アーム275が上方に移動すると、兼用距離検知装置270の例えばレーザー光の投光面と受光面が下方に向けられ、揺動アーム275が下方に移動すると、兼用距離検知装置270の投光面と受光面が前方に向けられる構成である。
この構成により、兼用距離検知装置270を下方及び前方に向かう様に回動させ、圃場面51aまでの高さと、前方の障害物の有無及び距離を検知することにより、図1に示す第1距離検知装置210と、第2距離検知装置220とを両方設ける必要がない。
本発明に係る移植機は、枕地に苗を植え付けるための作業条を確保することが出来、枕地での植付作業時に走行車体が苗を踏んだり、苗植付部が重複する位置に苗を植え付けたりすることが抑制出来る苗移植機などに適用出来、産業上の利用可能性が高い。
10 走行車体
11 エンジン
12 前輪
13 後輪
21 植付電動ケース
40 伸縮ステイ
40a 伸縮ラック部
41 伸縮ピニオン
42 伸縮ピニオン駆動モータ
210 第1距離検知装置
220 第2距離検知装置

Claims (6)

  1. 走行車体(10)と、
    前記走行車体(10)の後部に昇降自在に設けられた、苗を圃場に植え付ける苗植付部(15)と、
    前記走行車体(10)が前記圃場において旋回すると、前記苗植付部(15)を自動で上昇させると共に、旋回後に所定距離移動したことを検知することで前記苗植付部(15)を自動で降下させ苗の植付を開始させる旋回連動制御装置(100)と、
    前記走行車体(10)を旋回させる旋回機構(200)と、
    圃場面までの距離を検知する第1距離検知装置(210)と、
    前記第1距離検知装置(210)により検知された前記距離が所定基準以下であると判定した際、前記旋回機構(200)に対して前記旋回させる旋回指示制御装置(110)と、
    前記走行車体(10)の移動距離を検知する移動距離検知センサ(240)と、
    前記走行車体(10)の前進、後進、及び停止を制御する主変速装置(250)と、
    前記旋回指示制御装置(110)と、第2旋回指示制御装置(130)の何れかを選択する選択部(260)とを備え、
    前記第2旋回指示制御装置(130)は、
    前記第1距離検知装置(210)により検知された前記圃場面までの距離が前記所定基準以下であると判定された時点から検知される前記走行車体(10)の移動距離が、予め格納されている前記走行車体の車長データと一致したとき、前記主変速装置(250)を作動させて走行を停止させると共に、前記苗植付部(15)を上昇させ、前記苗植付部が上昇した後、前記主変速装置(250)を作動させて、前記走行車体を後進させて、前記移動距離検知センサ(240)により検知される前記走行車体の後進移動距離が前記車長データと一致すると、前記主変速装置を作動させて走行を停止させると共に、前記旋回機構(200)を作動させる、ことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記旋回機構(200)は、前記走行車体(10)を操舵する操舵部材(17)を操舵する操舵アクチュエータ(201)を有し、
    前記走行車体(10)の位置座標を取得するGPS受信装置(230)と、
    植付作業中の直進走行時において、前記GPS受信装置(230)を利用して、前記操舵アクチュエータ(201)を作動させる自動直進制御装置(120)とを備え、
    前記旋回指示制御装置(110)は、前記第1距離検知装置(210)により検知された前記距離が前記所定基準以下であると判定した際、前記自動直進制御装置(120)による前記作動を中断し、前記旋回を指示する、ことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記走行車体の前方の障害物までの距離を検知する第2距離検知装置(220)と、
    前記第2距離検知装置(220)の検知結果に基づく前記障害物との距離が、前記苗移植機の最大旋回半径と、走行停止指令が出されてから前記走行車体が完全に停止するまでの制動距離とを合算した限界距離よりも大きい予め定められた所定距離になると、前記第1距離検知装置(210)による検知結果に関わらず、前記旋回機構(200)を作動させる第3旋回指示制御装置(140)と、を備えた、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の苗移植機。
  4. 前記第1距離検知装置(210)が、前記第2距離検知装置(220)を兼ねており、
    前記第1距離検知装置(210)を、前記走行車体の前方及び下方の何れの方向にも回動可能な距離検知装置回動部(271)を備え、
    前記第3旋回指示制御装置は、前記第1距離検知装置(210)が水平よりも上向きに回動した際、前記障害物との距離を検知させる、ことを特徴とする請求項に記載の苗移植機。
  5. 前記走行車体(10)の前側に、予備の苗を積載する予備苗枠(300)を備え、
    前記予備苗枠(300)は、
    前記予備苗を載せる複数の予備苗載せ台(18)と、
    前記複数の予備苗載せ台を展開形態と積層形態に切替可能に連結されたリンク機構(301)と、
    前記リンク機構(301)を作動させて、前記展開形態と前記積層形態の何れかに切り替える切替装置(302)とを有し、
    前記第2距離検知装置(220)が前記障害物を検知せず、前記選択部(260)により、前記第2旋回指示制御装置(130)が選択されているとき、前記走行車体(10)が前記圃場の端に到達すると、前記切替装置(302)が作動して、前記予備苗枠が前記展開形態になる、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の苗移植機。
  6. 前記切替装置(302)が作動して前記予備苗枠(300)が前記展開態になるときは、前記苗植付部(15)を上昇させず、且つ、前記走行車体(10)の停止状態を維持する、ことを特徴とする請求項に記載の苗移植機。
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