JP6232773B2 - 画像形成システム、画像形成方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は画像形成システム、画像形成方法及びプログラムに関する。
近年、不正な侵入者を監視したり、災害状況を把握するために、所定の位置にカメラを設置し、当該カメラにより撮像された画像データをハードディスクドライブ等の記憶媒体に記憶する監視カメラシステムが普及している。
従来より、このような監視カメラシステムでは、記憶媒体の空き容量がなくなり、画像データが記憶できなくなったり、過去の画像データが、最新の画像データによって上書きされてしまうなど、残すべき画像データが残せないことがあるといった問題があった。
これに対して、例えば、下記特許文献1では、記憶媒体に記憶された画像データを、適宜、サーバや他の機器に転送し、転送が完了した画像データを記憶媒体より順次消去する構成が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1の監視カメラシステムの場合、画像データを転送する伝送回線にエラーが発生し、画像データを転送することができなくなると、従来と同様に、残すべき画像データが残せないといった事態が生じえる。また、転送先のサーバや他の機器において、空き容量がなくなった場合も、画像データの転送ができなくなるため、同様の事態が生じえる。
このようなことから、監視カメラシステムを構築するにあたっては、記憶媒体の空き容量がなくなったり、画像データの転送ができなくなるといった不測の事態を想定しておくことが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、一側面では、不測の事態に対応可能な監視カメラシステムを構築できるようにすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る画像形成システムは、以下のような構成を有する。すなわち、
画像データを印刷する画像形成システムであって、
異常状態を検知するセンサにより異常状態が検知されている間に撮像された画像データを記憶する記憶媒体の空き容量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された情報に基づいて、前記記憶媒体の空き容量が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により所定の条件を満たすと判定した後に撮像された前記画像データを、順次、記録紙に印刷出力する印刷手段とを有することを特徴とする。
一側面によれば、不測の事態に対応可能な監視カメラシステムを構築することが可能となる。
実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の外観構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置500の接続例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の他の機能構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の他の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の他の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の他の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置により印刷出力された印刷物の一例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の他の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る画像形成装置による監視処理の他の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<画像形成装置のハードウェア構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を示す図である。なお、以下の説明では、画像形成装置として、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能を有する複合機であって、更に、監視機能(カメラ、赤外線センサ、画像データを記憶する記憶媒体)を有する複合機を用いる場合について説明する。
ただし、本発明は、かかる複合機を用いる場合に限定されるものではなく、画像形成装置は、少なくとも、プリンタ機能と、カメラの撮像により得られた画像データを取得する機能とを有していれば足りる。
図1に示すように、画像形成装置100は、CPU(コンピュータ)110、メインメモリ111、フラッシュROM(Read Only Memory)112、クロック113、バスコントローラ114、PCI(Peripheral Component Interconnect)ブリッジ115、キャッシュメモリ116、スキャナコントローラ117、スキャナ118、プリントコントローラ119、プリントエンジン120、カメラコントローラ121、カメラ122、ハードディスク123、HD(Hard Disk)コントローラ124、LCD表示コントローラ125、LCD126、LANコントローラ127、LAN I/F(Interface)128、センサコントローラ129、赤外線センサ130、キー入力コントローラ131、ハードキー132、タッチパネルコントローラ133、タッチパネル134、RTC(Real Time Clock)135、CPUバス136、PCIバス137、Xバス(内部バス)138等から構成されている。
CPU110は、フラッシュROM112に記憶された制御処理プログラムやOS(Operating System)を実行、処理する。メインメモリ111は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)より構成されており、CPU110のワークエリア等として使用される。
フラッシュROM112は、電源を切ってもデータが消去されず、電気的に書き換え可能なROMであり、電源オン時のシステム立ち上げや画像形成装置100の機能を実現するための各種プログラムが予め書き込まれている。また、フラッシュROM112には、プログラムの実行時に参照されるスイッチやパラメータ等のデータも記憶される。
クロック113は、水晶発振子と分周回路から構成されており、CPU110やバスコントローラ114の動作タイミングを制御するためのクロックを生成している。バスコントローラ114は、CPUバス136とXバス138でのデータ転送を制御する。
PCIブリッジ115は、キャッシュメモリ116を使用して、PCIバス137とCPU110との間のデータ転送を行う。キャッシュメモリ116は、DRAMより構成されており、PCIブリッジ115により使用される。
スキャナ118は、1次元配列されたLEDアレイを光源としてカラーCCDラインセンサにより原稿画像を読み取り、カラーCCDラインセンサから出力されるR(Red)、G(Green)、B(Blue)の各アナログ画像信号をそれぞれA(Analog)/D(Digital)変換によりデジタル画像データに変換する。
スキャナコントローラ117はスキャナ118の原稿画像の読み取り動作を制御するとともに、スキャナ118から入力されるRGBデジタル画像データについて、色差成分(Cb、Cr)と輝度成分(Y)に変換してJPEG(Joint Photographic Experts Group)に準拠した圧縮(符号化)処理を行う。
プリントコントローラ119はプリントエンジン120の動作を制御する。プリントエンジン120は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのトナーを使用して、記録紙にカラー画像またはモノクロ画像をプリントする。
カメラ122は広角レンズを使用しており、カラーCCDセンサから出力されるR(Red)、G(Green)、B(Blue)の各アナログ画像信号をNTSC(National Television System Committee)信号に変換して出力する。
カメラコントローラ121はカメラ122から入力されるNTSC信号をA(Analog)/D(Digital)変換によりデジタル画像データに変換し、輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを生成する。
そして、これらの輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とをMPEG−2方式で圧縮して、圧縮データをHDコントローラ124を介してハードディスク123に記憶する。
ハードディスク123は、スキャナ118から入力された画像データやネットワーク(イーサネット(登録商標))を介して通信により受信した画像データ、さらに、カメラ122から入力されMPEG−2方式で圧縮された画像データ等を記憶する。
HDコントローラ124は、ハードディスク123とのインタフェースとして例えばIDE(Integrated Device Electronics)インタフェースを持ち、ハードディスク123との間で高速のデータ転送を行う。
LCD表示コントローラ125は、文字データやグラフィックデータ等をD(Digital)/A(Analog)変換するとともに、これらのデータをLCD126に表示するための制御を行う。
LANコントローラ127は例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に準拠した通信プロトコルを実行して、LAN I/F128を介してイーサネットに接続された他の機器との通信を制御する。
センサコントローラ129は赤外線センサ130からの出力信号を検出すると、赤外線の発光源である人間がいると判定して、CPU110へ人検知信号を出力する。赤外線センサ130は赤外線を検出すると信号を出力する。キー入力コントローラ131は、ハードキー132から入力されたシリアルデータからパラレルデータへの変換を行う。
タッチパネルコントローラ133は、タッチパネル134上で指等の物体が接触した部分を検出し、その位置情報を取り込む。タッチパネル134はLCD126と重ね合わせて密着している。RTC135は日付時計であり、図示していないバッテリによりバックアップされている。
以降、画像形成装置100の処理は、特に明記しない限り、CPU110がフラッシュROM112に記憶された制御処理プログラムに従い、メインメモリ111をワークエリアとして使用して実行される。
<画像形成装置の外観構成>
次に、画像形成装置100の外観構成を図2に示す。人間の有無を検知するための赤外線センサ130は、画像形成装置100の筐体の前面側であって、向かって右上に取り付けられている。また、カメラ122は、画像形成装置100の筐体の上方に取り付けられており、侵入者の顔部分を撮像できるように構成されている。ただし、赤外線センサ130及びカメラ122の取り付け位置はこれに限定されるものではない。
<画像形成装置の機能構成>
次に、画像形成装置100において、監視機能を実現するための機能構成について説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置100において、監視機能を実現するための機能構成を示す図である。図3に示すように、画像形成装置100の監視機能は、人検知部300と、ビデオ入力部301と、画像圧縮部302と、画像データ記憶部303と、プリント部304とにより実現される。
人検知部300は、赤外線センサ130からの信号の出力を検出する検出処理を実行する。ビデオ入力部301は、カメラ122からのNTSC信号の受信処理、加工処理を実行する。
画像圧縮部302は、ビデオ入力部301からの画像データに対してMPEG−2方式での圧縮処理を実行し、画像データ記憶部303は、画像圧縮部302で圧縮処理された画像データをハードディスク123へ記憶する記憶処理を実行する。プリント部304は、ビデオ入力部301からの画像データを印刷用の色(YMCK)に変換して、プリントエンジン120を使用して記録紙に印刷出力する印刷出力処理を実行する。
<画像形成装置による監視処理の流れ>
次に、画像形成装置100による監視処理の流れについて説明する。図4は、画像形成装置100による監視処理の流れを示すフローチャートである。
画像形成装置100では、監視機能を動作させる時間帯(例えば、午前0時から6時の間)に関する情報や、日付(例えば、社員の休日)に関する情報を記憶している。そして、監視処理を開始すると、ステップS401では、監視機能を動作させる時間帯に関する情報及び日付に関する情報と、現在時刻及び現在日付とを対比し、現在時刻及び現在日付が、監視機能を動作させる時間帯及び日付と一致するか否か判定する。
ステップS401において、現在時刻及び現在日付が、監視機能を動作させる時間帯及び日付と一致しない場合には、一致するまで待機する。一方、一致した場合には、ステップS402に進む。
ステップS402では、監視機能を動作させ、監視モードをオンにする。なお、本実施形態においては、監視処理が開始された後、監視機能が動作している状態を、監視モードがオンの状態と称す。具体的には、CPU110がセンサコントローラ129に対して動作開始信号を送信し、センサコントローラ129と赤外線センサ130が動作を開始している状態をいう。
監視モードがオンの状態になると、ステップS403では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。センサコントローラ129にて、赤外線センサ130からの信号を検出していないと判定した場合には、検出したと判定するまで待機する。
一方、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS404に進む。ステップS404では、センサコントローラ129が、赤外線の発光源である人間がいると判定して、CPU110に対して、人検知信号を出力する(人検知部300による検出処理が実行される)。CPU110では、人検知信号を受信すると、カメラコントローラ121に対して、動作開始信号を送信する。これにより、カメラコントローラ121では、カメラ122を動作させる。この結果、カメラコントローラ121では、カメラ122からのビデオ信号(NTSC信号)の受信を開始する。
なお、カメラコントローラ121では、受信したNTSC信号をデジタル画像データに変換して、輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを生成する(つまり、ビデオ入力部301によるNTSC信号の受信処理、加工処理が実行される)。
更に、輝度成分データと色差成分データをMPEG−2方式で圧縮し(つまり、画像圧縮部302による圧縮処理が実行され)、圧縮した画像データをHDコントローラ124を介してハードディスク123に記憶する。つまり、画像データ記憶部303による記憶処理が実行される。
ステップS405では、画像データ記憶部303がハードディスク123の空き容量が所定値以下になったか否か(所定の条件を満たすか否か)を判定する。ステップS405において、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になっていないと判定された場合には、ステップS404に戻る。そして、人検知部300による検出処理、ビデオ入力部301によるNTSC信号の受信処理、加工処理、画像圧縮部302による圧縮処理、画像データ記憶部303による記憶処理を継続する。
一方、ステップS405において、空き容量が所定値以下になったと判定された場合には、ステップS406に進む。なお、空き容量が所定値以下になった状態で、カメラコントローラ121がHDコントローラ124に対して圧縮した画像データを出力しようとすると、HDコントローラ124から、エラー信号が出力される。カメラコントローラ121では、HDコントローラ124から、当該エラー信号が出力された場合に、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になったと判定する。
ハードディスク123の空き容量が所定値以下になったと判定すると、ステップS406では、カメラコントローラ121が、MPEG−2方式での圧縮処理を停止する。そして、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とをメインメモリ111にバッファ蓄積しながら、プリントコントローラ119に渡す。
プリントコントローラ119では、これらの画像データを印刷用のYMCKの画像データに変換して、プリントエンジン120を用いて、記録紙に印刷出力する(つまり、プリント部304による印刷出力処理が実行される)。
ステップS407では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS407において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS406に戻る。つまり、カメラコントローラ121では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出しつづける限り(監視モードがオンの状態の間)、1フレーム分の画像データを、プリントコントローラ119へ出力する動作を繰り返す。
一方、ステップS407において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定されなくなった場合には、監視処理を終了する。つまり、カメラコントローラ121では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出しなくなるまで、監視機能を動作させる。
なお、カメラコントローラ121はプリントエンジン120での印刷速度や、メインメモリ111でのバッファの大きさ等に応じて、処理するフレームの間隔を調整するよう構成されているものとする。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像形成装置100では、
・人間の有無を判定するための赤外線センサと、赤外線センサの出力に基づいて人間がいると判定された場合に、撮像を行うカメラと、を配する構成とした。
・カメラにより撮像された画像データは、圧縮したのちハードディスクに記憶する構成とした。
・ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合には、撮像された画像データを印刷出力する構成とした。
・画像データの印刷出力は、赤外線センサの出力に基づいて人間がいなくなったと判定されるまで繰り返す構成とした。
かかる構成により、画像形成装置100によれば、監視機能を動作させたにも関わらず、ハードディスク123の空き容量が足りず、画像データを記憶できないといった事態が発生した場合であっても、当該画像データを記録紙に印刷出力することができる。このため、残すべき画像データを、印刷物として残すことが可能となる。
つまり、本実施形態に係る画像形成装置100を用いれば、不測の事態に対応可能な監視カメラシステムを構築することが可能となる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、カメラにより撮像された画像データを、圧縮したのちハードディスクに記憶する構成とし、当該ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合に、撮像された画像データを印刷出力する構成とした。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合に、画像データをサーバに転送し、ハードディスク内の画像データを消去する構成としてもよい。そして、サーバへの転送においてエラーが発生し、当該エラーが回復する前に、ハードディスクの空き容量が再び所定値以下になった場合に、画像データを印刷出力する構成としてもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、本実施形態において説明する画像形成装置500のハードウェア構成及び外観構成は、上記第1の実施形態における画像形成装置100のハードウェア構成及び外観構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<画像形成装置の接続例>
はじめに、本実施形態に係る画像形成装置500の接続例について説明する。図5は画像形成装置500の接続例を示す図である。図5に示すように、画像形成装置500は、有線LAN520を介して、サーバ510と接続される。これにより、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になった場合でも、有線LAN520を介して、ハードディスク123内の画像データをサーバ510に転送することができる。
<画像形成装置の機能構成>
次に、画像形成装置500において、監視機能を実現するための機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係る画像形成装置500において、監視機能を実現するための機能構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態において、図3を用いて説明した、画像形成装置100の機能構成との相違点は、画像送信部605であり、その他の機能構成については同じであるため、同じ参照番号を付すことで、ここでは説明は省略する。
画像送信部605は、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になった場合に、画像転送処理を実行する。具体的には、CPU110がハードディスク123に記憶された画像データを読み出し、LANコントローラ127を制御することによりLAN I/F128を介してサーバ510に画像データを転送する。
<画像形成装置による監視処理の流れ>
次に、画像形成装置500による監視処理の流れについて説明する。図7は、画像形成装置500による監視処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS701では、監視モードがオンの状態であるか否かを判定する。ステップS701において、監視モードがオンの状態でないと判定された場合には、監視モードがオンの状態になるまで待機する。一方、監視モードがオンの状態になったと判定された場合には、ステップS702に進む。
ステップS702では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。センサコントローラ129にて、赤外線センサ130からの信号を検出していないと判定した場合には、検出したと判定するまで待機する。
一方、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS703に進む。ステップS703では、センサコントローラ129が、赤外線の発光源である人間がいると判定して、CPU110に対して、人検知信号を出力する(人検知部300による検出処理が実行される)。CPU110では、人検知信号を受信すると、カメラコントローラ121に対して、動作開始信号を送信する。これにより、カメラコントローラ121では、カメラ122を動作させる。この結果、カメラコントローラ121では、カメラ122からのビデオ信号(NTSC信号)の受信を開始する。
なお、カメラコントローラ121では、受信したNTSC信号をデジタル画像データに変換して、輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを生成する(つまり、ビデオ入力部301によるNTSC信号の受信処理、加工処理が実行される)。
更に、輝度成分データと色差成分データをMPEG−2方式で圧縮し(つまり、画像圧縮部302による圧縮処理が実行され)、圧縮した画像データをHDコントローラ124を介してハードディスク123に記憶する。つまり、画像データ記憶部303による記憶処理が実行される。
ステップS704では、画像データ記憶部303がハードディスク123の空き容量が所定値以下になったか否かを判定する。ステップS704において、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になっていないと判定された場合には、ステップS703に戻る。そして、人検知部300による検出処理、ビデオ入力部301によるNTSC信号の受信処理、加工処理、画像圧縮部302による圧縮処理、画像データ記憶部303による記憶処理を継続する。
一方、ステップS704において、空き容量が所定値以下になったと判定された場合には、ステップS705に進む。なお、空き容量が所定値以下になった状態で、カメラコントローラ121がHDコントローラ124に対して圧縮した画像データを出力しようとすると、HDコントローラ124から、エラー信号が出力される。カメラコントローラ121では、HDコントローラ124から、当該エラー信号が出力された場合に、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になったと判定する。
ハードディスク123の空き容量が所定値以下になったと判定すると、ステップS705では、ハードディスク123に記憶された所定量の画像データを、サーバ510に転送する(つまり、画像送信部605による画像転送処理が実行される)。
ステップS706では、ハードディスク123に記憶された所定量の画像データが、サーバ510に正常に転送されたか否かを判定する。ステップS706において、所定量の画像データのサーバ510への転送が正常に完了したと判定された場合には、ステップS708に進む。
ステップS708では、サーバ510に転送した画像データを、ハードディスク123から消去する。これにより、画像データを、サーバ510に記憶することができるとともに、ハードディスク123の空き容量を増やすことができる。ステップS708において、転送した画像データをハードディスク123から消去した場合には、ステップS702に戻る。そして、赤外線センサ130からの信号の検出が継続しているか否かを判定し、継続していると判定された場合には、ステップS703〜S706までの処理を繰り返す。
一方、ステップS706において、所定量の画像データのサーバ510への転送が正常に完了しなかったと判定された場合には、ステップS707に進む。
ステップS707では、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になったか否かを判定する。ステップS707において、ハードディスク123の空き容量が所定値以下になっていないと判定された場合には、ステップS705に戻り、再び、所定量の画像データをサーバ510に転送する動作を行う。この時点で、エラーが解除され、サーバ510への所定量の画像データの転送が正常に実行できる状態に回復していた場合には、所定量の画像データをサーバ510に転送する。
一方、画像データのサーバ510への転送が正常に実行できる状態に回復していなかった場合には、再び、ステップS706、ステップS707の処理を繰り返す。この間、画像データ記憶部303による記憶処理が実行されているため、やがて、ハードディスク123の空き容量が所定値以下となる。
この場合、ステップS709に進み、カメラコントローラ121が、MPEG−2方式での圧縮処理を停止する。そして、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とをメインメモリ111にバッファ蓄積しながら、プリントコントローラ119に渡す。
プリントコントローラ119では、これらの画像データを印刷用のYMCKの画像データに変換して、プリントエンジン120を用いて、記録紙に印刷出力する(つまり、プリント部304による印刷出力処理が実行される)。
ステップS710では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS710において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS709に戻る。つまり、カメラコントローラ121では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出しつづける限り(監視モードがオンの状態の間)、1フレーム分の画像データを、プリントコントローラ119へ出力する動作を繰り返す。
一方、ステップS710において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定されなかった場合には、監視処理を終了する。つまり、カメラコントローラ121では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出しなくなるまで、監視機能を動作させる。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像形成装置500では、
・カメラにより撮像された画像データは、圧縮したのちハードディスクに記憶する構成とした。
・ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合には、ハードディスク内に記憶された画像データを、サーバに転送する構成とした。
・サーバへの画像データの転送が正常に完了しなかった場合には、ハードディスク内の画像データは、消去することなく保持する構成とした。
・ハードディスク内の画像データが消去されないために、ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合には、撮像された画像データを印刷出力する構成とした。
・画像データの印刷出力は、赤外線センサの出力に基づいて人間がいなくなったと判定されるまで繰り返す構成とした。
かかる構成により、画像形成装置500によれば、監視機能を動作させたにも関わらず、ハードディスク123の空き容量が少なく、画像データが記憶できないといった事態が発生した場合に、ハードディスク123内に記憶された画像データをサーバ510に転送することでハードディスク123の空き容量を増やすことが可能となる。つまり、画像データの記憶処理を継続して行うことが可能となる。
更に、サーバ510への画像データの転送が正常に動作せず、ハードディスク123の空き容量が再び足りなくなることで、画像データが記憶できないといった事態が発生した場合でも、当該画像データを印刷出力することができる。このため、残すべき画像データを、印刷物として残すことが可能となる。
つまり、本実施形態に係る画像形成装置500を用いれば、不測の事態に対応可能な監視カメラシステムを構築することが可能となる。
[第3の実施形態]
上記第1及び第2の実施形態では、監視モードがオンの状態であって、かつ、ハードディスク123の空き容量が所定値以下の状態が継続する場合に、カメラにより撮像された画像データを、順次、1フレームずつ印刷出力する構成とした。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、監視モードがオンしてからの時間の経過とともに、印刷出力の態様を変化させる構成としてもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、本実施形態に係る画像形成装置800のハードウェア構成及び外観構成は、上記第1の実施形態において説明した画像形成装置100のハードウェア構成及び外観構成と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<画像形成装置の機能構成>
はじめに、本実施形態に係る画像形成装置800において、監視機能を実現するための機能構成について説明する。図8は、本実施形態に係る画像形成装置800において、監視機能を実現するための機能構成を示す図である。なお、上記第1の実施形態において、図3を用いて説明した、画像形成装置100の機能構成との相違点は、縮小画像生成部806、縮小画像合成部807であり、その他の機能構成については同じであるため、同じ参照番号を付すことで、ここでは説明は省略する。
縮小画像生成部806は、カメラ122により撮像された画像データの画素を間引くことにより、縮小画像を生成する縮小画像生成処理を実行する。また、縮小画像合成部807は、縮小画像生成部806において生成された複数の縮小画像を、1枚の記録紙に印刷できるよう配置することで、1ページ分の画像データを合成する合成処理を実行する。
<画像形成装置による監視処理の流れ>
次に、画像形成装置800による監視処理の流れについて説明する。図9、図10は、画像形成装置800による監視処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図9に示すステップS401からステップS406までの処理は、上記第1の実施形態において、画像形成装置100による監視処理の流れとして、図4を用いて説明したフローチャートのステップS401からステップS406までの処理と同じである。このため、ここでは説明を省略する。
図9のステップS907では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS907において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、図10のステップS1001に進む。
ステップS1001では、監視モードがオンの状態になってから、時間T1が経過した
か否かを判定する。ステップS1001において、時間T1が経過していないと判定された場合には、図9のステップS406に戻り、1フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS1001において、時間T1が経過したと判定された場合には、ステップS1002に進む。ステップS1002では、カメラコントローラ121が、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを縦、横それぞれ1/2倍に縮小して、メインメモリ111に蓄積する。つまり、縮小画像生成部806による縮小画像生成処理が実行される。この処理を4フレーム分の画像データについて行うと(すなわち、縮小画像が4個生成されると)、CPU110では、当該4個の縮小画像を1枚の記録紙に印刷できるように配置して、1ページ分の画像データを合成する。つまり、縮小画像合成部807による合成処理が実行される。
図11(A)は、4個の縮小画像が1枚の記録紙にて印刷出力されるよう、縮小画像合成部807により合成処理が実行された様子を示している。
ステップS1002では、更に、当該1ページ分の画像データをプリントコントローラ119に出力する。プリントコントローラ119では、当該画像データを印刷用のYMCKの画像データに変換した後、プリントエンジン120を用いて記録紙に印刷出力する。
ステップS1003では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS1003において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS1004に進む。
ステップS1004では、監視モードがオンの状態になってから、時間T2(T2>T1)が経過したか否かを判定する。ステップS1004において、時間T2が経過していないと判定された場合には、ステップS1002に戻り、4フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS1004において、時間T2が経過したと判定された場合には、ステップS1005に進む。ステップS1005では、カメラコントローラ121が、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを縦、横それぞれ1/4倍に縮小して、メインメモリ111に蓄積する。つまり、縮小画像生成部806による縮小画像生成処理が実行される。この処理を16フレーム分の画像データについて行うと(すなわち、縮小画像が16個生成されると)、CPU110では、当該16個の縮小画像を1枚の記録紙に印刷できるように配置して、1ページ分の画像データを合成する。つまり、縮小画像合成部807による合成処理が実行される。
図11(B)は、16個の縮小画像が1枚の記録紙にて印刷出力されるよう、縮小画像合成部807により合成処理が実行された様子を示している。
ステップS1005では、更に、当該1ページ分の画像データをプリントコントローラ119に出力する。プリントコントローラ119では、当該画像データを印刷用のYMCKの画像データに変換した後、プリントエンジン120を用いて記録紙に印刷出力する。
ステップS1006では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS1006において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS1005に戻り、16フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS907、ステップS1003、ステップS1006において、赤外線センサ130からの信号を検出しなかったと判定された場合には、監視処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像形成装置800では、
・ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合において、監視モードがオンの状態になってからの時間がT1を経過するまでは、1フレーム分の画像データを1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・更に、監視モードがオンの状態になってから、時間T1が経過して以降、時間T2が経過するまでの間は、4フレーム分の画像データを縮小したうえで、1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・更に、監視モードがオンの状態になってから時間T2が経過して以降は、16フレーム分の画像データを縮小したうえで、1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・画像データの印刷出力を、赤外線センサの出力に基づいて、人間がいなくなったと判定されるまで繰り返す構成とした。
かかる構成により、画像形成装置800によれば、監視機能を動作させたにも関わらず、ハードディスク123の空き容量が足りず、画像データを記憶できないといった事態が発生した場合であっても、当該画像データを記録紙に印刷出力することができる。更に、侵入者を検知してからの時間経過にしたがって、記録紙に印刷する画像データが縮小され、フレーム数が増える構成となっているため、単位時間あたりの記録紙の消費量を抑えることが可能となる。なお、侵入者を検知してからの経過時間が短い状態においては(つまり、侵入者が検知された直後は)、記録紙に印刷される画像が高品質であるため、ユーザの利便性は維持される。
[第4の実施形態]
上記第3の実施形態では、監視モードがオンの状態になってからの経過時間に応じて、記録紙への印刷態様を変更する構成としたが本発明はこれに限定されない。例えば、印刷出力する記録紙の枚数に応じて、記録紙への印刷態様を変更する構成としてもよい。以下、本実施形態の詳細について説明する。なお、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成及び外観構成は、上記第1の実施形態にて説明した画像形成装置100のハードウェア構成及び外観構成と同じであるため、ここでは説明を省略する。また、本実施形態に係る画像形成装置の監視機能の機能構成についても、上記第3の実施形態における画像形成装置800の監視機能の機能構成(図8)と同様であるため、ここでは説明を省略する。
<画像形成装置による監視処理の流れ>
次に、本実施形態に係る画像形成装置による監視処理の流れについて説明する。図12、図13は、本実施形態に係る画像形成装置による監視処理の流れを示すフローチャートである。
なお、図12に示す処理は、上記第3の実施形態に係る画像形成装置800による監視処理の流れを示す図9の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
図13のステップS1301では、記録紙に印刷出力された枚数が、所定の枚数N1に到達したか否かを判定する。ステップS1301において、所定の枚数N1に到達していないと判定された場合には、図12のステップS406に戻り、1フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS1301において、所定の枚数N1に到達したと判定された場合には、ステップS1302に進む。ステップS1302では、カメラコントローラ121が、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを縦、横それぞれ1/2倍に縮小して、メインメモリ111に蓄積する。つまり、縮小画像生成部806による縮小画像生成処理が実行される。この処理を4フレーム分の画像データについて行うと(すなわち、縮小画像が4個生成されると)、CPU110では、当該4個の縮小画像を1枚の記録紙に印刷できるように配置して、1ページ分の画像データを合成する。つまり、縮小画像合成部807による合成処理が実行される。
ステップS1303では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS1303において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS1304に進む。
ステップS1304では、記録紙に印刷出力された枚数が、所定の枚数N2(N2>N1)に到達したか否かを判定する。ステップS1304において、所定の枚数N2に到達していないと判定された場合には、ステップS1302に戻り、4フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS1304において、所定の枚数N2に到達したと判定された場合には、ステップS1305に進む。ステップS1305では、カメラコントローラ121が、1フレーム分の輝度成分データ(Y)と2つの色差成分データ(Cr、Cb)とを縦、横それぞれ1/4倍に縮小して、メインメモリ111に蓄積する。つまり、縮小画像生成部806による縮小画像生成処理が実行される。この処理を16フレーム分の画像データについて行うと(すなわち、縮小画像が16個生成されると)、CPU110では、当該16個の縮小画像を1枚の記録紙に印刷できるように配置して、1ページ分の画像データを合成する。つまり、縮小画像合成部807による合成処理が実行される。
ステップS1305では、更に、当該1ページ分の画像データをプリントコントローラ119に出力する。プリントコントローラ119では、当該画像データを印刷用のYMCKの画像データに変換した後、プリントエンジン120を用いて記録紙に印刷出力する。
ステップS1306では、センサコントローラ129が赤外線センサ130からの信号を検出したか否かを判定する。ステップS1306において、赤外線センサ130からの信号を検出したと判定した場合には、ステップS1305に戻り、16フレーム分の画像データを記録紙1枚に印刷出力する処理を継続する。
一方、ステップS907、ステップS1303、ステップS1306において、赤外線センサ130からの信号を検出しなかったと判定された場合には、監視処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る画像形成装置では、
・ハードディスクの空き容量が所定値以下になった場合において、記録紙へ印刷出力した枚数が所定の枚数N1に到達するまでは、1フレーム分の画像データを1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・更に、記録紙へ印刷出力した枚数が、所定の枚数N1を超えて以降、所定の枚数N2に到達するまでの間は、4フレーム分の画像データを縮小したうえで、1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・更に、記録紙へ印刷出力した枚数が、所定の枚数N2を超えて以降は、16フレーム分の画像データを縮小したうえで、1枚の記録紙に印刷出力する構成とした。
・画像データの印刷出力を、赤外線センサの出力に基づいて、人間がいなくなったと判定されるまで繰り返す構成とした。
かかる構成により、本実施形態の画像形成装置によれば、監視機能を動作させたにも関わらず、ハードディスク123の空き容量が足りず、画像データを記憶できないといった事態が発生した場合であっても、当該画像データを記録紙に印刷出力することができる。更に、印刷出力した枚数にしたがって、記録紙に印刷する画像データが縮小され、フレーム数が増える構成となっているため、単位時間あたりの記録紙の消費量を抑えることが可能となる。なお、印刷出力した記録紙の枚数が少ない状態においては(つまり、侵入者が検出された直後は)、記録紙に印刷される画像が高品質であるため、ユーザの利便性は維持される。
[第5の実施形態]
上記第1乃至第4の実施形態では、画像形成装置にカメラ122及び赤外線センサ130を配する構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、カメラ122及び/または赤外線センサ130は、画像形成装置とは別体とし、画像形成装置ではカメラ122及び赤外線センサ130の出力を取得する構成とすることで画像システムを形成するようにしてもよい。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、カメラ122により撮像された画像データを、画像形成装置のハードディスク123が記憶する構成としたが本発明はこれに限定されない。例えば、画像データを記憶する記憶媒体を、画像形成装置とは別体の機器において構成することで画像形成システムを形成し、画像形成装置では、当該機器に構成された記憶媒体の空き容量が所定値以下になったことを示す信号のみを受信する構成としてもよい。なお、この場合、当該信号を受信した後は、カメラ122が画像形成装置とは別体である場合には、カメラ122により撮像された画像データを、記録紙に印刷出力するために、画像形成装置が受信する構成とすることが必要となる。
また、上記第1の実施形態では、監視機能を動作させる時間になった場合に、監視機能を動作させる構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、外部の機器から送信されるコマンドに応じて、監視機能を動作させる構成としてもよい。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、異常状態として侵入者を検知した場合に、監視モードをオンの状態にする構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、周辺環境の異常等を含む異常状態を検知した場合に、監視モードをオンの状態にする構成としてもよい。なお、周辺環境の異常とは、例えば、周辺温度の異常を検知する温度センサを配し、当該温度センサからの出力が異常であった場合等が考えられる。
また、上記第3及び第4の実施形態では、印刷態様の変更の一例として、記録紙1枚あたりのフレーム数を、1→4→16と変化させる構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。フレーム数は、1→4→16よりも多くてもよいし、少なくてもよい。また、カラー印刷→モノクロ印刷とする印刷態様の変更であってもよい。
また、上記第1乃至第4の実施形態では、画像形成装置が、人検知部300、ビデオ入力部301、画像圧縮部302、画像データ記憶部303、プリント部304、画像送信部605、縮小画像生成部806、縮小画像合成部807の各機能を有する構成とした。しかしながら、この形態は本発明の範囲を限定するものではない。例えば、他の機器が、これらの機能の一部または全部を有し、他の機器とともに画像形成システムを形成するようにしてもよい。この場合、他の機器は、一台であっても複数台であってもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 画像形成装置
122 カメラ
130 赤外線センサ
300 人検知部
301 ビデオ入力部
302 画像圧縮部
303 画像データ記憶部
304 プリント部
500 画像形成装置
510 サーバ
520 有線LAN
605 画像送信部
800 画像形成装置
806 縮小画像生成部
807 縮小画像合成部
特開2004−21604号公報

Claims (8)

  1. 画像データを印刷する画像形成システムであって、
    異常状態を検知するセンサにより異常状態が検知されている間に撮像された画像データを記憶する記憶媒体の空き容量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された情報に基づいて、前記記憶媒体の空き容量が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により所定の条件を満たすと判定された後に撮像された画像データを、順次、記録紙に印刷出力する印刷手段と
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記印刷手段は、前記センサにより異常状態が検知されてからの経過時間に応じて、前記記録紙に印刷出力する印刷態様を変化させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  3. 前記印刷手段は、印刷出力された前記記録紙の枚数に応じて、前記記録紙に印刷出力する印刷態様を変化させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  4. 前記印刷手段は、前記記録紙1枚に印刷出力する前記画像データのフレーム数を変更することで、前記印刷態様を変化させることを特徴とする請求項またはに記載の画像形成システム。
  5. 前記記録紙1枚に印刷出力する前記画像データのフレーム数に応じて、画像データを縮小する縮小手段を更に備えることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  6. 前記判定手段により、所定の条件を満たすと判定された場合に、前記記憶媒体に記憶されている所定量の画像データを、他の機器に転送する転送手段と、
    前記転送手段による前記所定量の画像データの転送が完了した場合に、前記記憶媒体に記憶されている該所定量の画像データを消去する消去手段と、を更に有し、
    前記印刷手段は、前記転送手段による所定量の画像データの転送においてエラーが発生した後であって、前記判定手段により、所定の条件を満たすと判定された後に撮像された画像データを、順次、記録紙に印刷出力することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  7. 画像データを印刷する画像形成システムにおける画像形成方法であって、
    異常状態を検知するセンサにより異常状態が検知されている間に撮像された画像データを記憶する記憶媒体の空き容量に関する情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された情報に基づいて、前記記憶媒体の空き容量が所定の条件を満たすか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程において所定の条件を満たすと判定された後に撮像された画像データを、順次、記録紙に印刷出力する印刷工程と
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  8. 画像データを印刷する画像形成システムのコンピュータを、
    異常状態を検知するセンサにより異常状態が検知されている間に撮像された画像データを記憶する記憶媒体の空き容量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された情報に基づいて、前記記憶媒体の空き容量が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により所定の条件を満たすと判定された後に撮像された画像データを、順次、記録紙に印刷出力する印刷手段と
    して機能させるプログラム。
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