JP3496650B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3496650B2
JP3496650B2 JP2001089786A JP2001089786A JP3496650B2 JP 3496650 B2 JP3496650 B2 JP 3496650B2 JP 2001089786 A JP2001089786 A JP 2001089786A JP 2001089786 A JP2001089786 A JP 2001089786A JP 3496650 B2 JP3496650 B2 JP 3496650B2
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修二 丸田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばネットワー
クを介して外部装置と通信可能な画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像読み取り機能と読み取った画像を用
紙に画像形成してプリントする機能とネットワークを介
して受信した画像情報をプリントする機能や、読み取っ
た画像を送信する機能、他装置から画像を受信する機能
を兼ね備えた画像処理装置であるデジタル複合機が、近
年普及しつつある。また、このデジタル複合機は、読取
った、あるいは受信した画像情報を記憶するハードディ
スクのような記憶部を有するものが多く出回るようにな
り、用紙に出力される情報と電子情報として記憶できる
情報とを有効に利用できる環境が整いつつある。
【0003】さらに、デジタル複合機では、原稿画像を
読取った際、以前に受信した画像データと比較して差分
画像部分を抽出し、差分画像部分を複数に分解して、そ
れぞれの位置情報とともに送信することにより通信情報
量を少なくする技術が、特開2000−148613で
開示されてる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デジタル複合機においては、カラー画像のように画像情
報量が多い情報に追記し繰り返して送受信を行う場合で
も、送信情報の中に送信先で保有している情報が含まれ
ているにも関らず、全てのデータがそのまま送信される
こととなる。従って、送信先が保有する重要度の低い情
報と、追記された重要度の高い情報とが一緒に送信され
るため、通信情報量が必要以上に増加する問題がある。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、送信先が保有する情報を利用することにより通
信情報量を削減できる画像処理装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、通信手段を有する画像処理装置
であって、(a)受信した受信画像情報と、前記受信画像
情報の送信元に係る第1識別情報とを記憶する記憶手段
と、(b)送信する送信画像情報、および前記送信画像情
報の送信先に係る第2識別情報を入力する入力手段と
(c)前記第1識別情報と前記第2識別情報とを比較し、
前記受信画像情報の送信元と前記送信画像情報の送信先
とが実質的に同一である場合には、前記受信画像情報に
対応する部分を前記送信画像情報から削除して、前記送
信画像情報の一部を抽出する抽出手段と、(d)前記送信
画像情報の一部を送信する送信手段とを備える。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係る画像処理装置において、前記送信画像情報の一部
は、前記送信画像情報と前記受信画像情報との差分画像
情報である。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係る画像処理装置において、前記送信
手段は、(d-1)前記第2識別情報を参照し前記送信先と
の予備通信を行うことにより、前記送信先が前記受信画
像情報を有しているか否かを判定する判定手段と、(d-
2)前記送信先が前記受信画像情報を有している場合に、
前記送信画像情報の一部を送信する手段とを有する。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項1ないし
請求項3のいずれかの発明に係る画像処理装置におい
て、受信した受信画像情報中に第1識別情報を含み、送
信した送信画像情報中に第2識別情報を含む。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
に係る画像処理装置において、受信した受信画像情報中
の第1識別情報、送信した送信画像情報中の第2識別情
報は、画素毎に付与されている。
【0011】
【発明の実施の形態】<マルチファンクションプロダク
トの要部構成>図1は、本発明の実施形態に係るマルチ
ファンクションプロダクト1の外観を示す図である。
【0012】デジタル複合機であるマルチファンクショ
ンプロダクト(以下「MFP」と呼ぶ)1は、略箱状の外
形を有しており、画像処理装置として機能する。
【0013】MFP1は、プリントされた用紙が排出さ
れる排紙トレイ11がその側面に設けられているととも
に、その上部に画像読取り部12が設けられている。
【0014】図2は、MFP1の機能ブロックを示す図
である。
【0015】MFP1は、上記の画像読取り部12と電
気的に接続する画像形成部13と、画像形成部13に電
気的に接続する記憶部14およびネットワークインター
フェイス(I/F)部15とを備えている。
【0016】画像読取り部12は、原稿画像をデジタル
情報として読取る部位である。この画像読取り部12
は、原稿画像がカラーである場合にはカラー情報として
画像を読取ることとなる。
【0017】画像形成部13は、画像読取り部12でデ
ジタル情報として読取られた原稿画像などを用紙にプリ
ントアウトし、排紙トレイ11に排出する部位である。
【0018】ネットワークI/F部15は、ネットワー
ク9を介して、他のMFPと画像情報や制御情報を送受
信するためのインターフェイスである。また、ネットワ
ークI/F部15は、後述するユーザのパソコンに対し
て情報を送受信するためのインターフェイスとしても機
能することとなる。
【0019】図3は、MFP1の制御回路の構成を示す
ブロック図である。
【0020】MFP1は、画像読取り部12で原稿画像
を走査し、その複写画像を用紙上に形成するマルチチッ
プ構成の装置となっている。
【0021】画像読取り部12は、原稿画像を読取って
デジタル情報に変換する制御を行うCPU121、その
ファームウェアを格納するFlushROM122と、作業用メ
モリとして働くS-RAM123、各種設定値を保存するバ
ッテリバックアップされたNV-RAM124とを備えてい
る。
【0022】画像形成部13は、全体制御を司るCPU
131と、そのファームウェアを格納するFlushROM13
2と、作業用メモリとして働くS-RAM133と、各種設
定値を保存するバッテリバックアップされたNV-RAM13
4とを備えている。
【0023】また、画像形成部13は、画像読取り部1
2とネットワークI/F部15とに対して画像情報及び
各種制御情報を送受するS-RAM135、ユーザの操作入
力を受付ける操作パネル136とを有している。
【0024】記憶部14は、画像データとその画像デー
タに関連するコード情報などを記憶するハードディスク
(HDD)141を有している。
【0025】このMFPの記憶部によって、図4に示す
ようにユーザのパソコンから送信された画像情報などを
保管できるようになり、MFPにおいてユーザ個人単位
またはユーザ単位で画像情報の管理が可能となる。
【0026】ネットワークI/F部15は、画像読取り
部12および画像形成部13とMFP1の外部とのデー
タ伝送を制御するCPU151と、そのファームウェア
を格納するFlushROM152と、作業用メモリとして働く
S-RAM153と、各種設定値を保存するバッテリバック
アップされたNV-RAM154とを備えている。
【0027】<MFPの動作>まず、上述の構成を有す
るMFP1の動作概要を以下で説明する。
【0028】図4は、MFP相互間における情報の流れ
を説明する図であり、MFP1から送信された情報にM
FP2に接続するパソコンU2で追記してMFP3に画
像を送信する具体例を示している。
【0029】MFP2およびMFP3は、上述したMF
P1と同様の構成を有しているとともに、ネットワーク
9を介して、それぞれ通信可能となっている。また、各
MFP1、2、3には、ユーザのパソコンU1、2、3
が無線によって通信可能に接続している。なお、無線に
よる接続ではなく、有線により通信可能に接続しても良
い。
【0030】まず、ユーザが赤色の文字Aを記載した画
像をユーザ1のパソコンU1からMFP1に送信(入力)
し、この画像データG1をMFP2に送信する際には、
MFP1に入力された画像データG1をHDD141に
記憶するとともに、画像データG1に関する識別情報と
して、画像データG1をMFP2に送信した旨を示す送
受信関連情報H1を記憶する。この送受信関連情報と
は、MFP間における画像データの通信時に、その画像
データがどの送信先MFPに送信されたのか、又はその
画像データがどの送信元MFPから受信されたのかの履
歴を示す情報となる。
【0031】そして、入力された画像データG1をMF
P1からMFP2に送信する。
【0032】MFP2が画像データG1を受信した時に
は、受信した画像データG1と、この画像データG1が
MFP1から受信された旨を示す送受信関連情報H2と
を記憶部14に記憶して、画像データG1と送受信関連
情報H2とをユーザ2のパソコンU2に送信(出力)す
る。
【0033】ユーザ2がパソコンU2において受信した
画像データG1に青色の文字Bを追記した画像データG
2をMFP3に送信するためMFP2に入力する際に
は、MFP3に送信する旨を示す送受信関連情報を送信
する。そして、画像データG2をMFP2からMFP3
に送信する時には、MFP3との通信記録を示す送受信
関連情報が記憶部14内に記憶されているかを調べる。
図4に示すケースでは、MFP3に対する送受信関連情
報が記憶部14に存在しないため、MFP3に送信する
旨を示す送受信関連情報H3を生成し記憶した後、MF
P3に画像データG2を送信する。
【0034】MFP3においては、MFP2から画像デ
ータG2を受信すると、画像データG2と、この画像デ
ータG2がMFP2から受信した旨を示す送受信関連情
報H4とを記憶し、画像データG2をユーザ3のパソコ
ンU3に出力する。
【0035】図5は、MFP相互間における情報の流れ
を説明する図である。図5では、図4に示すMFP間の
情報の流れが前提となっている。すなわち、MFP1→
MFP2→MFP3の順序で画像情報が送信された後の
情報の流れを示しており、MFP3に接続するパソコン
U3で情報を追記してMFP2に画像を送信し、さらに
MFP2に接続するパソコンU2で情報を追記してMF
P1に送信する具体例となっている。
【0036】ユーザ3が、パソコンU3において画像デ
ータG2に緑色の文字Cを追記した画像データG3をM
FP2に送信するためMFP3に入力する際、送信先の
MFP2に送信する旨を示す送受信関連情報を送信す
る。そして、画像データG3をMFP3からMFP2に
送信する時には、入力された画像データG3と送受信関
連情報H5とを記憶した後、この送受信関連情報H5に
対応する送受信関連情報が記憶部に格納されているかを
調べる。図5に示すケースでは、送信元のMFP2から
画像データを受信した旨を示す送受信画像情報H4が存
在するため、送受信関連情報H4に対応する画像データ
G2の内容である文字ABを、入力された画像データG
3から消去し、パソコンU3にて追記された文字Cのみ
が表現される消去後の画像データG4を生成する。すな
わち、受信画像データG2の送信元MFP2と送信画像
データG3の送信先MFP2とのそれぞれのアドレス
(または名称)の照合によって、それらが同一であること
がわかるため、受信画像データG2に基づき送信画像デ
ータG3の一部である差分画像データG4を抽出する処
理が行われる。
【0037】その後、差分画像データG4とともに送受
信画像情報H4をMFP3からMFP2に送信する。こ
れにより、MFP2が保有している画像ABを除外して
送信できるので、通信情報量を削減できることとなる。
【0038】MFP2においては、記憶部14にMFP
3から受信した旨を示す送受信関連情報H5を記憶する
とともに、送受信関連情報H4に対応する送受信画像情
報H3を検出し、この送受信関連情報H3に関連する文
字AB記載の画像データG2と、受信した文字C記載の
画像データG4とを合成し画像データG5を生成する。
そして、この画像データG5を記憶するとともに、ユー
ザ2のパソコンU2に出力する。
【0039】次に、ユーザ2が、パソコンU2にて文字
Dを追記した場合の情報の流れを説明する。文字Dが追
記された画像データG6をMFP1に送信するためユー
ザ2のパソコンU2からMFP2に入力する際には、M
FP1に送信する旨を示す送受信関連情報を送信する。
【0040】そして、MFP2からMFP1に画像デー
タG6送信する時には、MFP1から受信した旨を示す
送受信関連情報H2が記憶部14に存在するため、送受
信関連情報H2に対応する文字Aが記載された画像デー
タG1に基づき、画像データG6から文字Aを削除した
画像データG7と、送受信関連情報H2とをMFP1に
送信する。これにより、上記のMFP3とMFP2との
通信時と同様に、通信情報量を削減できることとなる。
【0041】MFP1においては、MFP2から受信し
た画像データG7と送受信関連情報H2とに基づき、ユ
ーザ2が伝達したい画像データG6と同じ画像データG
8を復元できる。
【0042】上記のMFPの動作では、送信先のMFP
が送信画像データに関連する画像データを保有している
ことを前提に、その保有している画像情報を削除し送信
する方法を説明した。しかし、送信先のMFPにおいて
削除部分に対応する画像データが消去されている場合に
は、伝達したい画像情報の一部が欠落することとなる。
すなわち、送信先のMFPで削除部分の画像データが消
去されている可能性のある場合には、この削除部分の画
像データが存在するかを送信前に事前に確認する必要が
ある。以下で、この確認動作を説明する。
【0043】図6は、送信先のMFPに削除部分に対応
する画像データがあるかを確認する動作を説明する図で
ある。この動作は、図5に示すMFP3からMFP2に
画像ABCを送信する具体例に対応している。
【0044】MFP3において、ユーザ3のパソコンU
3から文字ABCが記載された画像データG3と送受信
関連情報H5とが入力された時に、この送受信関連情報
H5に対応するものが記憶部14に存在するかを調べ
る。ここで、送受信関連情報H5に対応する送受信関連
情報H4が存在するため、この送受信関連情報H4に関
連する送受信関連情報が、MFP2の記憶部14に存在
するか否かをネットワーク9を介して確認するための通
知動作Q1を行う。
【0045】MFP2においては、受信した送受信関連
情報H4に関連する送受信関連情報が記憶部14内に存
在するか否かを確認し、その結果をMFP3に知らせる
ための通知動作Q2を行う。図5のケースでは、送受信
関連情報H3が記憶部14に存在するため、存在する旨
の通知が行われることとなる。
【0046】このようなMFP2、3間の予備通信によ
り、MFP3において、存在する旨の通知を受信する
と、入力された画像データG3から、削除部分である文
字ABを削減する処理を実行する。その後、文字ABが
削除された文字Cのみの画像データG4と、文字ABの
画像データG2に関連付けられた送受信関連情報H4と
を送信する送信動作(本通信)Q3を行う。
【0047】なお、MFP3に削除部分の画像データが
消去されて存在しない場合には、通信情報量が増加する
が、パソコンU3から入力された画像データG3を加工
せずにそのままMFP2に送信する。
【0048】以上の予備通信により、送信先のMFPが
削除部分の画像データを有しているか否かを送信前に確
認でき、その結果に応じて画像データの削除を決定でき
る。その結果、ユーザが伝達したい画像データを確実に
送信できることとなる。
【0049】次に、MFP1における具体的な動作を説
明する。
【0050】図7は、MFP1の基本的な動作を示すフ
ローチャートである。以下、このフローチャートに基づ
いて説明する。
【0051】まず、電源がオンされると、CPU131
がMFP1を制御するための初期設定を行う。
【0052】ステップS2では、画像形成条件とその条
件に応じた出力処理を行う。画像形成条件とは、各種の
入力信号に対する受付け処理を一括して示す処理であ
る。この入カ信号とは、例えば、画像形成部13の操作
パネル136におけるキースイッチ群、画像形成部13
内の各所のセンサ群からの入力信号、またはネットワー
クI/F部15から送信されるプリントジョブ等が該当
する。また、出力処理とは、画像形成動作などで必要な
処理を総称する動作で、例えば、給紙制御、操作制御、
感光体ドラム制御、現像器制御等の各種作動部群の制
御、またはネットワークI/F部15からのプリントジ
ョブ等の処理となる。ここで、ユーザのパソコンに画像
データを出力する場合には、ネットワークI/F部15
を介して送信する出力処理が行われる。
【0053】ステップS3では、ネットワークI/F部
15においてユーザのパソコンから他のMFPに送信す
るための画像データの入力が完了したかを判定する。具
体的には、入力された画像データをS-RAM135に格納
するとともに、入力が完了した旨の完了情報をS-RAM1
35にセットする。S-RAM135内の完了情報の有無を
判断することで、画像データの入力が完了したかが判定
できることとなる。ここで、入力が完了している場合に
は、ステップS4に進み、完了してない場合には、ステ
ップS5に進む。
【0054】ステップS4では、S-RAM135内の入力
画像データと、記憶部14内の受信された画像データと
を比較し、入力された画像データの一部に対応する画像
データが存在すれば、入力された画像の追記部分(差分
部分)の抽出を行う。この動作の詳細については、後述
する。
【0055】ステップS5では、ネットワーク9を介し
て他のMFPから画像情報を受信したかを判定する。具
体的には、ネットワークI/F部15がネットワーク9
から受信した情報をMFP1で処理できるフォームに変
換し、この変換された画像データをS-RAM135に格納
するとともにS-RAM135に変換完了情報をセットす
る。画像形成部13では、この変換完了情報の有無を判
断することで受信の有無を判断できることとなる。ここ
で、MFP1が画像情報を受信した場合には、ステップ
S6に進み、受信していない場合には、ステップS2に
戻る。
【0056】ステップS6では、受信画像処理、すなわ
ち受信画像データおよび送受信関連情報をMFP1の記
憶部14に記憶してユーザのパソコンに出力する。この
動作の詳細については、後述する。
【0057】図8は、上記のステップS4に対応する入
力画像処理を示すフローチャートである。この処理は、
ステップS3においてユーザのパソコンからの画像入力
が終了してS-RAM135に画像データが記憶されたタイ
ミング、すなわち画像の入力完了から本処理が開始す
る。
【0058】ステップS11では、入力画像データに電
子透かしとして埋込まれている送受信関連情報を抽出す
る。
【0059】ステップS12では、ステップS11で抽
出した送受信関連情報に対応する情報が、記憶部14の
HDD141に存在するかを判定する。これは、この送
受信関連情報に関連する情報がHDD141に格納され
ていれば、以前にネットワーク9を介して他のMFPか
ら受信した画像データが存在することが判明するためで
ある。そして、入力画像データに関連する受信画像デー
タの有無に応じて、以降の処理が異なることとなる。こ
こで、送受信関連情報に対応する情報がHDD141に
存在する場合には、ステップS13に進み、存在しない
場合には、ステップS16に進む。
【0060】ステップS13では、ステップS11で抽
出した送受信関連情報に対応する記憶部14内の受信画
像データと、ユーザのパソコンから入力された入力画像
データとを比較して差分を抽出する。
【0061】この比較方法は、画像データの1ドット毎
に比較する。具体的には、A4サイズの600*600
DPIのカラー画像の場合は、600*210/25.
4*600*297/25.4=34802529(少
数点以下切り下げ)ドット分の比較を行う。ここで、各
ドットは、レッド、グリーン、ブルー、判別情報で構成
されている(以下では(R,G,B,判別情報)で各ド
ットの情報を示す)。各パラメータ値については、Rが
0〜255、Gが0〜255、Bが0〜255、判別情
報が0または1となる整数の範囲で設定される。例え
ば、ドットが白色の場合は、(R,G,B,判別情報)
=(0,0,0、判別情報)となる。
【0062】そして、入力された画像とHDD141内
の受信画像とを比較した後、その差分を抽出する。この
差分抽出方法については、各ドットの情報(R,G,
B,判別情報)において、R,G,Bを比較し、異なる
部分(ドット)を差分情報として判別情報に1を設定する
処理が行われる。
【0063】ステップS14では、パソコンから入力さ
れた画像データと送受信関連情報とを記憶部14に記憶
する。この送受信関連情報には、送信先の情報が記載さ
れ、入力画像データに電子すかしの態様で埋込まれるこ
ととなる。
【0064】この送受信関連情報は、送信元MFP及び
送信先MFP等の製品シリアル番号、IPアドレスなど
のアドレス、その他識別番号などである。この送受信関
連情報は、連続する若しくは特定周期での複数ドットの
入力画像データに電子透かし態様で埋め込んでも良い
し、1ドットごとに入力画像データの中に含めても良
い。あるいは、上記判別情報に送受信関連情報を用いて
も良い。
【0065】ステップS15では、差分画像データと、
削除部分に対応する受信された画像データに関連する受
信関連情報とを送信する。具体的には、S-RAM135に
送信情報を格納し、送信準備できた旨をネットワークI
/F部15に通知することとなる。このように入力画像
データの一部となる差分画像データを送信することによ
り、通信情報量を削減できる。
【0066】なお、送信先のMFPでは、削除部分に関
連する送受信関連情報に対応した送信先のMFPが保有
する画像データを参照することで、ユーザが伝達したい
画像データを復元できることとなる。
【0067】ここでは、図6に示すように、事前に送信
先のMFP内に削除部分の画像データが格納されている
かを確認するのが好ましい。
【0068】ステップS16では、ステップS14と同
様に、パソコンから入力された入力画像データと送受信
関連情報とを記憶部14に記憶する。
【0069】ステップS17では、入力画像データと送
受信関連情報とを送信する。具体的には、S-RAM135
に送信情報を格納し、送信準備できた旨をネットワーク
I/F部15に通知することとなる。ここでは、送信先
のMFPが保有する画像データを利用できないため、入
力画像データ全部を送信し、伝達内容を確実に伝えるこ
ととする。
【0070】図9は、上記のステップS6に対応する受
信画像処理を示すフローチャートである。
【0071】この動作については、ネットワークI/F
部15がネットワーク9から受信した情報をMFP1で
処理できるフォームに変換し、変換した画像データをS-
RAM135に格納し、S-RAM135に変換完了情報がセッ
トされた時から開始される。
【0072】ステップS21では、受信した画像データ
と、それに電子透かしの情報として埋込まれている送受
信関連情報とを抽出し、記憶部14のHDD141に記
憶する。
【0073】ステップS22では、受信された受信画像
と、その送受信関連情報とをユーザのパソコンに送信出
力する。
【0074】図10は、ネットワークI/F部15の基
本的な動作を示すフローチャートである。
【0075】電源がオンされると、CPU151が制御
を行うための初期設定を行う(ステップS31)。
【0076】ステップS32では、他のMFPから受信
した画像データを画像形成部13が処理できるフォーム
に変換した画像の電子情報をS-RAM135に格納する処
理を行う。
【0077】ステップS33では、画像受信が完了した
か、すなわちステップS32での変換後の画像情報がS-
RAM135に格納されたかを判定する。ここで、画像受
信が完了した場合には、ステップS34に進み、完了し
ていない場合には、ステップS32に戻る。
【0078】ステップS34では、画像受信が完了した
旨の情報をS-RAM135に保存し、画像形成部13に画
像受信完了を通知する。
【0079】以上のMFP1の動作により、送信先が保
有する画像データを削除して送信を行うため、通信情報
量の削減ができる。
【0080】<変形例> ◎上記の実施形態については、追記された画像をユーザ
のパソコンからMFPに入力するのは必須でなく、追記
された画像原稿を画像読取り部で読取ることによりMF
Pに入力しても良い。
【0081】◎上記の実施形態においては、画像データ
及び送受信関連情報をMFPのHDDに記憶する例を示
したが、ユーザのパソコン等、MFPの外部装置のメモ
リに記憶しても、ネットワーク9の通信負荷を軽減でき
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3の発明によれば、受信画像情報の送信元と送信画
像情報の送信先とが実質的に同一である場合には、受信
画像情報に対応する部分を送信画像情報から削除して
信画像情報の一部を抽出して送信する。その結果、送信
先が保有する情報を利用することで通信情報量を削減で
きる。
【0083】特に、請求項2の発明においては、送信画
像情報の一部が送信画像情報と受信画像情報との差分画
像情報であるため、適切に送信情報を生成できる。
【0084】また、請求項3の発明においては、送信先
との予備通信を行うことにより送信先が受信画像情報を
有していると判定した場合に送信画像情報の一部を送信
するため、伝達したい情報を確実に伝えることができ
る。
【0085】また、請求項4の発明においては、受信し
た受信画像情報中に第1識別情報を含み、送信した送信
画像情報中に第2識別情報を含むため、受信画像と送信
画像とが混在する原稿においても、受信画像と送信画像
との部分管理が可能となる。
【0086】また、請求項5の発明においては、受信し
た受信画像情報中の第1識別情報、送信した送信画像情
報中の第2識別情報が画素毎に付与されているため、受
信画像と送信画像とが混在する原稿においても、受信画
像と送信画像との画素単位での管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るマルチファンクション
プロダクト1の外観を示す図である。
【図2】MFP1の機能ブロックを示す図である。
【図3】MFP1の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】MFP相互間における情報の流れを説明する図
である。
【図5】MFP相互間における情報の流れを説明する図
である。
【図6】送信先のMFPに削除部分に対応する画像デー
タがあるかを確認する動作を説明する図である。
【図7】MFP1の基本的な動作を示すフローチャート
である。
【図8】入力画像処理を示すフローチャートである。
【図9】受信画像処理を示すフローチャートである。
【図10】ネットワークI/F部15の基本的な動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】 1、2、3 マルチファンクションプロダクト(MFP) 12 画像読取り部 13 画像形成部 14 記憶部 15 ネットワークインターフェイス部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信手段を有する画像処理装置であっ
    て、 (a)受信した受信画像情報と、前記受信画像情報の送信
    元に係る第1識別情報とを記憶する記憶手段と、 (b)送信する送信画像情報、および前記送信画像情報の
    送信先に係る第2識別情報を入力する入力手段と (c) 前記第1識別情報と前記第2識別情報とを比較し、
    前記受信画像情報の送信元と前記送信画像情報の送信先
    とが実質的に同一である場合には、前記受信画像情報に
    対応する部分を前記送信画像情報から削除して、前記送
    信画像情報の一部を抽出する抽出手段と、(d) 前記送信画像情報の一部を送信する送信手段と、を
    備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記送信画像情報の一部は、前記送信画像情報と前記受
    信画像情報との差分画像情報であることを特徴とする画
    像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の画像処
    理装置において、 前記送信手段は、(d -1)前記第2識別情報を参照し前記送信先との予備通
    信を行うことにより、前記送信先が前記受信画像情報を
    有しているか否かを判定する判定手段と、(d -2)前記送信先が前記受信画像情報を有している場合
    に、前記送信画像情報の一部を送信する手段と、を有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の画像処理装置において、 受信した受信画像情報中に第1識別情報を含み、送信し
    た送信画像情報中に第2識別情報を含むことを特徴とす
    る画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の画像処理装置におい
    て、 受信した受信画像情報中の第1識別情報、送信した送信
    画像情報中の第2識別情報は、画素毎に付与されている
    ことを特徴とする画像処理装置。
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