JP6231141B2 - X線窓 - Google Patents
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Description
を形成することによって実現され得る。このような孔が、低い流れ抵抗(これは、例えば、孔の直径と、長さと、曲がり状態とに依存する)を有するならば、圧力差を非常に早く無くすことができる。即ち、中間の領域と減圧の領域とは、自由な連通状態にあり、同一の圧力を有すると言った方が適切である。
通路は、狭い及び細長いうちの少なくとも一方である。
通路は、分岐される。
通路は、入り組んでいる(曲がっている)。
通路の壁は、減圧の領域よりも低い温度で維持されている。
通路の内側は、粗面である。
通路の内側は、汚染物質沈着材料で被覆されている。
多孔質フィルタが、通路中に設けられている。
さらに、窓構成体200を囲うハウジング232部分は、低い熱伝導率の材料で構成され得る。所定の温度に前記窓要素224(若しくは窓要素224の一部分)を維持するために供給されることが必要なエネルギを少なくするために、第2の窓要素224から離れる熱流速が低くなることが望ましい。これは、窓構成体200が設けられた領域でX線源を冷却する必要性も軽減している。
以下に、出願当初の特許請求の範囲の請求項を、参考のために付記として記載します。
付記1
中間の領域(112;212)から周囲の圧力領域(114;214)を分離している第1のX線透過窓要素(122;222)と、
汚染物質が、減圧の領域に面している第2のX線透過窓要素(124;224;310)の側面に沈着することが予測され、減圧の領域(110;210)から前記中間の領域を分離している前記第2のX線透過窓要素と、
前記第2のX線透過窓要素に沈着された汚染物質を結果として蒸発するために少なくとも前記第2の窓要素の一部分の加熱に適用されている熱源(120)とを具備する自己クリーニングX線窓構成体(100;200)。
付記2
前記減圧の領域に面している前記第2の窓要素の側面は、導電性である付記1の自己クリーニングX線窓構成体。
付記3
前記中間の領域と前記減圧の領域とは、少なくとも部分的に連通状態である付記1若しくは2の自己クリーニングX線窓構成体。
付記4
前記汚染物質が、前記中間の領域へ到達することから妨げられるために、前記通路が、前記汚染物質を沈着させるように、前記中間の領域と前記減圧の領域とを連通している圧力均一の通路(230)をさらに具備する付記3の自己クリーニングX線構成体。
付記5
前記中間の領域における圧力が、前記減圧の領域よりも大きい付記1若しくは2の自己クリーニングX線構成体。
付記6
前記中間の領域における圧力が、前記減圧の領域と実質的に等しい付記1乃至4のいずれか1の自己クリーニングX線構成体。
付記7
熱膨張を許容するために、前記第2の窓要素が、余裕をもって装着されている付記1乃至6のいずれか1の自己クリーニングX線構成体。
付記8
前記第2の窓要素の少なくとも一部分が、200マイクロメータ以下、好ましくは100マイクロメータ以下、さらに好ましくは60マイクロメータ以下の厚さを有するグラッシーカーボンで構成されている付記1乃至7のいずれか1の自己クリーニングX線構成体。
付記9
前記熱源(120)は、少なくともセ氏500度の温度で前記第2の窓要素を維持するように動作され得る付記1乃至8のいずれか1の自己クリーニングX線構成体。
付記10
前記熱源(120)は、前記第2の窓要素のオーム加熱を発生するために第2の窓要素の伝導性部分の複数の領域の間に電圧を印加するための手段(426、428、430)を有する付記1乃至9のいずれか1の自己クリーニングX線構成体。
付記11
前記熱源は、赤外線源と、マイクロ波源と、レーザと、電子ビーム源と、の少なくとも1つを有する付記1乃至10のいずれか1の自己クリーニングX線窓構成体。
付記12
前記第2の窓要素の少なくとも境界部分(310)は、導電性液体を収容する容器(320、330)においてスリット(322、332)へ挿入されることによって装着されている付記10の自己クリーニングX線窓構成体。
付記13
第2の窓要素の境界部分の2つの対向した部分が、付記12で規定されているように装着されている付記12の自己クリーニングX線窓構成体。
付記14
ガス気密性のハウジング(444)と、
このハウジング内に設けられている電子源(450)と、
前記ハウジング内に設けられている液体ジェット電子ターゲット(434)と、
前記ハウジングの外壁に設けられている付記1乃至13のいずれか1の自己クリーニングX線窓構成体とを具備するX線源。
付記15
前記電子源(450)及び液体ジェット電子ターゲット(434)のための動作データに基づいて前記自己クリーニングX線窓構成体の熱源を制御するための制御装置をさらに具備する付記14のX線源。
Claims (9)
- 減圧の領域(110;210)から周囲の圧力の領域(114;214)を分離し、X線が前記減圧の領域から射出することを許容する自己クリーニングX線窓構成体であって、中間の領域(112;212)から前記周囲の圧力領域(114;214)を分離している第1のX線透過窓要素(122;222)と、
前記減圧の領域から前記中間の領域を分離している第2のX線透過窓要素であって、前記第2のX線透過窓要素は、当該第2のX線透過窓要素に沈着する汚染物質を受けるための側面を有し、前記側面は、前記減圧の領域に面している、前記第2のX線透過窓要素(124;224;310)と、
前記第2のX線透過窓要素に沈着された汚染物質を蒸発するために、前記第2のX線透過窓要素の少なくとも一部分を加熱するのに適用される熱源(120)とを具備し、
前記中間の領域は、ガス気密性に密封されており、前記中間の領域の圧力は、前記減圧の領域の圧力よりも高い、自己クリーニングX線窓構成体。 - 前記減圧の領域に面している前記第2のX線透過窓要素の側面は、導電性である、請求項1に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 熱膨張を許容するために、前記第2のX線透過窓要素の端部が、間隙を設けて装着されている、請求項1又は2に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 前記第2のX線透過窓要素の少なくとも一部分が、200マイクロメータ以下の厚さを有するグラッシーカーボンで構成されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 前記熱源(120)は、少なくともセ氏500度の温度で前記第2のX線透過窓要素を維持するように動作され得る、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 前記熱源(120)は、前記第2のX線透過窓要素のオーム加熱を発生するために前記第2のX線透過窓要素の伝導性部分の複数の領域の間に電圧を印加するための手段(426、428、430)を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 前記熱源は、赤外線源と、マイクロ波源と、レーザと、電子ビーム源と、の少なくとも1つを有する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
- 少なくとも1つのスリット(322、332)を備え、導電性液体を収容する容器(320、330)を更に具備し、
前記第2のX線透過窓要素の端部の少なくとも一端部は、前記少なくとも1つのスリットへ挿入されることによって装着されている、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の自己クリーニングX線窓構成体。 - 前記第2のX線透過窓要素の2つの対向した端部が、前記スリット(322、332)にそれぞれ装着されている、請求項8に記載の自己クリーニングX線窓構成体。
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