JP6231060B2 - 耐震性石積構造及び耐震性石積構造の施工方法 - Google Patents
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Description
即ち本発明に係る耐震性石積構造の第1の態様は、石積構造物を基礎コンクリート部を介して地盤に固定する耐震性石積構造であって、前記石積構造物は、積重された上下の石材相互が連結一体化され、該石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されており、前記基礎コンクリート部は、前記地盤に設けた打設凹部にコンクリートを打設して形成されており、該打設凹部の底部で、帯状の板が杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じられて形成されたスパイラル杭が前記地盤に埋設され、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分が前記底部の上方に突設され、該上端側部分が前記基礎コンクリート部に埋入されている。又前記アンカー部材が、前記石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置した状態で、該基礎コンクリート部に埋入されていることを特徴とするものである。該第1の態様において、積重された上下の石材相互が連結一体化されてなる石積構造物とは、該石積構造物が結果的に上下全長に亘って連結一体化されてなるものを意味する。この点、以下同様である。
(1) 本発明に係る耐震性石積構造は、積重された上下の石材相互が連結一体化されてなる石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されており、前記基礎コンクリート部は、地盤に設けた打設凹部にコンクリートを打設して形成されており、該打設凹部の底部で、帯状の板を杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じって形成されたスパイラル杭が地盤に埋設され、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分が前記底部で上方に突設され、該上端側部分が前記基礎コンクリート部に埋入されており、又前記アンカー部材が、前記石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置した状態で、該基礎コンクリート部に埋入されてなる構成を採用している。
2 石積構造物
3 基礎コンクリート部
4 地盤
6 石材
7 連結部材
7a 連結軸
7b 連結軸
9 下面部
10 アンカー部材
11 打設凹部
12 底部
13 帯状の板
15 スパイラル杭
16 上端側部分
17 上面部
20 納骨室
22 散骨用開口
23 散骨室
25 下部
26 下部
27 骨収容槽
29 上端開放部
30 略中央
32 支柱部材
33 軸挿通孔
63 支柱部材
129 収容孔形成型枠
117 骨収容槽形成型枠
122 鉄筋
123 配筋
142 窪み部
143 窪み部底部
Claims (11)
- 石積構造物を基礎コンクリート部を介して地盤に固定する耐震性石積構造であって、
前記石積構造物は、積重された上下の石材相互が連結一体化され、該石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されており、
前記基礎コンクリート部は、前記地盤に設けた打設凹部にコンクリートを打設して形成されており、該打設凹部の底部で、帯状の板が杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じられて形成されたスパイラル杭が前記地盤に埋設され、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分が前記底部の上方に突設され、該上端側部分が前記基礎コンクリート部に埋入されており、
又前記アンカー部材が、前記石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置した状態で、該基礎コンクリート部に埋入されていることを特徴とする耐震性石積構造。 - 石積構造物を基礎コンクリート部を介して地盤に固定する耐震性石積構造であって、
前記石積構造物は、積重された上下の石材相互が連結一体化され、該石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されており、
前記基礎コンクリート部は、前記地盤に設けた打設凹部にコンクリートを打設して形成されており、該打設凹部の底部の所要部位に、該底部を窪ませて窪み部が設けられてなり、
該窪み部の窪み部底部で、帯状の板が杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じられて形成されたスパイラル杭が前記地盤に埋設され、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分が前記窪み部底部で上方に突設されて前記底部の上方に延長されており、該上端側部分が、前記打設凹部と前記窪み部にコンクリートを打設して形成された前記基礎コンクリート部に埋入されており、
又前記アンカー部材が、前記石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置した状態で、該基礎コンクリート部に埋入されていることを特徴とする耐震性石積構造。 - 前記スパイラル杭は、前記基礎コンクリート部に埋入状態にある前記アンカー部材の近傍において前記地盤に埋設されている請求項1又は2記載の耐震性石積構造であって、前記アンカー部材は、前記下面部で下方に突出する垂直部を具えており、前記スパイラル杭はその杭軸線が、該垂直部の軸線を中心とした200〜700mmの範囲にある状態で前記地盤に埋設されていることを特徴とする耐震性石積構造。
- 前記スパイラル杭の螺旋状の上端側部分で、前記基礎コンクリート部に埋入されるアンカー杆が水平状態に突設されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の耐震性石積構造。
- 前記石積構造物は散骨室を具え、該散骨室の底面部に散骨用開口が設けられてなり、又、前記基礎コンクリート部の上面部で解放する骨収容槽が、前記地盤に埋設されており、前記散骨用開口が該骨収容槽の上端開放部に連通する如くなされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の耐震性石積構造。
- 前記石積構造物は散骨室を具え、該散骨室の底面部に散骨用開口が設けられてなり、前記基礎コンクリート部の上面部で解放する骨収容槽が、前記地盤に埋設されており、前記散骨用開口が該骨収容槽の上端開放部の略中央に連通する如くなされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の耐震性石積構造。
- 前記石積構造物の一つは、納骨壺を収納するための納骨室を内部に具える第1の石積構造物であり、前記石積構造物のもう一つは、底面部に散骨用開口が設けられてなる散骨室を内部に具える第2の石積構造物であり、該第1の石積構造物と該第2の石積構造物は隣り合っており、該第1の石積構造物と該第2の石積構造物は、夫々、積重された上下の石材相互が連結一体化され、夫々の石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されており、
前記骨収容槽は、前記第1の石積構造物の下部と前記第2の石積構造物の下部とに股がって地盤に埋設され、前記散骨用開口が該骨収容槽の上端開放部の略中央に連通する如くなされていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の耐震性石積構造。 - 石積構造物を基礎コンクリート部を介して地盤に固定する耐震性石積構造の施工方法であって、該石積構造物は、積重された上下の石材相互が連結一体化され、該石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されたものとなし、
コンクリート打設用の打設凹部を前記地盤に設け、該打設凹部の底部側に配筋を施し、該配筋を避けて、前記アンカー部材を収容する収容孔を形成するために収容孔形成型枠を設け、又、該配筋を避けて、前記打設凹部の底部で、帯状の板が杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じられて形成されたスパイラル杭を前記地盤に埋設し、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分が前記底部の上方に突設された状態となし、
その後、前記打設凹部にコンクリートを打設して前記基礎コンクリート部を形成した後、前記収容孔形成型枠を取り外して前記収容孔を形成し、該収容孔に所要量のモルタル又はコンクリートを入れた後、前記収容孔に前記アンカー部材を収容させながら前記石積構造物を吊り下ろし、該石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置状態とすることを特徴とする耐震性石積構造の施工方法。 - 石積構造物を基礎コンクリート部を介して地盤に固定する耐震性石積構造の施工方法であって、前記石積構造物は、積重された上下の石材相互が連結一体化され、該石積構造物の下面部でアンカー部材が突設されたものとなし、
コンクリート打設用の打設凹部を前記地盤に設け、該打設凹部の底部側に配筋を施し、該配筋を避けて、前記アンカー部材を収容する収容孔を形成するための収容孔形成型枠を設け、又、該配筋を避けて、前記打設凹部の底部の所要部位を窪ませて窪み部を設け、
該窪み部の窪み部底部で、帯状の板が杭軸線方向で連続的に螺旋状に捩じられて形成されたスパイラル杭を前記地盤に埋設し、該スパイラル杭の螺旋状の上端側部分を前記窪み部底部で上方に突出させて前記底部の上方に延長させ、
その後、前記打設凹部と前記窪み部にコンクリートを打設して前記基礎コンクリート部を形成した後、前記収容孔形成型枠を取り外して前記収容孔を形成し、該収容孔に所要量のモルタル又はコンクリートを打設した後、該収容孔に前記アンカー部材を収容させながら前記石積構造物を吊り下ろし、該石積構造物の下面部を前記基礎コンクリート部の上面部に載置状態とすることを特徴とする耐震性石積構造の施工方法。 - 前記スパイラル杭を、前記収容孔形成型枠の近傍において前記地盤に埋設する請求項8記載の耐震性石積構造の施工方法であって、前記スパイラル杭を、前記杭軸線が、前記収容孔形成型枠の軸線から200〜700mmの範囲にある状態で前記地盤に埋設することを特徴とする耐震性石積構造の施工方法。
- 前記スパイラル杭を、前記収容孔形成型枠の近傍において前記窪み部底部で地盤に埋設する請求項9記載の耐震性石積構造の施工方法であって、前記スパイラル杭を、前記杭軸線が、前記収容孔形成型枠の軸線から200〜700mmの範囲にある状態で、前記地盤に埋設することを特徴とする耐震性石積構造の施工方法。
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