JP2010261181A - 既成杭の杭頭補強用冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】カットオフされた高止まりした杭頭の補強として、杭頭補強鉄筋を配筋するにあたり、必要鉄筋間隔を容易に確保でき、効率よく必要となる増配筋を施工でき、杭内に打設したコンクリートからの荷重にも耐えることができる既成杭の杭頭補強用冶具を得る。
【解決手段】既成杭の中空内部に挿入されるキャップ部4と、このキャップ部4の上に着脱自在に立設される棒状部材5と、この棒状部材5の上部に着脱自在に連結され既成杭の杭頭に係止される落下防止板6とで補強用鉄筋の保持部材2を構成し、前記キャップ部4と落下防止板6との間に鉄筋籠を配設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、本発明はPC杭(PHC杭を含むプレストレストコンクリート杭系統)の杭頭補強用冶具に関するものである。
軟弱地盤の土地に構造物を構築する場合や高層建物を構築する場合には、地盤に複数本の杭を打設し、この杭の杭頭部に基礎を構築するが、場所打ち杭に比較して施工スピードがはやく、また、鋼管杭に比べて安価であることから、PC杭(既成杭)が広く使用されている。
打撃工法杭を主体とした、既成杭工法においては、支持層レベルの不陸を予想して、長めの既成杭を打設し、設計レベルより上で打ち止め、高止まりした杭頭を標準レベルにカット(カットオフ)しているが、既成杭は杭打ち時の衝撃荷重に弱く、杭上部に亀裂あるいは破損が生じやすいため、カットオフ後に補強鉄筋を配筋する必要がある。
杭頭補強鉄筋の配筋方法として、通常の施工であれば、従来は例えば、特許文献1に示すような既製のコンクリート止枠付杭頭補強鉄筋を杭頭にセットし、杭頭の補強を図っている。
しかしながら、前記のように高止まりした杭をカットオフした場合の補強としては、通常の施工の場合における補強では不十分であり、従来、これに対応するには、前記既製品のコンクリート止枠付杭頭補強鉄筋にさらに必要とされる鉄筋を増配筋して施工している。
特開2004−107928号公報
前記のように既製品の杭頭補強鉄筋に、さらに必要とされる補強鉄筋を配筋するにあたり、必要鉄筋間隔が確保できない場合がある。
また、カットオフにより必要となる増配筋などを既製の杭頭補強鉄筋に配筋するのでは効率がよくない。
カットオフにより必要な根入れ長さが増すことにより、従来のコンクリート止枠では強度が不足し、打設したコンクリートが既成杭の杭内部に落下する。かかる場合に、杭内に水が溜まっている場合は、打設したコンクリートが水を押し上げることになり、杭基礎周りのコンクリート品質を悪化させる可能性がある。
本発明は前記従来例の不都合を解消するものとして、カットオフされた高止まりした杭頭の補強として、杭頭補強鉄筋を配筋するにあたり、必要鉄筋間隔を容易に確保でき、効率よく必要となる増配筋を施工でき、杭内に打設したコンクリートからの荷重にも耐えることができる既成杭の杭頭補強用冶具を提供するものである。
請求項1記載の本発明は、既成杭の中空内部に挿入されるキャップ部と、このキャップ部の上に着脱自在に立設される棒状部材と、この棒状部材の上部に着脱自在に連結され既成杭の杭頭に係止される落下防止板とで補強用鉄筋の保持部材を構成し、前記キャップ部と落下防止板との間に鉄筋籠を配設することを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、補強用鉄筋の保持部材とは別体で鉄筋籠を製作することで、必要鉄筋間隔に応じた鉄筋籠をセットでき、また、鉄筋籠は別個に組み立てられるから容易に増配筋できる。
さらに、キャップ部は、棒状部材で落下防止板から吊下げられるから、十分な強度を確保でき、打設された上部コンクリート重量と衝撃荷重に耐えられる。
請求項2記載の本発明は、前記キャップ部は、既成杭の孔径にほぼ等しい径の底板と、この底板の上面に設置されるリング体とで構成することを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、キャップ部の径を既成杭の孔径にほぼ等しくすること、及び既製品(従来)に比べ強度が確実に確保され、打設したコンクリートが杭内部に落下することを防止できる。また、棒状部材はリング体に結合されることになるから、強度を確保できる。
請求項3記載の本発明は、前記キャップ部を、浮力体で構成すると共に浮力により鉄筋籠の保持部材を削減することを要旨とするものである。
請求項3記載の本発明によれば、打設したコンクリートが杭内部に落下することを浮力体が防止するから、コンクリートが水を押し上げることがなく、水とコンクリートとが混ざることによる品質悪化を防げる。
以上述べたように本発明の既成杭の杭頭補強用冶具は、カットオフされた高止まりした杭頭の補強として、杭頭補強鉄筋を配筋するにあたり、補強用鉄筋の保持部材とは別体で鉄筋籠を製作することにより、必要鉄筋間隔を容易に確保できるとともに、効率よく必要となる増配筋を施工でき、また、補強鉄筋の保持部材の底板であるキャップ部は鉄筋籠とは別に棒状部材で緊結されているから、杭内に打設したコンクリートからの荷重にも耐えることができるものである。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の既成杭の杭頭補強用冶具の実施形態を示す要部である補強用鉄筋の保持部材の斜視図、図2は同上要部のギャップ部の平面図、図3は保持部材に鉄筋籠を取付けた状態の平面図で、本発明の既成杭の杭頭補強用冶具は、鉄筋籠1と、鉄筋籠1の保持部材2とで構成される。図中3はPC杭、PHC杭などの既成杭を示す。
保持部材2は、図1に示すように既成杭3の中空内部に挿入されるキャップ部4と、このキャップ部4の上に着脱自在に立設される棒状部材5と、この棒状部材5の上部に着脱自在に連結され既成杭3の杭頭に係止される落下防止板6とで構成される。
保持部材2をさらに詳細に説明すると、キャップ部4は、既成杭3の孔径にほぼ等しい径の円板状の底板4aと、この底板4aの上面に溶接により固定されるFBリングによるリング体4bとで構成される。
落下防止板6は、一対の細長板体であり、既成杭3の杭頭に載置可能な長さを備える。
前記キャップ部4と落下防止板6とは棒状部材5で連結されるが、リング体4bの内側と落下防止板6の内側とにそれぞれ袋ナット7を溶接により取り付け、この袋ナット7に棒状部材5の端部に形成したネジ部を螺合する。これにより、棒状部材5によりキャップ部4と落下防止板6とが着脱自在に連結されることとなる。
鉄筋籠1は、図3に示すようにキャップ部4と落下防止板6との間に配設されるもので、主筋1aとフープ筋1bとで構成され、保持部材2とは別体のものとして製作可能であり、必要鉄筋間隔に応じた鉄筋籠1の製作が可能である。
カットオフした既成杭3の杭頭をかかる杭頭補強用冶具を使用して補強するには、必要鉄筋間隔に応じた鉄筋籠1を製作して保持部材2にセットする。これにより必要とされる補強鉄筋の配筋が可能となり、しかも、保持部材2とは別体で鉄筋籠1を製作するから、工場、現地にて保持部材2に組み立てることができ、システム化でき施工効率が向上する。
底板4aに鉄筋籠1をセットする。一方、落下防止板6に棒状部材5の上端を取付けるとともに、棒状部材5の下端をリング体4bに取り付け、リング体4bを底板4aに固定する。
そして、鉄筋籠1および保持部材2を既成杭3の中空内部に吊り込み、落下防止板6を杭頭に係止する。
この状態で杭孔内にコンクリートを打設する。この場合、カットオフにより必要な根入れ長さが増しても、底板4aは棒状部材5で緊結されているから、打設された上部コンクリート重量と衝撃荷重を支えるのに十分な強度を確保できる。
また、底板4aは既成杭3の孔径にほぼ等しい径であるから、打設したコンクリートが杭内部に落下することは少ない。よって、杭内部に水が溜まっている場合でも、コンクリートが水を押し上げることがなく、水とコンクリートが混ざることによる品質悪化を防げる。
図4は、キャップ部4を発泡スチロールなどを材質とする浮力体8で構成するもので、この浮力体8の上に鉄筋籠1をセットする。この場合、浮力体8がフロート兼コンクリート留めとなり、さらに構造が簡単なものとなり施工効率がアップし、コストの低減も図れる。
本発明の既成杭の杭頭補強用冶具の実施形態を示す要部である保持部材の斜視図である。 本発明の既成杭の杭頭補強用冶具の要部であるキャップ部の平面図である。 本発明の既成杭の杭頭補強用冶具の実施形態を示す保持部材に鉄筋籠を取付けた状態の平面図である。 本発明の既成杭の杭頭補強用冶具の実施形態を示す他の例のキャップ部を取付けた説明図である。
1 鉄筋籠 1a 主筋
1b フープ筋 2 保持部材
3 既成杭 4 キャップ部
4a 底板 4b リング体
5 棒状部材 6 落下防止板
7 袋ナット 8 浮力体

Claims (3)

  1. 既成杭の中空内部に挿入されるキャップ部と、このキャップ部の上に着脱自在に立設される棒状部材と、この棒状部材の上部に着脱自在に連結され既成杭の杭頭に係止される落下防止板とで補強用鉄筋の保持部材を構成し、前記キャップ部と落下防止板との間に鉄筋籠を配設することを特徴とする既成杭の杭頭補強用冶具。
  2. 前記キャップ部は、既成杭の孔径にほぼ等しい径の底板と、この底板の上面に設置されるリング体とで構成する請求項1記載の既成杭の杭頭補強用冶具。
  3. 前記キャップ部は、浮力体で構成する請求項1記載の既成杭の杭頭補強用冶具。
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