JP6230748B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮映像に含まれる動きベクトルを用い、画像のエッジ成分を検出する画像処理装置に関するものである。
画像のエッジ(輪郭)検出技術は、画像認識などに用いられる特徴量検出の手段として広く知られている。一般にエッジ検出は、画像の輝度勾配が極値を取る画素をエッジとする手法が知られている。また、ノイズの影響をなくすため、事前処理としてSobelフィルタなどの平滑化処理をかけることが多い。
一方、デジタルカメラなどで撮影された動画像は、容量圧縮のため符号化して保存される。符号化手段として、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)−VIDEOに採用されているMPEG−2(Moving Picture Expert Group)と呼ばれる方式や、携帯端末向けの地上デジタル放送(ワンセグ放送)やBlu−ray(登録商標) Diskに採用されている方式であるH.264方式などがある。これら符号化手段では、画像フレーム間の類似性を利用した動き補償による圧縮方法がとられており、符号化画像信号にはフレーム間で類似する箇所の位置関係を表す動きベクトルと、差分値が含まれている。
符号化された動画像に対してエッジを検出する場合、符号化画像信号を復号し、同様の処理をかける必要がある。例えば、特許文献1では実画像の輝度信号に対して勾配を求め、画像のエッジを検出する方法が開示されている。
特開平8−329252号公報
従来技術では、フィルタ処理、勾配計算に係る計算処理の多さから、計算処理能力の高い画像処理装置が求められていた。また、符号化画像信号に対してエッジ処理をかける場合、復号処理の後に勾配計算等の処理をかける必要があったため、計算負荷や処理遅延が大きいという課題がある。
本発明は、係る課題を解決するためのものであり、画像の符号化過程、あるいは、復号過程で発生する動きベクトルを活用したエッジ検出の実現を目的とする。
この発明に係る画像処理装置は、
符号化画像信号の動きベクトルが入力され、この動きベクトルから画像の動きに関する情報をマクロブロックごとに計算する動きベクトル処理部と、
前記動きベクトル処理部で計算した情報のうち予め定められた情報を持つ動きベクトルを通過する動きベクトルフィルタと、
前記動きベクトル処理部に入力される符号化画像信号のフレーム数をカウントし、カウント数が予め定められたフレーム数に達したとき、カウント終了信号を出力するフレームカウンタと、
前記動きベクトルフィルタで通過した動きベクトルの頻度を、前記予め定められたフレーム数にわたって前記マクロブロックごとに積算する頻度カウンタと、
前記フレームカウンタが出力する前記カウント終了信号を受信したとき、前記頻度カウンタで前記マクロブロックごとに積算された頻度が閾値を超えているか否かを判定し、超えていた場合に当該マクロブロックをエッジと判断するエッジ判定器と、
を備えたことを特徴とするものである。
この発明によれば、画像符号化時、あるいは画像復号時に発生する動きベクトルをエッジ検出に活用することで、従来技術の勾配計算やフィルタ処理に係る計算処理が不要になることから、処理負荷の軽減や処理遅延の短縮を実現できる。
この発明の実施の形態1による画像処理装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による画像処理装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による画像処理装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態2における偏角計算部及び偏角フィルタの動作原理について示す図である。 この発明の実施の形態2による画像処理装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による画像処理装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による画像処理装置の処理内容を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による画像処理装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による画像処理装置の処理内容を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る画像処理装置の一例を示す構成図である。図1において、101は動きベクトル処理部であるノルム計算部、102は動きベクトルフィルタであるノルムフィルタ、103は頻度カウンタ、104はフレームカウンタ、105はエッジ判定器である。これらの図1の画像処理装置を構成する各要素は、それぞれコンピュータにおけるプロセッサやメモリなどのハードウェアで実現できる。
圧縮画像である符号化画像信号にはフレーム間で類似する箇所の位置関係を表す動きベクトルと、差分値が含まれている。動きベクトルは、フレーム間の画像の動きを表す有向量であり、圧縮画像の符号化過程で算出される。ノルム計算部101には、フレーム単位での動きベクトルが入力される。ノルム計算部101は、入力された動きベクトルの情報であるノルムを符号化画像信号の各マクロブロック毎に計算し、ノルムフィルタ102へ出力する。ノルムは、動きベクトルの大きさを表すものであり、フレーム間で類似する箇所の画像の動きの大きさを表す。このノルムは、画素単位を用いて数値化することができる。ノルムにはユークリッドノルム、最大値ノルムなど種々のものがあるが、どのようなものでも用いることができる。また、計算されたノルムの値を四捨五入などして整数値で表すようにしてもよい。
ノルムフィルタ102は、ノルム計算部101で計算されたノルムの値が、予め定められた情報である予め定められた基準値以下(例えば1以下)であるか否かを判定し、判定結果を頻度カウンタ103へ出力する。頻度カウンタ103は、ノルムフィルタ102からの入力に対して、判定が真である頻度を該当する動きベクトルが位置するマクロブロック毎に積算し、この頻度をエッジ判定器105へ出力する。また、フレームカウンタ104から予め定められた積算枚数(例えば600枚)を超えたという通知を受けた場合、一定枚数分のフレームについて積算が完了したとして、頻度のカウンタ値をリセットする。
フレームカウンタ104は、入力されるフレームの入力数をカウントし、入力数が予め定められた積算枚数に達した場合、頻度カウンタ103及びエッジ判定器105へカウント終了信号の通知を行う。エッジ判定器105は、フレームカウンタ104から予め定められた積算枚数を超えたというカウント終了信号の通知を受けた場合、頻度カウンタ103の出力値を参照する。そして、各マクロブロック毎に積算された頻度の値が予め定められた閾値(例えば500)を上回るかどうかを判定し、判定結果を出力する。
画像のエッジ(輪郭)部分では、画像のフレーム間で微小な動きが生じる。この微小な動きは、撮像系の光学系ノイズなどに起因するものと考えられる。この微小な動きは、符号化画像信号において、ノルムの小さな動きベクトルとして現れる。したがって、ノルムの小さな動きベクトルを検出することにより、動きベクトルを用いて画像のエッジを検出できる。
したがって、エッジ判定器105からの判定結果の出力に基づいて、画像のエッジを検出できる。
図2はこの発明の実施の形態1による画像処理装置における処理内容を示すフローチャートである。
以下、図2を用いてこの発明の実施の形態1に係るエッジ検出の流れを説明する。
ノルム計算部101は、フレーム単位で入力された動きベクトルのノルムを計算し、ノルムフィルタ102に出力する(ST201)。ノルムフィルタ102は、ノルム計算部101より入力されたノルムが、予め定められた基準値以下かどうかを判定し、判定結果を頻度カウンタ103へ出力する(ST202)。頻度カウンタ103は、ノルムフィルタ102の出力が基準値を下回っていた場合、動きベクトルが位置するマクロブロックにおけるノルムフィルタ102の判定回数を加算する(ST203)。
その後、フレームカウンタ105は自身のカウンタを更新し、入力されたフレーム数を記録する(ST204)。フレームカウンタ105のカウンタ値が予め定められた積算枚数以下である場合は、次のフレームにおける動きベクトルに対する処理に移る(ST205)。フレームカウンタ105の値が予め定められた積算枚数を超えた場合、頻度カウンタ103の頻度が閾値を超えているかどうかを判断し(ST206)、閾値を超えていた場合、その動きベクトルが位置するマクロブロックをエッジであるとみなし、エッジ位置を出力する(ST207)。
以上のように、実施の形態1による画像処理装置は、撮像系の光学系ノイズに起因するノルムの小さな動きベクトルを活用することにより、符号化画像信号からのエッジ検出が可能になる。
実施の形態2.
図3は、この発明の実施の形態2に係る画像処理装置の一例を示す構成図である。図3において、301は動きベクトル処理部である偏角計算部、302は動きベクトルフィルタである偏角フィルタ、303は頻度カウンタ、304はフレームカウンタ、305はエッジ判定器である。これらの図3の画像処理装置を構成する各要素は、それぞれコンピュータにおけるプロセッサやメモリなどのハードウェアで実現することができる。
偏角計算部301には、フレーム単位で動きベクトルが入力される。偏角計算部301は、フレーム単位で入力された動きベクトルの情報である偏角を計算し、偏角フィルタ302へ計算結果を出力する。偏角は、動きベクトルの方向を表すものであり、フレーム間で類似する箇所の画像の動きの方向を表す。この偏角を用いて、水平方向、垂直方向、対角方向などを表すことができる。水平方向と垂直方向を合わせて軸方向と呼ぶ。角度を用いれば、水平方向は0度、180度などと、垂直方向は90度、270度などと表すことができ、対角方向は、45度、135度、225度、315度などと表すことができる。
偏角フィルタ302は、偏角計算部301で計算した偏角が、予め定められた情報である対角方向(45度、135度、225度、315度)あるいは軸方向(0度、90度、180度、270度)であるかを判定し、判定結果を頻度カウンタ303へ出力する。頻度カウンタ303は、偏角フィルタ302からの入力に対し、判定が真である頻度を該当する動きベクトルが位置するマクロブロック毎に積算し、エッジ判定器305へ出力する。また、フレームカウンタ304から予め定められた積算枚数(例えば600枚)を超えたというカウント終了信号の通知を受けた場合、一定枚数分のフレームについて積算が完了したとして、カウンタ値をリセットする。
フレームカウンタ304は、入力されるフレームの入力数をカウントし、入力数が予め定められた積算枚数に達した場合、頻度カウンタ303及びエッジ判定器305へ判定結果を通知する。エッジ判定器305は、フレームカウンタ304から予め定められた積算枚数を超えたというカウント終了信号の通知を受けた場合、頻度カウンタ303の出力値を参照し、各マクロブロック毎に積算された値が閾値(例えば500)を上回るかどうかを判定し、判定結果を出力する。
実施の形態2における偏角フィルタ302は、実施の形態1におけるノルムフィルタ102のように、基準値以下(例えば1以下)の動きベクトルをフィルタリングすることと同様の効果を持つことを特徴としており、以下、その内容について説明する。
動きベクトルは整数精度の値を持つ2次元量で表すこともでき、整数で離散化された画素空間において、そのノルムは第1象限で図4のように分布する。図4に示すノルムは、動きの大きさを四捨五入して整数化したユークリッドノルムで表したものである。図4のように、例えばノルム1に相当する画素の偏角は0度、45度、90度の3パターンであり、軸方向と対角方向のみが存在する。例えばノルム9に相当する画素であれば、画素の偏角は18パターン存在し、軸方向や対角方向となるのは一部のパターンのみである。これは第1象限に限らず全象限について同様である。すなわち、動きベクトルの偏角のうち軸方向と対角方向を選択することは、確率的にノルムの小さい動きベクトルを選択することになる。したがって、動きベクトルに対し軸方向、あるいは、対角方向の偏角フィルタを通すことにより、偏角フィルタ以降に入力する動きベクトルのノルムを実質的に制限することができる。
画像のエッジ(輪郭)部分では、画像のフレーム間で微小な動きが生じる。この微小な動きは、撮像系の光学系ノイズなどに起因するものと考えられる。この微小な動きは、符号化画像信号において、偏角が軸方向や対角方向である動きベクトルとして現れやすい。したがって、偏角が軸方向や対角方向である動きベクトルを検出することにより、動きベクトルを用いて画像のエッジを検出できる。
したがって、エッジ判定器305からの判定結果の出力に基づいて、画像のエッジを検出できる。
図5はこの発明の実施の形態2による画像処理装置におけるフローチャートである。以下、図5を用いてこの発明の実施の形態2に係るエッジ検出の流れを説明する。
偏角計算部301は、フレーム単位で入力された動きベクトルの偏角を計算し、偏角フィルタ302に出力する(ST501)。偏角フィルタ302は、偏角計算部301より入力された偏角が、軸方向、または、対角方向であるかどうかを判定し、判定結果を頻度カウンタ303へ出力する(ST502)。頻度カウンタ303は、偏角フィルタ302の判定結果が真であった場合、動きベクトルが位置するマクロブロックにおける偏角フィルタ302の判定回数を加算する(ST503)。
その後、フレームカウンタ305は自身のカウンタを更新し、入力されたフレーム数を記録する(ST504)。フレームカウンタ305のカウンタ値が予め定められた積算枚数以下である場合は、次のフレームの動きベクトルに対する処理に移る(ST505)。フレームカウンタ305の値が予め定められた積算枚数を超えた場合、頻度カウンタ303の値が閾値を超えているかどうかを判断し(ST506)、閾値を超えていた場合、その動きベクトルが位置するマクロブロックをエッジとみなし、エッジ位置を出力する(ST507)
なお、本実施の形態では、偏角が軸方向や対角方向である動きベクトルをカウントし、エッジの判定に利用する例を示したが、軸方向のみ、対角方向のみ、あるいは、それ以外の偏角や、それらの組み合わせを用いてエッジの判定に用いることもできる。
以上のような構成を備えているので、実施の形態2による画像処理装置は、撮像系の光学系ノイズに起因する軸方向や対角方向などの特定の偏角を持つ動きベクトルを活用することにより、符号化画像信号からのエッジ検出が可能になる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3に係る画像処理装置の一例を示す構成図である。図6において、601はノルム計算部、602はノルムフィルタ、603は頻度カウンタ、604はフレームカウンタ、605はエッジ判定器、606は置き去り判定部である。
ノルム計算部601、ノルムフィルタ602、頻度カウンタ603、フレームカウンタ604、エッジ判定器605については、実施の形態1におけるノルム計算部101、ノルムフィルタ102、頻度カウンタ103、フレームカウンタ104、エッジ判定器105と同一であるため説明を省略する。
置き去り判定部606は、エッジ判定器605により継続してエッジであると判定してエッジを検出した時間をマクロブロック毎に記録し、一定時間継続して検出されたマクロブロックが存在する場合、一時的に留置された置き去り物が存在するとして検知結果を出力する。ただし、このとき、ある閾値以上にわたり長時間継続してエッジと判定したマクロブロックを背景成分として検知対象から除外することで、正確な置き去り検知を実現する。すなわち、置き去り判定部606は、エッジ判定器605が継続してエッジと判断してエッジを検出した時間をマクロブロックごとに記録し、検出した時間が予め定められた時間の範囲内となったとき、当該マクロブロックに対応する箇所を置き去り物と判定し、判定結果を出力する。
本発明の実施の形態3では、置き去り判定部606は、一定期間にわたってノルムの小さな動きベクトルの発生頻度を記録する。このとき、エッジ判定器605によって一定時間継続してエッジと判定された箇所は、一定期間以上留置された被写体、すなわち、置き去り物であると判断できる。
図7は、この発明の実施の形態3による画像処理装置におけるフローチャートである。以下、図7を用いてこの発明の実施の形態3に係る置き去り物検知の流れを説明する。
ノルム計算部601は、フレーム単位で入力された動きベクトルのノルムを計算し、ノルムフィルタ602に出力する(ST701)。ノルムフィルタ602は、ノルム計算部601より入力されたノルムが、予め定められた基準値以下かどうかを判定し、判定結果を頻度カウンタ603へ出力する(ST702)。頻度カウンタ603は、ノルムフィルタ602の出力が基準値を下回っていた場合、動きベクトルが位置するマクロブロックにおけるノルムフィルタ602の判定回数を加算する(ST703)。
その後、フレームカウンタ605は自身のカウンタを更新し、入力されたフレーム数を記録する(ST704)。フレームカウンタ605のカウンタ値が予め定められた積算枚数以下である場合は、次の動きベクトルに対する処理に移る(ST705)。フレームカウンタ605の値が予め定められた積算枚数を超えた場合、頻度カウンタ603の値が閾値を超えているかどうかを判断し(ST706)、閾値を超えていた場合、その動きベクトルが位置するマクロブロックをエッジであるとみなし、エッジ位置を出力する(ST707)。置き去り検知部606は、エッジ判定部605により、各マクロブロックが継続してエッジであると判定されている時間を記録し、継続してエッジと判定したマクロブロックが存在する場合、置き去り物があるとみなして、検知結果を出力する。また、長時間にわたってエッジと判定したマクロブロックは背景とみなし、置き去り物検知の対象から除外することで、正確な置き去り物検知を実現する。
以上のような構成を備えているので、実施の形態3による画像処理装置は、撮像系の光学系ノイズに起因するノルムの小さな動きベクトルの検出時間を活用することにより、符号化画像信号から置き去り物の検知が可能になる。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4に係る画像処理装置の一例を示す構成図である。図8において、801は偏角計算部、802は偏角フィルタ、803は頻度カウンタ、804はフレームカウンタ、805はエッジ判定器、806は置き去り判定部である。
偏角計算部801、偏角フィルタ802、頻度カウンタ803、フレームカウンタ804、エッジ判定器805については、実施の形態2における偏角計算部301、偏角フィルタ302、頻度カウンタ303、フレームカウンタ304、エッジ判定器305と同一であるため説明を省略する。
置き去り判定部806は、エッジ判定器805により継続してエッジであると判定した時間をマクロブロック毎に記録し、一定時間継続して検出されたマクロブロックが存在する場合、一時的に留置された置き去り物が存在するとして検知結果を出力する。また、長時間継続してエッジと判定したマクロブロックを、背景成分として検知対象から除外することで、正確な置き去り検知を実現する。すなわち、置き去り判定部806は、エッジ判定器805が継続してエッジと判断してエッジを検出した時間をマクロブロックごとに記録し、検出した時間が予め定められた時間の範囲内となったとき、当該マクロブロックに対応する箇所を置き去り物と判定し、判定結果を出力する。
本発明の実施の形態4では、一定期間にわたってノルムの小さな動きベクトルの発生頻度を記録する必要があるため、エッジ判定器805によってエッジと判定された箇所は、一定期間以上留置された被写体、すなわち、置き去り物であると判断できる。
図9はこの発明の実施の形態4による画像処理装置におけるフローチャートである。以下、図9を用いてこの発明の実施の形態4に係る置き去り物検出の流れを説明する。
偏角計算部801は、フレーム単位で入力された動きベクトルの偏角を計算し、偏角フィルタ802に出力する(ST901)。偏角フィルタ802は、偏角計算部801より入力された偏角が、軸方向、または、対角方向であるかどうかを判定し、判定結果を頻度カウンタ803へ出力する(ST902)。なお、偏角の判定は軸方向や対角方向以外の角度を用いることもできる。頻度カウンタ803は、偏角フィルタ802の判定結果が真であった場合、動きベクトルが位置するマクロブロックにおける偏角フィルタ802の判定回数を加算する(ST903)。
その後、フレームカウンタ805は自身のカウンタを更新し、入力されたフレーム数を記録する(ST904)。フレームカウンタ805のカウンタ値が予め定められた積算枚数以下である場合は、次の動きベクトルに対する処理に移る(ST905)。フレームカウンタ805の値が予め定められた積算枚数を超えた場合、頻度カウンタ803の値が閾値を超えているかどうかを判断し(ST906)、閾値を超えていた場合、その動きベクトルが位置するマクロブロックをエッジとみなし、エッジ位置を出力する(ST907)
以上のような構成を備えているので、実施の形態4による画像処理装置は、撮像系の光学系ノイズに起因する特定の偏角を持つ動きベクトルの検出時間を活用することにより、符号化画像信号から置き去り物の検知が可能になる。
以上のように、本発明にかかる画像処理装置は、符号化された動画像に対してエッジを検出する装置や、置き去り物を検知する装置などに適用できる。
101 ノルム計算部、102 ノルムフィルタ、103 頻度カウンタ、104 フレームカウンタ、105 エッジ判定器、301 偏角計算部、302 偏角フィルタ、303 頻度カウンタ、304 フレームカウンタ、305 エッジ判定器、601 ノルム計算部、602 ノルムフィルタ、603 頻度カウンタ、604 フレームカウンタ、605 エッジ判定器、606 置き去り判定部、801 偏角計算部、802 偏角フィルタ、803 頻度カウンタ、804 フレームカウンタ、805 エッジ判定器、806 置き去り判定部。

Claims (5)

  1. 符号化画像信号の動きベクトルが入力され、この動きベクトルから画像の動きに関する情報をマクロブロックごとに計算する動きベクトル処理部と、
    前記動きベクトル処理部で計算した情報のうち予め定められた情報を持つ動きベクトルを通過する動きベクトルフィルタと、
    前記動きベクトル処理部に入力される符号化画像信号のフレーム数をカウントし、カウント数が予め定められたフレーム数に達したとき、カウント終了信号を出力するフレームカウンタと、
    前記動きベクトルフィルタで通過した動きベクトルの頻度を、前記予め定められたフレーム数にわたって前記マクロブロックごとに積算する頻度カウンタと、
    前記フレームカウンタが出力する前記カウント終了信号を受信したとき、前記頻度カウンタで前記マクロブロックごとに積算された頻度が閾値を超えているか否かを判定し、超えていた場合に当該マクロブロックをエッジと判断するエッジ判定器と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記動きベクトル処理部は前記動きベクトルのノルムを計算するノルム計算部であり、
    前記動きベクトルフィルタは前記ノルムのうち予め定められた値以下のノルムを持つ動きベクトルを通過するノルムフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記動きベクトル処理部は前記動きベクトルの偏角を計算する偏角計算部であり、
    前記動きベクトルフィルタは前記偏角のうち予め定められた値の偏角を持つ動きベクトルを通過する偏角フィルタであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記予め定められた値の偏角は対角方向および軸方向の偏角であることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記エッジ判定器が継続してエッジと判断してエッジを検出した時間をマクロブロックごとに記録し、前記検出した時間が予め定められた時間の範囲内となったとき、当該マクロブロックに対応する箇所を置き去り物と判定し、判定結果を出力する置き去り判定部、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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