JP6230361B2 - 鉄道レールの導体固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道レールの導体固定具に関するものである。
鉄道レール(以下、レールという)には、例えば、軌道回路に用いられる導体やレール同士を導体接続するための導体等がレールの腹部に溶接される場合がある。これらの導体は、レール上を列車が通過する際に発生する振動の負荷により溶接部が分離脱落して断線を生じないようするために、導体固定具によって補強的に保持されている。
図12〜図14に示すように、従来の導体固定具100は、レール底部をレール幅方向の両側から把持する把持部110と、把持部110の一端部からレール腹部側に延出された延出部130と、延出部130の先端部に設けられた保持部120とから構成されている。
上記導体固定具100の把持部110は、その両端部111,112がレール底部の両側部を保持する様に立ち上がった鈎状に形成されている。そして、一方の端部112はレール腹部の近傍まで延出された延出部130に連なっており、当該延出部130の先端部に保持部120が形成されている。
保持部120は、延出部130の先端部から屈曲して立ち上げられると共に、レール腹部に対向する凹部121が形成されている。そして、導体固定具100では、この凹部121の内側に導体を配した状態でレール腹部側に押圧して当該導体の保持を行っていた(例えば、非特許文献1参照)。
FPCI銅テルミット溶接ボンドカタログ、古河パワーコンポーネンツ株式会社、2010年11月30日発行
ところで、レールに対して複数種類の導体を取り付ける場合があり、また、回路等の動作の確実性を確保するために、予備の配線を含む二本の導体を接続する場合がある。
しかしながら、上記導体固定具100は、導体を保持する保持部120が凹部121を一つしか備えていないので、導体を一本しか保持することができなかった。
このため、複数の導体を上記従来の導体固定具100で保持する場合には、導体毎に個別に導体固定具を用意して保持しなければならなかった。
しかしながら、レールに対する導体の接続作業や導体固定具の取り付け作業は、鉄道が運行してない限られた時間内で行わなければならないこと、導体固定具を取り付けるための適当な場所が限られることから、取り付けを行う導体固定具の個体数が増加することは作業を困難なものとしていた。
本発明は、複数の導体を保持することが可能な導体固定具を提供することを、その目的とする。
本発明は、鉄道レールのレール底部の底面側に取り付けられ、前記レール底部を把持する把持部と、当該把持部から前記レール底部の上面側をレール腹部側に向かって延出された延出部と、前記延出部の先端部から屈曲して立ち上げられ、導体を保持する保持部とを備え、前記保持部に導体を保持する凹部を上下に並べて複数形成したことを特徴とする。
上記鉄道レールの導体固定具は、保持部が上下に並んだ複数の凹部を有するので、複数の導体を上下に並べて保持することが可能となる。
また、上記発明では、前記複数の凹部を下側のものほど窪みが深くなるように形成されている
上記構成の場合には、下側の凹部を外径の大きな導体、上側の凹部を外径の小さな導体の保持に使用することで、使い分けることができる。そして、このように使い分けを行うことにより、上下に並んだそれぞれの凹部について、導体の保持圧を適度に分散して各凹部の保持圧を確保することが可能となる。
また、上記発明において、前記保持部は、前記レール腹部側に向かって傾斜する構成としても良い。
上記構成の場合には、鉄道レールに装着したときに、保持圧の低下を生じ易い上側の凹部に対して十分な保持圧を確保することが可能となる。
また、上記発明において、前記延出部と前記保持部との開き角度を、前記レール底部の上面と前記レール腹部との開き角度よりも大きくしても良い。
上記構成の場合には、下側の凹部で導体を保持した場合でも、上側の凹部がレール腹部側に倒れ込んだ姿勢となり、上側の凹部における導体の保持圧も確保することが可能となる。
また、上記発明において、前記導体固定具を、前記鉄道レールに装着したときに、前記延出部の延出端部が前記レール底部及び前記レール腹部に接触せず、前記保持部が前記レール腹部に接触するように形成しても良い。
上記構成の場合には、延出部に基づく保持圧と保持部に基づく保持圧とが保持部に作用し、導体をしっくりと保持することが可能となる。
また、上記発明において、前記導体固定具の全体を弾性を有する線材から形成する構成としても良い。
この場合には、製造が容易となり、生産性の高い導体固定具を提供することが可能となる。
また、上記発明において、前記保持部を、矩形の枠状に成形した前記線材から形成しても良い。
こうすると、矩形の水平部を利用して導体を結束バンドで補強的に固定することが容易となり、より強固に導体を保持することが可能となる。
以上のように、本発明によれば、複数の導体を保持することが可能な導体固定具を提供することができる。
この導体固定具によれば、鉄道レールに取り付けを行う導体固定具の個体数を低減することができ、取り付け場所が少ない場合や、作業時間が少ない場合でも、導体の補強的固定作業を円滑にできる。
発明の実施形態に係る導体固定具により鉄道レールに沿って二本の導体を保持した状態を示す斜視図である。 鉄道レールに装着してない状態の導体固定具を示す正面図である。 鉄道レールに装着した状態の導体固定具を示す正面図である。 鉄道レールに装着してない状態の導体固定具を示す側面図である。 鉄道レールに装着してない状態の導体固定具を示す平面図である。 鉄道レールに装着し、二本の導体を保持した状態の導体固定具を示す正面図である。 鉄道レールに装着し、上側の導体について図6よりも大径の導体を保持した状態の導体固定具を示す正面図である。 鉄道レールに装着し、上側のみ一本の導体を保持した状態の導体固定具を示す正面図である。 鉄道レールに装着し、下側のみ一本の導体を保持した状態の導体固定具を示す正面図である。 導体固定具が小径の二本の導体を結束バンドで補助しつつ保持した状態を示す斜視図である。 鉄道レールに装着した状態の導体固定具の他の例を示す正面図である。 従来の導体固定具の正面図である。 従来の導体固定具の側面図である。 従来の導体固定具の平面図である。
[発明の実施形態の概要]
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1に示すように、鉄道レール(以下、単にレールという)90のレール腹部91には、軌道回路の通電或いは信号検出、レール同士の導体接続等の種々の目的のために複数の導体が接続される。図1では二本の導体81,82が接続されている場合を例示する。
各導体81,82は各々が先端部に接続端子を備え、銅テルミット溶接によりレール腹部91に接続されている。各導体81,82の先端部は、上下方向及びレール長手方向について互いに異なる位置に接続されており、それぞれの接続位置からレール90に沿って上下に並んだ状態で導体固定具10により保持されている。
[導体固定具:全体概要]
上記導体固定具10は、図2〜図5に示すように、レール90のレール底部92の底面側に取り付けられ、レール底部92をレール幅方向の両側から把持する把持部20と、当該把持部20の一端部22からレール底部92の上面側をレール腹部91側に延出された延出部24と、当該延出部24の先端部から屈曲して立ち上げられ、導体81,82を保持する保持部40とを備えている。把持部20と延出部24とは屈曲部27を介して連設されており、延出部24と保持部40とは屈曲部25を介して連設されている。この導体固定具10は、弾性を有する線材として、剛性の高い一本の金属ワイヤーにより全体が形成されている。
なお、レール90の長手方向は水平であるものとする。また、水平方向であってレールの長手方向に直交する方向をレール幅方向というものとする。
[導体固定具:把持部]
把持部20は、レール底部92をレール幅方向の両側から把持するためにその両端部21,22がレール底部92の断面形状にならって立ち上がった鈎状に形成されている。そして、その中央部に、レール底部92に装着したときに把持力を付与する伸縮部23を有している。
伸縮部23は、図5に示すように、レール幅方向に沿って蛇行した形状に形成されており、その長手方向に伸縮可能となっている。また、把持部20のレール幅方向における幅はレール90の全幅よりも幾分短く設定されている。
把持部20をレール底部92に装着する際には、一端部22の内側にレール底部92の一端部を挿入し、もう他端部21を工具で引っ張ることで伸縮部23を引き延ばし、他端部21をレール底部92のもう一方の端部に引っかける。これにより、伸縮部23の張力により、その両端部21,22がレール底部92を把持し、レール底部92の底面側に把持部20を固定することが可能となっている。
[導体固定具:延出部]
延出部24は、図2に示すように、把持部20の一端部22の上端からレール底部92の上面に略一致する傾斜角度でレール腹部91側に向かって真っ直ぐに延びている。把持部20と延出部24との境は、屈曲部27となっている。また、延出部24はその先端で上方に屈曲形成され、当該屈曲部25を介して保持部40に連接されている。
[導体固定具:保持部]
保持部40は、図4に示すように、レール幅方向から見た形状が上下に長い矩形の枠状に形成されている。また、保持部40は、図2に示すように、レール長手方向から見ると、その上端部がレール腹部91側に向かって倒れ込む方向に傾斜している。
さらに、保持部40は、矩形における一対の長辺に相当する部位の上端部と下端部とに円弧状の湾曲部411,411と湾曲部421,421とが形成されている。これら一対の湾曲部411,411及び421,421は、いずれも窪み側をレール腹部91側に向けて形成されており、下側の湾曲部421,421は上側の湾曲部411,411よりも窪みの深さが深くなるように形成されている。
そして、上側の一対の湾曲部411,411が一方の導体81を保持する為の上側凹部41を構成し、下側の一対の湾曲部421,421が他方の導体82を保持する為の下側凹部42を構成している。
また、各湾曲部411と湾曲部421との間はそれぞれ直線状の連結部43で連結されている。
ここで、以下の説明において、「レール底部92の上面とレール腹部91との開き角度θ」という場合には、図2、図3に示すように、レール底部92に対するレール腹部91の立設方向(=鉛直上下方向)と延出部24が位置する側のレール底部92の上面に沿った延長線との交差角度を示すものとする。
そして、図2に示した自然状態(レール90に装着していない状態)では、延出部24と保持部40とがなす屈曲部25の開き角度αは、前記レール底部92の上面とレール腹部91との開き角度θよりも大きく設定されている(α>θ)。
図3に示すように、導体固定具10をレール90に装着した状態では、保持部40の各連結部43,43がレール腹部91に当接する。これにより、保持部40はレール腹部91から離間する方向に押し戻され、延出部24は上方に押し上げられる。このため、延出部24の延出端部に位置する屈曲部25はレール腹部91及びレール底部92の上面に接触しない状態となる。
かかる装着状態では、図2及び図3を比較すると分かるように、延出部24と保持部40とがなす屈曲部25の開き角度αは、自然状態よりも縮められる(ここでは仮に、保持部40の連結部43の延長線と延出部24の延長線との交わる角度をαとした。)。
また、把持部20の端部22と延出部24とが為す屈曲部27の開き角度βは、自然状態よりも広げられた状態となる。
保持部40は、上記屈曲部25,27の開き角度α,βが元の角度に戻ろうとする弾性力を利用して各凹部41,42とレール腹部91との間で導体81,82を挟んで保持する構造となっている。
以下、開き角度αが元の角度に戻ろうとする弾性力を「保持部40の復帰力」といい、開き角度βが元の角度に戻ろうとする弾性力を「延出部24の復帰力」というものとする。
図3の状態において、上側凹部41はその内底部とレール腹部91との間に隙間d1が形成され、下側凹部42はその内底部とレール腹部91との間に隙間d2が形成される(d1<d2)。従って、上側凹部41には、外径がd1以上となる導体を保持することができ、下側凹部42には、外径がd2以上となる導体を保持することができる。従って、上側凹部41の方がより小径な導体の保持に適している。
図6は、導体固定具10が上側凹部41で外径がd1以上の導体81を保持し、下側凹部42で外径がd2以上の導体82を保持した状態を示している。
この場合、導体82は主に延出部24の復帰力により下側凹部42で保持される。そして、当該導体82により延出部24及び保持部40が上方に押し上げられるが、保持部40の復帰力により当該保持部40はレール腹部91側に押し戻されるので、上側凹部41において導体81が保持される。
従って、二本の導体81,82は、それぞれに保持圧が確保され、良好に保持される。
また、図7に示すように、上側凹部41において導体81より大きい導体81A(導体82と同程度)を保持する場合でも、導体82には延出部24の復帰力、導体81Aには保持部40の復帰力が作用し、図6の場合と同じように良好に保持することができる。
また、導体固定具10は、図8に示すように、上側凹部41のみに外径がd1以上の導体81を保持することも可能である。
この場合、導体81は延出部24の復帰力と保持部40の復帰力とにより上側凹部41において良好に保持される。
さらに、導体固定具10は、図9に示すように、下側凹部42のみに外径がd2以上の導体82を保持することも可能である。
この場合、導体82は主に延出部24の復帰力により下側凹部42において良好に保持される。
また、保持部40は、図4及び図5に示すように、矩形の枠状に形成されているので、矩形における一対の短辺に相当する棒状部44,45を有している。各棒状部44,45はレール長手方向に平行であり、それぞれが上側凹部41と下側凹部42の近傍に位置している。
従って、図10に示すように、上側凹部41、下側凹部42において、十分な保持圧が得られない外径がd1またはd2未満の導体81B,82Bを保持する場合でも、バインド線やインシュロック(ヘラマンタイトン社の登録商標)等の結束バンドBにより棒状部44,45に緊縛することで良好な保持を行うことが可能となっている。
なお、外径がd1以上の導体81を上側凹部41に、外径がd2以上の導体82を下側凹部42に保持する場合にも結束バンドBにより棒状部44,45に緊縛して、より強固に保持しても良いことは言うまでもない。
[実施形態の技術的効果]
この実施形態の導体固定具10は、保持部40に上側凹部41と下側凹部42の二つの凹部を設けたので、二本の導体81,82を上下に保持することが可能である。
これにより、各導体毎に導体固定具を用意する必要がなくなり、少ない作業時間で導体補強的固定作業を行うことが可能である。
また、導体固定具を取り付けるための適当な場所が少ない場合も、導体の補強的保持をより確実にできる。
また、導体固定具10の保持部40は、上側凹部41よりも下側凹部42が深くなるように形成しているので、少なくとも上側凹部41において保持することが可能な導体の外径の範囲を広く確保することができ、多様な導体の保持が可能となる。
また、自然状態では、保持部40はその全体がレール腹部91側に傾斜しており、延出部24と保持部40とがなす屈曲部25の開き角度αが、保持部40側のレール底部92の上面とレール腹部91との開き角度θよりも大きくなるように設定されている。さらに、保持部40は、導体固定具10をレール90に装着した状態で屈曲部25が、レール90から若干離れる形状、ずなわち、レール腹部91及びレール底部92の上面に接触しない形状となっている。
このため、導体固定具10は、保持部40の復帰力と延出部24の復帰力の両方を導体の保持圧として利用することができ、隙間d1,d2以下の外径となる導体81,82を上側凹部41と下側凹部42とに保持する場合に、それぞれの導体81,82に対して適度な保持圧を付与して良好な保持を行うことが可能となる。また、上側凹部41又は下側凹部42の一方のみで導体81又は82を保持する場合であっても、良好な保持を行うことが可能である。
また、導体固定具10は、剛性の高い一本の金属ワイヤーから全体が形成されているので、製造が容易である。
そして、金属ワイヤーを矩形の枠状に成形することにより保持部40を形成しているので、凹部41,42に近接して棒状部44,45を設けることができる。これにより、適正な範囲よりも小径の導体を棒状部44,45に緊縛することで上側凹部41及び下側凹部42に対して良好に保持することが可能となる。また、外径が適正な範囲の導体81,82については、緊縛することでより強固に保持することが可能となる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、図3に示すように、レール90に導体固定具10を装着した状態で保持部40の連結部43がレール腹部91に当接する導体固定具を示したがこれに限られない。
導体固定具10は、レール90に装着したとき、屈曲部25がレール90に接触せず、保持部40のいずれの部分がレール腹部91に接触する形状であっても良い。
例えば、図11に示すように、導体固定具10をレール90に装着した状態において、保持部40の上側凹部41の先端部がレール腹部91と接触する形状に、導体固定具10を形成しても良い。
この導体固定具10は、レール90に装着していない状態で、保持部40がその下端の屈曲部25において延出部24から立ち上がっており、図2に示したように、延出部24と保持部40とがなす屈曲部25の開き角度αがレール底部92の上面とレール腹部91との開き角度θよりも大きい。また、図2に示したように、使用状態を模して、導体固定具10にレール90の断面形状を重ねた場合、導体固定具10の保持部40はレール腹部91側に傾斜している。
このような図11の導体固定具10も、図3に示した前記実施形態の導体固定具10と同様の作用効果を奏する。
[その他]
上記導体固定具10では、保持部40に二つの凹部41,42を形成した場合を例示したが、保持部40により多くの凹部を上下に並べて形成しても良い。その場合には、より多くの導体を保持する可能となる。
また、上記のように、凹部を増設する場合には、上下に並んだ凹部が下側のものほど内底部が深くなるように形成することが望ましい。
また、導体固定具を一本の線材で形成した場合を例示したがこれに限られない。例えば、長尺な帯状の金属板をレール長手方向から見て図3の形状となるように屈曲形成しても良い。その場合、伸縮部はレール長手方向から見て微細に蛇行した波状となるように形成して伸縮可能とすることができる。
また、導体固定具の各部を個々の部材から形成して組み立てても良い。
例えば、把持部20はC型クランプのような部材で構成してもよい。
10 導体固定具
20 把持部
23 伸縮部
24 延出部
25,27 屈曲部
40 保持部
41 上側凹部(凹部)
42 下側凹部(凹部)
43 連結部
44,45 棒状部
81,82,81A,81B,82B 導体
90 鉄道レール
91 レール腹部
92 レール底部
B 結束バンド
d1,d2 隙間
α 延出部と保持部とがなす屈曲部の開き角度(延出部と保持部との開き角度)
θ レール底部の上面とレール腹部との開き角度
β 把持部の端部と延出部とが為す屈曲部の開き角度

Claims (6)

  1. 鉄道レールのレール底部の底面側に取り付けられ、前記レール底部を把持する把持部と、
    当該把持部から前記レール底部の上面側をレール腹部側に向かって延出された延出部と、
    前記延出部の先端部から屈曲して立ち上げられ、導体を保持する保持部とを備え、
    前記保持部に導体を保持する凹部を上下に並べて複数形成し
    前記複数の凹部を下側のものほど窪みが深くなるように形成したことを特徴とする鉄道レールの導体固定具。
  2. 前記保持部は、前記レール腹部側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1記載の鉄道レールの導体固定具。
  3. 前記延出部と前記保持部との開き角度を、前記レール底部の上面と前記レール腹部との開き角度よりも大きくしたことを特徴とする請求項2記載の鉄道レールの導体固定具。
  4. 前記導体固定具を、前記鉄道レールに装着したときに、前記延出部の延出端部が前記レール底部及び前記レール腹部に接触せず、前記保持部が前記レール腹部に接触するように形成したことを特徴とする請求項3記載の鉄道レールの導体固定具。
  5. 前記導体固定具の全体を弾性を有する線材から形成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鉄道レールの導体固定具。
  6. 前記保持部を、矩形の枠状に成形した前記線材から形成したことを特徴とする請求項5記載の鉄道レールの導体固定具。
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